JPH07288608A - モデム装置及びモデム装置における音声呼設立方法 - Google Patents

モデム装置及びモデム装置における音声呼設立方法

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JPH07288608A
JPH07288608A JP7103219A JP10321995A JPH07288608A JP H07288608 A JPH07288608 A JP H07288608A JP 7103219 A JP7103219 A JP 7103219A JP 10321995 A JP10321995 A JP 10321995A JP H07288608 A JPH07288608 A JP H07288608A
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JP7103219A
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Kurt E Holmquist
アービン ホルムキスト カート
Richard K Smith
ケント スミス リチャード
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American Telephone and Telegraph Co Inc
AT&T Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/06Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モデムプール及び構内交換施設を用いる場合
の同時音声・データ呼設立装置及び方法の提供。 【構成】 同時音声・データ伝送(SVD)モデム10
0が2個のアナログポ−ト106、110と1個のデー
タ端末ポ−ト115とを有する。これらのアナログポ−
トは両方共電話番号の送信能力を有し、構内交換装置
(PBX)200に結合されデータ端末ポ−ト115は
SVDユ−ザのデータ端末に結合されている。SVDユ
−ザである発呼者がデータ端末ポ−ト115を経てSV
Dモデム100に少なくとも1個のコマンドを送り、こ
れに応答してSVDモデムがこれらアナログポ−トのう
ちの1個から発呼者電話番号を又他方のアナログポ−ト
から被呼者の電話番号を別個にPBXに送信する。そし
てSVDモデムがアナログポ−トのうちの1個に受信さ
された音声信号を他方のアナログポ−トに伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ通信装置に関
し、詳しくはモデムプール及び構内交換設備を用いる音
声呼及びデータ呼の同時設立に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許出願「Simultaneous Analog an
d Digital Communications」(シリアル番号第08/07650
5号、1993年6月14日出願)は、受信側モデムへの通信チ
ャネル上での送信用に音声信号をデータ信号に追加する
方式の同時音声・データ通信システムについて記述して
いる。
【0003】この同時アナログ・ディジタル通信システ
ムにおいては、送信されるデータ信号は、一連のデータ
記号の各々が、信号空間から取った特定のN次元信号点
値に連関するような一連のデータ記号、によって表され
る。同様に、音声信号によって代表されるアナログ信号
は、音声信号点を得るために、処理されてこの特定のN
次元信号空間にマッピングされる。
【0004】この音声信号点は、音声信号ベクトルの、
この信号空間の原点に関する大きさ及び角度を定義す
る。それからデータ記号と音声信号ベクトルとが加え合
わされ、その結果としてN次元信号点が選択されて遠端
側モデムへ送信される。
【0005】送信されたN次元信号点を受信すると遠端
側モデムの受信部は、内蔵されているデータ記号を検出
し、受信されたN次元信号点からこのデータ記号を差し
引いて音声信号ベクトルを得る。それからこの音声信号
ベクトルを用いて音声信号が再形成される。
【0006】その結果として、この同時音声・データ送
信手法によれば、音声部分とデータ部分との両方を有す
る音声帯域信号が得られるという利点がある。このこと
から、同時音声・データ伝送(SVD)能力を有するモ
デムを備えた2人のユ−ザが、各ユ−ザの所在場所にお
いて1本のチップ/リング形式の電話回線さえあれば、
相互にデータ通信を行い且つ同時に音声通話も行うこと
が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般の企業環
境においては音声・データ通信は、まだ統合されていな
い。実際には音声設備及びデータ設備は企業従業員には
通常、物理的に別個の配線を介して提供されており、そ
の場合音声通信は一般に、構内交換機(PBX)を通し
て切換が行われデータ通信は構内情報通信網(LAN)
上で行われる。
【0008】その結果、企業ユ−ザが音声呼を発信する
場合、その音声呼はPBXを通して直接切り換えられ、
又もし外部からの入呼の場合には公衆交換電話網(PS
TN)を通して被呼者に送信される。
【0009】同様に、もし企業ユ−ザがデータ呼を発信
する場合、そのデータ呼はモデムプールを通してPBX
へ切り換えられる。モデムプールとは、PBXに結合さ
れ、個々の従業員のグループ内で共用されるデータ資源
(リソース)である。モデムプールを用いることにより
企業は、各従業員に専用モデムを配備せずにデータサー
ビスへのアクセスを従業員に供与することが可能とな
る。
【0010】しかしその結果、最終的には、この種の電
気通信環境においては、企業ユ−ザがその電話機をSV
D能力を有するモデムに直接に接続して別のSVDユ−
ザとの間にSVD接続を設立することができないという
問題点が生じる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、同時音
声・データ伝送(SVD)能力を有するモデムが交換シ
ステムの後方の離れた場所にあっても、このSVDモデ
ムを通してユ−ザがその音声呼を切り換えることを可能
にする方法及び装置が実現される。
【0012】詳しくは、このモデムは、2個のアナログ
ポ−トと1個のデータ端末ポ−トとを有し、これらのア
ナログポ−トの各々とそれぞれの通話者の通信装置との
間に電話呼を設立するためにこれらポ−トの各々を通し
て交換装置への信号を発信する能力を有する。これらの
電話呼の設立後、一方の通話者が他方の通話者と話すこ
とができるように、モデムがこれらの電話呼を互いに結
合する。
【0013】本発明の一実施例においては、SVDモデ
ムが、ユ−ザ(発呼者)のデータ端末装置から各アナロ
グポ−トに対する呼発信コマンドを受信する。ユ−ザの
データ端末装置は本例ではLANによってSVDモデム
のデータ端末ポ−トに結合されている。これによって例
えば、ユ−ザがユ−ザの電話機及び被呼者の電話機の両
方を鳴らしそれによってSVDモデムの各アナログポ−
トとそれぞれの通話者(ユ−ザ及び被呼者)との間に電
話呼をセットアップすることが可能となる。
【0014】それから、ユ−ザすなわち発呼者が被呼者
と話ができるようにSVDモデムが、これら2つの電話
呼を互いに結合する。これで、交換装置の変更修正を要
さずに音声呼をSVDモデムを通して切換交換すること
が可能となる。
【0015】本発明の別の実施例においては、SVDモ
デムが、SVD接続の2次チャネルからアナログポ−ト
のうちの1つ、例えば第1アナログポ−トに対する呼発
信コマンドを受信する。このSVD接続は、残りのアナ
ログポ−ト、例えば第2アナログポ−トを通して遠隔ユ
−ザの遠隔のSVDモデムに対して設立される。これ
で、遠隔ユ−ザがSVDモデムの第1アナログポ−トを
通して交換システムから外へダイヤルすることが可能と
なる。
【0016】この例においては、SVDモデムが、受信
された同時音声・データ信号の音声部分を第1アナログ
ポ−トへ伝達し、又逆方向において、遠隔ユ−ザへの伝
達用に第2アナログポ−トによって供給された同時音声
・データ信号の音声部分へ第1アナログポ−トから入来
する音声信号を処理して付加する。
【0017】
【実施例】同時音声・データ通信システムの一部分のブ
ロック図を図1に示す。図1に示すシステムは、大企業
の構内に設置される音声・データ通信設備の例を表す。
データ通信機能は、企業構内情報通信網(企業LAN)
設備40みよって与えられる。企業LAN設備40は、
技術的に知られているように、種々の種類の、結合装
置、選択経路に沿った伝送(ルーティング)装置、相互
接続装置、及び連関する構内情報通信網(LAN)回線
39を有する。
【0018】音声通信機能は、PBX200と、PBX
回線21、106、111、201で代表されるような
PBX連関回線とによって与えられる。後者は、PBX
200が別の通話者、例えば第2ユ−ザ、への電話呼を
発信又は受信する際に用いる電気通信設備及びその他の
交換装置を表す。
【0019】この電話呼は、企業の建物内におけるよう
な内部間相互の呼、又は公衆交換電話網を経てのような
外部との間の呼のどちらの場合も有り得る。ユ−ザの一
般的なパーソナルワークステーション、例えば第1ユ−
ザのパーソナルワークステーション10は、パーソナル
コンピュータ15で代表されるデータ端末装置と、電話
機20で代表される音声端末装置とを有し、これらはど
ちらも、適切な内部ネットワークに接続されている。
【0020】モデムプール60は、技術的に知られてい
るように必要に応じて従業員から企業LAN設備40及
びモデムプール・LANインタフェ−ス50を経てアク
セスされる集中リソース、として設けられる。モデムプ
ール60は、少なくとも1個の、同時音声・データ伝送
(SVD)モデム100で代表されるような同時音声・
データ伝送(SVD)能力を有するモデムを有する。S
VDモデム100はPBX回線106及び111を経て
PBX200に結合されている。
【0021】SVDモデム100は、回線116へ又は
回線116からのデータ信号と、2個のポ−トすなわち
公衆交換電話網(PSTN)ポ−ト105及び110と
を結合するためのデータ端末装置(DTE)ポ−ト11
5を有する。
【0022】本発明の概念によれば、SVDモデム10
0は、これらのアナログポ−トの各々を通してPBX2
00へ電話呼を発信する能力を有する。別言すれば、P
STNポ−ト105及び110は両方共、電流を減少さ
せ、古くからある単純な電話機のようなフックスイッチ
閉路を形成する。結果として、SVDモデム100によ
って、PBX回線106及び111を経て、呼のPBX
200への発信又は呼へのPBX200からの応答の動
作がそれぞれ得られる。
【0023】(これに対して、一般のモデムは、電話機
ポ−ト及び1個だけの回線ポ−トを有し、ユ−ザは、電
話機側の「チップ/リング」プラグをモデムの電話機ポ
−トに差し込む。この電話機ポ−トは、ユ−ザの電話機
に電流を供給し又は、電話機をモデムの回線ポ−トに、
直接に接続、すなわち結合する。その結果、このモデム
は、電話機ポ−トからの電話の発信例えばダイヤル操作
を行わない。)
【0024】本発明の概念に関する部分以外、SVDモ
デム100の個々の構成要素は周知であり、ここで詳細
説明は行わない。
【0025】例えば、同時音声・データ伝送(SVD)
プロセッサ120は、マイクロプロセッサ、メモリ、デ
ィジタル信号処理装置、等を有し、SVDプロセッサ1
20により、CCITT V.32 規格に準拠するよう
な通常のモデム機能と、上記のBremer et al.の米国特
許出願「Simultaneous Analog and Digital Communicat
ions」 (シリアル番号第08/076505号、1993年6月14日
出願)に述べられているようなSVD機能との両方が得
られる。
【0026】SVDモデム100は、「音声単独」モー
ド、「データ単独」モード、又は「同時音声・データ伝
送(SVD)」モードのどれかで作動する。「音声単
独」モードではSVDモデム100は単に、一方のアナ
ログポ−トに現在ある信号、例えば音声信号、を他方の
ポ−トに伝達する。
【0027】「データ単独」モードにおいてはSVDモ
デム100は、遠隔のデータ終端点へPSTNポ−ト1
10を経て信号を送信するために、DTEポ−ト115
を経て受信されたデータ信号を変調し、又パーソナルコ
ンピュータ15へ信号を送信するために、PSTNポ−
ト110を経て受信された変調されたデータ信号を復調
する。
【0028】最後に「SVD」モードではSVDモデム
100は、PSTNポ−ト110を経て受信され送信さ
れる信号が上記のように音声・データ組み合せ信号(S
VD信号)であることを除いては、「音声単独」モード
と「データ単独」モードとの組み合せ動作を行う。
【0029】SVDモデム100は最初に「音声単独」
モードで作動するように、第1ユ−ザによって、例えば
パーソナルコンピュータ15を介しコマンドモードイン
タフェ−スを通して、形成されているものと仮定する。
【0030】SVDモデム間の信号送受は、SVD識別
信号を用いて行われる。これによって、SVD能力を有
するモデムが別のSVD能力を有するモデムを識別する
ことが可能となる。SVDモデムによって用いられる特
有の識別信号の例を図2に示す。
【0031】これらの識別信号は、発呼ト−ン「a」及
び「b」を含む発呼信号「SVDCNG」と、応答ト−
ン「a」及び「b」を含む応答識別信号「SVD AI
D」とから構成される。被呼側SVDモデムは、発呼側
SVDモデムに、呼がSVD適合モデムによって応答さ
れた旨の受信確認としての応答識別信号を送る。
【0032】図1に示す基本システム構成の性質上、呼
に応答する場合と呼を発信する場合とでは、第1ユ−ザ
と第2ユ−ザとの間に同時音声・データ通信(SVDセ
ッション)を設立するために互いに異なる呼設立手法を
必要とする。これらの手法を、図3及び図4を参照して
下に説明する。下の説明では、第1ユ−ザと第2ユ−ザ
との間のSVDセッションがこれらの通話者間の「古く
からある単純な電話サービス」式の音声会話で開始され
るものと仮定する。
【0033】第1ユ−ザが発呼者である場合にSVDモ
デムを通して音声呼を設立するためにSVDモデム10
0において用いられる動作流れ図の例を図3に示す。
【0034】第1ユ−ザが、SVDセッションに発展す
るかもしれない会話を別のユ−ザと開始することを望む
場合(すなわち第2ユ−ザがSVD能力を有することを
仮定)、第1ユ−ザは、企業LAN設備40及びモデム
プール・LANインタフェ−ス50とを経てSVDモデ
ム100にアクセスする。
【0035】この時点で、ステップ505において、S
VDモデム100が、第1ユ−ザのパーソナルコンピュ
ータ15へ第1データ接続(以下、第1接続)を設立す
る。これによって、パーソナルコンピュータ15からS
VDモデム100への非同期データパスが得られる。そ
れから第1ユ−ザが、「第1接続」を経てダイヤル操作
コマンドを発し、このコマンドはステップ510におい
て、SVDモデム100によって受信される。
【0036】このダイヤル操作コマンドは新形式の「A
Tコマンド」としてSVDモデム100へ送信される。
このコマンドは、電話番号を含み、SVDモデム100
が用いるべきポ−トを識別する。この場合、アナログポ
−トはPSTNポ−ト105で、電話番号は、第1ユ−
ザに連関する番号である。すなわち、第1ユ−ザは自分
自身の電話機を呼んでいることになる。
【0037】そしてSVDモデム100がPSTNポ−
ト105を介してその番号をダイヤルする。これによっ
て、PBX200が電話機20を呼び出し、呼び出され
た第1ユ−ザは、ステップ515において、この呼に応
答する。これで、第1ユ−ザとSVDモデム100のP
STNポ−ト105との間に音声接続(第2接続)が設
立される。
【0038】呼に応答後、第1ユ−ザは、第1接続を経
て別のダイヤル操作コマンドを発し、このコマンドはス
テップ520において、SVDモデム100によって受
信される。このダイヤル操作コマンドは第2ユ−ザの電
話番号を含み、PSTNポ−ト110を識別する。
【0039】この第2コマンドは、セミコロンで終結す
るので、「ATコマンド」規約に基づきSVDモデム1
00は、この番号をダイヤルするだけで、物理的接続が
設立された後に遠隔終端点の装置との調整フェーズに直
接に入ることはしない。
【0040】第2電話番号をダイヤルした後、SVDモ
デム100はステップ525において、PSTNポ−ト
105と110との間を結合して音声接続を設立する。
その結果、一方のアナログポ−ト上の信号は他方のアナ
ログポ−トに伝達される。SVDモデム100が被呼者
電話番号のダイヤル操作をちょうど完了したところなの
で、この時点に第1ユ−ザはステップ530において、
電話機20の受話器を通して呼び出し信号を聞くことが
できる。
【0041】もし第2ユ−ザが呼に応答すると、「第3
接続」が設立され、次いで第1ユ−ザがステップ535
において、音声会話を開始する。しかし、もし第2ユ−
ザが応答しないか又は話し中の場合には、第1ユ−ザは
ステップ540において、単に電話機20の受話器を置
いて呼を終結する。
【0042】PBX200からダイヤルト−ンを検出す
ると、SVDモデム100は同様に、PSTNポ−ト1
05と110との間を切断する、すなわち呼を終結す
る。代わりに第1ユ−ザは、データチャネルを経て「A
Tコマンド」を発してSVDモデム100を切断するこ
ともできる。
【0043】図1に示すように第1ユ−ザが第2ユ−ザ
との通話を開始すると、音声呼はSVDモデム100を
通して切換交換されるが、PBX200の変更修正は必
要としない。
【0044】もし電話呼を「音声単独」モードから「音
声+データ」すなわち「SVD」モードに変えたい場合
には、第1ユ−ザ又は第2ユ−ザが、それぞれのSVD
モデムに適切に信号を送ってモード切換を行う。
【0045】この、信号送付によるモード切換は例えば
予め定義された「ATコマンド」によって、又は本出願
と同時出願中で被譲渡人を同じくするChapman et al.の
米国特許出願「Call Establishment for Simultaneous
Analog and Digital Communications」 (シリアル番号
第08/153009号、1993年11月12日出願) 及びBremer et
al. の米国特許出願「Side Channel Communications in
Simultaneous Voiceand Data Transmission」(シリア
ル番号第08/151686号、1993年11月15日出願)に述べら
れているようにして行われる。
【0046】例えば音声セッションの中間において外方
向けのデータ呼を設立するには、予め定義された「AT
コマンド」に応答してSVDモデム100が、SVD発
呼信号を遠隔の、SVD能力を有するモデムに送る。
【0047】残念なことに、このデータ信号によって第
1ユ−ザと第2ユ−ザとの間の音声会話が一時的に中断
される。しかし、第1ユ−ザが「ATコマンド」を入力
することによってデータ呼を開始しているので、第1ユ
−ザが第2ユ−ザに、データ呼が設立されるまでの間電
話を切らないでおくように頼むだけで対応できる。
【0048】音声呼の中断の長さは、データ接続をセッ
トアップするのに要する時間長さ、すなわちSVDモデ
ム100と遠隔の、SVD能力を有するモデムとの調整
に要する時間長さの関数である。従来の終端間調整の場
合、これは数秒台である。
【0049】調整プロセスの後、第1ユ−ザと第2ユ−
ザとの間の音声会話はSVDリンクの可聴周波数部分、
すなわち音声チャネルに切り換えられ、第3接続を介し
て第1ユ−ザと第2ユ−ザとの間にSVDセッションが
開始された状態となる。
【0050】SVDセッションのデータ部分の設立後、
SVDモデム100は、第2ユ−ザへの送信用に2種類
の信号、すなわちパーソナルコンピュータ15からのデ
ータ信号と電話機20からの音声信号とを受信する。S
VDモデム100は、PBX回線111、PBX20
0、及びPBX回線201を介して第2ユ−ザの電気通
信装置に送信するために、データ信号と音声信号との両
方を符号化して、音声・データ組み合せ信号(送信SV
D信号)を生成する。
【0051】又、逆方向には、SVDモデム100がS
VD信号を受信して、受信された信号のうちのたデータ
信号を企業LAN設備40、及びLAN回線41、3
9、16を介してパーソナルコンピュータ15に供給
し、受信された信号のうちの音声信号をPBX回線10
6、PBX200、及びPBX回線21を介して電話機
20に供給する。
【0052】なおここで注記したいのは、SVDモデム
100がダイヤル操作コマンド処理の完了をLANチャ
ネルを介してパーソナルコンピュータ15に報告するこ
とである。したがって、最初に発呼される番号は常に同
一であることから、音声呼をセットアップするプロセス
全体を、パーソナルコンピュータ15上で実行されるソ
フトウエアを介して容易に自動化することができる。
【0053】第1ユ−ザが被呼者である場合に音声呼を
設立するためにSVDモデム100において用いられる
動作流れ図の例を図4に示す。ステップ605におい
て、第1ユ−ザが電話機20の受話器を取り上げて電話
呼に応答する。この電話呼は第2ユ−ザによって発信さ
れたものと仮定する。第1ユ−ザがこの呼すなわち音声
呼を、SVD能力を有するモデムを通して切り換えたい
と望む場合には、第1ユ−ザは、企業LAN設備40及
びモデムプール・LANインタフェ−ス50とを経てS
VDモデム100にアクセスする。
【0054】この時点で、ステップ610において、S
VDモデム100が、第1ユ−ザのパーソナルコンピュ
ータ15へ第1データ接続(以下、第1接続)を設立す
る。これによって、パーソナルコンピュータ15からS
VDモデム100への非同期データパスが得られる。そ
れから第1ユ−ザが、予め定義された「ATコマンド」
を発し、このコマンドはステップ615において、SV
Dモデム100によって受信される。
【0055】この予め定義された「ATコマンド」は、
SVDモデム100の公衆交換電話網(PSTN)ポ−
ト110に連関する内線電話番号について、SVDモデ
ム100に問い合わせを行う。PSTNポ−ト110の
この電話番号は、SVDモデム100の不揮発性メモリ
に記憶されている(頻繁にダイヤルされる電話番号を記
憶する普通のモデムの機能に類似の機能)。この情報
は、SVDモデム100への電話番号の割当後にPBX
200の業務管理者によってSVDモデム100内に記
憶させることもできる。
【0056】この種類の情報の検索取り出しについては
別の方法も可能である。すなわち例えば、SVDモデム
100が識別コ−ドを第1ユ−ザに与え、第1ユ−ザが
電話番号ディレクトリを調べる、又は、適切に定義され
た「帯域内」信号方式、例えば予め定義された特別な一
連のタッチト−ン信号(2ト−ン多周波信号)を用いて
SVDモデム100自体がPBX200に問い合わせ
る、等の方法である。
【0057】PSTNポ−ト110の電話番号を受信
後、第1ユ−ザがステップ620において音声呼を電話
機20からPSTNポ−ト110へ転送する。この転送
は、PBX200の転送手順、例えば電話機20の転送
ボタン(図示しない)を押してから第1ユ−ザがPST
Nポ−ト110の電話番号をダイヤルした後に受話器を
置く、すなわち電話機20のオンフック操作によって行
われる。技術的に知られているように、それからPBX
200がPSTNポ−ト110に呼び出し信号を送って
電話呼の転送に取り掛かる。
【0058】ステップ625においてSVDモデム10
0がPSTNポ−ト110における着信呼の呼び出し音
を検出して「第1接続」を介して第1ユ−ザにこのこと
を報告する。それから第1ユ−ザが、「第1接続」を経
て別の予め定義された「ATコマンド」を発し、このコ
マンドはステップ630において、SVDモデム100
によって受信される。この予め定義された「ATコマン
ド」がSVDモデム100に、PSTNポ−ト110に
現れた電話呼に回答するよう命令する。
【0059】この予め定義された「ATコマンド」は、
セミコロンで終結するので、「ATコマンド」規約に基
づきSVDモデム100は、この番号をダイヤルするだ
けで、遠隔終端点の装置との調整フェーズに直接に入る
ことはしない。これによって「第3接続」が設立され
る。それから第1ユ−ザは、ダイヤル操作コマンドであ
る第3の「ATコマンド」を「第1接続」を介して発
し、このコマンドはステップ635において、SVDモ
デム100によって受信される。
【0060】このダイヤル操作コマンドは電話機20の
電話番号を含み、PSTNポ−ト105を、SVDモデ
ム100が用いるべきアナログポ−トとして識別する。
そしてSVDモデム100がPSTNポ−ト105を経
てこの番号をダイヤルする。これによってステップ64
0において、PBX200が電話機20を呼び出し、第
1ユ−ザがこの呼に応答する。これで第1ユ−ザとPS
TNポ−ト105と間の音声接続である「第2接続」が
設立される。
【0061】この電話番号をダイヤルした後、SVDモ
デム100はステップ645において、PSTNポ−ト
105と110との間を結合して音声通信を設立する。
その結果、一方のアナログポ−ト上の信号は他方のアナ
ログポ−トに伝達される。SVDモデム100が被呼者
電話番号のダイヤル操作をちょうど完了したところなの
で、この時点において第1ユ−ザは第2ユ−ザとの音声
会話を再開できる。もし望むなら、第1ユ−ザ又は第2
ユ−ザは、次に、さきに述べたように音声呼をSVD呼
に展開することができる。
【0062】前にも述べたように、SVDモデム100
が、呼転送動作を除きその動作状態をLAN接続を介し
てパーソナルコンピュータ15に知らせているので、こ
の音声呼をセットアップするプロセスを、パーソナルコ
ンピュータ15上で実行されるソフトウエアを介して大
幅に自動化することができる。
【0063】これに加えて、図5に示すように、本発明
の概念により、遠隔のユ−ザが、PBX200によって
提供される電気通信設備に遠隔からアクセスすることが
可能となる。本例においては、第1ユ−ザがパーソナル
ワークステーション10におらず、又第2ユ−ザが「テ
レコミュート」する、すなわち在宅で仕事をしながら、
パーソナルコンピュータ55に代表される第2ユ−ザの
ワークコンピュータにアクセスするものと仮定する。
【0064】第2ユ−ザ(遠隔ユ−ザ)は最初に、SV
Dモデム35に、SVDモデム100の電話番号、例え
ばPSTNポ−ト110に連関する番号、をダイヤルさ
せてデータ呼を開始する。するとSVDモデム100が
この電話呼に応答してSVDモデム35との間にデータ
接続、すなわち「第3接続」を設立する。先に述べたよ
うに、各SVDモデムは、図2に示すSVD識別信号を
用いることによって、他方のモデムがSVD適合モデム
かどうかを識別できる。
【0065】この識別の結果、各SVDモデムはその動
作を「SVDモード」に切り換え、このモードにおい
て、SVD信号がSVDモデム100とSVDモデム3
5との間で伝達される。この場合、音声呼がまだ進行し
ていないので、SVD信号の可聴周波数部分はアイドル
(空き)となる。
【0066】この時点においてSVDモデム100によ
って、企業LAN設備40へのアクセスがDTEポ−ト
115を介して第2ユ−ザに与えられる。一般に、第2
ユ−ザは、企業LAN設備40によって実行される適切
な「ログオン」シーケンスにより「ログイン」及び「パ
スワード」のような情報について入力するように、プロ
ンプトを用いて求められる。
【0067】この「ログオン」シーケンスの通過に成功
すると第2ユ−ザはパーソナルコンピュータ15へのア
クセスが得られ、これによってステップ715において
「第1接続」が設立されるものと仮定する。本例の目的
上、パーソナルコンピュータ15は、増力されて、LA
N回線16を介しての遠隔アクセスを可能化するソフト
ウエアを実行する。
【0068】ときどき、第2ユ−ザが、パーソナルコン
ピュータ15にアクセスしながら別の個人に電話呼を開
始する必要のある場合がある。別の電話呼を開始するに
は、第2ユ−ザは、電話機45においてオフフック操作
を行う。このオフフックコマンド信号は、SVDモデム
35によって検出され、ステップ720において、SV
D2次チャネルを介してSVDモデム100に送信さ
れ、そこで受信される。SVD2次チャネルは、SVD
モデム100とSVDモデム35との間で信号を伝達す
るもので、いくつかの方法で実現可能である。
【0069】例えば、技術的に知られているように、2
次チャネルは、データ変調された信号(ここではSVD
信号)を別の制御信号と多重化することによって得られ
るし、又本出願と同時出願中で被譲渡人を同じくするBr
emer et al. の米国特許出願「Side Channel Communica
tions in Simultaneous Voice and Data Transmission
」(シリアル番号第08/151686号、1993年11月15日出
願) に述べられているようにしても得られる。
【0070】図6は、SVD信号内のサイドチャネルを
含む送信記号ブロックを示す説明図である。このSVD
サイドチャネルは、SVD遠端点の間の追加情報の伝送
を担当するだけでなく、SVDデータ接続の全帯域幅に
わたっての音声信号の送信を可能にするものである。
【0071】図6から判るように、SVDモデムからの
情報は、フレ−ム、又は記号ブロック405のような
「記号ブロック」の形で与えられる。本例の説明上、記
号ブロックは70個の記号からなるものとする。各記号
ブロック内の互いに隣接連続する記号を、S1、S2、
S3、...、S70とする。
【0072】各記号ブロックは更に、データセグメント
406のような「データセグメント」及び制御セグメン
ト407のような「制御セグメント」に分割される。デ
ータセグメント内の記号グループをS1からS56まで
とする。これらは「データ記号」で、常にデータ端末装
置(DTE)データを搬送する。以下の説明上、記号レ
ートを、例えば3000記号/秒とする。ただし、他の
レート値、例えば2800記号/秒も可能である。
【0073】記号レート3000記号/秒の場合、記号
ブロックの平均データ記号レートは、(56/70)×
3000)=2400記号/秒に等しい。その結果、も
しデータ記号当り6ビットのデータがあるとすると、得
られるデータレートは14400ビット/秒(bps)
となる。このデータレートは、SVDデータ接続の残り
の帯域幅をサイドチャネルとなる制御セグメントに割り
付けることを可能にするというユ−ザの要求を満たすに
十分な高さのレートであると仮定する。
【0074】制御セグメントである残りの記号、すなわ
ちS57〜S70、は「制御記号」である。通常、後者
はDTEデータを搬送することはなく、制御情報だけを
搬送する。各制御記号は、いくつかの制御ビットを表
す。制御記号は、DTEデータ記号と同じように、例え
ば同じ信号空間を用いて、符号化されスクランブルされ
る。制御記号は、SVDモデム100とSVDモデム3
5との間で追加信号情報を搬送するためのサイドチャネ
ルを提供する。
【0075】データ記号はユ−ザデータを表し制御記号
は制御情報を表すが、データ記号及び制御記号は両方共
アナログデータをも搬送する。このアナログデータは、
本例においては電話機20によってSVDモデム100
に供給される音声信号である。結果として、サイドチャ
ネルは、同時音声・データ伝送の一部を構成する。
【0076】図5に戻って、ステップ720においてS
VDモデム35からオフフック信号を受信後、SVDモ
デム100がステップ735において、PSTNポ−ト
105からPBX200にオフフック信号を供給する。
それからSVDモデム100はステップ740におい
て、PSTNポ−ト105に現れたアナログ信号をPS
TNポ−ト110に結合する。
【0077】結果として、PSTNポ−ト105がオフ
フック状態になった後PBX200によって供給された
ダイヤルト−ン信号は、SVDモデム100によって送
信されたSVD信号の可聴周波数部分を介してSVDモ
デム35にに送信される。これにより、第2ユ−ザは、
PBX200によって供給されたダイヤルト−ン信号を
聞くことができる。それから第2ユ−ザは、新しい種類
の「ATダイヤル操作コマンド」をSVDモデム35に
対して発信する。この「ATダイヤル操作コマンド」に
は電話番号を含む。
【0078】この「ATダイヤル操作コマンド」を受信
するとSVDモデム35は、このコマンドをSVD2次
チャネルを介してSVDモデム100に、単に送信す
る。SVDモデム100はステップ745において、こ
の「ATダイヤル操作コマンド」を受信する。それから
SVDモデム100は、ステップ750において、PS
TNポ−ト105を介して電話番号をダイヤルする。被
呼者が応答すると、SVDモデム100を通して被呼者
と第2ユ−ザとの間に「第2接続」が設立される。
【0079】説明から判るように、この方法によって、
遠隔のユ−ザがPBX200の電気通信設備に対して完
全なアクセスを得ることが可能となる。結果として、在
宅で作業する従業員の場合、従業員は最初のデータ呼以
外、作業に関連する電話呼のコストを負担する必要がな
いという利点がある。
【0080】ここで注記したいのは、電話機45からの
音声帯域信号が単に、SVDモデム100にSVDチャ
ネルの可聴周波数部分を介して送信されるので、第2ユ
−ザは、SVD2次チャネルを介して別個のダイヤル操
作コマンドを送る代わりに、単に電話機45から番号を
ダイヤルすることが可能なことである。次いでSVDモ
デム100は、受信されたSVD信号を復調し、SVD
信号の可聴周波数部分、例えば第2ユ−ザによって選択
されたタッチト−ンを、PSTNポ−ト105を介して
PBX200に供給する。
【0081】図7は、PSTNポ−ト105と110と
の間で信号を結合するためのSVDモデム100のSV
Dプロセッサ120のブロック図の例を示す。本発明の
概念に関する部分以外、SVDモデム100の個々の構
成要素は周知であり、ここで詳細説明は行わない。例え
ば中央演算処理装置(CPU)125は、マイクロプロ
セッサを基盤とする中央演算ユニット、メモリ、及びS
VDモデム100を制御するための連関回路からなる。
【0082】本発明の概念によれば、CPU125は、
SVDモデム100の動作モードの種類の関数として、
回線126を介して切換装置160を制御する。例え
ば、もしSVDモデム100が「音声単独」モードにあ
る場合、切換装置160は、PSTNポ−ト105を介
して送信するために回線162上の信号を回線166に
結合し、PSTNポ−ト110を介して送信するために
回線149上の信号を回線161に結合する。
【0083】残りの構成要素、例えばデータ符号器15
5、データ復号器140、音声復号器130、及び音声
符号器150は、CPU125からの制御信号によって
使用不能化される。結果として、「音声単独」モードに
おいては、PSTNポ−トの一方に現れたアナログ信号
は、他方のPSTNポ−トに結合される。
【0084】もしSVDモデム100が「データ単独」
モードにある場合、切換装置160は、PSTNポ−ト
110を介して送信するために回線146上の信号を回
線161に結合し、回線162上の信号を回線131に
結合する。「データ単独」モードにおいては、音声符号
器150及び音声復号器130がCPU125からの制
御信号によって使用不能化される。
【0085】この動作モードにおいては、DTEポ−ト
115に現れたデータ信号は(SVDモデム100が
「ATコマンド」を受信しないと仮定する)、データ符
号器155によって符号化される。データ符号器155
は、スクランブル、トレリス符号化、等の周知の符号化
手法を用いて、回線156上において記号シーケンスを
記号レート1/Tで変調器145に供給する。記号は信
号空間(図示しない)から選択される。
【0086】ここで注記したいのは、音声符号器150
が使用不能化されているので、データ符号器155から
の出力信号には、加算器165によって加算される信号
がないことである。変調器145は、本例においては、
切換装置160を介してPSTNポ−ト110に、直角
振幅変調(QAM)信号を供給する。同様に、逆方向に
は、PSTNポ−ト110において受信された直角振幅
変調信号が切換装置160を介して復調器135に供給
される。
【0087】復調器135は、符号化されたデータスト
リームをデータ復号器140に供給する。データ復号器
140は、データ符号器155の逆の機能を行い、企業
LAN設備40を介してパーソナルコンピュータ15に
送信するためにDTEポ−ト115に、受信されたデー
タ信号を供給する。
【0088】最後に、もしSVDモデム100が「SV
D」モードにある場合は、「データ単独」モードと同様
に、切換装置160が、PSTNポ−ト110を介して
の送信用に回線146上の信号を回線161に結合し、
回線162上の信号を回線131に結合する。「SV
D」モードにおいては、音声符号器150及び音声復号
器130がCPU125からの制御信号によって使用可
能化される。
【0089】このモードにおいては、回線149上に現
れたアナログ信号、例えば音声信号が音声符号器150
に供給され、音声符号器150が2次元信号点のシーケ
ンスを、予め定義された記号レート1/T(記号/秒)
で回線151上に供給する。2次元信号点は各々、信号
空間の原点にに関する音声信号ベクトルを表す。
【0090】加算器165は、変調器145に信号点ス
トリームを供給するために、データ符号器155によっ
て供給された記号のうちの対応する記号に回線151上
の各音声信号ベクトル(もしあれば)を追加する。上に
述べたように、変調器145は、切換装置160を介し
てPSTNポ−ト110に直角振幅変調された信号を供
給する。この直角振幅変調された信号は、音声及びデー
タの両方を表すので、すなわち上に述べたSVD信号で
ある。
【0091】逆方向では、回線131上の受信されたS
VD信号は復調器135及びデータ符号器140によっ
て、上に述べたように処理され、受信されたデータ信号
が回線127上に得られる。これに加えて、音声復号器
130が復調器135からの受信された信号点シーケン
スと、データ復号器140からの復号化された記号シー
ケンスとの両方を受信する。
【0092】音声復号器130は、受信された記号につ
いて意思決定を行うためにデータ復号器140が必要と
する復号化時間を得るのに適したバッファを有する。音
声復号器130は、データ復号器140によって供給さ
れる受信された記号を、復調器135によって供給され
る対応する受信された信号点から差し引く。それから音
声復号器130は、音声符号器150の逆の機能を行
い、受信された音声信号を回線133、切換装置16
0、及び回線166を介してPSTNポ−ト105に供
給する。
【0093】結果として、「SVD」モードにおいて
は、PSTNポ−ト105に現れたアナログ信号は、変
調器145によって供給される送信されたSVD信号の
一部として、PSTNポ−ト110に有効に結合され
る。同様に、受信されたSVD信号のアナログ部分は、
PSTNポ−ト105に供給される。
【0094】以上の説明は、本発明の原理を単に例示し
たものであり、この技術分野の当業者であれば、本発明
の種々の変形例を考え得るが、それらは、ここには明示
しないがいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0095】例えば、本発明の例示として、SVDプロ
セッサのような、個々の独立した機能別の組立ブロック
として実現するように説明したが、これら機能別組立ブ
ロックの1つ以上のブロックについて、ディジタル信号
プロセッサのような1個以上の適切なプログラムされた
プロセッサを用いて実現してもよい。
【0096】又、上記実施例においてはPBXを用いる
ように説明したが、代わりにどのような交換装置を用い
てもよく、例えば内線が数本しかない安形構造の押しボ
タン電話システムでもよい。又、データ通信を説明する
のにLAN設備を用いたが、モデムプールへのアクセス
に、従業員がそのデータ端末からアクセスできる、例え
ばメインフレ−ムのようなコンピュータ設備を用いても
よい。
【0097】更に、発呼者及び被呼者の電話番号を「A
Tコマンド」を介して供給するように例示したが、これ
らの電話番号はモデム内に記憶させることも可能であ
る。最後に、SVDモデム100に、SVDモデム10
0が電話呼を発信できる2個のアナログポ−トを設ける
ように説明したが、ポ−トはディジタルでも差し支えな
い。
【0098】尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は
発明の容易な理解のためで、その技術的範囲を制限する
よう解釈されるべきではない。
【0099】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、同
時音声・データ伝送(SVD)モデムに2個の音声ポ−
トと1個のデータポ−トとを持たせるようにしたので、
従来はできなかったような、SVDモデムを通しての音
声呼の交換が、PBXの修正変更を必要とせずに可能と
なる。そして、このSVDモデムを構内交換機(PB
X)のような交換システムに組み合わせることにより、
SVDモデムを有する他方の通話者との間のSDV通信
をPBXを介し直接行うことが可能となる。
【0100】したがって、従来の、音声通信とデータ通
信とが別個に行われていた、PBXを含む通信環境にく
らべて、SVD通信の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理の一実施例としての同時音声・デ
ータ通信システムを示すブロック図である。
【図2】同時音声・データ伝送(SVD)識別信号割付
例を示す表である。
【図3】本発明の原理の一実施例としての音声呼発信の
際の流れ図の例である。
【図4】本発明の原理の一実施例としての音声呼受信の
際の流れ図の例である。
【図5】本発明の原理の一実施例としての同時音声・デ
ータ伝送(SVD)モデムを通しての交換システムの設
備への遠隔アクセスの際の流れ図の例である。
【図6】2次チャネルを用いた場合のSVD記号ブロッ
ク例である。
【図7】SVDモデム100のSVDプロセッサ120
の例を説明するブロック図である。
【符号の説明】
10、25 パーソナルワークステーション 15、55 パーソナルコンピュータ 16、39、41 構内情報通信網(LAN)回線 20、45 電話機 21、106、111、201 PBX回線 35、100 同時音声・データ伝送(SVD)モデム 40 企業構内情報通信網(企業LAN)設備 50 モデムプール・LANインタフェ−ス 60 モデムプール 105、110 公衆交換電話網(PSTN)ポ−ト 115 データ端末装置(DTE)ポ−ト 116、126、127、128、131、132、1
33、141、144、146、149、151、15
6、161、162、166 回線 120 同時音声・データ伝送(SVD)プロセッサ 125 中央演算処理装置(CPU) 130 音声復号器 135 復調器 140 データ復号器 145 変調器 150 音声符号器 155 データ符号器 160 切換装置 165 加算器 200 構内交換機(PBX)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換システム(200)に結合する第1
    ポ−ト(105)と前記交換システム(200)に結合
    する第2ポ−ト(110)と、 前記第1ポ−ト(105)及び第2ポ−ト(100)の
    各々とそれぞれの通話者(10、25)との間にそれぞ
    れ電話呼を設立するために前記第1ポ−ト(105)及
    び第2ポ−ト(110)の各々を通して前記交換システ
    ム(200)へ信号を発信する手段(100)と、から
    なることを特徴とするモデム装置。
  2. 【請求項2】 前記発信する手段(100)が、前記電
    話呼を互いに結合するようにしたことを特徴とする請求
    項1の装置。
  3. 【請求項3】 データ端末装置(50)からコマンドを
    受信するデータ端末インタフェ−ス(115)、を更に
    有し、 前記発信する手段(100)が、前記コマンドの受信に
    応答して前記第1ポート(105)及び第2ポ−ト(1
    00)の各々からそれぞれの通話者の電話番号をダイヤ
    ルする、ようにしたことを特徴とする請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記発信する手段(100)が、前記第
    2ポ−ト(110)から同時音声・データ信号を受信
    し、更に、前記第1ポ−ト(105)に音声信号を供給
    するために前記受信された同時音声・データ信号を変調
    (120)することを特徴とする請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 前記発信する手段(100)が、前記第
    2ポ−ト(110)から同時音声・データ信号を受信
    し、更に前記データ端末装置(115)にデータ信号を
    供給するために前記受信された同時音声・データ信号を
    変調(120)することを特徴とする請求項1の装置。
  6. 【請求項6】 交換システム(200)に結合する第1
    ポ−ト(105)と遠隔のモデム(35)から同時音声
    ・データ信号を受信する第2ポ−ト(110)と、 前記受信された同時音声・データ信号内に含まれる信号
    に応答して前記第1ポ−ト(105)から前記交換シス
    テムへオフフック信号を供給する手段(100)と、か
    らなることを特徴とするモデム装置。
  7. 【請求項7】 前記供給する手段(100)が、前記受
    信された同時音声・データ信号を復調して、前記オフフ
    ック信号を供給した後に前記交換システム(200)に
    伝送するためにアナログ信号を前記第1ポ−ト(10
    5)に供給することを特徴とする請求項6の装置。
  8. 【請求項8】 データ端末装置ポ−ト(115)を更に
    有し、 前記供給する手段(100)が、データ信号を前記デー
    タ端末装置ポ−ト(115)に供給するために、前記受
    信された同時音声・データ信号を復調するようにしたこ
    とを特徴とする請求項6の装置。
  9. 【請求項9】 モデムにおける使用を目的として音声呼
    を設立するための方法において、 (A) 前記モデムのデータ端末装置を経て少なくとも
    1個のコマンドを受信するステップと、 (B)前記コマンドの受信に応答して、前記モデムの第
    1及び第2アナログポ−トであっていずれも同じ1個の
    交換システムに結合されているような第1アナログポ−
    ト及び第2アナログポ−トのうちの第1アナログポ−ト
    を経て第1電話番号を送信し、第2アナログポ−トを経
    て第2電話番号を送信するステップと、 (C)前記モデムの前記第1及び第2アナログポ−トの
    うちの一方のポ−トに現れる音声信号を前記モデムの前
    記第1及び第2アナログポ−トのうちの他方のポ−トに
    伝達するステップと、 からなることを特徴とする、モデムにおける使用を目的
    として音声呼を設立するための方法。
  10. 【請求項10】 前記(A)の受信するステップが、
    (A1)前記第1電話番号を含み且つ前記第1アナログ
    ポ−トを識別する第1コマンド、を受信するステップ
    と、(A2)前記第2電話番号を含み且つ前記第2アナ
    ログポ−トを識別する第2コマンド、を受信するステッ
    プと、を有するようにしたことを特徴とする請求項9の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記第2アナログポ−トを経て同時音
    声・データ信号を受信するステップを更に有するように
    したことを特徴とする請求項9の方法。
  12. 【請求項12】 データ信号を前記モデムの前記データ
    端末装置ポ−トに供給するために、前記受信された同時
    音声・データ信号を復調するステップを更に有するよう
    にしたことを特徴とする請求項11の方法。
  13. 【請求項13】 モデムにおける使用を目的として音声
    呼を設立するための方法において、 (A)前記モデムのデータ端末装置を経て第1コマンド
    を受信するステップと、 (B)前記第1コマンドに応答して、前記モデムの第1
    アナログポ−トであって交換システムに結合されている
    第1アナログポ−ト、に現れる第1電話呼に応答するス
    テップと、 (C)前記モデムの前記データ端末装置を経て第2コマ
    ンドを受信するステップと 前記第2コマンドに応答し
    て、前記交換システムに結合されている第2アナログポ
    −トを経て電話番号を送信するステップと、 (D)前記モデムの前記第1アナログポ−トと前記第2
    アナログポ−トとの間に音声接続を設立するステップ
    と、 からなることを特徴とする、モデムにおける使用を目的
    として音声呼を設立するための方法。
  14. 【請求項14】 前記第2コマンドが前記電話番号を含
    むようにしたことを特徴とする請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 前記音声接続を設立する前記ステップ
    の後に前記第2アナログポ−トを経て同時音声・データ
    信号を受信するステップを更に有することを特徴とする
    請求項13の方法。
  16. 【請求項16】 データ信号を前記モデムの前記データ
    端末装置ポ−トに供給するために、前記受信された同時
    音声・データ信号を復調するステップを更に有するよう
    にしたことを特徴とする請求項15の方法。
  17. 【請求項17】 モデムを通して音声呼を設立するため
    の方法において、 (A)第1通話者と第2通話者との間の呼である音声呼
    をこの第1通話者の音声端末から前記モデムの第1アナ
    ログポ−トに転送するステップと、 (B)前記モデムが前記モデムの第2アナログポ−トか
    ら電話番号をダイヤルすることによって前記第2通話者
    への第2電話呼を前記モデムが開始するようにさせるス
    テップとからなり、 前記第1及び第2アナログポ−トが、いずれも同じ1個
    の交換システムに結合されており、 前記第2通話者が前記第2電話呼に応答すると、前記モ
    デムの前記第1及び第2アナログポ−トを通して前記第
    1通話者と前記第2通話者との間に音声呼が存在する状
    態になる、ことを特徴とする、モデムを通して音声呼を
    設立するための方法。
  18. 【請求項18】 前記開始するようにさせるステップ
    が、前記第2電話呼を開始するために、前記モデムのデ
    ータ端末装置インタフェ−スを経て前記モデムに少なく
    とも1個のコマンドを送信するステップを更に有するこ
    とを特徴とする請求項17の方法。
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