JPS6263036A - 旋盤用回転タレツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の背景］ 本発明は、 ベース本体と； ベース本体上で回転可能に支持される工具ヘッドと； ベース上で回転可能に支持される少くとも１個のチャッ
クと： ベース本体上に支持される駆動モータと：モータとチャ
ックとの間の駆動列と：および前記駆動列の端部に設け
られ、前記チャック上に支持された相手クラッチ手段と
係合するためのクラッチ手段と； からなるタイプのとくに旋盤マシニングセンタ用回転タ
レット（回転刃物台、以後タレットという）に関する。

既知のとおり、旋盤マシニングセンタは孔あけ。

切削、中ぐりなどのいわゆる回転工具機械加工を含む加
工品に対する多重作業を行なうものである。

したがって工具ヘッドは回転工具のみでなく、適当なチ
ャックを有する少くとも１個の主軸ユニットを装着する
ものであり、これによりドリルビットやカッタなど所定
のタイプの工具が使用可能となる。

ヘッドを必要な角設定値だけ回して回転工具を作業位置
にもってくると、チャッククラッチ手段と駆動列の相手
クラッチ手段とは相互に心が一致して係合可能となる。

ここで工具はモータで回転される。

このタレットは通常、ヘッドの回転軸がマシニングセン
タの中心線に平行となるよう、すなわち主軸台と心押台
との共通軸に平行となるように旋盤マシニングセンタ上
に取付けられている。

さて通常設計のタレットは上記取付条件を満足させるの
がむずかしい。実際に、モータからチャックへ運動を伝
達するように設けられる駆動列は、心押台に続く経路内
に配置される。したがって、タレットがタレット内の回
転工具セットにより加工物に標準加工作業を行なうとき
、ここで心押台は加工物をさらに確実に保持することが
必要であるが、この心押台の働らきはかなり制限される
かまたは不可能にさえなる。この制限はとくに重要で、
この場合取付部に撮動が発生しやすくなり、これにより
加工が粗くなることがある。

［従来技術とその問題点］ この問題を解決するために、駆動列は工具ヘッド内にそ
れと同軸にジャーナル支持された軸を有してその軸の一
端は電動モータにより駆動され、一方その他端はヘッド
内に組込まれた歯車機構を介してチャックを駆動すると
いうタレットが提案されできた。

この方法では駆動列はほぼ完全にベース本体内に組込ま
れているので心押台の運動性には制限がなくなるが複雑
となり、したがって高価な構造となる。１個以上の主軸
ユニットの取付を可能とするためにタレットとの設定位
置と同じ数だけ歯車列を設けねばならないことを考えれ
ばいかに複雑となるかを理解するのに十分であろう。さ
らにこの複雑な構造はモータからチャックへの機械効率
を落とすことにもなる。

従来技術の他の欠点は、タレット構造とくに工具ヘッド
の剛性が低下することであり、工具ヘッドは理想的には
工具を取付けて主軸ユニットを装着して十分な切削加工
ができる固体一体型であることが望ましい。

また、原則として、その中にモータを組込んだ主軸ユニ
ット、たとえばいわゆる電動または空圧駆動モータチャ
ックの種類の主軸ユニットを有したタレットを形成する
ことは実際には不可能であることも注意すべきである。

実際にこのようなユニットができたとしても駆動動力が
きわめて低く′なるか、またはベース本体にぶつかるほ
ど寸法が大きくなるか、あるいはおそらく工具回転中に
旋盤マシニングセンタが動くような構造になるであろう
。

［発明の要約］ 本発明の基礎となる課題は、上記のような必要条件を満
足し、しかも、従来技術に関連した上記欠点を克服する
ような構造的ならびに運転上の特徴を有する題記タレッ
トを提供することである。

この課題は、一端に前記クラッチ手段を有する前記駆動
列内の少くとも１個の部材が身を隠すようにベース本体
上に取付けられていることを特徴とする上記タイプのタ
レットにより解決される。

本発明によるタレットのその他の特徴および利点は、好
ましい実施例の図による下記説明から明らかになろうが
、本発明は添付図面に限定されるものではない。

添付図面を参照すると、番号１は６箇所の設定位置を有
する回転タレット全体を示し、このタレットはとくに創
成加工工作機械、とくに旋盤、いわゆる旋盤マシニング
センタまたはターニングセンタに取付けられるように設
計されたものである。

タレット１は、はぼ平行六面体であって水平方向に伸長
する形状のベース本体２を有し、ベース本体２は頂部壁
３と、前方壁４と、正面壁５とを有し、その後壁と／ま
たは下部壁とによりマシニングセンタに取付けられる。

タレット１は工具ヘッド６を有し、工具ヘッド６はベー
ス本体２に沿って伸長する軸Ｘ−Ｘのまわりに回転可能
なようにベース本体２上に支持される。図示されてはい
ないが通常のように、ベース本体２の端縁には工具ヘッ
ド６を段階的に回転させる駆動手段が設けられている。

とくに工具ヘッド６は軸ｘ−Ｘをもつ円板７を有し、円
板７は正面壁５の前方に配置され、少くとも前方壁４と
同じ側では円板７の外周は本体２の外方に突出している
。

円板７上には、一括して８で示す６箇所の設定位置が設
けられ、各位置にそれぞれ工具が装着される。各設定位
置８は、本体２の前方壁４と同じ側に配置されている作
業ステーション９へ順次移動される。

図示の例では、円板７はドリルビット１０からなる１個
の工具だけを装着しており、ドリルビット１０は作業ス
テーション９にある設置位置８に置かれている。

とくに主軸ユニット１１が円板７上に支持されてチャッ
ク１２を有し、チャック１２は軸ｘ−ｘに対し平行に伸
長する軸Ｙ−Ｙを有する前記主軸ユニット１１内で回転
可能なように取付けられている。

チャック１２の一端１３は円板７から本体２の方向に突
出してチャック１２は後述のように円板７を貫通して回
転駆動され、チャック１２の他端１４にはドリルビット
１０を保持するグリップ１５が設けられている。

タレット１はマシンセンタの回転軸に平行な軸ｘ−Ｘに
おいてマシニングセンタに取付けられるようになってい
るので有利であり、円板７はマシニングセンタのヘッド
に面し、本体２は心押台に面している。

チャック１２、したがってドリルビット１０を駆動する
ためにタレット１は電動モータ１６を有し、モータ１６
は直角７ランジ１７を介して壁３に取付けられ、この軸
はモータ１６とチャック１２との間に伸長する駆動列１
８と同様に軸Ｘ−ｘに平行である。

駆動列１８は伝動ベルト１９からなる第１の部材と、別
の伝動ベルト２０からなる第２の部材とを有する。

伝動ベルト１９は２個のプーリ２２．２３の間に展張さ
れたコグドベルト（歯係合ベルト）２１からなる。プー
リ２２はモータ１６の軸１６ａにキー接合され、一方プ
ーリ２３は軸２４にキー接合され、軸２４はさらに直角
フランジ１７を介して頂部壁３に装着されたボックス型
本体２５内にジャーナル支持され、したがつ本体２５は
ケースとして伝動ベルトをその内部に組込んでいる。

伝動ベルト１９は水平方向でかつ軸Ｘ−Ｘに対し直角に
伸長し、部分１９ａと共に本体２から前方壁４の側へ突
出する。

駆動ベルト２０はそれぞれ軸２９と３０とにキー接合さ
れた２個のプーリ２７．２８間に展張されたコグドベル
ト２６からなり、軸２９．３０は、ケースとして伝動ベ
ルトをその内部に組込んでいるボックス構造アーム３１
内にジャーナル支持される。アーム３１はベース本体２
の壁４の前方に配置されてヒンジ３２を介して本体２に
ピン結合され、ヒンジ３２は水平でかつ軸Ｘ−Ｘに直角
ピボット軸Ｚ−７を有する。ヒンジ３２はとくにベース
本体２に固定されたピン３３と、アーム３１の中間点で
アーム３１と一体に形成されたアイ３４とで形成される
。

ボックス型アーム３１は後述のような制御手段の作動に
より、円板７と伝動ベルト１９の部分１９ａとの間で鉛
直方向に直立して配置された第１の位置から、水平方向
に横になる第２の位置へ身を隠すように、ヒンジ軸Ｚ−
Ｚのまわりに角移動が可能でる。

アーム３１が第１の位置にあるとき軸２９は軸２４と心
が一致し、軸３０はチャック１２と心が一致する。軸２
９はアーム３１から突出する端部を有し、その端部には
クラッチ手段３５が設けられ、クラッチ手段３５はボッ
クス型本体２５から突出する軸の一端に設けられた相手
クラッチ手段３６と係合することに注目すべきである。

同様に軸３０はアーム３１から突出する端部を有し、そ
の端部にはクラッチ手段３７が設けられ、クラッチ手段
３７はチャック１２を必要に応じて回転制御駆動するよ
うに、その端部１３にチャック１２を装着した相手クラ
ッチ部材３８と係合する。

アーム３１を第１の位置と第２の位置との間で角移動さ
せるための制御手段は油圧作動または空圧作動シリンダ
・ピストン組立体３９からなり、シリンダ・ピストン組
立体は軸Ｙ−Ｙとは離れて水平に伸長する。前記シリン
ダ・ピストン組立体３９はベース本体の壁４に取付けら
れたシリンダ４０を有してそのピストンロッド４１を介
してアーム３１を作動し、ピストンロッド４１は自由端
４２を有して、その上にはアーム３１内に形成されたス
ロット４３と係合するピン４２を設けている。

本発明によるタレット１の作動については、第１図に示
すように、ドリルビット１０を保持する円板７上の設定
位置８が作業ステーション９にあって作動可能状態にあ
って、アーム３１が第１の位置にあるところのスタート
位置から説明をはじめる。この状態は、駆動列１８がそ
の部材１９゜２０を介して、電動モータ１６からチャッ
ク１２への伝動を可能とするので、アーム３１の作動位
置である。この状態においては、駆動列の１８の端部、
とくに部材２０の端部に配置されたクラッチ手段３７は
クラッチ１２の相手クラッチ手段３８と係合し、−力部
材２０の他端に配置されているクラッチ手段３５は駆動
列１８の他方の部材１つの相手クラッチ手段３６と係合
する。

所定の孔あけ作業が完了して円板７の他の設定位＠８の
いずれかに装着された適切な工具により別の加工作業を
行なうときは、シリンダ・ピストン組立体３９が作動さ
れ、これによりアーム３１はその鉛直位置から水平位置
に角移動されて第２図に示すような状態となる。アーム
がこの位置にくると、第１の位置か第２の位置へのアー
ム移動の間はクラッチ手段３５．３７はそれらの相手ク
ラッチ手段３６．３８から分離するので、駆動列の部材
２０は作動不能となる。

このとき次の加工作業に必要な工具がステーション９の
位置にくるまで工具ヘッド６が回転される。

この水平な非作動位置においては、アームは軸Ｙ−Ｙか
ら離されてシリンダ・ピストン組立体のほぼ脇に保持さ
れ、したがってマシニングセンタの心押台は軸Ｙ−Ｙの
方向に必要なだけ自由に移動が可能であることに注目す
べぎである。

チャック１２がステーション９に戻って次にアームをそ
の非作動位置から作動位置に制御すると、タレットはそ
のスタート位置に戻されて他の加工サイクルの実行の準
備が完了する。

［発明の効果］ 本発明によるタレットはマシンセンタ上での回転工具加
工を可能とし、これは心押台に対し非制限可動性を与え
るという重要な利点を有する。

本発明によるタレットの他の利点は、その構造、とくに
工具ヘッドの構造がきわめて剛であることである。

本発明によるタレットの無視できない利点はその構造が
簡単であることで、これにより信頼性がぎわめて高くな
る。

もちろん当業者であれば、その時々の特別な要求に応じ
て、ここに開示のタレットの修正や変更が可能であろう
が、これらはいずれも添付の特許請求の範囲に記載の本
発明の保護範囲に属するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるタレットの部分断面斜視図、およ
び第２図は他の作動段階を示した第１図のタレットの斜
視図である。 １・・・タレット　　　　　　２・・・ベース本体６・
・・円板　　　　　　　　１２・・・チャック１６・・
・モータ　　　　　　１８・・・駆動列１９．２０駆動
列の部材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ベース本体（２）と； ベース本体（２）上で回転可能に支持される工具ヘッド
   と； ヘッド（６）上で回転可能に支持される少くとも１個の
   チャック（１２）と； ベース本体（２）上に支持される駆動モータ（１６）と
   ； モータ（１６）とチャック（１２）との間の駆動列（１
   ８）と；および、前記駆動列（１８）の端部に設けられ
   、前記チャック（１２）上に支持された相手クラッチ手
   段（３８）と係合するためのクラッチ手段（３７）と； からなるタイプのとくに旋盤マシニングセンタ用回転タ
   レットにおいて； 一端に前記クラッチ手段（３７）を有する前記駆動列（
   １８）の少くとも１個の部材（２０）が身を隠すように
   ベース本体（２）上に取付けられていることを特徴とす
   る回転タレット（回転刃物台）。 ２、駆動列（１８）の前記部材（２０）は、反対側端部
   に駆動列（１８）の他の部材（１９）上に支持された相
   手クラッチ手段（３６）と係合するためのクラッチ手段
   （３５）を有することを特徴とする特許請求の範囲第１
   項に記載のタレット。 ３、駆動列の前記部材（２０）はベース本体（２）にピ
   ン結合されたアーム（３１）の端縁に取付けられ、制御
   手段（３９）の作動により、クラッチ手段（３５、３７
   ）が相手クラッチ手段（３６、３８）と係合する第１の
   位置がある作動位置から、クラッチ手段（３５、３７）
   と相手クラッチ手段（３６、３８）とが分離された第２
   の位置である非作動位置へ、ヒンジ（３２）軸のまわり
   に角移動が可能であることを特徴とする特許請求の範囲
   第２項に記載のタレット。 ４、ヒンジ（３２）軸はヘッドは（６）の回転軸に対し
   垂直に位置することを特徴とする特許請求の範囲第３項
   に記載のタレット。 ５、アーム（３１）は、それが非作動位置にあるときは
   ヘッド（６）の回転軸に平行に伸長することを特徴とす
   る特許請求の範囲第４項に記載のタレット。 ６、アーム（３１）の角運動を制御する手段（３９）は
   、ヘッド（６）の回転軸に平行な方向へ伸長するシリン
   ダ・ピストン組立体からなることを特徴とする特許請求
   の範囲第５項に記載のタレット。