JPS6274227A - 植物栽培用成形培地 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、接物栽培用成形培地にテする。より詳しく（
徒２本発明は、成形培地において、非容水性空隙が設け
らｆ′１７でなること全特徴とする偵物栽培用成形培地
シて関する。而して、該成形培地には、総ての成形培地
が含１れるが、なかんずくロックウール・ガラス惜維そ
の他の無機ｆ＃維成形培地またはボリウレタノフす一ム
・ポリエステル線維その他の有機合成成形培地であるこ
とを特徴とする植物セ培用成形培地に閘する。

近年デンマークやオランダを中心に、ロックウールの縦
３０ＣＴＬｘ構９０鑞×厚さ１０工程度の直方体の成形
培地を用いてトマ）−キュウリ・バラなど野菜類や花査
・花木類を養液栽培する所謂ロックウール耕が普及して
おり９．わが国においても、最近接ロックウール耕が要
分され、各農業試験機閏や先進的農家において、上記と
同様のロックウールの成形培地音用いて、主として。

果菜類の養液栽培が行はれている３、 然るところ、該ロックウール耕：マ、上配の如きロック
ウールの長方体の成形培地に、水ｔ４　ｉ培と同様の培
養液を潅注して植物全抜培するのであるが、該ロックウ
ールの成形培地は、数ミクロンの微細なロックウール繊
維を吸水性の接着剤を用いて１２当り８０に９程度に圧
密して成形したものであって、吸水性および保水性が夕
めて良好である。上記樅３０−゛−横９０馴Ｘ厚さ】〇
−のロックウール成形培地は、容積は２，７００ｃｎｔ
であり、　　８０に９／１ｍ３の密度の場合その重量は
２，１６０夕である。従って、該ロックウール繊維の真
比重２．８５で換算して計算すると該ロックウール成形
培地の孔隙は約９７％である。今、該ロックウール成形
培地に充分潅水したところ２５．０４０ｐを吸水して、
総重量２７．２００９となった。従って。

該ロックウール成形培地の物理性は、固相約３％、気相
的４５％、液相約９２．５％となる。また。

該充分に吸水したロックウール成形培地全はぼ水平の栽
培棚に２０日間静置しておいたところ２４．２４．０９
になった。これは該栽培棚が正確に水平でないことにも
よると考えられるが、２０日間で自然に流説した水分は
僅かに２．９６０　Ｃｅであって、なお２２．０８０　
（ｆの水分が保水されており、該ロックウール成形培地
は、極めて保水性の優れｔ、培地であることが分る。捷
た。たとえば、該充分に吸水したロックウール成形培地
に、１０ｄころ、該ロックウール成形培地の下部に設定
したテンションメーター（竹材電機製作所製）は２０日
間ＰＦＯｉ指して動かず、ＰＦＩになったのは１ケ月後
であった。一方、該ロックウール成形培地の上面は、定
植後１０日頃には、水分が瀘少してさらさらとしていた
。以上によってみる通υ。

ロックウール成形培地は、−見排水性が良好のようにみ
えるが、その系内は保水性が良好過ぎるので、潅水管理
を特段の注意をもって厳密に行はないと、常に過湿と酸
素不足の危険状態に適湿による障害が起りがちである。

水耕栽培では、養液中に酸素が不足しているので、一般
に。

養液中に空気を吹き込むことが行はれるが、同じ養液栽
培ではあるが、ロックウール耕では。

ロックウール成形培地中に空気を吹き込むことは実際上
不可能である。

また、ロックウール耕では、ロックウール成形培地が、
上述の如く一般に過湿状態にあることと該成形培半の容
積が狭少であることもあって、栽培植物の根は、ロック
ウール成形培地の系外に多量に伸びでる傾向があり、特
に、ロックウール成形培地の底面下に伸びでてとぐろを
巻くので、該とぐろを巻いた根が飽水したロックウール
成形培地によって圧迫されて、過湿と空気不足のために
生育が劣り、また障害を受けることがしばしはである。

また、ロックウール成形培地で栽培した植物の根は、一
般に針金状で毛根がほとんど発生していない。以上の事
情は、ガラスｔＦｊ維・ポリウレタンフォーム・ポリエ
ステルゆ維などの成形培地においても壕かほぼ同様であ
る１、 本発明者は９以上のような成形培地の飽水量の鍋大によ
る適湿と空気が不足する欠点を除き。

一方、該成形培地の諸長所を生かしてより優れた成形培
地をうるべぐ、研さんを重ねた結果本発明に到達しｆｒ
ｌ、 本発明は、ｆｆ形培地なかんずくロックウール・ガラス
繊糸１ｔ・ポリウレタンフォーム・ポリエステル作維な
どの無機才ｆｒは有機の成形培地に。

非容水性空隙が設けられている櫓物栽培甲成形培地であ
る。。

従来の成形培地では、上述の如く、潅水によって過湿と
なり空相が不足して障害の起る危険があるが９本発明の
成形培地では、非容水性空隙が設けられているので、該
成形培地がたとえ最大限に飽水した場合においても、植
物が生育する上に必要な空相が常に確保さね、ているの
で。

従来の成形培地の如く過湿と空気が不足する欠点が除か
れる。

本発−における成形培地に設けられる非容水性空隙は、
たとえば、第１図・第２図のように砲弾形に、第３図・
第４図のように貫通して。

また第５図・第６図のようにトンネル形などに設けらね
る。また、該非容水性空隙は、その個個の大きさ、形状
およびその数などは特に定められるものでないが、外気
が直接または成形培地の孔隙を通じてよく流通するよう
に設けらハ５゜かつ、該非容水性空隙の総容積が成形培
地の容積の約５〜３０％程度ｔてなるように設けられる
ことが好ましい。

たとえば、第１図と第２図のように成形培地の系内に砲
弾形の非容水性空隙が並べて設けられると、潅水によっ
て該成形培地内に水がや和状態になった場合においても
、栽培植物の根は容易に該非容水性空隙に達することが
でき、また、該成形培地の上部の水は、自然に低下し易
くなるとともに栽培植物により吸水蒸散される減少もあ
るので、外気は、該成形培地の上部の孔隙全通じて該非
容水性空隙内によく流通する。

従って、栽培植物の根は、空気を充分に呼吸することが
できるので、該成形培地の系内に旺盛に発達する。従っ
て、根は、該成形培地の底面下に伸びでることが少なく
なる。また、たとえ少量の根が底面下に伸びでた場合に
おいても。

該成形培地の底面には該非容水性空隙の開口部が開いて
いるので、伸びでた根は、該成形培地によって圧迫され
て障害を受けることが少ない。

従って、第１図・第２図のように非容水性空隙が設けら
れた成形培地でｉ、−ｊ、該成形培地の上下側れの面を
下にすることもできるが、該非容水性空隙の開口部のあ
る面を下にして植物全栽培する方が有効である。

また、非容水性空隙は、たとえば、第３図・第４図のよ
うに成形培地？上下に貫通して設けられる。このように
貫通して設けられることによって、該非容水性空隙は、
外気と直接に連続して空気の流通が一層良好になる。

また、非容水性空隙は、第５図・第６図のように成形培
地の底面にトンネル形に設けられる。

このように設けられることによって、該成形培地の底面
の大部分が、該成形培地が置かｔ″した面に直接接触し
ないので、該底面に空気の流通が良好になると共に、た
とえ栽培植物の根が底面下に伸びでても、該成形培地に
よって圧迫されることがなくなる。従って栽培植物の根
は充分に呼吸することができる。なお１本実施例におい
ては、該トンネル形非容水性空隙は、成形培地の縦方向
・横方向の何れの方向に設けられてもよい。

寸だ、Ｔｙ、形培地中に占める非容水性空隙の個ｆ固の
大きさけ、前述の辿り特に定められるもの縦３０ＣＴＬ
×横９０ＣｒｒＬ×厚さ１０ぼのロックウール成形培地
の場合９口径３０ｍｍ＋　長さ９５羽の第１図と第２図
に示すような砲弾形の該非容水性空隙ヲ８０個設けると
、該非容水性空隙の総容積は、該成形培地の容積の約２
０％となる。而して、ロックウール耕においては、気相
約２０〜４０％、液相約７０〜５０％程度の場合に、栽
培される植物の生育が非常に良好であるが、該成形培地
の非容水性空隙が上記程度あれば、実際の栽培に当って
は、前述のように水の自然流説や栽培植物の吸水・蒸散
による減水があるので、を培植物の生育上好ましい空相
割合は、自然に確保されることになり、栽培植物は、従
来のロックウール成形培地のように鍋湿による障害を受
けることなく、旺盛に生育することができる。この場合
該非容水性空隙とその周辺に、無数の紳、白の毛根を密
生した、根が密集して発達している状況が観察される。

また９元来ロックウール耕などの成形培地による植物の
栽培は、高価で複雑な設備によって綿密な給液管理をも
って行う水耕栽培に漁するる。従って、たとえば、ロッ
クウール耕で最も経済的で最も簡易な栽培方式は、該ロ
ックウール成形培地を、プラスチックフィルムの袋に包
むとか、鮮魚用のポリスチロールのト０箱様の簡単な容
器に収容したもの全、地上に簡単に並べて、簡単な培養
液のかけ流し方式で栽培する新語バックカルチャーや箱
栽培である。然るとこ葛、わが国における口、・フラー
ル耕では、むしろ水耕栽培に準する複雑高価な栽培方式
が提案されているが、こｆ″Ｌは、上述の如く、従来の
ロックウール成形培地が、超過湿培地であるので、バッ
クカルチャーや箱栽培では、排水が不充分であるために
、その栽培成績があ１り良好でないことによるのであろ
う。然るところ２本発明における非容水性空隙が設けら
ｆ″Ｌだ成形培地をバンクカルチャーや箱栽培に用いる
ときは。

従来の７衣形培地の如き子湿による障害を完全に防除す
ることができ、実施例に示すように極めは、上述のバン
クカルチャーや箱栽培の外の総ての栽培方式に適要して
従来に増して優れた栽培収積ヲ奏することは勿論である
。

υ下、実施例によって、更に詳細に説明する。

実施５１．１　１ 実’ｊ；ｊ；　例として９次の如く各種の成形培地に非
保水性空隙に設は台本発明の植物栽培用成形培地全作成
した。

（ａｌ　　咽３０σ×横９０ｃｍＸ厚さ１０口のロック
ウール成形培地に１口径２５−ＡｍＸ長さ９５ｍｍの砲
弾形の非保水性空隙１００個全第１図・第２図て の如ぐ設は表本発明の植物栽培用成形培地を作成し、底
側に排水孔を設けた黒色のポリエチレンフィルムの袋に
包んだ。

（ｂ）　　９１３０　ｃｍ　ｘ横９０ｃ！ｎ×厚さ１０
−の０７クウール成形培地の底面に、第５図・第６図の
如く巾１０ｍ×長さ３０ｃｒｎＸ深さ３ｍの肢成形培地
の縦方向にトンネル形に貫通した非保水と 性空隙５個を等間隔に設は轡本発明の植物栽培用成形培
地を作成し、ポリスチロール製の上面に開口部全有し、
底部に排水孔全方する箱に収納した。

（ｃｌ　　縦３０口×横９０ｃｍＸ厚さ１０σのガラス
接離の成形培地に、第３図・第４図の如く上下に貫通し
た非保水性空隙を設けた本発明の植物栽培用成形培地を
作成し、；ａ）と同様の袋に包んだ。

（山ｗ３０Ｃｒｎｘ横９０１Ｘ厚さ１０αの発泡ポリウ
レタンホームの成形培地に、（ａ）と同様に砲弾形の非
保水性空隙全設は六本発明の植物栽培用成形培地を作成
し、（ｂ）と同様の箱に収納した。

実施例　２ 実施例として、実施例１の（ａｌと（ｂ＋の本発明の植
物栽培用成形培地ケ用い、また、比較例として、従来の
ｆｅ’３０ＣＩｎｘ　嘩９０ｚ　Ｘ厚さ１０αのロック
ウール成形培地を用いて、それぞれにトマト（品種畳幅
）の木葉９葉の苗２本を定植して、１果房平均４果成ジ
の５段果房取りで雨除は栽培に＋　　３連制で行った。

その栽培唆績（は、第１表の通りである。

第１表　　　　　　トマトの栽培成績 は種　６月２６日、定植　８月１日、収穫　９月２０日
〜１１月１５日、施肥　犬塚・・ウスＩｆ料１号を１５
．同２号全１０の割合で混合しＮ基漁１５０ｍの養液の
かけ流し。

上表のポｊす９本実施例では、従来のロックウール成形
培地に比し、８〜１１％の増収と々った。なお、比較例
のトマトの木のできは。

−見大きく１葉茎が肥大して部間が長いが。

本発明の実施例のトマトの木は細目でしまって硬く部間
が短かいできであった。まり、果実は、各側とも、大き
さとしては、外見上：１あ１り相違ないようにみえたが
、実Ｓ例で（は実のし捷９がよ＜１゛量としては勝った
。

実施例　３ 実施例として、実施例１の（ｃｌと＋ｄｌの本発明の植
物栽培用成形培地上用い、また、比較例として、上記実
施例１のｆｃｌとｔｃｎと同材質の非保水性空隙を設け
ない縦３０ｃｍＸ横９０α＼厚さ１０Ｃｒｎの成形培地
（Ｃ′）と（イ）を用いて、レタス（品挿オ１１ンビア
）と、それぞれの成形培地に３り所に種子３粒宛？春、
まきして木葉５枚１でに間引いて各藺所に１苗宛の３株
作とし、３連制で栽培した。その栽培成績は第２表の通
りである。

□第２表　　　レタスの舌培成請 は種　２月１５日、収穫　５月２２日、施肥　プ塚ハウ
ス肥料１号’ｉ　１．５　、同２号を１．０の置台で混
合しＮ基準１３０隼の養液のかけ流し。

上表の遡す、実施例では、比較例に比し６〜７％の増収
であった。但し９重量は、外涌を除く調製球型。

因に。上述の如く１本発明の非保水性空榊全設けた植物
栽培用成形培地は、極めて優れｆｒ、栽培成ｉｔ奏する
。然るところ９元元成形培地、なかんずくロックウール
成形培地やガラス線維成形培地などけ、これを水平に設
置すると保水性が良迎ぎて過湿となる性質を有するが、
一方これ全傾斜して設置すると９仲に排水して保水性が
極めて不良：てなる性質を有する。一般に土壌培地圧お
いては吸水性と排水性が良好であることは、良好な培地
の要件であるが、成形培地なかんずくロックウール成形
培地やガラス線維成形培地などにおいては、前述の如く
、固相が僅かに数％と言う極端に小さい培地であるので
、上記の如く傾１　　　斜して設置すると、急速に排水
するためと。

栽培植物の吸液およびア散によって培地が速に乾燥する
ために、給液を間断なく行う必要があるとともにその流
失量が大きくて不経済である。従って、流失全防ぐため
には、養液を循環式にしなければならないが、そのため
には高価な設備を必要とするなどの欠点が存在する。ま
た、その栽培技術上程々の難点が存在し、その栽培成績
はさほど良好とは言えない。

発明の植物栽培用成形培地の断面 図、。

第２図は、第１図の植物栽培ＩＰ成形培地の底面の平面
図。

の植物栽培用成形培地。

第４図は、第３図の植物栽培用成形培地の平面図。

栽培用成形培地。

第６図は、第５図の接物栽培用成形培地の底面を土にし
た。斜視図。

１　・植物栽培用成形培地の本体、２　　同上面、３　
　同底面、４　・非容水汁空隙。

５　　同空隙の開口部、。

特、杵出頭人 Ｉｔ一式会社木付研究所 才１図 卑３１ＺＩ 第５′広

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）成形培地において、非容水性空隙が設けられてな
   ることを特徴とする植物栽培用成形培地。
2. （２）成形培地が、ロックウール・ガラス繊維その他の
   無機繊維成形培地またはポリウレタンホーム・ポリエス
   テル繊維その他の有機合成成形培地であることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載の植物栽培用成形培地
   。