JPS6263146A - エンジンのアイドル制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、アイドル時の負荷変動に対するエンジンのア
イドル制御装置に関するものである。

（従来技術） 従来より、エンジンのアイドル運転中に、例えば、パワ
ーステアリング用オイルポンプ等の作動による外部負荷
が加わった際に、アイドル回転数の落込みを改善するた
めに、アイドル時の出力を増大するようにしたアイドル
制御装置が知られている（例えば、特開昭５７−５９０
３８号参照）。

しかして、上記のように外部負荷の作動に応じてアイド
ル制御するようにしたものにおいても、外部負荷の作動
開始時には吸気遅れ等の原因で若干のアイドル回転数の
落込みが生じ、この回転の落込みを回復するのに所定の
時間が必要である。

しかるに、エンジン回転の落込みを回復するまでの短時
間に続けて外部負荷が作動した場合には、アイドル回転
数の落込みが大きくなり、エンジン回転数が不安定とな
るとともに、エンジン停止を生起する恐れがある。

また、上記外部負荷において、パワーステアリング用オ
イルポンプの作動は、その作動時期の予測ができないと
ともに、アイドル回転数の落込みが回復するまで作動時
期を遅らせることはできないものである。よって、他の
外部負荷が作動してアイドル回転が落込んでいる場合に
さらにパワーステアリング用オイルポンプが作動すると
、どうしてもアイドル回転数の大きな落込みが生起する
のは避けられないものである。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑み、アイドル中のパワーステアリ
ング用オイルポンプの作動に伴うアイドル回転数の落込
みを極力低減するようにしたエンジンのアイドル制御装
置を提供することを目的とするものである。

（発明の構成） 本発明のアイドル制御装置は、アイドル中のパワーステ
アリング用オイルポンプの作動に伴ってオルタネータの
フィールド電流を遮断する制御手段を設けたことを特徴
とするものである。

（発明の効果） 本発明によれば、アイドル中のパワーステアリング用オ
イルポンプの作動時にはオルタネータのフィールド電流
を遮断するようにしたことにより、このオルタネータに
よる負荷が軽減でき、上記パワーステアリング用オイル
ポンプの作動による負荷の増大が低減されてこれに基づ
くアイドル回転数の落込みを少なくすることができ、安
定したアイドル運転を確保することができるものである
。

特に、他の外部負荷の作動と相前後してパワーステアリ
ング用オイルポンプが作動した時の、アイドル回転数の
急激な落込みを回避することができるものである。なお
、オルタネータによる発電を停止しても、パワーステア
リング用オイルポンプの作動時間は短く、バッテリによ
る電力供給で十分な作動を得ることができ実用上の支承
はないものである。

（実施例） 以下、図面により本発明の詳細な説明する。

第１図は全体概略構成を示す。

アイドル制御装置１は、エンジン２の燃焼空３に吸気を
供給する吸気通路４に介装されたスロットル弁５をバイ
パスするバイパスエア最の調整と、インジェクタ６から
の燃料供給量の調整とによってアイドル回転数を制御す
るものである。

すなわち、上記スロットル弁５をバイパスするバイパス
エア通路７を設け、このバイパスエア通路７を開閉して
バイパスエア吊（吸気量）を調整するバイパス弁８を設
け、このバイパス弁８の開度をリニアアクチュエータ９
によって作動する。

また、上記吸気通路４に設置されたインジェクタ６から
の燃料噴射伍を調整して供給空燃比を変更するものであ
る。

上記エンジンのクランクシャフト１１には、その回転力
によって駆動される外部負荷として、パワーステアリン
グ用オイルポンプ１２、クーラー用コンプレッサ１３、
発電用オルタネータ１４、トルクコンバータ１５等が設
置されている。

そして、前記リニアアクチュエータ９の作動に伴うバイ
パス弁８の開度調整による吸気量およびインジェクタ６
による燃料供給量の制御は、コントロールユニット１６
からの制御信号によって行われる。上記コントロールユ
ニット１６には、アイドル運転状態を検出するためにア
イドルスイッチ１７からの信号、パワーステアリング用
オイルポンプ１２の作動状態を示す油圧スイッチからの
信号、クーラー用コンプレッサ１３の作動状態を示す信
号、トルクコンバータ１５の操作状態を示す信号等が入
力されるとともに、バッテリー１８のバッテリー電圧値
が入力される。さらに、このコントロールユニット１６
にＪ：って、オルタネータ１４作動、すなわちそのフィ
ールド電流のオン・オフが制御される。

上記コントロールユニット１６は、パワーステアリング
用オイルポンプ１２の作動状態、トルクコンバータ１５
の操作状態、クーラー用コンプレッサ１３の作動状態の
信号に応じて、オルタネータ１４の発電状態、つまり、
これらの外部負荷の作動に伴うエンジン１のクランクシ
ャフト１１に作用する負荷の増減に応じて、アイドル時
の吸気量および燃料噴射最を制御し、外部負荷の増大時
には吸気量および燃料噴射ωを増大することによって、
負荷の増大に対応して出力を増加し、アイドル回転数を
一定に維持するように制御するものである。

さらに、コントロールユニット１６は、パワーステアリ
ング用オイルポンプ１２の作動時には、バッテリ電圧が
所定値以上ある場合に、オルタネータ１４のフィールド
電流を遮断するように制御するものであり、オルタネー
タ１４の発電を停止してこのオルタネータ１４によるエ
ンジン負荷を軽減し、アイドル回転数の落込みを低減す
るものである。

上記コントロールユニット１６の作動を第２図のフロー
チャートに基づいて説明する。このフローチャートは要
部のみ示している。ステップＳ１はアイドルスイッチ１
７の作動からアイドル運転中か否か判定し、アイドル中
のＹＥＳ時には、ステップＳ２でバッテリー電圧が１２
Ｖ以上か否か判定し、バッテリー電圧の高いＹＥＳ時に
は、ステップＳ３でパワーステアリング用オイルポンプ
１２が作動状態にあるか否か判定する。このオイルポン
プ１２が作動状態にあるＹ［”８時には、ステップＳ４
でオルタネータ１４のフィールド電流をオフとして発電
を停止する。

また、バッテリー電圧が１２Ｖ未満の場合には、ステッ
プＳ２のＮｏ判定により、ステップＳ５でアイドル目標
回転数を高く設定し、パワーステアリング用オイルポン
プ１２の作動に関係なく、オルタネータ１４のフィール
ド電流のオン状態を維持するものである。

上記の如き実施例によれば、パワーステアリング用オイ
ルポンプ１２の作動に伴って増加する負荷を、オルタネ
ータ１４のフィールド電流を遮断することによる発電負
荷の軽減によって低下し、アイドル回転数の大幅な落込
みを解消することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるアイドル制御装置を
備えたエンジンの全体構成図、第２図はコントロールユ
ニットの作動を説明するためのフローチャート図である
。 １・・・・・・アイドル制御装置　２・・・・・・エン
ジン４・・・・・・吸気通路 １２・・・・・・パワーステアリング用オイルポンプ１
４・・・・・・オルタネータ １６・・・・・・コントロールユニット１７・・・・・
・アイドルスイッチ 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）アイドル時に、パワーステアリング用オイルポン
   プの作動に伴つてオルタネータのフィールド電流を遮断
   する制御手段を設けたことを特徴とするエンジンのアイ
   ドル制御装置。