JPS6261424B2 - - Google Patents
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- JPS6261424B2 JPS6261424B2 JP53153621A JP15362178A JPS6261424B2 JP S6261424 B2 JPS6261424 B2 JP S6261424B2 JP 53153621 A JP53153621 A JP 53153621A JP 15362178 A JP15362178 A JP 15362178A JP S6261424 B2 JPS6261424 B2 JP S6261424B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、融着材もしくは接着材を使用しない
で表皮、普通ウレタンおよび裏布を三層重ねとし
て、加熱装置と高周波により融着一体化するシー
トカバーの製法に関する。
で表皮、普通ウレタンおよび裏布を三層重ねとし
て、加熱装置と高周波により融着一体化するシー
トカバーの製法に関する。
本明細書において普通ウレタンとは、一般的な
市販グレードのポリエーテル系軟質ポリウレタン
フオームで、連続的に生産されたポリウレタン発
泡体ブロツクより切り出された軟質ポリウレタン
フオームのスラグ材を云うものとする。
市販グレードのポリエーテル系軟質ポリウレタン
フオームで、連続的に生産されたポリウレタン発
泡体ブロツクより切り出された軟質ポリウレタン
フオームのスラグ材を云うものとする。
シートカバーを構成する表皮、普通ウレタン、
裏布は、これらを高周波融着しようとしても、普
通ウレタンが高周波内部発熱温度では充分に溶融
しないので一体に融着しない。従つて従来は、普
通ウレタンは使用せず、融着力は弱いが高価なウ
エルダフオーム材もしくは低融点ウレタンなどを
使用するか、あるいは普通ウレタンに例えばナイ
ロン粉末などを含浸させた上で、上記三層を融着
していた。
裏布は、これらを高周波融着しようとしても、普
通ウレタンが高周波内部発熱温度では充分に溶融
しないので一体に融着しない。従つて従来は、普
通ウレタンは使用せず、融着力は弱いが高価なウ
エルダフオーム材もしくは低融点ウレタンなどを
使用するか、あるいは普通ウレタンに例えばナイ
ロン粉末などを含浸させた上で、上記三層を融着
していた。
ここで、ウエルダフオーム材とは高周波融着等
の熱融着加工に使用されるために生産された軟質
発泡体の一般名称であつて、例をあげるならばポ
リ塩化ビニル発泡体等の軟質熱可塑性樹脂の発泡
体、ポリウレタンフオームへ塩化ビニル樹脂をコ
ーテイング又は含浸したもの等があげられる。
又、低融点ウレタンとは高周波融着等の熱融着加
工向けのポリウレタンフオームを云うもので、(イ)
ポリウレタンフオームへ塩化ビニル樹脂等をコー
テイングもしくは含浸させたもの、(ロ)ポリウレタ
ン発泡原料(ポリオール)中にビニル系樹脂を混
合発泡させたもの、(ハ)ポリウレタン発泡源料(ポ
リオール)に融着性樹脂基を共重合させたものを
使用して発泡させたもの等があげられる。
の熱融着加工に使用されるために生産された軟質
発泡体の一般名称であつて、例をあげるならばポ
リ塩化ビニル発泡体等の軟質熱可塑性樹脂の発泡
体、ポリウレタンフオームへ塩化ビニル樹脂をコ
ーテイング又は含浸したもの等があげられる。
又、低融点ウレタンとは高周波融着等の熱融着加
工向けのポリウレタンフオームを云うもので、(イ)
ポリウレタンフオームへ塩化ビニル樹脂等をコー
テイングもしくは含浸させたもの、(ロ)ポリウレタ
ン発泡原料(ポリオール)中にビニル系樹脂を混
合発泡させたもの、(ハ)ポリウレタン発泡源料(ポ
リオール)に融着性樹脂基を共重合させたものを
使用して発泡させたもの等があげられる。
しかし、上記ウエルダフオーム材もしくは低融
点ウレタンは高価にもかかわらず融着力は弱く、
また、普通ウレタンへの融着材(ナイロン粉末な
ど)含浸は、含浸設備とその作業員を必要とし、
製品としては不安定であり、また、高価となる欠
点があつた。
点ウレタンは高価にもかかわらず融着力は弱く、
また、普通ウレタンへの融着材(ナイロン粉末な
ど)含浸は、含浸設備とその作業員を必要とし、
製品としては不安定であり、また、高価となる欠
点があつた。
本発明はこのような従来品の欠点を解消しよう
として創案したもので、別に特殊な設備を要せ
ず、しかも従来の設備で、表皮、普通ウレタン、
裏布の三層を完全に融着し得るシートカバーの製
法を開発したものである。
として創案したもので、別に特殊な設備を要せ
ず、しかも従来の設備で、表皮、普通ウレタン、
裏布の三層を完全に融着し得るシートカバーの製
法を開発したものである。
以下本発明のシートカバー製法について添付図
面を参照して詳細に説明する。
面を参照して詳細に説明する。
第1図に本発明のシートカバー製法に使用する
融着装置を示す。
融着装置を示す。
図において、1はビニルレザー等の表皮を示
す。この表皮と普通ウレタン2と裏布3とを三層
重ねとし、高周波上部定盤4と高周波下部定盤5
に装着した高周波型6の間に挿入する。さらに高
周波上部定盤4と裏布3または表皮1の間には図
示は省略したが、スパーク防止などのための絶縁
体を介在させる。この三層重ねは表皮1が下にな
つているので製品とは上下が逆となつている。
す。この表皮と普通ウレタン2と裏布3とを三層
重ねとし、高周波上部定盤4と高周波下部定盤5
に装着した高周波型6の間に挿入する。さらに高
周波上部定盤4と裏布3または表皮1の間には図
示は省略したが、スパーク防止などのための絶縁
体を介在させる。この三層重ねは表皮1が下にな
つているので製品とは上下が逆となつている。
本発明製法においては、高周波定盤上に誘電性
シート7′を配置している。これは絶縁体などの
介在物で高周波により内部発熱の大きい材料のシ
ート、すなわち一例としてワニスクロスあるいは
グラスフアイバ入りワニスクロスまたはフエライ
ト粉末を耐熱性ゴムもしくは耐熱性合成樹脂でシ
ート状にしたものである。またこれはグラスフア
イバに熱に融けない合成樹脂皮膜をコーテイング
したものに上記材料を必要によつては金属板など
を置いて積層したものでもよい。
シート7′を配置している。これは絶縁体などの
介在物で高周波により内部発熱の大きい材料のシ
ート、すなわち一例としてワニスクロスあるいは
グラスフアイバ入りワニスクロスまたはフエライ
ト粉末を耐熱性ゴムもしくは耐熱性合成樹脂でシ
ート状にしたものである。またこれはグラスフア
イバに熱に融けない合成樹脂皮膜をコーテイング
したものに上記材料を必要によつては金属板など
を置いて積層したものでもよい。
加熱装置(ヒータなど)7は、加圧部でもある
高周波上部定盤4に取付けるか、あるいは第2図
のように高周波下部定盤5と高周波型6との間に
介在させるか、高周波型6が第4図に示す移動テ
ーブル(シヤトル型)8、あるいは第5図示すタ
ーンテーブル9の場合のように矢印方向に移動ま
たは回転する場合は高周波上部定盤(加圧部)4
に固定する。
高周波上部定盤4に取付けるか、あるいは第2図
のように高周波下部定盤5と高周波型6との間に
介在させるか、高周波型6が第4図に示す移動テ
ーブル(シヤトル型)8、あるいは第5図示すタ
ーンテーブル9の場合のように矢印方向に移動ま
たは回転する場合は高周波上部定盤(加圧部)4
に固定する。
このようにして、上記三層を加圧すると共に高
周波を印加すると上記三層が直接的に誘電加熱さ
れると共に誘電性シート7′も誘電加熱されその
蓄積熱が上記三層を加熱することとなる。またこ
れに加えて加熱装置7からの熱も有効に上記三層
に伝達される。この結果上記三層またはその必要
部を溶融され、第3a図および第3b図のごとく
全層を融着すると共に融着部10において圧着
し、表皮1、普通ウレタン2および裏布3を一体
化する。この融着部は主として普通ウレタンが溶
融化され糊としての作用を果たしている部分で、
低密度ないしは密実のポリウレタンで構成されて
いる。なお表皮がビニルレザーの場合には一部塩
化ビニルの溶融固化部もあり得る。
周波を印加すると上記三層が直接的に誘電加熱さ
れると共に誘電性シート7′も誘電加熱されその
蓄積熱が上記三層を加熱することとなる。またこ
れに加えて加熱装置7からの熱も有効に上記三層
に伝達される。この結果上記三層またはその必要
部を溶融され、第3a図および第3b図のごとく
全層を融着すると共に融着部10において圧着
し、表皮1、普通ウレタン2および裏布3を一体
化する。この融着部は主として普通ウレタンが溶
融化され糊としての作用を果たしている部分で、
低密度ないしは密実のポリウレタンで構成されて
いる。なお表皮がビニルレザーの場合には一部塩
化ビニルの溶融固化部もあり得る。
誘電性シート7′の高周波温度が被加熱材料の
高周波温度よりも更に高い場合は、誘電性シート
が加熱装置的役割りを果たすので、上記加熱装置
7の温度を低くするかもしくはこれを廃止し、高
周波温度のみで融着可能である。この際、もし表
皮1に接するようにして加熱装置7の温度を上げ
過ぎると表皮1の表側まで融けて見栄えの悪いケ
ロイド状の光沢(テリ)が出て外観上好ましくな
い。また、表皮1が融け過ぎて薄くなつたり、切
れたり、焦げることもある。
高周波温度よりも更に高い場合は、誘電性シート
が加熱装置的役割りを果たすので、上記加熱装置
7の温度を低くするかもしくはこれを廃止し、高
周波温度のみで融着可能である。この際、もし表
皮1に接するようにして加熱装置7の温度を上げ
過ぎると表皮1の表側まで融けて見栄えの悪いケ
ロイド状の光沢(テリ)が出て外観上好ましくな
い。また、表皮1が融け過ぎて薄くなつたり、切
れたり、焦げることもある。
そこで、第1図および第4図に示すごとく、裏
布3側から加熱装置7および誘電性シート7′で
加熱し、同時に高周波加熱を行うと、裏布3は熱
で融けてケロイド状光沢が出るが、シートカバー
としては見えない裏側となるので外観上の問題は
ない。また、表皮1は普通ウレタン2側の加熱装
置7および誘電性シート7′の熱と高周波温度で
融け、裏布3と普通ウレタン2と共に融着する
が、表皮1の表面側は加熱装置7の熱影響が少な
く、融けすぎたり、光沢が出たり、あるいは品質
劣化することはない。
布3側から加熱装置7および誘電性シート7′で
加熱し、同時に高周波加熱を行うと、裏布3は熱
で融けてケロイド状光沢が出るが、シートカバー
としては見えない裏側となるので外観上の問題は
ない。また、表皮1は普通ウレタン2側の加熱装
置7および誘電性シート7′の熱と高周波温度で
融け、裏布3と普通ウレタン2と共に融着する
が、表皮1の表面側は加熱装置7の熱影響が少な
く、融けすぎたり、光沢が出たり、あるいは品質
劣化することはない。
上記加熱装置7の(ヒータなど)は、車両用シ
ートのような面積の広い製品の場合は、高周波型
6との平行度および型面平滑度を保つ事が困難で
ある。そこで加熱装置7の外側に弾性のある材料
(例、シリコン等の耐熱性人造ゴム)、耐熱性織物
などを貼付けてもよい。あるいは、加熱装置7の
表面に金属板を当てて、加熱装置7との間に高温
気体もしくは高温液体のクツシヨン層を設ける
か、もしくは上記高温気体、液体のみのヒータで
もよく、または、加熱装置7自体を弾性体に内蔵
させた構成にしてもよく、あるいは、加熱装置7
を分割してブロツク構成とし、そのブロツク一枚
の薄い金属板などを介在させて、ブロツクの高さ
を個々に調整することによつて被加熱材料の上下
方向の加圧を均等に調整するか、あるいは高周波
型の方を小ブロツクに分割し高さを調整するよう
にして上記両装置の平行度および型面平滑度を保
つようにする。
ートのような面積の広い製品の場合は、高周波型
6との平行度および型面平滑度を保つ事が困難で
ある。そこで加熱装置7の外側に弾性のある材料
(例、シリコン等の耐熱性人造ゴム)、耐熱性織物
などを貼付けてもよい。あるいは、加熱装置7の
表面に金属板を当てて、加熱装置7との間に高温
気体もしくは高温液体のクツシヨン層を設ける
か、もしくは上記高温気体、液体のみのヒータで
もよく、または、加熱装置7自体を弾性体に内蔵
させた構成にしてもよく、あるいは、加熱装置7
を分割してブロツク構成とし、そのブロツク一枚
の薄い金属板などを介在させて、ブロツクの高さ
を個々に調整することによつて被加熱材料の上下
方向の加圧を均等に調整するか、あるいは高周波
型の方を小ブロツクに分割し高さを調整するよう
にして上記両装置の平行度および型面平滑度を保
つようにする。
普通ウレタン2は高周波と加熱装置7と誘電性
シート7′との併用加熱で融けるが、この時高周
波発熱は加熱装置7と誘電性シート7′との発熱
により促進される傾向がある。すなわち誘電率は
温度と共に上がるのでこの現象を生ずるのであ
る。
シート7′との併用加熱で融けるが、この時高周
波発熱は加熱装置7と誘電性シート7′との発熱
により促進される傾向がある。すなわち誘電率は
温度と共に上がるのでこの現象を生ずるのであ
る。
熱のみでは融着しない天然繊維、動物の皮は人
工のものでも融けない織物、あるいは溶融性表皮
1でも表皮を融かさないものを使用し、普通ウレ
タン2と裏布3とを溶融もしくは、普通ウレタン
のみを溶融して上記表皮と共に三層を結合するこ
とができる。上記表皮1が融けない方法とは、表
皮1が加熱と型による加圧により変形、例えば薄
くなつてはいるが、表皮自体は融けていない状態
を言う。
工のものでも融けない織物、あるいは溶融性表皮
1でも表皮を融かさないものを使用し、普通ウレ
タン2と裏布3とを溶融もしくは、普通ウレタン
のみを溶融して上記表皮と共に三層を結合するこ
とができる。上記表皮1が融けない方法とは、表
皮1が加熱と型による加圧により変形、例えば薄
くなつてはいるが、表皮自体は融けていない状態
を言う。
前記表皮は一層に限るものではなく、例えば予
め異なる材質の2〜3層の様な多層をラミネート
して1体となつたものを使用して融着してもよ
く、或は本発明の融着と同時に多層を融着しても
よい。
め異なる材質の2〜3層の様な多層をラミネート
して1体となつたものを使用して融着してもよ
く、或は本発明の融着と同時に多層を融着しても
よい。
さらに、第6図に示すように、シートカバーを
図示しない座席枠体に取付けるに際して下方より
引張つて表皮1の上面に装飾的、機能的な凹みを
形成するに必要な吊り布11を取付ける場合は、
上記3層を重ねる際に吊り布11も添着させて、
上記融着方法により融着部10で一体に同時融着
する。
図示しない座席枠体に取付けるに際して下方より
引張つて表皮1の上面に装飾的、機能的な凹みを
形成するに必要な吊り布11を取付ける場合は、
上記3層を重ねる際に吊り布11も添着させて、
上記融着方法により融着部10で一体に同時融着
する。
上記吊り布11は従来ミシン縫いで取付けてい
たが、工数が多くかかつており、あるいは融着材
を使用して融着する場合は融着しない所があり、
しかも融着力が弱かつた。
たが、工数が多くかかつており、あるいは融着材
を使用して融着する場合は融着しない所があり、
しかも融着力が弱かつた。
本発明では各層自体が溶融して互いに融着一体
化しているので、融着強度は従来に比し格段に向
上する。
化しているので、融着強度は従来に比し格段に向
上する。
以上本発明については主は車両用シートについ
て説明したが、本発明製法はシートカバーのみに
限定するものではなく、車両用内装材、壁、天井
等の室内装飾品、トランクケース内壁、家具等に
も応用できる。
て説明したが、本発明製法はシートカバーのみに
限定するものではなく、車両用内装材、壁、天井
等の室内装飾品、トランクケース内壁、家具等に
も応用できる。
本発明製法によると、融着性の織物表皮の例で
は、表皮の表面の融け方が少ないか、または融け
ないので、外観その他品質の劣化を防ぐことがで
きる。
は、表皮の表面の融け方が少ないか、または融け
ないので、外観その他品質の劣化を防ぐことがで
きる。
表皮にビニールレザーを使用する場合は、ビニ
ールレザーのビニール部(ビニールレザーには通
常裏面に寒冷紗が貼着)は同時加熱の他の材料に
比べて低い温度で融けるが、本製法によると、ビ
ニールの表側が高温によりエンボス模様が消えた
り、光沢が出たり、ビニール再発泡などの外観そ
の他の品質劣化を生ずることはない。
ールレザーのビニール部(ビニールレザーには通
常裏面に寒冷紗が貼着)は同時加熱の他の材料に
比べて低い温度で融けるが、本製法によると、ビ
ニールの表側が高温によりエンボス模様が消えた
り、光沢が出たり、ビニール再発泡などの外観そ
の他の品質劣化を生ずることはない。
従来の例えば、粉末状融着材を普通のウレタン
に含浸させて融着した場合、融着材料の耐水性が
弱く、車両シートに水がかかつた時、表皮が織物
の場合は水がシート内に浸透し、融着部がはがれ
たり、はがれなくとも水が乾いた後は融着強度が
低下していた。これは水以外の液体の場合も同様
であつた。
に含浸させて融着した場合、融着材料の耐水性が
弱く、車両シートに水がかかつた時、表皮が織物
の場合は水がシート内に浸透し、融着部がはがれ
たり、はがれなくとも水が乾いた後は融着強度が
低下していた。これは水以外の液体の場合も同様
であつた。
本発明製法によると、耐水性が強く、材料自体
が融解して全面が融着するので、上記のようなこ
とはない。
が融解して全面が融着するので、上記のようなこ
とはない。
また、従来のように融着材の粉末を使用した場
合は、製造工程で粉の飛散、その他安全上、衛
生、公害上の問題があつたが、本発明製法では何
ら融着材を使用しないので上記のようなことは絶
対にない。
合は、製造工程で粉の飛散、その他安全上、衛
生、公害上の問題があつたが、本発明製法では何
ら融着材を使用しないので上記のようなことは絶
対にない。
従来の上記融着材、ウエルダフオーム材または
低融点ウレタンに比べて本発明に使用する普通ウ
レタンは物性(弾性強度、ヘタリなど)が優れて
いるので品質向上になる。また、上記ウエルダフ
オーム材、低融点ウレタンに比べて普通ウレタン
は価格が半分程度なので、品質向上とともにコス
ト低減となる効果がある。
低融点ウレタンに比べて本発明に使用する普通ウ
レタンは物性(弾性強度、ヘタリなど)が優れて
いるので品質向上になる。また、上記ウエルダフ
オーム材、低融点ウレタンに比べて普通ウレタン
は価格が半分程度なので、品質向上とともにコス
ト低減となる効果がある。
第1図は本発明製法に使用する加熱装置を併用
した高周波融着装置の断面図、第2図は多の同様
な装置の断面図、第3a図はシートカバーの断面
図、第3b図は第3a図のA部拡大図、第4図は
移動テーブルに設けた本装置の断面図、第5図は
ターンテーブルに設けた本装置の平面図、第6図
はシートカバーに吊り布を付けた例の断面図であ
る。 1……融着性表皮、2……普通ウレタン、3…
…裏布、4……高周波上部定盤、5……高周波下
部定盤、6……高周波型、7……加熱装置、7′
……誘電性シート、8……移動テーブル、9……
ターンテーブル、10……融着部、11……吊り
布。
した高周波融着装置の断面図、第2図は多の同様
な装置の断面図、第3a図はシートカバーの断面
図、第3b図は第3a図のA部拡大図、第4図は
移動テーブルに設けた本装置の断面図、第5図は
ターンテーブルに設けた本装置の平面図、第6図
はシートカバーに吊り布を付けた例の断面図であ
る。 1……融着性表皮、2……普通ウレタン、3…
…裏布、4……高周波上部定盤、5……高周波下
部定盤、6……高周波型、7……加熱装置、7′
……誘電性シート、8……移動テーブル、9……
ターンテーブル、10……融着部、11……吊り
布。
Claims (1)
- 1 表皮、普通ウレタンおよび裏布の順に積層
し、所望部分を高周波加熱により一体に融着させ
るシートカバーの製法において、上記三層を一方
の高周波定盤と高周波型を装着した他方の高周波
定盤との間に挿在させ、高周波印加の間誘電加熱
を受けこの誘電加熱により発生した熱を蓄積する
誘電性シートを前記高周波定盤上に配置し、上記
高周波定盤間で押圧されその際印加される高周波
による加熱および上記誘電性シートからの熱によ
り上記三層を前記高周波型の当たるところで一体
に融着することを特徴とするシートカバーの製
法。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15362178A JPS5581143A (en) | 1978-12-14 | 1978-12-14 | Method of making seat cover |
IT2789579A IT1125919B (it) | 1978-12-14 | 1979-12-07 | Metodo e apparecchiatura per la rpoduzione di cuscini di sedile e prodotti con cio' ottenuti |
US06/102,399 US4313776A (en) | 1978-12-14 | 1979-12-11 | Method of producing seat cushion member |
AU53719/79A AU514366B2 (en) | 1978-12-14 | 1979-12-12 | Laminated seat cushion |
SE7910278A SE435036B (sv) | 1978-12-14 | 1979-12-13 | Sett och anordning for framstellning av en sittdyna |
GB7943016A GB2040802B (en) | 1978-12-14 | 1979-12-13 | Laminating method and apparatus |
FR7930679A FR2444002A1 (fr) | 1978-12-14 | 1979-12-14 | Methode et appareil pour la fabrication d'un element de coussin de siege et produit obtenu |
DE2950486A DE2950486C2 (de) | 1978-12-14 | 1979-12-14 | Vorrichtung zum Herstellen eines Sitzpolsterelementes |
US06/203,402 US4378396A (en) | 1978-12-14 | 1980-10-27 | Seat cushion cover member |
US06/203,401 US4352709A (en) | 1978-12-14 | 1980-10-27 | Apparatus for producing seat cushion member |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15362178A JPS5581143A (en) | 1978-12-14 | 1978-12-14 | Method of making seat cover |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5581143A JPS5581143A (en) | 1980-06-18 |
JPS6261424B2 true JPS6261424B2 (ja) | 1987-12-21 |
Family
ID=15566485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15362178A Granted JPS5581143A (en) | 1978-12-14 | 1978-12-14 | Method of making seat cover |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5581143A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59192533A (ja) * | 1983-04-15 | 1984-10-31 | Pearl Kogyo Kk | シ−トカバ−の接着方法 |
JP5700812B2 (ja) * | 2011-03-31 | 2015-04-15 | アキレス株式会社 | シート材 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4331715Y1 (ja) * | 1965-09-01 | 1968-12-23 | ||
JPS4879886A (ja) * | 1972-01-27 | 1973-10-26 | ||
JPS52108468A (en) * | 1976-03-09 | 1977-09-10 | Hiraoka Shokusen | Method of adhesion of themoplastic polymer by fusion using high frfqvency wave |
-
1978
- 1978-12-14 JP JP15362178A patent/JPS5581143A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4331715Y1 (ja) * | 1965-09-01 | 1968-12-23 | ||
JPS4879886A (ja) * | 1972-01-27 | 1973-10-26 | ||
JPS52108468A (en) * | 1976-03-09 | 1977-09-10 | Hiraoka Shokusen | Method of adhesion of themoplastic polymer by fusion using high frfqvency wave |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5581143A (en) | 1980-06-18 |
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