JPS6272791A - 潤滑油用の加水分解に安定な新規高アルカリ性化洗浄剤・分散剤添加物およびそれらの製造方法 - Google Patents

潤滑油用の加水分解に安定な新規高アルカリ性化洗浄剤・分散剤添加物およびそれらの製造方法

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JPS6272791A
JPS6272791A JP21727386A JP21727386A JPS6272791A JP S6272791 A JPS6272791 A JP S6272791A JP 21727386 A JP21727386 A JP 21727386A JP 21727386 A JP21727386 A JP 21727386A JP S6272791 A JPS6272791 A JP S6272791A
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
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    • C10M159/00Lubricating compositions characterised by the additive being of unknown or incompletely defined constitution
    • C10M159/12Reaction products
    • C10M159/20Reaction mixtures having an excess of neutralising base, e.g. so-called overbasic or highly basic products
    • C10M159/22Reaction mixtures having an excess of neutralising base, e.g. so-called overbasic or highly basic products containing phenol radicals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は潤滑油用の加水分解に安定な新規な高アルカ
リ性化洗浄剤・分散剤添加物およびそれらの製造方法に
関する。
[従来の技術およびそれらの問題点コ アルキルフェノールを硫化し、硫化アルキルフェノール
をアルカリ土類金属塩基で中和し、硫化アルキル石炭酸
塩を炭酸塩化して高アルカリ性化することによって塩基
性の高い硫化石炭酸アルカリ土類金属塩を主体とする洗
浄剤・分散剤添加物を製造することは周知である(米国
特許第3,036.971号公報明細書参照)。この型
の製品は加水分解に対して安定性が低く、とくにこの型
の製品が強くアルカリ性化されているときは、船舶用エ
ンジンのフィルターの目詰まりをおこす恐れがあるので
不都合である。
また、アルキル石炭酸カリウムをカルボキシル化し、塩
化カルシウムと交換反応させ、得られたアルキルサリチ
ル酸カルシウムを石灰、カルボン酸およびアルキレング
リコールもしくはアルキレングリコールのアルキルエー
テルの存在下に硫黄を用いて硫化することにより硫化ア
ルキルサリチル酸カルシウムを主体とする洗浄剤添加物
を製造することも公知−である(仏国特許第1,563
゜557号公報明細書参照)。このような方法は交換反
応を必要とするので不都合である。
[発明の目的] この発明は08〜C30、好ましくはC12〜C30の
アルキル置換基を一個または二個以上有するアルキルフ
ェノールから誘導される高アルカリ性化硫化アルキル石
炭酸塩を主体とする添加物の加水分解に対する安定性を
改善してフィルターの目詰まりを防止するとともに硫酸
存在下のTBN損失(全塩基数(Total  Bas
□。 Number)−ASTM  D2896)を防
止することにある。
[問題点を解決する手段] この発明の対象をなす新規な添加物は次のようにして得
られることを特徴とする。
l) 08〜C30、好ましくはC12〜C30のアル
キル置換基を一個または二個以上有するアルキルフェノ
ールを、C1〜C3のモノアルコール類、アルキレング
リコール類または次式%式% (式中、Rは01〜C4のアルキル基を表し、R。
はC2〜C3のアルキル基を表し、XはIまたは2であ
る。)のアルコキシアルカノールから選ばれたアルコー
ル・「ベクター」および沸点が70℃より高い芳香族ま
たは脂肪族炭化水素類および沸点が120℃より高い、
好ましくは150℃より高い、アルコール類から選ばれ
た反応水と共沸混合物を形成する第三溶媒の存在下にア
ルカリ土類金属塩基を用いて中和し、この中和操作は共
沸混合物形成温度以下の温度で下記のモル比に相当する
量の反応体を用いて行われる。
アルカリ土類金属塩基/アルキルフェノール=0.5〜
2、好ましくは0.6〜1.6アルコール・「ベクター
j/アルキルフェノール=0.05〜1.5 2) アルコール・「ベクター」と共沸混合物が完全に
除去されるまで得られた反応媒体を窒素通気下に蒸発さ
せる。
3) 形成されたアルキル石炭酸塩を希釈油または芳香
族溶媒の存在下に、アルキル石炭酸塩のアルキルサリチ
ル酸塩への転換量が約5〜30%となるのに必要な量の
炭酸ガスを用いて、100〜185℃(好ましくは14
0〜185℃)の温度で5パ一ル以上(好ましくは15
バール以下)の圧力下で3時間以上カルボキシル化する
4) 得られたアルキル石炭酸塩−アルキルサリチル酸
塩混合物をアルカリ土類金属塩基、アルキレングリコー
ル、ならびに芳香族または脂肪族炭化水素類および沸点
が120°Cより高い、好ましくは150℃より高い、
アルコール類から選ばれた第三溶媒の存在下に元素状硫
黄を用いて140〜230℃程度の温度で下記の反応体
モル比で硫化−高アルカリ性化する。
硫黄/アルキルフェノール(出発時)=0.7〜1.5
、好ましくは0.7〜1.3 全アルカリ土類金属塩基/アルキルフエノール(出発時
)=1.7以上、好ましくは1.7〜2高アルカリ性化
のアルカリ土類金属塩基/アルキレングリコール=I−
1,6 次いで、得られた媒体を100〜185℃の温度で大気
圧付近の圧力下で反応媒体に完全に吸収される量〜その
30%超過量の炭酸ガスを用いて炭酸塩化する。
5) 場合によって加水分解し、次いで希釈油を添加し
た後アルキレングリコールと第三溶媒を留去する。
6) 沈降物を除去するためにろ過する。
この発明の添加物の製造の種々の工程を実施するのに使
用することができるアルカリ土類金属塩基の例としては
カルシウム、バリウムまたはストロンチウムの酸化物ら
しくは水酸化物、とくにカルシウムの酸化物または水酸
化物を挙げることができる。
使用することができるアルコール・「ベクター」の例と
してはメタノール、プロパツール、エチレングリコール
、ジエチレングリコール、メトキシエタノール、2−ブ
トキシェタノール、2−ブトキシプロパノール、プロピ
レングリコールメチルエーテルか挙げられる。メタノー
ルとグリコールは好適なアルコ−ル・「ベクター」であ
る。
使用することができる第三溶媒の例としてはキシレン、
トルエン、シクロヘキサン、2−エチルヘキサノール、
オキソアルコール類、デシルアルコール、トリデシルア
ルコール、2−ブトキシェタノール、2−ブトキシプロ
パノール、プロピレングリコールメチルエーテルが挙げ
られる。とくに好ましいのはアルコール・「ベクター」
/第三溶媒の対、例えばグリコール/2−エチルヘキサ
ノール、グリコール/シクロヘキサン、グリコール/キ
シレン、メタノール/キシレンである。
第一工程すなわちアルキルフェノールの中和工程は大気
圧付近の圧力下、水と第三溶媒の共沸混合物の形成温度
以上の温度下で行うのが好適である。第三溶媒として2
−エチルヘキサノールを選んだときは160〜170℃
程度の温度が好ましい。シクロヘキサンを選んだときは
70〜80℃の温度が適している。一般に、中和工程は
50〜200℃程度の温度で実施される。操作は約2〜
5時間続けられる。
この工程で使用される第三溶媒の量は液体媒体すなわち
反応条件下で粘度が約30センチストークス未満の媒体
が得られるのに必要な量に相当する。
中和工程を実施するのにとくに好適な変形例はこの操作
を触媒の存在下で行うことからなる。この触媒は例えば
塩化アンモニウム、塩化カルシウム、塩化亜鉛等を介し
て導入される塩素イオンのようなハライドイオン、ギ酸
、酢酸、グリコール酸のようなカルボン酸から由来する
C00H−イオン、またはポリエチレンアミン、トリス
(3−オキサ−6−アミノヘキシル)アミンのようなア
ミン類に由来するNH2基であってもよい。使用するこ
とができる触媒の咀はアルキルフェノール1モル当たり
ハライドイオン、C00H−イオンまたはN H、基が
0,1モル以下である。
第二工程すなわちアルコール・「ベクター」および水−
第三溶媒共沸混合物の完全除去工程は必要に応じて希釈
油の存在下で行うことができる。
この工程はアルコール・「ベクター」/アルキルフェノ
ールの比が例えば0.05〜0.15のように十分に低
いときは省略することができる。使用することができる
希釈油としては100ニユートラル(100Neutr
al)油のようなパラフィン油が好ましい。ナフテン油
またはその混合油も同様に好適に使用できる。
第三工程すなわちカルボキシル化工程はとくに5〜15
バ一ル程度の圧力下で行われる。この操作は3時間以上
、一般には、5〜15時間続けられる。石炭酸塩からサ
リチル酸塩への転換は完全ではないことが確かめられて
いる。使用条件下では20〜30%程度の転換率が達成
できる。この転換率を増加する手段は数段のカルボキシ
ル化を行い、各カルボキシル化工程に上記第一工程と類
似の条件下で行われる中和工程および上記第二工程と類
似の蒸留工程とを先行させることからなる。
このようにして、石炭酸塩からサリチル酸塩への転換率
は45%に到達させることができる。求める改善を示す
添加物を製造するのにこの転換率を遥かに上回る必要は
ないことが確かめられている。
第四工程すなわち硫化−高アルカリ性化工程は好ましく
は140〜160℃程度の温度で約3〜6時間行われる
。中和工程と同様に、要すれば、出発時のアルキルフェ
ノール1モル当たり0. 1モル以下のハライドイオン
、C0OH〜イオンまたはNH,官能基のような触媒の
存在下で行うことができる。この第四工程の変形例では
硫化と高アルカリ性化とを次の二つの工程に分割してい
る。
イ) 得られたアルキル石炭酸塩−アルキルサリチル酸
塩混合物を触媒としてのアルカリ金属水酸化物の存在下
、かつアルキレングリコール、ならびに芳香族または脂
肪族炭化水素類および沸点が120℃より高い、好まし
くは150℃より高し・、アルコール類から選ばれた反
応水と共沸混合物を形成する第三溶媒の存在下に元素状
硫黄を用いて140〜230℃程度の温度で下記の反応
体モル比 硫黄/アルキルフェノール(出発時)=0.7〜1.5 アルカリ金属水酸化物/アルキルフェノール(出発時)
−0,01〜0.03 で硫化する工程。
口) 硫化されたアルキル石炭酸塩−アルキルサリチル
酸塩混合物を、アルキレングリコールならびに芳香族ま
たは脂肪族炭化水素類および沸点が120℃より高い、
好ましくは150℃より高い、アルコール類から選ばれ
た反応水と共沸混合物を形成する第三溶媒の存在下に5
0〜80℃の温度で下記の反応体モル比 全アルカリ土類金属塩基/アルキルフェノール(出発時
)=1.7以上、好ましくは1.7〜2高アルカリ性化
のアルカリ土類金属塩基/アルキレングリコール−1−
1,6 でアルカリ土類金属塩基を添加することによって高アル
カリ性化し、次いで、得られた媒体を100−185℃
の温度で大気圧付近の圧力下で反応媒体に完全に吸収さ
れるm〜その30%超過量の炭酸ガスを用いて炭酸塩化
する工程。
「全アルカリ土類金属塩基Jという用語は一連の工程を
実施するのに使用されるアルカリ土類金属塩基の全量を
いう。「高アルカリ性化のアルカリ土類金属塩基」とい
う用語は硫化−高アルカリ性化工程に参加するアルカリ
土類金属塩基をいう。
上記変形例に従えば、硫化は好ましくは触媒としてのカ
リまたはソーダの存在下で行われる。この操作は一般に
3〜6時間続く。使用される第三溶媒の量は液体媒体す
なわち反応条件下で粘度が約30センチストークス未満
の媒体を得るのに必要な量に相当する。
炭酸塩化は適切にいえば145〜180℃の温度で約9
30x10’〜1010xlo’パスカルの圧力下で行
うのが好適である。
炭酸塩化された生成物は場合によって水−第三溶媒混合
物で90〜110℃程度の温度で加水分解して液体媒体
すなわち粘度が30センチスト一クス未満の媒体を得る
ことができる。
炭酸塩化後、希釈油を最終生成物(すなわち工程6およ
び7の蒸留およびろ適役)中に含有される油の量が該生
成物の25〜65重量%、好ましくは30〜50重量%
となるような量で導入される。
この発明の添加物は高い塩基性を示す。例えばカルシウ
ム塩を主体とする添加物のT B Nは容易に250〜
300に達する。
[発明の効果] 潤滑油の洗浄剤・分散剤としての性質を改善するために
使用する添加物の層は該潤滑油の将来の用途によって決
まる。
すなわち、ガソリンエンジン用潤滑油に対しては添加物
の添加Mは一般に1〜3重量%である。
ジーゼルエンジンに対しては一般に1.5〜5重量%で
あり、船舶用エンジンに対しては一般に10〜30重量
%である。
このようにして、広範囲から選ばれた潤滑油を改善する
ことができる。すなわちナフテン系、パラフィン系およ
び混合系潤滑油、他の炭化水素化した潤滑油、例えば石
炭製品から誘導された潤滑油、ならびに例えばアルキレ
ンの重合体、酸化アルキレン型重合体およびそれらの誘
導体(酸化アルキレンを水またはアルコール例えばエチ
ルアルコールの存在下に重合して調製される酸化アルキ
レン重合体、ジカルボン酸エステル液体リン酸エステル
、アルキルベンゼン、ジアルキルベンゼン、ポリフェニ
ル、アルキルビフェニルエーテル、ケイ素重合体等を含
む。)からなる合成潤滑油を改善することができる。
この発明の方法に従って得られた洗浄剤・分散剤に加え
て補助添加物、例えば老化防止剤、防錆剤、無灰分分散
剤、を存在させることもできる。
「実施例] 以下に実施例を挙げてこの発明をさらに詳細に説明する
が、この発明はそれらに限定されない。
実施例 1 中和工程 バラドデンルフェノール(DDP)2kg (76モル
)と2−エチルヘキサノール(2EH)500kgから
なる混合物にカルシウム含有量が52.7%(すなわち
5.15モル)の石灰Ca(OH)tを390g添加し
た。
反応媒体を80℃にした後2時間がけてグリコール22
5gおよび2−エチルヘキサノール430gを導入した
反応媒体を足部(en  pied)で加熱して145
℃にした。水−2−エチルヘキサノール共沸混合物の蒸
留がグリコール−2−エチルヘキサノール混合物の添加
開始約30分後に始まり、約2時間続行された。媒体を
完全に脱水するために反応を4時間行った。
水76重量%を含有する蒸留物D1を225g回収した
反応終了後、温度を徐々に195℃にした。
得られた生成物を約15ff℃まで冷却し、次いで10
0ニユートラル油760gを添加した。
残存する2−エチルヘキサノールとグリコールを266
6パスカルの圧力下で195℃で留去した。
生成物溶液3150gを回収した。
カルボキシル化工程 得られた溶液2kg (出発時のDDP4.8モルに相
当する量)を3.6aのオートクレーブに移し、この混
合物を窒素を反応器に通気しつつ140℃で5〜IO分
間加熱し、次いで10−15gのCO,でこれをパージ
した。
CO2の導入を開始し5分間で圧力を15バールに増加
した。
co、の導入は145℃で5時間続けた。
G Otの導入量は230gである。
撹はん下に混合物からガス抜きをし、温度を徐々に低下
させた。ガス抜き終了後、反応器を窒素でパージし、次
いで生成物を100 ’Cでつめかえた。
このようにして、下記の性質を持つ混合物を2220g
回収した。
カルシウム(%):6.16 CO3(%):5.74 これはアルキルフェノールで表したアルキル石炭酸塩の
アルキルサリチル酸で表したアルキルサリチル酸塩への
転換量が17%であることに相当する。
硫化−高アルカリ性化工程 得られた溶液1600gを撹はん系、支柱、凝縮器、受
容器およびカリ・トラップを備えた512の球形フラス
コに移した。
65℃で撹はん下に下記のものを導入した。
2−エチルヘキサノール      350gCa含有
量52.7%の Ca(OH)z            300g硫黄
               118g装入した装置
を軽く減圧(960x102パスカル)し、昇温した。
温度が130℃に達したときに昇温を続けながら20分
間でエチレングリコール200gを導入した。
150℃で蒸留とトラップへのH,Sの吹き込みが始ま
った。
次いで、温度を1時間155℃に放置し、徐々に165
℃に昇温し、混合物を流動化するために2−エチルヘキ
サノールを350g導入した。
温度を165℃に1時間維持した。
このようにして、約40%の水を含有する蒸留物205
gを回収した。
トラップには44gのH,Sが固定された。
次いで、球形フラスコの内容物をCO,の吹き込み(6
5j/時間)により165℃で1時間炭酸塩化した。
このようにして84gのCO7が生成物に固定され、炭
酸塩化の収率は68%である。
次いで、混合物を96(jxlo”パスカルの圧力下で
195℃にしたところ2−エチルヘキサノールが一部分
留出した。
100ニュートラル油440g、次いで消泡剤0.8g
を導入し徐々に減圧した。
蒸留は27xlO’〜40xlO’パスカルの圧力下で
温度がt 95〜200℃に達したときに実際上終了す
る。
上記の条件をさらに1時間維持した。
生成物2370gを得たが、その性質は下記の通りであ
る。
総沈降物(%)−:   1.8 全Ca(%):   11 CO2(%) :     7.3 S(%):      3.1 TBN :     305 実施例 2〜6 ア) 表1aおよび表1bに示す量の反応体を使用して
実施例1と同じ温度・圧力条件下で行う中和工程、 イ) 実施例1と同じ条件(表2a)下で行うカルボキ
シル化工程、および つ) 実施例Iと同じ条件(表3aおよび表3b)下で
行う硫化−高アルカリ性化工程を実施することにより表
4に示す性質を持つ生成物を得た。
実施例 7 塩化アンモニウム56g (1,08モル)を石灰39
0gと同時に中和工程に導入し、カルボキシル化を5時
間でなく10時間行った以外は実施例1の操作を繰り返
した。
生成物の性質を表42.に示す。
実施例 8 石灰390gを293gのCaOで置き換え、硫化−高
アルカリ性化操作を石灰を用いて行った以外は実施例1
の操作を繰り返した。
生成物の性質を表4aに示す。
実施例 9 中和工程 実施例1の中和工程を同じ温度・圧力条件下で下記の反
応体を使用して実施した。
l) バラドデシルフェノール1375g(5゜25モ
ル)と分子m約430の直鎖状アルキルフェノール59
3g (1,38モル)の混合物2) 石灰 351g 3) 2−エチルヘキサノール500+320g4) 
グリコール 200g 5)  油  660 g 生成物の溶液2917gを回収した。
カルボキシル化工程 カルボキシル化を5時間ではなく10時間行った以外は
実施例1と同じ条件下でカルボキシル化操作を実施した
硫化−高アルカリ性化工程 得られた溶液2100gを球形フラスコに移し、撹はん
下に65℃で下記のものを添加した。
1)  2−エチルヘキサノール 350g2)  C
a(OH)t(Ca含有ff152.7%)14g 3) 硫黄 120g 装入した装置を軽く減圧(960xlO”ハスカル)し
、昇温した。155℃で30分間かけてグリコール20
0gを添加したところ温度は上昇し続けた。混合物は粘
度が増加し、155℃に1時間維持した後165℃に昇
温し2−エチルヘキサノール350gを導入した。
水128gを含有する蒸留物220gを回収し、40g
のHx Sがトラップされた。
次いで、混合物を165℃で75分間炭酸塩化し、68
gのCOtが固定された。
溶媒を留去して下記の性質を持つ生成物2400gを得
た。
総沈降物(%):   2.2 全Ca(%):  10.47 TBN :     283 COt (%):     6.58 S(%):      2.68 実施例 10 中和工程 ドデシルフェノール2kg (7,6モル)とシクロへ
キサノン825gの混合物に石灰390g(5,15モ
ル)およびグリコール225gを添加した。
反応媒体を加熱して95℃(足部)にしたところ水/シ
クロヘキサンの留出が始まった。
中和工程の全期間(7時間)にわたって温度をシクロヘ
キサンの沸点よりやや高く維持した。
蒸留物146gを回収した。
この媒体に100ニユートラル油760gを添加した。
シクロヘキサンとグリコールを2666パスカルの圧力
下19−5℃で留去した。
生成物の溶液3035gを回収した。
カルボキシル化工程 カルボキシル化工程は実施例■のものと同じである。
硫化−高アルカリ性化工程 硫化−高アルカリ性化工程は実施例1のものと同じであ
り、使用した溶媒も同じ、すなわち2−エチルヘキサノ
ールである。
得られた生成物の性質を表4aに示す。
実施例 11 中和工程 ドデシルフェノール2kg (7,6モル)とキシレン
825gの混合物に石灰390g(5,15モル)およ
びグリコール225gを添加した。
反応媒体を足部加熱して120℃にしたところ水/キシ
レン共沸混合物の留出が始まった。6時間反応後、蒸留
物178gを回収した。このとき足部温度は夏57℃に
達した。
100ニユートラル油760gを添加した。
キシレンとグリコールを2666パスカルの圧力下19
5℃で留去した。
生成物の溶液3060gを回収した。
カルボキシル化工程 ユカルボキシル化工程は実施例1のものと同じである。
硫化−高アルカリ性化工程 硫化−高アルカリ性化工程は実施例1のものと同じであ
り、使用した溶媒も同じ、すなわち2−エチルヘキサノ
ールである。
得られた生成物の性質を表4aに示す。
実施例 ■2 キシレン1143gに298gのCaOを溶解した溶液
にメタノール170gを添加した。この溶液を3時間還
流(68℃)した。これに2000gのDDPと380
gのキシレンを含有する混合物を2時間かけて添加した
添加終了後、38gのNH,CIを添加し、反応媒体を
2時間還流した。
それにより溶媒は次のように留去された。
100℃までの第一分画ヘッド: 実質的にメタノール 127℃までの第二分画ヘッド: 実質的にキシレン 媒体中には約760gのキシレンが残存している。
カルボキシル化工程 カルボキシル化工程は実施例1のものと同じである。
下記の性質を持つ生成物を回収した。
Ca(%):     5.85 C07(%)  +       1. 92DDP転
換率=  17% 硫化−高アルカリ性化工程 この工程は得られた溶液1600gから出発して実施例
1と同様に実施した。
生成物の性質は表4aに示す。
実施例 13 中和工程 中和工程は実施例6の条件で実施した。
カルボキシル化工程 得られた溶液2kgを球形フラスコに移し、この混合物
を窒素を反応器に通気しつつ140℃で5〜IO分間加
熱し、次いで10−15.のCO7でこれをパージした
COtの導入を開始し5分間で圧力を5バールに増加し
た。
CO7の導入は142℃で5時間続けた。
COtの導入量は100gである。
混合物からガス抜きをし反応器を窒素でパージした後、
下記の性質を持つ混合物を2115g回収した。
カルシウム(%):6.2 COt (%’):   −2,74 DDPの転換率=  6% 硫化−高アルカリ性化工程 硫化−高アルカリ性化工程は実施例1のものと同じであ
る。
得られた生成物の性質を表4aに示す。
実施例 14 中和工程 中和工程は実施例6の条件で実施した。
カルボキシル化工程 得られた溶液2kgを球形フラスコに移し、この混合物
を窒素を反応器に通気しつつ140℃で5〜10分間加
熱し、次いで10〜15gのCO2でこれをパージした
CO2の導入を開始し5分間で圧力を10バールに増加
した。
COlの導入は140℃で5時間続けた。
CO,の導入量は140gである。
混合物からガス抜きをし反応器を窒素でパージした後、
下記の性質を持つ混合物を2140g回収した。
カルシウム(%):6.15 CO7(%):    3.11 DDPの転換率= l1% 硫化−高アルカリ性化工程 硫化−高アルカリ性化工程は実施例1のものと同じであ
る。
得られた生成物の性質を表4aに示す。
実施例 15 中和工程 中和工程は実施例8の条件(CaOの使用)で実施した
カルボキシル化工程 得られた溶液2kgを球形フラスコに移し、この混合物
を窒素を反応器に通気しつつ170℃で5〜lO分間加
熱し、次いで10−15gのCOlでこれをパージした
COxの導入を開始し5分間で圧力を15バールに増加
した。
CO7の導入は170℃で7時間続けた。
COtの導入量は235gである。
混合物からガス抜きをし反応器を窒素でパージした後、
下記の性質を持つ混合物を2230g回収した。
カルシウム(%):  5.95 COx (%):     4.22 DDPの転換率: 34% 硫化−高アルカリ性化工程 硫化−高アルカリ性化工程は実施例Iのものと同じであ
る。
得られた生成物の性質を表4bに示す。
実施例 16 DDP400g (1,5モル)とキシレン165gか
らなる混合物に石灰112g(1,5モル)とグリコー
ル46.5gを添加した。この媒体を水とキシレンの共
沸混合物の留出が可能となるようにキシレンの還流温度
まで加熱した。共沸蒸留の間にデカントされた分画は4
2gであった。このようにして6時間還流して完全に脱
水されるようにした。反応終了後、足部温度は157℃
に達した。 このとき溶媒は留去された(107x10
2パスカルの圧力下で150℃)。蒸留物は165gで
あった。反応媒体を150℃まで冷却してキシレンを1
50g添加した。
下記の条件で実施例1と同様にカルボキシル化された生
成物665gを回収した。
□      COx圧カニ  15バール1    
□よ2,4o。。
時間:     5時間 得られた生成物は下記の性質を持つ。
l       DDP転換率: 8.7%□ Ca(%)=8 このようにして得られた生成物に石灰45g(0,6モ
ル)とグリコール2Qgを添加した。この媒体をみず/
キシレン共沸混合物の留出が可能となるようにキシレン
の還流温度まで加熱した。デカントされた分画は16.
6gであった。完全な脱水が得られるように4時間還流
を続けた。反応終了後、足部温度は145℃に達した。
このとき溶媒が留出した(248g)反応媒体を冷却し
キシレン150gを添加した。
上記と同様の条件下で炭酸塩化された生成物532gを
回収した。
二回のカルボキシル化の間に導入された全c。
、蛍は113gであった。
得られた生成物は下記の性質を持つ。
DDP転換率:    22.2% Ca(%)ニー    lI C0t(%)  :      7.5硫化−高アルカ
リ性化工程 この工程は530gの溶液から出発して実施例3の条件
下で実施した。
生成物の性質は表4bに示す。
実施例 17 中和工程 中和工程は実施例1と同じ条件下で実施した。
カルボキシル化工程 カルボキシル化工程は実施例1と同じ条件下で実施した
硫化−高アルカリ性化工程 、    1″″f″″““°°“gG@ff;y5x
°“°“また。
65℃で撹はん下に下記のものを導入した。
2−エチルヘキサノール      350gCa (
OH) t            300 g硫黄 
              118gCaC1t  
             23g装入した装置を軽く
減圧(960X10”パスカル)し、昇温した。
温度が130℃に達したときに昇温を続けながら20分
間でエチレングリコール170Kを導入した。
150℃で蒸留とトラップへのH,Sの吹き込みが始ま
った。
次いで、温度を1時間155℃に放置し、徐々に165
℃に昇温し、混合物を流動化するために2−エチルヘキ
サノールを350g導入した。
温度を165℃に1時間維持して蒸留物を回収した。
炭酸塩化は実施例1と同じ条件下で実施した。
回収された生成物は下記の性質を持つ。
総沈降物(%)=2 全Ca(%):   10.6 CO* (%)=7 S(%) :  ’     2.6 TBN:       2.98 実施例 18 中和工程 塩化アンモニウム56gを石灰390gと同時に導入し
た以外は実施例6と同じ条件下で中和工程を実施した。
カルボキシル化工程 カルボキシル化工程は実施例1と同じ条件下で実施した
硫化−高アルカリ性化工程 得られた溶液1562gを球形フラスコに移した。
65℃で撹はん下に下記のものを導入した。
2−エチルヘキサノール      350g石灰  
             280g硫黄      
          82g装入した装置を軽く減圧(
960xlO”パスカル)し、昇温した。 温度が13
0℃に達したときに昇温を続けながら20分間でエチレ
ングリコール200gを徐々に導入した。
150℃で蒸留とトラップへのHt Sの吹き込みが始
まった。次いで、温度を155℃に調整した。混合物は
粘度を増し、155℃で1時間経過後徐々に165℃に
昇温し、混合物を再流動化するために追加の2−エチル
へキサノールを350g導入した。
温度を165℃に30分間維持した。1時間30分間硫
化した後、水40gを含有する蒸留物200gを回収し
た。
炭酸塩化は実施例Iと同じ条件下で実施した。
回収された生成物は下記の性質を持つ。
総沈降物(%):   2.3 全’Ca(%):   10.5 CO7(%)  :       7. 3S (%)
  :         2. 3TBN:     
    2’84 実施例 19 中和工程 実施例18と同じ条件下で中和工程を実施した。
カルボキシル化工程 カルボキシル化工程は実施例1と同じ条件下で実施した
硫化−高アルカリ性化工程 得られた溶液1570gを球形フラスコに移した。
65℃で撹はん下に下記のものを導入した。
2−エチルヘキサノール     350gCa52.
7%を含有するCa(OH)。
80g 硫黄               94.5gN H
2O122g 装入した装置を軽く減圧(960XlO”パスカル)し
、昇温した。 温度が150 ’Cに達したときに昇温
を続けながら30分間でエチレングリコール170gを
徐々に導入した。
混合物は粘度を増し、155℃で1時間経過後徐々に1
65℃に昇温し、混合物を再流動化するfこめに追加の
2−エチルヘキサノールを400g導入した。
温度を165℃に1時間維持した。2時間硫化した後、
溶媒195gが留出し、そのうち水は75gであった。
28gのH2Sがトラップされた。
球形フラスコの内容物をCO7の吹き込み(65i2/
時間)によって炭酸塩化した。温度は165℃に維持し
た。1時間経過後、91gのCOtか固定され、収率は
86%であった。油403gを添加し、溶媒を留去した
。下記の性質を持つ生成物234 sgを得た。
総沈降物(%):   1.8 全Ca(%):   10.4 CO7(%):56 S(%):      2.6 TBN :     284 実施例 20 中和工程 中和工程は実施例1と同じ条件下で実施した。
カルボキシル化工程 カルボキシル化工程は実施例■と同じ条件下で実施した
硫化−高アルカリ性化工程 得られた溶液1568gを球形フラスコに移した。
65℃で撹はん下に下記のものを導入した。
2−エチルヘキサノール      350g石灰(C
a52.7%)       285g硫黄     
          136g装入した装置を軽く減圧
(960xlO’パスカル)し、昇温した。 温度が1
30 ’Cに達したときに昇温を続けながら20分間で
エチレングリコール20ogを徐々に導入した。
150℃で蒸留とトラップへのH,Sの吹き込みが始ま
った。次いで、温度を155℃に調整した。
混合物は粘度を増し、155℃で1時間30分経過後徐
々に165℃に昇温し、混合物を再流動化するために追
加の2−エチルヘキサノールを350g導入した。
温度を165℃に1時間30分維持した。3時間硫化し
た後、水95gを含有する蒸留物215gを回収した。
55gのHx Sがトラップに固定された。
炭酸塩化は実施例Iと同じ条件下で実施した。
回収された生成物は下記の性質を持つ。
総沈降物(%):   1.7 全Ca(%):   10.8 CO2(%)+     7.1 S(%):4 TBN:     291 実施例 21 中和工程 実施例6と同じ条件下で中和工程を実施した。
カルボキシル化工程 カルボキシル化工程は実施例1と同じ条件下で実施した
硫化−高アルカリ性化工程 得られた溶液2 (LOOgを球形フラスコに移した。
65℃で撹はん下に下記のものを導入した。
Ca(OH)t                  
             300g硫黄      
        103g2−エチルヘキサノール(3
0分間) 50g 装入した装置−を軽く減圧(960XlO”パスカル)
し、昇温した。 温度が150℃に達したときに昇温を
続けながら30分間でエチレングリコール250gを徐
々に導入した。
温度を155℃に調整した。
混合物は粘度を増し、155℃で1時間経過後徐々に1
65℃に昇温し、混合物を再流動化するために追加の2
−エチルヘキサノールを350g導入した。
温度を165℃に1時間維持した。2時間硫化した後、
水98gを含有する蒸留物247gを回収した。
球形フラスコの内容物をCOxの吹き込み(65I2/
時間)によって炭酸塩化した。温度は165℃に維持し
た。92gのCOtが固定され、収率は68%であった
溶媒が一部(2−エチルヘキサノール460g)留去し
た。
球形フラスコを100℃を下回る温度に冷却し、強く撹
はんしながら75gの水を2−エチルヘキサノールと同
時に添加した。
2700パスカルの圧力下で最終蒸留した後、下記の性
質を持つ生成物を得た。
総沈降物(%):2 CO7(%)=7 全Ca(%):   ll 5(%) :      2.6 T B N :     310 実施例 22 中和工程とカルボキシル化工程は実施例1と同様に実施
した。
硫化−高アルカリ性化工程 得られた溶液1600gを撹はん系、支柱、凝縮器、受
容器およびカリ・トラップを備えた5Cの球形フラスコ
に移した。
50℃で撹はん下に下記のものを導入した。
2−エチルヘキサノール    350gカリ    
            6.5g温度を徐々に130
℃まで昇温し、次いで20分間で硫黄118gを添加し
た。
温度を180℃まで昇温し、媒体をこの温度に2時間3
0分維持した。
次いで、油を220g添加した。温度は90″Cに低下
した。
高アルカリ性化工程 石灰を300g添加し、加熱した。
温度が130℃に達したときに昇温を続けなから20分
間でエチレングリコール200gを導入した。
次いで、温度を1時間155℃に放置し、徐々に165
℃に昇温し、混合物を流動化するために2−エチルヘキ
サノールを350g導入した。
温度を165℃に1時間維持した。
このようにして、約40%の水を含有する蒸留物205
gを回収した。
次いで、球形フラスコの内容物をCOtの吹き込み(6
5(/時間)により165℃で1時間炭酸塩化した。
このようにして84gのCO7が生成物に固定され、炭
酸塩化の収率は68%である。
次いで、混合物を960xlO”パスカルの圧力下で1
95℃にしたところ2−エチルヘキサノールが一部分留
出した。
100ニュートラル油220g、次いで消泡剤0.8g
を導入し徐々に減圧した。
蒸留は27xlO”〜40XIO”パスカルの圧力下で
温度が195〜200℃に達したときに実際上終了する
上記の条件をさらに1時間維持した。
生成物2360gを得たが、その性質は下記の通りであ
る。
総沈降物(%):2 全Ca(%):   10.8 CO7(%)=7 S(%):3 TBN:、   ’  296 実施例 23 ア) 表1fに示す量の反応体を使用して実施例1と同
じ温度・圧力条件下で行う中和工程、イ) 5バールの
圧力下180℃で行うカルボキシル化工程(−表20)
、および つ) 表3gに示す量の生成物を用いて実施例1と同じ
条件下で行う硫化−カルボキシル化工程、を実施するこ
とにより表4aに示す性質を持つ生成物を得た。
以下の表中で使用されている略字の意味および掲記され
ている物質の量は単位は次の通りである(括弧内は量の
単位を示す。)。
DDP :  パラドデシルフェノール (g)AP:
 アルキルフェノール (g) 2EH:  2−エチルヘキサノール (g)CH: 
ンクロヘキサン (g) XL・ キシレン (g) Ca (OH)=:  (g) CaO:  (g) Ca/DDP (+AP):  (モル)GC: グリ
コール (g) ME: メタノール (g) GC/DDP (=、AP)+   (モル)ME/D
DP (+AP):  (モル)NH,CI:  (g
) 蒸留物DI+  (g) DI中の水: (g) 油:(g) 得られた生成物= (g) 表 1a(中和) 表 1b(中和) 表 1c(中和) 表 1d(中和) 表 1e(中和) 表 3a  (硫化−高アルカリ性化)「石灰−t」−
全石灰 「石灰−5J=高アルカリ性化の石灰 rcc−sJ=高アルカリ性化のグリコール[石灰−t
J=全石灰 [石灰−5J=高アルカリ性化の石灰 rGC−sJ=高アルカリ性化のグリコール「石灰−1
J−全石灰 「石灰−8」−高アルカリ性化の石灰 rcc−sJ=高アルカリ性化のグリコール表 3d 
 (硫化−高アルカリ性化)[石灰−tj=全石灰  
                  1「石灰−5」
−高アルカリ性化の石灰             i
〔 rcc−qJw高アルカリ性化のグリコール表 3e 
 (硫化−高アルカリ性化)「石灰−tJ=全石灰 「石灰−5」−高アルカリ性化の石灰 rcc−sj=高アルカリ性化のグリコール「石灰−t
J=全石灰

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)C8〜C30のアルキル置換基 を一個または二個以上有するアルキルフェノールを、C
    1〜C3のモノアルコール類、アルキレングリコール類
    または次式 R(OR′)_xOH (式中、RはC1〜C4のアルキル基を表し、R′はC
    2〜C3のアルキル基を表し、xは1または2である。 )のアルコキシアルカノールから選ばれたアルコール・
    「ベクター」および沸点が70℃より高い芳香族または
    脂肪族炭化水素類および沸点が120℃より高いアルコ
    ール類から選ばれた反応水と共沸混合物を形成する第三
    溶媒の存在下にアルカリ土類金属塩基を用いて共沸混合
    物形成温度以下の温度で下記のモル比 アルカリ土類金属塩基/アルキルフェノール=0.5〜
    2 アルコール・「ベクター」/アルキルフェノール=0.
    05〜3 に相当する量の反応体を用いて中和し、 b)アルコール・「ベクター」と共沸混合物が完全に除
    去されるまで得られた反応媒体を窒素通気下に蒸発させ
    、 c)形成されたアルキル石炭酸塩を希釈油または芳香族
    溶媒の存在下に、アルキル石炭酸塩のアルキルサリチル
    酸塩への転換量が約5〜30%となるのに必要な量の炭
    酸ガスを用いて、100〜185℃の温度で5バール以
    上の圧力下で3時間以上カルボキシル化し、 d)得られたアルキル石炭酸塩−アルキルサリチル酸塩
    混合物をアルカリ土類金属塩基、アルキレングリコール
    、ならびに芳香族または脂肪族炭化水素類および沸点が
    120℃より高いアルコール類から選ばれた第三溶媒の
    存在下に元素状硫黄を用いて140〜230℃程度の温
    度で下記の反応体モル比 硫黄/アルキルフェノール(出発時)=0.7〜1.5 全アルカリ土類金属塩基/アルキルフェノール(出発時
    )=1.7以上 高アルカリ性化のアルカリ土類金属塩基/アルキレング
    リコール=1〜1.6 で硫化−高アルカリ性化し、次いで、得られた媒体を1
    00〜185℃の温度で大気圧付近の圧力下で反応媒体
    に完全に吸収される量〜その30%超過量の炭酸ガスを
    用いて炭酸塩化し、 e)場合によって加水分解し、次いで希釈油を添加した
    後アルキレングリコールと第三溶媒を留去し、かつ、 f)沈降物を除去するためにろ過する ことにより得られることを特徴とする、潤滑油用高アル
    カリ性化洗浄剤・分散剤添加物
  2. (2)中和工程で使用される反応体の量が下記のモル比 アルカリ土類金属塩基/アルキルフェノール=0.6〜
    1.6 アルコール・「ベクター」/アルキルフェノール=0.
    1〜1.5 であることを特徴とする、特許請求の範囲第(1)項に
    記載の添加物。
  3. (3)硫化−高アルカリ性化工程を次の二つの工程イ)
    およびロ) イ)得られたアルキル石炭酸塩−アルキルサリチル酸塩
    混合物を触媒としてのアルカリ金属水酸化物の存在下、
    かつアルキレングリコール、ならびに芳香族または脂肪
    族炭化水素類および沸点が120℃より高いアルコール
    類から選ばれた反応水と共沸混合物を形成する第三溶媒
    の存在下に元素状硫黄を用いて140〜230℃程度の
    温度で下記の反応体モル比 硫黄/アルキルフェノール(出発時)=0.7〜1.5 アルカリ金属水酸化物/アルキルフェノール(出発時)
    =0.01〜0.03 で硫化する工程、および ロ)硫化されたアルキル石炭酸塩−アルキルサリチル酸
    塩混合物を、アルキレングリコールならびに芳香族また
    は脂肪族炭化水素類および沸点が120℃より高いアル
    コール類から選ばれた反応水と共沸混合物を形成する第
    三溶媒の存在下に50〜80℃の温度で下記の反応体モ
    ル比 全アルカリ土類金属塩基/アルキルフェノール(出発時
    )=1.7以上 高アルカリ性化のアルカリ土類金属塩基/アルキレング
    リコール=1〜1.6 でアルカリ土類金属塩基を添加することによって高アル
    カリ性化し、次いで、得られた媒体を100〜185℃
    の温度で大気圧付近の圧力下で反応媒体に完全に吸収さ
    れる量〜その30%超過量の炭酸ガスを用いて炭酸塩化
    する工程、 に分割したことを特徴とする、特許請求の範囲第(1)
    または(2)項に記載の添加物。
  4. (4)硫化−中和工程で使用される反応体の量が下記の
    モル比 硫黄/アルキルフェノール(出発時)=0.7〜全アル
    カリ土類金属塩基/アルキルフェノール(出発時)=1
    .7〜2 であることを特徴とする、特許請求の範囲第(1)〜(
    3)項のいずれか一つに記載の添加物。
  5. (5)アルカリ土類金属塩基が水酸化カルシウムまたは
    酸化カルシウムであることを特徴とする、特許請求の範
    囲第(1)〜(4)項のいずれか一つに記載の添加物。
  6. (6)アルコール・「ベクター」がメタノールまたはグ
    リコールであることを特徴とする、特許請求の範囲第(
    1)〜(5)項のいずれか一つに記載の添加物。
  7. (7)第三溶媒が2−エチルヘキサノール、シクロヘキ
    サンまたはキシレンであることを特徴とする、特許請求
    の範囲第(1)〜(6)項のいずれか一つに記載の添加
    物。
  8. (8)硫化工程で使用されるアルカリ金属水酸化物がカ
    リまたはソーダであることを特徴とする、特許請求の範
    囲第(3)項に記載の添加物。
  9. (9)中和工程および高アルカリ性化工程が出発時のア
    ルキルフェノール1モル当たり0.1モル以下のハライ
    ドイオン、COOH^−イオンまたはアミノ基の存在下
    で行われることを特徴とする、特許請求の範囲第(1)
    〜(8)項のいずれか一つに記載の添加物。
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