JPS6265967A - 黒色ムライト焼結体の製造方法 - Google Patents

黒色ムライト焼結体の製造方法

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JPS6265967A
JPS6265967A JP60204470A JP20447085A JPS6265967A JP S6265967 A JPS6265967 A JP S6265967A JP 60204470 A JP60204470 A JP 60204470A JP 20447085 A JP20447085 A JP 20447085A JP S6265967 A JPS6265967 A JP S6265967A
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JP
Japan
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mullite
black
sintered body
weight
production
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城仁 松山
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Narumi China Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、3iチツプをマウントする回路基板およびセ
ラミックパッケージとして用いる黒色ムライト焼結体の
!!造方法に関する。
従来の技術 従来からシリコンチップを搭載するICパッケージの材
質としてはアルミナが使用されてきた。その理由はアル
ミナは電気絶縁性が良く、比較的高い熱伝導率と高い機
械的強度ざらに熱ヤ酸アルカリに対する耐久性がすぐれ
ているといった総合的な信頼性が高いためでおる。
しかしながら、アルミナの熱膨張係数は7〜8X10−
6でシリコンの約4X10−6と大きく違うため、接着
による歪が問題となってきている。
そこで熱伝導率が低いという問題はおるりれども、シリ
コンの熱膨張に近く、アルミナに次ぐ安定性を有する黒
色ムライトが現在注目されてきている。
前記従来の黒色ムライトの製造は、ムライトかまたはカ
オリンとアルミナに焼結助剤と、黒色化剤を数組量%か
ら10数重量%添加したものを焼成していた。
焼結助剤としては、アルカリ金属酸化物(Li  20
. Na 20. K 20) 、フル力’)土類酸化
物(Vll O,Ca 0,3r o、Ba o>さら
にこれらのアルミナシリケートである各種長石その他に
8203、ガラスフリットが知られており、数種類の助
剤を組合せて、焼結体の緻密化を促進している。
一方、黒色化剤としては一般の陶磁器に用いる黒色顔料
が使用され、その組成はよく知られているが、その配合
の一例を示すと、Mn0260.2%、Cr 2032
1.4%、Fe 20317.6%、Co OO,9%
よりなるものが挙げられる。
また、現在生産されている黒ムライトの配合の一例を示
すと下記のとありである。(単位重量%) 3A1203・ 2SiO287% 3M go・ 4SiO2・H2O2%CaCO3,2
% Al2O32% TiO22% 黒顔料             5%全発明解決しよ
うとする問題点 上記従来の黒色ムライトは、焼結体に膨らみ(ブタ〉、
色むら(シミ)、異物(ボロ)が多数発生し、歩留りが
極めて低かった。その理由は次のように説明される。
X線的にムライトからなる粉末は、平均粒径が約3μm
以下の場合、1000kg/cm 2の力で成形された
成形体は1650’Cから1700℃で緻密化する。工
業的な生産性を上げるため1350℃付近まで焼成温度
を下げるには、焼結助剤を添加し、液相による焼結が行
なわれる。既に述べた各種の焼結助剤を状態図で調べる
と、これらの焼結助剤は1250℃以下の共融組成にな
ろうとして反応を開始することが判る。ここで重要なこ
とは、黒色顔料が存在するとざらに液相の生成温度が低
下すると同時に、ムライト粒子間で起る反応は一様の速
度ではなくなるので、部分的に液相の組成に違いが生じ
てくる。このような状態では、黒色顔料の溶解度の差の
ため焼結体に色ムラが発生したり、液相の蒸気圧が高く
なり過ぎた場合は、膨らみ(ブタ)が発生する。
ざらにムライトを焼結させるための敷台も、ムライトを
含む高アルミナ質の材質なので、粘性の低い液相は、敷
台や敷台に付着した耐火性粉末とも反応し、異物(ボロ
)が接着するという不具合が生ずることになる。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点に鑑み、各酸化物とムライトの反応
性を研究した結果、従来必要と考えられていた焼結助剤
は全く不用で、ざらに黒色顔料の中でも酸化鉄と酸化マ
ンガンとざらに望ましくは酸化チタンをムライトに添加
することにより、従来の欠点が解決できるという知見を
得て本発明に到達した。
すなわち、本発明は主原料が主としてムライトからなる
粉末100重量%に対して、添加剤として酸化鉄0〜1
5重量%、酸化マンガン0〜15重伍%、酸化チタニウ
ム0〜5重量%を総量が4重量%以上添加し、1300
〜1550℃で焼成することを特徴とする黒色ムライト
焼結体の製造方法である。
上記添加剤の添加量が総計で4重量%未渦の場合は焼成
温度が1550℃を越え、また焼結体の色も茶色となり
実用上意味がなくなる。
酸化鉄、酸化マンガンは共に15重量%を越えると、1
400’C以下で焼成できても、敷台との反応が強く、
異物が接着し、実用上使用できない。
酸化チタニウムは単味で添加すると白色となるが、酸化
鉄と酸化マンガンとともに添加すると、焼結体の黒色度
を増し、焼結促進効果を有するので、一種の黒色化剤と
考えることができる。その効果は5重量%までで、それ
以上添加しても効果はない。
原料の粒度は特に限定されないが、平均粒径が5μm以
下で充分である。当然のことながら、粒径が細かくなる
と焼成温度は低くなる。
実施例 主原料でおるムライトはカオリンとアルミナからあらか
じめ合成したものでX線回折によればムライトのみの結
晶相であった。このムライトに工業用ペン柄(FezO
a)、電解マンガン(Mn02)、アナターゼ(TiO
z>を表に示す割合で配合し、平均粒径5μmになるま
で粉砕した。この混合物を乾燥俊、バインダーとしてP
、V、A、を3重量%添加し、1000kg/Cm 2
てプレスしたものを電気炉で焼成した。
その結果も表1に示したが、黒色度が均質で、ブタ、し
み、ボロといった欠点は認められなかった。
また、熱膨張係数も4〜5X10’″6とシリコンの膨
張に近く、ICパッケージの材質として満足すべきもの
でめった。
また、2種の比較例も表に示す。
発明の効果 本発明によればブタ、シミ、ボロの発生のない黒色ムラ
イト焼結体が得られるため、歩留りが向上し、ICパッ
ケージとして有用な材質が効率よく得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  主原料が主としてムライトからなる粉末100重量%
    に対して、添加剤として酸化鉄0〜15重量%、酸化マ
    ンガン0〜15重量%、酸化チタニウム0〜5重量%を
    総量が4重量%以上添加し、1300〜1550℃で焼
    成することを特徴とする黒色ムライト焼結体の製造方法
JP60204470A 1985-09-18 1985-09-18 黒色ムライト焼結体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0625033B2 (ja)

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