JPS626228B2 - - Google Patents
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- JPS626228B2 JPS626228B2 JP51123595A JP12359576A JPS626228B2 JP S626228 B2 JPS626228 B2 JP S626228B2 JP 51123595 A JP51123595 A JP 51123595A JP 12359576 A JP12359576 A JP 12359576A JP S626228 B2 JPS626228 B2 JP S626228B2
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は給送装置、詳細には、例えば複数の種
類の複写材を同時に装填することができる複写機
等の給送装置のカセツト装填部の構造に関する。
類の複写材を同時に装填することができる複写機
等の給送装置のカセツト装填部の構造に関する。
最近、複写機等においては、事務の能率化をは
かるために、サイズ、色、紙質の点で複写機の使
い分けができるものの必要性が生じてきた。しか
し従来の複写機等においては、一つの給紙台(給
送する転写材を積載する台)を持つものが普通で
あつたので、この種の給送装置では、サイズ、
色、紙質異種の複写材を使う場合には、給紙台上
の複写材を1回ずつセツト仕直さなければならず
非常に能率が悪かつた。
かるために、サイズ、色、紙質の点で複写機の使
い分けができるものの必要性が生じてきた。しか
し従来の複写機等においては、一つの給紙台(給
送する転写材を積載する台)を持つものが普通で
あつたので、この種の給送装置では、サイズ、
色、紙質異種の複写材を使う場合には、給紙台上
の複写材を1回ずつセツト仕直さなければならず
非常に能率が悪かつた。
そこで複写材の交換を迅速に行なうために、カ
セツト式が考えられた。この方式は、それぞれ各
種の複写材を専用のカセツト(箱型の容器で複写
材をセツト又は送出のための口がある)に納めて
おき、必要に応じて、複写機等の複写材の給送部
に装填して使用するものである。この方法は複写
材の交換の度に複写材をセツト仕直す不便はない
が装填中のカセツトを取り外して、使用するカセ
ツトに装填仕直す操作は必要である。更に使用し
ないカセツトの置き場所を必要とし、またカセツ
トの装填をしなければならないためその取扱い
に、慎重さが必要であり、まだ改良すべき点が多
い。
セツト式が考えられた。この方式は、それぞれ各
種の複写材を専用のカセツト(箱型の容器で複写
材をセツト又は送出のための口がある)に納めて
おき、必要に応じて、複写機等の複写材の給送部
に装填して使用するものである。この方法は複写
材の交換の度に複写材をセツト仕直す不便はない
が装填中のカセツトを取り外して、使用するカセ
ツトに装填仕直す操作は必要である。更に使用し
ないカセツトの置き場所を必要とし、またカセツ
トの装填をしなければならないためその取扱い
に、慎重さが必要であり、まだ改良すべき点が多
い。
従来この様な不便さを取り除こうとして、複写
機等に常時二つのカセツトを装填可能にしたダブ
ルカセツト方式が実用されている。この方式にす
れば予め使用したい二種の複写材を各カセツトに
入れてそれぞれ複写機等に装填しておけば、簡単
な操作で、例えば複写機等の操作部の切換ボタン
を押す等の操作で、複写材を任意に選択的に送り
出すことができる。
機等に常時二つのカセツトを装填可能にしたダブ
ルカセツト方式が実用されている。この方式にす
れば予め使用したい二種の複写材を各カセツトに
入れてそれぞれ複写機等に装填しておけば、簡単
な操作で、例えば複写機等の操作部の切換ボタン
を押す等の操作で、複写材を任意に選択的に送り
出すことができる。
一般にカセツト方式の給送装置は着脱可能なカ
セツトの部分と給送部とにわけられ、給送部はカ
セツトから複写材を送り出す給送手段、複写材を
次行程に案内する案内手段、給送手段を間欠的に
複写材に作用させる制御手段等から構成されてい
る。従つて従来のダブルカセツト方式では大別し
て次の二つの構成がある。
セツトの部分と給送部とにわけられ、給送部はカ
セツトから複写材を送り出す給送手段、複写材を
次行程に案内する案内手段、給送手段を間欠的に
複写材に作用させる制御手段等から構成されてい
る。従つて従来のダブルカセツト方式では大別し
て次の二つの構成がある。
1 給送動作選択型
二つの独立した給送部にそれぞれ別カセツト
が装填され選択された給送部の給送手段が作用
して、そのカセツトから選択された転写材を送
り出すもので、一般に実用されている。
が装填され選択された給送部の給送手段が作用
して、そのカセツトから選択された転写材を送
り出すもので、一般に実用されている。
2 カセツト位置切換型
一つの給送部に二つのカセツトが切換可能な
位置に配設され、同じ給送手段に対して、各カ
セツトをそれぞれ同じ関係位置になるように変
位させて選択された転写材を送り出すもので、
広く実用化されていない。
位置に配設され、同じ給送手段に対して、各カ
セツトをそれぞれ同じ関係位置になるように変
位させて選択された転写材を送り出すもので、
広く実用化されていない。
給送動作選択型は二つの独立した給送装置が二
段に設けられているから、その両者の切換は電気
的制御をたとえ必要としても極めて簡単な切換メ
カニズムで行なえるが、第1図に示すように一つ
の給送装置のほぼ倍のスペースを必要とする。
段に設けられているから、その両者の切換は電気
的制御をたとえ必要としても極めて簡単な切換メ
カニズムで行なえるが、第1図に示すように一つ
の給送装置のほぼ倍のスペースを必要とする。
一方カセツト位置切換型はカセツトの数が増し
てもほぼ一つの給送装置の40乃至50%ずつの割合
でそのスペースが増す程度で、給送動作選択型よ
りもスペースの点で有利であるが、今までに知ら
れている構成では種々の問題点が存在していた。
てもほぼ一つの給送装置の40乃至50%ずつの割合
でそのスペースが増す程度で、給送動作選択型よ
りもスペースの点で有利であるが、今までに知ら
れている構成では種々の問題点が存在していた。
例えば、カセツト位置切換型としては、特開昭
50―2944号及び特公昭49―44417号公報に示され
ているものがすでに知られているが、これらに示
されている構成は、複写材を切り換えるに際し
て、一方のカセツトを非給送位置に移動させた後
に他方のカセツトを給送位置に移動させるという
操作が必要であつて複写材の切換えが迅速に行な
われないという不都合、更には、カセツトを真直
に出し入れする構成であるので後端の突出量が大
きくなつて装置が大型になり易いという不都合、
また、両方のカセツトが平行に重ねられているの
で下側のカセツトの操作が不便であるという不都
合があつた。
50―2944号及び特公昭49―44417号公報に示され
ているものがすでに知られているが、これらに示
されている構成は、複写材を切り換えるに際し
て、一方のカセツトを非給送位置に移動させた後
に他方のカセツトを給送位置に移動させるという
操作が必要であつて複写材の切換えが迅速に行な
われないという不都合、更には、カセツトを真直
に出し入れする構成であるので後端の突出量が大
きくなつて装置が大型になり易いという不都合、
また、両方のカセツトが平行に重ねられているの
で下側のカセツトの操作が不便であるという不都
合があつた。
本発明は上述従来例の欠点に鑑みてなされたも
のである。
のである。
従つて、本発明の目的は、前述した如く、共通
の給送手段によつて異なるカセツトから複写材を
給送できるようにしたカセツト位置切換型の給送
装置の新規な構成を提供することにある。
の給送手段によつて異なるカセツトから複写材を
給送できるようにしたカセツト位置切換型の給送
装置の新規な構成を提供することにある。
更に本発明の目的は、専用スペースを極力小さ
く構成し、且つ切換手段も電気的制御と切換メカ
ニズム(機械的切換)の一方に片寄ることなく、
極力簡易な構成とした給送装置を提供することに
ある。
く構成し、且つ切換手段も電気的制御と切換メカ
ニズム(機械的切換)の一方に片寄ることなく、
極力簡易な構成とした給送装置を提供することに
ある。
以下図示した一実施例い基いて本発明を説明す
る。
る。
第3図は本発明の一実施例の断面図である。第
3図において1は複写機本体であり、その上面に
原稿載置用透明ガラス2が配設されている。原稿
は透明ガラス2上に置かれ、光学系は照明ランプ
3と第一移動ミラー4とが一体になつた照明部、
第二移動ミラー5、切換ミラー38、透過式レン
ズ40及び固定ミラー41により構成されてい
る。即ち、原稿は照明ランプ3によつて照射され
ランプと一体になつて移動する第一移動ミラー4
とこの第一移動ミラー4の1/2の速度で移動する
第二移動ミラー5により光路長を等しく保たれな
がら、更に切換ミラー38、透過式レンズ40と
固定ミラー41を経てスリツト露光されドラム8
上に結像される。照明ランプ3、第一移動ミラー
4及び第二移動ミラー5は通常図面の右端の実線
位置にあり(以後この位置をホームポジシヨンと
呼ぶ)、複写時には先ず図面上左方の二点鎖線の
位置に移動しそこから右方(矢印方向)に向つて
原稿の走査を開始する。1枚コピーのときには原
稿走査後右端の位置に戻つてそれぞれ移動ミラー
は静止するが、多数枚コピーの際には、1回の走
査後本体の右端実線位置には戻らず透明ガラス2
の下部の所定の位置から直ちに原稿走査開始の二
点鎖線位置に戻り、再び原稿走査を開始する。以
下同様な動作を繰り返し最終コピーを終了した後
右端のホームポジシヨンに戻る。多数枚コピーの
際には原稿の大きさによつて走査終了位置が異な
る。ドラム8の表面は感光層の上を透明絶縁層で
覆つた感光体を有し、感光体は先ずプラス帯電器
9により正の高圧電流によつて正に帯電させられ
る。続いて露光部10に達すると、透明ガラス2
上の原稿は照明ランプ3に照明され移動ミラー
4,5、切換ミラー38、透過レンズ40及び固
定ミラー41によりドラム8上に結像されるの
で、感光体は原稿像を露光されると同時にAC放
電器11によりAC高圧電流によるAC除電を受け
る。次いで、全面露光ランプ12による全面露光
を受けてドラム表面(感光体)上に静電潜像が形
成され、現像器43に入る。現像は現像器43内
に配設された2組の現像ローラ35により行なわ
れ静電潜像は顕像化される。更に必要に応じて正
又は負の帯電を行なうポスト帯電器15を経てド
ラム表面上にはよく絞られた像が残る。次に給送
路16又は17のいずれか一方から送られてきた
複写材がドラム8の表面に密着し、転写用帯電器
18による正の高圧電流の帯電によつてドラム8
上の像が複写材上に転写される。転写を終えた複
写材は分離路19でドラム8から分離され熱ロー
ラ定着器37に導かれ、定着された後排出トレイ
21に排出される。一方、ドラム表面(感光面)
は圧接されたブレード22により残存トナーをク
リーニングされ再び次のサイクルを繰り返すこと
ができる。複写材は独立した二つの給送部16,
17のいずれか一方から送られてくる。各々の給
送部に対して独立したカセツト23,24が装着
されておりその中にはそれぞれ複写材25,26
が載置されている。各々のカセツト中の複写材2
5,26はそれぞれ給送ローラ27,28によつ
て適宜にどちらか一方から給送される。下段のカ
セツト23は複写機本体1中に着脱可能ながら固
定的に装着されているが、上段のカセツト24は
更にその上部にある補助カセツト29と一体的に
カセツト台61に装着されており、本体1中に取
り付けたリンク等によつてカセツト台61毎、そ
の位置を給送部17に対して変化できるようにな
つている。即ち、通常はカセツト24が給送部1
7に給送可能な状態となつているが、必要時には
補助カセツト29を給送部17の位置にもつてく
ることによつてそこから給送可能になる。補助カ
セツト29中の複写材がなくなれば再びカセツト
24を給送部17の位置へ戻しカセツト24から
の給送を可能にする。シート状原稿の複写時には
本体1の右上部に配設された自動給送装置30を
利用することができる。第3図では本体と着脱可
能の装置として図示してあるが本体と一体に、つ
くりつけとして構成することもできる。通常厚手
の原稿をコピーする場合は切換ミラー38は二点
鎖線で示した状態になつているが、シート状原稿
の場合には、切換ミラー38を実線位置にもつて
くれば移動ミラー4,5は本体1の右端にあるの
でそのまま自動給送装置30を利用することがで
きる。この場合原稿の光は切換ミラー38、透過
式レンズ40、固定ミラー41を経てドラム8上
に結像される。自動給送装置30のシート原稿積
載台62中に積載されたシート原稿63は、ドラ
ム8の回転と同期して分離ローラ64によつて最
上部の1枚が分離され引出しローラ65に進む。
引出ローラ65を経たシート原稿は搬送ローラ6
6を通過して照明部67に入る。照明部67で
は、シート原稿はミラー走査の際用いる照明ラン
プ3の代わりに自動給送装置30内に配設された
照明ランプ44によつて透明ガラス68を介して
照明される。照明部67を出たシート原稿は更に
搬送ローラ69、排出ローラ70を経て原稿トレ
イ71に入る。以下同様にシート原稿積載台62
中のシート原稿63は上から順に送られてくる。
従つて原稿トレイ71中に排出されたシート原稿
の積載順序はシート原稿積載台62にシート原稿
を積載した際の順序と同一である。
3図において1は複写機本体であり、その上面に
原稿載置用透明ガラス2が配設されている。原稿
は透明ガラス2上に置かれ、光学系は照明ランプ
3と第一移動ミラー4とが一体になつた照明部、
第二移動ミラー5、切換ミラー38、透過式レン
ズ40及び固定ミラー41により構成されてい
る。即ち、原稿は照明ランプ3によつて照射され
ランプと一体になつて移動する第一移動ミラー4
とこの第一移動ミラー4の1/2の速度で移動する
第二移動ミラー5により光路長を等しく保たれな
がら、更に切換ミラー38、透過式レンズ40と
固定ミラー41を経てスリツト露光されドラム8
上に結像される。照明ランプ3、第一移動ミラー
4及び第二移動ミラー5は通常図面の右端の実線
位置にあり(以後この位置をホームポジシヨンと
呼ぶ)、複写時には先ず図面上左方の二点鎖線の
位置に移動しそこから右方(矢印方向)に向つて
原稿の走査を開始する。1枚コピーのときには原
稿走査後右端の位置に戻つてそれぞれ移動ミラー
は静止するが、多数枚コピーの際には、1回の走
査後本体の右端実線位置には戻らず透明ガラス2
の下部の所定の位置から直ちに原稿走査開始の二
点鎖線位置に戻り、再び原稿走査を開始する。以
下同様な動作を繰り返し最終コピーを終了した後
右端のホームポジシヨンに戻る。多数枚コピーの
際には原稿の大きさによつて走査終了位置が異な
る。ドラム8の表面は感光層の上を透明絶縁層で
覆つた感光体を有し、感光体は先ずプラス帯電器
9により正の高圧電流によつて正に帯電させられ
る。続いて露光部10に達すると、透明ガラス2
上の原稿は照明ランプ3に照明され移動ミラー
4,5、切換ミラー38、透過レンズ40及び固
定ミラー41によりドラム8上に結像されるの
で、感光体は原稿像を露光されると同時にAC放
電器11によりAC高圧電流によるAC除電を受け
る。次いで、全面露光ランプ12による全面露光
を受けてドラム表面(感光体)上に静電潜像が形
成され、現像器43に入る。現像は現像器43内
に配設された2組の現像ローラ35により行なわ
れ静電潜像は顕像化される。更に必要に応じて正
又は負の帯電を行なうポスト帯電器15を経てド
ラム表面上にはよく絞られた像が残る。次に給送
路16又は17のいずれか一方から送られてきた
複写材がドラム8の表面に密着し、転写用帯電器
18による正の高圧電流の帯電によつてドラム8
上の像が複写材上に転写される。転写を終えた複
写材は分離路19でドラム8から分離され熱ロー
ラ定着器37に導かれ、定着された後排出トレイ
21に排出される。一方、ドラム表面(感光面)
は圧接されたブレード22により残存トナーをク
リーニングされ再び次のサイクルを繰り返すこと
ができる。複写材は独立した二つの給送部16,
17のいずれか一方から送られてくる。各々の給
送部に対して独立したカセツト23,24が装着
されておりその中にはそれぞれ複写材25,26
が載置されている。各々のカセツト中の複写材2
5,26はそれぞれ給送ローラ27,28によつ
て適宜にどちらか一方から給送される。下段のカ
セツト23は複写機本体1中に着脱可能ながら固
定的に装着されているが、上段のカセツト24は
更にその上部にある補助カセツト29と一体的に
カセツト台61に装着されており、本体1中に取
り付けたリンク等によつてカセツト台61毎、そ
の位置を給送部17に対して変化できるようにな
つている。即ち、通常はカセツト24が給送部1
7に給送可能な状態となつているが、必要時には
補助カセツト29を給送部17の位置にもつてく
ることによつてそこから給送可能になる。補助カ
セツト29中の複写材がなくなれば再びカセツト
24を給送部17の位置へ戻しカセツト24から
の給送を可能にする。シート状原稿の複写時には
本体1の右上部に配設された自動給送装置30を
利用することができる。第3図では本体と着脱可
能の装置として図示してあるが本体と一体に、つ
くりつけとして構成することもできる。通常厚手
の原稿をコピーする場合は切換ミラー38は二点
鎖線で示した状態になつているが、シート状原稿
の場合には、切換ミラー38を実線位置にもつて
くれば移動ミラー4,5は本体1の右端にあるの
でそのまま自動給送装置30を利用することがで
きる。この場合原稿の光は切換ミラー38、透過
式レンズ40、固定ミラー41を経てドラム8上
に結像される。自動給送装置30のシート原稿積
載台62中に積載されたシート原稿63は、ドラ
ム8の回転と同期して分離ローラ64によつて最
上部の1枚が分離され引出しローラ65に進む。
引出ローラ65を経たシート原稿は搬送ローラ6
6を通過して照明部67に入る。照明部67で
は、シート原稿はミラー走査の際用いる照明ラン
プ3の代わりに自動給送装置30内に配設された
照明ランプ44によつて透明ガラス68を介して
照明される。照明部67を出たシート原稿は更に
搬送ローラ69、排出ローラ70を経て原稿トレ
イ71に入る。以下同様にシート原稿積載台62
中のシート原稿63は上から順に送られてくる。
従つて原稿トレイ71中に排出されたシート原稿
の積載順序はシート原稿積載台62にシート原稿
を積載した際の順序と同一である。
次に本発明の特徴部分となる給送装置について
説明する。本発明に係る複写機は独立した二つの
給送部を有する。下段給送部には1個のカセツト
が固定され、上段ではカセツト位置が切換えられ
るようになつている。この実施例は主カセツトが
上下2個あつて、これに加えて補助カセツトを上
段給送部に設けたものである。
説明する。本発明に係る複写機は独立した二つの
給送部を有する。下段給送部には1個のカセツト
が固定され、上段ではカセツト位置が切換えられ
るようになつている。この実施例は主カセツトが
上下2個あつて、これに加えて補助カセツトを上
段給送部に設けたものである。
第3図〜第7図を使用しながら説明する。
第3図に示す様に本複写機は独立した二つの給
送部16,17があり、下段給送部16には1個
のカセツトが固定され、上段給送部17ではカセ
ツト位置が切換えられるようになつている。
送部16,17があり、下段給送部16には1個
のカセツトが固定され、上段給送部17ではカセ
ツト位置が切換えられるようになつている。
次に、第4図に基いて、カセツト位置切換のた
めの構成について詳細に説明する。カセツト台6
1はステー支柱80,81等によつて強固に構成
されていて、機体に取り付けられた1対の腕82
に設けられた支軸83を支点として、揺動可能で
ある。
めの構成について詳細に説明する。カセツト台6
1はステー支柱80,81等によつて強固に構成
されていて、機体に取り付けられた1対の腕82
に設けられた支軸83を支点として、揺動可能で
ある。
また、カセツト台61には1対の支軸84(反
対側の支軸の図示は省略されている(以下同
様))を中心として回転する1対の回転体85が
設けられている。この回転体85には1対のガイ
ドレール861がスライド及び揺動可能に嵌合し
て設けられている。そして、このガイドレール8
61には補助カセツト台89が固着されており、
このカセツト台89の1対の腕部には支軸87を
中心として回転する1対の回転体88が設けられ
ている。更に、カセツト台61の1対の前方側板
には1対のガイドレール862が固着されてお
り、このガイドレール862には上記回転体88
が嵌合している。補助カセツト台89に固設され
た1対の支軸90には回転可能なリンク91が取
り付けられている。リンク91は変位軸92に強
固に結合されている。この軸92は、第5図に示
す通り、両フレームを貫通し軸受93で軸支され
ている。軸92の下方には切換(変位)用のモー
ターMが配され、このモーターの動きは減速器G
を介して回転カム板94を回転させ更に接続リン
ク95を介して揺動アーム96を揺動させ、前述
の軸92を動かす。回転カム板94はこのアーム
の動きを制御するスイツチMSを作動させる。
対側の支軸の図示は省略されている(以下同
様))を中心として回転する1対の回転体85が
設けられている。この回転体85には1対のガイ
ドレール861がスライド及び揺動可能に嵌合し
て設けられている。そして、このガイドレール8
61には補助カセツト台89が固着されており、
このカセツト台89の1対の腕部には支軸87を
中心として回転する1対の回転体88が設けられ
ている。更に、カセツト台61の1対の前方側板
には1対のガイドレール862が固着されてお
り、このガイドレール862には上記回転体88
が嵌合している。補助カセツト台89に固設され
た1対の支軸90には回転可能なリンク91が取
り付けられている。リンク91は変位軸92に強
固に結合されている。この軸92は、第5図に示
す通り、両フレームを貫通し軸受93で軸支され
ている。軸92の下方には切換(変位)用のモー
ターMが配され、このモーターの動きは減速器G
を介して回転カム板94を回転させ更に接続リン
ク95を介して揺動アーム96を揺動させ、前述
の軸92を動かす。回転カム板94はこのアーム
の動きを制御するスイツチMSを作動させる。
続いて、カセツト位置切換の動作について説明
する。
する。
第5,6図に示す状態では回転カム板94がス
イツチMSを押さないでとまつており、接続リン
ク95は上に押し上げられていて、カセツトの位
置は第4図に示す様に上つた位置にする。
イツチMSを押さないでとまつており、接続リン
ク95は上に押し上げられていて、カセツトの位
置は第4図に示す様に上つた位置にする。
第7図では切換えられた状態を示す。これは第
6図に示した回転カム板94が半回転してマイク
ロスイツチMSを押して停止した状態で接続リン
ク95は引き下げられ、揺動アーム96は反時計
方向に回動し、各々二点鎖線で示された95′,
96′の位置にある状態で、リンク91は反時計
方向(第7図)に回動し、カセツト台61は全部
のカセツトをかかえたまま支軸83を中心として
時計方向に回動し、補助カセツト台89はカセツ
ト台61に対して右方向へスライドする。このよ
うにして上の給送部17に対して主カセツト24
のあつた位置に補助カセツト29が位置する様に
変位されている。また主カセツトへの切換信号が
入ると、第6図に示す様に回転カム板94が更に
半回転してマイクロスイツチMSから離れて停止
し、接続リンク95′は押し上げられ、揺動アー
ム96′は時計方向に回動し、各々95,96の
位置まで変位し、リンク91は時計方向(第7
図)に回動し、カセツト台61は全部のカセツト
をかかえたまま支軸83を中心として反時計方向
に回動し、補助カセツト台89はカセツト台61
に対して左方向へスライドする。このようにして
上の給送部17に対して補助カセツト29のあつ
た位置に主カセツト24が位置する様に変位され
て第4図に示した状態に戻る。
6図に示した回転カム板94が半回転してマイク
ロスイツチMSを押して停止した状態で接続リン
ク95は引き下げられ、揺動アーム96は反時計
方向に回動し、各々二点鎖線で示された95′,
96′の位置にある状態で、リンク91は反時計
方向(第7図)に回動し、カセツト台61は全部
のカセツトをかかえたまま支軸83を中心として
時計方向に回動し、補助カセツト台89はカセツ
ト台61に対して右方向へスライドする。このよ
うにして上の給送部17に対して主カセツト24
のあつた位置に補助カセツト29が位置する様に
変位されている。また主カセツトへの切換信号が
入ると、第6図に示す様に回転カム板94が更に
半回転してマイクロスイツチMSから離れて停止
し、接続リンク95′は押し上げられ、揺動アー
ム96′は時計方向に回動し、各々95,96の
位置まで変位し、リンク91は時計方向(第7
図)に回動し、カセツト台61は全部のカセツト
をかかえたまま支軸83を中心として反時計方向
に回動し、補助カセツト台89はカセツト台61
に対して左方向へスライドする。このようにして
上の給送部17に対して補助カセツト29のあつ
た位置に主カセツト24が位置する様に変位され
て第4図に示した状態に戻る。
次に複写材の主カセツトからの給送動作につい
て説明する。第8図は複写材の入つていない空の
状態のカセツトを、第9図は複写材を満載して給
送動作を行なつているカセツトを、第10図はそ
の平面図を示している。これらの図を用いて説明
する。
て説明する。第8図は複写材の入つていない空の
状態のカセツトを、第9図は複写材を満載して給
送動作を行なつているカセツトを、第10図はそ
の平面図を示している。これらの図を用いて説明
する。
カセツト箱100の中には複写材を載せる積載
板の役目をする中板101があり、この中板とカ
セツト箱の底との間にはコイルばね102が設け
てあり、中板の背面を押し上げる様になつてい
る。中板の上には複写材103が載せられ、この
複写材の先端角には分離爪1041,1042が
位置する様になつている。分離爪1041,10
42はそれぞれ側面規制板1051,1052に
支軸1061,1062で枢着されていて、爪の
部分は自由に上下できる様になつているが側面規
制板の上端にあるストツパー1071,1072
によつて上方への動きは制限されている。給送動
作が行なわれていない状態(第8図)ではコイル
ばね102による力は中板101、複写材10
3、分離爪1041,1042を介して、最終的
にはストツパー107によつて制限され、このこ
とによつてこの状態での複写材の位置(高さ)が
定まつている。カセツトの上面は給送手段(けり
出しローラ等)の作用する部分を除いて、外気に
露出しないように蓋108でおおわれている。給
送部にけり出し信号が入ると回転しているけり出
しローラ27が下る。すると第9図に示す様にこ
のローラによつてカセツト中の複写材はコイルば
ね102に抗して若干量(1〜5mm程度に設けら
れる)押し下げられる。このとき分離爪104
1,1042はその自重によつて複写材の上面の
低下に追従して下がり、その自重によつて、即
ち、複写材の多少にかかわりなく一定の力で複写
材先端の角を押えることになる。またコイルばね
102のばね定数は複写材の厚さと、重さとを勘
案して、定められていて、押し下げられた状態
で、けり出しローラ27と、複写材103との接
触圧力が複写材の多少にかかわらずあまり変化し
ない様になつている。これらのことによつて、複
写材を1枚ずつ分離し送り出すことを確実にして
いる。送り出された複写材はタイミングローラ1
10(第3図)でドラムの上の画像と正確なタイ
ミングをとつて送り出される。
板の役目をする中板101があり、この中板とカ
セツト箱の底との間にはコイルばね102が設け
てあり、中板の背面を押し上げる様になつてい
る。中板の上には複写材103が載せられ、この
複写材の先端角には分離爪1041,1042が
位置する様になつている。分離爪1041,10
42はそれぞれ側面規制板1051,1052に
支軸1061,1062で枢着されていて、爪の
部分は自由に上下できる様になつているが側面規
制板の上端にあるストツパー1071,1072
によつて上方への動きは制限されている。給送動
作が行なわれていない状態(第8図)ではコイル
ばね102による力は中板101、複写材10
3、分離爪1041,1042を介して、最終的
にはストツパー107によつて制限され、このこ
とによつてこの状態での複写材の位置(高さ)が
定まつている。カセツトの上面は給送手段(けり
出しローラ等)の作用する部分を除いて、外気に
露出しないように蓋108でおおわれている。給
送部にけり出し信号が入ると回転しているけり出
しローラ27が下る。すると第9図に示す様にこ
のローラによつてカセツト中の複写材はコイルば
ね102に抗して若干量(1〜5mm程度に設けら
れる)押し下げられる。このとき分離爪104
1,1042はその自重によつて複写材の上面の
低下に追従して下がり、その自重によつて、即
ち、複写材の多少にかかわりなく一定の力で複写
材先端の角を押えることになる。またコイルばね
102のばね定数は複写材の厚さと、重さとを勘
案して、定められていて、押し下げられた状態
で、けり出しローラ27と、複写材103との接
触圧力が複写材の多少にかかわらずあまり変化し
ない様になつている。これらのことによつて、複
写材を1枚ずつ分離し送り出すことを確実にして
いる。送り出された複写材はタイミングローラ1
10(第3図)でドラムの上の画像と正確なタイ
ミングをとつて送り出される。
ここで本実施例のカセツトに用いられているコ
イルばねについて説明する。一般にカセツトに用
いられるコイルばねとしては、円筒コイルばねが
使用されることが多い。そのばね定数は複写材の
厚さと重さとを勘案して、給送時にけり出しロー
ラと複写材との接触圧力が複写材の多少にかかわ
らずあまり変化しない様に定められる。
イルばねについて説明する。一般にカセツトに用
いられるコイルばねとしては、円筒コイルばねが
使用されることが多い。そのばね定数は複写材の
厚さと重さとを勘案して、給送時にけり出しロー
ラと複写材との接触圧力が複写材の多少にかかわ
らずあまり変化しない様に定められる。
ところでコイルばねを用いる場合、有効空間は
ばねの密着高さにより支配される。即ち密着高さ
はそのまま無効部分につながる。そして円筒コイ
ルばねの場合は、この密着高さは素線径と巻数と
により決まり、前記条件を満たすためには、ある
一定の値よりも小さくなり得ない。従つて限られ
た空間(高さ)においての積載可能枚数が限定さ
れてしまう。本発明に係る装置のように多数個の
カセツトを配した構成においてはその影響はそれ
だけ大となる。
ばねの密着高さにより支配される。即ち密着高さ
はそのまま無効部分につながる。そして円筒コイ
ルばねの場合は、この密着高さは素線径と巻数と
により決まり、前記条件を満たすためには、ある
一定の値よりも小さくなり得ない。従つて限られ
た空間(高さ)においての積載可能枚数が限定さ
れてしまう。本発明に係る装置のように多数個の
カセツトを配した構成においてはその影響はそれ
だけ大となる。
従つて、この無効空間をなくすことは、本実施
例の給送装置をコンパクトに構成する上で極めて
有効である。
例の給送装置をコンパクトに構成する上で極めて
有効である。
そこで本実施例のカセツトには次の様な工夫が
なされている。即ち、コイルの接着が相隣るコイ
ルでなく座の支持面に対して行なわれるようなば
ねを用いている。この種のばねはその密着高さが
僅かに素線径程度しかない。第14図に密着時の
状態を示す。この種のばねとしては円すいコイル
ばね、つづみ形コイルばね等があるが、第8図、
第9図においてはつづみ形コイルばね102の例
が示されている。
なされている。即ち、コイルの接着が相隣るコイ
ルでなく座の支持面に対して行なわれるようなば
ねを用いている。この種のばねはその密着高さが
僅かに素線径程度しかない。第14図に密着時の
状態を示す。この種のばねとしては円すいコイル
ばね、つづみ形コイルばね等があるが、第8図、
第9図においてはつづみ形コイルばね102の例
が示されている。
円すいコイルばね、つづみ形コイルばね等の荷
重たわみ特性は第15図に示す様に非線形であ
る。ところが給送カセツトに用いられるばねは線
形の荷重たわみ特性を要求されることが多い。し
かしこの要求に対してはコイル径とピツチとを適
当に選び変化させることにより第2図に示す様な
線形の荷重たわみ特性を有するばねを得ることが
できる。
重たわみ特性は第15図に示す様に非線形であ
る。ところが給送カセツトに用いられるばねは線
形の荷重たわみ特性を要求されることが多い。し
かしこの要求に対してはコイル径とピツチとを適
当に選び変化させることにより第2図に示す様な
線形の荷重たわみ特性を有するばねを得ることが
できる。
実験によれば、使用範囲内でほぼ線形な荷重た
わみ特性をもつ、前記した様な条件を満足するば
ねが得られ、実用上十分な機能を果たした。
わみ特性をもつ、前記した様な条件を満足するば
ねが得られ、実用上十分な機能を果たした。
またこれらのばねは次に説明する補助カセツト
にも応用できることは勿論である。
にも応用できることは勿論である。
本実施例のカセツトには前記した如く、密着高
の極めて低いばねを用いたから、その占めるスペ
ースに比して積載枚数の多いカセツトを与えるこ
とができた。従つてまた複数の給送案内、制御手
段に対して多数のカセツトを配設し、選択する構
成の給送装置を非常にコンパクトに構成すること
ができた。
の極めて低いばねを用いたから、その占めるスペ
ースに比して積載枚数の多いカセツトを与えるこ
とができた。従つてまた複数の給送案内、制御手
段に対して多数のカセツトを配設し、選択する構
成の給送装置を非常にコンパクトに構成すること
ができた。
次いで補助カセツトについて第11図〜第13
図を使用して説明する。カセツト箱120には複
写材の積載板の役目をする中板121が支軸12
2によつて回動可能に支持されていてトーシヨン
バー123によつて押し上げ方向(第12,13
図において反時計方向)に付勢されている。中板
には複写材の側面規制板124,125が取り付
けられている。一方の側面規制板124は中板1
21に固定されているが他方の側面規制板125
はその下側の案内ダボ126と中板の案内孔12
7によつて案内され、複写材の幅に合わせて調節
可能となつている。側面規制板124,125に
はそれぞれ分離爪128,129が側面規制板に
固定された支軸130,131(130は図示さ
れていない)によつて回動可能に取り付けられて
いる。この分離爪はその下端の曲げ部1281,
1291がカセツト箱の孔1321,1322に
はまり込むようになつていて、このことによつて
上下の動きが制限されている。カセツト箱の後端
には複写材の挿入を助け、且つ大判の複写材に対
してはその後半分を載置する台ともなる挿入台1
34があり、その一端には複写材を挿入する際の
位置決めガイド135がある。側面規制板125
を複写材の幅に合わせるには、ツマミ136の指
標をサイズ銘板137の指標と一致させる。する
とガイド138と嵌合したスライダー139が移
動し、側面規制板125を所定の位置に調節す
る。ガイドに設けられた穴1381と球140及
び板ばね141との組合せにより、ツマミ136
は複写材の幅に応じてクリツクストツプが可能で
ある。
図を使用して説明する。カセツト箱120には複
写材の積載板の役目をする中板121が支軸12
2によつて回動可能に支持されていてトーシヨン
バー123によつて押し上げ方向(第12,13
図において反時計方向)に付勢されている。中板
には複写材の側面規制板124,125が取り付
けられている。一方の側面規制板124は中板1
21に固定されているが他方の側面規制板125
はその下側の案内ダボ126と中板の案内孔12
7によつて案内され、複写材の幅に合わせて調節
可能となつている。側面規制板124,125に
はそれぞれ分離爪128,129が側面規制板に
固定された支軸130,131(130は図示さ
れていない)によつて回動可能に取り付けられて
いる。この分離爪はその下端の曲げ部1281,
1291がカセツト箱の孔1321,1322に
はまり込むようになつていて、このことによつて
上下の動きが制限されている。カセツト箱の後端
には複写材の挿入を助け、且つ大判の複写材に対
してはその後半分を載置する台ともなる挿入台1
34があり、その一端には複写材を挿入する際の
位置決めガイド135がある。側面規制板125
を複写材の幅に合わせるには、ツマミ136の指
標をサイズ銘板137の指標と一致させる。する
とガイド138と嵌合したスライダー139が移
動し、側面規制板125を所定の位置に調節す
る。ガイドに設けられた穴1381と球140及
び板ばね141との組合せにより、ツマミ136
は複写材の幅に応じてクリツクストツプが可能で
ある。
第4,13図において補助カセツトが退避した
ときの状態を示す。このとき中板はその上縁に設
けられた押片133がカセツト台61に固定され
たステー81によつて相対的に押し下げられてい
る。又、分離爪128,129は自重でその下端
1281,1291がカセツトの底縁に接するま
で下つているが第13図に示す様にその動きは著
しく制限されているため、分離爪と中板との間は
大きく開き複写材の挿入が可能となる。第7,1
2図において補助カセツトが給送位置にある状態
を示す。トーシヨンバー123による中板の上方
への動きは複写材103、分離爪128,129
を介し、分離爪の下端1281,1291がカセ
ツトの孔1321,1322の上縁に当たること
によつてとめられ、そのことによつて複写材の上
縁が定位している。給送動作は前記の主カセツト
についての説明と同じなので説明を省く。この補
助カセツトは特殊な紙質、サイズ、色の複写材に
複写を行なう場合とか、片側を複写された複写材
の他の片側にも複写を行ないたいときに使用する
と便利である。
ときの状態を示す。このとき中板はその上縁に設
けられた押片133がカセツト台61に固定され
たステー81によつて相対的に押し下げられてい
る。又、分離爪128,129は自重でその下端
1281,1291がカセツトの底縁に接するま
で下つているが第13図に示す様にその動きは著
しく制限されているため、分離爪と中板との間は
大きく開き複写材の挿入が可能となる。第7,1
2図において補助カセツトが給送位置にある状態
を示す。トーシヨンバー123による中板の上方
への動きは複写材103、分離爪128,129
を介し、分離爪の下端1281,1291がカセ
ツトの孔1321,1322の上縁に当たること
によつてとめられ、そのことによつて複写材の上
縁が定位している。給送動作は前記の主カセツト
についての説明と同じなので説明を省く。この補
助カセツトは特殊な紙質、サイズ、色の複写材に
複写を行なう場合とか、片側を複写された複写材
の他の片側にも複写を行ないたいときに使用する
と便利である。
また本実施例の複写機においては、その操作部
にカセツト選択ボタンが設けられている。即ち下
段主カセツト、上段主カセツト、補助カセツトの
ボタンがあり、これらのボタンを適宜希望に応じ
て押すと自動的に選択されたカセツトから複写材
が給送される。通常は主カセツトが給送位置にあ
る。複写材を補助カセツトに挿入し、そのボタン
を押すと自動的に補助カセツトが給送位置に変位
し複写材を給送する。補助カセツト中の複写材が
なくなると機械本体の複写動作は停止し、補助カ
セツトは再び退避した位置に、主カセツトは給送
位置に戻る。このように制御することにより、補
助カセツトの特徴が一層生かされて有用である。
この実施例では補助カセツトが通常は空であつて
手差しのときに有効に作用する。勿論この補助カ
セツトにまれに使用する種類の複写材を通常載置
しておくことも可能である。また、適宜な複写材
検知手段或いは時計手段等を配設することによ
り、補助カセツト中に複写材がない状態で補助カ
セツト選択ボタンが押されても、補助カセツトが
給送位置へ変位せず、複写材無し表示ランプを点
灯させるとか、或いは給送位置へ変位しても複写
動作は開始せずに直ぐに退避位置へ復帰してしま
うような制御も可能なことは明らかである。
にカセツト選択ボタンが設けられている。即ち下
段主カセツト、上段主カセツト、補助カセツトの
ボタンがあり、これらのボタンを適宜希望に応じ
て押すと自動的に選択されたカセツトから複写材
が給送される。通常は主カセツトが給送位置にあ
る。複写材を補助カセツトに挿入し、そのボタン
を押すと自動的に補助カセツトが給送位置に変位
し複写材を給送する。補助カセツト中の複写材が
なくなると機械本体の複写動作は停止し、補助カ
セツトは再び退避した位置に、主カセツトは給送
位置に戻る。このように制御することにより、補
助カセツトの特徴が一層生かされて有用である。
この実施例では補助カセツトが通常は空であつて
手差しのときに有効に作用する。勿論この補助カ
セツトにまれに使用する種類の複写材を通常載置
しておくことも可能である。また、適宜な複写材
検知手段或いは時計手段等を配設することによ
り、補助カセツト中に複写材がない状態で補助カ
セツト選択ボタンが押されても、補助カセツトが
給送位置へ変位せず、複写材無し表示ランプを点
灯させるとか、或いは給送位置へ変位しても複写
動作は開始せずに直ぐに退避位置へ復帰してしま
うような制御も可能なことは明らかである。
本実施例では、二つの給送案内、制御手段に対
しそのうちの一つに対してのみ二つのカセツトを
配設し、これをカセツト位置切換型として、合計
3個のカセツトから選択する構成を説明したが本
発明はこの様な構成に限定されることはなく例え
ば一つの給送(手段)案内(手段)制御手段に対
し二つのカセツトを配した構成(カセツト位置切
換型のダブルカセツト方式)をも含むし、また前
記の構成を組合せ4個のカセツトから一つを選択
する構成にも応用できることは明らかである。
しそのうちの一つに対してのみ二つのカセツトを
配設し、これをカセツト位置切換型として、合計
3個のカセツトから選択する構成を説明したが本
発明はこの様な構成に限定されることはなく例え
ば一つの給送(手段)案内(手段)制御手段に対
し二つのカセツトを配した構成(カセツト位置切
換型のダブルカセツト方式)をも含むし、また前
記の構成を組合せ4個のカセツトから一つを選択
する構成にも応用できることは明らかである。
また本実施例では転写型複写機に適用した例を
示したがこれに限られることなく、直接方式の電
子写真複写機を始めとする各種、複写機、印刷機
に適用できて同等の効果をもつことも明らかであ
る。
示したがこれに限られることなく、直接方式の電
子写真複写機を始めとする各種、複写機、印刷機
に適用できて同等の効果をもつことも明らかであ
る。
また本文中での「複写材」とは、転写用普通
紙、感光紙、絶縁紙を始めとする各種複写紙や、
トレーシングペーパーや、トラペンと呼ばれる透
明フイルム類を含む、複写像を担持させる物のこ
とである。
紙、感光紙、絶縁紙を始めとする各種複写紙や、
トレーシングペーパーや、トラペンと呼ばれる透
明フイルム類を含む、複写像を担持させる物のこ
とである。
本文中「カセツト」とは必ずしも着脱可能の箱
状のものに限られることはなく、例えば引出しの
ようにして、複写材を装填できるように構成した
ものをも含む。
状のものに限られることはなく、例えば引出しの
ようにして、複写材を装填できるように構成した
ものをも含む。
またカセツトはサイズの異なる複写材を収納し
たカセツトを組合せて装填するのみならず、同一
のサイズで紙質の異なる複写材とか色の異なる複
写材を収納したカセツトを組合せて装填すること
ができることも明らかである。
たカセツトを組合せて装填するのみならず、同一
のサイズで紙質の異なる複写材とか色の異なる複
写材を収納したカセツトを組合せて装填すること
ができることも明らかである。
本発明に係る給送装置は上述の通りであつて、
第2の複写材積載部材だけを動かせば第1の複写
材積載部材は連動して移動する構成であるので、
複写材の切り換えが迅速に行なえるという効果が
ある。
第2の複写材積載部材だけを動かせば第1の複写
材積載部材は連動して移動する構成であるので、
複写材の切り換えが迅速に行なえるという効果が
ある。
更に、第2の複写材積載部材は旋回しながら移
動する構成であるので、動作がスムーズであつて
且つ動作のためのガイド部材が簡略できるという
効果更には移動のために専有する範囲が狭くてす
み、従つて、装置が小型にできるという効果があ
る。つまり、非給送位置にある時に、第2の複写
材積載部材の装置本体からの突出量が少なくてす
むためである。
動する構成であるので、動作がスムーズであつて
且つ動作のためのガイド部材が簡略できるという
効果更には移動のために専有する範囲が狭くてす
み、従つて、装置が小型にできるという効果があ
る。つまり、非給送位置にある時に、第2の複写
材積載部材の装置本体からの突出量が少なくてす
むためである。
また、更に、第2の複写材積載部材は非給送位
置で先端が下がるように位置しているので、第1
の複写材積載部材との間の空間が確保できて第1
の複写材積載部材の操作が容易に行なわれるとい
う効果がある。
置で先端が下がるように位置しているので、第1
の複写材積載部材との間の空間が確保できて第1
の複写材積載部材の操作が容易に行なわれるとい
う効果がある。
第1図は給送動作選択型の給送装置を示す図、
第2図は本実施例に係るコイルばねの荷重〜たわ
み線図、第3図は本発明の一実施例の断面図、第
4図〜第7図はカセツト切換装置を示す図、第8
図〜第10図は主カセツトを示す図、第11図〜
第13図は補助カセツトを示す図、第14図は本
発明に係るコイルばねの密着時の状態を示す図、
第15図は一般の非円筒形コイルばねの荷重〜た
わみ線図、 16,17は給紙部、23,24は主カセツ
ト、27,28はけり出しローラ、29は補助カ
セツト、61はカセツト台、80,81はステ
ー、83は支軸、85,88は回転体、86,8
7はガイドレール、89は補助カセツト台、91
はリンク、92は変位軸、95は接続リンク、9
6は揺動アーム、100,120はカセツト箱、
101,121は中板、102,123はばね、
104,128,129は分離爪、105,12
4,125は側面規制板、108は密閉蓋、12
6は案内ダボ、136はツマミ、138はガイ
ド、139はスライダー、140は球、141は
板ばね、150はフレームである。
第2図は本実施例に係るコイルばねの荷重〜たわ
み線図、第3図は本発明の一実施例の断面図、第
4図〜第7図はカセツト切換装置を示す図、第8
図〜第10図は主カセツトを示す図、第11図〜
第13図は補助カセツトを示す図、第14図は本
発明に係るコイルばねの密着時の状態を示す図、
第15図は一般の非円筒形コイルばねの荷重〜た
わみ線図、 16,17は給紙部、23,24は主カセツ
ト、27,28はけり出しローラ、29は補助カ
セツト、61はカセツト台、80,81はステ
ー、83は支軸、85,88は回転体、86,8
7はガイドレール、89は補助カセツト台、91
はリンク、92は変位軸、95は接続リンク、9
6は揺動アーム、100,120はカセツト箱、
101,121は中板、102,123はばね、
104,128,129は分離爪、105,12
4,125は側面規制板、108は密閉蓋、12
6は案内ダボ、136はツマミ、138はガイ
ド、139はスライダー、140は球、141は
板ばね、150はフレームである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 給送位置にあつて複写材を給送する給送手段
と、 支軸により旋回可能な台に支持されていて、上
記台の旋回により給送位置と非給送位置とに上下
に移動可能である第1の複写材積載部材と、 上記旋回可能な台に設けられている案内手段と
軸を支点として旋回する旋回支持手段とにより、
後端が上がつて上記第1の複写材積載部材との間
に空間が形成されるように先端下がりに傾斜して
支持されていて、旋回支持手段の旋回により案内
手段に案内されながら給送位置と非給送位置とに
先端下がりの状態で旋回しながらスライド移動可
能である、上記第1の複写材積載部材より上方に
ある第2の複写材積載部材と、 上記第2の複写材積載部材が非給送位置から給
送位置に旋回スライド移動するのに連動して上記
台を旋回させて上記第1の複写材積載部材を非給
送位置に移動させ、また、上記第2の複写材積載
部材が給送位置から非給送位置に旋回スライド移
動するのに連動して上記台を逆方向に旋回させて
上記第1の複写材積載部材を給送位置に移動させ
る、連動部材と、 を具備していて、共通の給送手段によつて異なる
複写材積載部材から複写材を給送できるようにし
た事を特徴とした給送装置。 2 給送位置にあつて複写材を給送する給送手段
と、 支軸により旋回可能な台に支持されていて、上
記台の旋回により給送位置と非給送位置とに上下
に移動可能である第1の複写材積載部材と、 上記旋回可能な台に設けられている案内手段と
軸を支点として旋回する旋回支持手段とにより、
後端が上がつて上記第1の複写材積載部材との間
に空間が形成されるように先端下がりに傾斜して
支持されていて、旋回支持手段の旋回により案内
手段に案内されながら給送位置と非給送位置とに
先端下がりの状態で旋回しながらスライド移動可
能である、上記第1の複写材積載部材より上方に
ある第2の複写材積載部材と、 上記第2の複写材積載部材が非給送位置から給
送位置に旋回スライド移動するのに連動して上記
台を旋回させて上記第1の複写材積載部材を非給
送位置に移動させ、また、上記第2の複写材積載
部材が給送位置から非給送位置に旋回スライド移
動するのに連動して上記台を逆方向に旋回させて
上記第1の複写材積載部材を給送位置に移動させ
る、連動部材と、 切換信号に応じて上記旋回支持手段を旋回させ
て上記第2の複写材積載部材を移動させる駆動源
と、 を具備していて、共通の給送手段によつて異なる
複写材積載部材から複写材を給送できるようにし
た事を特徴とした給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12359576A JPS5348741A (en) | 1976-10-15 | 1976-10-15 | Feeder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12359576A JPS5348741A (en) | 1976-10-15 | 1976-10-15 | Feeder |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57053532A Division JPS57203624A (en) | 1982-03-30 | 1982-03-30 | Device for housing copy material |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5348741A JPS5348741A (en) | 1978-05-02 |
JPS626228B2 true JPS626228B2 (ja) | 1987-02-09 |
Family
ID=14864490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12359576A Granted JPS5348741A (en) | 1976-10-15 | 1976-10-15 | Feeder |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5348741A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5749961A (en) * | 1980-09-10 | 1982-03-24 | Sharp Corp | Paper feeder of copying machine |
WO1982003702A1 (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-28 | Deguchi Yutaka | Electrophotographic copying machine |
JPS57209129A (en) * | 1981-05-16 | 1982-12-22 | Toshiba Corp | Paper feeder |
JPH085166Y2 (ja) * | 1988-12-23 | 1996-02-14 | 株式会社リコー | 給紙装置 |
JP4498202B2 (ja) * | 2005-04-22 | 2010-07-07 | キヤノン株式会社 | シート給送装置及び画像形成装置 |
-
1976
- 1976-10-15 JP JP12359576A patent/JPS5348741A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5348741A (en) | 1978-05-02 |
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