JPS6273809A - 電子機器のための高周波フイルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子）現型のための高周波フィルタに係り、
特に放送局、アマチュア無線局、市民無線局、パーソナ
ル無線システム、軍用Ｌｙ　　９’　　”９’の電波発
生源から発せられる各Ｊｉｆｆ電波に起因した電波障害
から電子機器を保護するための高周波フィルタに関する
。

〔従来技術〕

１１１４Ｅ、この種の高周波フィルタ乙こおいてシよ、
例えば、特開昭５８　６１５８３　′：：公全Ｕに開示
されているように、千ノブ型コンデンサを採用し、これ
によって、化７−１瓜器の入出力線への各種電波に基づ
く高周波貨を凸成分の伝（般を防１トするよ・うにしま
たものがある。

〔発明が１ｂ′？決しようとする問題点〕しかしながら
、このような高周波フィルタ乙こおいては、その外形寸
法が、電子機器に内蔵した電子回路の急速な高密度集績
化顛向にもかかわらず・比・咬的大きいままになってい
るため、電子機器の外形寸法がコンパクトにならないと
いう不具合がある。

そこで、本発明は、このようなことに対処すべく、広照
線周波数帯域において一様な濾波特性を有するとともに
出来る限りコンパクトに構成するようにした電子機器の
ための高周波フィルタを提供しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

かかる問題の解決にあたり、本発明の構成上の特徴は、
導電性ケーシングと、前記導電性ケーシング内に配置さ
れて外部回路から延在する接続線路に接続される接続端
子を設けた電子素子とを備えた電子機器のための高周波
フィルタにおいて、前記電子素子の接続端子と前記接続
線路との間に介装されて互いに重合してなる第１．第２
．・・・、第（ｎ−１）及び第ｎの絶縁薄板と、前記第
１絶縁薄板の非重合面に設けた第１導電層と、前記第１
及び第２の絶縁薄板間に介装した第２導電層と、・・・
、前記第（ｎ−１）及び第ｎの絶縁薄板間に介装した第
ｎの導電層と、同第ｎの絶縁薄板の非重合面に設けた第
（ｎ４−１）の導電層とを有し、前記第１．第３．・・
・、第ｎの導電層。

及び前記第２．第４．・・・、第（ｎ＋１）の導電層の
いずれか一方のグループを接地用電極片として前記導電
性ケーシングに接続し、他のグループを信号電極片とし
て前記接続線路及び前記電子素子の接続端子間に接続す
るようにしたことにある。

〔作用効果〕

しかして、このように本発明を構成したことにより、前
記第１絶縁薄板を介し前記第１及び第２の導電層により
形成される静電容量、前記第２絶縁薄板を介し前記第２
及び第３の導電層により形成される静電容量、・・・、
及び前記第ｎの絶縁薄板を介し前記第ｎ及び第（ｎ＋１
）の導電層により形成される静電容量が互いに並列接続
されて大きな総静電容量となり、その結果、この種高周
波フィルタの遮断特性を広い無線周波数帯域に亘り大１
唱に向上させ得る。かかる場合、板厚の薄い複数の絶縁
薄板を重合し、各導電層を隣接絶縁薄板間にて共用して
静電容量の並列回路を形成するようにしたので、この種
高周波フィルタの遮断特性を上述のように高く維持しつ
つその外形寸法を小さくし得る。

〔実施例〕

以下、本発明の第１実施例を図面により説明すると、第
１図及び第２図は、車両に装備された本発明を通用して
なる電子制御システムを示しており、この電子制御シス
テムは、当該１ｊ両の各所に配置したセンサ、アクチュ
エータ等の各種電装品Ｕｌ、　　Ｕ２．Ｕ３．０４．Ｕ
５と、これら各電装品［１，Ｕ２．Ｕ３．Ｕ４．Ｕ５に
各入出力信号線Ｗｌ、Ｗ２．Ｗ３．Ｗ４．Ｗ５をそれぞ
れ介し接続した電子装置Ｄ（当該車両の車室内、エンジ
ンルーム内、トランク等車体の内側に配置されている。

）とを備えている。かかる場合、各入出力（ａ回線Ｗ１
〜Ｗ５は電子装置りとの間の相ター１的配置関係に基づ
きそれぞれ長くなっている（第２図参照）。

電子装置りは、第１図に示すごと（、全屈良導体からな
るケーシング１０ををしており、このケーシング１０の
前２ｚに形成した区穴１１ａには、各入出力信号線Ｗ１
〜Ｗ５に接続したコネクタ２０ａに連結してなるコネク
タ２０が嵌着されている。コネクタ２０は、ケーシング
１０内に列状に延出する逆り字状の各コネクタピンＰＬ
、Ｐ２、Ｕ３．Ｕ４．Ｕ５を有しており、これら各コネ
クタピンＰＬ、Ｐ２．Ｐ３．Ｐ４．Ｕ５はその各内端に
てコネクタ２０ａを介し各入出力信号線Ｗｌ、Ｗ２．Ｗ
３．Ｗ４．Ｗ５にそれぞれ接続されている。但し、ケー
シングｌＯは当該車両の車室内、エンジンルーム内、ト
ランク等の車体の内側の適所に非接地状態（即ち、絶縁
状態）にて組付けられている。

プリント基板３０は、全屈良導体からなる複数の支持部
材（図示しない）によりケーシング１０内にてその底壁
１２の上方に支持されており、このプリント基板３０の
下面には、一対の銅箔膜３１ａ、３１ｂ（第１図にては
銅箔膜３１ａのみを示す）が、う−−シングＩＣの左右
方向に互いに間隔を付与して固着されている。かかる場
合、各銅箔膜３１ａ、３１ｂは前記支持部材によりゲー
ジング１０の底壁１２に短絡されている。一方、プリン
ト基板３０の上面には、各配線パターン３２゜３３．３
４，３５．３６がコネクタ２０の各コネクタビンＰ１．
Ｐ２．Ｐ３．Ｐ４．Ｐ５にそれぞれ対応してケーシング
１０の前後方向に配列されている。さらに、プリント基
板３０の上面には、各電子素子４０，５０．６０及び本
発明の要部をｑＲ成する高周波フィルタ７０が組付けら
れており、電子素子４０はそのリード端子４１にてプリ
ント基板３０の上面に固着され、その各リード端子４２
．４３にて各配線パターン３２．３３上にそれぞれ半田
付けされている。電子素子５０はその各リード１瑞子５
１．５２にて各配線パターン３４，３５−ににそれぞれ
半［ｆ３付けされており、電子素子６０はそのリード端
子６１にて配線パターン３６上に半田付けされ、そのソ
ー１端子６２にてブリｊ／１・基板３０の」二面に固着
されている。

高周波フィルタ７０は、第１図に示すごとく、ケーう／
ング■０内にてコネクタ２０と各電子素子４０．５０．
６０との間ニオＩ＝Ｊルフリ７１　’１；；　阪３０の
上面？こ配設されている。この直円１伎フィルタ７０は
、第３図に示すごとく、６枚の絶縁薄板７１〜７６を有
しており、これら各絶縁薄板７１〜７６は第４図に示す
ごとくλ１１′１次市合圧着されている。絶縁薄板７１
は、５本の信号電極片７１ａ〜７１ｅを有しており、こ
れら各信号型（か片７１，１〜７１ｅは、う−−シング
１０の前後方向に向けて絶縁薄板７１の上面に互いに並
行に印刷形成されている（第１図及び第３図参照）。か
かる場合、各信号電極片７１ａ〜７１ｅの端）１１）上
面にはコネクタ２０の各コネクタビンＰ１〜Ｐ５の下端
が半田付けされている。各絶縁薄板７１〜７６は、無線
周波数領域にて誘電率及び誘電体を０失が共に大きい強
誘電体材料により０．ｌｌｌ１ｍ〜ｌ　ｗａｓの厚さに
て形成されている。

また、絶縁薄板７３は、５本の信号ＴＬ電極片３ａ〜７
３ｅを有するとともに、絶縁薄板７５は、５本の信号電
極片７５ａ〜７５８を有しており、各信号型（あ片７３
ａ〜７３ｅは、絶縁筒Ｆｉ７１の各信号電極片７１２〜
７１ｅにそれぞれ対応してケーシング１０の前後方向に
向けて絶縁薄板７３の上面に互いに並行に印刷形成され
、かつ各信号型楔片７５ａ〜７５ｅば、絶縁薄板７３の
各信号電極片７３３〜１３ｅにそれぞれ対応してケーシ
ング１０の前後方向に向は絶縁薄板７５の上面に互いに
並行に印刷形成されている。

また、各絶縁筒ｔ＆７２．７４は、それぞれ、各接地用
電極片７２ａ、７４ａを有しており、これら各接地用電
極片７２ａ、７４ａは、絶縁ＲｆＦｉ７１の各信号電極
片７１ａ〜７１ｅに対し直角となるように各絶縁薄板７
２．７４の上面にそれぞれ印刷形成されている。絶縁薄
板７６は、接地用電極片７５ａと５本の信号電極片７６
１）〜７６ｆを有しており、接地用電極片７６　ａは絶
縁薄板７１の各信号電極片７　ｌａ〜７１ｅに対し直角
となるように絶縁薄板７６の」−面に印刷形成されてい
る。

一方、各信号電極片７６ｂ〜７６ｆは絶縁薄板７５の各
信号電極片７５ａ〜７５ｅにそれぞれ対応してケーシン
グ１０の前後方向に向は絶縁薄板７６の下面に互いに並
行に印刷形成されている。かかる場合、各信号電極片７
６１〕〜７６ｒは、各配線パターン３２〜３６」二にそ
れぞれ接触している。

また、絶縁薄板７１の各信号電極片７１２〜７１ｅは、
第５図及び第６図に示すごとく、両絶縁薄板７１．７２
の各後端面にて、同各後端面に焼成した各短絡電極片７
７２〜７７ｃにより絶縁薄板７３の各信冨電極片７　：
（ａ　〜７　：３　ｅにそれぞ（′Ｉ。

直列接ｂ′ｃされ、これら各信冒電（仏片７３ａ〜７３
Ｃは、両絶縁薄板７３．７・１の各前端面にて、同各１
１１１端面に焼成した各短絡電（折片７８３〜７８０（
第５図にては、短絡電極片７８ａのみを示す）によりｔ
色縁薄板７５の各信号型ＡＢ　７５　ａ〜７５Ｃにそれ
ぞれ直列接び５され、か一つこれら各１７１“４電極片
７５　ａ〜７５ｅは、両絶縁薄扱７５．７６の各（、（
端面ζこて、同各（多：、、ｉ：而に焼成しまた各短絡
電極片？９ａ−７９ｅにより絶縁ａ板７６の各信号電極
片７６ｂ〜７６ｆにそれぞれ直列接続されている。また
、各絶縁薄板７２．７４．７６の接地用電極片７２ａ、
７４ａ、７６ａは、各絶縁薄板７１〜７６の各左右両端
面にて、同各左右両端面に焼成した各短絡電極片７９Ａ
、７９Ｂに共に接続されている。なお、各短絡電極片７
９Ａ、７９Ｂは、その各下縁から延出するリード片７！
ｌ、Ｉ！２（第１図にてはリード片ｘｌのみを示す）に
てプ１！ン１−基汲３０を通り各銅箔膜３１ａ、３１ｂ
にそれぞれ半田付けされている。

以上のように構成した本実施例においては、上述のごと
く、互いに対応する各信号電極片７１ａ。

７３ａ、７５ａ、７６ｂが、互いに重合した各絶縁薄板
７１〜７６を介し、各短絡電極片７７ａ。

７８ａ、７９ａにより直列接続されるとともに、各接地
用電極片７２ａ、７４ａ、７６ａが、互いに重合した各
絶縁薄板７１〜７６を介し、各短絡電極片７９Ａ、７９
Ｂにより互いに矯絡されるので、絶１４ｆｆｉ薄板７１
を介し信号電極片７１ａ及び接地用電極片７２ａにより
形成される静電容量、絶縁薄板７２を介し信号電極片７
３ａ及び接地用電極片７２ａにより形成される静電容量
、絶縁薄板７３を介し信号電極片７３ａ及び接地用電極
片７４ａにより形成される静電容量、絶縁薄板７４を介
し信号電極片７５ａ及び接地用電極片７４ａにより形成
される静電容量、絶縁薄板７５を介し信号電極片７５ａ
及び接地用電極片７６ａにより形成される静電容量、並
びに絶縁薄板７６を介し信号電極片７６ｂ及び接地用電
極片７６ａにより形成される静電容量が互いに並列接続
回路を形成して増大することとなり、その結果、この種
高周波フィルタの遮断特性を広い無線周波数帯域に亘り
大幅に向上させ得る。また、このような効果は、互いに
対応する残余の各信号電極片の各組合せ７１ｂ、７３ｂ
、７５ｂ、７６ｃ；７１ｃ、７３ｃ。

７５ｃ、７６ｄ；７１ｄ、７３ｄ、７５ｄ、７６ｅ；７
１ｅ、７３ｅ、７５ｅ、１６（においてもそれぞれ同様
に達成し得る。

かかる場合、板厚の薄い各絶縁薄板７１〜７６を重合し
、各信号電極片及び各接地用型（動片を隣接絶縁薄板間
にて共用して静電容量の並列接続を行うようにしたので
、コンパクトな外形寸法ニテ上述のような高い遮断特性
をもっ高周波フィルタをＩ２供しｉ４る。また、各絶縁
薄板が薄くても互いに重合されているため高周波フィル
タとしての機械的弛度も十分Ｇご確保できる。また、各
絶縁薄板の枚数、板厚を変更することにより、上述の静
電容量、即ち遮断効果を適宜変更し得る。

また、放送局、アマチュア無線局、市民無線局、パーソ
ナル無線システム、軍用レーダー等の電波発生源からの
各卵電波Ｅ（無線周波数を有する）が第２図に示すごと
く当該車両に入射した場合、この電波Ｅに基づく直円波
誘導電流Ｉが各入出力にｒ”ｆｆ人する。然るに、高周
波フィルタ７０が上述のごとき遮断特性を有するため、
高周波誘導電流ｌが各接地用電極片７２ａ、７４ａ、７
６ａ、各短絡電極片７９Ａ、７９Ｂ及び各銅箔膜３１ａ
。

３１ｂを通り前記各支持部材を介してケーシング１０の
底壁１２に確実番ご流入する。

換言すれば、高周波フィルタ７０は、電波已に起因する
高周波誘導電流■、即ち無線周波数成分を、各電子素子
４０，５０．６０から確実に高濾波特性のもとに遮断し
て濾波する。従って、各電装品Ｕ１〜Ｕ５と各電子素子
４０〜６０との間の流出入信号電流のみの授受が、電波
Ｅの存在にもかかわらず、各人出力信号線Ｗ１〜Ｗ５．
各コネクタ２０ａ、２０．各信号電極片７１ａ〜７１ｅ
。

各短絡電極片７７ａ〜７７ｅ、各信号ＴＬ電極片３ａ〜
７３ｅ、各短絡電瓶片７８ａ〜７８ｃ、各信号電極片７
５ａ〜７５ｅ、各短絡電極片７９ａ〜７９ｅ、各信号電
極片７６ｂ〜７６「及び各配線パターン３２〜３６をそ
れぞれ通して確実に行なわれる。

次に、本発明の第２実施例を第７図を参照して説明する
と、この第２実施例においては、高周波フィルタ８０を
前記第１実施例にて述べた高周波フィルタ７０に代えて
採用しプリント基板３０の上面に垂設したことにその構
成上の特微力＜２１）る。

高周波フィルタ８０は、高周波フィルタ７０における絶
縁薄板７１の各信号電極片７１３〜１１ｅ上にそれぞれ
’ｅ　ｍ付けした各板状コネクタビン８１ａ〜８５ａと
、絶縁薄板７６の信号電極片７６ｂ〜７６ｆ上にそｊｃ
ぞれ半Ｈ］付げした各板状コネクタビン８１ｂ〜８５ｂ
と、各短絡電極片７９Ａ。

７９Ｂ上にそれぞれ半田付けした各板状コネクタビン８
６ａ、８６ｂ　（第７図にては、一方のみを示す）を備
えている。しかして、高周波フィルタ８０は、各コネク
タビン８１３〜８５ａを各配線パターン３２ａ〜３６ａ
を通しプリント基板３０に嵌装し、各コネクタビン８１
ｂ〜８５ｂを各配線パターン３２〜３６を通しプリント
基板３０に嵌装し、かつ各コネクタビン８６ａ、８６ｂ
をプリント基板３０に嵌装して各銅箔膜３１ａ、３１ｂ
に接続してプリント基板３０の上面に垂設されている。

但し、各配線パターン３２ａ〜３６ａは、これらに対応
する各コネクビンＰＩ−Ｐ５と各配線パターン３２〜３
６との間にてそれぞれプリント基板３０の上面に配列さ
（９，てオンリ、こｔ′１．ら各１配線パターン３２、
〜３６ａの［二面には各コネクタビンＰ１〜Ｉ）５の下
、市４がそれぞれｔ妾ｒ売されている。

なお、その他の購或は前記第１実施例と同様である。

以」二のように構成した本実ＪｆＧ例に１−９いて、前
記第１実施例と同様に、各種電波Ｅが当該車両Ｑこ入射
したときこの電波Ｅに基づく高周波誘導電流ｌが各人出
力信号線Ｗ１〜Ｗ５に誘導されて両−１ネクタ２０．）
、２０を通り高周波フィルタ）３０シこ流入し、ても、
かかる高周波誘導電流ｌは、前記第１実施例に台は乙高
周波フィルタ７０と同様の高周波フィルタ８０の濾波機
能のもとに、各コネクタビン８６ａ、８６ｂ及びｉ同箔
に’３１ａ、　　３１．　ｂを通り前記各支持部材を介
し）ｙ−−：・ング１０の底壁に確実に流入する。換言
すれば、ｉｌ１周波フィルタ８０は、電波Ｅに起因する
高周波誘導電流Ｉ、即も無線周波数成分を各電子素子４
０，５０．６０から確実に遮断して濾波する。従って、
各電装品Ｕ１〜Ｕ５と各電子素子４０〜６０との間の流
出入信号電流のみの授受が、電波Ｅの存在にもかかわら
ず、前記第１実施例の場合と実質的に同様に確実に行な
われる。かかる場合、高周波フィルタ８０が、前記第１
実施例における高周波フィルタ７０と異なり、プリント
基板３０に垂設されているため、各接地用電瓶片７２ａ
、７４ａ、７６ａが各電子素子４０〜６０をコネクタ２
０から隔離してこのコネクタ２０の内側開口部から各電
子素子４０〜６０に直接入射する各種電波をも遮断し得
る。

なお、前記第２実施例においては、高周波フィルタ８０
を各配線パターン３２３〜３６ａと各配線パターン３２
〜３６との間にてプリント基板３０に垂設するようにし
たが、これに代えて、第８図に示すごとく、各配線パタ
ーン３２ａ〜３６ａを省１略するとともに、コネクタ２
０の各コネクタビンＰ１〜Ｐ５の各垂下部を各コネクタ
ビン８１ａ　−！３５　ａの前面に直接半田付けするよ
うに実施してもよく、かかる場合には、前記第２実施例
における各配線パターン３２ａ〜３６１に直接乗る高周
波ノイズ等の外乱の影習をも除去すうことができ、その
結果、この（ゼ高周波フィルタの遮１ｉｊ’ｉ効果をよ
り一層向上させ得る。

また、本発明の実施にあたっては、第９図に示すごとく
、絶縁’ｔ？ｉ坂７２及びその各信号電極片７２ａ〜７
２（・全省略し、絶縁薄板７１にイ（えてフェライ１一
括板７１Ａ（信号電穫片７１ａ〜７１ｅを有する）を採
用し、地縁薄板７６の下面にフェライｌ−，！！？＆７
６　Ａ（信号電極片７　ｆｉ　ｈ　〜７　［ｉ　（を有
ず乙）を重合して実施した場合には、各信号電極片のイ
ンピーダンスの・インダタタンス分ヲ各フェーライｌ−
、Ｗｆｆｉ７１　Ａ、　　７６　Ａの磁気特性：；二、
、にり増大させることができ、その語用、この種１）］
ｊ周波フィルタのＪ鹿１１Ｊ’ｉ効県をより−Ｊｉ向上
させ冑イ）とともに、遮断効果の減衰曲線の凹きを）角
宜変更し１７　、Ｓ。

次に、本発明の第３実ルト例を第１Ｏ図及び第１１図を
参照して説明すると、この第３実施例においては、高周
波フィルタ９０を前記第２実、施例Ｑごて述べた高１−
．！、ｌ波フイルタ８０に代、えて採用し７だことにそ
の構成上の待機があり、高周波フィルタ９０は、各配線
パターン３４ａ、３５ａ、３６ａと各配線パターン３４
，３５．３６との間にて、第１図に示した高周波フィル
タ７０と同様にプリント基板３０の上面に配設されてい
る。なお、本実施例においては、各配設バクーン３４ａ
、３５ａ、３６ａと各配設パターン３４，３５．３６と
の間の各間隔は高周波フィルタ９０の幅より広くしであ
る。

高周波フィルタ９０は、第１０図に示すごとく、５枚の
絶縁薄板９１〜９５を有しており、これら各絶縁薄板９
１〜９５は第１１図に示すごとく順次重合圧着されてい
る。絶縁薄板９１は、略Ｕ字状の信号電極片９１ａを有
しており、この信号電極片９１ａはその前端部９１ｂを
後端部９１Ｃを各配線パターン３６ａ、３６に同列状に
てそれぞれ対応させるべく絶縁薄板９１の上面に印刷形
成されている。絶縁薄板９３は第１０凹に示すような屈
曲形状を有する信号電極片９３ａを有しており、この信
号電極９３ａはその前端部９３ｂ及び後端部９３ｃを各
配線パターン３５ａ、３５に同列状にてそれぞれ対応さ
せるべ（絶縁薄板９３の上面に印刷形成されている。か
かる場合、各信号電極片９１２．９３ａの全長は各絶縁
薄板９１゜９３の上面にて所望の長さにしである。

また、各絶縁薄Ｆｊ、９２．９４は、それぞれ各接地用
電極片９２ａ、９４ａを有しており、これら各接地用電
極片９２ａ、９４ａは、それぞれ、各絶縁薄板９２．９
４の長手方向く即ち、各絶縁薄板９２．９４の前後方向
に直角な方向）に向けて同各絶縁薄板９２．９４の上面
に印刷形成されている。絶縁薄板９５は略Ｕ字状の信号
電極片９５ａ及び接地用電極片９５ｄを有しており、信
号電極片９５ａはその前端部９５ｂ及び後端部９５ｃを
各配線パターン３４ａ、３４に同列状にてそれぞれ対応
させるべく絶縁薄板９５の上面に印刷形成され、一方、
接地用電極片９５ｄは絶縁薄板９５の長手方向に向けて
同絶縁薄板９５の下面に印刷形成されている。かかる場
合、信号電極片９５ａの全長は各信号電極片９１ａ、９
３ａと同様に長くしである。

また、絶縁薄板９１の信号電極片９　］、　ａは、その
前端部９１ｂにて、全絶縁薄板９１〜９５の各前端面の
一側部分に焼成した短絡電極片９６ａにより配線パター
ン３６ａに接続されており、この信号電極片９１ａの後
端部９１Ｃは　全絶縁薄板９１〜９５の各後端面の一側
部分に焼成した短絡電極片９６ｂ（図示せず）により配
線パターン３６に接続さている。絶縁薄板９３の信号電
極片９３ａは、その前端部９３ｂにて、三枚の絶縁薄板
９３〜９５の各前端面中央部分に焼成した短絡型）極片
９７ａにより配線パターン３５ａに接続されており、こ
の信号電極片９３ａの後端部９３ｃは、絶縁薄板９３〜
９５の各後錯１面中央部分に焼成した短絡電極片９７ｂ
（図示せず）により配線パターン３５に接続されている
。

また、絶縁薄板９５の信号電極片９５ａは、その前端部
９５ｂにて、絶縁薄板９５の前端面他側部分に焼成した
短絡電極片９８ａにより配線パターン３４ａに接続され
ており、この信号電極片９５ａの後端部９５ｃは、絶縁
薄板９５の１＆端面他側部分に焼成した短絡電極片９８
ｂ（図示せず）により配線パターン３４に接続されてい
る。また、各絶縁薄板９２，９３．９５の接地用電極片
９２ａ、９４ａ、９５ｄは、全絶縁薄板９１〜９５の左
右両端面に焼成した各短絡電極片９９ａ、９９ｂ（第１
１図にては、一方の短絡電極片９９ａのみを示す）に共
に接続されている。なお、各短絡電極片９９ａ、９９ｂ
はその各下縁から延出する各リード片にてプリント基板
３０を通し各銅箔膜３１ａ、３１ｂにそれぞれ接続され
ている。

以上のように構成した本実施例においては、上述のごと
く、互いに重合した各絶縁薄板９１〜９５のもとに、各
信号電極片９１ａ、９３ａ、９５ａが各絶縁薄４＆９１
，９３．９５上にてそれぞれ所望の長さになるように屈
曲形成されて、互いに独立的に、各一対の短絡電極片９
６ａ、９６ｂ；９７ａ、９７ｂ；９８ａ、９８ｂにより
各一対の配線パターン３６ａ、３６；３５ａ、３５；３
４ａ、３４にそれぞれ接続されるとともに各接地用型［
極片９２ａ、９４ａ、９５ｄが両短絡電極片９９ａ、９
９ｂに共に接続されるので、絶縁薄板９１を介し信号電
極片９ｔａ及び接地用電極片９２ａにより形成される静
電容量、絶縁薄板９２を介し信号電極片９３ａ及び接地
用電極片９２ａにより形成される静電容量、絶縁薄板９
３を介し信号電極片９３ａ及び接地用電極片９４ａによ
り形成される静電容量、絶縁薄板９４を介し信号電極片
９５ａ及び接地用電極片９４ａにより形成される静電容
量、並びに絶縁薄Ｆｊ、９５を介し信号電極片９５ｂ及
び接地用電極片９５ｄにより形成される静電容量が互い
に並列接続回路を形成して、前記各実施例のように複数
の信号電極片の直列回路を伴うことなく増大することと
なり、その結果、各絶縁薄板９１〜９５の総合的な信号
電極片片の長さの短縮化を図りつつ、前記各実施例と同
様にこの種高周波フィルタの遮断特性を広い無線周波数
帯域に互いに大幅に向上させ得る。その他の構成上及び
作用効果は前記各実施例と同様である。

なお、前記第３実施例においては、絶縁薄板９１の上面
に、絶縁薄板９２と同様の構成を有する他の絶縁薄板を
重合し７、ごの他の絶縁；１ｖ扱の上面に形成し／：接
地用電極片を各短絡電極片９９ａ。

９９ｂに接続すれば、この通商周波フィルタとしての遮
断効果をより一層向上させｌ＞る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す要部♀；１現図、第
２図は、前記第１実施例を）＆用してなる電子制御シス
テムが車両に装備された状態を示す図、第３図は第１図
における高周波フィルタの分解斜視図、第４図は同重合
斜視図、第５図は同拡大断面図、第６図は同拡大後面図
、第７図は本発明の第２実施例を示す要部斜視図、第８
図は同変形例を示す要部、ス・ｌ親図、第９図は前記各
実施例の変形例を示す要部拡大断面図、第１０図は本発
明の第３実施例たる高周波フィルタの分解ｉ：Ｉ視図親
図び第１１図は同重合斜視図である。 符号の説明 Ｄ・・・電子装置、Ｗ１〜Ｗ５・・・入出力信号線、１
０・・・ケーシング、２０．２０ａ・・・コネクタ、３
２ａ〜３６ａ、３２ｂ　〜３６ｂ−・・配線パターン、
４０，５０．６０・・・電子素子、７１〜７６・・・絶
縁薄板、７１ａ〜７１ｅ。 ７３ａ〜７３ｅ、７５ａ〜７５８．７６ｅ〜７６ｆ、９
１ａ、９３ａ、９５ａ・・・信号電極片、７２ａ、７４
ａ、７６ａ、９２ａ、９４ａ、９５ｄ・・・接地用電極
片。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　導電性ケーシングと、前記導電性ケーシング内に配置
   されて外部回路から延在する接続線路に接続される接続
   端子を設けた電子素子とを備えた電子機器のための高周
   波フィルタにおいて、前記電子素子の接続端子と前記接
   続線路との間に介装されて互いに重合してなる第１、第
   ２、・・・、第（ｎ−１）及び第ｎの絶縁薄板と、前記
   第１絶縁薄板の非重合面に設けた第１導電層と、前記第
   １及び第２の絶縁薄板間に介装した第２導電層と、・・
   ・、前記第（ｎ−１）及び第ｎの絶縁薄板間に介装した
   第ｎの導電層と、同第ｎの絶縁薄板の非重合面に設けた
   第（ｎ＋１）の導電層とを有し、前記第１、第３、・・
   ・、第ｎの導電層、及び前記第２、第４、・・・、第（
   ｎ＋１）の導電層のいずれか一方のグループを接地用電
   極片として前記導電性ケーシングに接続し、他のグルー
   プを信号電極片として前記接続線路及び前記電子素子の
   接続端子間に接続するようにしたことを特徴とする電子
   機器のための高周波フィルタ。