JPS6263746A

JPS6263746A - プレストレストコンクリ−トの定着具

Info

Publication number: JPS6263746A
Application number: JP60205117A
Authority: JP
Inventors: 近江園　仁; 博佐々木; 深津　泰雄; 三郎太田; 植田　義夫
Original assignee: Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Priority date: 1985-09-17
Filing date: 1985-09-17
Publication date: 1987-03-20
Anticipated expiration: 2010-05-10
Also published as: JPH0742767B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はプレストレストコンクリートの定着具に関する
ものであり、特に耐食耐久性を大幅に高めるよう改良さ
れた該定着具に関する。

［従来の技術］プレストレストコンクリートは、周知の如く、圧縮荷重
をかけであるコンクリート製品である。

この圧縮荷重をかける方法として、長手方向に貫通孔を
設けられたコンクリート体の該貫通孔に鋼などの線材を
挿通し、この線材を緊張せしめた几を用いて定着させる
方法がある。この定ｎＪＡとしては多数の種類のものが
ある。

第１図は定着具の一例を示す平面図、第２図は第１図Ｉ
Ｉ　−ＩＩ線に沿う断面図である。符号ｌは外側コーン
を示し、テーパ形状の内孔を有している。符号２はこの
内孔に嵌合する切頭円錐形状の内側コーンであり、等径
の中心孔を有している。

この内側コーン２は、３個に分割されてｆ２ａ、２ｂ、
２ｃとされている。線材３は、内側コーン２の中心孔に
挿通され、その抜は出しは、便２ａ、２ｂ、２Ｃの締め
イ・１け力により防１１二５れ、これにより線材の定着
が行なわれる。

第３図は、７Ａ：の線材を挿通して定着する定着、ＦＬ
の内側コーンを示す上面図である。この定着５（におい
ては、内側コーンは６個に分；Ｉ、１ｊれ、６個のｅ２
！４ａ〜４−！ｆが形成され、６模の隣設面に線材挿通
用の溝５が設けられている。線材はこれら溝５及び内側
コーンの中心孔に挿通コれて定着される。

その伸、にも、）Ｉｏｃｈｔｉｅｆ、　　Ｂｉｌｆｉｎ
ｇｐｒ、　　Ｈｅ１ｄ　ｕ。

Ｆｒａｎｋｅ、Ｍｏｒａｕｄｉ、Ｂａｕｗｅｎｓなど種
１１　（７）定着具が知られている・このように定着具の構造ないし構成には、極めて多数種
類のものが知られているが、高い強度を必要とするとこ
ろから材質的には、ｎ４が広く用いられている。

［発明が解決しようとする問題点］鋼製の定着具は、通常の使用環境下においては、相当の
耐久性を有しているのであるが、腐食性の強い環境Ｆで
は錆を発生させ、それ自身の強度低下が生じると共に、
錆の発生により、周囲のコンクリートの劣化が進行する
。（例えば、錆の発生時には体積膨張が伴うから、これ
によってコンクリートに細かなりラッグが生じたりする
。）そのため２例えば海洋構造物あるいは海岸の近くの
構造物に、従来のプレストレストコンクリートを用いる
と、比較的早期にプレストレスが低下する弊害が生じ易
かった。

かかる対策として、定着具をステンレス鋼製とすること
もあり、相応の耐久性の向上が実現されているが、やは
り、塩害等の強い環境下での耐食性は不イー分である。

［問題点を解決するための手段及び作用］本発明のプレ
ストレストコンクリートの定着具は、熱硬化性合成樹脂
をバインダーにし、補強用ｍＩｎとしてガラス繊維と炭
素繊維を併用して成形してなるものである。

かかる材質で構成することにより、定着具の耐食性は飛
躍的に向上されるのである。

以下、本発明についてさらに詳細に説明する。

本発明において用い得る熱硬化性合成樹脂としては、外
部ｌａ力に対する変形が小さく＃候性、耐薬品性の優れ
たものが好−適であり、具体的には、エポキシアクリレ
ート樹脂、フェノール樹脂、アミノ樹脂、ポリエステル
樹脂などが挙げられる。

補強用繊維としては、ガラス繊維と炭素繊維が用いられ
る。

ガラス繊維としては、直径が１０〜２０ｇｍ程度のもの
が好適であり、ロービングであってもチ、１−／ブトス
トランドであっても良い。

炭素繊維としては、直径が５〜１０ＪＬｍ程度のものが
好適であり、短ｍ維、長繊維のいずれをも用い得る。

ガラスＪａ誰、炭素１ａ＃ともに、その直径が上記範囲
よりも細いものは、コスト高であり、また太いものはｒ
ｉＴ撓性が乏しくなる。また、長さがに記範囲よりも長
いものは、製造時に絡み合うなどして均一配合が容易で
なくなり、短いものは補強効果が小さくなる。

カラス繊維、炭Ｘ繊維の比率は重量比で、２：ｌ〜１：
１程１■が好ましい、ガラス繊維と炭素繊維の総埴と、
Ｌ記熱硬化性合１＆樹脂との比率は、を量比で８５：Ｉ
５〜６０　：　４０程度が好ましい、かかる配合比率と
することにより、極めて高強度の樹脂成形体を得ること
が回部とされる。

なお、本発明においては１強度を損ねない範囲で、顔料
や粉末充填材を熱硬化性合成樹脂に混入しても良い。

樹脂成形体の製造方法は、通常の方法に従えばよって容
易に製造できる。また、ガラスｔａｌａのクロスと１焚
素繊維のクロスとを積層し、熱硬化性合成樹脂を含浸さ
せて成形しても良い、この成形に際し、圧縮成形を行え
ば、　！ＡＬ＜高強度の成形体を得ることができる。

また、このクロスの積層工法による場合には、緊張線材
と定着具との接触面をクロス状模様とし、その斤擦係数
を著しく高め、線材の抜は防１にを一層確実なものとな
し得る。

本発明は５図面に示した構成の定着具及び前述のＨｏｃ
ｈｔｉｅｆ、　　Ｂｉｌｆｉｎｇｅｒｋｇの定着具の他
、各種の定着具に適用できる。

［実施例］以下、本発明の定着具の実施例について説明する。

以下の手順に従って、第１図、第２図に示す定着具を製
造した。

外側コーンの製造エポキシアクリレート樹脂（昭和高分子株式０．２部、
顔料　１部、シリカ　１部（それぞれ重量部）を攪拌機
によ−って攪拌し、フィラメントワインディング機にカ
ラス繊維５０部と炭素繊維３０部を−Ｉ−記樹脂を含浸
させながら巻き付けていき、一定の厚みになったところ
で取りだし。

１００〜１１０℃の恒温槽で１時間、１５０〜１６０℃
の恒温槽で３時間硬化させた。コーンの概略寸法は外径
４０ｍｍ、長さ６０ｍｍで内径は最小径が１６ｍｍで１
５’の角度をもっている。

内側コーンの製造エポキシアクリレート樹脂（昭和高分子株式会社製の商
品名「リポキシＪ）２０部、硬化剤０．２部　顔料　１
部、炭酸カルシウム３０部、酸化マグネシウム０．５部
（それぞれ重量部）を攪拌機によって攪拌し、ガラスｍ
Ｍ１．クロスと炭素繊維クロス含浸させ、４０℃の恒温
槽で２４時間保管してプリプレグとした。繊維の含有酸
は５０％となるようにした。このプリプレグを規定の大
きさに切断して、ガラスｍ雄クロスと炭素繊維クロスを
交互に組み合わせて、金型に入れ、１５０〜１７０℃で
３分間加Ｊ１−：　ｒ、て硬化させた。

この実施例で得られた定着具が線材を引っ張る時の破壊
強度はｌＯトンを越えるものであった。

［効果］以■−の説明からｌＪ］＃：）かな通り、本発明の定７
１１’几は、従来の鋼製の定着Ｊ↓よりも高強１■であ
り、耐久性も優れる。

従って、海汀４Ｉ造物や海岸の近くに設置される構造物
など、腐食性の強い１０境ドにおいても、Ｒ期にわたっ
て安定して使用Ｉ７得る。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図の各図は定着５ｙの構成説用図であ
る。１・・・外側コーン、　　　　２・・・内側コーン、３
・・・線材。代　　理　　人　　　　　弁理士　　　　　重　　野　
　　剛第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）熱硬化性合成樹脂をバインダーにし、補強用繊維
としてガラス繊維と炭素繊維を併用して成形してなるこ
とを特徴とするプレストレストコンクリートの定着具。