JPS6262651A - 回線切替え方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回線切替え方式に関し、詳しくは音声伝送路
とディジタル伝送路゛を接続する交換システムにおいて
、交換機の出入回線の切替え方式に関するものである。

〔発明の概要〕

本発明は、企業内等の高速ディジタル回線が設定されて
いる相手と通信する場合、コスト高にならず、回線効率
よく、ディジタル通信を行うため、複数個の終端回路と
複数個のモデム回路と該モデム信号および交換機の起動
・切断信号により制御されるスイッチを設けて、ディジ
タル通信機器相互の接続過程ではアナログの通（ｒＪ回
線（音声回線）を使用し、ディジタル信号の通信に移る
時点でスイッチにより切替えてディジタル通信回線を使
用することにより、極めて経済的にディジタル回線交換
を行うものである。

〔従来の技術〕

従来、構内交換システム等では、通話回線を有効に使用
するため、ファクシミリ等のデータ通信回線を通話用と
して併用し、転換器を手動で切替えることにより内ａ電
話、ボタン電話等とデータ通信とを回線に切替え接続し
ている。

第３図は、従来の交換機に接続されたディジタル機器の
通信方式を示す図である。第３図において、１は交換機
、２は電話機、３はモデム内蔵のファクシミリ装置、４
は１話１ｍ２とファクシミリ装置３とを切替える転換器
、５は公衆Ｗ１話回線、６は高速ディジタル回線、７は
高速ディジタル回線用の多重分割装置である。電話回線
５を利用したワークステーション相互の通信は、電話１
ｌｉ２等により交換機１“に接続信号を送り、目的の接
続相手と接続されたことを確認してから、転換器４等に
より回線５をワークステーションに切替える。

ワークステーション等で出力されるディジタル信号は、
モデム（変復調回路）により音声帯域内のアナログ信号
に変換されて、相手のワークステーションのモデム装置
で逆変換され、ディジタル信号となる。モデム信号は、
公衆電話回線５でけでなく、専用線もしくは高速ディジ
タル回線６に接続される多重分割装置７を経由した音声
回線により通信相手と接続される。ディジタル通信機器
は、高速化が著しく、高速モデムの出力信号を伝送する
ためには、多重分割装置７のアナログ−ディジタル変換
回路の性能を著しく高度にする必要があり、音声を伝え
るために用いられるＡＤＰＣＭ等の圧縮技術にも影響を
及ぼし、そのためシステムを高価にする要因となってい
る。さらに、モデム出力信号を高速ディジタル回線を使
用して伝送する時には、ディジタル機器本来の出力ディ
ジタル信号速度より高速を要するため、より高速のディ
ジタル回線が必要となる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、従来、電話回線を利用してディジタル信号
を伝送する場合には、先ず電話機により交換機を介して
相手側と接続されたことを確認してから、ワークステー
ションに切替えてディジタル信号をモデムを介してアナ
ログ信号に変換することにより電話回線または高速ディ
ジタル回線に伝送しているので、システムが高価になる
とともに１本来より高速のディジタル回線が必要であっ
た。

本発明の目的は、これらの問題を改善し、ディジタル通
信機器相互の接続過程ではアナログの通信回線を用い、
ディジタル信号の通信段階に移行する時点でディジタル
通信回線に切替えるようにして、交換機を改造せずに回
線能率のよい回線切替え方式を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明の回線切替え方式は、
音声信号を伝送する［ないし複数の回線の第１の終端回
路と、ディジタル信号を伝送する工ないし複数の回線の
第２の終端回路と、該第１および第２の終端回路に順次
接続される１ないし複数の第３の終端回路とを有する交
換機において、少なくとも上記第２の終端回路と同数以
上のモチ１１回路と、該モデム回路、上記第１、第２お
よび第３の終端回路の間に挿入され、該第３の終端回路
の出力あるいは該第３の終端回路の出力を上記モデム回
路によりディジタル信号に変換した出力とを切替えるス
イッチと、該スイッチを、交換機よりの起動・切断信号
およびモデム信号の有無により制御するスイッチ制御回
路とを有し、該スイッチ制御回路により接続過程からデ
ィジタル通信に移行する時点で上記スイッチを切替える
ことに特徴がある。

〔作　　用〕

本発明においては、交換機１と多重分割装置７との間に
切替え装置を設け、この切替え装置には、■ないし複数
個の音声回線終端回路と、１なす１し複数個のディジタ
ル回線終端回路と、１なり１シ複数個の交換機に接続す
るために使用される終端回路と、複数個のモデム回路と
、これらの終端回路、モデム回路を切替え接続するスイ
ッチと、そのスイッチを制御する回路とを備え、交換機
から到来する起動・切断信号およびモデム信号の有無に
よって、上記スイッチを切替えることにより、ワークス
テーション等のディジタル通信機器相互の接続状態では
アナログの音声回線を使用し、デイジタル信号の通信に
移行した状態ではディジタル通信回線を使用するように
して、簡単な回路の付加のみで経済的かつ回線効率のよ
いディジタル回線交換を行う。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示す回線切替え装置のブ
ロック図である。第１図において、８．９は第１の終端
回路、１０．１１は第２の終端回路、１．２．１３は第
３の終端回路、１４．１５はモデム回路、１６はこれら
を相互に切替え接続するスイッチ、１７はスイッチの制
御回路である。第１の終端回路８，９は音声回線を経由
して、また第２の終端回路１０．１１はディジタル回線
を経由して、各々他の交換システムの第１の終端回路お
よび第２の終端回路に接続されている。第３の終端回路
１２．１３はトランク回路等を経由して、交換機の通話
路スイッチに接続されている６発信接続においては、第
３の終端回路１２，１３の１つで交換機からの起動信号
を検出し、制御回路■７によって第１の終端回路８，９
の中から空き回路を選択して、スイッチ１６を駆動する
ことにより相互に接続する。接続相手を選択する信号等
は、接続された音声回線により相手交換機に伝達され、
呼出し音あるいは話中音等もその回線により発信者に伝
えられる。続いて、発信者がディジタル通信に切替える
と、モデム１４．１５によりモデム信号を検出し、制御
回路１７により第２の終端回路１．０．１１の中から予
め定められている優先順位に従って、空き回路を選択し
、スイッチ１６を駆動してそれまで接続されていた第１
の終端回路８または９から１選択された第２の終端回路
１０または１１に接続替えする。通信が終了すると、第
３の終端回路１２．または１３で終話を検出し、制御回
路１７によりスイッチ１６を開放する。

着信接続においては、第１の終端回路８，９で相手交換
機からの起動信号を検出し、制御回路１７により第３の
終端回路１２．１３の中から空き回路を選択し、スイッ
チ１６を駆動して相互接続する。相手交換機からの選択
信号、こちら側の交換機の呼出し音等は、発信接続と同
じように音声回路を経由した伝送される。着信の端末装
置でディジタル通信に切替えると、モデム１４．１５に
よりモデム信号を検出し、制御回路１７により第２の終
端回路１０．１１の中から発信側と同じように優先順位
により空き回線を選択し、スイッチ１６を駆動して第３
の終端回路１２または１３と第１の終端回路８または９
とを切り離し、第３の終端回路１２またばＩ３と選択さ
れた第２の＃前回路１０または１１とを相互接続する。

通信が終了すると、第３の終端回路で終話を検出し、制
御回路１７によりスイッチ１６を開放する。

このようにして、通信相手と接続状態時では音声回線を
使用して呼出し信号や呼出し音等を送出し、その後ディ
ジタル通信に移行すると、自動的にディジタル回線に切
替えることによって５既存の交換機にスイッチ１６とス
イッチ制御回路１７と複数の終端回路を設けるのみで、
効率よく電話通信とデータ通信の切替えを行うことがで
きる。

第２図は、本発明の一実施例を示す回線切替え方式の全
体機能系統図である。第２図において、１８は本発明に
よる切替え装置、１９は第１図における音声回線であっ
て、高速ディジタルの多重分割装置７から分割して取り
出された音声回線、２０は第１図におけるディジタル回
線であって、高速ディジタルの多重分割装置７から分割
して取り出されたディジタル回線、その他の記号は第３
図と同一のものを表わす。音声回線１９は、ワークステ
ーションの接続段階にのみ使用するので、ディジタル回
ｆｌＪＡ２０に比較して少ない回線数で十分である。ま
た、この音声回線１９は、音声イコ号のみを伝送して、
モデム信号は伝送しないので、それほど高い品質は必要
としない。ワークステーション３からの発信は、交換機
１により不特定多数の通信相手には、公衆？ｒ！、話回
線網回線網由し、企業内等の高速ディジタル回線が設定
されている相手には、切替え装置１８を経由して音声回
線】９により相手側との接続を行い、ディジタル回線２
０に切替わって通（１を行う。本実ｈ〜例の第２図と、
従来の第３図とを比較すると、第２図では、交換機ｌと
多重分割装置７との間に新たに切替え装置１８が挿入さ
れるが、これは比較的簡単な構成であり、それほどコス
ト高にはならない。一方、・この切替え装置１８を挿入
することにより、多重分割装置７し；接続された高速デ
ィジタル回線６の周波数帯域は、第３図では極めて広帯
域であるが、第２図では使用帯域が数分の１に減小され
１回線コストは安くなる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、通信相手との接
続過程では音声回線を使用し、本来のディジタル通信に
移行した後に、ディジタル回線に切替えるので、既存の
交換機を何等改造することなく、回線能率のよいディジ
タル回線切替えを実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す切替え装置のブロック
構成図、第２図は本発明の一実施例を示す回線切替え方
式の全体系統図、第３図は従来の交換システムにおける
回線切替え方式を示す図である。 １；交換機、２：電話機、３：ワークステーション、４
：転換器、５：公衆電話回線、６：高速ディジタル回線
、７：多重分割装置、８，９：第１の終端回路、１０．
１１：第２の終端回路、１２．１１第３の終端回路、１
４，１５：モデム回路、１６二通話路スイッチ、１７：
スイッチ制御回路、１８：切替え装置、１９：音声回線
、２０；ディジタル回線。 特許出願人　日本電信電話株式会社 代理人弁理士　磯　村　雅　俊　＼ ’ｔＪ、（− 第　　　１　　　図 第　　　２　　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）音声信号を伝送する１ないし複数の回線の第１の
   終端回路と、ディジタル信号を伝送する１ないし複数の
   回線の第２の終端回路と、該第１および第２の終端回路
   に順次接続される１ないし複数の第３の終端回路とを有
   する交換機において、少なくとも上記第２の終端回路と
   同数以上のモデム回路と、該モデム回路、上記第１、第
   ２および第３の終端回路の間に挿入され、該第３の終端
   回路の出力あるいは該第３の終端回路の出力を上記モデ
   ム回路によりディジタル信号に変換した出力とを切替え
   るスイッチと、該スイッチを、交換機よりの起動・切断
   信号およびモデム信号の有無により制御するスイッチ制
   御回路とを有し、該スイッチ制御回路により接続過程か
   らディジタル通信に移行する時点で上記スイッチを切替
   えることを特徴とする回線切替え方式。