JPS627444Y2 - - Google Patents

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JPS627444Y2
JPS627444Y2 JP7616484U JP7616484U JPS627444Y2 JP S627444 Y2 JPS627444 Y2 JP S627444Y2 JP 7616484 U JP7616484 U JP 7616484U JP 7616484 U JP7616484 U JP 7616484U JP S627444 Y2 JPS627444 Y2 JP S627444Y2
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logs
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【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案はベニヤレースへの原木搬送装置、
詳しくは第1のベニヤレースにより略真円状に
荒剥された原木を原板切削用の第2のベニヤレ
ースへ供給するベニヤレースへの原木搬送装置
に関する。
(b) 従来技術 原木の外周側には砂、石若しくは原木を移送
する際に巻付けられるワイヤーを固定するため
の金具等の各種異物が潜在している。このよう
な原木をベニヤレースにより切削した場合、そ
の切削用ナイフは上記異物により刃先が欠損さ
れていた。このため刃先が欠損した切削ナイフ
により原木を切削すると、削成されるベニヤ単
板面には該欠損部に応じた筋状の傷が形成され
るため、ベニヤ単板の品質を悪くしていた。こ
のため、略真円状に荒剥された原木から例えば
ベニヤ合板における表板等の薄手状で傷のない
高品質の原板を切削するに際しては、荒剥に伴
つて刃先が欠損した切削用ナイフを新たな切削
用ナイフに交換するか或いはこの欠損部を包含
する切削用ナイフ全体を研磨した後に原木を切
削しなければならなかつた。然し乍、この方法
は切削用ナイフの交換作業に多くの時間を必要
とし、原木の切削効率を悪くしていた。このた
め、第1のベニヤレースにより略真円状に荒剥
された原木を高品質で切削し得る原板用の第2
のベニヤレースへ供給し、この第2のベニヤレ
ースにり原木を切削する方法が一般に知られて
いる。そしてこの方法を実施する際に第1のベ
ニヤレースから第2のベニヤレースへ原木を搬
送する装置として第10図Aに示すように軸方
向断面が原木W′の外周形状に応じた鼓形状で
金属製からなる多数の支持ローラ80を回転駆
動可能に支持してなる原木搬送装置81、同図
Bに示すように前記と同様な鼓形状からなり、
外周に多数のローレツト状の突起82aが軸線
方向へ形成された金属製の支持ローラ82を回
転駆動可能に支持してなる原木搬送装置83、
或いは同図Cに示すようにフレーム86上に搬
送駆動可能な複数条のチエーン84が支持され
た原木搬送装置85等が一般に知られている。
(c) 考案が解決しようとする問題点 然し乍、上記した第1の搬送装置は荒剥され
た原木との接触面積が少ないため、ローラに原
木荷重が集中作用することにより原木外周面側
が圧縮変形し、これにより傷が形成される問題
を有していた。そして圧縮変形された原木から
はその切削初期時に高品質なベニヤ単板を削成
することが出来ず、原木歩留りを悪くしてい
た。また、ローラと原木との摩擦係数が低いた
め、原木搬送装置の間欠駆動に伴つて原木を確
実に搬送及び停止させることが困難であつた。
即ち、このローラを間欠的に高速回転駆動した
場合、ローラと原木との摩擦係数が低いため、
搬送開始時にあつては原木に対しローラが空転
すると共に搬送停止時にあつては作用する慣性
力に抗して原木を停止させることが困難であ
り、ローラに対する原木の滑動によりこの原木
に傷が付き易かつた。また、上記した第2及び
第3の原木搬送装置は荒剥された原木を高速搬
送し得るが、原木外周面には突起或いはチエー
ンにより多数の傷が形成されるため、切削初期
においては高品質のベニヤ単板が得られず、原
木歩留りが悪かつた。
(d) 問題点を解決するための手段 この考案の目的は上記した従来の欠点に鑑
み、簡易な構成により第1のベニヤレースによ
り略真円状に荒剥された原木を第2のベニヤレ
ースへ高速搬送し得ると共に搬送途中における
原木への傷付きを有効に防止し、高品質なベニ
ヤ単板を得ることが出来、原木歩留りを向上し
得るベニヤレースへの原木搬送装置を提供する
ことにある。
このため本考案は、第1のベニヤレースによ
り略真円状に荒剥された原木を第2のベニヤレ
ースへ供給する原木搬送装置において、 該原木搬送装置には高い摩擦係数でかつ弾性
的に支持する弾性体を設け、原木をその芯と直
交する方向へ搬送することことによりベニヤレ
ースへの原木搬送装置を構成している。
(e) 考案の作用 本考案によれば、略真円状に荒剥された原木
を弾性体により支持しながら第1のベニヤレー
スから第2のベニヤレースへ搬送している。そ
して上記原木の搬送時において原木は弾性体に
より弾性的に支持されるため、原木外周側に対
する傷付きを有効に防止することが出来る。ま
た、弾性体は原木に対し高い摩擦係数を有して
いるため、原木搬送装置の間欠駆動時に原木を
確実に搬送及び停止させることが出来る。
(f) 考案の効果 本考案は、上記した作用により簡易な構成で
第1のベニヤレースにより略真円状に荒剥され
た原木を第2のベニヤレースへ高速搬送し得る
と共に搬送途中における原木への傷付きを有効
に防止し、高品質なベニヤ単板を得ることが出
来、原木歩留りを向上し得るベニヤレースへの
原木搬送装置である。
(g) 実施例 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明
する。
ベニヤレースに対する原木搬送装置の配置状
態を示す第1図及び原木搬送装置の構造を示す
第2図において、第1のベニヤレース1及び第
2のベニヤレース2は所定の間隔をおいて並設
されている。前記第1のベニヤレース1は玉切
りされた原木Wを略真円に至るまで荒剥し、例
えばベニヤ合板の中板用ベニヤ単板(図示せ
ず)を削成するものである。また、第2のベニ
ヤレース2は荒剥された真円状原木W′を切削
し、例えばベニヤ合板の表板用ベニヤ単板及び
裏板用ベニヤ単板等の原板を削成するものであ
る。尚図中1a,2aは切削用ナイフ、1b,
2bは刃物台である。そして前記第1のベニヤ
レース1及び第2のベニヤレース2との間には
原木搬送装置3が配置されている。この原木搬
送装置3は前記真円状原木W′の搬送方向と直
交する方向に軸線を有する多数の軸4と、該軸
4に取付けられる支持ロール5と、該支持ロー
ル5の外周に被覆形成される弾性体6とから構
成されている。前記各軸4には駆動チエーンを
介して電動モータ(何れも図示せず)が駆動連
結され、各軸4はこの電動モータの回転駆動に
伴つて真円状原木W′を図中実線矢印方向へ間
欠的に搬送する。また、前記支持ローラ5は軸
線方向の中央部が凹状に湾曲形成され、搬送さ
れる真円状原木W′の重心を軸線中央部に位置
させる。前記弾性体6は搬送される真円状原木
W′と高い摩擦係数を有し、真円状原木W′の荷
重により弾性変形可能なゴム、タイヤ、或いは
合成樹脂(ウレタン樹脂)等により形成されて
いる。
次に本実施例の作用を説明する。
玉切りされた原木Wは第1のベニヤレース1に
より略真円状に荒剥される。そして荒剥された真
円状原木W′はその芯方向と前記軸4の軸線とが
直交する状態で原木搬送装置3上に載置される。
その際、真円状原木W′は支持ローラ5の軸線中
央部が湾曲状に形成されているため、その重心が
軸4の軸線中央部に位置するように載置される。
また、弾性体6は真円状原木W′の荷重により弾
性変形し、真円状原木W′の荷重を受承してい
る。このため、弾性体6は真円状原木W′を広い
受承面積でかつ弾性的に支持し、真円状原木
W′の外周側が過度に圧縮変形することによる傷
付きを防止している。そして原木搬送装置3上に
載置された真円状原木W′は原木搬送装置3の間
欠駆動に従つて第2のベニヤレース2側へ搬送さ
れる。その際、弾性体6は真円状原木W′との摩
擦係数が高いため原木搬送装置3の搬送駆動に伴
つて真円状原木W′を確実に支持していると共に
原木搬送装置3の駆動停止時には搬送時に作用す
る慣性力に抗した大きい摩擦力で真円状原木
W′を確実に停止させることが出来る。これによ
り第2のベニヤレース2に対し原木搬送装置3上
に載置された真円状原木W′を高い位置精度でか
つ高速搬送することが出来る。
上記動作後、第2のベニヤレース2へ供給され
た真円状原木W′は第2のベニヤレース2の駆動
に従つて薄手状で連続する原板に削成される。
従つて本実施例は真円状原木W′を第1のベニ
ヤレース1から第2のベニヤレース2へ搬送する
際、真円状原木W′が弾性体6により弾性的に支
持されるため、真円状原木W′の傷付きを有効に
防止している。また、真円状原木W′は高い摩擦
係数で支持されるため、原木搬送装置3の間欠的
な駆動に従つて真円状原木W′を高速度でかつ確
実に搬送及び停止させることが出来る。これによ
り原木歩留りを向上し得ると共に荒剥された真円
状原木W′を第2のベニヤレース2へ高速度で搬
送することが可能である。
尚、本考案は以下に示す構成であつてもその技
術的範囲に包含されるものである。
(1) 第3図に示すように原木搬送装置10を荒剥
された原木W′の搬送方向と直交する方向へ軸
線を有し、回転可能に支持される多数の支持軸
11と、各支持軸11に対しその軸線方向へ分
割状に取付けられ、軸線中央に至るに従つて順
次小径状になる複数の支持ロール12と、各支
持ロール12に取付けられ、原木W′を高い摩
擦係数で弾性的に支持するゴムタイヤ等の弾性
体13とにより構成し、原木W′の支持面を湾
曲状に形成する。
(2) 第4図に示すように原木搬送装置20を上記
と同様に支持される多数の支持軸21と、各支
持軸21に対しその軸線方向へ分割状に取付け
られると共に等しい外径からなる複数の支持ロ
ール22と、各支持ロール22に取付けられ、
等しい外径からなると共に原木W′を高い摩擦
係数で弾性的に支持する弾性体23とにより構
成し、原木W′の支持面を平面状に形成する。
(3) 第5図に示すように原木搬送装置30を上記
と同様に支持される多数の支持軸31と、各支
持軸31に対しその軸線方向へ分割状に取付け
られると共に軸端側が大径で軸中央側が小径の
複数の支持ロール32と、各支持ロール32に
取付けられると共に軸線中央に至るに従つて小
径状で、原木W′を高い摩擦係数で弾性的に支
持する弾性体33とにより構成し、原木W′の
支持面を湾曲状に形成する。
(4) 第6図に示すように原木搬送装置40を上記
と同様に支持される多数の支持軸41と、各支
持軸41に対しその軸線方向へ分割状に取付け
られると共に軸端側が大径で軸中央側が小径の
複数の支持ロール42と、各支持ロール42に
取付けられると共に軸線中央に至るに従つて小
径状で、原木W′を高い摩擦係数で弾性的に支
持する弾性体43と、搬送される原木W′の外
周側を支持するため傾斜状に配置され、外周側
に弾性体が被覆形成された案内ロール44とに
より構成し、原木W′の支持面を湾曲状に形成
すると共に原木W′を第2のベニヤレースへ確
実に搬送案内する。
(5) 第7図に示すように原木搬送装置50を上記
と同様に支持される多数の支持軸51と、各支
持軸51に取付けられるワンピース状の支持ロ
ール52と、この支持ロール52に取付けら
れ、中央に至るに従つて小径状になり原木
W′を高い摩擦係数で弾性的に支持する弾性体
53とにより構成し、原木W′の支持面を湾曲
状に形成する。
(6) 第8図に示すように原木搬送装置60を第1
のベニヤレースから第2のベニヤレース(何れ
も図示せず)に亘つて搬送駆動可能に張設され
る搬送ベルト61と、この搬送ベルト61の搬
送面に取付けられ、原木W′を高い摩擦係数で
弾性的に支持する弾性体62とにより構成す
る。尚図中63は搬送ベルト61の支持ロール
である。
(7) 第9図に示すように原木搬送装置70を第1
のベニヤレースから第2のベニヤレース(何れ
も図示せず)に亘つて搬送駆動可能で互いに傾
斜したV字状に状態に張設される2条の搬送ベ
ルト71,72と、これら搬送ベルト71,7
2の搬送面に夫々取付けられ、原木W′を高い
摩擦係数で弾性的に支持する弾性体73,74
とにより構成する。
【図面の簡単な説明】
第1図はベニヤレースに対する原木搬送装置の
配置状態を示す説明図、第2図は第1図A−A線
拡大断面図、第3図から第9図は本考案の変更実
施例を示す略体断面図、第10図A〜Cは従来例
を示す説明図である。 図中1は第1のベニヤレース、2は第2のベニ
ヤレース、3は原木搬送装置、6は弾性体、
W′は搬送される原木である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 第1のベニヤレースにより略真円状に荒剥さ
    れた原木を第2のベニヤレースへ供給する原木
    搬送装置において、 該原木搬送装置には高い摩擦係数でかつ弾性
    的に支持する弾性体を設け、原木をその芯と直
    交する方向へ搬送することを特徴とするベニヤ
    レースへの原木搬送装置。 2 前記原木搬送装置は外周側に原木を高い摩擦
    係数で弾性的に支持する弾性体が取付けられた
    多数の搬送ロールにより構成してなることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    ベニヤレースへの原木搬送装置。 3 前記原木搬送装置は搬送面に原木を高い摩擦
    係数で弾性的に支持する弾性体が取付けられた
    搬送ベルトからなることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のベニヤレースへの
    原木搬送装置。 4 前記弾性体はゴム或いは弾性力を有する合成
    樹脂からなることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項から第3項記載のベニヤレース
    への原木搬送装置。
JP7616484U 1984-05-23 1984-05-23 ベニヤレ−スへの原木搬送装置 Granted JPS60187006U (ja)

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JPS60187006U JPS60187006U (ja) 1985-12-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103935675A (zh) * 2014-04-30 2014-07-23 苏州工业园区华福科技有限公司 感应加热炉用的圆锭、扁锭传动装置

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CN103935675A (zh) * 2014-04-30 2014-07-23 苏州工业园区华福科技有限公司 感应加热炉用的圆锭、扁锭传动装置

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JPS60187006U (ja) 1985-12-11

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