JPS6267909A - 非線形信号処理装置 - Google Patents

非線形信号処理装置

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JPS6267909A
JPS6267909A JP60206805A JP20680585A JPS6267909A JP S6267909 A JPS6267909 A JP S6267909A JP 60206805 A JP60206805 A JP 60206805A JP 20680585 A JP20680585 A JP 20680585A JP S6267909 A JPS6267909 A JP S6267909A
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Shoichi Nishino
正一 西野
Seiichi Hashimoto
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  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオテープレコーダ(以下VTRと略す)
やビデオディスク等に応用されている非線形信号処理装
置に関するものである。
従来の技術 非線形信号処理装置のひとつに、ビデオ信号を高域強調
して高域におけるS/N比の確保を目的として、高域に
大きなエイ・ルギー成分が存在する6ベーン ときにだけこの高域強調の程度を下げて、エンファシス
過度による弊害を防ぐノンリニアエンファシスがある。
第8図にノンリニアエンファシスの回路のモデル図を示
す。1はコンデンサ2と抵抗3を並列接続した第1の接
続体、4は逆並列接続した2個のダイオード6.6にコ
ンデンサ7を直列接続した接続体に抵抗8を並列接続し
た第2の接続体であり、9は入力端子、1oは出力端子
である。11は出力信号のレベル合わせを行う増幅器で
ある。上記構成においてコンデンサ2、コンデンサ7の
容量をそれぞれC,、C2とし、抵抗3、抵抗8の抵抗
値をそれぞれR1、R2とする。
コノ時、C,、G2.  R,、R2には、c、R1−
C2R2の関係がある。次に2個のダイオ−ゾロ。
6の逆並列接続体はその両端にかがる電圧により流れる
電流が変化するので、このダイオード5゜6の逆並列接
続体を両端にかかる電圧によって導通状態から無限大ま
で変化する抵抗とみなし、その抵抗値をP(1とする。
増幅器11は入力信号と出力信号の信号レベルを同一に
するために、抵抗6ベージ 3と抵抗8によって電圧分割する係数F12/R,−+
−R2の逆数R1+R2/R2を増幅係数とする。
以上の構成において、その動作を説明する。捷ず、入力
端子9に印加される入力信号の信号レベルが十分に小さ
い時、ダイオード5.6の逆並列接続体の両端の電圧も
小さいのでほとんど電流が流れず、その内部抵抗Rdは
無限大となる。これより第2の接続体4は抵抗8のみの
構成と同等となって、第8図の例は第9図Aのゲイン特
性のような高域を強調するエンファシス特性を示す。し
かし、入力信号の信号レベルが大きくなるとダイオード
6.6の逆並列接続体の両端の電圧もそれにつれて大き
くなって電流も流れだす。結果、入力信号の信号レベル
が十分に大きくなればダイオード5.6の逆並列接続体
に流れる電流が犬きくなって、その内部抵抗が導通状態
となる。このため第2の接続体4は抵抗8とコンデンサ
7との並列接続体と同等となる。ここで第2の接続体4
と第1の接続体1のインピーダンスは、前記したC1R
l−C2R2の関係より等しくなって、そのゲ7/\−
フ イン特性は第9図已に示すように一定となる。
以」−の説明を連続時間システムを表わすラプラス変換
式を用いて行う。今、第8図の例の伝達関数H(+q)
をC1+  C2−R1+ R2* Rdを使えば次式
のようになる。
C2RlR2S ・・・・(1) ここで、X 、 T 、 Tdを次のよう定義する。
X = R,/R2・・・・・(2) T : O,R,= 02R2・・・(3)Td−C2
Rd            ・・・・・・(4)以上
のX 、 T 、 T(1を使えば)I(s)は次式の
ようになる。
・・・・・・(6) 捷たけ、 XTS@TdS ・・・・・・(6) さて、抵抗Rdは、入力信号の信号l/ベルが十分小さ
い時には無限大とたるため前記(4)式よりTdも無限
大となる。そこで(6)式においてTdを無限大すれば
IS>は次式のようになる。
この(7)式の右辺第2項はHigh Pa5s Fi
lter となるのでH(s)は高域を強調するエンフ
ァシス特性を示す。次に、入力信号の信号レベルが十分
大きい時には抵抗R(iは導通状態でゼロになるためT
dも寸だ前記(4)式よりゼロとなる。(6)式におい
てTdをゼロにすれば H(S)=1             ・・・・・・
(8)となって平坦なゲイン特性となる。
以上説明したように、第8図のノンリニアエンファシス
は、人力信号の信号レベルが小さい時には信号を高域強
調するが、入力信号の信号レベル9八−7 が大きくなるにつれて高域強調の程度を下げる特性をも
っており、VTRやビデオディスク等に用いて、エンフ
ァシス過度による弊害を防ぎつつ高域におけるS/N比
改善を行うものである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら」二記のような構成では、第9図Bに示す
ような平坦外ゲイン特性は無限大の信号レベルをもつ入
力信号に対する応答であって、実際の入力信号の最大レ
ベルにある信号についてはある程度高域が強調されてい
る。しかも、小レベルにある入力信号でのエンファシス
量を大きくすればするほど最大レベルにある入力信号に
対するエンファシス量も増えるので、その結果、ノンリ
ニアエンファシスの後段でエンファシス過度の信号分を
クリップされる信号の損失量が増えるという弊害をもた
らす欠点を有していた。
本発明はかかる点に鑑み、小レベルの入力信号は十分な
エンファシスitt与えるが大レベルの入力信号ではエ
ンファシス量を十分に小さくして平坦なゲイン特性を得
てエンファシス過度による弊1oぺ一 害を防ぎ、かつ装置のIC化を行う−ヒて集積度・安定
度の点で優れているディジタル信号処理技術で実現でき
る非線形信号処理装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するだめの手段 本発明は、入力信号の所定の時間当りの変化分を取り出
す差分回路と、この差分回路の出力の振幅が小なる時に
はある一定の圧縮率によって圧縮した信号を出力するが
、振幅が大なる詩才た大なる程前記一定の圧縮率より大
なる圧縮率で圧縮した信号を出力し、そして振幅がさら
に大なる時には十分に小さいかまたはゼロを出力する非
線形回路と、非線形回路の出力を所定の時間遅延させる
遅延回路と、遅延回路の出力と前記差分回路の出力とを
加えて前記非線形回路に導く加算回路と、前記非線形回
路の出力に所定の値を乗じる乗算回路と、乗算回路の出
力を前記差分回路に入力した信号に加える加算回路とを
備えた非線形信号処理装置である。
作用 本発明は前記した構成により、入力信号の時間変化分に
対して、非線形圧縮する非線形回路を含む閉ループで入
力信号の振幅レベルに応じた非線形な圧縮をした信号を
前記入力信号に加えることにより、大信号レベルの信号
に対してはそのエンファシス量ヲ小すくスるノンリニア
エンファシスの特性を、IC化において集積度1安定度
等の点で優れているディジタル信号処理技術を用いて実
現することができる。
実施例 第1図は本発明の第1の実施例における非線形信号処理
装置のブロック図である。第1図において、12は標本
化周期Δでディジタル化されたビデオ信号の入力端子、
13は標本化周期Δのn倍(nは整数)の時間当りの信
号の変化分を取り出す差分回路であり、n倍の標本化周
期nΔの開信号を遅延させる遅延回路14と、遅延回路
14人力から遅延回路14出力を減じる減算回路15と
で構成する。16は信号の振幅によってその振幅を非線
形に圧縮する非線形回路、17は非線形回路16出力を
93間遅延する遅延回路、18け差分回路13出力と遅
延回路17出力とを加えて非線形回路16に導く加算回
路、19は非線形回路16出力に所定の値を乗じる乗算
回路、2oは乗算回路19出力を入力端子により得だ入
力信号に加えて出力端子21に導く加算回路である。捷
だ第2図は前記非線形回路160入出力関係図であって
、非線形回路16人力Uに対する出力Vの関係を示して
おり、■の振幅が小さい時(I■o以下)では一定の圧
縮率で圧縮1〜、TTの振幅が大きくなって振幅U、を
越えるとVはゼロとなる圧縮特性である。以」−のよう
に構成(7た本実施例について、以下にその動作を説明
する。
捷ず、非線形回路16の入出力関係を決める非線形が乗
数をPどし、乗算回路19が信号に乗する乗数をQと1
−1捷だ遅延回路14および遅延回路17の信号の遅延
時間を1標本化周期Δとした時の本実施例の伝達関数E
(z)は次式で表わさfする。
13へ一/ ここで非線形が乗数Pば、第2図の非線形回路16の入
出力関係より、入力Hの振幅がUoより小さい時には一
定値aであるが、Uoより犬きくなるにしたがいPはa
より小さくなって、■1より犬き々振幅の入力に対して
ゼロとなる。寸だ、非線形回路16出力の振幅が最大と
なる時の入力Hの振幅をU2とし、出力Vの振幅をv2
としておく。しかしながら、(9)式右辺第2項は、○
くP≦1であるかぎりHPFの特性をもつから、(9)
弐E(z)は信号レベルによって非線形に高域を強調す
るノンリニアエンファシスの特性を表わしている。
以上のような特性をもつ本実施例において、入力端子1
2に時刻t = nΔ〈0で信号レベルがゼロ、時刻t
=nΔ≧0で信号レベルがUsなるステップ信号が入力
された時の動作を説明する。上記ステップ信号に対する
差分回路13出力は、時刻を一〇でUs、時刻t\○で
ゼロである。このような差分回路13出力を得た場合の
非線形回路16の出力を、信号レベルUsの大きさにつ
いて説明する。
147、−1 tく、0において差分回路13出力がゼロであるから非
線形回路16出力もゼロであり、遅延回路1了出力はt
≦0でゼロである。よって非線形回路16人力は、1<
0でゼロ、1=0で11sテある。1だ、t>oにおい
て差分回路13出力がゼロであるから、非線形回路16
人力は遅延回路17出力と等しくなって非線形回路16
出力の時間Δ遅延された信号である。
ここで、Us(Uoの場合、非線形回路16出力ばt−
○でa@Us、以後t=nΔ:>O(nは正の整数)で
an+1・Us  となる。ここでaの値は系の安定上
& (1であることから非線形回路16出力は時間Δ毎
にa倍に減衰する特性であって、その時の時定数はaに
よって決する。
次にUn (Us(Ujの場合、非線形回路16出力は
t−〇でUsを乗数PによってP倍に減衰させるが、そ
のPは第2図よりP (aであることがわかる。よって
Us(Uoの時よりも減衰量が大きく、収束時間も短い
。そして、非線形回路16出力が信号レベルUoより小
さくな−)てから15・、−2 Jメ後は、前記Usど1丁0の場合と同様時間Δ毎にa
倍に減衰するような特性となる。
最後にUs ’> Jの場合、第2図より非線形回路1
6出力は1=0でゼロとなる。よってt〉○においても
非線形回路16へはゼロしか入力されないので非線形回
路16出力もゼロとなる。
以上説明したように第2図のような入出力関係をもった
非線形回路16を構成としている本実施例の特徴は、微
小lノベルの信号に対しては高域強調したエンファシス
特性を示すが、その信号レベルが大きくなるにしたがい
そのエンファシス量を圧縮し、さらに大きな信号レベル
をもつ信号に対してはほとんど高域強調しないところに
ある。この特徴は、VTRやビデオディスク等の信号処
理に用いているノンリニアエンファシス特性(大信号1
ノベルの信号に対してはエンファシス量を圧縮して、エ
ンファシス過度による弊害を防ぎつつ高域におけるS/
N改善を行う。)に対して、前述した従来の技術で述べ
た特性に比べて、より適した特性といえる。
つ4リノンリニアエンフアシスの特性には、微小レベル
の体温に対して第9図Aに示す高域強調した周波数特性
をもつが、ノンリニアエンファシスの後段に置かれてい
るクリ・ノブ装置等によって大信号レベルの信号に対す
るエンファシス量が過度成分としてクリップされないた
めには、第9図のBに示すような強調されない特性も必
要である。
しかしながら、前記従来の技術において、第9図Bの特
性を得るためには無限大の信号レベルが必要であって、
実際的には入力信号として最大振幅にある信号に対して
も高域強調されtエンファシス過度となっているのが現
状である。その点を本実施例では、非線形回路160入
出力関係を第2図のようにすることによって入力信号の
ダイナミックレンジに合わせて、同図のJを調整するこ
とでエンファシス過度を防ぐことができる。
以上のように本実施例によれば、差分回路13によって
得た信号の時間変化分を、第2図のような入出力関係を
もつ非線形回路16を含X、だ閉ルーフ構成テ信号レベ
ルによって非線形圧縮し、そ17へ− れを加算回路2oによって入力信号に加えることにより
、従来のノンリニア特性に比べてエンファシス過度をよ
り有効に防ぐ特性をディジタル信号処理技術によって実
現できる。
第3図は本発明の第2の実施例を示す非線形信号処理装
置のブロック図である。第3図の構成は、前記第1の実
施例の構成を示す第1図において差分回路13に第3図
に示すような振幅制限回路22を設けたものである。第
3図において振幅制限回路22は、減算回路16の出力
の信号レベルを制限するものであって、後段の加算回路
18の入出力ダイナミック1/ンジ、非線形回路16の
入力ダイナミックレンジを小さくすることができる。
以下その動作について説明する。
第2図より非線形回路16の出力Vの信号レベルの最大
はv2であるから、遅延回路17出力の最大もまたv2
である。捷だ、第2図より非線形回路160入力Uの信
号レベルがUlを越える時出力Vはゼロとなるので、遅
延回路17出力と差分回路13出力を加えた加算回路1
8出力が信号18 ・\−。
レベルU1を越えると非線形回路16出力は常にゼロと
なる。遅延回路17出力の最大レベルがv2であること
より、差分回路13出力の信号レベルが■1+v2を越
えれば必ず非線形回路16出力はゼロとなる。よって差
分回路13の出力ダイナミ、ツクレンジはUI+V2以
」−不必要となる。
以上のように本実施例によれば、差分回路13に振幅制
限回路22を設けることにより、特性を変えることなく
加算回路18の入出力ダイナミ、。
クレンジ、そして特に非線形回路16の入力ダイナミッ
クレンジを小さくできるので、非常に小さな回路規模で
装置を実現できる。
第4図は本発明の第3の実施例を示す非線形信号処理装
置のブロック図である。本実施例の構成は前記第1図の
構成において、非線形回路16と乗算回路19が第4図
に示すように、非線形回路16については161L、1
6t)、・・・・・・のようにふたつ以上の異なった圧
縮特性のうちのひとつを切り換えて選ぶことができ、乗
算回路19について19 /・ 。
なった乗数のうちひとつを切り換えて選ぶことができる
ようになっている。以下その動作を説明する。
第1図第1の実施例の伝達関数E(z)については(9
)式ですでに述べた。(9)式より、ノンリニアエンフ
ァシスの特性を表わすB(z)は非線形回路16の非線
形な乗数Pと乗算回路19の乗数Qによって決まること
がわかる。よって、本実施例のようにふたつ以−ヒの圧
縮特性(p)と乗数(Q)のうちからひとつの圧縮特性
と乗数を選択できることは、装置の構成を変える必要が
なく容易に実行できて有効である。特に、VTR等にお
いて信号処理部をIC化する場合に、ビデオ信号の方式
がたとえばNTSCとPAL等で変わったためにノンリ
ニアエンファシスの特性や標本化周期を変えなければな
ら々い時には、同一の構成、同一のICで非線形回路1
61乗算回路19を切り換えるだけで使用できるので回
路規模の点で非常に有効である。
また、本実施例の差分回路13において、第3図差分回
路13のような振幅制限回路22を設けることは、後段
の加算回路18.非線形回路16(161,16b、・
・・・・)の回路規模を縮小できて有効なことは、前記
第2の実施例での説明したのと同等であるのであえて説
明し7ない。
第6図は本発明の第4の実施例を示す非線形信号処理装
置のブロック図である。同図において前記第4図の構成
と同じものについては同じ番号を付1〜で説明を略す。
異なるのは算術演算回路?3であって、入力端子12よ
り得る入力信号と乗算回路19出力とを加える加算機能
(加算回路23a)と前記入力信号から乗算回路19出
力を減じる減算機能(減算回路23b)のふたつの機能
をもち、これらふたつの機能による出力を切り換えて選
ぶことができるものである。寸だ非線形回路16と乗算
回路19にツイテは16&と16b、19aと19bの
ようにそれぞれふたつづつの特性および乗数があればよ
い。以下その動作を説明する。
まず、非線形回路16aの非線形な乗数をP、非線形回
路16m)の非線形な乗数をP′ とし、乗算回路19
aの乗数をQ、乗算回路19bの乗数21 へ−1 をQ′とする。なお、非線形回路16aおよび16bの
入出力関係は前記第2図のような関係になっている。以
上のようにp、p’およびQ 、 Q’を決めた時、第
5図において、非線形回路16の出力を16a側に、乗
算回路19の出力を19a側に、そして算術演算回路2
3の出力を加算回路23IL側に選べば、本実施例の特
性は前記第1の実施例で説明した前記(9)式のノンリ
ニアエンファシスの特性E(z)と全く同等となりノン
リニアエンファシスとして動作する。次に、非線形回路
16の出力を16b側に、乗算回路19の出力を19b
側に、そ(〜で算術演算回路23の出力を減算回路23
b側に選べば、本実施例の特性(D(z)とする)は次
式のように々る。
さて、以上のような構成において、前記ノンリニアエン
ファシスの特性E(z)の逆特性であるノンリニアデエ
ンファシスの特性を見る。ノンリニアデエンファシスは
、ノンリニアデエンファシスによっ22べ一/ で高域強調された信号を元信号に戻すよう動作するもの
で、その特性は1/ E(z)で表わされる。この1/
E(z)は前記(9)式より次式のようになる。
・・・・・・(11) 以」−より、前記P’  、 Q’ をとなるように非
線形回路16bおよび乗算回路19bを設定すれば、(
1o)〜(13)式よりD(Z)=1/恥)     
    ・旧・・(14)トナって、(10)式D(z
)はノンリニアデエンファシスの特性を示すことになる
以上の説明から、非線形回路16がp、p’ の23’
\−/ ふたつの圧縮特性を、乗算回路19がQ、Q’  のふ
たつの乗数を、算術演算回路23が加算機能。
減算機能ふたつの機能を選べるようにすれば、装置の構
成を変ぐることなく、上記各回路の出力を切り換えるこ
とによってノンリニアエンファシスおよびノンリニアデ
エンファシスの特性を得ることができて有効である。特
にVTR等の信号処理部をICi化する際に、同一構成
でノンリニアエンファシス/ノンリニアデエンファシス
−(r 実31 T キるので回路規模の点で非常に有
効である。
なお、本実施例の差分回路13についても、前記第3図
のように振幅制限回路22を設けることにより、後段の
加算回路18.非線形回路16(16a、16b)の回
路規模を縮小できることは前記第2の実施例と同等であ
る。さらに、非線形回路16と乗算回路19が、前記第
4図のようにふたつ以」−の圧縮特性と乗数を選択でき
るなら、ふたつ以−にの異なったノンリニアエンファシ
スの特性と、それぞれのノンリニアエンファシスの特性
に対するノンリニアデエンファシスの特性をも同一の構
成で実現するととも可能である。
以上の説明では、本発明をノンリニアエンファシス/デ
エンファシスとして説明したが、そのノンリニアエンフ
ァシスは前記(10)式の非線形乗数P′および乗数Q
′を適当に選ぶことにより本発明者らが先に特願昭69
−2了71o6で提案したように雑音除去装置としても
使用できるものであり、この時ノンリニアエンファシス
はその逆補正と考えることができる。雑音除去装置とし
ては、微小1ノベルの高周波成分を雑音成分として除去
するが、信号のエツジ部分のようh大レベルの高周波成
分については減衰惜がほとんどないので波形の歪みが極
めて少なく、工・フジ間ぎわまで雑音除去効果がある。
その逆補正として本発明の非線形信号処理装置を使用す
れば大レベルでのエンファシス量がほとんどないのでク
リップによる信号損失を増加させるととなく逆補正効果
をあげることができるものである。
以」−説明したように本発明の非線形信号処理装置の非
線形回路16の特性を第2図のように大体25・\−7 号レベルに対し、で出力をゼロとするので、エンファシ
ス過度による弊害を有効に防ぐととができる。
しかし、非線形回路16の特性が前記第2図のような入
出力関係である必然性はなく、第6図に示すように一定
入力しベル捷では一定の圧縮率で、それ以上のレベルで
は出力がゼロとなる関係、またけ第7図に示すように前
記第2図特性を直線近似した関係でもよく、乗算回路や
加減算回路またスイッチ回路等で容易に構成できる入出
力関係である。しかしながら上記第6図や第7図のよう
な特性では入力信号のレベル変化に対してその出力が急
激に変化して、出力に不自然さがめだつので、非線形回
路16の入出力関係としては前記第2図のような入出力
関係が望捷しいといえる。
発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、大信号レベルの信
号に対するエンファシス過度の弊害を防ぎ、かつIC化
において集積度・安定度の点で優れているディジタル信
号処理技術を用いて実現できるので、その実用的効果は
大きい。
26ペー7
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における一実施例の非線形信号処理装置
のプロ・ンク図、第2図は本発明における非線形信号処
理装置を構成する非線形回路の入出力関係を示す関係図
、第3図、第4図および第5図はそれぞれ本発明の他の
実施例の非線形信号処理装置のブロック図、第6図およ
び第7図は本発明における非線形信号処理装置を構成す
る非線形回路の他の入出力関係を示す関係図、第8図は
従来の非線形信号処理装置のひとつであるノンリニアエ
ンファシスの回路モデル図、第9図は第8図に示す装置
のゲイン特性図である。 13・・・・・・差分回路、14.17・・・・・・遅
延回路、15・・・・・・減算回路、16・・・・・・
非線形回路、18゜20・・・・・・加算回路、22・
・・・・・振幅制限回路、23・・・・・・算術演算回
路。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第6
図 ■ 第7図 第8図 第9図 ↑ Ft−t4utytcy

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力信号の所定の時間当りの変化分を取り出す差
    分回路と、この差分回路の出力の振幅が小なる時にはあ
    る一定の圧縮率によって圧縮した信号を出力するが、振
    幅が大なる時、また大なる程前記一定の圧縮率より大な
    る圧縮率で圧縮した信号を出力し、そして振幅がさらに
    大なる時には十分に小さいかまたはゼロを出力する非線
    形回路と、この非線形回路の出力を所定の時間遅延させ
    る遅延回路と、この遅延回路の出力と前記差分回路の出
    力とを加えて前記非線形回路に導く加算回路と、前記非
    線形回路の出力に所定の値を乗じる乗算回路と、この乗
    算回路の出力を前記差分回路に入力した信号に加える加
    算回路とを備えたことを特徴とする非線形信号処理装置
  2. (2)非線形回路が2またはそれ以上の異なった圧縮特
    性をもち、乗算回路が2またはそれ以上の異なった乗数
    をもつようにして、前記非線形回路の異なった圧縮特性
    および前記乗算回路の異なった乗数を任意に切り換えら
    れるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の非線形信号処理装置。
  3. (3)差分回路が信号の所定の時間当りの変化分を取り
    出すのに、その変化分の振幅が所定の値以上にある時に
    はその変化分の振幅を制限して出力するようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    非線形信号処理装置。
  4. (4)入力信号の所定の時間当りの変化分を取り出す差
    分回路と、この差分回路の出力の振幅が小なる時にはあ
    る一定の圧縮率によって圧縮した信号を出力するが、振
    幅が大なる時、また大なる程前記一定の圧縮率より大な
    る圧縮率で圧縮した信号を出力し、そして振幅がさらに
    大なる時には十分に小さいかまたはゼロを出力する非線
    形回路と、この非線形回路の出力を所定の時間遅延させ
    る遅延回路と、この遅延回路の出力と前記差分回路の出
    力とを加えて前記非線形回路に導く加算回路と、前記非
    線形回路の出力に所定の値を乗じる乗算回路と、この乗
    算回路の出力と前記差分回路に入力した信号とを算術演
    算する算術演算回路とを備えており、前記非線形回路が
    信号を圧縮するのにふたつの異なった圧縮特性をもって
    それらふたつの圧縮特性による出力を任意に切り換える
    ことができ、前記乗算回路がふたつの異なった乗数をも
    ってそれらふたつの乗数による出力を任意に切り換える
    ことができ、前記算術演算回路が前記乗算回路の出力と
    前記差分回路に入力した信号とを加える加算機能と前記
    乗算回路の出力を前記差分回路に入力した信号から減じ
    る減算機能をもってそれらふたつの機能を任意に切り換
    えることができるようにしたことを特徴とする非線形信
    号処理装置。
  5. (5)非線形回路のふたつの圧縮特性と乗算回路のふた
    つの乗数と算術演算回路のふたつの機能のうち、一方の
    圧縮特性、乗数、機能を組み合わせた時の本装置の特性
    と、もう一方の圧縮特性、乗数、機能を組み合わせた時
    の本装置の特性とが、互いに逆特性であることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項記載の非線形信号処理装置。
  6. (6)差分回路が信号の所定の時間当りの変化分を取り
    出すのに、その変化分の振幅が所定の値以上にある時に
    はその変化分の振幅を制限して出力するようにしたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第4項または第5項記載の
    非線形信号処理装置。
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