JPS627026B2 - - Google Patents
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- JPS627026B2 JPS627026B2 JP54038449A JP3844979A JPS627026B2 JP S627026 B2 JPS627026 B2 JP S627026B2 JP 54038449 A JP54038449 A JP 54038449A JP 3844979 A JP3844979 A JP 3844979A JP S627026 B2 JPS627026 B2 JP S627026B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaf springs
- spring
- curved
- spring device
- entire length
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Links
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 16
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
- B62D5/08—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by type of steering valve used
- B62D5/083—Rotary valves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
- B62D5/09—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by means for actuating valves
- B62D5/093—Telemotor driven by steering wheel movement
- B62D5/097—Telemotor driven by steering wheel movement gerotor type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は液力的舵取装置の制御弁用ばね装置で
あつて、中央部で対称的に互いに向かい合つてわ
ん曲した2つの板ばねを備えており、この板ばね
の端部が、ある限度内で相対回動可能な2つの互
いに同心的に配置されたスリーブ状の弁部分の半
径方向スリツトの壁に当付けられている形式のも
のに関する。
あつて、中央部で対称的に互いに向かい合つてわ
ん曲した2つの板ばねを備えており、この板ばね
の端部が、ある限度内で相対回動可能な2つの互
いに同心的に配置されたスリーブ状の弁部分の半
径方向スリツトの壁に当付けられている形式のも
のに関する。
従来の技術
この種の公知装置(米国特許第2984215号明細
書)では、一方の弁部分が舵取スピンドルに固定
的に結合されたインナスリーブから成り、他方の
弁部分がメータリングモータのロータに回動不能
に結合されたアウタスリーブから成つている。両
方のスリーブは回転すべり弁を形成しており、こ
の回転すべり弁は舵取スピンドルによつて生じる
相対回動時に開いて圧力液体をメータリングモー
タを介してポンプから、車輪を調節する舵取モー
タへ、かつこれから再びタンクへ通流させる。メ
ータリングモータは弁が再び閉じるまで圧力媒体
通過量に関連してアウタスリーブに追従する。両
方の弁部分間の相対回動は所定の遊びの後に作用
する連結部材によつて制限され、このため、ポン
プ故障時にはメータリングモータがステヤリング
ホイールによつて駆動される補助ポンプとして働
く。
書)では、一方の弁部分が舵取スピンドルに固定
的に結合されたインナスリーブから成り、他方の
弁部分がメータリングモータのロータに回動不能
に結合されたアウタスリーブから成つている。両
方のスリーブは回転すべり弁を形成しており、こ
の回転すべり弁は舵取スピンドルによつて生じる
相対回動時に開いて圧力液体をメータリングモー
タを介してポンプから、車輪を調節する舵取モー
タへ、かつこれから再びタンクへ通流させる。メ
ータリングモータは弁が再び閉じるまで圧力媒体
通過量に関連してアウタスリーブに追従する。両
方の弁部分間の相対回動は所定の遊びの後に作用
する連結部材によつて制限され、このため、ポン
プ故障時にはメータリングモータがステヤリング
ホイールによつて駆動される補助ポンプとして働
く。
両方の弁部分の相対回動は両方の弁部分の半径
方向スリツトの相互に偏位時に圧縮されるばね装
置の力に抗して行なわれる。このようにしてステ
ヤリングホイールの回動は、相対的な回転角増大
につれて増大する力に抗して行なわれる。この力
は、機械的な舵取装置で路面上での車輪の調節に
よつて惹起させられる舵取抵抗に擬することので
きるものである。このばね装置はそのほか、ステ
ヤリングホイールの無負荷時にこれを中立位置へ
押戻すのにも役立つている。公知のばね装置は2
対の板ばねを有しており、この板ばねは2つの扁
平な終端部を有しており、この終端部によつて半
径方向スリツト壁に当付けられておりかつ互いに
向かい合つてわん曲した中央部分によつて互いに
接触している。
方向スリツトの相互に偏位時に圧縮されるばね装
置の力に抗して行なわれる。このようにしてステ
ヤリングホイールの回動は、相対的な回転角増大
につれて増大する力に抗して行なわれる。この力
は、機械的な舵取装置で路面上での車輪の調節に
よつて惹起させられる舵取抵抗に擬することので
きるものである。このばね装置はそのほか、ステ
ヤリングホイールの無負荷時にこれを中立位置へ
押戻すのにも役立つている。公知のばね装置は2
対の板ばねを有しており、この板ばねは2つの扁
平な終端部を有しており、この終端部によつて半
径方向スリツト壁に当付けられておりかつ互いに
向かい合つてわん曲した中央部分によつて互いに
接触している。
本発明が解決しようとする問題点
本発明の課題は、曲げ応力によつて簡単には過
剰に負荷されることなく、特に許容された相対回
動の終了時点及び中立範囲で舵取スピンドルを介
して伝達されるトルクを実際の要求に適合させる
ことのできるような冒頭に述べた形式のばね装置
を提供することにある。
剰に負荷されることなく、特に許容された相対回
動の終了時点及び中立範囲で舵取スピンドルを介
して伝達されるトルクを実際の要求に適合させる
ことのできるような冒頭に述べた形式のばね装置
を提供することにある。
問題点を解決するための手段
この課題を解決する本発明の要旨は、板ばねが
ほぼこれの全長にわたつて同じようにめん曲して
おり、かつそれぞれ板ばね全長にわたつて延在す
る平らな支持板を介して半径方向スリツト壁に支
持されている点にある。
ほぼこれの全長にわたつて同じようにめん曲して
おり、かつそれぞれ板ばね全長にわたつて延在す
る平らな支持板を介して半径方向スリツト壁に支
持されている点にある。
本発明の作用・効果
両端で支持されたわん曲した板ばねの中央が負
荷されると、この中央部に最大の曲げモーメント
が負荷される。その上、板ばねは局部的な曲げモ
ーメントに関連してめん曲度を変化させる。力が
増大してばね中央部のわん曲度が0になると、互
いに向かい合つてわん曲した板ばねの一部が平ら
に互いに圧縮される。さらに力が増大すると、こ
の力は支持された端部に関係して比較的小さなて
こ腕によつて板ばねに伝達される。いずれにし
ろ、力の増大に伴い板ばねの平らな部分が増大
し、やがて板ばねのほとんどの部分が平たく圧縮
される。依然として残されている、板ばねのめん
曲している短い自由端はそれ以上は著しく変形で
きず、このため、さらに力が増大するとトルクも
増大する。このように両板ばねが互いに平らに圧
縮されるために、かつわん曲している短い端部で
はてこ腕が小さいために、板ばねは許容されない
曲げモーメントひいては曲げ応力によつて負荷さ
れない。さらに、両弁部分の許容される相対運動
の終了時点へ行くにつれて、板ばねの復元力によ
る戻しトルクが著しく増大する。それゆえ運転者
はやがて、すでに述べた連結部材の遊びがなくな
つて連結部材が作動するのを予知することができ
る。この状態から、舵取スピンドルにトルクが伝
達されなくなると、両弁部材は中立位置へ迅速に
戻される。板ばねが全長にわたつてわん曲してい
るので、この板ばねを内側の弁部分の半径方向ス
リツト壁に支持させるために、支持板が板ばねと
内側の弁部分との間に設けられる。この支持板は
内側の弁部分から、わん曲した板ばねの外端部へ
の力の伝達を生ぜしめる。
荷されると、この中央部に最大の曲げモーメント
が負荷される。その上、板ばねは局部的な曲げモ
ーメントに関連してめん曲度を変化させる。力が
増大してばね中央部のわん曲度が0になると、互
いに向かい合つてわん曲した板ばねの一部が平ら
に互いに圧縮される。さらに力が増大すると、こ
の力は支持された端部に関係して比較的小さなて
こ腕によつて板ばねに伝達される。いずれにし
ろ、力の増大に伴い板ばねの平らな部分が増大
し、やがて板ばねのほとんどの部分が平たく圧縮
される。依然として残されている、板ばねのめん
曲している短い自由端はそれ以上は著しく変形で
きず、このため、さらに力が増大するとトルクも
増大する。このように両板ばねが互いに平らに圧
縮されるために、かつわん曲している短い端部で
はてこ腕が小さいために、板ばねは許容されない
曲げモーメントひいては曲げ応力によつて負荷さ
れない。さらに、両弁部分の許容される相対運動
の終了時点へ行くにつれて、板ばねの復元力によ
る戻しトルクが著しく増大する。それゆえ運転者
はやがて、すでに述べた連結部材の遊びがなくな
つて連結部材が作動するのを予知することができ
る。この状態から、舵取スピンドルにトルクが伝
達されなくなると、両弁部材は中立位置へ迅速に
戻される。板ばねが全長にわたつてわん曲してい
るので、この板ばねを内側の弁部分の半径方向ス
リツト壁に支持させるために、支持板が板ばねと
内側の弁部分との間に設けられる。この支持板は
内側の弁部分から、わん曲した板ばねの外端部へ
の力の伝達を生ぜしめる。
わん曲した板ばねは中央部で互いに平らに当付
けられる程度の前張力を中立位置で有するのが特
別有利である。このようにすれば、中立位置から
著しくわずかに相対運動しただけで申し分なく大
きなトルクが舵取スピンドルを介して伝達され
る。これ以後はトルクが比較的わずかに増大する
だけで回転角範囲の続く区分を経過するに充分で
あり、この範囲の終了時点では再びトルクが急激
に増大する。弁部分の中立位置の両側で急上昇す
るトルクを生ぜしめるこの構成によつて、極めて
正確に弁部分ひいては制御弁がそのつどその中立
位置に戻される。
けられる程度の前張力を中立位置で有するのが特
別有利である。このようにすれば、中立位置から
著しくわずかに相対運動しただけで申し分なく大
きなトルクが舵取スピンドルを介して伝達され
る。これ以後はトルクが比較的わずかに増大する
だけで回転角範囲の続く区分を経過するに充分で
あり、この範囲の終了時点では再びトルクが急激
に増大する。弁部分の中立位置の両側で急上昇す
るトルクを生ぜしめるこの構成によつて、極めて
正確に弁部分ひいては制御弁がそのつどその中立
位置に戻される。
さらに、わん曲した板ばねは無負荷状態でその
全長にわたつて一定の曲率半径を有することがで
きる。これによつて製作が簡単化される。その
上、面圧縮時に簡単に見通し可能なかつ計算可能
な比が生じる。
全長にわたつて一定の曲率半径を有することがで
きる。これによつて製作が簡単化される。その
上、面圧縮時に簡単に見通し可能なかつ計算可能
な比が生じる。
支持板は板ばねから成つていてもよい。内側の
弁部分の外側に位置するてこ腕が短いので、厚い
支持板は不要で、比較的薄い材料が使用できる。
弁部分の外側に位置するてこ腕が短いので、厚い
支持板は不要で、比較的薄い材料が使用できる。
実施例
次に図示の実施例につき本発明を具体的に説明
する。
する。
第1図に示す制御弁はケーシング1内に孔2を
有しており、この孔2内にアウタスリーブ状の弁
部分3が挿入されており、この弁部分3内にイン
ナスリーブ状の弁部分4が支承されている。ケー
シング1の一方の端面に支承カバー5が設けられ
ており、この支承カバー5内に舵取スピンドル6
が支承されており、この舵取スピンドル6は弁部
分4に例えば溶接によつて固定的に結合されてい
る。舵取スピンドル6の端部7にはステヤリング
ホイール等が取付けられる。ケーシング1の他方
の端部には内接形回転ピストン機械の形状のメー
タリングモータが設けられている。このメータリ
ングモータは外側の内歯歯環9並びにこれに比し
て少ない歯数でこれと噛合う回転する歯車10を
備えている。これら両者の間には図示されない押
のけ室が設けられている。このメータリングモー
タ全体はカバー11によつて閉鎖されている。歯
車10は関節軸12と内側の弁部分4をルーズに
貫通したピン13とを介して外側の弁部分3にト
ルク伝達可能に結合されている。内側の弁部分4
とピン13と外側の弁部分3は、所定の遊びの後
に作用する連結部材をも形成している。さらに4
つの接続部が設けられている。即ち、ポンプ接続
部14、タンク接続部15及び舵取モータへ通じ
た2つの接続部16,17がそれである。この制
御弁内には多くの通路及び出口が設けられている
が、これらは公知であるため図示されない。これ
らの通路及び弁は、舵取スピンドル6の回動時、
ひいては弁部分4と弁部分3との相対運動時に圧
力媒体をポンプ接続部14から弁部分3,4を介
してメータリングモータ8へかつここからさらに
接続部16,17を介して舵取モータへ、かつそ
こから制御弁を介してタンク接続部15へ通流せ
しめる。メータリングモータ10は回転して、回
転すべり弁3,4が再び閉じるまで外側の弁部分
3を回転せしめる。このようにして、舵取モータ
に供給された液体量は舵取スピンドル6の回転量
に比例する。
有しており、この孔2内にアウタスリーブ状の弁
部分3が挿入されており、この弁部分3内にイン
ナスリーブ状の弁部分4が支承されている。ケー
シング1の一方の端面に支承カバー5が設けられ
ており、この支承カバー5内に舵取スピンドル6
が支承されており、この舵取スピンドル6は弁部
分4に例えば溶接によつて固定的に結合されてい
る。舵取スピンドル6の端部7にはステヤリング
ホイール等が取付けられる。ケーシング1の他方
の端部には内接形回転ピストン機械の形状のメー
タリングモータが設けられている。このメータリ
ングモータは外側の内歯歯環9並びにこれに比し
て少ない歯数でこれと噛合う回転する歯車10を
備えている。これら両者の間には図示されない押
のけ室が設けられている。このメータリングモー
タ全体はカバー11によつて閉鎖されている。歯
車10は関節軸12と内側の弁部分4をルーズに
貫通したピン13とを介して外側の弁部分3にト
ルク伝達可能に結合されている。内側の弁部分4
とピン13と外側の弁部分3は、所定の遊びの後
に作用する連結部材をも形成している。さらに4
つの接続部が設けられている。即ち、ポンプ接続
部14、タンク接続部15及び舵取モータへ通じ
た2つの接続部16,17がそれである。この制
御弁内には多くの通路及び出口が設けられている
が、これらは公知であるため図示されない。これ
らの通路及び弁は、舵取スピンドル6の回動時、
ひいては弁部分4と弁部分3との相対運動時に圧
力媒体をポンプ接続部14から弁部分3,4を介
してメータリングモータ8へかつここからさらに
接続部16,17を介して舵取モータへ、かつそ
こから制御弁を介してタンク接続部15へ通流せ
しめる。メータリングモータ10は回転して、回
転すべり弁3,4が再び閉じるまで外側の弁部分
3を回転せしめる。このようにして、舵取モータ
に供給された液体量は舵取スピンドル6の回転量
に比例する。
ばね装置18が存在するので、舵取スピンドル
を回動させるためにはトルクが伝達されなければ
ならない。このばね装置は4つの板ばね、即ち全
長にわたつて互いに向かい合つてわん曲した2つ
の板ばね19及び20並びに支承板として役立つ
平らな板ばね21及び22から成る。この板ばね
は半径方向スリツト23,24を通つて弁部分
3,4内へ係合している。中立位置(第2図)で
は平らな板ばね21,22が半径方向スリツト壁
25,26,24,28全体に接触している。相
対回動時にこのばね装置は一方の半径方向スリツ
ト壁、第3図では例えば半径方向スリツト壁25
及び28にしか接触しない。半径方向スリツト壁
25,26,27,28は比較的大きな面を有し
ており、このため板ばね21,22は過剰に負荷
されず又は支持個所で折損することがまつたくな
い。わん曲した板ばね19,20は無負荷状態で
はその全長にわたつて一定の曲率半径を有してお
り、中立位置では中央部に平面区分29が生じる
まで前張力を負荷されている。この状態では終端
部分30は依然としてわん曲している。相対運動
によつて生じた負荷によつて平面区分29が平面
区分29aにまで拡張され、わん曲区分30aが
短くなる。
を回動させるためにはトルクが伝達されなければ
ならない。このばね装置は4つの板ばね、即ち全
長にわたつて互いに向かい合つてわん曲した2つ
の板ばね19及び20並びに支承板として役立つ
平らな板ばね21及び22から成る。この板ばね
は半径方向スリツト23,24を通つて弁部分
3,4内へ係合している。中立位置(第2図)で
は平らな板ばね21,22が半径方向スリツト壁
25,26,24,28全体に接触している。相
対回動時にこのばね装置は一方の半径方向スリツ
ト壁、第3図では例えば半径方向スリツト壁25
及び28にしか接触しない。半径方向スリツト壁
25,26,27,28は比較的大きな面を有し
ており、このため板ばね21,22は過剰に負荷
されず又は支持個所で折損することがまつたくな
い。わん曲した板ばね19,20は無負荷状態で
はその全長にわたつて一定の曲率半径を有してお
り、中立位置では中央部に平面区分29が生じる
まで前張力を負荷されている。この状態では終端
部分30は依然としてわん曲している。相対運動
によつて生じた負荷によつて平面区分29が平面
区分29aにまで拡張され、わん曲区分30aが
短くなる。
この作用を第4図及び第5図に基づいて説明す
る。第4図において、わん曲した板ばね19が中
間片20aを介して力F1によつて負荷される
と、この板ばねの長さXにわたつて曲げモーメン
トMbが生じる。最大の曲げモーメントは中央に
位置しその大きさは、 Mb1=F1/2・1/2 の式で表される。
る。第4図において、わん曲した板ばね19が中
間片20aを介して力F1によつて負荷される
と、この板ばねの長さXにわたつて曲げモーメン
トMbが生じる。最大の曲げモーメントは中央に
位置しその大きさは、 Mb1=F1/2・1/2 の式で表される。
この曲げモーメントは力F1と共に増大し、こ
れによつて最終的には最大曲げモーメントの位置
に限界値Mbnaxが生じる。この値ではわん曲が平
面へ移行している。このことの結果、通常は三角
形状の曲げモーメントグラフBが台形状グラフC
へ移行する。このグラフの上部は最大曲げモーメ
ントによつて制限されている。第4図のグラフC
は中立位置でのわん曲した板ばね19,20の張
力に相応する。力がさらに上昇して第5図に示す
力F2が負荷されると、板ばね19の平面区分2
9aが次第に長くなり、それにつれて、わん曲区
分30aが次第に短くなる。これによつて、第5
図に示す曲げモーメントグラフDが生じる。この
場合注目すべき点は、ばねによつて受取られる曲
げモーメントが限界値Mbnaxを越えないことであ
る。その理由は力F2の増大が、わん曲区分30
aによつて形成されるてこ腕aの相応する短縮を
生ぜしめるからである。この理由によつて、板ば
ねが通常運転時に過大な曲げ応力によつて過剰に
負荷されないのである。それゆえ、板ばねは極め
て長い寿命を有する。
れによつて最終的には最大曲げモーメントの位置
に限界値Mbnaxが生じる。この値ではわん曲が平
面へ移行している。このことの結果、通常は三角
形状の曲げモーメントグラフBが台形状グラフC
へ移行する。このグラフの上部は最大曲げモーメ
ントによつて制限されている。第4図のグラフC
は中立位置でのわん曲した板ばね19,20の張
力に相応する。力がさらに上昇して第5図に示す
力F2が負荷されると、板ばね19の平面区分2
9aが次第に長くなり、それにつれて、わん曲区
分30aが次第に短くなる。これによつて、第5
図に示す曲げモーメントグラフDが生じる。この
場合注目すべき点は、ばねによつて受取られる曲
げモーメントが限界値Mbnaxを越えないことであ
る。その理由は力F2の増大が、わん曲区分30
aによつて形成されるてこ腕aの相応する短縮を
生ぜしめるからである。この理由によつて、板ば
ねが通常運転時に過大な曲げ応力によつて過剰に
負荷されないのである。それゆえ、板ばねは極め
て長い寿命を有する。
さらに、第6図から判るように、舵取スピンド
ル6の操作のために、所定の相対的な回動のため
に必要なトルクMdの特性曲線Eが得られる。こ
の特性曲線Eは、中立位置のごく近くの第1の区
分E1では0から急上昇して第1のトルク値Md1に
達する。次いで、比較的大きな第2の区分E2に
わたり著しく徐々に上昇する。換言すれば、角度
の大きな変化のためにトルクのわずかな変右しか
必要としない。終端の区分E3ではトルクが急上
昇する。第1の区分E1によつて、中立位置が極
めて正確に維持され、外的なトルクが舵取スピン
ドルに作用しなくなれば、舵取スピンドルは確実
に中立位置に戻される。第2の区分E2は舵取調
整時の操作を便利たらしめる。第3の区分E3に
よつて、舵取調整範囲の終了時が次第に近づくの
が運転者によつて感じ取られ、かつ外的なトルク
が舵取スピンドルから失われた場合、極めて迅速
に制御弁が大きな変調の範囲を脱する。
ル6の操作のために、所定の相対的な回動のため
に必要なトルクMdの特性曲線Eが得られる。こ
の特性曲線Eは、中立位置のごく近くの第1の区
分E1では0から急上昇して第1のトルク値Md1に
達する。次いで、比較的大きな第2の区分E2に
わたり著しく徐々に上昇する。換言すれば、角度
の大きな変化のためにトルクのわずかな変右しか
必要としない。終端の区分E3ではトルクが急上
昇する。第1の区分E1によつて、中立位置が極
めて正確に維持され、外的なトルクが舵取スピン
ドルに作用しなくなれば、舵取スピンドルは確実
に中立位置に戻される。第2の区分E2は舵取調
整時の操作を便利たらしめる。第3の区分E3に
よつて、舵取調整範囲の終了時が次第に近づくの
が運転者によつて感じ取られ、かつ外的なトルク
が舵取スピンドルから失われた場合、極めて迅速
に制御弁が大きな変調の範囲を脱する。
比較のために公知ばね装置に基づくトルク特性
曲線Gを第6図に示す。これから判るように、第
1の区分は本発明ばね装置に比較して著しくわず
かな勾配で上昇しており、かつ、最後の急上昇区
分が欠けている。
曲線Gを第6図に示す。これから判るように、第
1の区分は本発明ばね装置に比較して著しくわず
かな勾配で上昇しており、かつ、最後の急上昇区
分が欠けている。
本発明ばね装置は、一方の弁部分が定置に配置
されかつ他方の弁部分が舵取スピンドルによつて
調整されるのみならずメータリング装置によつて
戻されるような弁装置にも適している。
されかつ他方の弁部分が舵取スピンドルによつて
調整されるのみならずメータリング装置によつて
戻されるような弁装置にも適している。
第1図は本発明の1実施例のばね装置を装着し
た制御弁の縦断面図、第2図は第1図のA−A線
に沿つて断面した中立位置を示す拡大図、第3図
は第2図の作業位置を示す拡大断面図、第4図は
本発明の1実施例のばね装置の作用を説明するた
めの図、第5図は第4図と同様の説明図及び第6
図は本発明の1実施例のばね装置と公知ばね装置
の特性曲線とを比較したグラフである。 1……ケーシング、2……孔、3,4……弁部
分、5……支承カバー、6……舵取スピンドル、
7……端部、8……メータリングモータ、9……
内歯歯環、10……歯車、11……カバー、12
……関節軸、13……ピン、14……ポンプ接続
部、15……タンク接続部、16,17……接続
部、18……ばね装置、19,20,21,22
……板ばね、20a……中間片、23,24……
半径方向スリツト、25,26,27,28……
半径方向スリツト壁、29,29a……平面区
分、30……終端区分、30a……わん曲区分、
a……てこ腕、B,C,D……グラフ、E……特
性曲線、E1,E2,E3……区分、F1,F2……力、
G……特性曲線、Mb……曲げモーメント、Md…
…トルク、Mbnax……限界値、X……長さ。
た制御弁の縦断面図、第2図は第1図のA−A線
に沿つて断面した中立位置を示す拡大図、第3図
は第2図の作業位置を示す拡大断面図、第4図は
本発明の1実施例のばね装置の作用を説明するた
めの図、第5図は第4図と同様の説明図及び第6
図は本発明の1実施例のばね装置と公知ばね装置
の特性曲線とを比較したグラフである。 1……ケーシング、2……孔、3,4……弁部
分、5……支承カバー、6……舵取スピンドル、
7……端部、8……メータリングモータ、9……
内歯歯環、10……歯車、11……カバー、12
……関節軸、13……ピン、14……ポンプ接続
部、15……タンク接続部、16,17……接続
部、18……ばね装置、19,20,21,22
……板ばね、20a……中間片、23,24……
半径方向スリツト、25,26,27,28……
半径方向スリツト壁、29,29a……平面区
分、30……終端区分、30a……わん曲区分、
a……てこ腕、B,C,D……グラフ、E……特
性曲線、E1,E2,E3……区分、F1,F2……力、
G……特性曲線、Mb……曲げモーメント、Md…
…トルク、Mbnax……限界値、X……長さ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 液力的舵取装置の制御弁用ばね装置であつ
て、中央部で対称的に互いに向かい合つてわん曲
した2つの板ばねを備えており、この板ばねの端
部が、ある限度内で相対回動可能な2つの互いに
同心的に配置されたスリーブ状の弁部分の半径方
向スリツトの壁に当付けられている形式のものに
おいて、前記板ばね19,20がほぼこれの全長
にわたつて同じようにわん曲しており、かつそれ
ぞれ板ばね全長にわたつて延在する平らな支持板
21,22を介して前記半径方向スリツト壁2
5,26,27,28に支持されていることを特
徴とする液力的舵取装置の制御弁用ばね装置。 2 わん曲した前記板ばね19,20が、中央部
29で互いに平らに当付けられるような前張力を
中立位置で有している特許請求の範囲第1項記載
のばね装置。 3 わん曲した前記板ばね19,20が無負荷状
態で板ばねの全長にわたつて一定の曲率半径を有
している特許請求の範囲第1項記載のばね装置。 4 前記支持板21,22が同様に板ばねから成
る特許請求の範囲第1項記載のばね装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE2814230A DE2814230C3 (de) | 1978-04-03 | 1978-04-03 | Federanordnung zur Zentrierung eines Drehschieber-Steuerventils einer hydrostatischen Lenkeinheit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5515387A JPS5515387A (en) | 1980-02-02 |
JPS627026B2 true JPS627026B2 (ja) | 1987-02-14 |
Family
ID=6036004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3844979A Granted JPS5515387A (en) | 1978-04-03 | 1979-04-02 | Spring rigging for control valve of hyraulic power steering gear |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4251194A (ja) |
JP (1) | JPS5515387A (ja) |
DD (1) | DD142690A5 (ja) |
DE (1) | DE2814230C3 (ja) |
DK (1) | DK145755C (ja) |
GB (1) | GB2017602B (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2919051C2 (de) * | 1979-05-11 | 1986-09-18 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen | Hydrostatische Hilfskraftlenkung |
DE3037660C2 (de) * | 1980-10-04 | 1982-12-02 | Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag, 7990 Friedrichshafen | Hydrostatische Hilfskraftlenkung |
US4524842A (en) * | 1982-03-17 | 1985-06-25 | Mazda Motor Corporation | Flexible coupling for providing variable rate steering |
DE3243400C2 (de) * | 1982-11-24 | 1986-10-30 | Danfoss A/S, Nordborg | Hydrostatische Steuereinrichtung, insbesondere Lenkeinrichtung |
DE3248638C2 (de) * | 1982-12-30 | 1985-01-03 | Danfoss A/S, Nordborg | Hydraulische Steuervorrichtung für einen Servomotor, insbesondere für Fahrzeuglenkungen |
DD224287A1 (de) * | 1984-06-13 | 1985-07-03 | Sasnowski Hydraulik Nord | Hydrostatische lenkeinrichtung |
DE3925992C2 (de) * | 1989-08-05 | 1993-10-07 | Daimler Benz Ag | Hydraulische Hilfskraftsteuerung, insbesondere hydraulische Hilfskraftlenkung (Servolenkung) für Kraftfahrzeuge |
DE4241531C1 (de) * | 1992-12-10 | 1994-06-23 | Daimler Benz Ag | Servosteuerung, insbesondere Servolenkung für Kraftfahrzeuge |
DE19742563C2 (de) * | 1997-09-26 | 1999-10-14 | Mercedes Benz Lenkungen Gmbh | Servoventil |
US6076349A (en) * | 1999-04-29 | 2000-06-20 | Eaton Corporation | Hydrostatic automotive or high speed steering system |
DE19928530C2 (de) * | 1999-06-22 | 2001-05-23 | Mannesmann Rexroth Ag | Steuerventil für eine hydraulische Lenkeinrichtung |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54326A (en) * | 1977-03-24 | 1979-01-05 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Pressure medium controller especially for hydraulic pressure type steering device of automobile |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3385057A (en) * | 1964-08-25 | 1968-05-28 | Trw Inc | Hydraulic controller |
US3528521A (en) * | 1968-06-13 | 1970-09-15 | Allis Chalmers Mfg Co | Hydraulic steering system |
US3819307A (en) * | 1972-10-24 | 1974-06-25 | Eaton Corp | Stability means for a controller for fluid pressure operated devices |
-
1978
- 1978-04-03 DE DE2814230A patent/DE2814230C3/de not_active Expired
-
1979
- 1979-03-30 DK DK130379A patent/DK145755C/da not_active IP Right Cessation
- 1979-03-30 GB GB7911240A patent/GB2017602B/en not_active Expired
- 1979-04-02 US US06/025,831 patent/US4251194A/en not_active Expired - Lifetime
- 1979-04-02 JP JP3844979A patent/JPS5515387A/ja active Granted
- 1979-04-03 DD DD79211974A patent/DD142690A5/de not_active IP Right Cessation
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54326A (en) * | 1977-03-24 | 1979-01-05 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Pressure medium controller especially for hydraulic pressure type steering device of automobile |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2017602B (en) | 1982-06-23 |
DK145755C (da) | 1983-08-08 |
DE2814230B2 (de) | 1980-01-31 |
US4251194A (en) | 1981-02-17 |
GB2017602A (en) | 1979-10-10 |
JPS5515387A (en) | 1980-02-02 |
DK145755B (da) | 1983-02-21 |
DD142690A5 (de) | 1980-07-09 |
DE2814230A1 (de) | 1979-10-04 |
DE2814230C3 (de) | 1980-09-18 |
DK130379A (da) | 1979-10-04 |
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