JPS6261490A - クランプ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はクランプ回路に関し、特に線順次化された複数
の種類の色信号に対して的確なタイミングでクランプを
行うクランプ回路に関する。

（従来の技術） 最近、レンズを通して形成された被写体の静止画像を固
体撮像素子により映像信号に変換してこれを磁気ディス
クに記録し、画像の再生を行うのに別設のテレビシロン
システムで映し出したり、あるいはプリンタでハードコ
ピーするような電子スチルカメラシステムが開発されて
いる。

このシステムにおける記録方式は、輝度信号ＹをＦＭ変
調記録するとともに、色差信号Ｒ−Ｙ。

Ｂ−Ｙをも１水平走査期間毎に交互にＦＭ変調記録する
ようなものである。

第５図にこのシステムにおける色信号記録系の回路を示
す。この図において、原色信号Ｒ（赤）Ｇ（緑）、青（
Ｂ）をマトリクス回路（図示せず）に通して得られた色
差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙは、線順次変換用の切替スイッチ
２の入力端子ａ＋ｂにそれぞれ与えられる。このスイッ
チ２は、水平同期信号に同期した切替制御信号ＨＤに応
答して１水平走査期間毎に入力端子ａ、ｂを交互に切り
替える。これにより、スイッチ２の出力端子には１水平
走査期間毎に交互に選択されて線順次化された色差信号
Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙが得られる。この線順次色差信号Ｒ−Ｙ
、Ｂ−Ｙは、プリエンファシス回路４で高域強調された
のち、ホワイト・ダーククリ、プ回路６でスパイク先端
をクリップされてからクランプ回路８およびデビエーン
ヨン調整用の可変抵抗器１０を通ってＦＭ変調器１２に
供給される。ＦＭ変調器１２はマルチバイブレータ発振
器からなり、その発振周波数は線順次色差信号Ｒ−Ｙ、
Ｂ−Ｙの瞬時入力レベルに応じて変化しそれによってそ
の出力端子にはＦＭ変調された線順次色差信号Ｒｏ　−
Ｙｏ　、Ｂｏ−Ｙｏが生成される。そして、このＦＭ線
順次色差信号Ｒｏ　−Ｙ。

Ｂｏ−Ｙｏはロー拳パス・フィルタ（ＬＰＦ）１６およ
び記録増幅器１８を通って磁気ヘッド２０より磁気ディ
スク（図示せず）に記録される。このようにして、同色
差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙは１水平走査期間毎に線順次でＦ
Ｍ変調記録される。

上述したような色信号記録系において、クランプ回路８
は、線順次色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの無信号レベル（直
流分）を所定の電圧にクランプしそれによってＦＭ線順
次色差信号Ｒｏ　−Ｙ　ｏ　ｒＢｏ−Ｙｏの中心周波数
がそれぞれ所定値（例えば１．２ＭＨｚ、１．３ＭＨｚ
）になる。

第６図は従来のクランプ回路８の構成を示す。

この図において、３０はホワイト・ダーククリップ回路
６（第５図）より線順次色差信号Ｒ−Ｙ。

Ｂ−Ｙを受は取る入力端子、３２は結合コンデンサ、３
４はダイオード、３６はスイッチングトランジスタ、３
８はクランプ電圧調整用ボリウム、４０はクランプされ
た線順次色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−ＹをＦＭ変調器１２（第
５図）へ送る出力端子であり、また４２は輝度信号記録
系（図示せず）より輝度信号および同期信号Ｙ＋Ｓを受
は取る入力端子である。

スイッチングトランジスタ３６のベースには水平同期信
号に同期したクランプパルスＣＰが与えられ、これに応
答してトランジスタ３６がＯＮになると、そのコレクタ
電流は飽和し、コレクタ電圧は略エミッタの電圧ＶＲに
クランプ（固定）される。

クランプパルスＣＰは次のようにして生成される。すな
わち、入力端子４２より輝度信号および同期信号Ｙ＋Ｓ
が同期分離回路４４に供給され、そこで水平および垂直
同期信号ＳＲ＋ｓｙが抜き取られ、次いでハーフＨキラ
ー回路４６で垂直帰線消去期間内の１／２Ｈパルス（等
化パルスおよび切込パルス）が除去されて完全にＩＨ（
Ｈ：水平走査期間）周期の水平同期信号ＳＨ（第７図ｂ
）が抜き取られる。この水平同期信号Ｓ■は１／２分周
器４８で分周されてその出力端子にＩＨ毎に立上がりと
立下がりを繰り返す信号１／２ＳＩＩ　　（第７図Ｃ）
が得られ、この信号１／２Ｓｌｌの立ち上がりに応答し
てモノマルチ５０から所定のパルス幅ＴＰのクランプパ
ルスＣＰ（第７図ｄ）が発生される。

このようなりランプパルスＣＰによってクランプは色差
信号Ｒ−Ｙの水平帰線消去期間ＨＢＬＫＲ−Ｙの始端で
行われ、この期間ＨＢＬＫＲ−Ｙにおける無信号レベル
すなわち直流分が所定値ＶＲに再生される。なお、色差
信号Ｂ−Ｙの水平帰線消去期間ＨＢＬＫＢ−Ｙではクラ
ンプが行われないが、これは色差信号Ｂ−Ｙの直流分が
色差信号Ｒ−Ｙのものよりも予め所定値δＶ高くなって
いるためであり、結合コンデンサ３２の放電時定数が非
常に大きいため色差信号Ｒ−Ｙの直流分が所定の電圧Ｖ
Ｒにクランプされれば色差信号Ｂ−Ｙの直流分ＶＢは所
定レベル（ＶＲ＋δＶ）に固定される。

このような同色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの直流分の差δＶ
は両ＦＭ色差信号Ｒｏ　−Ｂｏ　、　Ｂｏ　−Ｙ。

の中心周波数の差δｆとなって現れ、再生時においては
その周波数差δｆに基づいて色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙが
それぞれ判別されるようになっている。

（発明が解決しようとする問題点） 上述した色信号記録系では、線順次色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ
−Ｙをつくるために切替スイッチ２で１水平走査期間毎
に同色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙを交互に選択するが、その
スイッチングの際にノイズが生じて、このノイズがブリ
エンファシス回路４で強調されることによって第８図に
示すように色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの始端に大きなオー
バーシュートＣ８が出る。このオーバーシュートＣ８の
先端はホワイト・ダーククリップ回路６でカットされる
が、それでもそのオーバーシュートＣ８の相当な部分が
残ってクランプ回路８に供給される。

そしてクランプ回路８では、そのオーバーシュー）Ｃ８
のところでクランプパルスＣＰがスイッチングトランジ
スタ３６に与えられることにより結合コンデンサ３２に
オーバーシュー）Ｃ３が充電または積分されてクランプ
電圧ＶＲおよびＶＢに誤差電圧が加わり、結果としてＦ
Ｍ色差信号Ｒ。

Ｙ　ｏ　＋　Ｂ　Ｏ−Ｙ　Ｏの中心周波数および帯域が
規格値からずれてしまい、再生時において同色差信号Ｒ
−Ｙ、Ｂ−Ｙの判別にエラーが出たり、正しい色再現が
出来なくなる等の不都合が生じる。

このような、線順次化された色信号に対するミスクラン
プは上述したような色信号記録系に限らず色信号再生系
でも発生し、またテレビジジン方式の１つであるＳＥＣ
ＡＭ方式における色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの線順次でも
見受けられる。

本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みてなされたもの
で、線順次化された複数の種類の色信号に対して的確な
タイミングでクランプを行って適正な色信号処理を可能
とするクランプ回路を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成する本発明のクランプ回路は、１水平走
査期間毎に交互に選択されることによって線順次化され
た複数の種類の色信号の直流分をそれぞれ一定の電圧に
クランプする動作を、ＦＳ１数の色信号が切り替わるタ
イミングより所定時間遅延したクランプパルスによって
行うことを特徴とする。

（作用） 従来のミスクランプは、線順次変換のスイｙ＋ングの際
のノイズ等に起因する波形歪みのある色信号の始端でク
ランプを行うことに原因がある。

そこで、本発明では、そのような波形歪みのなくなる所
定のタイミングでクランプが行われる。もっとも、その
クランプタイミングは水平帰線消去期間内である。

（実施例） 第１図ないし第４図を参照して本発明の詳細な説明する
。

第１図は本発明の一実施例の構成を示す。この実施例に
よるクランプ回路は、例えば第５図の色信号記録系にお
いて従来のクランプ回路８に替えて使用されてよい。な
お図中、第６図の構成要素と同一の構成要素には同一の
符号が付されている。

第１図において６０はディレィ回路として働くモノマル
チである。このモノマルチ６０ｉｔｌ／２分周器４８か
らの信号１／２Ｓ）Ｉ　　（第２図Ｃ）の立ち上がりに
応答して所定の時間Ｔｄだけ持続する“１”のパルスＤ
Ｓ（第２図ｄ）を発生する。このパルスＤＳは反転回路
６２で反転され、その反転パルスＤＳ（第２図ｅ）がモ
ノマルチ５ｏに与えられ、モノマルチ５０はパルス沫の
立上がりに応答してクランプパルスＣＰｄ　（第２図ｆ
）を発生する。

したがって、第３図に拡大して示すように、クランプパ
ルスＣＰｄは色差信号Ｒ−Ｙの始端より所定時間Ｔｄだ
け遅延した時点で発せられ、これニヨリオーバーシュー
）Ｃ８の部分がらずれた水平帰線消去期間ＨＢ　Ｌ　Ｋ
　Ｒ−Ｙ内の平坦なレベルの直流分に対してクランプが
行われ、出力端子４０に得られる色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−
Ｙの直流分は誤差電圧を含まない規格通りの電圧ＶＲ，
ＶＢになる。したがって、ＦＭ色差信号Ｒｏ　−Ｙｏ　
、　Ｂ。

−Ｙｏの中心周波数ｆＲ，ｆＢはそれぞれ規格値例えば
１．２ＭＨｚ、１．３ＭＨｚになり、適正な記録が行わ
れる。

以上、色信号記録系について説明したが、色信号再生系
でもクランプ回路は使用されており、それに対しても本
発明は適用可能である。

第４図は色信号再生系の回路構成を簡略的に示す。この
図において、７０は磁気ディスク（図示せず）から映像
信号ＦＳを読み出す再生へノド、７２は増幅回路、７４
は映像信号ＦＳより低い帯域のＦＭ線順次色差信号Ｒｏ
　−Ｙｏ　、　Ｂｏ　−Ｙ。

を抜き取るロー・バス・フィルタ（ＬＰＦ）　、７６は
ＦＭ線順次色差信号Ｒｏ　−Ｙｏ　、　Ｂｏ　−Ｙ。

を線順次色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙに復調するＦＭ復調器
、７６はＩＨディレーライン、７８は線順次色差信号Ｒ
−Ｙ、Ｂ−Ｙを互いに分離された２つの連続した色差信
号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙに変換するための同時化スイッチ、そ
して８０は上述した実施例のクランプ回路である。

同時化スイッチ７８には、ＩＨ毎に“１”状態と“０”
状態を交互に繰り返す判別信号ＩＤが切替制御信号とし
て与えられ、この判別信号ＩＤに応答してスイッチ７８
はＩＨ毎に交互に接点（ａ。

Ｃ）と（ｂ、ｄ）を切り替え、それによって互いに分離
された２つの連続した色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙがそれぞ
れ得られる。これらの再生色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙは標
準方式、例えばＮＴＳＣ方式の搬送色信号に変換される
。なお判別信号ＩＤはＦＭ色差信号Ｒｏ　−Ｙｏ　、Ｂ
ｏ−Ｙｏの中心周波数ｆＲ，ｆＢの差に基づいて生成さ
れる。

従来、このような同時化スイッチ７８の前段にクランプ
回路が設けられ、ＮＴＳＣエンコードに先立って再生色
差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの直流分を所定の電圧にクランプ
しているが、やはり色信号記録系の場合と同様に両色差
信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの切り替わるタイミングの直後でク
ランプを行っているため、色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの始
端にオーバーシュートその他の歪みがあるとミスクラン
プになってしまってホワイトバランスずれ等の不都合が
生じていた。

しかし、本実施例によるクランプ回路８０は、上述のよ
うに色差信号Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙの始端より所定時間遅延し
たクランプパルスＣＰｄによりオーバーシュート等の歪
みのない平坦なレベルのところでクランプを的確に行う
ので、ホワイトバランスずれ等の不都合を招くことがな
い。

（発明の効果） 以上のように、本発明では、線順次化された複数の種類
の色信号に対して的確なタイミングでクランプを行うこ
とにより適正な色信号処理が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるクランプ回路の構成を
示すブロック図、 第２図は上記実施例の動作を説明するための各部の信号
のタイミング図、 第３図は上記実施例の作用を説明するための信号拡大図
、 第４図は上記クランプ回路を適用した色信号再生系の回
路構成を簡略的に示すブロック図、第５図は電子スチル
カメラシステムの色信号記録系の回路構成を示すブロッ
ク図、 第６図は第５図の色信号記録系に含まれる従来のクラン
プ回路の構成を示すブロック回路図、第７図は上記従来
のクランプ回路の動作を説明するための各部の信号のタ
イミング図、および第８図は上記従来のクランプ回路の
作用を説明するための信号拡大図である。 ４４・・・・同期分離回路、４６・・・・ハーフＨキラ
ー回路、４８・・・・１／２分周器、５０・・・・（ク
ランプパルス発生用）モノマルチ、６０・・・・（Ｎ延
用）　モ／？ルチ、３２・・・・コンデンサ、３４・・
・・ダイオード、３６・・・・スイッチングトランジス
タ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １水平走査期間毎に交互に選択されることによって線順
   次化された複数の種類の色信号の直流分をそれぞれ一定
   の電圧にクランプする回路において、 前記複数の色信号が切り替わるタイミングより所定時間
   遅延したクランプパルスにより前記クランプを行うこと
   を特徴とするクランプ回路。