JP3011935U - 電気集塵装置 - Google Patents

電気集塵装置

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JP3011935U JP1994014870U JP1487094U JP3011935U JP 3011935 U JP3011935 U JP 3011935U JP 1994014870 U JP1994014870 U JP 1994014870U JP 1487094 U JP1487094 U JP 1487094U JP 3011935 U JP3011935 U JP 3011935U
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玉 崑 洪
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洪 玉崑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集塵効率を向上させ、比較的低い高電圧の使
用により耐久性・安全性を向上させ、かつ集塵電極部を
引き出して容易にクリーニングできる。 【構成】 イオン化電極部と集塵電極部と高圧電源部と
から構成され、そのイオン化電極部が導電性の良好な金
属プレートの全面に均等に分布かつ突起した多数個の金
属針から形成されて集塵効率を向上させ、その集塵電極
部が平坦な金属プレートからなるとともに、スライド溝
により容易に引き出してクリーニングできるのでメンテ
ナンスしやすいものとなり、かつ高圧電源部から従来よ
り低い約3000〜4000Vの高電圧が供給されて作
動するので、耐久性・安全性ともに向上したものとな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、室内用または車内用空気清浄器の電気集塵装置に関し、特に、イオ ン化電極部に多数の電極を均等配列して低い高電圧でも高い集塵効率を発揮する 電気集塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
科学技術の進歩、商工業の発達にともない、人類は高度な物質文明を享受でき るようになったが、同時に環境汚染の程度も深刻なものとなって、日々の生活の 至る所で自動車やオートバイの排気ガスが大量に排出され、工事現場からは土煙 が舞い上がり、各地に林立する工場からは排出される黒煙が天を衝き、空はいつ も薄ぼんやりとし、大気中にはさまざまな灰塵や微粒子が漂って、人体の健康を 損なっているのであって、空気清浄用の電気集塵装置が必要とされる背景となっ ていた。そこで、従来技術にかかわる電気集塵装置は、図6と図7とに示すよう に、収集電極11,11の間に加速電極12を配設すると共に、加速電極12の 先端(図の左端)にイオン化電極として空気中の微粒子に電荷を帯びさせる金属 針13を設けて、イオン化電極としての金属針13が先ず空気中の微粒子に電荷 を帯びさせた後、収集電極11および加速電極12で挟まれる空間において集塵 を行っていた。この様に、ごく簡単な構造で製造も容易であったが、その金属針 状のイオン化電極が小さすぎてイオン化効果が十分でなかったので、集塵効率が 低く、しかも一般に7000ボルトという高電圧を使用していたので、高電圧に よって絶縁構造部分が破壊されやすく、また、高電圧により長いアークが発生す るために人体に危険を及ぼしやすいものとなっていた。
【0003】 また、従来技術のイオンビーム式電気集塵装置は、図8に示すように、イオン 化電極としてのイオン化電極線21と、イオンビーム発生電極板としての収集電 極22と、対応電極板としての加速電極23とを備えて、イオン化電極線21と 収集電極22との間にイオンビームを発生させることで、空気中の微粒子に電荷 を帯びさせ、収集電極22及び加速電極23の間で集塵を行うものであった。こ のようなイオンビーム式電気集塵装置は、そのイオン化電線21から効率よくイ オンビームを発生することができたが、しかしイオン化電線21が十分に細くな ければならず、かつ高電圧でイオンを発生させる際に張力がかかることから、非 常に断線しやすいものであった。その上、役9000ボルトという高電圧を使用 する必要があったので、絶縁構造の各部分が破壊されやすく、長いアークによっ て人体に危険を及ぼす可能性も大きかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする問題点は、集塵効率が低かったこと、高電圧による 絶縁構造の破損ならびに長いアークでの危険性が高かったこと、クリーニングが 容易でなかったことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
少なくとも1枚の第1の金属プレートよりなるイオン化電極部と、前記した 第1の金属プレートに対して平行かつ互い違いとなるように配列された少なくと も1枚の第2の金属プレートよりなる集塵電極部と、空気中の微粒子を電離する に足りるだけの適当な高電圧を前記イオン化電極部及び集塵電極部間に供給する 高圧電源部とを具備する電気集塵装置において、前記イオン化電極部の第1の金 属プレートが、前記集塵電極部の第2の金属プレートに向かって突出するととも に当該第1の金属プレートに対して所定角度を有する複数個の金属針を設ける。
【0006】
【作用】
本考案は、イオン化電極部と集塵電極部と高圧電源部とから構成される電気集 塵装置において、そのイオン化電極部が導電性の良好な金属プレートの全面に均 等に分布かつ突起した多数個の金属針から形成されて集塵効率を向上させ、その 集塵電極部が平坦な金属プレートからなるとともに、スライド溝により容易に引 き出してクリーニングできるのでメンテナンスしやすいものとなり、かつ高圧電 源部から従来より低い約3000〜4000Vの高電圧が供給されて作動するの で、耐久性・安全性ともに向上したものとなる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案にかかわる好適な実施例を図面に基づいて説明する。 第1実施例 図1において、本考案にかかわる第1実施例は、イオン化電極部1(1枚の第 1の金属プレート)と、集塵電極部2(1枚の第2の金属プレート)と、高圧電 源部(図示せず)とから構成される。
【0008】 イオン化電極部1は、多数個の金属針(イオン化電極)3を形成しているが、 電導性が良好な1枚の第1の金属プレートを加工、例えば打ち抜き加工して、第 1の金属プレートの全面にわたって例えばマトリックス方式で均等に多数個の金 属針3を突起させている。第1の金属プレートの厚さは一般に0.15mm〜0.6mm の 範囲であることが、例えば打ち抜き加工した金属針3が良好な放電効果を発揮す るために好都合である。具体的に言えば、厚さ0.2mm のSUS304規格(中華 民国・台湾の規格)の亜鉛めっき鉄板を良好な第1の金属プレートとして採用で きる。そして、イオン化電極部1としての第1の金属プレート平面に対して所定 角度θを持たせて同一方向へ突出させる時に、最もイオン化効率に優れている。 この所定角度θは0度以上90度以内あるいは90度以上180度以内のいずれ であっても良いが、経験的にはθ=55度または125度が好ましい。このよう な構成によって、空気中の微粒子(図示せず)がイオン化電極部1および集塵電 極部2間の空間に流入するや否や、すぐに電荷を帯びてイオン化されると同時に 、第1の金属プレートの全面にわたって均一に多数個の金属針3を突起させてい るので、微粒子のほぼ全数をイオン化することができるようになる。なお、集塵 電極部2について具体的には厚さ0.5mm のSUS304規格(中華民国・台湾の 規格)の亜鉛めっき鉄板を良好な第2の金属プレートとして採用できる。
【0009】 また、イオン化電極部1と平行に一定間隔をあけて、イオン化電極部1(すな わち−3000V)とは正反対の極性(つまり+4000V)を集塵電極部2に 通電させることで、イオン化電極部1でイオン化され電荷を帯びた微粒子がいず れも集塵電極部2上に吸着されることになる。そして、吸着堆積された微粒子厚 さが一定以上になると、集塵効率が低下してくるので、集塵電極部2上に堆積し た微粒子を除去するために、電気集塵装置に簡単なスライド溝(図示せず)を設 けておくと、この集塵電極部2を簡単に外部へ引き出してクリーニングすること が可能となる。
【0010】 また、本考案にかかわる電気集塵装置は、適当な高電圧をイオン化電極部1お よび集塵電極部2に印加するだけで、イオン化電極部1の多数個が均一に配置さ れた金属針3で十分にイオン化される稠密なイオン化区域を形成することができ る。そして、集塵電極部2との間に全体的かつ均等に分布する電界を形成するこ とから、この電界に流入した微粒子は残らず電荷を帯びることになり、いずれも 集塵電極部2上に吸着される。その結果、集塵効率が大幅に向上すると共に、本 考案にかかわる電気集塵装置が、約3000〜4000Vという従来技術と比較 して低い高電圧を使用するので、安全性、耐久性のいずれにおいても従来技術よ り優れたものとなる。
【0011】 第2実施例 図2と図3とにおいて、本考案にかかわる第2実施例は、イオン化電極部1( 2枚の第1の金属プレート)と、集塵電極部2(1枚の第2の金属プレート)と 、高圧電源部(図示せず)とから構成される。 第1実施例と異なる点は、イオン化電極部1が2枚の第1の金属プレートから なることで、図上下のイオン化電極部1,1が互いに金属針3の針先を向き合わ せるように配列することにより、集塵効率を向上させている。また、イオン化電 極部1に約+2000Vのプラス極の高電圧を、集塵電極部2には約−3000 Vのマイナス極の高電圧を供給している。
【0012】 第3実施例 図4において、本考案にかかわる第3実施例は、その基本的な構成および作用 は、図1の第1実施例や図2および図3の第2実施例と同一であるが、異なる点 は、3枚の第1の金属プレートよりなるイオン化電極部1,1,1と、2枚の第 2の金属プレートよりなる集塵電極部2,2とから構成されると共に、図の中心 に設けたイオン化電極部1について、電導性が良好な金属プレートを各金属針3 が加工、例えば打ち抜き加工により上下の2方向へ突出し、規則的かつ全体的に 適当な間隔で配列されており、他のイオン化電極部1と同様に第1の金属プレー ト平面に対して所定角度θを持たせて同一方向へ突出させている。このような組 み合わせ方により、この考案にかかわる電気集塵装置を容易に拡張可能なものと することができる。
【0013】 第4実施例 図5において、本考案の第4実施例は、それぞれ表面積が100cm2 のベリリ ウム銅(ベリリウム青銅ともいう)を2枚のイオン化電極部(図示せず。図2及 び図3のイオン化電極部1,1を参照)とし、その厚さを0.18mmとし、電極部に 多数個の突出させた金属針(図示せず。図2及び図3の金属針3を参照)をマト リックス方式により縦5列、横4行の合計4×5=20個設けて、これら多数( 20個)の突起した金属針が金属プレートとの角度θ=45°とするものであり 、アルミニウム材料の集塵電極部2である厚さ0.5mm かつ面積100cm2 とで構 成する電気集塵装置の構成は図2および図3と同様であるが、付設したファン( 図示せず)により気流を導入すると同時に、タバコの煙を付加して、ファンの風 量、タバコの煙量、温度、湿度、印加電圧を一定値に保持して連続100分間運 転させた後に集塵電極部2上に吸着された微粒子の分布状態を観察すると図5の ようになった。この図5から分かるように、微粒子の吸着密度はaおよびbの2 区域に分けられるものであり、吸着密度の非常に高いb区域が金属針の分布する プレート全体にわたって均等に分布していることから、本考案にかかわる電気集 塵装置が均等な電界を形成して効率的な集塵効果を発揮することがわかる。
【0014】
【考案の効果】
上記したように、本考案にかかわる電気集塵装置は、金属プレートの全面に均 等に分布かつ突起した多数個の金属針でイオン化電極部を形成するので、集塵電 極部との間に均等な電界を形成して効率的な集塵効果を発揮する。また、高圧電 源部から従来より低い約3000〜4000Vの高電圧が供給され作動するので 、耐久性・安全性ともに向上したものとなる。さらに、平坦な金属プレートから なる集塵電極部にスライド溝を付設することで容易に引き出してクリーニングで きる。従って、産業上の利用価値が高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかわる第1実施例を示す側面図であ
る。
【図2】本考案にかかわる第2実施例を示す側面図であ
る。
【図3】同じく第2実施例を示す斜視図である。
【図4】本考案にかかわる第3実施例を示す側面図であ
る。
【図5】本考案にかかわる第4実施例を示す側面図であ
る。
【図6】従来技術を示す側面図である。
【図7】同じく従来技術を示す斜視図である。
【図8】他の従来技術を示す側面図である。
【符号の説明】
1 イオン化電極部 2 集塵電極部 3 金属針 11 収集電極 12 加速電極 13 金属針 21 イオン化電極線 22 収集電極 23 加速電極

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1枚の第1の金属プレートよ
    りなるイオン化電極部と、 前記した第1の金属プレートに対して平行かつ互い違い
    となるように配列された少なくとも1枚の第2の金属プ
    レートよりなる集塵電極部と、 空気中の微粒子を電離するに足りるだけの適当な高電圧
    を前記イオン化電極部および集塵電極部間に供給する高
    圧電源部と、 を具備する電気集塵装置において、 前記イオン化電極部の第1の金属プレートが、前記集塵
    電極部の第2の金属プレートに向かって突出するととも
    に当該第1の金属プレートに対して所定角度を有する複
    数個の金属針を設けたことを特徴とする電気集塵装置。
  2. 【請求項2】 上記した金属針が、等間隔に配列される
    とともに、その形状および高さがいずれも同一である請
    求項1記載の電気集塵装置。
  3. 【請求項3】 上記した金属針が、その配列形式を複数
    列の互いに平行な金属針の列とし、奇数列および偶数列
    の金属針が針先を向き合わせるように配列されたもので
    ある請求項1または2記載の電気集塵装置。
  4. 【請求項4】 上記したイオン化電極部が、その第1の
    金属プレートおよび金属針を一体成形するとともに、第
    1の金属プレートを打ち抜き加工することによって製作
    されるものである請求項1乃至3のうちいずれか1項に
    記載の電気集塵装置。
  5. 【請求項5】 上記した集塵電極部が、スライド溝を付
    設して装置内部から引き出して清掃が可能なものである
    請求項1記載の電気集塵装置。
JP1994014870U 1994-12-01 1994-12-01 電気集塵装置 Expired - Lifetime JP3011935U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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