JPS6266930A - 柔軟性に富む耐熱性複合体シート - Google Patents

柔軟性に富む耐熱性複合体シート

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JPS6266930A
JPS6266930A JP20722985A JP20722985A JPS6266930A JP S6266930 A JPS6266930 A JP S6266930A JP 20722985 A JP20722985 A JP 20722985A JP 20722985 A JP20722985 A JP 20722985A JP S6266930 A JPS6266930 A JP S6266930A
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heat
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resin
resistant composite
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荻野 進
田辺 助雄
一臣 富田
高木 秀尚
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KANSAI PANPU KAGAKU BOSUI KK
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KANSAI PANPU KAGAKU BOSUI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は耐熱性複合体シートに関する。さらに詳しくは
ポリイミド樹脂とシリコーン樹脂を主成分とし、これら
を混合した混合樹脂を用い、繊維基布の片面又は両面に
被膜層を設けてなる耐熱性複合体シートに関する。
従来の技術 従来、耐熱用シートしては、RTVシリコーンに各種の
無機材料、たとえばチタン酸カリウム、炭酸カルシウム
、マイカ、水酸化アルミニウム等を添加したものをコー
ティングした製品が商品化されている。しかし、最近、
高熱を扱う産業分野では、さらに高温に耐え得るシート
が、量的にも多(、また、物理的性能、化学的性能にお
いても高度なものが必要とされてきている。
発明が解決しようとする問題点 一方、電子材料分野では、たとえば特公昭60−303
53号公報にみられる如く、フレキシブルプリント基盤
用フィルムとしてすでに400℃程度の高熱に耐え得る
ポリイミドフィルムが用いられてきているが、産業用資
材、たとえば耐熱防護用衣服、炉前遮熱シニトとしては
、単にポリイミド樹脂成分からなるフィルムにおいては
風合いが硬く、また、その厚みに比し引張強度をはじめ
とする物理的強度が十分でない等、従来の公知ないし周
知の手段では強度等の向上に限界があり、耐熱シートの
使用には不適当のため、この問題の解決が望まれている
また、特開昭60−170632号公報では、熱可塑性
ポリイミドの有機溶媒溶液を繊維強化材に含浸させ、該
含浸強化材から有機溶媒を除去するポリイミド樹脂繊維
強化複合体の製造法がみられるが、いわゆる耐熱性シー
トの如き産業資材用の耐熱複合体フレキシブルシートと
しては、その柔軟性において未だ十分でない。さらに加
工に際し、ポリイミド樹脂中の有機溶剤を除去し、フィ
ルム層を形成する場合、一般に高温での加熱処理の必要
があり、このため繊維基布の強度の劣下を招く欠点があ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は上記の如き問題点を解決すべく鋭意検討を行な
った結果、化学組成としては異種であるポリイミド樹脂
とシリコーン樹脂の適宜比率にて構成してなる混合樹脂
を用い、繊維基布の片面又は両面に被1!i!層を形成
せしめることにより、これらの問題点を解消し、前記従
来品に比し耐熱性はもとより、物理的安定性、化学的安
定性ならびに繊維基布本来の風合いを生かした柔軟性に
冨む等の諸特性を維持し得る耐熱性繊維複合体シートが
得られることを見出し、本発明に到達した。
本発明はポリイミド樹脂とシリコーン樹脂を主成分とし
て構成してなる混合樹脂を繊維基布の片面又は両面に被
覆形成せしめたことを特徴とする耐熱複合体シートを提
供することを目的とする。
本発明においてはポリイミド樹脂とシリコーン樹脂を適
宜比率にて構成してなる混合樹脂を用いるものである。
この場合、シリコーン樹脂がどのような作用をするのか
、その作用機構自体は明らかでないが、シリコーン樹脂
がポリイミド樹脂中において可塑剤的な効果を発揮し、
両樹脂の相乗効果により耐熱性ならびに柔軟性に冨む繊
((HH脂複合体シートが得られるものと推定される。
本発明において用いられるポリイミド樹脂はイミド結合
を有するポリイミド樹脂であり、例えばビフェニルテト
ラカルボン酸二無水物とジアミンの縮重合により得られ
る化合物を主体とするものである。
また、本発明で用いられるシリコーン樹脂は、シリコー
ンゴムタイプで特にRTVシリコーンが好ましい。
上記ポリイミド樹脂とシリコーン樹脂の混合組成はポリ
イミド樹脂/シリコーン樹脂の重量比で30/70〜9
0/10の範囲が適当であり、好ましくは40/60〜
60/40の範囲である。
かかる範囲外のものにあっては良好な耐熱性シートとし
ての効果を期待できない。
本発明における混合樹脂はポリイミド樹脂とシリコーン
樹脂を主成分とした上記の如き構成からなり、耐熱性を
阻害しない範囲で添加剤、無機顔料、充填剤等を加えた
ものも含まれる。
本発明の樹脂混合物はたとえば次のような配合によるも
のであり、常法によりミキサーにより攪拌を行なう。以
下配合割合はいずれもff11部で表わす。
ポリイミド樹脂    100部 シリコーン樹脂    100部 架橋剤          5部 溶剤(トルエン)     60部 顔料           5部 充填剤         10部 上記の配合からなる混合樹脂の粘度は500〜3000
cpsである。
次に、本発明において用いられる繊維基布は耐熱性を有
するガラス繊維基布、芳香族ポリアミド繊維基布、炭素
繊維基布、その他スチール繊維、フェノール系繊維、セ
ラミック系繊維等の織編物である。
実施例 以下本発明の実施例を示し本発明を更に具体的に説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限りこれら実施例に
同等制約されるものではない。
実施例1 まず、下記の配合からなる混合樹脂組成物を作製した。
ポリイミド樹脂 U、フェス (宇部興産@)100部 シリコーン樹脂 KR2038(信越化学)  100部D−2016.
架橋剤      5部溶剤(トルエン)      
 60部顔料(黄色無機顔料)       5部充填
剤(クレー)        10部上記の配合からな
る混合樹脂組成物を粘度13oocpsに調整した後、
タテ、ヨコ、31本×27本/+n、平織ガラス繊維基
布(300g/m)に、コーチング方法により片面づつ
両面にコートした後、温度を160℃、250℃、30
0℃、400℃に順次上昇せしめ、各1分づつ徐々に加
熱処理を行なった。付着量は両面でls o g/%で
あった。
また、比較例は下記の配合からなるシリコーン樹脂配合
物を作製し、粘度2000cpsに調整した後、実施例
1と同じく、タテ、ヨコ31本/in。
×27本/ !n、の平織ガラス繊維基布(300g/
−)にコーティングを行なった。195℃〜205℃、
2分加熱乾燥した。付着量は両面で150 g/rdで
あった。
比較例配合 シリコーン樹脂 KR2046(信越化学)  100部D−2015.
硬化剤      5部炭酸カルシウム       
 30部マイカ            30部顔料(
黒色)           3部上記の実施例1の本
発明品と比較別品の原片を300℃のオープン中に放置
し、その放置時間を50時間、100時間、150時間
の条件でこれらを取り出した後、室温で引張強力、伸度
、引裂強力の3項目についてそれぞれ測定した。
その結果は第1表に示す通りである。
以下空白 上記の耐熱試験は、ケバイエスペック。スーパーテンプ
オープン、型式5TPS−222,耐熱試験器を使用し
た。
また、引張強力は、J [5−L−1096ストリツプ
法に準じて行なった。単位はkg/ 30 asである
伸度は同じ< J I 5−L−1096ストリツプ法
に準じて行なった。単位は%である。
引裂強力もJ [5−L−1096ストリツプ法に準じ
て行なった。単位はkgである。
実施例2 次に、ポリイミド樹脂とシリコーン樹脂の配合は実施例
1と同じ構成とした混合樹脂を用い、全芳香族ポリアミ
ド繊維基布くタテ、ヨコ78×51本/ in、 、3
0番/双子)にコーティングを行ない、実施例1と同様
に190℃〜205℃、2分加熱、乾燥した。付着量は
両面で180 g/rt?であった。
また、比較例は上記実施例2と同じ全芳香族ポリアミド
繊維基布を用い、実施例1での比較例と同じ配合からな
るシリコーン樹脂配合物にてコ−ティングを行ない、1
90℃〜205℃、2分加熱、乾燥した。付着量は両面
で180g/rr!であった。
このようにして得た実施例2の本発明品と実施例2の比
較品の原片を200℃のオーブン中に放置し、その放置
時間をそれぞれ50時間、100時間、150時間の条
件で、これを取り出した後室温で引張強力、伸度、引裂
強力の3項目について測定した。測定方法は実施例1と
同様である。
その結果は第2表に示す通りである。
以下空白 発明の効果 第1表ならびに第2表によっても明らかなように、本発
明品がいずれも比較品に比して優れた耐熱性を保持し得
ると共に、引張強力、引裂強力においても同様に優れて
いることが理解される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ポリイミド樹脂とシリコーン樹脂を主成分として構
    成してなる混合樹脂を繊維基布の片面又は両面に被覆形
    成せしめたことを特徴とする耐熱性複合体シート。 2)ポリイミド樹脂とシリコーン樹脂の重量比を30/
    70〜90/10で構成してなる特許請求の範囲第1項
    記載の耐熱性複合体シート。 3)繊維基布がガラス繊維基布である特許請求の範囲第
    1項記載の耐熱性複合体シート。 4)繊維基布が芳香族ポリアミド繊維基布である特許請
    求の範囲第1項記載の耐熱性複合体シート。
JP20722985A 1985-09-18 1985-09-18 柔軟性に富む耐熱性複合体シート Granted JPS6266930A (ja)

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JPS6266930A true JPS6266930A (ja) 1987-03-26
JPH0556269B2 JPH0556269B2 (ja) 1993-08-19

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411195A (en) * 1977-06-27 1979-01-27 Toyobo Co Ltd Production of poly(n-ethylene trimellitate-imide) resin
JPS6098638U (ja) * 1983-12-12 1985-07-05 日東紡績株式会社 耐火シ−ト
JPS60170632A (ja) * 1984-01-30 1985-09-04 アメリカン・サイアナミド・カンパニー ポリイミド樹脂繊維強化複合体の製造法

Patent Citations (3)

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