JPS6271562A - マスキングテ−プ - Google Patents
マスキングテ−プInfo
- Publication number
- JPS6271562A JPS6271562A JP60210177A JP21017785A JPS6271562A JP S6271562 A JPS6271562 A JP S6271562A JP 60210177 A JP60210177 A JP 60210177A JP 21017785 A JP21017785 A JP 21017785A JP S6271562 A JPS6271562 A JP S6271562A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- thermal shrinkage
- masking tape
- adherend
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は被着体を変質、変形させずに加熱処理によって
被着体から確実に脱落するマスキングテープに関する。
被着体から確実に脱落するマスキングテープに関する。
従来、塗料、インキ、紫外線などからの汚染、曝露を防
ぎ、目的を達した後は加熱処理によって被着体から脱落
させ、剥離作業を省くことができるマスキングテープが
使用されている(例えば実開昭52−155751号公
報)。
ぎ、目的を達した後は加熱処理によって被着体から脱落
させ、剥離作業を省くことができるマスキングテープが
使用されている(例えば実開昭52−155751号公
報)。
しかしながら、かかる従来のマスキングテープは、例え
ばポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィル
ム、架橋ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、ポリエステルフィルム、ボエアミドフイルム等をテ
ープ基材に使用しているが、加熱処理によって被着体か
ら脱落する割合、すなわち脱落率が40〜60%と低く
、十分ではなかった。
ばポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィル
ム、架橋ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、ポリエステルフィルム、ボエアミドフイルム等をテ
ープ基材に使用しているが、加熱処理によって被着体か
ら脱落する割合、すなわち脱落率が40〜60%と低く
、十分ではなかった。
このため熱収縮率を高めると共に、加熱処理温度をより
高温、例えば200℃以上にして脱落率を高めることが
行われているが、被着体を高温にさらすと被着体が変質
、変色、変形などを起し、被着体が使用できなくなるば
かりか、マスキングテープ基材から塩素ガスやシアンガ
ス等の有毒、有害゛ガスを発生し、被着体を変質させた
り、作業環境を悪化させる欠点があり、加熱処理温度を
高温にして脱落率を向上させることもできない。
高温、例えば200℃以上にして脱落率を高めることが
行われているが、被着体を高温にさらすと被着体が変質
、変色、変形などを起し、被着体が使用できなくなるば
かりか、マスキングテープ基材から塩素ガスやシアンガ
ス等の有毒、有害゛ガスを発生し、被着体を変質させた
り、作業環境を悪化させる欠点があり、加熱処理温度を
高温にして脱落率を向上させることもできない。
また、特開昭56−72067号公報によれば、二軸延
伸フィルムをベースフィルムとし、120℃における長
手方向および中方向の熱収縮率および熱収縮開始温度の
差が規定されている。
伸フィルムをベースフィルムとし、120℃における長
手方向および中方向の熱収縮率および熱収縮開始温度の
差が規定されている。
しかしこの発明においても、低温での脱落率が低く、被
着体を高温から保護する観点から更に低温における加熱
処理によって脱落可能なマスキングテープの出現が要望
されていた。
着体を高温から保護する観点から更に低温における加熱
処理によって脱落可能なマスキングテープの出現が要望
されていた。
本発明は、従来のマスキングテープに比較して、より低
い加熱処理温度で容易に、しかも確実に脱落するマスキ
ングテープを提供することを目的とするものである。
い加熱処理温度で容易に、しかも確実に脱落するマスキ
ングテープを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明のマスキングテープは、10
0℃での熱収縮率が長手方向で15%以上、巾方向で4
%以下、または長手方向で4%以下、巾方向で15%以
上であり、かつ高い熱収縮率を有する方向における10
0℃の熱収縮応力が300g/cm以上である熱収縮性
ポリプロピレン系フィルムの片面に粘着剤層が設けられ
ていることを特徴とするものである。
0℃での熱収縮率が長手方向で15%以上、巾方向で4
%以下、または長手方向で4%以下、巾方向で15%以
上であり、かつ高い熱収縮率を有する方向における10
0℃の熱収縮応力が300g/cm以上である熱収縮性
ポリプロピレン系フィルムの片面に粘着剤層が設けられ
ていることを特徴とするものである。
本発明におけるポリプロピレン系フィルムとは、ポリプ
ロピレン系ポリマからなるフィルムのことであり、ポリ
マを構成するモノマ単位が主として、すなわちモノマ単
位の50%以上がプロピレンであるポリマであり、プロ
ピレン以外のモノマ単位としては、ヘキセン、ペンテン
、ブテン、エチレン、酢酸ビニル、スチレン等のオレフ
ィン系モノマ、およびこれらを一部変成したものが代表
的例として挙げられる。
ロピレン系ポリマからなるフィルムのことであり、ポリ
マを構成するモノマ単位が主として、すなわちモノマ単
位の50%以上がプロピレンであるポリマであり、プロ
ピレン以外のモノマ単位としては、ヘキセン、ペンテン
、ブテン、エチレン、酢酸ビニル、スチレン等のオレフ
ィン系モノマ、およびこれらを一部変成したものが代表
的例として挙げられる。
本発明においては、特にプロピレンとエチレンおよび/
またはブテンとの共重合体が好ましい。
またはブテンとの共重合体が好ましい。
共重合体としては、ランダム共重合体が好ましいが、部
分的にはブロック共重合体であっても良い。
分的にはブロック共重合体であっても良い。
具体的には、エチレン成分2〜8重量%、メルトインデ
ックス(旧)0.5〜6 (230℃)のエチレン・
プロピレンランダム共重合体が好ましく、エチレン成分
°3〜5重量%、旧0.5〜6のエチレン・プロピレン
ランダム共重合体が特に好ましい。
ックス(旧)0.5〜6 (230℃)のエチレン・
プロピレンランダム共重合体が好ましく、エチレン成分
°3〜5重量%、旧0.5〜6のエチレン・プロピレン
ランダム共重合体が特に好ましい。
これは、溶融粘度の大きさ、強靭性、製膜のしやすさ、
透明性、耐熱性などに優れているためである。
透明性、耐熱性などに優れているためである。
もちろん、ポリプロピレン系フィルム中には、公知の添
加剤類、例えば酸化防止剤、着色防止剤、耐候剤、ゲル
化防止剤、滑剤、ブロッキング防止剤、顔料、帯電防止
剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、充填剤などを添加する
ことができる。
加剤類、例えば酸化防止剤、着色防止剤、耐候剤、ゲル
化防止剤、滑剤、ブロッキング防止剤、顔料、帯電防止
剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、充填剤などを添加する
ことができる。
更に本発明におけるプロピレン系フィルムは、100℃
での熱収縮率が長手方向で15%以上、中方向で4%以
下、または長手方向で4%以下、巾方向で15%以上、
すなわち何れか一方向の熱収縮率が15%以上、これに
実質的に直交する他の方向の熱収縮率が4%以下であり
、かつ高い熱収縮率を有する方向における100℃の熱
収縮応力が300g/cm以上である必要がある。
での熱収縮率が長手方向で15%以上、中方向で4%以
下、または長手方向で4%以下、巾方向で15%以上、
すなわち何れか一方向の熱収縮率が15%以上、これに
実質的に直交する他の方向の熱収縮率が4%以下であり
、かつ高い熱収縮率を有する方向における100℃の熱
収縮応力が300g/cm以上である必要がある。
100℃での一方向の熱収縮率が15%に満たな(でも
、或いは他方向の熱収縮率が4%を越えても、マスキン
グテープの脱落率は低下する。
、或いは他方向の熱収縮率が4%を越えても、マスキン
グテープの脱落率は低下する。
熱収縮応力は、熱収縮率、ポリマーの種類、フィルム厚
みに影響され、熱収縮率が大きいほど、ポリマー融点が
高いほど、フィルム厚みが厚いほど大きくなる。
みに影響され、熱収縮率が大きいほど、ポリマー融点が
高いほど、フィルム厚みが厚いほど大きくなる。
フィルムの厚みは20〜100 μ、好ましくは30〜
80μが良い。
80μが良い。
高い熱収縮率の方向における100℃の熱収縮応力が3
00g/cmより小さくなると、マスキングテープの脱
落率は低下する。
00g/cmより小さくなると、マスキングテープの脱
落率は低下する。
次に本発明のマスキングテープの製造方法について述べ
る。
る。
まず原料として例えばエチレンが2〜8重量%ランダム
に共重合されたポリプロピレン樹脂(230℃における
メルトインデックス3〜9、酸化防止剤、滑剤、帯電防
止剤、ブロッキング防止剤などを含有)を押し出し機に
供給し、200〜270℃で溶融押し出して、5〜95
℃に保たれたキャスティングドラム上に公知の方法でキ
ャストし、未延伸シートを得る。
に共重合されたポリプロピレン樹脂(230℃における
メルトインデックス3〜9、酸化防止剤、滑剤、帯電防
止剤、ブロッキング防止剤などを含有)を押し出し機に
供給し、200〜270℃で溶融押し出して、5〜95
℃に保たれたキャスティングドラム上に公知の方法でキ
ャストし、未延伸シートを得る。
この未延伸フィルムを、70〜140℃で、好ましくは
80〜120℃で4〜13倍に縦または横方向に一軸延
すると本発明のテープが得られる。
80〜120℃で4〜13倍に縦または横方向に一軸延
すると本発明のテープが得られる。
また、この−軸延伸フィルムの表面に炭酸ガス、窒素、
空気などの存在下でコロナ放電処理や火炎処理などの表
面活性化処理をすることもできる。
空気などの存在下でコロナ放電処理や火炎処理などの表
面活性化処理をすることもできる。
本発明においては、かかるポリプロピレン系フィルムの
片面に粘着剤が塗布されている。
片面に粘着剤が塗布されている。
粘着剤としては、アクリル系粘着剤が一般に使用される
。
。
なお、マスキングテープの脱落率は使用される粘着剤の
種類にも大きく影響されるため、粘着剤の種類、塗布厚
み等も十分に考慮しないと優れた脱落率を有するマスキ
ングテープとはならない。
種類にも大きく影響されるため、粘着剤の種類、塗布厚
み等も十分に考慮しないと優れた脱落率を有するマスキ
ングテープとはならない。
粘着剤の塗布厚みは通常では2〜10μであり、粘着力
は50〜150g/cm (対クロムメッキ、0.4
8S坂)が好ましい。
は50〜150g/cm (対クロムメッキ、0.4
8S坂)が好ましい。
以下に本明細書で使用した語句や測定方法を説明する。
(1)熱収縮率S
長さ20cm、中1CI11のフィルム・サンプルに荷
重3gをかけたままで、100℃の熱風オープン中で1
5分間熱処理し、熱処理後の長さAcmを測定し、下記
の式から熱収縮率Sを算出する。
重3gをかけたままで、100℃の熱風オープン中で1
5分間熱処理し、熱処理後の長さAcmを測定し、下記
の式から熱収縮率Sを算出する。
(2)熱収縮応力
長さ5cm、巾1c■のフィルム・サンプルの片端を固
定し、他の片端をストレンゲージのついたチャックで固
定し、初期荷重として130g/cmをかけ、その状態
で100℃のシリコンオイルバス中に15分間浸漬させ
た後、応力を測定する。
定し、他の片端をストレンゲージのついたチャックで固
定し、初期荷重として130g/cmをかけ、その状態
で100℃のシリコンオイルバス中に15分間浸漬させ
た後、応力を測定する。
以上述べたように本発明によれば、従来のマスキングテ
ープに比較してより低温で熱処理することができ、しか
も脱落率が極めて良好である。従って被着体を変質、変
形させる恐れが全くなく、熱に弱い被着体のマスキング
テープとして好適に使用することができる。
ープに比較してより低温で熱処理することができ、しか
も脱落率が極めて良好である。従って被着体を変質、変
形させる恐れが全くなく、熱に弱い被着体のマスキング
テープとして好適に使用することができる。
以下、本発明の実施例を述べる。
実施例1〜3、比較例1〜3
原料としてエチレンが4.5M量%ランダムに共重合さ
れたポリプロピレン樹脂を用い、230℃で熔融させ、
1゛ダイから押し出し、30℃に冷却されたキャスティ
ングドラム上で急冷し、未延伸シートを得た。
れたポリプロピレン樹脂を用い、230℃で熔融させ、
1゛ダイから押し出し、30℃に冷却されたキャスティ
ングドラム上で急冷し、未延伸シートを得た。
このシートを表に示した温度で一軸または二軸延伸した
。
。
延伸倍率は縦6倍、横10倍であった。
得られた延伸フィルムに市販のアクリル系粘着剤を粘着
力が100g/cn+ (対クロムメッキ0.488
板)になるように塗布し、巾58cn+にスリットして
マスキングテープとした。
力が100g/cn+ (対クロムメッキ0.488
板)になるように塗布し、巾58cn+にスリットして
マスキングテープとした。
これらテープの熱収縮率(100℃、15分間)、熱収
縮応力(100℃、15分間)、と脱落率(加熱処理温
度140℃)を表に示す。
縮応力(100℃、15分間)、と脱落率(加熱処理温
度140℃)を表に示す。
表から明らかなように、本発明のマスキングテープは、
加熱処理時の脱落率が極めて優れており、はとんど確実
に脱落させることができる。
加熱処理時の脱落率が極めて優れており、はとんど確実
に脱落させることができる。
Claims (1)
- 100℃での熱収縮率が長手方向で15%以上、巾方向
で4%以下、または長手方向で4%以下、巾方向で15
%以上であり、かつ高い熱収縮率を有する方向における
100℃の熱収縮応力が300g/cm以上である熱収
縮性ポリプロピレン系フィルムの片面に粘着剤層が設け
られていることを特徴とするマスキングテープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60210177A JPS6271562A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | マスキングテ−プ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60210177A JPS6271562A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | マスキングテ−プ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6271562A true JPS6271562A (ja) | 1987-04-02 |
Family
ID=16585050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60210177A Pending JPS6271562A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | マスキングテ−プ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6271562A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0342066A (ja) * | 1989-07-10 | 1991-02-22 | Sekisui Kobunshi Hanbai Kk | 塗装マスキング用フィルム |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP60210177A patent/JPS6271562A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0342066A (ja) * | 1989-07-10 | 1991-02-22 | Sekisui Kobunshi Hanbai Kk | 塗装マスキング用フィルム |
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