JPS6260095A - 再活性可能なマーカを用いる電子式物品監視装置 - Google Patents

再活性可能なマーカを用いる電子式物品監視装置

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JPS6260095A
JPS6260095A JP61211372A JP21137286A JPS6260095A JP S6260095 A JPS6260095 A JP S6260095A JP 61211372 A JP61211372 A JP 61211372A JP 21137286 A JP21137286 A JP 21137286A JP S6260095 A JPS6260095 A JP S6260095A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、電子式物品監視装置に関し、特に少くとも単
一の周波数で共振する誘導性・容量性回路を含むマーカ
を、上記共振周波数の範囲で動作する無線周波の電磁界
に関連して利用し、これにより前記誘導性・容量性回路
に発振を起こさせ、この発振が遠隔的に検出されるよう
にした電子式物品監視装置に関する。このような装置は
、特に万引き防止、その他a、II御されるべき物品が
監視領域を通過するのを検出するのに使用される。
[従来技術とその問題点] 引用した上記型式の監視装置において、マーカは、一般
に単一の態様を有するもの、すなわら、再使用が効かな
い、すなわち繰り返し不活性化し、その後に再活性化し
て使用することができないものであった。このような制
約があるために、販売時など物品の検出をもはや望まな
(なったときにはマーカを物品から物理的に除去するこ
とになり、この結果このような利用が制限されていた。
また、溶解して回路の一部を開く溶けやすいリンクなど
によって、マーカ内の共振回路を物理的に修復できない
ように破壊又は変更する方法も提案されている(米国特
許第3.810,147号参照)。
このような方式のものは、回路が修復不能に破壊又は変
更された後はマーカが使用不能になるので、マーカの費
用が高価になるという理由で商業的には受容されない。
マーカに使用される共振回路は近接して置かれた導電薄
板の作用を容易に受けるので、このような薄板、すなわ
ちアルミニウム箔をマーカに隣接して配置することによ
ってマーカを選択的に不活性化することも知られている
。たとえば、このようなマーカは、万国製品コード(U
PC)ラベルの中又は貸出しカードが挿入される図書の
ポケットの底に隠すことができる。この場合、貸出しカ
ード内又は個別の貼付ラベル内に隠された導電薄板が用
意される。このような方式は、明らかに、分離した形の
不活性化要素を必要とし、多くの状況において実用的で
はない。
不活性化・再活性化無線周FII数マーカを提供するだ
めの一つの提案が、米国特許第3.493゜955号に
開示されている。この特許においては、フェライトなど
のような小形かつ非導電性であって磁化可能な要素を、
このマーカ内のコイル上に又はこれに近接して置くこと
が提案されている。
この特許によれば、フェライトは正規には非磁性状態に
あってマーカの動作に作用を及ぼさないが、マーカを不
活性化したいときには、フェライトは磁性状態に置かれ
、これによってその近傍の無線周波数の電磁界に干渉し
、マーカの動作を効果的に防止する。フェライトを磁性
状態と非磁性状態との間で往復的に切り換えるために大
形磁石を使用することが提案されている。このようなa
t想は、末だ成功裡に利用されたということは聞いてい
ない。
米国特許第4.063.229号は、他の型式の電子式
物品監視装置を記載しており、この装置に33いてはダ
イオードの如き電気的に非線形な要素を含むマーカ又は
タグ(ta(1)を使用して、代表的には100)4)
1z又は915H1lzの伝送マイクロ波信号の高調波
を発生する。この場合、高調波、代表的には200 H
Hz又は1830f4Hz程度の第二調波が検出される
。このようなマーカは固有共振周波数を持ち合わIず、
ダイオードは伝送周波数に同調するアンテナを与えられ
、これによってエネルギー吸収及び高調波の伝送を助長
往しめる。
この特許(コラム18.47ff行、及び第10図、第
11図)は、また、次のように提案している。すなわち
、反転バイアスダイオードなどの非線形コンデンサを介
して接合された内側アンテナループ及び外側アンテナル
ープに隣接して2層のフェライト層を配置することによ
ってマーカを不活性化できる。第一フェライト層407
は高保磁力であって永久磁化可能なフェライトで作られ
ており、一方第二フエライト層は軟磁性の低保磁カフエ
ライトで作られている。マーカは、第一フェライト層を
磁気飽和させることによって活性化される。第一フェラ
イト層からの磁束は第二フェライト層を通るので第二フ
ェライト層もこれによって磁気飽和させられ、このため
アンテナループのインダクタンスは全体的として作用を
受けない。
マーカを活性化するためには第一フェライト層を減磁す
る。この結果、第二フェライト層は高透磁率を帯びてア
ンテナループのインダクタンスをそれ以前の値の約2倍
に増大させ、その結果反動電界を検出レベルより低い値
に低減させる。
米国特許第4.063.229号の第15図と第16図
及びその説明(コラム20.12〜24行)は、装置の
基本周波数で共振する単一の同調開回路が使用され、か
つ非線形要素を含んでいない不活性化マーカを提案して
いる。同特許の第10図と第11図に示された実施例は
、第一フェライト層407と第二フェライト層408を
備えている。この実施例は、うずrIt流の発生を通し
て印加された基本周波数の電界をひずませるに充分な導
電性の製品が存在せず、それ故選択性が問題とならない
応用に採用し得ることを、提案している。
このようなダイオードを含むマーカとこれに関連するマ
イクロ波伝送装置とによって収められた合即的な商業上
の成功にもかかわらず、米国特許第4.063.229
号に記載された不活性化マーカは実用的なものであると
現在まで認められていない。
上述とは全体的に異なる他の型式の電子式物品監視装置
において、磁気的に不活性化かつ再活性化されるマーカ
が数年にわたって採用され成功を収めている。たとえば
、米国特許第3,665゜449号を参照されたい。こ
のような装置では、マー刀自体が磁性体でありかつ高透
磁率であって低保磁力であるフェリ磁性材料の細長い帯
を含むマーカが利用され、このマーカに隣接して高保磁
力の永久磁化可能な材料の少くとも1片が配置されてい
る。このようなフェリ磁性材料の帯中の磁化が調査領域
に発生させられた低周波数の交?It電磁界によって反
転させられたとき、その周波数の検出可能高調波が発生
させられる。米国特許第4゜063.229@’のマー
カとは正反対に、このような磁気マーカは高保磁力の永
久磁化可能材料を磁化することによって不活性化される
。磁化された材料は、低保磁力材料を磁気的にバイアス
し、その内部の磁化が調査領域に存在する交番磁界によ
って反転させられるのを防止し、このようにしてその検
出を防止する。すなわち、これを不活性化する。このよ
うにして得られる不活性化性が大いに貢献したためにこ
の種の装置はここ10年にわたって商業的に顕著な成功
を収めてきた。一方、伯の装置には実用的な可逆的不活
性化能力に欠けているためこれらの装置の使用される分
野はかなりv1約され、それゆえ、その商業上の成功を
狭めてきた。
米国特許第3.665.449号に記載されたような装
置に採用されている磁気不活性化・再活性化原理によっ
て得られる利点にかかわらず、また無線周波数の電子的
物品監視装置に使用されるために不活性化・再活性化マ
ーカを得たいという長年の待望にかかわらず、このよう
な無線周波数マーカについていままでになされた提案は
米国特許第3,493,955号及び米国特許第4,0
63.2’29号によるもののみであり、これらの提案
が実用的であるとは認められていない。これに対して、
本発明は、このような待望の不活性化・再活性化マーカ
をはじめて提供するものであり、磁気の原理をうまく利
用して所望の成果を収めている。
[闇題点を解決するための手段及びその作用]本発明の
7−カは、シA7−ブに同調された回路の共振の鋭さQ
が所定値を超えたとき同調回路からの発振を検出する受
信器を有する電子式物品監視装置に使用される。、マー
カ自体がこのような共振回路を含み、この共振回路は多
巻回数誘導要素を有し、活性化状態のとき所定イ「1よ
り大きな値をとり、また不活性化状態のとき所定値より
小ざな値をとるQをhする。周知のように、このような
回路は、少くとも所与の単一周波数で共振する回路を完
成するための容量性要素を含む。さらにマーカは、誘導
要素の少くと6一部を実質的に囲う磁気回路を形成する
少くとも一片の磁気材料と、この磁気材料を制御可能に
磁気的にバイアスする磁気バイアス装置とを含む。磁気
バイアス装置は、永久磁化可能部材を含む。磁気バイア
スを取り去、 ると、Qが所定値よ−り小さくなり、共
振回路を不活性化する。
本発明においては、磁気材料片の存在それ自体によって
、Qを、磁気材料片がなかったとしたときの値よりも小
さい値に下げ、この小さい値ではマーカを公称上検出で
きないようにすることが判明した。さらに、変化しない
磁界(不変磁界)が磁気材料片に印加されるとぎにはQ
の値に関し顕著な減少が観測されないことが判明してい
る。このような不変磁界は、永久磁化材料片を前記の第
一磁気材料に隣接して置くことによって容易に得られる
Qの減少が観測されるのは、一般に、第一磁気材料が誘
導要素に与える装荷効果によると信じられている。、Q
の減少は不変磁界の印加によって制御可能であることが
判明しているから、装荷効果は第一磁気材料におけるヒ
ステリシス損によるものであってヒステリシス損は共振
回路のQに結合しておりかつQに直接作用すると仮定す
るのが合理的であると思われる。ヒステリシス損は第一
磁気材料片の磁化の変化に関連し、磁化変化が減少すれ
ばヒステリシス損を減少させ、それ故Qの減少を防止す
る。上に指摘したように、本発明においては、磁化の変
化の減少は、不変磁界で第一磁気材料片を磁気的にバイ
アスすることによって達成される。
しかしながら、ヒステリシス損を起こすためには、第一
磁気材料の磁化に変化を起こさIることが第一に必要で
ある。磁化の変化が大きいほど多くのヒステリシス損を
起こさせ、それ故Qの大きな減少を招く。したがって、
制御可能な磁化変化を最大ならしめるのが望ましい。こ
のため、マーカの誘導性・容量性共振回路に隣接して置
かれた第一磁気材料の磁化をいかに変化させることがで
きるかを考察しなければならない。まず認められるのは
、電子式物品監視装置の調査領域に印加される交番磁界
がマーカの共振回路内に含まれる誘導要素に共振電流を
生じさせることである。さらに注目したいのは、共振電
流が相当する周部発振磁界を発生すること、及びこの磁
界が隣接して置かれた磁気材料に対し作用しかつこの磁
気材料によって作用を受けるということである。この作
用は第一磁気材料片の磁化状態を変化させ、変化した磁
化状態及びこの磁化状態に関連するヒステリシス損の各
作用が磁界からエネルギーを取り出す、すなわち、磁界
を一位「損失的」なものとして現わし、この作用が終局
的にQの減少となって現れる。
これとは対称的に、第一磁気材料が一方向にバイアスさ
れたときは、局部発′fl磁界が、磁化状態を明かに変
化さけるほど充分な強さを持たない。
したがって、ヒステリシス損は、有効と、■められる程
度のエネルギーを取り出さない。このため、Qは磁気材
料の存在によって実質的に影響を受けず、所定値より大
きな値を雑持し、それ故マーカは活性化され、たとえば
、検出可能となる。
好ましくは、前掲のように、磁気バイアス装置は永久磁
化可能部材を含む。この部材は第一磁気材料片の近傍に
不変外部磁界を発生し、この磁界はマニカの共振回路の
誘¥I要糸内の振動電流によって生じる局部R,振磁界
よりし強いと考えられる。
このような中1ノ向バイアス磁界は磁気材料を効率的に
飽和し、これによって局部発振磁界が(d気材料の磁化
状態を実費的に変化させるのを防止する。
磁化状態が変化しないので、ヒステリシスIはn4小に
なり、またヒステリシス損がな【)れば、実効的なQは
所定値を超えた大さざを維持する。したがって、マーカ
は活性化され検出+jl能である。
[実施例1 (実施例1) 第1図は本発明の!−力の好適実施例の平面図を示し、
第2図(,1イーの一部所面図を示ツ。基本的マーカ1
0tま電気回路を備え、この電気回路は少くとも1鈎の
インダクタと1個のコンデンサを少くとも単一周波数で
共振するように組合せて有する。このような構成tよ、
’tit子式物品監視装置のマーカとして直接使用可能
である。図示されていないが、使用者識別情報を印刷し
た外層あるいは保護されるべき対象にマーカを固定でき
る感圧接着層を付加すること等によって、上記構成をさ
らに変更することら可能である。
第1図及び第2図に示された実施例では、基本的マーカ
10は可撓性誘電体Ft’l板12を有し、その両面に
導電金属層が付着されており、これらの最上金属層14
のみが図示されている。最上金属層14は、多数の部分
に分かれた形状になっていることが示され、これらの部
分をさらに識別すると、実質的に方形の多巻回数螺旋通
路がインダクタ16を形成していることが判かる。最上
金属層はさらに実質的に三角形領域18と20を有し、
これらは:Jンデン+1パッドとして動く。層状のもの
(図示されていない)が誘電体薄板12の図と反対側面
上に次のように固定されている。すなわち、領域18と
20に対向して反対側の三角形領域が表側の三角形領域
と協調してこれらの間に誘電体薄板をサンドイッチ状に
挟みディスクリートなコンデンサを形成している。この
層状のものも、また他の多巻回数インダクタを含み、そ
のそれぞれの枝路はインダクタ16の対応する各枝路に
対向して正確に位置決めされ、またこれらの間に誘電体
薄板をサンドイッチ状に挟むことによって分布容量効果
に基づきこの回路に静゛市容iを追加する。
誘電体薄板12は、好適には、所望の誘電特性はbとよ
り他の所望の特性、すなわら、それ自身と、最上金属層
14、外側紙カバー、接着層等とに容易に接nするなど
の特性を有する熱可塑性材料のiW Hである。この薄
板としては、ポリエステル薄板、たとえば、厚さ0.0
23#のらのが特に好ましいと刊明している。このよう
な材料は低熱消散率、高絶縁耐力を有しかつポリエステ
ル担体上に直接押出し01能であるからである。このよ
うなポリエステルミf板の露出面はまた容易に薄い金属
層に接着される。第1図に示されたマーカは、多形成品
から形成されるのが一層望ましく、この場合、ポリエス
テルはマーカのハ側面上にのみ固定されてJ3す、金属
層は二つの部分に形成され、その一つは実質的に他の鏡
像である。このような多形成品を二つに折り畳み、金属
層の二つの部分をHに反対側の外面に残し、またポリ1
ステルの内側面を互に接着して元の薄板の2倍の厚さの
誘電体層を作り出す。望むならば、互に反対側の金属層
どうしを接続タブ22.24を設けることによりこれを
経由して接続し、これらのタブを、折られた縁を周回さ
せて延設する。
金属層14は、好ましくは銅又はアルミニウムのような
高導電金属の薄膜で形成され、当業者にとって既知の多
様な技術を利用して形成される。
特に、金属層14の形状は標準印刷回路技術によって形
成されるのが好ましく、この場合において元になるステ
ンシル図形は耐腐食性インキを使って金Ii1層上にス
クリーン印刷され、インク被覆されない部分はその後腐
食によって取り去られる。
これに類似の、当業者に既知の他の技術も同様に利用可
能である。
各線の長さが約5C11寸法であり、両側の金ja層が
ポリエチレン薄板の二重の厚さで隔てられ、その間の距
離が約0.046amあり、この中において各螺旋部分
に6巻回数が施こされ、各枝路が約11IIIII幅で
枝路間隔が約0.758の構成であると、約4.5HI
lzの基本共蛋周波数を発することが判明している。
本発明の重要な点は、磁気要素26によって、マーカの
可逆的不活性化・再活性化を実現する機能が付は加えら
れるということである。この要素26は、第2図の断面
図に詳細に示されているように、マーカの一端のまわり
を包んだ多層サンドイッチ構成を含み、これによって誘
電体薄板12と多巻回数インダクタを部分的に包み、そ
の包みの端はマーカの中心と多重巻回インダクタの一端
を超えて延びている。第2図の断面図において、インダ
クタ16の枝路28は誘電体薄板12の反対側のインダ
クタの枝路30と並置されている。
多巻回数インダクタの枝路28と30から外側に対称に
拡がる磁気要素26は、まず、絶縁層32を含み、この
絶縁層32はインダクタそれぞれの枝路を次に述べる後
続の導電層によって短絡されるのを防止する。絶縁層3
2は、ポリエチレンその他のΦ合体ウェブ又はクラフト
紙等従来用いられている絶縁材料なら何eもよく、さら
にこの層32を所定位置に維持する接着剤も含む。
絶B層32から外側に延びるパーマロイ等の高透磁率低
保磁力材料層36が形成されている。このような材料は
、また、典型的には導電性であるので、絶縁層32が必
要であることは明らかである。高透磁率低保磁力材料層
36は、多巻回数インダクタの枝路28と3oのまわり
に少くとも1本の完全な磁気回路を生じるように配置さ
れると共に、・これらの枝路はこの閉磁気回路を通して
延びる。第2図に示されるように、高透磁率低保磁力材
料層36はインダクタの枝路の外側端のまわりを包み、
これらの枝路の端を超えてマーカの内側部分に向けて延
び、ここで層36の両端は並置されることによって隣接
するこれらの層の間の磁気結合で磁気回路を完成する。
高透磁率低保磁力材料層36からさらに外側に向けて延
び、かつ感圧層38によってこの高透磁率低保磁力材F
1層に接着された比較的高保磁力永久磁化可能材料層4
0.42が設けられ、磁気バイアス磁界を作る。このよ
うな材料は、好適には、ヴイ力ロイ、nケイ本鋼、バリ
ウムフェライト、又は可撓性ゴム接着磁石構造等である
。好適な構成にあっては、高透磁率低保磁力材F′+i
層をこれらの磁化材料層と交互配置するように追加され
る。
第2図の断面図に示される実施例においては、絶縁接着
層44を介して、追加の高透磁率低保磁力材料層46、
高保磁力永久磁化可能材料層48゜50が付は加えられ
、高透磁率材料によって作られる閉磁気回路と永久磁化
可能材料層によって作られろ磁気バイアスの効率を向上
する。
このように構成されるので、高保磁力永久磁化可能材料
層40,42.48.50が磁化されていないとき、し
たがって磁気バイアス磁界が存在しないとき、枝路28
.30のインダクタンス辷誘導される電流に関連する局
部交番磁界は高透磁率低保磁力材料層36.46の磁気
状態を反転させる。この結果生じるヒステリシス損は、
エネルギーを局部交番磁界から引き出しかつ実効Qを所
定値より低める。したがってマーカは不活性化され、そ
の検出が防止される。これと反対に、高保磁力永久磁化
可能材料層40,42.48.50が磁化されていると
き、高透磁率低保磁力材料層36.46は局部交番磁界
によって生じるよりも強い不変単方向バイアス磁界を受
ける。このバイアス磁界は、高透磁率低保磁力材料層3
6.46の磁気状態の反転を防止する。したがって、ヒ
ステリシス損は起こらず、Qの減少は見られず、それ故
マーカは活性化され、検出可能となる。
第1図及び第2図に示す好適実施例の構成は、厚さ15
μm、幅6.3m+のパーマロイの帯で以ってインダク
タの再内側の枝路の内側に向けて約6.3m延びる二つ
の包みを利用して、約6.4順2の重り合い領域を作り
出す。隣接するヴイカロイの高保磁力永久磁化可能材料
層を永久磁化することによって活性化されたとき、この
構成は、3Mrr式ET2000などの典型的な電子式
物品監視装置の送信アンテナから1100rの距離を超
えて検出されることが判明している。これに照して、同
じマーカでも不活性化要素を僑えない場合的1071の
距離を超えて通常検出可能である。
(実り例2.3) 第1図及び第2図に示されたマーカの一縁十の枝路のl
J¥なる数に対する作用の理解を深めるために、第1図
及び第2図のいくつかの変更実施例が構成され、ここで
は、いずれも同じほのパーマロイを存在さけた幅6.3
Mの2層が使用された。
ただし、ここでは、パーマロイのこのiは幅12.6m
の1層の折畳み層として与えられるか(実施例2)、又
は各々が幅6.3m屑の4層の折畳み層を互に巾ね合ぜ
たものとして与えられた(実施[3)。幅12.6Mの
単一の包みを含むマーカ(実施例:2)は僅か約7.6
傭の距離から検出可能であり、また幅6.3#の四つの
包みを有でるマーカは約104 cIRの距離から検出
可能であることが判明した。したがって、4層以上を右
するマーカはrI′I−1fiマーカから得られるもの
と実質的に同じ性能を右し、したがって、これより少い
層数のマーカの製造の場合の費用よりも製造が高く付く
という点を踏まえても、充分に商取引十の採算が見込ま
れる。
(実711例4) この変更実施例においては、第1図及び第2図に示され
たヴイカロイの永久磁化可能材料層が、厚さ25μmの
介在されたパーマロイ層と同じ長ざの△fs[型301
圧延ステンレス鋼に置換された。これらはインダクタの
最内側の枝路を超えて延びかつマーカの中心に向けて延
びる高透磁率材料層を分ス11シている。ステンレス鋼
層が永久磁化されると、これによってパーマロイ層の磁
気状態のいかなる変化も防止し、この結果、マーカは活
性化状態に維持され、上述したような試験時に送信アン
テナから84αまでの距離を置いて検出可能であること
が判明した。高透磁率層に隣接して磁化バリウムフェラ
イトゴム接着磁石の高保磁力永久磁化可能材料層を置く
ことなどによって、バイアス磁界をさらに強くすると、
僅かに改善された結果が観測された。すなわら、このマ
ーカはアンテナから891ffまでの距離を置いて検出
可能であった。これは、ステンレス鋼層は第1図及び第
2図において論じたヴイカロイ層はど有効でなかったこ
とを教示している。
(実施例5) 第1図及び第2図に関連してこれまでに論じられてきた
実施例においては、磁気部材がマーカの一縁をとりまい
て折り畳まれかつ多巻回数インダクタの最内側の枝路を
超えて延びこれらの磁気部材の重ね合せを作ることによ
って開回路を完成させた。第3図及び第4図に示される
ように、これと類似の構成が磁気部材を折り壱むことな
く f9られる。これらの図から判るように、マーカ5
2は、前と同じような折り畳まれかつ重ね合された多巻
回数インダクタ並びに第1図に示されたように反対側の
多巻回数インダクタによって与えられるコンデンサパッ
ドと分布静電容+aによって構成される。しかしながら
、第3図及び第4図の実茄例は、磁気要素54が7−カ
の全幅を横切って延び、これによって、2木の分離した
r′Ata気回路を作り、これで両側の多巻回数インダ
クタの対向する枝路を囲うということにおいて、第1図
の場合と異なる。第4図の断面図において詳細に示され
ているように、実施例5においては、誘電体薄板56は
その両面に先に述べた実施例と同じように多巻回数イン
ダクタ58と60を積層させている。しかしながら、こ
の実施例においては、パーマロイの幅6.3Mの単一の
高透磁率材料層62と64が絶縁層66と68を挟んで
多巻回数インダクタ58と60のhに遠い方の而にそれ
ぞれ接着されている。好適実施例においては、絶縁層6
6と68は、厚さ50μmの感圧転写接着層である。そ
れぞれのパーマロイの高透磁率材料層62.64の外側
には、ヴイカ「1イなどのような高保磁力永久磁化可能
材料層70と72が配置され、これらの層はざらに転写
接着層74と76を介して接着される。パーマロイの高
透磁率材料層62と64は、誘電体薄板56の外側部分
とインダクタ58と60の最外側枝路を超えて延び、そ
の延びた部分内においてパーマロイの高透磁率材料層が
絶縁層66と68によってのみ分離されて、充分に近寄
り合って実質的に閉磁気回路を作るようになっている。
パーマロイの高透磁率材料層がインダクタの最内側枝路
を超えて内側に延びたところでは、これらの高透磁・V
層は同じく近奇って一緒になりこの領域に閉磁気回路を
作っている。
(実施例6) 第5図は、本発明の再活性化可能のさらに他の実施例の
、イの一縁に沿う断面を示す。基本マーカ78は誘電体
薄板8oを含み、その両側に、第1図から第4図に関連
して説明されたように、多巻回数インダクタ82と84
が並置される。活性化と不活性化を交番的に可能にする
磁気’2!素86は、薄い絶縁層84によってインダク
タ82と84から電気的に絶縁される。しかしながら、
この実施例は、パーマロイの高透磁率材1.4層90と
92が高保磁力材料層によって分離されないということ
において、実施例1から実施例4(第1図及び第2図)
と異なっている。むしろ、パーマロイの高透磁率材11
層は、薄い接着層94によってのみ互に分l1lllさ
れている。磁気回路内のヒステリシス損が信頼性を持っ
てマーカを不活性化するように充分に低い磁気抵抗を持
った磁気回路を作るためには、所与の19−Jの所与の
ほの高透磁率材料が望まれる。もし薄い材料を使用する
ならば、総体的に材料の訊を少くする必要がある。この
材料は、好適には、厚さ15〜25μmのパーマロイ層
などのような、複数枚の薄層内に分布されるのが望まし
い。第5図に示された実施例においては、最終的に、高
保磁力永久磁化可能材料層96と98が最外側のパーマ
ロイの高透磁率低保磁力材料層92の両側面に接着され
る。単一の層96又は98が各片側に示されているけれ
ども、これらの層はパルカロイ等の1層又は2層以上を
含むことができ、これによってパーマロイの高透磁率材
料層内の磁気状態の反転を防止するに充分な強さの単方
向磁界を発生させる。
(実施例7) 第6図の断面図において、さらに他の変更実施例が示さ
れており、ここで、誘電体薄板100と多巻回数インダ
クタ102.104は、これまでの付図のものと同じで
ある。第6図に示されるように、磁気要素106はマー
カの一縁の両側面上にそれぞれ固定され、かつインダク
タの最内側枝路と最外側枝路を超えて延び閉磁気回路を
完成させている。第6図に示されるように、2層の高透
磁率低保磁力材料層108と110が多巻回数インダク
タ102の片側面上に配置され、一方、2層の高透磁率
低保磁力材料層112と114が対向づる多巻回数イン
ダクタ104の反対側面上に配置される。前と同じよう
に、インダクタとこれらの層との間に薄い絶B層が介在
させられる。前と同様に、磁気要素106全体は、それ
ぞれの高透磁率低保磁力材料6108,110,112
゜114とヴイカロイなどのような高透磁率永久磁化可
能材料層116,118,120,122との間に介在
させられた薄い絶縁接着層によって一緒に接着される。
このような構成は、第1図及び第2図に示された実施例
のそれと実質的に同じ性能を有するが、し゛かし、製造
が容易であるためにある種の応用には好適であることが
、判明している。
(実施例8) 第7図に示された変更実施例のマーカ124はIff体
簿板薄板6を有し、この薄板は、その両側面上に、これ
までの付図に示されたと同じように、多巻回数インダク
タ128と130を有する。磁気要素131において、
高透磁率低保磁力材料層132.134,136.13
8が多巻回数インダクタ128と130の外側面上に配
置されている。高透磁率低保磁力材料層132と134
の間又は同じく層136と138の111に介在して、
高保磁力永久磁化可能材料層140,142がそれぞれ
ある。前と同様に、磁気要素全体は、薄い絶縁接着層(
図示されていない)によって−緒に接着される。したが
って、この実施例は、高保磁力永久磁化可能材料層の1
居のみがマーカの各側に配置されているという点が実施
例7(第6図)と異なる。
それ故、第5図におけるように高保磁力永久磁化可能材
料層が最外側層として配置されるか、第6図におけるよ
うに磁気要素の対向する居間に介在さUられるか、又は
第7図におけるように要素の各側に1層だけ配置される
かどうかは大して重要なことではないことが認められる
。高保磁力永久磁化可能材料層の配置にとっての唯一の
制約は、この層が高透磁率低保磁力材料層に可能な限り
近くに置かれ、その結果、高保磁力永久磁化可能材11
層と^透Ia率低保磁力材料層との間に効率的な磁気結
果を作る、ということである。
(実施例9.10) これまでに)ホベてきた実施例は、全て、高透磁率低保
磁力材料としてバー70イ層を利用して構成されていた
。本発明においては、他の高透磁率材料も同様に使用さ
れ得る。
実施例9においては、第1図及び第2図に示された折畳
みパーマ[14層が他の高透磁率材料、すなわち、3%
のケイ素Siを含む軟¥i磁性鋼合金の約厚さ25μm
、幅4.8aw、良ざ1.1cIIIの折普み藤によっ
て買換されており、この合金は冷間圧延とその後の処理
によって圧延方向に最適の磁気特性を生じたものである
。マーカが含むこの種の材料層の数に応じて、それぞれ
のマーカはパーマロイを使った場合と実質的に同程度に
不活性化されることが判明している。同様に、実施例1
0においては、鉄Fe12.4%、モリブデンMO2,
1%、ニオブNbとチタンTi各4.2%、残りニッケ
ルN1が占める組成を有する高透磁率合金の層数をいろ
いろと変えたものでパーマロイ層が置換された。この場
合ちまた、実質的に前と同程度の活性化と不活性化が観
察された。
同様に、このほかにも各種の高保磁力永久磁化可能材料
がこれらを永久磁化した際に変更マーカを再活性化させ
るに充分であることが判明している。
(実施例11〜14) 基本マーカ内に存在する共振回路のQに依存して高透磁
率低保磁力材料層の聞を変化さゼることが、完全な不活
性化を保証する上で望ましい。実施例11においては、
アルミニウムではなくて腐食処理された銅層て形成され
、典型的にきわめて高いQ値を持つ多巻回数インダクタ
は、ヒステリシス損がQを検出を防止するに充分に低下
させるためにより多16の高透磁率材料の存在を必要と
することが判明している。第1図に示されたように配置
構成され、しかb変更されない状態においてかつ前に指
定したよう電子的物品監視装置内で評klliされたマ
ーカは、送信アンテナから1241の距離を超えて検出
されることが判明している。第2図に示されたようなマ
ーカの一縁のまわりを包んだ二つの包みの厚さ25μm
のパーマロイ層の幅をいろいろに変えたときのこれらの
包みの作用は、次のようであった。
[・ 【 「− もし高透磁率低保磁力材料の存在する壱が少な過ぎるな
らば、完全4【不活性化は得られず、−乃、その存71
するφが多過ぎると9活性化ンー力を検出可能絶間が障
害作用を受ける結果、不活性化という見地からすれば何
ら益するところがない。
マーカの信頼性ある不活性化のために、与えたらよいパ
ーマロイのような高透磁率低保磁力44利の相対皐は、
また、無線周波数検出装置を使った次のJ:うな試験か
ら検証される、この検出装置は低感度検出を行えるよう
に調節されており、すなわち、実施例1に挙げた変更さ
れない基本マーカを送信アンテナから102 ctrr
の距離を置いて検出できるように調節されており、これ
に対して検出装置が高感度のとき、107 cmの距離
から検出可能である。このようなマーカが多巻回数イン
ダクタの1本の枝路のまわりを完全に包む幅4.8m、
厚さ25μmのパーマロイの中一層を持つように変更さ
れたとき、この変更マーカはその不活性化状態において
アンテナから190IRの距離において依然として検出
可能であった、したがって、パーマ[コイの存在がかな
お充分でないことが表示される。厚さ25μm、長さ2
.5cm、幅4.8mのパーマロイの1層又は2層をマ
ーカのハ側面上にのみ配置してもなお受容れ可能の配置
構成は結果的に得られなかった。このような配置構成の
結果、マーカは依然としてアンテナから63crRの程
度の距離で検出可能であった。これに照して、同じく長
さ2.5cm、幅4.8mのパーマロイ層がマーカの各
側面上に置かれてその端をインダクタの枝路を超えで延
ばしHに実質的に磁気接触させて閉磁気回路を完成させ
た場合、このマーカはアンテナから約33 cyrの距
離になったときはじめて検出可能であった。このような
長さ2.5clR。
幅4.8履のパーマ[ケイの2層がマーカの各側面上に
置かれるとさらに好適であって、マーカはアンテナの一
隅に直かに接したときにのみ検出可能であった。良さ5
.01、幅4.8#のパーマロイの2層でマーカの一縁
のまわりを包み、したがってインダクタの枝路の両側に
パーマロイの2層を配置すると、マーカは全体的に検出
不能であった。
(実施例15) これまでの実施例において不活性化を行うのに使用され
たパーマロイのような高透磁率低保磁力材料を、これと
類似の非結晶性のアモルファス材料によっても置換する
ことができる。実施Pj415において、実施例1に使
用されたと同寸法の高透磁率層であるが、しかし、鋳物
状態で焼鈍されたアモルファス合金であって原子百分率
で約]パル1− G O66%、鉄Fe4%、ケイM8
 i 15%、ホウ素813%、モリブデンMo2%の
組成を有するらのから作られた層を用いた場合のマーカ
は完全に検出不能であり、それ故前述のパーマロイを使
った開成より僅かに性能が優れていることが観察された
。事実、この材料のパーマロイ層と同形同寸の1層だけ
が使用されたときでも、性能はパーマロイの2層を使っ
たときよりかろうじて劣っただけであった。さらに、ア
モルファス材料は焼鈍されたとき、これにJ:ってその
透磁率を増しC特定の応用に対するその性質を増長した
が、しかしこの場合、ある程度の高保磁力を生じ、この
焼鈍材料の折り畳み2層を有するマーカは送信アンテナ
から33 ctaの距離で検出可能なことが判明した。
同様に、このような折り畳み3層を持つマーカはアンテ
ナから25cmの距離でなお検出可能であった。これら
の結果は、高透磁率月料を有することは望ましいが、そ
の磁気材料が調査領域に存在するどきマーカ内に誘導さ
れた低局部発撮磁界によってその磁気状態を容易に変更
することのできるようなきわめて低保磁力を有すること
も、おだらく、同じように重要であることを示している
アモルファス系低保磁力材料の効率のさらに別の試験に
おいては、各種の他のアモルファス組成の層で変更され
たマーカがパーマロイを持ったマーカ及び萌段で指定さ
れたアモルファス合金で変更されたマーカと比較された
。実施例16から18においては、原子百分率で鉄Fe
41%、ニッケルNi39.7%、モリブデンMo2.
7%、ホウ素16.7%の組成を右する非焼鈍合金の層
がダウングレイン方向に切り取られ(実滴例16)、原
子百分率でコバルトCo68.5%、鉄Fe4.2%、
ニッケルNi3.4%、モリブデンMo1.5%、ケイ
本5i10.1%、ホウ素812.4%の組成を有する
他の合金の層が非焼鈍状態においてかつダウングレイン
方向に切り取られ(実施例17)また焼鈍状態において
クロスグレイン方向に切り取られ(実施例18)で、そ
れぞれ試験された。
この試験条件の下において、不変更マーカすなわら基本
マーカは送信アンテナから約114CIRの距離におい
て検出可能であった。各種の材料の層は、全て一定の高
面積0.0O12c  、(たとえば、厚さ25μm×
幅4.8gl+)を有し、閉磁気回路を作ることなく、
単にマーカの一縁上にδかれた。パーマロイの単一層は
、送信アンテナから約30.5C!Rの距離においてな
お検出される程度にのみマーカを不活性化することが判
明した。
上に挙げたうちの一番目のアモルファス合金は、これよ
りもいくらか広い範囲にわたって不活性化され、送信ア
ンテナから約251の距離に近ずいてはじめて検出可能
であった、また実施例16から18のマーカはこれより
僅かに狭い範囲で検出され、これらのマーカは送信アン
テナから56cmを超える距離においてなお検出可能で
あった。
1掲の材料が同じ高面積であるが、しかし実施例1にお
(プるように折り畳まれることによって■1磁気回路を
作るように配置されたとき、パーマに]イ変更マーカは
送信アンテナから4.4cmの距離において依然検出可
能であった。上に挙げた一番目のアモルファス材ねで変
更されたマーカはいかなる条例の下でも検出可能ではな
く、また、実施例17と18に使用された組成で変更さ
れたマーカは送信アンテナから12.5cmから25C
rRの距離において依然検出可能であった、さらにまた
実施例16に使用された組成で変更されたマーカは/+
6c111の距t′C:検出可能であった。2層又は3
層以上の川なり合う層に折り畳むなどによって、これら
の材料の量をさらに増加すると、その結果のマーカは、
全体的に検出不能であった。
上に論じたように、本発明の好適構成においては、高透
磁材料が比較的薄い層内に存在させられると共に、複数
のこれらの層がひとまとめにサンドウィッチ配置される
たとえば、実施例1におけるようにマーカの一縁のまわ
りに折り畳まれた幅4.8#++のパーマロイの2層は
、その各層が厚さ6.3μ肌の場合、同じ長さと幅であ
るが厚さが3.17μmの4層〈すなわち、両方の場合
とも12.7μmの同じ全体厚さ)とほぼ同等の効果が
あり、画構成ともマーカを完全に不活性化する能力があ
ることが判明している。これに照して、各厚さ12.7
μmの2層及び各厚さ25.4μmの3層が、完全な不
活性化を達成するために必要なことが判明している。
高透磁率材料の比較的薄い層の使用がこのように望まし
い一方、同時に完全な不活性化を可能にするために充分
な聞の磁気材料を含む必要があるので、材料のこのよう
な足を分配することのできる多様な配置構成が判定され
ている。したがって、たとえば、材料のこのようなυを
、積層としてではなく、多さ回数インダクタの大部分を
覆って延び、互に隣接する1層又はそれより多い数の層
として配置することら可能である。しかしながら、Fi
i層構成の方が好適であることが判明している。
マーカを不活性化1゛るに必要な材料の4から生じる種
々の構成間に小さな差があるけれども、マーカが永久磁
化可能材料の存在によって活性化されるとき、狭い幅の
積層で形成された再活性化マーカは大きな距離を超えて
検出可能である。
(実施例19) 本発明はこれまで印刷回路型マーカに関して説明された
(プれどb、本発明は他の種々のマーカM’+成配置に
も同様に0効である。したがって、たとえば、第8図に
示されているように、基本マーカ144は多巻回数の変
圧器巻線であって、その両端をコンデンサチップ148
に固定したしので形成されたインダクタ146を有する
共振回路を含む。マーカ144は、同様に、上に論じた
ような磁気要素150によって可逆的活M化と不活性化
ができるように変更可能である。したがって、実施例1
9においては、高透磁率材料152の1つまたは2つ以
−Lの完全な包みに隣接する層と層の間に高保磁力永久
磁化可能材料の小ざな方形部分が配置されたものが使用
されたが、他のこれに類似した構成配置し使用可能であ
る。
(実施例20) 同様にして、第9図は、他の構成配置の基本マーカ15
6の平面図を示し、この場合は印刷回路の多巻回数螺旋
インダクタ158は誘電体薄板160の片面」二に固定
された導電a板に従来の腐食技術を使って形成される。
このマーカにおいて、多さ回数インダクタは比較的広い
離散allI!1162ど164に終端している。誘電
体薄板160の両面−トの導電薄板は、nに対向す゛る
導電領域166と168と共に互に対向り“る]ンデン
サバツドを作るように形成される。第9図に示される実
施例においては、誘電体薄板166は領域170を切り
取られる結果、これを目通する開口を設けられ、これに
よって磁気要素172が、第8図に示されたと同じ具合
に、多巻回数インダクタ158の1枝路のまわりを完全
に包むことができるようにする。
要−A172の断面図が第10図に示され、基本マーカ
は誘電体薄板174を含み、この薄板はその片面十に多
巻回数インダクタ176を固定していることが判かる。
磁気要素がインダクタ176を短絡するのを防止するた
め、従来のクラフト紙等の絶縁層178がまずこのイン
ダクタのまわりに巻かれ、ついでこの絶縁層が上に説明
されたように高透磁率材料180の一つ又は二つ以上の
包みによってさらに覆われる。最終的に高保磁力永久磁
化可能材料の1層又は2層以上の層182が施される。
全構成は、保護被覆内に納められ、かつこれに感圧接着
層が付は加えられることによってマーカを保護すべき製
品に固定可能とする。この接着層は、ざらに、低接着性
リリーズライナ186で一時的に讃われる。
(実施例21) さらに他の変更実施例の構成の平面図が第11図に示さ
れており、この図で判かるように基本マーカ188は誘
電体λす板の両側上の金属螺旋層インダクタを有し、そ
の金属螺旋層インダクタ190の1層が見えている。こ
のような構成配置は、米国特許第4.482.874号
に記載されたダイススタンピング技術によって容易に作
られる。
多巻回数金属螺旋層インダクタの内側上の誘電体薄板の
部分はダイススタンピング操作中に容易に除去されるの
で、前に論じたような磁気要素192は多巻回数金属螺
旋層インダクタの1枝路のまわりに容易に巻き付けられ
、この結果、可逆的活性化と不活性化を可能にする。
(実施例22) いままでに論じた実施例に加えて、ここでは、高透磁率
材料の単一層が多巻回数インダクタの1枝路に沿ってそ
の巻回数の全てのまわりに折り畳まれるか又はこれを包
むけれども、多巻回数インダクタの各巻回数のまわりに
離散した高透磁率材料層を折り畳むかこれを包むことも
本発明の範囲に含まれる。このような構成配置において
は、離散した高保磁力材料層もまた個々の高透磁率材料
層のまわりを包む。これに代えて、単一層の高保磁力材
料層が、′tIA透磁率材料層の折り畳み又は包みの全
てに隣接して配置されてもよい。
第12図及び第13図に示された実施例22においては
、代H的マーカ191が、誘電体薄板193を含み、こ
の薄板のハ面上に多巻回数インダクタ194が形成され
ていることが、示されている。第13図の断面図にさら
に詳細に示されているように、マーカ191はA M体
薄板193の片側上に単一の多巻回数インダクタを含む
と共に、共振回路の残りの部分は図に示されていないデ
ィスクリートな]ンデン号によって形成されている。
磁気要素196は、第13図の断面図においては、^透
磁率材料層198を含んで示され、この層は多巻回数イ
ンダクタ194の各巻回数を完全に取り囲/vでいる。
誘電体薄板193の反対側面上には、単一層の高保磁力
材料層200が固定されている。高透磁率材料層198
は、連続めっき技術によって容易に作られる。このよう
な層を形成するに当っては、適当な誘電体薄板上に鉄−
ニツケル合金などの高透磁率材料の第一層を作り、さら
にこの上に銅又はアルミニウムなどの良導°重金属層を
作る。こうしてできた二重積層を残金処理することによ
って多巻回数インダクタが形成されると共に、各良導電
金属層の下に残留している高透磁率層によって多巻回数
を形成する。
これに続いて、同様の高透磁率材料が蒸着、電気めっき
又はこれに類似の技術によってさらに付加され、これに
よって閉磁気回路を完成する。
(実施例23) 第13図に示されたものの変更実施例が第14図に示さ
れており、この図に示されるようにめつき処理集合体は
誘電体薄板202を含み、この誘電体薄板はその表面上
に次の順序の層を有する。
すなわち、高透磁率材料wjJ204、良導電材I’l
1層206、第二高透磁率層208、一番上側の高保磁
力材料M210から成る層である。この多重積層は、従
来技術を使って腐食処理され、これによってこれら4層
全ての不要な部分を除去しながら多さ回数インダクタを
形成する。その後、高透磁率材料212をめっき又は蒸
着により残された多巻回数インダクタの両側にIHるこ
とによって磁気回路を完成する。
この高透v71=tz祠料層を制御可能に磁気的にバイ
アスするS(i首は、この高透磁率材料層に隣接(9,
て永久に固定されている高透磁率永久磁化可能材層以外
のムのであるが、これも本発明の範囲に属づる。したが
って、たとえば、第15図の部分断面図に示されるよう
に、マーカ214の含む誘電体薄板216はイの両側面
上に対向する多巻回数螺旋インダクタ218.220を
ぞれぞれ右づるとと5に、対向する導電路で分布]ンf
ン」プを形成し、これらが共振回路を完成している。マ
ーカ214の両側面」二には、高透磁率材11層222
ど224が配置され、これらは多巻回数インダクタ21
8と220の1枝路を取り囲む。高透磁率材料層222
と224の部分は、誘電体薄板216の端を超えて延び
て磁気的にbに結合されることに−よって閉磁気回路を
形成する。しかしながら、層222と224が・!jな
り合い領域にJ3い(−ひきるだ(〕ひに近づき合うの
ではなくて、これらの層が永久的に分離されていて、高
保磁力永久磁化可能材料片226を取外し可能に両層の
間に作られるギャップ内にそう人できるようにされてい
る。それ故、マーカを活性化するとき、高保磁力永久磁
化可能材料片226をギャップ内にそう入する。
これによって、発生したバイアス磁界が高透磁率4A料
層222と224の磁気状態の変化を防止し、したがっ
てヒステリシス損は起こらず、マーカ内回路のQは低減
せず、故にマーカは検出可能となる。一方、マーカを不
活性化づるとき、片226を取り外し、これによって対
向する高透磁率材料層222と224の間の磁気結合を
許容する。この結果成立した閉磁気回路がマーカ内回路
のQを検出可能点より下に低減させる。なJフ、ここで
゛、注目したいのは、活性化用の取外し可能磁化材料片
226はギャップ内に嵌込みできるような形状を必ずし
も持たなくてよい、ということである。
このような磁化可能片は高透磁率材料層に隣接してこれ
を置く余地さえあればそこに配置され【この片でこの高
透磁率44石層をマーカを検出するに充分に飽和させる
のである。
変更実施例に43いては、活性化・不活性化マーカにフ
土うイ1−材IN1片を(1備し、この片を多巻回数イ
ンダクタの少くとも1枝路に隣接して置<J:うにして
いる。それ故、またたとえば、多巻回数イングクタ全体
に重なり合うに充分な大きざの低保磁カフエライI一層
がマーカを完全に不活性化するに充分であることが判明
しており、なおまたゴム接着バリウムフエライ1〜のよ
う41F記と同じような大きざの永久磁化材料層を7−
カに隣接して置くことによつηこれをIA活性化でさ゛
る。このようなフェライト月利は、非導電性であり、マ
ー7+内回路のQに認められるようなしやへい作用又は
有害作用を与え4I−いことが、検ゴされている。しか
しながら、このようイ(構成配置は〕1ライ1−材料片
について論じた前者の実施例はどには望ましくない。ぞ
れはフエラ1′ト材料がこれと同ηlのパーマ[Jイ材
料より高価であるからである。)丁ライl−材料を使用
する好適実施例は、パーマロイ材料の包みによった実施
例と同じように多巻回数インダクタの1枝路の両側の2
枚の小ざなフェライト材料片を利用するものである。こ
の構成配置で約9.5顯2のフェライト材料片を利用し
たとき、マーカは完全に不活性化されまたマーカに隣接
して置かれたゴム接着フェライト材料の永久磁化材料片
でマーカを活性化したとき104 ctxの距離を置い
てこれを検出可能であった。
不活性化・活性化マーカの使用が望まれる本発明による
電子式物品監?lJ2装置の斜視図が第16図に示され
ている。これで判るように、監視装置230は、隣り合
う壁234と236によつ工区画さ゛れた出口内のよう
な調査hi 111232を規定するように設置される
のが望ましい。壁234に隣接してアンテナパネル23
7が据えられ、この中に送信アンテナと受信アンテナが
首かれる。これらのアンテナは、送信回路238、受信
回路240にそれぞれ接続される。送信回路238は電
磁信号を発射し、この信号は送信パネル237内の送信
アンテナを野山して調査領域232内に無線周波数の電
磁界を発生ずる。本発明のマーカ244が何段された物
品242の調査領域通過の際、マーカはその活性化状態
にある場合励起されてその回路が共振周波数で発振を生
じる。この発振はアンテナパネル237内の受信アンテ
ナで受信され、受信振動は受信回路240に送られ、こ
の中の検出回路が受信信号を他の電磁雑音から区別して
これを拾い、受信信号が適当なときには、警報信号を発
する。不活性化・活性化装置246は勘定場内などのよ
うに調査領域に隣接した便利な場所に配置される。不活
性化・活性化装置246は、好適には、単方向又tよ双
方向いずれかに制御される磁界を発生する装置を有する
。マーカ内に含まれる永久磁化可能部材を磁化したい場
合には、装置246によって単方向磁界を発生しこれに
よって7−カを活性化する。一方、マーカを不活性化し
たい場合には、装’I 246によって交番磁界を発生
し、この結果、マーカが装置246から次第に遠ざかる
に従って、マーカ内の永久磁化可能部材が次第に強度を
減少する交番磁界に晒され、同部祠は最終的には減磁状
態に維持される。これに代えで、当業名に明かなように
、交番磁界そのものの強度を次第に減少させていっても
、磁化可能部材を減磁状態に麗持することができる。
[発明の効果] 電子式物品監視装置に使用されるものであって無線周波
数共振回路を含んだマーカに、高透磁率低保磁力材料と
高保磁力磁化可能材料の各薄層を組合せた磁気要素を付
加することによって、電磁気理論と作用を巧みに利用し
て、外部から遠隔的に印加する磁界を制御することによ
って信頼性ある不活性化すなわち検出不能状態と再活性
化すなわち検出可能状態との間のスイッチングが可能な
、製造が容易、経汎的、かつ機能・構成・寸法上実用的
なマーカを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるマーカの一実施例の平面図、 第2図は第1図に示す実施例の線2−2に沿う断面図、 第3図は本発明によるマーカの他の実施例の平面図、 第4図は第3図に示す実施例の線3−3に沿う断面図、 第5図は本発明によるマーカのさらに他の実施例の断面
図、 第6図は本発明によるマーカのさらに他の実施例の断面
図、 第7図は本発明によるマーカのさらに他の実施例の断面
図、 第8図は離散的コンデンサと多巻回数巻線を巻いたイン
ダクタを利用する本発明によるマーカのさらに他の実施
例の平面図、 第9図は印刷回路構成を利用する本発明によるマーカの
さらに他の実施例の平面図、 第10図は第9図に示す実711Mの線10−10に沿
う断面図、 第11図は本発明によるマーカのさらに他の実施例の平
面図。 第12図はインダクタの各巻線を覆う個々の磁気材料片
を利用する本発明のマーカのさらに他の実施例の部分平
面図、 第13図は第12図に示された実施例の$5113−1
3に沿う断面図、 第14図は本発明によるマーカの第12図及び第13図
に示すものと類似の実施例の断面図、第15図は取外し
可能永久磁化可能材料片を利用する本発明のマーカのさ
らに他の実施例の部分断面図、 第16図は本発明によるマーカを使用するl’F式物品
監視装置の斜視図である。 [記号の説明] 10・・・マーカ 12・・・誘電体薄板 14・・・金fF4層 16・・・インダクタ 26・・・磁気要素 28.30・・・インダクタの枝路 32・・・絶縁層 36・・・高透磁率低保磁力層 38・・・感圧層 40.42・・・高保磁力永久磁化44判層44・・・
絶縁層6層 46・・・高透磁率低保磁力層 48.50・・・高保磁力永久磁化可能材料層52・・
・マーカ 54・・・磁気要素 56・・・誘電体λ9板 58.60・・・インダクタ 62.64・・・^透磁率材料層 70.72・・・高保磁力永久磁化可能材料層78・・
・マーカ 80 ・・・affi 体 ン’+t &82.84・
・・インダクタ 86・・・磁気要素 90.92・・・高透磁率jA料層 96.98・・・高保磁力永久磁化可能材料層100・
・・誘電体薄板 102.104・・・インダクタ 106−・・磁気′f!系 108.110,112,114・・・高透磁率低保磁
力材料層 116.118,120,122・・・高透磁率低保磁
力材料層 124・・・マーカ 126・・・誘電体薄板 128.130・・・インダクタ 131・・・磁気要素 132.134,136.138・・・高透磁率低保磁
力材料層 140、’142・・・高保磁力永久磁化可能材料層1
44・・・マーカ 146・・・インダクタ 150・・・磁気要素 152・・・高透磁率材料 156・・・マーカ 158・・・インダクタ 160・・・誘電体薄板 172・・・磁気要素 174・・・誘電体薄板 176・・・インダクタ 180・・・高透磁率材料 182・・・高保磁力永久磁化可能材料層188・・・
マーカ 190・・・インダクタ 191・・・マーカ 192・・・磁気要素 193・・・誘電体薄板 194・・・インダクタ 196・・・磁気!2木 198・・・IOi透磁透磁率材層 4層200・高保磁力材料層 202・・・誘電体薄板 204・・・高透磁率材籾層 206・・・良導電材料層 208・・・高透磁率材料層 210・・・高保磁力材料層 212・・・高透磁率材籾層 214・・・マーカ 216・・・誘雷i4薄板 218.220・・・インダクタ 222.224・・・高透磁率材料層 226・・・磁化材料片 230・・・電子式物品監視装置 232・・・調査領域 238・・・送信回路 240・・・受信回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同調用共振回路のQが所定値を超えたとき前記同
    調用共振回路の発振を検出する受信装置を備えた電子式
    製品監視装置に使用されるマーカであつて、誘導要素と
    前記所定値より大きい活性化状態及び前記所定状態より
    小さい不活性化状態をとるQとを有する共振回路と、前
    記誘導要素の1又は1より多い巻回数の巻部の一部分を
    少なくとも実質的にとりまく磁気回路を形成する磁気材
    料の少くとも1片と、前記磁気材料を制御可能に磁気的
    にバイアスする磁気バイアス装置とを包含することを特
    徴とするマーカ。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載のマーカにおいて、前
    記磁気材料は前記誘導要素の1区分のみをとりまくこと
    を特徴とするマーカ。
  3. (3)特許請求の範囲第1項記載のマーカにおいて、前
    記磁気バイアス装置は前記磁気材料に隣接して永久磁化
    可能材料を含むことを特徴とするマーカ。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載のマーカにおいて、前
    記磁気材料は数百アンペア毎メートルを超えない印加磁
    界によつて飽和するように磁化可能なフェリ磁性材料を
    含むことと、前記磁化可能材料は磁化状態において前記
    磁気材料を飽和するに充分な強さの外部磁界を前記磁気
    材料上に発生させる材料を含むことを特徴とするマーカ
  5. (5)特許請求の範囲第1項記載のマーカにおいて、前
    記誘導要素は少くとも1ループを有しかつ前記磁気材料
    によつて前記ループの1又は1より多い巻回数の部分の
    まわりを包まれることを特徴とするマーカ。
  6. (6)特許請求の範囲第1項記載のマーカにおいて、前
    記磁気材料は少なくとも前記誘導要素の1又は1より多
    い巻回数の部分のまわりに折り畳まれることを特徴とす
    るマーカ。
  7. (7)特許請求の範囲第1項記載のマーカにおいて、前
    記磁気材料の少くとも2つの部分は前記誘導要素の1又
    は1より多い巻回数の両側上に配置されかつ前記誘導要
    素を超えて延長していることと、前記延長部分は前記磁
    気回路を完成するために磁気的に一緒に結合されるよう
    に互に対向配置されていることを特徴とするマーカ。
  8. (8)特許請求の範囲第1項記載のマーカにおいて、前
    記磁気材料の層は少なくとも前記誘導要素の1又は1よ
    り多い巻回数の部分のまわりに折り畳まれかつ前記誘導
    要素の部分を超えて延長していることと、前記延長部分
    は磁気的に結合するように並置されることと、前記延長
    部分の間に取外し可能に配置される永久磁化可能材料片
    を含むこととを特徴とするマーカ。
  9. (9)電子式物品監視装置であつて、 a)調査領域内に無線周波数の電磁界を発生させる電磁
    界発生装置と、 b)所定周波数で発振する同調誘導性・容量性回路に関
    連するQを所定値より大きい値において有しかつ前記周
    波数において前記電磁界に対してエネルギーを吸収しか
    つエネルギーを放射することによつて応答する前記回路
    を含むマーカと、c)前記マーカ内の実効Qが前記所定
    値を超えたとき前記マーカからの放射エネルギーを受信
    しかつ前記エネルギーに応答して出力を供給する受信装
    置 とを包含し、及び前記監視装置において、前記マーカは
    、さらに、前記所定値より大きい活性化状態におけるQ
    と前記所定値より小さい不活性化状態のQと、前記誘導
    要素の1又は1より多い巻回数の部分を少なくとも実質
    的に囲む磁気回路を形成する磁気材料の少くとも1片と
    、前記磁気材料を制御可能に磁気的にバイアスする磁気
    バイアス装置を含むこととを、 特徴とする電子式物品監視装置。
  10. (10)特許請求の範囲第9項記載の電子式物品監視装
    置において、前記バイアス装置は前記磁気材料に隣接し
    て置かれた永久磁化可能材料を含むことを特徴とする電
    子式物品監視装置。
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