JPS6260563A - 腹膜透析用浸透剤 - Google Patents

腹膜透析用浸透剤

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JPS6260563A
JPS6260563A JP61214979A JP21497986A JPS6260563A JP S6260563 A JPS6260563 A JP S6260563A JP 61214979 A JP61214979 A JP 61214979A JP 21497986 A JP21497986 A JP 21497986A JP S6260563 A JPS6260563 A JP S6260563A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] この発明は、新規腹膜透析法に関するものである。さら
に具体的には、腹膜透析物中におけろ浸透剤としての比
較的低分子量のペプチドの使用に関するものである。
[先行技術および発明の経緯] 咄乳動物の腎臓の正常な機能としては、一定の酸−塩基
および電解質均衡を維持し、過剰の体液を除去し、血液
から望ましくない体の代謝産物を除去する作用が挙げら
れる。末期腎臓病を患う側体においてこの腎機能は正常
レベルの5%以下まで低下し得る。腎機能がこの点まで
減少した場合、生命を維持するためにし腎臓機能に代わ
る人工的手段を用いなければならない。これは臨床的に
は透析の使用により達成される。このための最も一般的
な方法の1つは血液透析であり、この方法の場合患者の
血液を人工腎臓透析機に通すことになる。この機械にお
いて合成非透過性膜は人工腎臓として作用し、患者の血
液をその片側に接触させ、膜の反対側に透析流体または
透析物(剤)を接触させる。従って、これは患者の血液
中の望ましくない産物が自然に拡散により膜から流体中
へ通過するような組成となっている。こうして血液は、
本来腎臓が機能する場合と実質的に同じ方法で浄化され
、そして血液は患者の体内へ戻される。この透析方法を
用いた場合、患者は物理的には週に何回も数時間機械に
「つながれ(hooked  up)Jなければならな
い。明らかな理由により、この方法は有効ではあるが多
くの不都合さを示す。
血液の体外処置を必要とする血液透析にともなう幾つか
の不都合さは、患者自身の腹膜を必要とされる半透膜と
して使用する技術を用いることにより克服される。腹膜
は多数の血管および毛細管を有する体腔の膜質内層であ
るため、天然半透膜として作用することができる。腹壁
のカテーテルにより透析溶液を腹腔へ導入する。透析物
を適当な期間滞留させることにより透析物および血液管
の溶質交換が行なわれる。血液から透析物への適当な浸
透圧勾配を与えることにより流体が除去され、血液から
水を流出させることができる。すなわち、適切な酸−塩
基および電解質および流体の均衡を血液に戻し、また透
析溶液を体腔からカテーテルにより簡単に排出させる。
複数のタイプの腹膜透析が存在するが、連続通院腹膜透
析(CAPD)として知られている技術が特に好ましい
これは溶質および流体交換が行なわれている間患者を機
械につないでおく必要がないからである。
必要とされる定帯期間は、透析溶液の注入および排出中
のみである。
腹膜透析の最ら難しい面の1つであり、また最も重要な
面の1つは、必要な浸透圧勾配を達成するために透析物
中に含有させる適当な浸透剤を見つけることである。こ
こで用いられる浸透活性剤とは、水および毒性物質が腹
膜を通り透析溶液中へ移動するために必要な浸透勾配を
維持できろ、透析溶液に存在する物質を欣味する。適当
な剤は少なくとも2つの重大な基準を満たすべきである
第1に、ある程度生物学的に不活性、すなわち非毒性お
よび代謝可能なものでなければならず、また第2に、好
ましくは腹膜から血液中へ急速に通過するべきてはない
。これは最大限外濾過勾配を維持させ、また血液中にお
いて毒性または望ましくない物質の蓄積を防ぐことにな
る。腹膜に置かれたほとんどすべての物質は、緩慢なリ
ンパ排出または腹膜透析により結局は循環系へ出て行く
ため、毒性か存在しないということは特に重要である。
現在まで多くの様々な物質を用いて様々な成功もおさめ
られてきたが、これらの要求を完全に満たす物質はまだ
知られていない。一般的に最も広く認められてきた剤は
グルコースである。グルコースは非毒性であるという利
点を有し、また血液中に入った場合容易に代謝ができる
。しかしながら、これを使用した場合の主たる問題点は
、透折物から血液へ容易に取り込まれてしまうことであ
る。前述のように、物質はすべて結局は循環系へ進むが
、グルコースの場合、あまりにも急速に腹膜を通るため
、注入2〜3時間以内に浸透圧勾配はくずれることにな
る。これは限外濾過の方向の反転をもたらすことさえあ
り得、水が交換に許された時間の終わり近くに透析物か
ら再吸収されるという望ましくない結果をもたらす。さ
らに、取り入れられるグルコースの量は、患者のエネル
ギー摂取の大部分に相当し得、12〜35%の高さであ
り得る。これは非糖尿病患者の場合大した影響はないが
、グルコース耐性がすでに損なわれている患者の場合重
大な代謝負担であり得る。このように負担が加えられた
結果、多くのCAPD患者で見られるように高血糖症お
よび肥満を併発し得る。糖尿病患者の場合、加えられた
グルコース負担に起因する低血糖症の危険を減するため
に、腹膜透析物にインシュリンを加えなければならない
という別の不都合さおよび危険にかかわることになる。
グルコースの使用はまた、透析物製造においてら問題を
もたらす。一般に透析物の殺菌は、生理学的p■1値で
グルコースのカラメル化をひき起こす加熱により行なわ
れる。これを償うために、透析物のp I−1を通常5
.0〜5.5のl)H範囲に調節する。この低p H値
は、体内での正常値よりかなり低いため、流入時に苦痛
を経験する患者もあり得、また溶質浄化の低下をもたら
す腹膜硬化の原因としなり得る[シュミット等、[アー
カイブス・オブ・インターナル・メドウシンJ(Arc
h、  I nL。
Med、)、141巻、1265〜1266頁(198
0年)]。
これらの不利益があるため、浸透剤としてグルコースに
代わる適当なものを発見することが強く望まれる。多く
の物質が、生物学的に不活性であり、容易に腹膜を通過
せず、非毒性であり、適当な浸透圧を発揮するという基
準を満たすものとして提案されてきた。現在まで、これ
らの中でグルコースに代わる適当な代用物であることが
判明した物質はない。例えば、デキストラン〔ジェシン
グ、[アクタ・メゾイカ・スカンジナビカJ(A et
aMed、 S can、)、185巻、237〜23
9頁(1960年)」またはポリアニオン(米国特許第
4339433号)の使用が提案されてきたが、それは
これらが高分子量であるため腹膜から血液中への拡散が
最少限になるからである。しかしながら、溶質移動過程
におけるリンパ系の役割が明らかに高分子量自体の利点
を制限する[アレン等、「アメリカン・ツヤ−ナル・オ
ブ・フィジオロジーJ(Amer、 J 、 P hy
siol、)、119巻776〜782頁(1937年
)]。また、ポボリアニオについては、はとんどが代謝
不可能であるため、これらの毒性作用が何であるかに関
しては未知である。代謝に関する同様の問題がソルビト
ール、キシリトールおよびグルコースポリマー類のよう
な化合物にも認められる。非常にゆっくりと代謝される
ソルビトールは、高浸透圧性昏睡および致死の症例と関
連性があるため[ラシャ等、「アナルス・オブ・インタ
ーナル・メドゥシンJ(Ann、 I nt、Med、
)、73巻、993〜994頁(1970年)コ、もは
や使用されていない。またキシリトールおよびグルコー
スポリマーは共に血液中に蓄積する傾向があり不快な副
作用をともない得る[バジャト等、「トランザクション
ズ・オブ・ジ・アメリカン・ソサエティー・オブ・アー
ティフィシャル・インターメディエイト・オーガンズj
(T rans A mer、 S oc、 Arti
l I nterm、 Organs)、28巻、28
0〜286頁(1982年)]。フルクトースは浸透能
力の点ではグルコースに匹敵するが、これもまた多くの
同様な不利益を示す。コストが高いため、普及するには
至らなかった。
グルコースと置き換えられるものとして提案されたアミ
ノ酸の使用の方が前記のものより有望である。アミノ酸
は耐性良好であり、既知の有害な副作用を伴わない[オ
ーレン等、「ペリトネアル・ダイアリシス・ブレタンJ
(Perit、Dial、Bull、)、3巻、66〜
72頁コ。アミノ酸は低分子量であるため、質量ベース
でグルコースよりも高い浸透作用を発揮する。しかしな
がらこのことはまた、結果として浸透勾配の急速な喪失
の原因となる血液中へのかなり急速な摂取をもたらし得
る。グルコースとは異なってアミノ酸摂取は多くのCA
PD患者に認められる蛋白質喪失を補い得るという点で
有益であり得るが、グルコースと比べた場合にアミノ酸
溶液のコストが非常に高いという重大な不利益が存在す
る。さらに。アミノ酸を急速に摂取するとかなりの窒素
負担が生じるため、血中の尿素窒素レベルが著しく増加
する。すなわち、アミノ酸ですら適当な代用物を提供す
るとは考えられない。
しかしながら、この発明は、グルコースに代わり安全で
有益なだけでなく経済的にも実行可能な浸透剤を用いて
腹膜透析方法に改善をもたらすものである。意外なこと
に、乳漿(ホエー、whey )蛋白質のような高品質
蛋白質を酵素加水分解することから得られる比較的低分
子量のオリゴペプチド類(300〜2000ダルトン)
の混合物が、腹膜透析溶液における有効な浸透剤として
用いられ得ることが発見された。アミノ酸溶液と比べて
幾分高いペプチド分子■が、血液中への急速な摂取が抑
えるため、浸透勾配をさらに効果的に維持し、また血液
中の窒素の望ましくない増加を防ぐことができる。ペプ
チド混合物は最終的には非常にゆっくりではあるが血清
中に吸収されるため、さらに高品質蛋白質由来の貴重な
食餌補足物をもたらす。
結局、このペプチド混合物は浸透剤の安価で容易に得ら
れる原料を提供する。医薬目的に用いられる他のペプチ
ド混合物については既に記載がなされた。例えば米国特
許第4427658号は乳漿蛋白質の酵素加水分解から
得られた蛋白質加水分解物について記載している。その
場合、小さなペプチドから大きなペプチドの分離を行わ
ずにほとんど全部の酵素加水分解を遂行することが要求
された。したがって、生成物は明らかに最終混合物中に
5000ダルトンまたはそれ以上のかなり大きなサイズ
のペプチドを含んでいる。腹膜から血液への飲作用摂取
が知られているため、これらは抗原性および/またはア
レルギー性の危険を呈し得る。この点が、この発明によ
る注意深く分離され、比較的低分子量の混合物とはかな
り違ってい[発明の記載] この発明は、ペプチド混合物、すなわち実質的に300
〜2000ダルトンの分子量および150〜1500の
当量重重を有するペプチドからなる混合物の浸透有効量
および電解質浸透均衡腹膜透析溶液を含む腹膜透析に有
用な組成物に関するものである。
またこの発明は、透析を必要とする患者に前記の低分子
量ペプチドの浸透有効量を含む腹膜透析物の治療有効量
を投与することからなる腹膜透析方法に関するものであ
る。
さらにこの発明は、浸透活性剤として小さなペプチドか
らなる前記混合物を含む腹膜透析物に関するものである
またこの発明は、溶質を移動させ得る透析膜の片側と水
溶液を接触させ、同時に膜の反対側を逆浸透ユニットか
ら得られレザーバーから供給された実質的純水と接触さ
せ(ただしこの水の溶質濃度は溶質を膜から水中へ移動
させるのに充分なものである)、水および移動した溶質
をレザーバーに送り、そしてレザーバーに送られた溶質
を逆浸透膜の溶質保持性により蓄積させることからなる
低分子量溶質の単離方法を提供する。
第1図は、単離を目的とする透析−逆浸透を組合わせた
機構の概略を表わしたものである。
第2図は、実施例IBで製造されたペプチド混合物の溶
離パターンを示す。
第3図は、60分間にわたって腹膜に残存する、アミン
末端基として表わされたペプチドの平均量を示す。
第4図は、60分間にわたって腹膜に残存するグルコー
スの平均量を示す。
この発明の医薬組成物は、活性浸透剤として各ペプチド
が上限2000ダルトンの分子量を有している、種々の
分子量分布を示すペプチドフラクションを含む。一般的
には、ペプチドのアミノ酸組成は特に重要ではなく、勿
論混合物が由来する原料の蛋白質により異なる。最も重
要な点は、低分子奄群の選択であり、既に説明したよう
に腹膜を急速に通過し得ない程度に充分大きく、かつ要
求される浸透勾配を維持し得る程度に充分小さくなけれ
ばならない。測定結果によると、含まれるペプチド類の
最ら効果的なサイズ範囲は約300〜2000ダルトン
である。当量重量は約150〜1500であるべきで、
好ましい平均当量重量は約250〜750である。
ペプチド混合物は大きな蛋白質の加水分解により容易に
製造され得る。蛋白質加水分解は、多くの公知方法によ
り行なわれ得る。例えば、一般的な加水分解技術は、強
い鉱酸またはアルカリの存在下における蛋白質の煮沸で
ある。しかしながら、この方法は多くの遊離アミノ酸を
破壊する可能性があり、または少なくとも変性させると
いう望ましくない結果をもたらす。また製造される生成
物を制御するのも困難である。酸加水分解は必ずしもあ
らゆる場合に同じ状態で蛋白質を破壊するわけではない
ため、予測し得ない生成物を生ずることになる。またこ
の反応は非常に急激であり、注意深くモニターしなけれ
ば小さなペプチドからなる所望の混合物ではなく個々の
アミノ酸の集合体が生成してしまう。すなわち、酸加水
分解はこの目的には不適当であると思われる。加水分解
手段の第2の可能性としては例えばヒドロキシアミンま
たは2−ニトロ−5−チオシアノベンゾエートのような
様々な化学試薬が挙げられるが、どれら鎖の特異的部分
でしか蛋白質を開裂しない。所望のペプチド混合物を得
るためには酵素加水分解の使用を選ぶことが好ましい。
酵素加水分解は比較的制御しやすいという重要な利点を
有しているため、完全な加水分解が起こる訳ではなく、
生成物は所望の分子量組成を有する。
適当な加水分解剤は、広範な種類の酵素から選択され得
る。中でも可能な選択例を若干挙げるとトリプシン、キ
モトリプシン、パパイン、ペプシンまたはある種の微生
物プロテアーゼ類がある。
蛋白質加水分解酵素の混合物例えばバンクレアチン(キ
モトリプシンおよびトリプシン)も用いられ得る。これ
らは各々一般に特異的部位で蛋白質を開裂する。例えば
、トリプシンは、リジンおよびアルギニン残基のカルボ
キシル側でのみ蛋白質を開裂する。キモトリプシンは、
芳香族アミノ酸のカルボキシル側を選択的に攻撃する。
ペプシンは好んで疎水性アミノ酸を開裂する。他の蛋白
質加水分解酵素の様々な特異性もよく知られており、経
験を積んだ化学者なら容易に入手できるものである。こ
の特異性ゆえに、最終生成物のペプチド混合物は加水分
解に使用された酵素により少なくとも部分的に異なった
ものとなる。しかしながら、後に示すように、ペプチド
混合物の実際の組成は、適正な重量オスモル濃度が得ら
れれば、ペプチドは所望のサイズ範囲内となり、はとん
どまたは全く重要ではなくなる。当業界の熟練者にはど
のタイプの酵素がこの目的に有用であるか明らかであろ
う。
勿論、製造される生成物のタイプに影響を与える別の可
変要素は加水分解される蛋白質のタイプである。実質的
にはいかなるタイプの食餌蛋白質でも適当な基質である
が、用いられる蛋白質は高品質蛋白質であるのか好まし
い。特許請求の範囲を含むこの明細書中で用いられてい
る高品質蛋白質の語は、高比率、一般的には少なくとも
50%および好ましくは60%〜70%の範囲で必須ア
ミノ酸、すなわちリジン、ロイシン、イソロイシン、メ
チオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトフ
ァン、バリンおよびヒスチジンを含む蛋白質を意味する
。一般的には、この意味では動物性蛋白質の方か植物性
蛋白質より高品質であることが多い。高品質蛋白質の特
に優れた原料としてはコラーゲン、ある種の牛乳蛋白質
、例えば乳漿、および卵蛋白質、特に卵アルブミンが挙
げられるが、適当な比率のアミノ酸を供給する蛋白質な
らいずれも有用である。しかしながら、ある種の蛋白質
、例えばカゼインは高いパーセンテージで燐を含んでお
り、尿毒症において燐摂取を制限する必要があるため、
適当な基質ではない。高品質蛋白質が好ましい理由は、
アミノ酸のようにペプチドは容易に腹膜を通って拡散す
ることはないが、ある程度の拡散は不可避であるからで
ある。
混合物中の少なくとも若干のペプチドは事実血流へ入っ
てくるため、入ってくるものが栄養価値のあることを確
実にすることが望ましい。すなわち膜を通って拡散が起
こる場合、透析物はまたある程度非経口的食餌補充物と
しても役立つ。
ペプチド生成に最も好ましい蛋白質基質は、乳漿蛋白質
である。乳漿蛋白質とは、乳汁の酸性化後、すなわち燐
蛋白質カゼインの沈澱後溶液に残存する物質である。乳
漿蛋白質は主としてβ−ラクトグロブリン、α−ラクト
アルブミン、イムノグロブリンおよび牛血清アルブミン
からなり、60%以上がβ−ラクトグロブリンおよびα
−ラクトアルブミンフラクションにより構成されている
これら2種の蛋白質のアミノ酸組成はよく知られている
(第1表に示す)。乳漿蛋白質は容易に得られ、比較的
安価で製造されるという2つの利点を有する。
第1表 β−ラクトグロブリンおよびα−ラクトアルブミンのア
ミノ酸組成 β−ラクトグロブリン               
  α−ラクトアルブミンj         Asp
(D)           134        
    A 5n(N)             8
3            Asx(B)      
       −8Thr(T)          
   77           5er(S)   
          79            G
lu(E)             89     
       Gin(Q)            
 57            Glx(Z)    
         −8Pro(P)        
     23            Gly(G)
             614         
   Ala(A)             35 
           Cys(C)        
     81 0            Val(
V)             64        
    Met(M’)              
110           11e(1)     
        822            Le
u(L)            134      
      Tyr(Y)             
44            Phe(F)     
        42            Try
(W)             41 5     
      Lys(K)           l 
 22            His(H)    
         33            Ar
g(R)              1個々の乳漿蛋
白質は、硫酸アンモニウム溶液中における分別溶解度に
より容易に単離され得る。264g、Qの硫酸アンモニ
ウム中における溶解度により様々な物質から蛋白質を分
離することを目的とする様々な案が存在する[例えば、
アームストロング等、「ビオキミカ・エト・ビオフィジ
カ・アクタJ(B iochim、 B 1ophys
、 A cta)、147巻、60〜72頁(1967
年)、アシャフエンベルク等、「バイオケミカル・ジャ
ーナルJ(B iochem。
J、)、65巻、273〜277頁(1957年)、セ
ルボン等、「ビオキミカ・エト・ビオフィジ力・アクタ
J(Biochim、 Biophys、 Acta)
、295巻、555〜563頁(1973年)参照]。
また別法として、個々の乳漿蛋白質を商業的に入手(シ
グマ社)するかまたは混合蛋白質濃縮物(エクスプレス
・フープ)として得ることも可能である。
蛋白質の原料および加水分解に用いられる酵素により実
際のペプチド組成は異なるということは、前記の熟練し
た化学者には直ちに理解できるものノ酸(It数も可)
について蛋白質を攻撃するため、酵素は支配的なもので
ある。すなわち、例えばトリプシンを用いる場合、基質
が同一であれば、用いる都度小ペプチドからなる同一の
群が生成される。したがって、制御された一連の反応条
件を与えた場合、同じ純粋酵素および同じ出発蛋白質を
用いて予測可能なペプチド混合物を製造することは常に
可能である。確かに、はとんどの市販の酵素には少量の
他のプロテアーゼが混入し得る。ペプチドを酵素と接触
させたままにした場合、これらの混入物質は多量の遊離
アミノ酸生成の原因となり得る。ペプチド生成時に反応
器から所望のサイズのペプチドを除去することにより、
大部分望ましくないアミノ酸生成の問題は避けられる。
事実、ペプチド混合物の実際の組成は、少なくとも何の
ペプチドが存在するかに関し、大部分無関係であること
は容易に理解されよう。重要な要素は、確実に生成され
たペプチドのサイズが前述の300〜2000ダルトン
の範囲内に維持されているこ2であるへ 前述したように、加水分解が適当な分子量ペプチド組成
をもたらすことを確実にするために加水分解プロセスを
進行に応じてモニターすることが重要である。これは酵
素プロセスの進行が比較的緩慢であるため容易になされ
るが、かなりの量のアミノ酸が混合物の一部にならない
ことをさらに確実にするため、用いられる酵素に最適で
はない温度および/またはpalで反応させることによ
り酵素開裂速度を非常に緩慢にすることができる。
所望の混合物を生成するために要求される条件は、用い
る酵素により必然的に異なる。蛋白質の酵素加水分解は
いずれもよく知られた方法であるため、かなり多数の様
々な酵素を用いる最適な蛋白質加水分解に要求される条
件は文献から容易に得られ゛る(例えば、ごく少数の公
知方法については米国特許第4427658および41
45445号参照)。それほど経験のない平均的化学者
でも入手可能な情報を与えれば用いる基質および酵素に
最適な方法を選択することができる。
前述から明らかなように、この発明は任意の蛋白質加水
分解酵素またはこれらの酵素の組み合わせを用い得るが
、特に好ましい酵素はパンクレアヂン、またはその構成
酵素であるキモトリプシンおよびトリプシンである。さ
らにプロテアーゼ混入の可能性があるため過剰量のアミ
ノ酸生成の問題を緩和するためには、酵素対基質の比率
をかなり低く、すなわち0.5%〜最大約5.0%の範
囲内に保つべきである。加水分解工程が完了し、所望の
ペプチド配合が得られた後、様々な方法によりペプチド
が反応混合物から精製および分離され得る。主として最
終分子型範囲もまた後述するように用いられた分離方法
により異なる。
この発明の好ましい生成物は、高品質蛋白質の酵素加水
分解により生成されたペプチドの混合物を含む治療用組
成物であり、前記混合物は下記特徴、すなわち、 a)混合物は実質的に300〜2000ダルトンの分子
量を有するペプチドからなること、b)混合物は5モル
パーセント以下の遊離アミノ酸を含んでいること、 C)混合物は少なくとも50%の必須アミノ酸をペプチ
ド形態で含んでいること、 d)混合物は、腹膜透析溶液に充分量で加えられた場合
浸透的に有効であること、およびe)混合物は約150
〜l500の重量の成分当量を有すること を呈する。
特に好ましい組成物は、高品質蛋白質が乳漿蛋 、白質
であり、これかトリプシンおよびキモトリプシンの組み
合わせにより加水分解され、最終混合物が約60〜70
%の必須アミノ酸成分を含むものである。前述したよう
に、これらの組成物は、腹膜透析溶液における浸透剤と
して治療用に用いられ得るが、高いレベルで必須アミノ
酸を含むため、非経口的食餌補充物の一部としても用い
られ得る。
前述したことから明らかなように、非常に重要な最終生
成物の特徴は、溶液中に含まれるペプチドが非常に特異
的な分子量範囲内、すなわち約300〜約2000ダル
トンであるということである。ペプチド分子の当型重量
とは、分子の電荷に関する分子の分子量を表わしたもの
であり、好ましくは150〜1500の範囲である。分
子の電荷は混合物および溶液の全体的な浸透係数の一因
となる。2000ダルトンを越える分子量の分子の場合
浸透により進められる限外濾過はほとんどなく、また非
常に小さい分子の場合あまりにも速く循環系へ漏出して
しまう。すなわち重要なのは、必要とされる分子量範囲
を確実に得られる方法での加水分解反応および生成物の
制御を可能にすることである。
溶液のペプチド成分を単離および/または精製する様々
な方法が当技術分野には存在する。例えば、トリクロロ
酢酸(TCA、)を用いて反応溶液中に残存する蛋白質
および酵素をすべて沈澱させることができる。別法とし
て、水混和性蛋白質沈澱剤、例えばアセトニトリル(A
CN)蛋白質は、溶液に残存するペプチドと約35〜4
5%のACN濃度で沈澱する。さらに、ポリエチレンオ
キシドを加えて相分離を起こさせる容量排除法を用いる
ことができる。しかしながら、これらの方法はどれも望
みどおりの生成物、すなわち特異的分子量組成のベプヂ
ド混合物の生成を確実にすることはできない。
限外濾過は、特異的分子量の最終生成物を所望する場合
最も頻繁に用いられる技術である。しかしながら、限外
濾過もまた、分離されるべき成分の分子量に少なくとも
約10倍の差がなければ確実な分離は達成され得ないと
いう非常に不利な面を有する。事実、この発明の生成物
の分離に実験的に用いた場合、2000分子量でカット
オフする限外濾過フィルターを選んだのにもかかわらず
、最終溶液中には2000ダルトンよりかなり高い分子
量の分子がみられることも珍しいことではなかった(実
施例2参照)。要するに成分の分子サイズが不均一な母
体混合物から低分子量生成物を直接的に単離する確実な
方法は一般的に得られないということである。
しかしながら、この発明の浸透剤製造と関連して、不均
一分散分子量混合物からの低分子量溶質の単離システム
は開発された。この方法は、透析および逆浸透という単
純ではあるが予想外の組み合わせに基づくものであり、
この発明の生成物に必要なペプチド分離に特に適してい
ることが判明した。しかしながら、この用途はベプヂド
類に限定される訳ではない。事実、実質的にいかなるタ
イプの低分子量溶質の分離にも用いられ得る。特許請求
の範囲を含むこの明細書中で用いられている「低分子量
」の語は、分子サイズが約5000ダルトンまたはそれ
以下であることを意味する。
大体、第1図で概略を示したプロセスは次のように進行
する。単離されるべき溶質を含む水溶液が透析装置ユニ
ットlを通って潅流し、ソースレザーバー(第1図の「
反応器」2)に戻される。透析装置1の膜は水溶液と反
対側を逆浸透ユニット3により供給された真水の流れに
より洗浄する。逆浸透ユニット3は加圧されて実質的純
水の供給を行なうが、これにより膜から流れの中への比
較的濃縮された溶質の透析を可能とするのに充分な濃度
勾配がもたらされる。2000ダルトンを越える分子量
を有する種類のものは一般に透析膜を通過する率があま
り高くないため、これらの大きな種類のものは溶液中に
残り、ソースレザーバーへ戻されることになるが、低分
子量(2000ダルトン未満)生成物の場合、真水流を
通り、逆浸透レザーバーへ流入する。逆浸透レザーバー
から出た流体に圧力をかけると、逆浸透エレメントは純
水のみを透過させ、この純水が次に透析膜と接触し、こ
の透析膜において再び透析可能な低分子量のものが蓄積
され、これらが濃縮される逆浸透レザーバーに運ばれる
ことになる。逆浸透レザーバーの逆浸透圧が純水の生成
を著しく妨げだすときまで、または原料物質を使いきる
までこのプロセスは続けられ得る。次にこうして生成さ
れた濃縮生成物はさらに公知方法により単離されるか、
または必要に応じて使用され得る。
透析工程および逆浸透工程の背景の原理は共によく知ら
れているため、ここで詳しく述べる必要はない。逆浸透
は水の精製に常用されており(米圧をかけることにより
半透膜を通過して濃縮溶液からこれより希釈な流体(例
、水または空気)へと溶媒を移動さけ得る方法として特
性を表わすことができる。同時にこの方法の場合溶媒を
精製し、それに含まれた溶質を単離することになる。透
析は、結果的に2つの液体を分離する膜を通して溶質が
移動することによる、高い溶質濃度を有する液体から低
い溶質濃度を有する液体への溶質分子の移動ともいうべ
き受動的プロセスとして定義され得る。透析単独の使用
は主として現在血液透析の場合のように非常に大きな分
子から非常に小さな分子を分離する場合に限られている
以前に様々な目的を達成するために様々な膜分離方法が
組み合わされた。例えば、米国特許第3472765号
は、生物学的反応系における微生物をそれらの担体液体
またはそれらの望ましい代謝産物から分離するために逆
浸透および限外濾過の組み合わせを適用している。この
方法は主として限外濾過膜の推定分子量のカットオフに
基づくtlのである、同様に、米国特許第400006
5号では10000未満の分子量を有し得る有機汚染物
質を低レベルで含む水溶液を精製するために逆浸透およ
び限外濾過を組み合わせている。この方法は含有された
汚染物質の限られた溶解度範囲にかなり依存しており、
また所望の生成物を得るために限外濾過の方を重視して
いるものである。
これらの方法では各々水溶液から低分子量物質を分離で
きることが主張されている。しかしながら、いずれも狭
い範囲の低分子量溶質を含む生成物を非常に近い分子量
を有する他の溶質から分離することができる分離方法を
記載してはいない。限外濾過膜のカットオフ点がさらに
信用できるものではないということが以前に検討された
。すなわち、これらの方法はいずれもこの発明の生成物
の製造に適しているとは思われない。米国特許第377
4763号は、逆浸透を用いた水の精製方法を記載して
おり、前記の精製水を次に血液透析ユニットに用い得る
ものとしている。しかしながら、逆浸透方法は複雑で、
様々な付加的要素、例えば脱イオン体を必要とし、さら
にまた、水が一度精製されてしまうと、透析ユニットと
の相互作用は継続しない。
しかしながら、この明細書に記載された新規方法は、水
溶液における溶質の溶解度が低いことを必要とせず、限
外濾過方法と関連した不都合さえも伴わない。代わりに
この発明の方法は、透析方法の本来の限界を有利に用い
ることにより2000ダルトンまたはそれ未満の分子を
非常に近い分子量の化合物からなる不均一混合物から分
離するもので、また逆浸透処理を用いて分離を促進する
ことにより透析処理に用いられる純水の継続的な供給源
をもたらし、かつ逆浸透レザーバーに透析可能な生成物
を濃縮形態で続けて蓄積させる。得られた最終生成物は
特定範囲の低分子量ペプチドを含む溶液の要求を満たす
ものである。このプロセスは単純で、実質的には逆浸透
レザーバー中の溶質濃度が逆浸透段階を続けるための充
分な圧力の生成を妨げる程度になるまで連続的に繰り返
され得る2段階工程のみを必要とする。この方法は完了
時に必ずしもそれ以上の分離または精製処理を必要とは
しないという別の利点を有する。
この発明の工程で用いられる要素は、当技術分野で公知
の任意の透析および逆浸透装置であり得る。また各々の
ユニットは、温度、圧力、供給速度等について公知手順
にしたがい操作され得る。
透析装置における作動圧力は一般にわずか500ax、
好ましくはそれ未満であるべきである。逆浸透ユニット
の高圧部分の作動圧力は、逆浸透レザーバー中の溶液の
浸透圧を越えていなくてはならず、また真水の透過水流
を生成し、これに対して反応器からの溶質を含む流れが
透析されるように充分高くなければならない。この発明
の生成物製造における逆浸透ユニットの一般的な作動圧
力は150〜300 psi、好ましくは200〜25
0psiである。しかしながら、小さなペプチド以外の
場合、単離されるべき生成物により圧力は異なり得ると
いうことは経験豊かな化学者には明らかであろう。2つ
のユニットの適当な結合手段は、任意のタイプの不活性
で非毒性物質、例えばプラス$−,#fJ−IJrtl
+L、A%lj?−11n口「ゴ:mUfk、ツー士、
−へtし高圧プラスチックラインを必要とする逆浸透の
ポンプおよび循環ライン間の結合は例外である。
透析および逆浸透プロセスで用いるのに適した広範な種
類の膜は当業界で公知である[例えば、キルクーオドマ
ー編、[エンサイクロペディア・オブ・ケミカル・テク
ノロジー](E ncyclopedia ofChe
mical Technology)、第3版、7巻、
「透析」(1979年)および20巻、「逆浸透J(1
982年)参照]。実質的に透析特性を有する公知の膜
ならいずれも透析に用いられ得る。これらは例えばセル
ロース、セルロースアセテート、エチレンビニルアルコ
ール、ポリアクリロニトリルまたはポリメチルメタクリ
レートから製造され得る。ペプチド混合物の製造におい
て、セルロース膜が好んで用いられ、特に中空ファイバ
ー膜および関連した透析装置に用いられる。これらの膜
はほとんどがこの発明の方法に適したものである透過性
の範囲で得られる。使用される膜は必要とされる所望の
分子の平均サイズに基づいて選択される。例えば、I(
F−140透析装置(コープ・ラボラトリ−ズ)に含ま
れるような「普通の」透過性を有する膜は、一般に15
00を越える分子量を有するものに対して不浸透性であ
る。しかしながら、少し大きい分子量サイズを望む場合
、ある種のファイバー、例えばD 2−1(D F (
エンカ)なら3000〜4000ダルトンの分子量まで
、透過可能である。市販されている膜の透過性は公知で
あり、経験豊かな化学者の技能によれば、単離すべき分
子のサイズおよび種類により目的に最もかなった膜を決
定することは可能である。逆浸透膜に関しては、高レベ
ルの電解質保持性を有する膜が適している。らせん状に
巻いた配置(conf igurat 1on)をした
薄いフィルム合成膜がこの方法に特に有用であることが
判明した。しかしながら、中空ファイバー膜もまたこの
方法において効果的に用いられ得る。
膜の選択に加えて、溶質含有溶液の供給源が生物学的反
応体である場合、最終生成混合物の平均サイズは、酵素
開裂の速度または生成物を製造する微生物代謝プロセス
の速度を制限することにより制御され得る。例えば、酵
素開裂プロセスを伴なう場合、反応速度は基質に対して
酵素のレベルを低く維持することにより低く保たれ得る
。速度はまた、用いられた酵素または微生物に最適な値
より低い温度またはp)(で反応を行なうことにより変
えられ得る。このような修正は当業界の熟練者には充分
可能なことである。また反応プロセスの修正を膜の選択
と組合わせることにより非常に効果的および正確に所望
の生成物を製造することができることも熟練した化学者
には明らかであろう。言い換えれば、所望の生成物の分
子量がわかっていれば、この方法を通じて即座に機械的
にどの組み合わせが興味の対象の生成物に対して最も満
足すべき結果をもたらすかを決定することは比較的弔純
な問題である。
前述したように、この発明の方法は特に低分子量ペプチ
ド混合物の製造に適しており、また他の種類の蛋白質、
例えば大豆、卵または乳汁蛋白質の加水分解と結びつけ
て商業的に用いられ得る。
また低分子量のものを単離するのが必要または望ましい
他の不均一な非ベプヂド混合物についても容易に適用さ
れ得る。例えば、多くの生物学に基づいた方法において
、目的とする低分子量生成物は様々なホルモンおよび蛋
白質混入物の存在下に製造されることが多く、そこから
の生成物の分離は重大な問題を呈する。例えばこれはコ
ーンスターチ加水分解物の処理による低分子量マルトデ
キストリンの単離において達成され得る。コーンスター
チを酵素により加水分解すると、高分子量の澱粉が無作
為に開裂されて累進的に小さなデキストリンが生成する
。プロセスの続行に応じである時点で酵素活性を止める
ことによりベーキング添加剤または甘味料のように食物
加工業界で用いられるポリグルコース(マルトデキスト
リン)の多分散混合物を得ることができる。酵素活性を
続行させた場合最終生成物はグルコースである。この発
明の方法を用いることにより酵素反応器からの低分子量
のマルトデキストリンの連続単離は可能となるが、この
方法は以前にはあり得ながったものである。同様に、抗
凝血剤であるヘパリンのある種のフラクションは抗凝血
活性をもたずに抗血栓症活性を有する。非常に貴重では
あるが、このようなフラクションはそのサイズ(約30
00ダルトン)が原因でこれより大きい分子からの単離
は困難である。この発明の方法は、所望のフラグメント
を化合物の不均一混合物から容易に分離し得る手段を提
供するものである。
この発明の生成物に関していえば、精製されたペプチド
混合物を腹膜透析物として用いるのに適した浸漬均衡水
溶液と組み合わせることができる。
有用な透析物は、前記目的のために有効に浸透均衡した
状態であるためには、水および望ましくない代謝産物が
腹膜を通って拡散を起こすのに充分な電解質濃度を有し
ていなければならない。必要条件は個々の場合で異なり
得るため「標準的」透析溶液というものは存在しない。
例えば普通の溶液は特定量のナトリウム、塩化物、ラク
テート、マグネシウムおよびカルシウムを含有する。一
般的な透析溶液の成分を第2表に示すが、ただし浸透剤
の量は明記しない。グルコース溶液においてグルコース
ー水和物は一般に約1.5〜4.25%の量で加えられ
得る。これは可能な溶液の一例を示すものにすぎず、ま
たパターンの変化は熟練者には明白なものであることが
理解されよう。透析物におけるペプチド混合物の比率は
変化し得るが、通常透析溶液の約1〜15重量%の範囲
である。
いずれにしても使用されるペプチド量は補助的電解質と
共に約300〜約500ミリオスモル/リットルの重量
オスモル濃度をもたらすのに充分な量であるべきである
(280ミリオスモル/リットルが通常の血清オスモル
濃度であり、電解質自体は普通約260ミリオスモル/
リットルの重量オスモル濃度をしたらす)。透析物の投
与は普通腹膜透析に対して用いられる方法で行なわれる
。腹膜透析方法の例が「ベリトネアル・ダイアリシス」
(P eriLoneal D 1alysis)(ノ
ルフ編、マルヂヌス・ニグホフ・パブリッシャーズ、1
981年)に記載されている。個々の患者に必要な特定
の処置方法は患者の主治医により容易に決定できるもの
である。
第2表 一般的な腹膜洗浄溶液の組成(ミリ当世/リットルで) Na               132.0Ca 
                3.5Mg    
             O、5CQ       
         96.0乳酸アニオン      
    40.0以下、この発明についてさらに明確に
理解できるように実施例を示すが、これは限定を意図す
るものではない。
[実施例コ 実施例1 以下の実施例によりペプチド混合物の製造方法を示す。
A、150グラムのセイバー・プロ(SAVORPRO
)(エクスプレス・コープ、インコーホレイテッド、ル
イスビル、ケンタラキー)、75%乳漿蛋白質濃縮物を
3リツトルの蒸留水に溶かし、透析して残留していた乳
糖および塩を除去した。
この処理により溶液の伝導率は700から26マイクロ
モーに減少した。
溶液のp I−1を8.0に調節し、溶液の温度を40
℃にした。次いで溶液を酵素反応器へ移し、透析装置を
通して循環させた(第1図に概略を示す)。
透析装置の透析物側に、薄いフィルムコンポジットのら
せん状に巻いたエレメント[フィルム−チック(F i
lm −Tec)を用いた逆浸透(R,O,)ユニット
のアウトプットから出た純水を送った。透析物を、R6
0,ユニットへの供給を行う生成物レザーバー容器に戻
した。生成物レザーバーからR10、を通る循環速度は
、純水の生成速度を最大にするためにこの速度の10倍
とした。ユニットを約200〜250psiの圧力で作
動させた。両回路を作動させてシグマ(S igma)
 トリプシンおよびキモトリプシンの各々1.5グラム
を酵素反応器に加えた。酵素開裂の進行に応じてNaO
Hを加えることにより反応のpFi値を維持した。20
00ダルトンより小さいペプチドが反応器中に生成され
、これらを透析膜(HF−140血液透析装置、コープ
・ラボラトリーズ、レイクウッド、コロラド)から生成
物レザーバーへ透析すると、R6O,ユニットは例えば
NaCCのような小さな電解質に対してさえ保持性があ
るためこれらはそこに残存した。10分ごとに試料を採
りながら反応器を2時間作動させた。生成物レザーバー
はペプチド濃度および重量オスモル濃度における増加を
続けた。生成物レザーバーから得られた最終生成物は4
6.5グラム(収率31%)で平均当量重量は408で
あった。溶離剤として30%酢酸を用いたP、ゲル排除
カラムで生成物を分析すると、実質的に樹脂の空隙中に
ペプチドが存在しないことを示し、全部のペプチド力月
800ダルトン未満であることを示していた。
B、Aの反応を正確に繰り返すが、ただし一層通過性の
高い透析装置[フレゼニウス(P resen i u
s)D−6透析装置、バド・ポンブルク、FGRSD2
−HDF’ファイバー、エンカ・アクチェンゲゼルシャ
フト]を用いた。これによりAにおいて可能であったも
のより高いパーセンテージのさらに大きなペプチドフラ
グメントの抽出が可能となった。溶離をAと同様に行な
った。結果を第2図に表わす。生成物の当量重量は48
3であった。
実施例2 以下の実施例は、ペプチド混合物を透析および逆透析で
はなく限外濾過により精製する方法を示すものである。
a、乳漿蛋白質濃縮物(85%蛋白質)の3%溶液をp
H=8とした。溶液の温度を50℃にした後、シグマ・
ケミカル・カンパニー製トリプシン(#T2395)を
蛋白質に対してl:100 の割合で加えた。出発蛋白
質溶液の重量オスモル濃度(凍結点低下による)は47
ミリオスモル/リットルであった。30分の反応時間の
終わりに溶液をセルロース膜(制限カットオフ−500
0ダルトン)により限外濾過した。pHを出発値に戻し
たとき、重量オスモル濃度は112ミリオスモル/リッ
トルであった。限外濾過物のゲル排除クロマトグラフィ
ーは、製造者が目的とした低いカットオフにもかかわら
ず広範な分子量のペプチド生成物に加えて出発α−ラク
トアルブミン(分子量=14200)の小部分が限外濾
過器を透過したことを示した。
b、脱イオン水中5%乳漿蛋白質固溶体が18ミリオス
モル/リットルの重量オスモル濃度を有することが判明
した。溶液を透析することにより電解質成分を減じると
13ミリオスモル/リットルの重量オスモル濃度を示し
た。この溶液の(名目上の20000ダルトンカツトオ
フ膜に通した)限外濾過物の重量オスモル濃度は3ミリ
オスモル/リットルにすぎず、停留物(retenta
te)により19ミリオスモル/リットルに増加したが
、このことは出発乳漿溶液の重量オスモル濃度に影響を
与える低分子量溶質(すなわち、乳糖、塩等)は希少で
あることを示した。限外濾過停留物をpH−8でトリプ
シンと反応させると、生成した加水分解物は59ミリオ
スモル/リットルの重量オスモル濃度を示した。加水分
解物を前記と同じタイプの膜により限外濾過した。濾液
の重量オスモル濃度は21ミリオスモル/リットルであ
ることがわかった。限外濾過実験は、蛋白質消化が完全
ではないこと、および加水分解物の限外濾過により得ら
れた生成物はかなりの量の大きなペプチドフラグメント
を含むことを示した。ゲル透過クロマトグラフィー(G
PC)分析により、限外濾過物は大きなペプチドだけで
なく出発α−ラクトアルブミンも若干含んでいることが
確かめられた。
実施例3 下記のものはここで用いられる腹膜透析溶液の電解質成
分を表わす(グラム/リットル)。
NaGQ        5.38 CaCQ       0.257 MgCら      0.0508 Na乳酸塩     4.48 上記の成分は約260ミリオスモル/リットルの重量オ
スモル濃度をもたらす。上記混合物に水1リットル当た
り61.1グラムのペプチド混合物を加えると約126
ミリオスモル/リットルの重量オスモル濃度となり、溶
液全体として2.5ル濃度をもたらす。
実施例4 実施例3記載の溶液中実施例IBのペプチド混合物を用
いて、浸透剤としての低分子量ペプチドの有効性および
グルコースの有効性の比較実験を行なった。
この試験では4羽のウサギを用いてA−Bシーケンスで
試験した結果、各ウサギはそれ自体の対照としての役割
を演じた。各動物に対し、2.5%グルコースまたは2
.5%グルコース溶液の場合とほぼ等しい溶液の重量オ
スモル濃度(385ミリオスモル/リットル)をもたら
すのに充分なペプチドを用いて透析を行なった。各動物
の腹膜腔に体重IKg当たり約50m12の透析物を仕
込んだ。60分間の最後における注入容量および流体の
増加(浸透的限外濾過による)を下記表に列挙する。
グルコース溶液     ペプチド溶液動物 容量 容
量 増加 容量 容量 増加mf2   m12   
%  mf2   m12   %1=0    1=
60           t=o     t−6゜
#1  190.0 192.0 .01 204.4
 232.0 13.5#2  142.3  +61
.012.9  139.0 164.0 18.0#
3  175.9 1g9.0 7.4  183.2
 200.0 9.2#4  168.8 177.0
 5.5  157J  172.0 9.3平均  
 6.5         12.5グルコースと同じ
重量オスモル濃度において、ペプチドは60分で浸透ポ
ンプ活性におけるほとんど100%の増加を示すが、こ
れは明らかに循環中におけるグルコースと比べて低いペ
プチドの喪失速度に起因する。第3および4図は、腹膜
における平均アミン末端基濃度対時間およびグルコース
対時間のプロットを示す。これらはグルコースのほとん
ど35%が失われるのと比べてペプチドの場合(末端基
により測定)20%しか失われないことを証明する。こ
れらの結果はグルコースが60分ではまだ血漿レベルと
平衡に達しなかった事実を考慮すると、一層重要件を帯
びるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、単離を目的とする透析−逆浸透を組合わせた
機構の概略を表わしたものである。 第2図は、実施例IBで製造されたペプチド混合物の溶
離パターンを示す。 第3図は、60分間にわたって腹膜に残存する、アミン
末端基として表わされたペプチドの平均量を示す。 第4図は、60分間にわたって腹膜に残存するグルコー
スの平均量を示す。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)浸透活性剤としてペプチド混合物の浸透有効量を
    含み、前記混合物が実質的に約300〜約2000ダル
    トンの分子量および約150〜約1500の当量を有す
    るペプチドで構成されている腹膜透析物。
  2. (2)ペプチドが少なくとも1種の高品質蛋白質の加水
    分解により製造される、特許請求の範囲第1項記載の透
    析物。
  3. (3)加水分解が酵素加水分解である、特許請求の範囲
    第1〜2項記載の透析物。
  4. (4)蛋白質がホエー(乳漿)蛋白質である、特許請求
    の範囲第1〜3項記載の透析物。
  5. (5)酵素がトリプシン、キモトリプシン、ペプシン、
    パパイン、パンクレアチン、微生物プロテアーゼ類およ
    びこれらの混合物からなる群から選ばれたものである、
    特許請求の範囲第1〜4項記載の透析物。
  6. (6)さらに浸透圧均衡電解質水溶液をも含む、特許請
    求の範囲第1〜5項記載の透析物。
  7. (7)ペプチドを電解質と組合わせたものが約300〜
    約500ミリオスモル/リットルの重量オスモル濃度を
    もたらすのに充分な量で存在する、特許請求の範囲第1
    〜6項記載の透析物。
  8. (8)混合物が5モルパーセント未満の遊離アミノ酸を
    含有する、特許請求の範囲第1〜7項記載の透析物。
  9. (9)ペプチドが溶液の約1〜15重量%を構成する特
    許請求の範囲第1〜15重量%を構成する特許請求の範
    囲第1〜8項記載の透析物。
  10. (10)実質的に約300〜約2000ダルトンの分子
    量および約150〜約1500の当量を有するペプチド
    類からなるペプチド混合物の浸透有効量を浸透圧均衡電
    解質水溶液と組み合わせてなる医薬組成物。
  11. (11)ペプチドが少なくとも1種の蛋白質の加水分解
    から得られる、特許請求の範囲第10項記載の組成物。
  12. (12)蛋白質が高品質蛋白質である、特許請求の範囲
    第11項記載の組成物。
  13. (13)加水分解が酵素加水分解である、特許請求の範
    囲第11項記載の組成物。
  14. (14)蛋白質がホエー蛋白質である、特許請求の範囲
    第12項記載の組成物。
  15. (15)酵素がトリプシン、キモトリプシン、ペプシン
    、パパイン、パンクレアチン、微生物プロテアーゼ類お
    よびこれらの混合物からなる群から選ばれたものである
    、特許請求の範囲第13項記載の組成物。
  16. (16)ペプチド混合物が水溶液の1〜15重量%量を
    含む、特許請求の範囲第10項記載の組成物。
  17. (17)高品質蛋白質の酵素加水分解により製造された
    ペプチドの混合物を含み、前記混合物が次の特徴、すな
    わち、 a)混合物は実質的に300〜2000の分子量を有す
    るペプチド類からなること、 b)混合物は約5モルパーセント以下の遊離アミノ酸を
    含有すること、 c)混合物は少なくとも約50%の必須アミノ酸を含有
    すること、 d)混合物は腹膜透析膜溶液に充分な量で加えられた場
    合浸透上有効であること、および e)混合物は実質的に約150〜1500の当量を有す
    るペプチド類からなること を示す、治療用組成物。
  18. (18)酵素がトリプシンおよびキモトリプシンを組み
    合わせたものである、特許請求の範囲第17項記載の組
    成物。
  19. (19)混合物が50〜70%の必須アミノ酸を含む、
    特許請求の範囲第18項記載の組成物。
  20. (20) a)加水分解条件下高品質蛋白質の水溶液を少なくとも
    1種の加水分解酵素で処理することにより、少なくとも
    ペプチド類のあるものが約300〜約2000の低分子
    量を有しているペプチド含有溶液を製造し、 b)ペプチド含有溶液を、低分子量ペプチド類を移動さ
    せることのできる透析膜の片側と接触させ、 c)同時に膜の反対側を、レザーバーから供給され逆浸
    透ユニットから得られた実質的純水と接触させ(ただし
    、前記の水の溶質濃度はペプチドが膜を通って水中へ移
    動するのを可能とするように充分低いものである)、そ
    して、 d)水および移動した溶質をレザーバーに向かわせ、そ
    して、 e)レザーバーに送られたペプチドを逆浸透膜の溶質保
    持性により蓄積させる ことからなる、特許請求の範囲第17項記載の組成物の
    製造方法。
  21. (21)前記方法が水溶液および水のリサイクルにより
    (a)〜(e)段階を繰り返すことからなる、特許請求
    の範囲第20項記載の方法。
  22. (22)レザーバー中の溶液の濃度が逆浸透ユニットか
    らの純水の生成を防ぐのに充分なものとなるまで前記方
    法を繰り返す、特許請求の範囲第21項記載の方法。
  23. (23)高品質蛋白質が実質的に涸渇するまで前記方法
    を繰り返す、特許請求の範囲第21項記載の方法。
  24. (24)加水分解が酵素反応器中で行なわれる、特許請
    求の範囲第20項記載の方法。
  25. (25)逆浸透ユニット上の圧力が約200〜300p
    siである、特許請求の範囲第20項記載の方法。
  26. (26)透析膜がセルロースからなるものである、特許
    請求の範囲第20項記載の方法。
  27. (27)膜が中空ファイバー膜である、特許請求の範囲
    第26項記載の方法。
  28. (28) a)溶質を移動させることのできる透析膜の片側を水溶
    液と接触させ、 b)同時に膜の反対側を、レザーバーから供給され逆浸
    透ユニットから得られた実質的純水と接触させ(ただし
    、前記の水の溶質濃度は溶質を膜から水中へ移動させる
    のに充分なものである)c)水および移動した溶質をレ
    ザーバーに向かわせ、そして d)レザーバーに送られた溶質を逆浸透膜の溶質特性に
    より蓄積させ、そして所望により、 e)水溶液および水をリサイクルすることにより(a)
    〜(d)段階を繰り返す ことなからなる低分子量溶質を水溶液から分離する方法
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