JPH01154946A - 繊維強化合成樹脂製pc緊張材の定着スリーブ結合構造 - Google Patents

繊維強化合成樹脂製pc緊張材の定着スリーブ結合構造

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JPH01154946A
JPH01154946A JP31222487A JP31222487A JPH01154946A JP H01154946 A JPH01154946 A JP H01154946A JP 31222487 A JP31222487 A JP 31222487A JP 31222487 A JP31222487 A JP 31222487A JP H01154946 A JPH01154946 A JP H01154946A
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JP
Japan
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fiber
fixing sleeve
synthetic resin
particle layer
reinforced synthetic
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Pending
Application number
JP31222487A
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English (en)
Inventor
Takehiko Kato
武彦 加藤
Hiroshi Ikeda
弘 池田
Toshiyuki Kitsuta
橘田 敏之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プレストレストコンクリ−1−(以下これ
をPCという)に使用される繊維強化合成樹脂製PC緊
張材と定着スリーブとの結合構造に関するものである。
〔従来技術〕
近年、PC構造物用のPC緊張材として、多数の極細合
成繊維を合成樹脂により集束結合して構成した繊維強化
合成樹脂製PC緊張材(以下これを繊維製PC緊張材と
いう)を使用することが提案され、かつその繊維製PC
緊張材の端部に対する定着スリーブの結合構造としては
、下記の結合構造が提案されている。
(1)  繊維製PC緊張材の端部外周に雄ねじを切削
形成し、その雄ねじを金属製定着スリーブの雄ねしに螺
合した結合構造。
(2)  特開昭60−203762号公幸ドにより公
表されているように、ロンド状の繊維製PC緊張材の端
部に、緊張材長手方向に延長する十字状の割れ目を入れ
て4本の分割端片を形成し、テーパー孔を有する金属製
定着スリーブに2本のスペーサをスリーブ直径方向に延
長するように十字状に挿通し、そのスペーサ付き定着ス
リーブにおけるテーパー孔に前記各分割端片を挿入する
と共に、前記各スペーサを各分割端片の間に挿込んで分
割端片群にテーパー外面を形成し、次に各分割端片相互
間および分割端片群のテーパー外面と定着スリーブのテ
ーパー孔との間にエポキシ樹脂系の接着剤を充填した結
合構造。
(3)  特公昭52−25177号公報により公表さ
れているように、一端部に円錐孔を備えている金属製定
着スリーブ内に、繊維製PC緊張材の端部を挿入して合
成樹脂接着剤層により固着し、前記繊維製PC緊張材の
端面部に喫を打込んで円錐部を形成し、その円錐部を前
記円錐孔に接着させた結合構造。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、前記(1)の結合構造の場合は、繊維製PC
緊張材の端部外周に雄ねじを切削形成しているので、繊
維製PC緊張材の端部の断面積が小さくなって、その繊
維製PC緊張材の引張強度が著しく低下するという問題
がある。また前記(2) (31の結合構造の場合は、
結合工程が煩雑でコスト高になるという問題がある。
〔発明の目的、構成〕
この発明は前述の問題を有利に解決できる繊維強化合成
樹脂製PC緊張材の定着スリーブ結合構造を提供するこ
とを目的とするものであって、繊維強化合成樹脂製PC
緊張材1の端部の周面に増摩採用粒子層2が固着され、
金属製定着スリーブ3とその中に挿入された前記PC緊
張材1の端部の増摩採用粒子層2との間に硬化性充填材
4が充填されていることを特徴とする繊維強化合成樹脂
製PC緊張材の定着スリーブ結合構造を第1発明とし、
繊維強化合成樹脂製PC緊張材1の端部の周面に増摩採
用粒子層2が固着され、金属製定着スリーブ3とその中
に挿入された前記PC緊張材1の端部の増摩採用粒子層
2との間に硬化性充填材4が充填され、前記定着スリー
ブ3が圧縮されて増摩採用粒子層2の粒子5が前記PC
緊張材1の表面に喰い込まれていることを特徴とする繊
維強化合成樹脂製PC緊張材の定着スリーブ結合構造を
第2発明とするものである。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
第1図ないし第3図は第1発明の実施例を示すものであ
って、ガラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維等
からなる多数の極細の長繊維に、硬化剤等を配合したエ
ポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂液が含浸され、次いでその
樹脂含浸長繊維群が、引き揃えられた状態で、成形用ダ
イスに通されて引抜かれることにより円形断面に成形さ
れ、次いで前記熱硬化性樹脂液が加熱により硬化されて
、円形断面の繊維強化合成樹脂製PC緊張材(繊維製P
C緊張材)■が構成される。
次に前記繊維製PC緊張材1の端部の外周面に、多数の
粒子5がエポキシ樹脂系接着剤などの接着剤6により固
着されて、増摩採用粒子層2が形成され、かつ金属製定
着スリーブ3の内周面にも多数の粒子7がエポキシ樹脂
系接着剤等の接着剤6により固着されて、増摩採用粒子
層8が形成される。
次に前記金属製定着スリーブ3内に繊維製PC緊張材1
が同心的に配置された状態で、それらの間に熱硬化性合
成樹脂あるは水硬化性セメント等の硬化性充填材4が注
入充填されて硬化され、その硬化性充填材4が増摩採用
粒子層2.8における粒子5.7の間の凹部に喰い込み
、繊維製PC緊張材1と定着スリーブ3とが一体に結合
される。
第2発明を実施する場合は、第1発明の実施例の場合と
同様にして、繊維製PC緊張材1の端部に金属製定着ス
リーブ3を一体に結合したのち、その定着スリーブ3を
縮径するように圧縮変形させて、第4図に示すように、
増摩採用粒子層2における各粒子5の一部を繊維製PC
緊張材1の表面に喰い込ませる。
前記繊維製PC緊張材1としては、不飽和ポリエステル
樹脂等の熱硬化性樹脂によりプリプレグした繊維を引き
揃え、次いでこれに撚りを加えて硬化させた撚線型の繊
維製PC緊張材を使用してもよい。
前記粒子5,7としては約100〜1000μの粒径の
ものを使用する。また高磁界下、腐食環境下において使
用する粒子としては、炭化珪素(SiC) 、酸化アル
ミニウム(AZ2O,) 、二酸化珪素(SiO7)等
の粒子が適している。
前記硬化性充填材4としては熱硬化性合成樹脂を使用す
る場合、粒子5,7を固着する接着剤が劣化しない加熱
温度で熱硬化する樹脂を使用する必要がある。また硬化
性充填材4にガラス短繊維、金剛砂等の微細骨材を5〜
50容積%混入ずれば、硬化性充填材4のせん断強度お
よび変形抵抗を向上させることができる。
この発明を実施する場合、定着スリーブ3の内面に、増
摩擦用粒子層8を設DJないで螺旋溝を設けてもよい。
また1箇の金属製定着スリーブ3内に複数本の繊維製P
C緊張材を挿入して前述の手段により結合してもよい。
第5図および第6図はこの発明の結合構造を有する定着
スリーブ付き繊維製PC緊張材をボストテンション工法
により緊張定着した状態を示すものであって、第5図の
場合は、コンクリート構造物9にシース10とそのシー
ス10の端部に位置する金属製アンカープレーI・11
とが埋設され、かつ外周に雄ねじを有する金属製定着ス
リーブ3を端部に結合した繊維製PC緊張材1がシース
10に挿通されると共に、定着スリーブ3がアンカープ
レー1・11に挿通され、さらに定着スリーブ3に螺合
された定着用ナツト12が金属製アンカープレー1・1
1に係合されている。
第6図の場合は、円筒状外周面を有する金属製定着スリ
ーブ3を端部に結合したvAm製PC緊張材1がシース
10に挿通されると共に、定着スリーブ3が金属製アン
カープレー1・11に挿通され、かつアンカープレート
11に向かって縮径するテーパー孔を備えている定着金
具13が、定着スリーブ3を囲むように配置されると共
にアンカープレート11に係合され、さらに金属製定着
スリーブ3と定着金具13との間に複数の断面円弧状の
喫14が圧入されている。
〔発明の効果〕
この発明によれば、繊維製PC緊張材1の端部の周面に
増摩擦用粒子層2が固着され、金属製定着スリーブ3と
その中に挿入された前記PC緊張材1の端部の増摩擦用
粒子層2との間に硬化性充填材4が充填され、その硬化
性充填材4が増摩擦用粒子層2の凹凸面に機械的に噛み
合うので繊維製PC緊張材1に導入される緊張力に対し
繊維製PC緊張材1と硬化性充填+A’ 4とを著しく
強固に結合することができ、そのため比較的短かい金属
製定着スリーブ3を使用しても充分な定着力を発揮させ
ることができ、かつ簡単な手段によって繊維製PC緊張
材に適した高定着力および生抜出量の定着部を構成する
ことができる。また金属製定着スリーブ3を圧縮して増
摩擦用粒子層2の粒子5を繊維製PC緊張材1の表面に
喰い込ませることにより、定着力を一層大きくすること
ができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は第1発明の実施例に係る繊維強化
合成樹脂製PC緊張材の定着スリーブ結合構造を示すも
のであって、第1図は一部縦断側面図、第2図は第1図
のA−A線拡大断面図、第3図は第1図の一部を拡大し
て示す縦断側面図である。第4図は第2発明の実施例に
係る繊維強化合成樹脂製PC緊張材の定着スリーブ結合
構造の一部を示す縦断側面図、第5図および第6図は定
着スリーブ付き繊維強化合成樹脂製PC緊張材の定着構
造の例を示す縦断側面図である。 図において、1は繊維強化合成樹脂製PC緊張材、2は
増摩擦用粒子層、3は金属製定着スリーブ、4は硬化性
充填材、5は粒子、7ば粒子、8は1(り摩擦用粒子層
、9はコンクリ−1・構造物、11は金属製アンカープ
レート、12は定着用ナンド、13は定着金具、14は
模である。 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維強化合成樹脂製PC緊張材1の端部の周面に
    増摩擦用粒子層2が固着され、金属製定着スリーブ3と
    その中に挿入された前記PC緊張材1の端部の増摩擦用
    粒子層2との間に硬化性充填材4が充填されていること
    を特徴とする繊維強化合成樹脂製PC緊張材の定着スリ
    ーブ結合構造。
  2. (2)繊維強化合成樹脂製PC緊張材1の端部の周面に
    増摩擦用粒子層2が固着され、金属製定着スリーブ3と
    その中に挿入された前記PC緊張材1の端部の増摩擦用
    粒子層2との間に硬化性充填材4が充填され、前記定着
    スリーブ3が圧縮されて増摩擦用粒子層2の粒子5が前
    記PC緊張材1の表面に喰い込まれていることを特徴と
    する繊維強化合成樹脂製PC緊張材の定着スリーブ結合
    構造。
JP31222487A 1987-12-11 1987-12-11 繊維強化合成樹脂製pc緊張材の定着スリーブ結合構造 Pending JPH01154946A (ja)

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