JPS6270545A - 可撓性を有するニツケル基合金 - Google Patents
可撓性を有するニツケル基合金Info
- Publication number
- JPS6270545A JPS6270545A JP20878485A JP20878485A JPS6270545A JP S6270545 A JPS6270545 A JP S6270545A JP 20878485 A JP20878485 A JP 20878485A JP 20878485 A JP20878485 A JP 20878485A JP S6270545 A JPS6270545 A JP S6270545A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon
- brazing
- nickel
- flexibility
- sample
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ニッケル基合金に関するものでおり、詳しく
は例えばステンレス鋼又はニッケル合金から成る金属製
品のろう付は用のろう、更にはその他の用途に有用な、
可撓゛[1に富む新規のニッケル基合金に関するもので
ある。
は例えばステンレス鋼又はニッケル合金から成る金属製
品のろう付は用のろう、更にはその他の用途に有用な、
可撓゛[1に富む新規のニッケル基合金に関するもので
ある。
従来の技術
ステンレス鋼及びニッケル合金材のろう付けに好適なろ
うとしては、下記第1表に示すようなニッケル合金ろう
AWSBNiが知られている。
うとしては、下記第1表に示すようなニッケル合金ろう
AWSBNiが知られている。
前記AWS BNiろうは、粉末状、ペースト状、又
はテープ状のものが使用されている。
はテープ状のものが使用されている。
この他、特開昭57−106495公報には、“はり状
ろうとして、モリブデン、タングステン及びコバルトか
ら選ばれた少なくとも1種の元素を含む合金ろうが開示
されている。
ろうとして、モリブデン、タングステン及びコバルトか
ら選ばれた少なくとも1種の元素を含む合金ろうが開示
されている。
発明が解決しようとする問題点
前記AWS BNiろうは、非常にもろいため、粉末
、粉末−結合剤から成るペース[・、:扮末−結合剤か
らなるテープ状のもの又はかざばつた鋳造予備成形物と
してのみしか入手できない。粉末ろうは一般に多くのろ
う付作業、例えば′どぶ付け″に適していない。このた
め複雑な形状の物のろう付けが容易でない。なお、粉末
ろうのあるものは有機結合剤を用いたペーストとして使
用されるが、この結合剤は、ろう付けに際して不都合な
空洞や残留物を生じさせる。
、粉末−結合剤から成るペース[・、:扮末−結合剤か
らなるテープ状のもの又はかざばつた鋳造予備成形物と
してのみしか入手できない。粉末ろうは一般に多くのろ
う付作業、例えば′どぶ付け″に適していない。このた
め複雑な形状の物のろう付けが容易でない。なお、粉末
ろうのあるものは有機結合剤を用いたペーストとして使
用されるが、この結合剤は、ろう付けに際して不都合な
空洞や残留物を生じさせる。
また、前記公報開示のろうはくは、高価な成分が含まれ
ているため′、ろう付は製品のコストが高くなるほか、
可撓性が十分てない。
ているため′、ろう付は製品のコストが高くなるほか、
可撓性が十分てない。
そこで本発明の目的とするところは、可撓性を有し、主
としてろう材に好適な新規ニッケル基合金を提供し、こ
れにより前記問題点を解決することにある。
としてろう材に好適な新規ニッケル基合金を提供し、こ
れにより前記問題点を解決することにある。
問題点を解決するための手段
本発明は、可撓性を有するニッケル基合金であって、前
記目的を達成するため、組成として、P: 1〜12.
5%、ACl:0.001〜10%、及びCu :
0.001〜10%から成る群から選ばれた、少なくも
2種の元素を含み、残部がNi及び付随的不純物であり
、かつ組織として急冷凝固組織を有することを特徴とし
ている。
記目的を達成するため、組成として、P: 1〜12.
5%、ACl:0.001〜10%、及びCu :
0.001〜10%から成る群から選ばれた、少なくも
2種の元素を含み、残部がNi及び付随的不純物であり
、かつ組織として急冷凝固組織を有することを特徴とし
ている。
本発明のニッケル基合金は、これを溶製した後、この溶
融物を急冷凝固法によって、例えば急速回転する急冷用
ロールの面に噴出させ、およそ104〜106°C/
SeCの冷却速度で急冷して、リボン状又は“はり状に
製造される。
融物を急冷凝固法によって、例えば急速回転する急冷用
ロールの面に噴出させ、およそ104〜106°C/
SeCの冷却速度で急冷して、リボン状又は“はり状に
製造される。
本発明のニッケル基合金のりポン(又は゛はり″)は、
可撓性に富むので、これをドラムに巻くことができる。
可撓性に富むので、これをドラムに巻くことができる。
このドラムに巻いたリボン条を、ろう付は作業に用いれ
ば、ろう付は作業を自動化することができる。また、本
発明による合金リボン(又は″はり″)は、その他のろ
う付は予備成形品等を好都合に提供することができる。
ば、ろう付は作業を自動化することができる。また、本
発明による合金リボン(又は″はり″)は、その他のろ
う付は予備成形品等を好都合に提供することができる。
X激■
例1
下記第2表に示す各組成のニッケル基合金をそれぞれ試
料とし、各試料ごとに溶融し、この溶融合金を、表面速
度23.6 m/SeCで急速回転する銅製ロールの面
上に噴出させて、幅約5m+u、厚さ約30μmのリボ
ンを製造した。
料とし、各試料ごとに溶融し、この溶融合金を、表面速
度23.6 m/SeCで急速回転する銅製ロールの面
上に噴出させて、幅約5m+u、厚さ約30μmのリボ
ンを製造した。
第2表 (重量%)
各試料から得たリボンは、いずれも急冷凝固により生成
した、微結晶相と非晶質相との混合組織を有し、均質で
可撓性を有していた。なお、銀あるいは銅の含有量が多
いものはど可撓性がより良好であった。
した、微結晶相と非晶質相との混合組織を有し、均質で
可撓性を有していた。なお、銀あるいは銅の含有量が多
いものはど可撓性がより良好であった。
例2
例1の各試料ごとにそれぞれ溶融し、この溶融合金を、
表面速度47.1m/secで急速回転する銅製ロール
の面上に噴出させ急冷して、幅約5mm、厚さ約20μ
mのリボンを製作した。
表面速度47.1m/secで急速回転する銅製ロール
の面上に噴出させ急冷して、幅約5mm、厚さ約20μ
mのリボンを製作した。
銀と銅を含有していない試料1によるリボンでは、微細
結晶相と非晶質相との混合組織でめったが、銀あるいは
銅を含有する試料2〜5によるリボンでは、いずれも非
晶質の単相であり、試料1のリボンよりも可撓性に優れ
ていた。
結晶相と非晶質相との混合組織でめったが、銀あるいは
銅を含有する試料2〜5によるリボンでは、いずれも非
晶質の単相であり、試料1のリボンよりも可撓性に優れ
ていた。
例3
例1の各試料ごとに、それぞれ溶融し、この溶融合金を
、表面速度11.8 m/SeCで回転する銅製ロール
の面上に噴出させ急冷して、幅約5mm、厚さ約40μ
mのリボンを製作した。
、表面速度11.8 m/SeCで回転する銅製ロール
の面上に噴出させ急冷して、幅約5mm、厚さ約40μ
mのリボンを製作した。
銀と銅を含有していない試料1のリボンでは、非晶質相
を生成せず、結晶の単相であった。銀あるいは銅を含有
している試料2〜5によるリボンでは、微細結晶相と非
晶質相との混合組織であった。
を生成せず、結晶の単相であった。銀あるいは銅を含有
している試料2〜5によるリボンでは、微細結晶相と非
晶質相との混合組織であった。
試料1によるリボンは、ぜい弱であったが、他の試料に
よるリボンは、いずれも可撓性があり、銀あるは銅の含
有量が多いものほど、可撓性がより良好であった。
よるリボンは、いずれも可撓性があり、銀あるは銅の含
有量が多いものほど、可撓性がより良好であった。
例4
下記第3表に示す種々の組成のニッケル基合金を試料6
〜9として、試料ごとに溶融し、この溶融合金を例1と
同一の表面速度で回転する銅製ロールの面上に噴出させ
て急冷し、幅約5mm、厚さ約30μmのリボンを製作
した。
〜9として、試料ごとに溶融し、この溶融合金を例1と
同一の表面速度で回転する銅製ロールの面上に噴出させ
て急冷し、幅約5mm、厚さ約30μmのリボンを製作
した。
第3表 (重量%)
試料6により得たリボンには、非晶質相は生成せず、結
晶の単相から成り、可撓性は無かった。これに対し銀を
含有する試料7によるリボンでは、非晶質相と結晶相と
の混合組織であって、可撓性を有していた。
晶の単相から成り、可撓性は無かった。これに対し銀を
含有する試料7によるリボンでは、非晶質相と結晶相と
の混合組織であって、可撓性を有していた。
一方、リン含有量が本発明によるリン含有量の上限を越
えた試料8.9によるものは、銀添加の有無にかかわら
ず、結晶の単相組織から成っていて、可撓性は無かった
。
えた試料8.9によるものは、銀添加の有無にかかわら
ず、結晶の単相組織から成っていて、可撓性は無かった
。
発明の効果
本発明のニッケル基合金は、急冷凝固法によって、リボ
ン又は“はり″秋材に製造するのか有利である。本発明
合金は、その急冷凝固組織か非晶質相ておっても、また
微細の結晶(固溶体)相であっても、あるいはそれらの
混合相で必っても、可撓性を有してあり、ろう、その他
の用途に使用できる。可撓性のリボンはドラムに巻くこ
とができるので、ドラムに巻いた連続リボン条として、
これをろう付けに用いれば、ろう付は作業を自動化する
ことができる。
ン又は“はり″秋材に製造するのか有利である。本発明
合金は、その急冷凝固組織か非晶質相ておっても、また
微細の結晶(固溶体)相であっても、あるいはそれらの
混合相で必っても、可撓性を有してあり、ろう、その他
の用途に使用できる。可撓性のリボンはドラムに巻くこ
とができるので、ドラムに巻いた連続リボン条として、
これをろう付けに用いれば、ろう付は作業を自動化する
ことができる。
急冷凝固法によって、製造された本発明合金によるリボ
ン又は″はり″は、その厚さが20〜60μmである。
ン又は″はり″は、その厚さが20〜60μmである。
この厚さは、ろう付は部品の接合すきまに対しても望ま
しいものである。すなわち、このすきま寸法は、部品の
ろう付は強度を最大にするものでおる。なあ、必要なす
きま寸法に対しては、薄いリボン又は″はりパを重ねて
所要の厚みにしてもよい。
しいものである。すなわち、このすきま寸法は、部品の
ろう付は強度を最大にするものでおる。なあ、必要なす
きま寸法に対しては、薄いリボン又は″はりパを重ねて
所要の厚みにしてもよい。
本発明合金による、ろうを用いてろう付けを行うに当っ
ては、融剤は不要であり、またリボン又は″はり状のろ
う中には、いかなる結合材も存在しない。したかつて、
ろう付は接合部には空洞も汚染残さも存在しない。また
スペーサーの必要もない。以上の点によって、本発明の
ニッケル基合金を、特にろうに用いれば、ろう付けを容
易にし、かつろう付は後の処理を最小限にとどめること
ができる。
ては、融剤は不要であり、またリボン又は″はり状のろ
う中には、いかなる結合材も存在しない。したかつて、
ろう付は接合部には空洞も汚染残さも存在しない。また
スペーサーの必要もない。以上の点によって、本発明の
ニッケル基合金を、特にろうに用いれば、ろう付けを容
易にし、かつろう付は後の処理を最小限にとどめること
ができる。
本発明ニッケル基合金には、ろう以外にも応用できる分
野が期待できる。
野が期待できる。
Claims (1)
- P:1〜12.5%、Ag:0.001〜10%、及び
Cu:0.001〜10%から成る群から選ばれた少な
くとも2種の元素を含み、残部はNi及び付随的不純物
であり、かつ急冷凝固組織を有することを特徴とする可
撓性を有するニッケル基合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60208784A JPH0617526B2 (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | 可撓性を有するろう材用ニッケル基合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60208784A JPH0617526B2 (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | 可撓性を有するろう材用ニッケル基合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6270545A true JPS6270545A (ja) | 1987-04-01 |
JPH0617526B2 JPH0617526B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=16562045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60208784A Expired - Lifetime JPH0617526B2 (ja) | 1985-09-24 | 1985-09-24 | 可撓性を有するろう材用ニッケル基合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617526B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114101970A (zh) * | 2021-11-04 | 2022-03-01 | 杭州华光焊接新材料股份有限公司 | 一种镍基非晶钎料带材及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55125248A (en) * | 1979-03-23 | 1980-09-26 | Toshiba Corp | Pointer material |
-
1985
- 1985-09-24 JP JP60208784A patent/JPH0617526B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55125248A (en) * | 1979-03-23 | 1980-09-26 | Toshiba Corp | Pointer material |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114101970A (zh) * | 2021-11-04 | 2022-03-01 | 杭州华光焊接新材料股份有限公司 | 一种镍基非晶钎料带材及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617526B2 (ja) | 1994-03-09 |
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