JPS5935315Y2 - スコアダイ - Google Patents

スコアダイ

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Publication number
JPS5935315Y2
JPS5935315Y2 JP15988680U JP15988680U JPS5935315Y2 JP S5935315 Y2 JPS5935315 Y2 JP S5935315Y2 JP 15988680 U JP15988680 U JP 15988680U JP 15988680 U JP15988680 U JP 15988680U JP S5935315 Y2 JPS5935315 Y2 JP S5935315Y2
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JP
Japan
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score
opening
press
die
lid
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Expired
Application number
JP15988680U
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English (en)
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JPS5782435U (ja
Inventor
俊治 金子
Original Assignee
東洋製罐株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案の所謂プルタブ形と称される容易開口缶の開口部
を形成するスコアを、缶蓋に設げる為のスコアダイに関
するものである。
近年、プルタブ形式の容易開口缶は開口に際して開口用
具を必要としない故、需要が急増している。
ところでプルタブ形式の缶において、開口に際しては小
さな力で容易に開口が可能であって、且つ、移送、保管
時には衝撃等により不用意に破断開口しないことが要求
される故、開口部の形状やスコアの深さ、又、スコアの
形成方法等に種々の改良が加えられていた。
本考案はスコアを形成するダイの断面形状を非対称とす
ることにより容易に開口し得るプルタフ缶を提供するも
のである。
従来、スコアダイ10は、第1図に示す如く、圧入歯1
1の先端12は水平平担形状であって、内外側傾斜部1
3.14は左右対称にしてその傾斜角θを200及至4
5°とした断面形状の圧入歯11を有するものを用いて
いた。
この様な断面形状の圧入歯11を有するスコアダイ10
を用いてスコア21を形成すれば、缶蓋20のスコア残
部22は、その幅11全体にわたって一定の厚み12を
有する故、強度は一定となる。
しかし、スコア形成に際し、缶蓋材料である金属が圧入
歯に押圧されることになる金属の塑性流動又、その際に
生じる内部応力、ひずみ等によりスコア残部22は場所
により微妙な強度差を有する。
そして上記の如きスコアダイ10を用いて形成したスコ
ア21を具れる缶蓋20を開口する際しては、スコア2
1を拡大視してみればスコア底部23に所定の幅メ、を
有L1左右対称である故、開口応力は一スコア底部23
の内外両端24.25に集中する。
そして前記の如く、内部応力、ひずみ等によりスコア残
部22には微妙な強度差を有する故、開口破断は第2図
に示す如くスコア底部23の内外両端24.25に分れ
て生じ、例えばスコア底部内端25にて破断した場合に
はスコア残部22が缶蓋20の蓋体部28に付着残存す
る。
従って一側方のみに一線上に破断する場合よりも破断に
要する力が多大となっていた。
即ち、この様に破断部がスコア底部23の内端25から
外端24へ、又、外端24から内端25に移動する際、
開口応力が分散し開口に無駄な力を必要としていた。
又、破断部がスコア底部23の内外両端24.25間を
移動することにより破断部には小さな凹凸が生じ開口端
に指が触れた場合等には指を切る虞れがあり危険防止の
点からも好ましくないものである。
本考案は上述の如き欠点を排する為、第3図に示す如く
圧入歯の横断面形状を非対称としたスコアダイ30であ
る。
すなわち、圧入歯31の先端32を水平平担形状となし
、缶蓋20の蓋体部28側となる外側傾斜部33の傾斜
角θ1 と缶蓋20の開口部29側となる内側傾斜部3
4の傾斜角θ2 とに100以上の差を設ける。
今、第3図に示す如くθ1とθ2とすればスコア底部外
端24にお1する角がスコア底部内端250角よりも鋭
く開口時の応力はスコア底部外端24により多く集中す
る。
従って開口の際の破断は常にスコア底部外端24に生じ
ることとなり、従来の如き破断部の小さな凹凸の発生が
防止され、又、破断がスコア底部23の内端25と外端
24との間を移動する際に生じる開口応力の分散が防止
される故、開口に要する力を少なくシ、容易に開口し得
ることになる。
他の実施例は第4図に示す如く圧入歯31の一方の傾斜
部34の傾斜角θ2を、先端32部近傍において他方の
傾斜部33の傾斜角θ1 に対し、106以上の差を設
けるものである。
上述の如く本考案は容易開口缶の開口部を形成するスコ
ア21を設げるためのスコアダイ30において圧入歯3
1の断面形状を、歯の先端32を水平平担形状とし、且
つ内外側傾斜部33,34の傾斜角θ1及びθ2に約1
08以上の差を設げたことを特徴とするスコアダイであ
るから缶蓋の開口を容易に行ない得るものであり、又、
破断部の小さな凹凸発生防止し得るものである。
尚、内外側傾斜部33.34の傾斜角θ1と02との差
が10°以内においては開口応力がスコア底部23の内
外端24.25のいずれか一方に集中することなく開ロ
カ大きな力を必要とすることは第5図のグラフに示す通
りであって、θ1−02の場合には開口に約3.5kQ
の引張力を必要とするに対し、θ1とθ2とが100以
上の差を有する場合約3kgの引張力で破断している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧入歯の横断面を示す図にして、第2図
はスコアの破断状態を示す拡大図。 第3図及び第4図は本考案に係る圧入歯の横断面を示す
図にして、第5図は開口に要する力を測定したグラフで
ある。 10.30−スコアダイ、11 、31=圧入歯、12
.32=歯先端、13.33=外側傾斜部、14.34
=内側傾斜部、2〇二缶蓋、21−スコア、22−スコ
ア残部、23ニスコア底部、24−底部外端、25−底
部内端、28−蓋体部、29−開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容易開口缶の開口部を形成するスコアを設ける為のスコ
    アダイにおいて、圧入歯の断面形状を、歯の先端を水平
    平担形状とし、且つ内外側傾斜部の傾斜角θ1及びθ2
    に約100以上の差を設けたことを特徴とするスコアダ
    イ。
JP15988680U 1980-11-07 1980-11-07 スコアダイ Expired JPS5935315Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15988680U JPS5935315Y2 (ja) 1980-11-07 1980-11-07 スコアダイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15988680U JPS5935315Y2 (ja) 1980-11-07 1980-11-07 スコアダイ

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Publication Number Publication Date
JPS5782435U JPS5782435U (ja) 1982-05-21
JPS5935315Y2 true JPS5935315Y2 (ja) 1984-09-29

Family

ID=29518891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15988680U Expired JPS5935315Y2 (ja) 1980-11-07 1980-11-07 スコアダイ

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JPS5782435U (ja) 1982-05-21

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