JPS6267278A - 燃料噴射タイミング変更装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の燃料噴射タイミング変更装置に関す
る。

〔従来の技術〕

第７図はジャーク式燃料噴射ポンプの従来例を示す。往
復動内燃機関では燃料消費を低減させるため、燃料の噴
射タイミングを適正に保持し機関の燃焼効率を常に最高
とするようにしている。なお適正噴射タイミングは負荷
、回転数、燃料の性状及び大気条件で変化する・ 第７図の従来例ではプランジャバレル２０を上下に移動
させ、プランジャ９の頂部がプランジャバレル２０のポ
ー）３１を閉塞する噴射始めのタイミングに変更を加え
、噴射タイミングを変化させようとするものであシ、こ
のタイミングの変更は図示しない手動又は負荷に連動す
るシステムによシ自動的に行うものである。この装置に
よるり２３を回しタイミングスリーブ内側のねじｅを介
してプランジャバレル２０を上下させてプランジャ９の
頂部とプランジャバレル２０の、ｊ？　−）　３１との
相対位置を変えて行なっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが第７図の従来例では、燃料噴射時には１０００
　ｋｇ７ｃｍ２近い高圧が作用するプランジャバレル２
０を上下させるだめ、次のような問題点がある。

（１）　　プランジャバレル２０の上部内面と吐出弁案
内２７とが滑合しているため、両者のすきまを小さくす
ることとバッキング２６でシールする必要があり、その
ため高精度、高品質及び高価なパツキン２６を必要とす
る。

さらに （２）バレル外周にも・ヤソキング２５．２９が必要と
なり、これら合計３個の・ぞッキングの取付はコスト及
びメンテナンス上不利なばかりでなく、プランジャバレ
ル２０を移動させる際これ等ノｅ。

キンによる摩擦抵抗の増大がいちじるしく、プランジャ
バレルを移動させるタイミングコントロールシステムの
出力増大をはかる必要が生じ、コストアップの原因とな
る。

本発明の目的は従来装置の欠点を解消し、比較的簡単な
駆動メカニズムにより噴射タイミングを変更することが
できる燃料噴射タイミング変更装置を提供するにある。

〔問題点を解決するだめの手段〕

本発明に係る内燃機関の燃料噴射タイミング変更装置は
、プランジャ９とローラタにウド３４とをタイミングピ
ース４を介して連結し、ローラタペット３４とプランジ
ャ９の下端は調整ねじで係合するとともに、タイミング
ピース４の上部ニハ該ピース４を回転させる手段を設け
ているのがその特徴である。又上記調整ねじｅのリード
アングルは駆動力が大きくなりタイミングコントロール
システムに過大な力が発生しないように、ねじａのリー
ドアングルを５．７０以下としている。

〔作　用〕

タイミングピース４を回転させると調整ねじａの作用に
より、ローラ２の中心からプランジャ９の下面までの距
離が変化する。即ちプランジャ９がプランジャバレル２
０内を上下に移動するため、プランジャ９の頂部がプラ
ンジャバレル２０のポートを閉鎖するタイミングが変化
し、燃料噴射タイミングを容易に調整することが可能と
なる。

〔実施例〕

以下第１〜６図を参照し、本発明の一実施例について説
明する。

（１）第１実施例（第１〜２図参照） 第１図は燃料噴射ポンプ下部駆動部分の断面図第２図は
第１図のＡ−Ａ断面図である。

図で燃料噴射ポンププランジャ９はカム１と、すべり金
物３とローラ２よりなるローラタペット３４と、タイミ
ングピース４を介して駆動される。

このタイミングピース４はプランジャ９とすべり金物３
の間に介装され、ねじａによってすべり金物３と螺合す
ると共にビニオンｂはラック５を介して回動自在に保持
されている。又すべり金物３は回り止め３０により回転
が防止されている。

つけられているので、ラック５によりビニオンｂが回わ
されるとタイミングピース４は回転し、下部にきられた
ねじの作用でタイミングピース４は上下に移動し、ロー
ラ２のセンターからプランジｔ　ζ　１ ャ９の下面塩の距離に変化が生じる。その結果図示され
ない燃料噴射ポンププランジャ９の頂面とプランジャバ
レルポート２０の相対位置が変化し燃料噴射始めのタイ
ミングに変化が生じる。

（２）第２実施例（第３〜４図参照） 、第３図は燃料噴射ポンプの駆動部断面図、第４図は第
３図のＢ−Ｂ断面図である。

第２実施例は第１実施例のタイミングコントロールラッ
ク５をウオーム１２に変更したものである。第２実施例
では図示しないタイミングコントロールシステムにより
ウオーム１２を介してウオームホイール１３が回わされ
る。ウオームホイール１３とタイミングピース１０とは
キーＣで係合されており、ウオームホイール１３の回転
によりタイミングピース１０は回わされ上下方向に移動
する。ねじａのリードアングルを小さくしかつタイミン
グピース１０の上下移動量を充分に確保するには、軸方
向に移動しない第２実施例のウオーム１２の方が軸方向
に大きくストロークする第１実施例のラック５よシ構造
上有利であるが、他の作用効果は第１実施例と同様であ
る。

（３）第３実施例（第５〜６図参照） 第５図は燃料噴射ポンプの駆動部断面図、第６図は第５
図のＣ−Ｃ断面図である。

第３実施例では第２実施例において発生することのある
燃料噴射ポンプから駆動系への漏れを防止するため、隔
壁１６及びＱ　ＩＪング１７を追設したものである。又
第３実施例では噴射ポンプの全高を高くさせないためウ
オームホイール１５とタイミングピース１８との保合を
、ウオームホイール１５に設けた脚３２とタイミングピ
ース１８に設けた穴３３とで行うようにしたものである
が、他の作用効果は第１実施例と同様である。

〔発明の効果〕

本発明は上記のように構成したので、プランジャバレル
の内周及び外周に高圧に耐える・母ッキンを廃止するこ
とが可能となり、又コスト低減とメインテナンスが容易
となりトラブルが防止され、さらにタイミングコントロ
ールに要する力の低減が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る第１実施例の駆動系要部断面図、
第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図は第２実施例の
駆動系要部断面図、第４図は第３図のＢ−Ｂ断面図、第
５図は第３実施例の駆動系要部断面図、第６図は第５図
のＣ−Ｃ断面図、第７図は従来形ジャーク式燃料噴射ポ
ンプの縦断面図である。 （４，１０，１８）・・・タイミングピース、５・・・
ラック、１２・・・ウオーム、９・・・プランジャ、２
０・・・プランジャバレル、３１・・・燃料吸入口、３
４・・・　　。 ローラタＪ　、　）、ａ・・・ねじ部。 第Ｓ図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　プランジャがプランジャバレルの燃料吸入口を閉塞後
   これを開放するまでを燃料噴射期間とする内燃機関用燃
   料噴射ポンプの駆動装置において、上記駆動装置のロー
   ラタペットと上記プランジャとの間に、上端が上記プラ
   ンジャの下面に当接されるとともに下端が上記ローラタ
   ペットのねじ部に螺合されるタイミングピースを介装し
   、該タイミングピースはラック、ウォーム等の駆動機構
   に連結されて回転可能に構成されたことを特徴とする燃
   料噴射タイミング変更装置。