JPS6193570A - 電子機器のためのコネクタ - Google Patents

電子機器のためのコネクタ

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Publication number
JPS6193570A
JPS6193570A JP59215046A JP21504684A JPS6193570A JP S6193570 A JPS6193570 A JP S6193570A JP 59215046 A JP59215046 A JP 59215046A JP 21504684 A JP21504684 A JP 21504684A JP S6193570 A JPS6193570 A JP S6193570A
Authority
JP
Japan
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connector
frequency filter
high frequency
electronic element
radio
Prior art date
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Pending
Application number
JP59215046A
Other languages
English (en)
Inventor
徹 山崎
桜井 孝
杉本 寛志
佐分 淑樹
加藤 大誠
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6193570A publication Critical patent/JPS6193570A/ja
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子機器に係り、特に放送局、アマチュア無線
局、市民無線局、パーソナル無線システム、軍用レーダ
ー等の電波発生源から発せられる各種電波に起因した電
波障害から電子機器を保護する高周波フィルタの機能を
兼ね備えた電子機器のためのコネクタに関する。
〔従来技術〕
従来、この種のコネクタとしては、例えば、特開昭56
−107480号公報に開示されているように、強誘電
体の両表面に一対の電極部材を設けて形成したコンデン
サを有するように構成して高周波フィルタとしての機能
を兼ね備えるようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような構成においては、前記コンデ
ンサがコネクタ端子に直交して設けられているため、コ
ネクタの外形寸法がコンパクトにならないという不具合
があり、また、広い無線周波数帯域に亘る一様な濾波特
性が得られず、電子機器を電波障害から適確には保護し
得ないという不具合もある。
そこで、本発明は、このようなことに対処すべく、無線
周波数の増大(又は減少)に応じて減少(又は増大)す
る誘電率を備えた誘電材料を有効に活用した高周波フィ
ルタとしての機能を兼ね備えてなるコンパクトな電子機
器のためのコネクタを提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述のような問題を解決するにあたり、本発明の構成上
の特徴は、電子機器の導電性ケーシング内に配設した電
子素子の接続端子を外部回路から延在する接続線路の外
端に接続するように前記導電性ケーシングに組付けられ
るコネクタにおいて、前記導電性ケーシングに組付けら
れるコネクタ本体と、このコネクタ本体内にて前記接続
線路の外端から前記電子素子の接続端子にかけて設けら
れて無線周波数の増大(又は減少)に応じて減少(又は
増大)する誘電率を有する誘電材料により形成した絶縁
層と、この絶縁層の両表面に沿い前記接続線路の外端か
ら前記電子素子の接続端子にかけて添着した一対の電極
とを具備して、この一対の電極の一方を前記接続線路の
外端と前記電子素子の接続端子との間に接続するととも
に前記一対の電極の他方を前記導電性ケーシングに接続
するようにした高周波フィルタからなるようにしたこと
にある。
〔発明の作用効果〕
しかして、このように本発明を構成したことにより、前
記一対の電極自体がこの種コネクタのコネクタ端子とし
ての役割を果すので、コネクタの外形寸法が縮小されて
電子機器をより一層コンパクトにし得る。かかる場合、
本発明によるコネクタが高周波フィルタとしての機能を
兼ね備えるので、通常のコネクタと前記電子素子との間
に高周波フィルタを独立して配置するスペースをもたな
い電子機器においても本発明の採用により十分な耐電磁
波対策を講、し得る。
また、上述のように本発明を構成したことにより、放送
局、アマチュア無線局、ハーソナル無線システム、軍用
レーダ等の電波発生源からの電波が前記接続線路に入射
してこの接続線路に高周波誘導電流を発生させても、本
発明によるコネクタにおいては、前記絶縁層の誘電率が
無線周波数の増大(又は減少)に応じて減少(又は増大
)するため、前記絶縁層との協働のもとに前記一対の電
極間に形成される総分布キャパシタンス及び総分布コン
ダクタンスが、前記高周波誘導電流、即ち前記電波の無
線周波数に応じた前記絶縁層の誘電率の無線周波数特性
に基づき変化して前記コネクタの高周波フィルタとして
の濾波特性を広い無線周波数帯域に亘り一様に維持する
ので、前記コネクタに流入する前記高周波誘導電流が、
同コネクタの上述のような濾波機能により、前記誘電性
ケーシングに接続した電極に確実に濾波され、その結果
、前記電子機器カミ前記高周波誘導電流、即ち前記電波
による障害を受けることなく、前記接続線路及び前記コ
ネクタを介し流入する前記外部回路からの信号電流のみ
を受けて常に適正に作動し得る。
(実施例〕 以下、本発明の一実施例を図面により説明すると、第1
図は本発明を適用した電子装置りの要部を示し、また第
2図は、電子装置りが通用された電子制御システムを車
両に装備した状態を示している。この電子制御システム
は、当該車両の各所に配置したセンサ、アクチュエータ
等の各種電装品U1.U2.  ・・+、Um、Um+
1.Um+2、−=・、Un(第2図には、電装品Ul
、U2、Um、0m+1.0m+2.Onのみを示す)
を有しており、これら各電装品Ul、U2.  ・・−
、Um、0m+1,0m+2.  ・・−、Unは各入
出力信号線W1.W2.  ・・−、Wm、Wm+1.
Wm+’l、−・−、Wn (第2図には、電装品Wl
、W2.Wm、Wm+1.Wm+2.Wnのみを示す)
をそれぞれ介し電子装置D(例えば、当該車両の車室内
に配設されている)に接続されている。かかる場合、各
入出力信号線W1〜Wnは電子装置りとの間の相対的配
置関係に基づきそれぞれ長くなっている。(第2図参照
)電子装置りは、第1図に示すごとく、ケーシング10
と、このケーシング10の前壁11に組付けた本発明の
要部を構成するコネクタ20と、ケーシング10内に配
設したプリント基板30と、このプリント基板30の上
面に組付けた各電子素子40,50.60を備えており
、ケーシング10は金属良導体により形成されて、当該
車両の車室内適所に非接地状態にて組付けられている。
プリント基板30は、金属良導体からなる複数の支持部
材(図示しない)によりケーシング10内にてその底壁
12の上方に支持されており、プリント基板30の上面
には、複数の配線パターンd1゜d 2.  ・・・、
dm、dm+l、dm+2.  ・−・、d2m、d2
m+1  (第1図にては一部の配線パターンのみを示
す)が分散配設されている。
電子素子40はその各リード線41.42にてそれぞれ
両配線パターンdm、d2m+lの各一端上に接続され
ており、電子素子40のリード線43はプリント基板3
0の上面に固着されている。
電子素子50はその各リード線51.52上にて両配線
パターンd2.diの各一端上に接続されており、電子
素子50のリード線53はプリント基板30の上面に固
着されている。また、電子素子60はそのリード線61
にて配線パターンdm+1の一端上に接続されており、
電子素子60のリード線62はプリント基板30の上面
に固着されている。
次にコネクタ20の構成について説明すると、このコネ
クタ20は、高周波フィルタとしての機能を兼ね備える
もので、第1図、第3図及び第4図に示すごとく、コネ
クタ本体21と、支持部材22と、一対の高周波フィル
タ部材23.24と、複数のL字状のコネクタピンPL
、P2.  ・・・。
Pm、Pm+1.Pm+2.  ・・+、P2m (第
1図、第3図及び第4図にてはコネクタピンPl。
P2.Pm、Pm+1.Pm+2.P2mのみを示す)
とにより構成されている。支持部材22は、互いに並行
な上下二層の帯状導電板22a、22bと、これら各導
電板22a、22bの各両端部−側に直角に固着した一
対の導電片22c、22Cを備えており、各帯状導電板
22a、22bの上面には、各高周波フィルタ部材23
.24が雨曝電板22c、22c間にてそれぞれ固着さ
れている。
高周波フィルタ部材23は、帯状導電板22aの上面に
導電接着剤により接着した帯状の共通電極板23aと、
この共通電極板23aの上面に形成した帯状の絶縁層2
3bと、この絶縁層23bの上面に第4図に示すごとく
互いに間隔を付与して重合した複数の電極片23 c 
1. 23 c 2.  ・・・、23cm(第4図に
ては電極片23cl。
23 c 2+  23 Cf11のみを示す)とによ
り構成されており、絶縁層23bは、無線周波数fとの
関連にて第5図に示すごとく変化する誘電率εを有する
誘電材料(例えば、鉄ニオブ酸鉛と鉄タングステン酸鉛
の二成分組成物を主成分にした誘電材料)によって形成
されている。かかる場合、絶縁層23bの誘電率εは、
無線周波数fの増大により減少しても、空気の誘電率に
比べて十分に高くしである。また、絶縁層23bの板厚
、長さ及び幅は、それぞれ0.5n+、50tm及び1
011+Iである。一方、高周波フィルタ部材24は、
帯状導電板22bの上面に導電接着剤により接着した帯
状の共通電極板24aと、この共通電極板24aの上面
に絶縁123bと同様の材料により同一形状に形成した
帯状の絶縁層24bと、この絶縁層24bの上面に第4
図に示すごとく互いに間隔を付与して重合した複数の電
極片24C1,24C2゜・・・、24Cm(第4図に
ては電極片24 c ]、 。
24c2,24cmのみを示す)とにより構成されてい
る。
しかして、コネクタ20を形成するにあたっては、第4
図に示すごとく、支持部材22の各帯状導電板22a、
22bの上面に各高周波フィルタ部材23.24をその
共通電極板23a、2Ilaにて導電接着剤によりそれ
ぞれ重合接着し、各コネクタピンPI、P2.  ・・
・、Pmをその各水平中間部位にて絶縁層23の各電極
片23cl。
23 c 2.  ・・・、23cm上に沿いそれぞれ
載置半田付けし、各コネクタピンPm+1.Pm+2、
・・・、P2mをその各水平中間部位にて絶縁層24の
各電極片24cl、24c2.  ・・・。
24cm上に沿いそれぞれ載置半田付けし、然る後、第
4図下段に示す状態にある支持部材22゜各高周波フィ
ルタ部材23.24及び各コネクタピンP1〜P2mを
絶縁合成樹脂材料により第1図及び第3図に示す形状と
なるように一体的にモールド成形する。かかる場合、絶
縁合成樹脂材料からなる部分がコネクタ本体21を構成
している。
また、支持部材22の両帯状導電板22a、22bの各
端子部及び各導電片22c、22cは第1図に示すごと
くコネクタ本体21の両側壁から延出しており、各コネ
クタピンP1〜P2mは、第3図に示すごとく、その各
外端部にてコネクタ本体21の接続開口部21a内に延
出し、またその各内端部にて、第1図に示すごとく、コ
ネクタ本体21の背壁から延出している。
このように形成したコネクタ20をケーシングエOに組
付けるにあたっては、コネクタ本体21を、ケーシング
10の前壁11に形成した長穴11a内に第1図に示す
ごとく嵌装し、支持部材22の各導電片22c、22c
を各ネジ13.13により前壁11に長穴11aの両側
にてケーシング10の内側から締着し、然る後、各コネ
クタピンPI、P2.  ・・・、Pm、Pm+l、P
m+2、・・・、、P2mの内端部をそれぞれ各配線パ
ターンdl、d2.  ・・+、dm、dm+1.dm
+2.・・・、dzm上に半田付けし、コネクタ20a
をコネクタ20にその接続開口部21a側から接続して
各コネクタピンPI−P2mの外端を各入出力信号線W
1〜W 2 mにそれぞれ接続する。
また、上述のように構成したコネクタ20の高周波フィ
ルタ部材23においては、各電極片23cl、23c2
.−,23cmが、絶縁層23bを介する共通電極板2
3aとの協働により、無線周波数fの低い領域にて並行
平板型コンデンサたるフィルタとしてそれぞれ機能する
。また、無線周波数fにおける低領域よりも高い領域で
は、各電極片23cl、23c2.  ・・・、23c
mが、絶縁層23bを介する共通電極板23aとの協働
によりそれぞれ第6図に示すレッヘル型分布定数回路(
分布インダクタンスLl、L2.  ・・・、1m、分
布コンダクタンスGl、G2.゛・・・、Gm、 分布
キャパシタンスC1,C2,・・・、Cmからなる)を
形成する。これら各レソヘル型分布定数回路を総分布キ
ャパシタンスC1総分布インダクタンスし及び総分布コ
ンダクタンスGにより表わせば、各レソヘル型分布定数
回路は、それぞれ第7図に示すごとく集中定数回路に類
似した回路となる。かかる場合、総分布キャパシタンス
C及び総分布コンダクタンスGは、絶縁層23bを形成
する誘電材料の誘電率εの無線周波数特性と、各電極片
23c1.23c2.  ・・・。
又は23cmと共通電極板23aとによる平行平板構造
により決定され、第8図に示すごとき、各曲線C(f)
及びG (f)としてそれぞれ得られる。このことは、
高周波フィルタ部材23が、無線周波数fの低領域より
も高い広領域にて、第9図にて示すごとく、共振現象を
伴わないほぼ平坦な濾波特性を有することを意味する。
但し、第6図及び第7図にて、符号e1はコネクタpi
、p2、・・・又はPmの外端を示し、両符号e2゜C
4は支持部材22を示し、また符号e3はコネクタPi
、P2.  ・・・、又はPmO内端部を示す。また、
高周波フィルタ部材24も高周波フィルタ部材23と同
様の濾波特性を有する。
以上のように構成した本実施例において、放送局、アマ
チュア無線局、市民無線局、パーソナル無線システム、
軍用レーダー等の電波発生源からの各種電波E(無線周
波数を有する)が第2図に示すごとく当該車両に入射す
ると、この電波已に基づく高周波誘導電流Iが各入出力
信号線W1〜W2mに誘電されコネクタ20a及びコネ
クタ20の各コネクタピンP1〜P2mを通り高周波フ
ィルタ部材23.24に流入する。然るに、各高周波フ
ィルタ部材23.24が、その各絶縁層23b、24b
の誘電率εの第5図における無線周波数特性に基づき、
上述のごとく無線周波数fの広い領域に亘り第9図のご
とくほぼ平坦な濾波特性を有するため、高周波誘導電流
■が各共通電極板23a、24a、支持部材22を通し
ケーシング10の前壁11に確実に流入する。
換言すれば、各高周波フィルタ部材23.24は電波已
に起因する高周波誘導電流■、即ち無線周波数成分を各
電子素子40,50.60から確実に遮断して濾波する
。従って、各電装品U1〜U2mと各電子素子40〜6
0との間の流出入電流のみの授受が、電波Eの存在にも
かかわらず、各入出力信号線W1〜W 2 m、コネク
タ20a、コネクタ20の各コネクタピンP1〜P2m
及び配線パターンd1〜d2mをそれぞれ通して確実に
行われる。
また、上述のごとく、各コネクタピンP1〜P2mの水
平部を各電極片2301〜23cm及び2401〜24
cmに沿って重合するようにしたので、各コネクタピン
P1〜P2m及びこれら各コネクタピンにそれぞれ対応
する各電極片23C1〜23cm、24cl〜24cm
がそれぞれ一体となってコネクタ20のコネクタ端子を
構成することとなり、その結果この種コネクタの外形寸
法が縮小されてケーシング10、即ち電子機器をより一
層コンパクトに得るとともに、ケーシング10内におけ
る各電子素子4−0〜60への各信号配線部が短縮され
てこれら各信号配線部と各電子素子40〜60との間の
ケーシング10の空間を介する電磁的結合を減少させ得
る。
なお、前記実施例においては、支持部材22の両帯状導
電板22a、22bの各上面に各高周波フィルタ部材2
3.24をそれぞれ接着するようにしたが、これに代え
て、第10図に示す如く、支持部材22の帯状導電板2
2b及び雨曝霜月22c、22cの帯状導電板22aの
下方への各延出部分を省略し、高周波フィルタ部材24
をその共通電極板24aにて帯状導電板22aの下面に
導電接着剤により接着するようにした場合には、・コネ
クタ20の外形寸法を前記実施例に比べより一層コンパ
クトにし得る。なお、各コネクタピンPml〜P2mは
その各水平部にて第10図に示すごと(各電極片240
1〜24cmに沿って重合半田付けする。
また、第10図に示す変形例においては、画商周波フィ
ルタ部材23.24を支持部材22の帯状導電板22a
を介して重合するようにしたが、これに代えて、第11
図に示すごとく、高周波フィルタ部材24をその各電極
片2401〜24cmにて各板状コネクタピンq1〜q
m(コネクタピンP1〜Pmに相当する)の水平部を介
し各電極片2301〜23cmにそれぞれ重合するよう
に高周波フィルタ部材23に固着し、かつこのようなコ
ネクタピンq1〜qmを介する画商周波フィルタ部材2
3.24の重合体と同一のものを帯状導電板22aの下
面に対称的に設けた場合には、高周波フィルタ部材の増
加にもかかわらず、コネクタ20をコンパクトに構成で
きる。なお、帯状導電板22aの下面側の各板状コネク
タピンq1〜qmの各内端部は垂下させておく。
しかして、この変形例における帯状導電板22aの下面
側(又は下面側)の画商周波部材23゜24及び各コネ
クタピンq1〜qmの重合体においては、第12図に示
すごとく、第6図におけるレッヘル型分布定数回路を対
称的に構成したレソヘル型分布定数回路が形成され、か
つこのレソヘル型分布定数回路が第13図に示すごとき
集中定数回路に類似した回路となる。また、この場合の
総分布キャパシタンスC及び総分布コンダクタンスGは
、第14図にて実線により示すごとく、各曲線C1(f
、)及びGl  (f)としてそれぞれ得られる。これ
によれば、各曲線CI  (f)及びG1 (f)によ
り定まる総分布キャパシタンスC及び総分布コンダクタ
ンスGは前記実施例の場合(第14図にて破線により示
す)に比べてほぼ二倍になっていることが分る。このこ
とは、上述した重合体(画商周波フィルタ部材23.2
4及び各コネクタピンq1〜qmが、第15図に示すご
とく、無線周波数fとの関連にて、前記実施例の場合(
第15図にて破線により示す)に比べほぼ二倍の遮断効
果を有し、かつ共振現象を伴わないはぼ平坦な濾波特性
を有することを意味する。
また、本発明の実施にあたっては、前記実施例にて述べ
た各高周波フィルタ部材23.24をそれぞれ第16図
に示すごとく長手方向に分割して実施してもよい。
また、前記実施例においては、コネクタ本体21を絶縁
合成樹脂材料により形成するようにしたが、これに代え
て、フェライト粉体のように磁性体損失の高いもの或い
はカーボン粉体のように抵抗損の高いものを混合してな
る絶縁合成樹脂材料によりコネクタ本体21をモールド
成形するようにしてもよい。
また、前記実施例においては、各高周波フィルタ部材2
3.24の絶縁層23b、24bを誘電材料により形成
したが、これに代えて、カーボン粉体、金属粉体等を混
合した誘電材料により各絶縁層23.24を形成するよ
うにしてもよい。
また、本発明の実施にあたっては、前記実施例にて述べ
た各高周波フィルタ部材23.24を、第17図に示す
ごとく、それぞれ幅方向に例えば二分割して各一対の高
周波フィルタ分割部材23A、j3Bi24A、24B
とするように実施してもよく、かかる場合、各高周波フ
ィルタ分割部材23A(又は23B)及び24A(又は
24B)の絶縁層を磁性材料(例えば、フェライト)に
より形成して実施しても、前記実施例と実質的に同様の
作用効果を達成し得る。このことは、各高周波フィノ、
レタ分割部材23B、24Bを各高周波フィルタ分割部
材23A、24Aとは異なる誘電率εの無線周波数特性
を有する誘電材料により形成しても同様である。
また、本発明の実施にあたっては、前記実施例における
各高周波フィルタ部材23.24の絶縁層23b、24
bの上面に、各電極片2301〜23 cm、2401
〜24 cmに代えて、第18図に示すごとく、各抵抗
層(又は各磁性体層)23dl〜23dm、24dl〜
24dmをそれぞれ形成して抵抗損失分(又は、インダ
クタンス分)を高めることにより高周波誘電電流1を吸
収するようにしてもよく、また、各絶縁層23b、24
bの上面に、各電極片23cl 〜23cm、24C1
〜24cmに代えて、第19図に示すごとく、例えば幅
に変化のある各電極片23e1〜23em、24el〜
24emを設けてキャパシタンス分、インダクタンス分
を高めることにより高周波誘電電流Iを吸収するように
してもよい。
また、前記実施例においては、一対の高周波フィルタ部
材23.24をコネクタ本体21内にモールドするよう
にしたが、これに限らず、コネクタ本体21内にモール
ドする高周波フィルタ部材の数は適宜増減して実施して
も、コネクタ20のコンパクトな形状を損うことはない
また、前記実施例においては、コネクタ20のモールド
成形部分をコネクタ本体21とするようにしたが、これ
に代えて、適宜なコネクタハウジングによりコネクタ本
体21を形成しその内部に測高周波フィルタ部材23,
24、支持部材22及び各コネクタピンP1〜P2mを
第1図の場合と同様に組込むようにしてもよい。
また、前記実施例においては、車両用電子制御システム
に発明が通用された例について説明したが、これに限ら
ず、船舶、一般建造物等のための電子制御システムに本
発明を通用してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の要部を示す電子装置の部分破断斜視
図、第2図は第1図の電子装置を適用した電子制御シス
テムの車両に対する装備状態図、第3図は本発明に係る
コネクタの部分斜視図、第4図は測高周波フィルタ部材
、支持部材、及び各コネクタピンの組付順序を示す斜視
図、第5図は、誘電率εの無線周波数特性を示すグラフ
、第6図は、第4図の高周波フィルタ部材のコネクタピ
ンと一配線パターンとの間の電子回路機能をレソヘル型
分布定数回路として示す等価回路図、第7図はLOG定
数回路図、第8図は総分布キャパシタンスC及び総分布
コンダクタンスGの無線周波数特性を示すグラフ、第9
図は高周波フィルタ部材の濾波特性を示すグラフ、第1
0図は前記実施例の部分的変形例を示す要部斜視図、第
11図は同地の部分的変形例を示す要部斜視図、第12
図は第11図の変形例におけるレソヘル型分布定数回路
図、第13図は同LCG定数回路図、第14図は同層分
布キャパシタンスC及び総分布コンダクタンスGの無線
周波数特性を示すグラフ、第15図は同濾波特性を示す
グラフ、並びに第16図〜第19図は、それぞれ、前記
実施例の他の部分的変形例を示す要部斜視図である。 符号の説明 D・・・電子装置、PI 〜P2m、Q1〜(1m’・
・コネクタ本体、U1〜U2m・・・電装品。 W1〜W 2 m・・・入出力信号線、10・・・ケー
シング、20・・・コネクタ、21・・・コネクタ本体
、22・・・支持部材、22a、22b・・・帯状導電
板、22C・・・導電片、23゜24・・・高周波フィ
ルタ部材、23A、23B。 24A、24B・・・高周波フィルタ分割部材。 23a、24a・・・共通電極板、23b、24b・・
・絶縁層、23cl〜23cm、24cl〜24cm、
23el〜23em、24el〜24em=−電極片、
23dl 〜23dm、24d  l  〜 2 4d
m−−−’f氏抗屓、   40.  50.  60
・・・電子素子、41,42,51.52.61・・・
リード線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電子機器の導電性ケーシング内に配設した電子素子の接
    続端子を外部回路から延在する接続線路の外端に接続す
    るように前記導電性ケーシングに組付けられるコネクタ
    において、前記導電性ケーシングに組付けられるコネク
    タ本体と、このコネクタ本体内にて前記接続線路の外端
    から前記電子素子の接続端子にかけて設けられて無線周
    波数の増大(又は減少)に応じて減少(又は増大)する
    誘電率を有する誘電材料により形成した絶縁層と、この
    絶縁層の両表面に沿い前記接続線路の外端から前記電子
    素子の接続端子にかけて添着した一対の電極とを具備し
    て、この一対の電極の一方を前記接続線路路の外端と前
    記電子素子の接続端子との間に接続するとともに前記一
    対の電極の他方を前記導電性ケーシングに接続するよう
    にした高周波フィルタからなることを特徴とする電子機
    器のためのコネクタ。
JP59215046A 1984-10-13 1984-10-13 電子機器のためのコネクタ Pending JPS6193570A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02257583A (ja) * 1989-03-30 1990-10-18 Fujitsu Ltd コネクタ

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JPS5861583A (ja) * 1981-10-08 1983-04-12 日産自動車株式会社 電子制御装置の雑音防止装置およびその製造方法
JPS6039783A (ja) * 1983-07-18 1985-03-01 ノーザン・テレコム・リミテツド プレーナエレクトロニツクフイルタ要素及びかかるフイルタを形成するコネクタ

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