JPS6274389A

JPS6274389A - 走行玩具

Info

Publication number: JPS6274389A
Application number: JP21566485A
Authority: JP
Inventors: 池永　信弘; 米山　仁
Original assignee: Takara Co Ltd
Current assignee: Takara Co Ltd
Priority date: 1985-09-28
Filing date: 1985-09-28
Publication date: 1987-04-06
Also published as: JPH0425835B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は走行玩具に関し、特に走行と隣接走行車の突き
落しモードとの２種類のモードを任意に選択して実現す
ることを可能にすることによって玩具としての用途と有
用性を増大させた走行玩具に関する。

（従来の技術及びその問題点）従来、レーシングカー、リモコンカーの様に車体にモー
タ、ゼンマイ等の駆動源を搭載して走行させる玩具にあ
っては、主として走行させることに重点が置かれていた
ため、飽きが来るのが早く、面白味に欠けるという鎌い
があった。せいぜい走行時に隣接走行するレーシングカ
ー等同士をぶつかり合わせる玩具が存していたくらいで
ある。このようなところから、走行させる楽しみに加え
てなんらかの変化に富んだ構成が付加されれば、玩具と
しての用途と機能の増大による有用性の向−Ｌを図るこ
とができるはずであるが、これまでの玩具にあっては走
行用の動力と、それ以外の動作のための動力は別個であ
るのが一般であった。このため、大型化、コストアップ
等を避けることができなかった。

（問題点を解決するための手段）本発明は上記に鑑みてなされたものであり、走行中にま
たは走行とは別個に隣接走行する車同七を突き落し用の
手段を用いて叩き合わせて玩具としての有用性を向トさ
せることを可ス敞にするため、通常の走行モードと、走
行車の突き落しモードとの２つのモードを任意に選択的
に実現することをｉ＋７能にした走行玩具を提供するも
のである。

（実施例）以下、本発明の走行玩具について詳細に説明する。

第１図（ａ）（ｂ）は、本発明の一実施例の斜視図、及
び平面図であり、この走行玩具１は車体の基部であるシ
ャーシ２と、シャーシ２」二に搭載されたモータ（駆動
源）３と、シャーシ２によって回転自在に支持された前
輪４及び後輪５と、モータの第１の出力軸３ａからの駆
動トルクを後輪５に伝える第１の歯車機構ｌＯと、モー
タの第２の出力軸３ｂからの駆動トルクを突き出し機構
３０に伝達する第２の歯車機構２０とから概略構成され
ている。なお、モータ以外でもゼンマイ等種々の駆動源
の使用が可能である。またモータを使用する場合極性の
変化、クラッチ等を用いて回転方向を変化させることが
できる。

第１の歯車機構１０は、第２図（ａ）（ｂ）に示すよう
に、シャーシ２上に２方向へ回動自在に支持された柱状
の基部１１と、基部１１の側面上に所定の周方向間隔を
おいて回転自在に軸支された一対のピニオンギヤ１２ａ
、１２ｂと、基部１１の−に面で回動自在に支持される
とともに各ピニオンギヤ１２ａ、１２ｂ及び第１の出力
軸３ａ　　（ギヤ状になっている）と常時噛合う大ギヤ
１３とから構成されている。クラウンギヤ１３は第１の
出力軸３ａがＡ方向へ回転したときＣ方向へ回動して、
第１図（ｂ）に実線で示すようにピニオンギヤ１２ａを
後輪５のタイヤ６ａに同軸状に一体化された被駆動ギヤ
７ａと噛合させ、また出力軸３ａがＢ方向へ回転したと
きクラウンギヤ１３はＤ方向へ回動して、第１図（ｂ）
に点線で示すようにピニオンギヤ１２ｂを後輪５のタイ
ヤ６ｂに同じく一体化された被駆動ギヤ７ｂと噛合させ
るように構成されている。第１の出力軸３ｄがＡ方向へ
回転するとき、後輪５はピニオンギヤ１２ａによって矢
印で示す前進方向（または後退方向）へ回転し、第１の
出力軸３ｂがＢ方向へ回転するときも後輪５はピニオン
ギヤ１２ｂによって同じ前進方向（または後退方向）へ
回転させられる。

第２の歯車機構２０は、第１図（ｂ）に示すようにシャ
ーシ２上にほぼ直立状態で支持された一対の仕切板４０
．４１間に配設されるとともに、第３図（ａ）（ｂ）に
示すようにモータのｉ２の出力軸３ｂ　　（ギヤ状）か
らの駆動トルクを順次突き出し機構３０に伝達する３つ
の伝達ギヤ２１．２２．２３とから構成されている。な
お、伝達ギヤは少なくとも１つ以上あればよい。第１の
伝達ギヤ２１と、第２の伝達ギヤ２２はそれぞれその回
転軸に同軸状に一体化された伝達小ギヤ２１ａ、２２ａ
を有し、図示のように第２の出力軸３ｂは第１の伝達ギ
ヤ２１の大径のギヤ部と、第２の伝達ギヤ２２の大径の
ギヤ部は伝達小ギヤ２Ｌａと、第３の伝達ギヤ２３は伝
達小ギヤ２２ａとそれぞれ噛合している。第３図（Ｃ）
に示すように、第１の伝達ギヤ２１の中心から前後に突
出した回転軸２１ｂは各仕切板４０に打ち抜き形成され
た曲線状のスリット等から成る回転軸係合ガイド部（凹
所或は凸条から成るガイド等であってもよい）４０ａ、
４１ａによって回転自在に軸支されるとともに、仕切板
４０の壁面上に形成された係止部２４によって一端を支
持された弾性手段２５によって常時北方（トルク伝達遮
断解除方向）へ付勢されている。そして、第１の伝達ギ
ヤ２１がＥ方向へ回転するとき、第３の伝達ギヤ２３は
Ｃ方向へ回動しようとするが、係合突起３１ａが係合片
３３ａを介してストッパ４２ｂによって回転を禁ｌ二さ
れるため、伝達ギヤの回転は困難となり、その結果回転
軸２１ｂは弾性手段２５の力に抗して下方（トルク伝達
遮断方向）へ下がろうとする。第１の伝達ギヤ２１が下
方に変位することによって伝達小ギヤ２１ａと第２の伝
達キャ２３との噛合部の噛合いが不完全となるため、突
き出し機構には駆動トルクが伝達不住または不完全とな
る。トルク伝達遮断状態においても、第１と第２の伝達
ギヤ２１（伝達小ギヤ２１ａ）、２２との間で軽い噛合
状ｆｆ、を保持できるようにすれば、後述する突き出し
機構を作動させる際に便利である。なお、図示の実施例
ではトルク伝達遮断解除方向が上方で、トルク伝達遮断
方向が下方となっているが、これを逆にしてもよいし、
あるいは回転軸２１ｂを横方向へ変位させてもよい。ま
た、トルク伝達遮断部は他の伝達ギヤに設けてもよい。

第４図は突き出し機構３０の一例を示し、この突き出し
機構３０は第２の歯車機構２０の第３の歯車２３の回転
軸２３ａによって同−軸心状に軸心を支持された回転板
３１と、仕切板４１の前面のガイド４２ａによって水平
方向（斜め上下方向を含む）へ往復動可能に支持される
とともにストッパ４２ｂによって移動の限界を定められ
た作動部材（隣接走行車突き落し用の作動部材）３３と
、作動部材３３を矢印で示す突出方向と反対方向へ常時
付勢するスプリング３４とを有し、回転板３１の外周上
からは外径方向へ係合突起３１ａが突設され、作動部材
３３の上縁部には係合片３３ａが突設されている。モー
タの第２の出力軸３ｂがＡ方向へ回転する場合はトルク
伝達遮断部が作動して第１の伝達ギヤ２１と第２の伝達
ギヤ２２どのトルク伝達を制限するため、第３の伝達ギ
ヤ２３に対するトルク伝達は減少する。トルク伝達遮断
部による制限を多少軽くしておけば、僅かなトルク伝達
が行われるため、回転板３１のＣ方向（非作動方向）へ
の回転が可能となって係合突起３１ａによる作動部材３
３の引戻しが可能となる。しかし保合突起３１ａが点線
で示すように係合片３３ａをストッパ４２ｂに押し付け
る位置まで回転すると、第１の伝達ギヤ２１（伝達小ギ
ヤ２１ａ　）と第２の伝達ギヤ２２の噛合部が空転を起
すために、それ以上Ｃ方向へ回転することは不可源とな
る。作動部材３３が途中まで突出した状態にあるときに
第２の出力軸３ｂがへ方向へ反転を始めたときは回転板
３１がＣ方向へ回転するため、スプリング３４を補助す
る形で作動部材を引戻すことになる。遮断部による遮断
力を強力にする場合は、スプリング３４の引き戻し力を
強力にすることによって、作動部材３３を引き戻すこと
ができる。

モータの第２の出力軸３ｂがＢ方向へ回転する場合は回
転板３１もＨ方向（作動方向）へ回転するため、係合突
起３１ａは係合片３３ａと係合してこれを矢印で示す動
作方向へ動作させる。この実施例では突き出し機構は横
方向へ直線的に突出入して隣りを走行するレーシングカ
ー等の走行妨害（突き落し）を行うように構成されてい
る。

以上の構成においてその操作を説明すると。

まず正逆２方向へ回転自在に構成されたモータ３を一つ
の方向、例えばＡ方向へ連続的に回転させると、第１及
び第２の出力軸３ａ、３ｂは同時にＡ方向へ回転を開始
する。第１の出力軸３ａがＡ方向へ回転すると、クラウ
ンギヤ１３がＣ方向へ回動してピニオンギヤ１２ａが右
の被駆動ギヤ７ｄと噛合してタイヤ６ａ、６ｂを前進方
向へ回転させる一方、第１の出力軸３ｂがＢ方向へ回転
する場合はクラウンギヤ１３がＤ方向へ回動してピニオ
ンギヤ１２ｂが左の被駆動ギヤ７ｂと噛合してタイヤ６
ａ、６ｂを同じく前進方向へ回転駆動させる。このよう
な第１の歯車機構ｌＯの作動によって車体は前進（また
は後退）することができる。なお、この実施例では一方
の車輪（後輪）だけをモータによって駆動するようにし
ているが、前後の車輪を同時に駆動するようにしてもよ
い（４輪駆動）。

次に第２の出力軸３ｂがＡ方向へ回転すると、第１．第
２、第３の伝達キャ２１．２２゜２３を介して順次トル
ク伝達が行われようとするが、トルク伝達遮断部によっ
て第１と第２の伝達ギヤ２１　（２’ｌａ　）　、　２
２間の伝達に制限が加えられるため、突き出し機構を構
成する作動部材３３は作動しない。第２の出力軸３ｂが
Ｂ方向へ回転すると、回転板３１もＨ方向へ回転するた
め、係合突起３１ａが作動部材３３の保合片３３ａに作
用して作動部材３３を動作方向へ回動させる。動作完了
または動作途中の作動部材３３の引戻しは、スプリング
３４及び回転板３１の協１＠によって、またはスプリン
グ３４単独で行われる。

なお、上述の実施例においては、突き落し機構の駆動源
として走行要部動源を共用しているが、必ずしもこれに
限定されない。突き落し機構は走行駆動源とは別個の駆
動源であってもよい。

（発明の効果）以にのように本発明の走行玩具によれば、車体上にモー
タ、ゼンマイ等の駆動源を搭載し、該駆動源を回転させ
ることによって、任意に通常の走行モードと、隣接走行
車突き落しモードとの２つのモードの実現を可能にした
ため、走行中にまたは走行とは別個に隣接走行する車同
七を叩き合わせることができ、玩具としての有用性を向
上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）本発明の一実施例の斜視図及び上面
図、第２図（ａ）（ｂ）第１の歯車機構の構成説明図、
第３図（ａ）（ｂ）（ｃ）は第２の歯車機構の構成説明
図、第４図は本考案の主要部である突き出し機構の構成
説明図である。符ｔ）１・・・走行玩具、２・・・車体（シャーシ）、
３・・・駆動源、３ａ・・・第１の出力軸、３ｂ・・・
第２の出力軸、４，５・・・車輪、６ａ、６ｂ・・・タ
イヤ、７・・・被駆動ギヤ、１０・・・第１の歯車機構
、１１・・・基部、１２ａ、１２ｂ・・・ピニオンギヤ
、１３・・・クラウンギヤ、２０・・・第２の歯車機構
、２１．２２．２３・・・伝達キヤ、２５・・・弾性手
段、３０・・・突き出し機構、３１・・・回転板、３１
ａ・・・係合突起、３３・・・作動部材（隣接走行車突
き落し片）、３３ａ・・・係合月、３４・・・スプリン
グ、４０．４１・・・仕切板、４２ａ・・・ガイド、４
２ｂ・・・ストッパ特　ａｌ　　出　穎　人　株式会社　タ　カ　ラ代　　
　　　理　　　　　人　　弁理士　瀬　川　　幹　　夫
２ａ（Ｃ）第４図

Claims

【特許請求の範囲】

車体に回転自在に支持された車輪を駆動する走行機構と
、該車体上に側方に摺動自在に設けられた突き出し手段
の突き出し機構とを備えることを特徴とする走行玩具。