JPS6264731A

JPS6264731A - 開缶性に優れたイ−ジ−オ−プン蓋

Info

Publication number: JPS6264731A
Application number: JP60196041A
Authority: JP
Inventors: 岡　賢; 一正山崎
Original assignee: Nippon Steel Corp
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1985-09-06
Filing date: 1985-09-06
Publication date: 1987-03-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［（産業上の利用分野）１　　　　　　本発明は、開缶性に優れたイージーオー
プン蓋す［゛１　　　　　に関する。

七：　　　　　　（従来の技術） ”　　　　ａｔ＋、ｅ−Ｊｌ／１、□４、。−〜。−ト缶には、適当な形状・深さのスコアを刻印しておき、開
缶用のタブを取り付け、このタブを引張ることによりス
コア部が切れ、缶切りなどの道具なしに容易に開缶でき
るイージーオープン蓋が使われている（特開昭５８−２
０８４９号）。イージーオープン蓋の素材にはアルミニ
ウムとスチールとがあるが、最近アルミニウムは食塩含
有の内容物に対しては耐食性が劣る点、缶胴と素材が異
なりリサイクル上好ましくないなどの点から、イージー
オープン蓋としてはスチール材が好ましいとされている
。

しかし、スチール製イージーオープン蓋はアルミニウム
製イージーオープン蓋に比べて開缶力が高いという欠点
を有している。開缶力、とくに人が開は易いかどうかの
判断の拠とする初期開缶力を低減するには、リベットを
取り囲むように配置されているスコアの径を小さくすれ
ば良いことが考えられる。しかし、スコア径を小さくす
ることは、リベット径を小さくすることであり、リベッ
ト径を小さくすると、開口片を把持する力が弱まリ、開
缶の際にタブがリベットからはずれるいわゆる「タブ抜
け」を起こし開缶できなくなる。このため、リベット径
にはおのずとｒ限がある。リベット近傍のスコアの径を
小さくし開缶力を低減させる方法には限度があった。

（本発明が解決しようとする問題点）本発明は、スチール製イージーオープン蓋の開缶力が高
いという欠点を解決することを目的としてなされたもの
である。

（問題を解決するための手段）本発明の要旨は、一つの閉曲線により形成されるスコア
と、該スコア閉曲線の内部に取り付けられ、かつ該スコ
ア閉曲線の外部に引張り把手のあるタブとを備えたイー
ジーオープン蓋において。

タブを取り付けるためのリベットの形状をタブの長手方
向の中心軸上でスコアとの距離が最小となるように配置
し、かつ該最小距離位置におけるりべｙ）曲率半径をス
コアの曲率半径の展以下とすることを特徴とする開缶性
に優れたイージーオープン蓋にある。

本発明者らは、イージーオープン蓋の開缶の機構につい
て鋭意検討した結果、スコアに最も接近する部分のリベ
ットの曲率半径をスコアの曲率半径の展以下とすること
により、開缶力が大幅に低減できることを見出した。本
発明はかかる知見にもとすいてなされたものである。従
来のイージーオープン蓋は第１図に示すように真円形の
リベット２を備え、該リベットの外縁を取り囲むように
スコア１が形成されている。この構造では、初期に開缶
する部分は第１図のＡ　−Ａ’の部分に相当するスコア
１位置となる。初期開缶力を低減させるためには、この
Ａ　−Ａ’の長さを短くすれば良い。

しかし、従来のようなリベット２の配置では、該長さを
短くすることはリベット２径を小さくすることにほかな
らず、径を小さくするとタブ３と開口片との結合力が弱
まり、「タブ抜けＪの欠陥を生じる。このためリベット
径を小さくすることによる開缶力低減には限界があった
。

これに対し本発明は、前記のごとき構成をとることによ
り、初期開缶力を低減するものであり、リベットの形状
としては、円形等を採用できるが、好ましくは、第２図
に示す如く、リベツ）２ａの形状を長円形、楕円形など
の非真円形〒、該リベット２ａの先端の曲率半径５をス
コアの曲率半径６の坏以下とすること、また、従来構造
においては、リベット２の中心とスコアｌの曲率半径の
中心は一致させていたが、これを一致させず、スコア１
の曲率の中心位置よりもスコアｌに近い側にリベツ）２
ａ先端曲率の中心を置き、タブの長手方向の中心軸４」
二においてスコアｌとリベツ）２ａとの距離が最小にな
るようにする、例えば、スコアｌとリベツ）２ａ先端と
の距離を１ｍ１Ｉ以内にすることが好ましい。

リベツ）２ａを本発明の如く配設すると、タブ３の中心
軸４上のきわめて狭い範囲側こ応力を集中することがで
き、初期開缶力を大幅に低減することができる。さらに
、リベット径を小さくすると開口片とタブとの結合力が
弱まるという従来構造の欠点も、リベット形状を長円形
、楕円形などの非真円形とすることにより、十分な結合
面積を得ることができ、確実に解消できる。リベット２
ａの形状は第２図の他例えば第３図に示す如く長円形ａ
、楕円形す、卵形Ｃ９丸みをおびた三角形ｄ等非真円形
のものを採用することができる。

（実施例）以下実施例について説明する。

常法に従って製造された０、２３ｍ５＋の板厚のブリキ
に、第１表に示す形状のリベット加工を行ない、第１図
に示す形状のスコアを残厚７０ＩＬｍとするように所定
の位置に刻印し、開缶力を測定した。スコアとリベット
の距離、スコアの曲率半径、リベット先端の曲率半径お
よび測定された開缶力を第１表に併記する。第１表中で
スコアとリベットとの距離は、タブの長袖上においてス
コアとリベットとが最も近づく点における距離である。

またスコアの曲率半径およびリベットの曲率半径は、故
点におけるスコアおよびリベットの曲率半径を表わしで
ある。第１表の結果かられかるように本発明法によれば
、従来法よりも低い初期開缶力が得られる。

（発明の効果）本発明によれば、スチール製イージーオープン蓋の開缶
力を下げることができ、従来開けにくいとされアルミニ
ウム製が使われていた分野においてもスチール製を使う
ことができ、リサイクル上好ましいなどの優れた効果が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のイージーオープン蓋を示す説明図、第２
図は本発明のイージーオープン蓋を示す説明図、第３図
はリベ−／　）形状の種々の例を示す説明図である。１・・・スコア、２，２ａ・・・リベット、３・・・タ
ブ、４・・・タブの中心軸、５・・・リベットの曲率半
径、６・・・スコアの曲率半径。

Claims

【特許請求の範囲】一つの閉曲線により形成されるスコアと該スコア閉曲線
の内部に取り付けられ、かつ該スコア閉曲線の外部に引
張り把手のあるタブとを備えたイージーオープン蓋にお
いて、タブを取り付けるためのリベットの形状を、タブ長手方
向の中心軸上でスコアとの距離が最小となるように配置
し、かつ、該最小距離位置におけるリベットの曲率半径
を、スコアの曲率半径の１／２以下とすることを特徴と
する、開缶性に優れたイージーオープン蓋。