JPS6274461A

JPS6274461A - 下向、上向、ガス流湿式電気集塵装置

Info

Publication number: JPS6274461A
Application number: JP21264185A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Yasutomi; 安富　正
Original assignee: NIPPON DENSETSU KK
Current assignee: NIPPON DENSETSU KK
Priority date: 1985-09-27
Filing date: 1985-09-27
Publication date: 1987-04-06
Also published as: JPH0261303B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は湿式電気集塵装置（以下ミス）ＥＰと略す）、
特にガスの流通を第１集塵室で下向、第２集塵室で上向
とした下向、上向、ガス流ミストＥＰに関するものであ
る。

（従来の技術）ミストＥＰは本来ミストを捕集するＥＰであるが、近年
産業公害防止用にダストを含む排煙、排ガスの処理に使
用されるようになってきた。

このような従来のミス）ＥＰのガス流の方式は垂直上向
ガス流が多い。これは重力による気液分離の原理に従っ
てミストの逸流を防止するためであった。また近年大型
のものは水平ガス流式も採用されている。

ストを含有するガスが多い。これに関して水平ガス流式
或いは上向垂直ガス流式ではダストの含有量の１００倍
のミストを含有していればダストは、集塵極（以下極板
と略す）で捕集されたミストにより極板を自然に流下し
、長い時間荷電運転できるが、含塵ダストの量がｏ、ａ
ｐ／、ａ以上になるとミ・ストの鼠はｏ、ａｘ１ｏｏ＝
ａｏ９．／□３以上となり、１日数回水洗し、極板に堆
積したダストを洗い流す必要がある。更にダストの含有
量が増加し、１９／９８となるとダストを流い洗すのに
１００　ｇ／１．Ｌ８必要となるが、このような大量の
ミスト量ではガス中に同伴し得なくなる。特に垂直上向
ガス流方式では８０　’；’／、８のミスト量が限度で
この場合でも上記の如く１日に数回水洗することになり
、その間ガスの導入を止めるか、またはミス）ＥＰで処
理することなく放出することになる。これに関してダス
トを除去するのに主として水で洗い流す方法が行われ、
種々の方式が検討され、水幕式或いはスプレーノズル水
滴同搬方式等が開発されたが、この両方式共に多量の水
皿を必要とし、且つ飛沫の飛散により、スパーク多発し
て電圧を高く上げ得ない。また循環水を再利用するとス
パークの発生が特に激しく、また配管ノズル等が詰った
りして保守が容易でないという問題点があった。

また従来の垂直上向ガス流式ミス）ＥＰにては（ダスト
、ミストの含有量によって異なるが）大体ダストの付着
堆積は極板の下辺から１／８〜８１５程度までで、それ
より上部にはダストの付着は少い。これはダスト、ミス
トの大きい粒子は、先に集塵され小さくなる程遅くなる
ことを示している。

従って上向ガス流ではダストを洗い流す大粒径ミストは
下部で捕集されて上部まで行かず、また下部ではまだミ
ストの量が少ないのでダストを洗い流すには足りないこ
とを示している。極板にダストが多く堆積すると放電極
との間隙が狭くなりスパークの続発の原因となる。また
極板上に堆積したダストを水洗して洗い流す場合には、
荷電を止めなければならないのでガスが停止している場
合以外は水洗を行なうことができないか、或いはガスを
処理せず素通りさせることになるという問題点があった
。

（問題点を解決するための手段）本発明者は上記問題点を解決すべく種々研究の結果、ミ
ス）ＫＰの集塵室を中間隔壁により区画された２室とし
、両集塵室の下部を連通させ、処理ガスを第１集塵室に
上方から下向ガス流とじて流し、第２集塵室に下方から
上向ガス流として流しながら荷電処理することにより、（イ）　ミストＥＰにてダストの債が少なくミストの量
が比較的に多い場合は水洗しなくても暫く連続運転が可
能であり、その連続運転可能の時間或いは日数を多くす
ることまたは水洗しなくても半永久的に連続運転が可能
になること、（ロ）　第１集塵室の水洗中でも第２集塵
室に荷電して全体として余り集塵率を落さずに且つ簡単
で迅速にダストを良く洗い流すことができること、（ハ
）処理ガス中に多量のダストが含有されている場合、通
煙中にダストを不都合なく水洗し、この場合操作、保守
が簡単で且つ建設費が安くなること、（−１−）　　ガス中に多量のダストが含有される場合
、ガス入口煙道近くにてスプレーノズルを設ケ、ミスト
および水滴を同拌させて極板上に堆積するダストを自然
流下させることを可能にすることを確かめ本発明を達成
するに至った。

すなわぢ本発明の下向、上向、ガス流ミス）ＥＰは、中
央隔壁により区画された第１集塵室と第２集塵室を備え
、これ等の両集塵室の下部は共通室として連通しており
、第１集塵室の上部に処理ガス導入口を備え、導入され
たガスが第１集塵室を下方向に流れ、共通室を経て第２
集塵室を上方向に流れこの間荷電処理されて排出する、
処理済みガスの排出口を第２集塵室の上部に備えたこと
を特徴とする。

本発明のミス）ＥＰにおいては、第１集塵室と第２集塵
室にその上方部または上方部と下方部にスプレ一式水洗
装置の如き水洗装置を設け、集塵室、特に集塵室壁およ
び電極に付着したダストを水洗し得るようにするのが好
ましい。

（作　用）本発明のミス）ＥＰにおいては、第１集塵室で処理ガス
を上部より下向ガス流として流し、共通室を介し第２集
塵室で上向に流し、荷電処理を行うので、集塵室の整備
が良く行なわれている場合には下向ガス流に１００９／
ｍ８以上のミスト、水滴でも同拌させることができ、全
ミスト、水滴の９０、％程度が極板の上辺まで到達し得
、従ってダスト量が２９／Ｉ、１８以上でも効率よく集
塵することが可能である。即ち第１集塵室においては、
ダストを含んだ大きいミスト粒子は極板の上部で集塵さ
れ極板に到達すると同時に流れ始め、ガス流の進行に伴
い集塵されるミストおよびダストも上方からの集塵され
たダストを含むミストと共に洗い流され、第１集塵室の
下辺まででダスト並びにミストは殆んど集塵され、更に
第２集塵室により上向ガス流で処理され極板の下方部に
主として付着した少量のダストはミストにより洗い流さ
れる。このようにしてダストの堆積によりスパークの発
生するまでの運転時間は著しく長くなる。また入口ガス
中のダストに比してミスト量の少ない場合は、第１集塵
室に流入する前の入口側煙道にて例えばスプレーノズル
より水を噴霧するようにしてガス中の同拌水滴の量を増
加させれば良い。

また集塵室内を水洗する場合には、従来の上向ガス流の
際はミストＥＰの運転を停止し、ガスの処理を中止する
か、ガスを通したまま水洗するか・或いはバイパス煙道
を作って未処理ガスを放出しなければならないが、本発
明の装置では第１集塵室の荷電を停止し、ガスを通した
まま水洗すればよく、この間集塵は第２室で行なう。こ
の場合第１集塵室は単なる沈座室として或いはスクラバ
ーとしての機能を有し、水洗中の水滴を第２集塵室に到
達する以前に気水分離して落下せしめるので半分の荷電
時間の場合よりも良い集塵率で処理することができる。

尚この水洗を行なうに要する時間は第１集塵室では約１
２分のように短時間で、第２集塵室の水洗は第１集塵室
の約’Ａｏ回程度でよいので、例えば第１集塵室を１日
に１回行なえば第２集塵室は１０日に１回行なえば充分
であるのでこれ等の水洗による不都合は殆んど生じない
と考えて良い。

（実施例）第１〜３図に本発明の実施例のミス）ＥＰを示す。第１
図は中央隔壁に直角方向の縦断面図、第２図は中央隔壁
に沿った断面図、第３図は平面図である。

・　第１図に示すように、図示するミス）ＥＰは中央隔
壁８により区画された第１集塵室１および第２集塵室２
を備え、各集塵室には従来のミストＥＰに用いられてい
るような集塵極４およびグリッド吊バイブ１５、上部グ
リッド９および下部グリッド１０により集塵室壁、集塵
極間に懸吊保持された放電極５が配置されている。上記
第１集塵室１と第２集塵室２は図示する如く、下部の共
通室８により連通しており、処理ガスは入口煙道１２を
通りガス導入口６より第１集塵室１の上部に入り下方向
に流れ電極位置を通過する間ミストおよびダストは捕集
され電極に沿って流下し、下部のドレーン溜１１にたま
る。

一方第１集塵室１で処理されたガスは下部の共通室８を
経て第２集塵室２に入り上方向に電極位置を通過しこの
間残留するミストおよびダストが捕集され浄化されてガ
ス排出ロアより第２集塵室を出て煙突１８より排出ガス
として放出される。

集塵室の極板或いは放を極と集塵室壁等にダストが付着
し、集塵率が低下した場合（通常電圧を所・定値まであ
げられなくなることにより検知される）には上部水洗ノ
ズル１６、下部水洗ノズル１７を用い荷電を停止して水
洗する。尚処理ガス中のミス）ｆｆｌが少い場合には入
口煙道に取付けた煙道スプレーノズル１８により処理ガ
スに水を噴霧し、水分を供給することにより集塵率を向
上させることができる。尚図面において１４は碍子室、
１９は整流器、２ｏは特別高電圧の導入管である。図示
するミス）ＥＰの操作は従来のミス）ＥＰの操作と同様
にして行なうことができる。

（発明の効果）以上説明してきたように、本発明の下向、上向、ガス流
湿式電気集塵装置は中央隔壁により区画された第１集塵
室と第２集塵室を下部で連通させ処理ガスを第１集塵室
に下向流とし、第２集塵室に上向流として連続通過させ
、この間集塵極と放電極とにより荷電処理する構成とし
たことにより、（イ）　従来の上向きガス流のミス）Ｅ
Ｐにおいては処理ガスの含有ダスト量がｏ　、　ｓ　９
／、８以上になっては連続運転は不可能であったのに対
し、含有ミス）Ｍが２９／Ｊ以上の場合でも連続運転が
可能になり、（ロ）従来のミス）ＥＰの如く、内部の洗
浄に際して運転を完全に中止する必要なく、第１集塵室
または第２集塵塞の一方の荷電を中止し、しかも短時間
で洗浄することが可能となったため、綜合的に最も効率
よく運転することができ、（ハ）第１集塵室と第２集塵
室の全体を一つにまとめ設置空間は単なる上向流に比し
て同一であり、建設費、電力は殆んど同一で水洗、調湿
水は共に使用少く保守運転も簡単で、継続運転時間は著
しく延長でき、に）　ダストの含有量の多少に拘らずガス処理に対応で
き、排煙、排ガス、産業廃棄物焼却炉排ガス或いは有価
物質の回収または有毒物質の除去に用いることができるという利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例のミス）ＥＰの中央隔壁に直角方
向の縦断面図、第２図は第１図のミス）ＥＰの中央隔壁に沿った縦断面
図、第３図は第１図のミス）ＥＰの平面図である。１・・・第１集塵室　　　２・・・第２集塵室３・・・
中央隔壁　　　　４・・・集塵極（または極板）５・・
・放電極　　　　　６・・・ガス導入ロア・・・ガス排
出口　　　８・・・共通室９・・・上部グリッド　　１
０・・・下部グリッド１１・・・ドレーン溜り　　１２
・・・入口煙道１３・・・煙突　　　　　１４・・・碍
子室１５・・・グリッド吊パイプ１６・・・上部水洗ノズル１７・・・下部水洗ノズル１
８・・・煙道スプレィノズル

Claims

【特許請求の範囲】１、中央隔壁により区画された第１集塵室と第２集塵室
を備え、これ等の両集塵室の下部は共通室として連通し
ており、第１集塵室の上部に処理ガス導入口を備え、導
入されたガスが第１集塵室を下向に流れ、共通室を経て
第２集塵室を上向に流れこの間荷電処理されて排出する
処理済みガスの排出口を第２集塵室の上部に備えたこと
を特徴とする下向、上向、ガス流湿式電気集塵装置。２、第１集塵室と第２集塵室の上方部または上方部と下
方部にダスト洗浄用の水洗装置を備えた特許請求の範囲
第１項記載の下向、上向、ガス流湿式電気集塵装置。