JPS627454A - 電気集塵装置用放電極 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は電気集塵装置に使用される電気集塵装置用の放
電極に係り、更に詳しくは放電針を受電極に対して直角
になる如くパイプの側面に取り付けて構成した電気集塵
装置用の放電極に関するものである。

〈従来の技術〉 従来、電気集塵装置としては第２図に示す如き線状放電
極１と板状受電極（集塵極）２とより構成されたコット
レルタイプが外国で当初に開発され、かつこれ等の装置
に使用される放電極１及び受電極２は夫々第３図或いは
第４図に示す如き多種多様のものがその都度開発され使
用されて来ていた。又日本国内に於いては、第５図に示
す如き左右側縁に受電極２と平行な放電針３を突設した
板状の放電極１を使用し、かつ受電極２に衝撃を与える
ことが出来るハンマー機構を具備したナフコタイブの電
気集塵装置や、第６図に示す如き放電極１と受電極２と
を夫々丸パイプで構成したハーラータイプの電気集塵装
置等が開発されて使用されて来ていた。又第７図及び第
８図に示す如き、前述のハーラータイプのものを部分的
に改良したり、或いはコットレルタイプのものと組み合
わせてアレンジして構成した装置等も使用されて来てい
た。更に最近になって第９図に示す如き放電極１を鋸刃
で構成し、かつ受電極４を二重の金網で構成したものも
開発されている。

一方特公昭５９−１９７４３号公報、同５９−４８６７
０号公報。

同５９−５０３８３号公報に示す如き電極を移動する方
式のもの、再飛散防止装置を設けたもの等も開発されて
いる。

〈発明が解決しようとする問題点〉 然るに上述の如き電気集塵装置に使用された放電極に於
いては、放電極が単なる線材、板材またはパイプ材で構
成されたものや、或いはこれ等のものに放電針を突設し
たものより構成されていたが、前者は特に放電能力が低
く、非常に高い電圧を必要とし、かつ消費電力（Ｋ　ｗ
）が多くなる欠点があり、更に後者のものであっても放
電針が前述の図に示す如く、全て受電極と平行の方向に
突設されているので、同一の電流値を得る為には相当の
高電圧を必要とすると共にガス流に対してムラのない磁
場を提供することが困難である等の欠点があった。

本発明に係る放電極は従来のこれ等の欠点に鑑み開発さ
れた全く新規な技術であって、特に放電能力を高めるこ
とによって高電圧を必要とせず、ガス流に対してムラの
ない磁場を提供出来、しかも消費電力を少なくすること
が出来ると共に電子密度を高める放電極を提供しようと
するものである。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明に係る放電極８は例えば第１図に示す如く、並列
された多数の受電極４に対応して多数の角パイプを配列
すると共に、この角パイプの左右両側面の上下に亘って
一定の間隔を保って多数の放電針９をその取り付は方向
が受電極４に対して直角になる如く　（放電針９の先端
が受電極４を指すように）取り付けて構成されている。

く作用〉 本発明に係る放電極８は上述の如く、多数の放電針９を
受電極４に対して直角になる如く角パイプの両側面に多
数個を所定の間隔を保って突設したので、第１０図に示
す如く、放電極８から受電極４に対する放電を極めてス
ムーズにすると共にその能力を高め、また同時に電子密
度を高めることが出来、これによって低電圧で放電をす
ることが出来、又ガス流に対してムラのない磁場を提供
出来、しかも消費電力を少なくすることが出来る。

〈実施例〉 図により本発明に係る放電極及びこの放電極を使用した
電気集塵装置について説明すると第１図（Ａ）、　（Ｂ
）に於いて４は受電極であって、棒５の下端に衝撃伝達
錘６を設けて構成され、水平なフレーム７に吊り下げら
れている。８は角パイプよりなる放電極であって、その
両側面には多数の放電針９が受電極４に対して直角にな
る如く突設されている。１０はハンマー機構である。

第１０図は本発明に係る装置の放電状態を示す平面図で
ある。

次ぎに第１１図及び第１２図は本発明に係る装置の詳細
図であって、１１は本体ケーシング、１２は天井板、１
３はダスト取り出し用のホッパー、１４は受電枠、１５
　ハ放ｉｔ　枠、１６はハンマー、１７はハンマーハン
ドル、１８はシャフト、１９は放電極ボルト、２０は支
持碍子、２１はブロアー、２２はダンパー、２３はスタ
ック、２４はモーターである。

上記実施例に於いては受電極４を一本捧５によって構成
したが、この受電極４は第１３図乃至第１５図に示す如
く、逆Ｕ字状に構成された二又棒２５によって構成する
ことも可能である。

この二又捧２５を使用した場合は音叉の原理をより有効
に利用することが出来、受電極４に常時微振動を得るこ
とが出来る。又この二又棒２５の場合には棒の間に洗浄
又は加湿用の液体をスプレィすることも可能である。

〈発明の効果〉 本発明に係る放電極は上述の如き構造と作用とを有する
ので、放電極から受電極に対する放電を極めてスムーズ
にすることが出来ると共にその放電能力を著しく高める
ことが出来、これによって低電圧で放電することが可能
となり、消費電力を少なくすることが出来、更に電子密
度を高めることが出来、またガス流に対してムラのない
磁場を提供することが出来、集塵効率を著しく高めるこ
とが出来る等の特徴を有するもΦである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の簡略説明図、第２図乃至第９図
は従来例を示す説明図、第１０図は第１図の装置の放電
状態を示す説明図、第１１図及び第１２図は本願装置の
詳細図、第１３図乃至第１５図は本願装置の他の実施例
の説明図である。 １．８は放電極、２，４は受電極、３．９は放電針、５
，２５は棒、６は錘、７はフレーム、１０はハンマー機
構、１４は受電枠、１５は放電枠、１６はノ＼ンマー、
２１はブロアー、２３はスタックである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 並列された多数の受電極に対応して多数のパイプを並列
   すると共に該パイプの側面に多数の放電針を前記受電極
   に対して直角になる如く突設して構成したことを特徴と
   した電気集塵装置用放電極。