JP3436300B2 - 盗難防止用タグ及びその取付方法 - Google Patents

盗難防止用タグ及びその取付方法

Info

Publication number
JP3436300B2
JP3436300B2 JP36318398A JP36318398A JP3436300B2 JP 3436300 B2 JP3436300 B2 JP 3436300B2 JP 36318398 A JP36318398 A JP 36318398A JP 36318398 A JP36318398 A JP 36318398A JP 3436300 B2 JP3436300 B2 JP 3436300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
article
tag
electromagnetic shielding
theft tag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP36318398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11339143A (ja
Inventor
武司 曽江
政美 三宅
宏一 石山
稔 中里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP36318398A priority Critical patent/JP3436300B2/ja
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to KR1019997009811A priority patent/KR100640699B1/ko
Priority to US09/424,588 priority patent/US6285284B1/en
Priority to EP99906541A priority patent/EP0986037B1/en
Priority to PCT/JP1999/000978 priority patent/WO1999049437A1/ja
Priority to DE69938638T priority patent/DE69938638D1/de
Priority to TW088103782A priority patent/TW556129B/zh
Publication of JPH11339143A publication Critical patent/JPH11339143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3436300B2 publication Critical patent/JP3436300B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2405Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting characterised by the tag technology used
    • G08B13/2414Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting characterised by the tag technology used using inductive tags
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2428Tag details
    • G08B13/2431Tag circuit details
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2428Tag details
    • G08B13/2437Tag layered structure, processes for making layered tags
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2428Tag details
    • G08B13/2437Tag layered structure, processes for making layered tags
    • G08B13/2442Tag materials and material properties thereof, e.g. magnetic material details
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2451Specific applications combined with EAS
    • G08B13/246Check out systems combined with EAS, e.g. price information stored on EAS tag

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盗難を監視する物
品の無断持ち出しを報知するためのタグ及びその取付方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の盗難防止用タグとして、
盗難監視用の物品に取付けられたタグの共振回路部が電
波発信装置からの特定周波数の電波に共振し、タグが盗
難監視用の物品から分離されたか否かを分離検知手段が
検出し、分離検知手段の検出出力に基づいて分離報知部
が報知音出力手段を制御するように構成された盗難防止
用タグが開示されている(特開平8−185584)。
この盗難防止用タグでは、共振回路部が絶縁性誘電体の
薄膜の両面にエッチング等により所定形状の導電性金属
箔を形成して構成される。例えば、薄膜表面に、導電性
金属箔により渦巻状に形成された誘導回路部分と、この
誘導回路部分の渦巻状の中心部に誘導回路部分に連続す
るコンデンサ回路部分の表面側平面パターンとが形成さ
れる。上記分離検知手段はタグの物品への取付面に突出
する作動バーを有する取外し検出スイッチであり、この
検出スイッチには電源とブザーが電気的に接続される。
この取外し検知スイッチと電源とブザーにより構成され
る回路が分離報知部であり、ブザーが報知音出力手段で
ある。タグを物品に取付けると、作動バーが物品により
押込まれて上記取外し検知スイッチがオフの状態にな
り、タグを物品から外すと、作動バーが突出して取外し
検知スイッチがオンするようになっている。
【0003】また上記盗難監視用の物品を販売する店の
出入り口には送信アンテナと受信アンテナとが互いに所
定の間隔をあけて立設され、これらのアンテナは制御部
に電気的に接続される。制御部は共振回路部で共振する
周波数の電波を送信アンテナから送信させるとともに、
受信アンテナからの受信信号の信号レベルを常にチェッ
クするように構成される。更に制御部の制御出力には警
報を発するスピーカが接続される。このように構成され
た盗難防止用タグでは、盗難を監視している物品が未清
算のまま送信アンテナ及び受信アンテナ間を通過しよう
とすると、送信アンテナから送信された電波が盗難防止
用の物品に取付けられたタグの共振回路部で共振するた
め、受信アンテナには受信レベルの変調された受信信号
が受信される。この結果、制御部はスピーカから警報を
発し、未清算商品の持ち出しをチェックできる。またタ
グを物品から取外すと、作動バーが突出して取外し検知
スイッチがオンするので、ブザーが鳴動し、確実に盗難
を監視することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の盗
難防止用タグでは、表面がアルミニウム等の導電性材料
や鋼板等の磁性材料により形成された物品にタグを取付
けると、共振回路部の自己インダクタンスが変化するた
め、表面が絶縁性材料や非磁性材料により形成された物
品にタグを取付けた場合と比較して、共振回路部の共振
周波数が変わってしまい、タグが共振しない場合があっ
た。本発明の目的は、盗難監視用の物品の表面がどのよ
うな材料により形成されていても共振回路部の共振周波
数が変化することがない盗難防止用タグ及びその取付方
法を提供することにある。本発明の別の目的は、厚さを
薄くすることができ、しかも安価に製造することができ
る盗難防止用タグ及びその取付方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図3に示すように、盗難監視用の物品11に取
付けられ送信アンテナ13から送信された特定周波数の
電波に共振する共振回路部14を備えた盗難防止用タグ
12の改良である。その特徴ある構成は、物品11への
取付面と共振回路部14との間に電磁遮蔽層16が介装
され、電磁遮蔽層16が、絶縁材料、或いはフェライト
粉末又は粒径10μm以下の軟磁性粉末とプラスチック
との複合材、或いフェライト粉末又は粒径10μm以下
の軟磁性粉末とゴムとの複合材により形成されたところ
にある。この請求項1に記載された盗難防止用タグで
は、表面がアルミニウム等の導電性材料や鋼板等の強磁
性材料により形成された物品11に電磁遮蔽層16を介
して共振回路部14を取付けると、共振回路部14は電
磁遮蔽層16により上記物品11から電磁遮蔽されるた
め、共振回路部14の自己インダクタンスは表面が絶縁
性材料や非磁性材料により形成された物品に取付けた場
合と殆ど変わらない。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図5に示すように、物品11への取付
面と電磁遮蔽層56との間に高導電率層55が介装され
たことを特徴とする。この請求項2に記載された盗難防
止用タグでは、共振回路部54が電磁遮蔽層56により
物品11から電磁遮蔽され、かつ高導電率層55により
共振回路部54のQ値が高められるので、共振回路部5
4の自己インダクタンスは殆ど変化せず、共振の幅が鋭
くなる。また薄い高導電率層55を介装することによ
り、電磁遮蔽層56の厚さを大幅に薄くすることができ
るので、タグ52全体の厚さを薄くでき、しかも安価に
タグ52を製造することができる。なお、Q値とは角周
波数をωとし、共振回路部の抵抗分をrとするとき、ω
L/rで定義される数値であり、このQ値が高いほど渦
電流等による損失が少なくなり、共振の幅が鋭くなるこ
とが知られている。また高導電率層55を上記のように
介装すると、Q値が高くなるのは、送信アンテナから送
信される電磁波が高導電率層55により遮断され、高導
電率層55直下の物品11に届かないため、高導電率層
55直下の物品11の材質による共振回路部54の自己
インダクタンスLの変化が殆ど発生しないためである。
【0007】請求項に係る発明において、電磁遮蔽層
16が絶縁材料により形成された場合、表面がアルミニ
ウム等の導電性材料や鋼板等の強磁性材料により形成さ
れた物品11に電磁遮蔽層16を介して共振回路部14
を取付けると、共振回路部14は電磁遮蔽層16により
電磁遮蔽層16の厚さに相当する所定の間隔をあけて上
記物品11から電磁遮蔽されるため、共振回路部14の
自己インダクタンスは表面が絶縁性材料や非磁性材料に
より形成された物品に取付けた場合と殆ど変わらない。
【0008】請求項に係る発明において、フェライト
とは二価の金属イオンをMと表した場合にMO,Fe2,
3なる化学式で表される酸化物であり、一般的に電気
的抵抗がきわめて高くかつ透磁率も高いものとして知ら
れているものである。なお、二価の金属イオンとしては
Mn,Mg,Ni,Co,Cu,Znが挙げられ、フェ
ライト粉末はフェライト焼結体を微粉砕した焼結フェラ
イト粉末であっても良い。フェライト粉末を分散するプ
ラスチックには、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹
脂、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂や、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ウレ
タン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。ま
た、粉末を分散する樹脂はこれらに限定されることはな
く、天然ゴム或いは合成ゴムを用いてもよい。
【0009】請求項に係る発明において、軟磁性粉末
の粒径は送信アンテナ13から送信される電波により軟
磁性粉末に渦電流を生じないようにするため、プラスチ
ック又はゴムと混練、分散することから10μm以下で
ある必要がある。粒径は好ましくは5μm以下、更に好
ましくは3μm以下が好ましい。
【0010】上記請求項に記載された盗難防止用タグ
では、表面がアルミニウム等の導電性材料や鋼板等の強
磁性材料により形成された物品11に電磁遮蔽層16を
介して共振回路部14を取付けると、共振回路部14は
電磁遮蔽層16に含まれる高い透磁率を有するフェライ
ト粉末又は軟磁性粉末により上記物品11から電磁遮蔽
されるため、電磁遮蔽層16の厚さを薄くしても共振回
路部14の自己インダクタンスは表面が絶縁性材料や非
磁性材料により形成された物品に取付けた場合と殆ど変
わらない。
【0011】請求項に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図5に示すように電磁遮蔽層1
6がフェライト粉末又は粒径10μm以下の軟磁性粉末
とプラスチックとの複合材、或いはフェライト粉末又は
粒径10μm以下の軟磁性粉末とゴムとの複合材からな
る第1層16aと、プラスチック又はゴムからなる第2
層16bとを積層することにより形成されたことを特徴
とする。この請求項に記載された盗難防止用タグで
は、第2層16bが絶縁層として機能する。表面がアル
ミニウム等の導電性材料や鋼板等の強磁性材料により形
成された物品11に電磁遮蔽層16を介して共振回路部
14を取付けると、電磁遮蔽層16の厚さを薄くしかつ
フェライト粉末又は軟磁性粉末の使用量を少なくしつ
つ、共振回路部14の自己インダクタンスは表面が絶縁
性材料や非磁性材料により形成された物品11に取付け
た場合と殆ど変わらない。
【0012】請求項に係る発明は、請求項1又は3
係る発明であって、更に軟磁性粉末がアモルファス合
金、パーマロイ、電磁軟鉄、ケイ素鋼板、センダスト合
金又はFe−Al合金のいずれかであることを特徴とす
る。アモルファス合金としては、コバルト系、鉄系、ニ
ッケル系等の高透磁率材料が用いられる。アモルファス
合金はCo,Fe,Niを合計70〜98重量%にB,
Si,Pを合計2〜30重量%含み、その他Al,M
n,Zr,Nb等を含む。
【0013】コバルト系合金の具体的例としては、Co
−84重量%とFe−5.3重量%とSi−8.5重量
%とB−2.2重量%からなる合金、Co−84重量%
とFe−3.3重量%とB−1.3重量%とP−9.8
重量%とAl−1.6重量%からなる合金、Co−89
重量%とFe−5.3重量%とSi−2.3重量%とB
−3.4重量%からなる合金、Co−81.9重量%と
Fe−5.1重量%とSi−10重量%とB−3重量%
からなる合金、Co−80重量%とFe−10重量%と
Si−6重量%とB−4重量%からなる合金、Co−7
8.8重量%とFe−5.1重量%とSi−6.1重量
%とB−4.7重量%とNi−5.3重量%からなる合
金等がある。
【0014】鉄系合金の具体的例としては、Fe−9
5.4重量%とB−4.6重量%からなる合金、Fe−
91.4重量%とSi−5.9重量%とB−2.7重量
%からなる合金等がある。Ni系合金の具体的例として
は、Ni−94.5重量%とP−5.5重量%からなる
合金等がある。パーマロイとしては、78-Permalloy,45
-Permalloy,Hipernik,Monimax,Sinimax,Radiometa
l,1040 Alloy,Mumetal,Cr-Permalloy,Mo-Permallo
y,Supermalloy,Hardperm,36-Permalloy,Deltamax,
角形ヒステリシスパーマロイ,JIS PB 1種及び2種,JIS
PC 1種〜3種,JIS PD 1種及び2種,JIS PE 1種及び2種
等が用いられる。
【0015】電磁軟鉄としては、工業純鉄、アームコ
鉄、Cioffi純鉄、低炭素鋼板等が用いられる。ケイ素鋼
板としては、無方向性ケイ素鋼板、方向性ケイ素鋼板等
が用いられる。センダスト・Fe−Al合金としては、
アルパーム、ハイパーマル、センダスト、スーパーセン
ダスト等が用いられる。この請求項に係る盗難防止用
タグでは、上記軟磁性粉末を含む電磁遮蔽層を用いる
と、透磁率が高く、保磁力が小さく、かつヒステリシス
損が小さいため、表面が上記導電性材料や強磁性材料に
より形成された物品から共振回路部14を確実に電磁遮
蔽できる。
【0016】請求項に係る発明は、請求項2に係る発
明であって、更に図5に示すように、高導電率層55が
電気抵抗率10-2Ω・cm以下であって非磁性材料によ
り形成されたことを特徴とする。請求項に係る発明
は、請求項に係る発明であって、更に図5に示すよう
に、高導電率層55がアルミ板、銅板、アルミ箔、IT
O膜又は銀厚膜のいずれかにより形成されたことを特徴
とする。この請求項5又は6に記載された盗難防止用タ
グでは、高導電率層は導電率が高くかつ非磁性であるア
ルミ板等により形成されるため、Q値を高くすることが
できる。
【0017】請求項に係る発明は、図1に示すよう
に、請求項1、3又は4いずれか記載の盗難防止用タグ
12の電磁遮蔽層16の表面を物品11への取付面とし
て物品に盗難防止用タグを取付ける方法である。この方
法により、盗難監視用の物品11の影響を受けることな
く正しく盗難防止用タグ12を上記物品11に取付ける
ことができる。
【0018】請求項に係る発明は、図5に示すよう
に、請求項2、5又は6いずれか記載の盗難防止用タグ
52の高導電率層55の表面を物品11への取付面とし
て物品に盗難防止用タグを取付ける方法である。この方
法により、請求項9記載の盗難防止用タグより更に盗難
監視用の物品11の影響を受けることなく正しく盗難防
止用タグ52を上記物品11に取付けることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて詳しく説明する。図1〜図3に示すよう
に、盗難監視用の物品11に取付けられたタグ12は送
信アンテナ13から送信された特定周波数の電波に共振
する共振回路部14と、物品11の取付面と共振回路部
14との間に介装された電磁遮蔽層16とを備える。物
品11はこの実施の形態では強磁性材料である鋼板製の
容器11aに収納された飲料水や食用油やキャンディ等
である。共振回路部14は紙やプラスチック薄板等の絶
縁性材料により形成された絶縁性基材シート17と、絶
縁性基材シート17の一方の面に銅やアルミニウム等の
導電性材料により略正方形の渦巻き状に形成されたコイ
ル部18と、絶縁性基材シート17の一方の面に接着さ
れ上記コイル部18と電気的に接続されたコンデンサ1
9とを有する(図1及び図2)。コンデンサ19は誘電
体層(図示せず)を介して互いに接着された一対の電極
層19aにより構成される。コイル部18は絶縁導線を
略正方形に渦巻き状に巻回して絶縁性基材シート17に
貼付けることにより形成され、或いは絶縁性基材シート
17に積層したアルミニウム箔や銅箔等の導電性材料を
エッチング法又は打抜き法等により不要部分を除去して
略正方形の渦巻き状に形成される。
【0020】電磁遮蔽層16はスチロール板やアクリル
板等の絶縁材料により形成するか、又はフェライト粉末
とプラスチック又はゴムとの複合材、若しくは粒径10
μm以下の軟磁性粉末とプラスチック又はゴムとの複合
材により形成される。複合材により電磁遮蔽層16を形
成すれば電磁遮蔽層16の厚さを薄くすることができ
る。電磁遮蔽層を絶縁材料により形成した場合には、そ
の厚さは5mm〜10mmの範囲にあることが好まし
く、電磁遮蔽層を複合材により形成した場合には、その
厚さは3〜5mmの範囲にあることが好ましい。また、
上記複合材からなる第1層と、プラスチック又はゴムか
らなる第2層とを積層して電磁遮蔽層16を形成しても
良い。第1層と第2層とを積層して電磁遮蔽層を形成す
れば、第1層の厚さを薄くすることができ、かつフェラ
イト粉末又は軟磁性粉末の使用量を少なくすることがで
きる。電磁遮蔽層を第1層及び第2層を積層して形成し
た場合には、第1層及び第2層の厚さはそれぞれ2〜4
mm及び2〜5mmの範囲にあることが好ましい。
【0021】なお、上記複合材又は第1層はフェライト
粉末又は軟磁性粉末を80〜95重量部、プラスチック
又はゴムを5〜20重量部の範囲で混合・固化して形成
されることが好ましい。また、図中では電磁遮蔽層16
は共振回路部14と略同一面積にて示したが、電磁遮蔽
層16の面積を共振回路部14より大きくすることによ
り電磁遮蔽層16の効果がより発揮されることは言うま
でもない。なお、粒径10μm以下の軟磁性粉末を使用
する場合における軟磁性粉末は、アモルファス合金、パ
ーマロイ、電磁軟鉄、ケイ素鋼板、センダスト合金又は
Fe−Al合金のいずれかを使用することが好ましい。
【0022】電磁遮蔽層16は絶縁性基材シート17と
略同一面積を有する平板状に形成され、接着層21によ
りコイル部18及びコンデンサ19が形成された絶縁性
基材シート17の一方の面に接着される。また絶縁性基
材シート17に接着された電磁遮蔽層16は接着層22
を介して上記物品11の表面、即ち鋼板製の容器11a
の表面に取付けられる(図1〜図3)。このようにして
盗難防止用タグ12は電磁遮蔽層16を共振回路部14
と盗難監視用の物品11との間に配置された状態で取付
けられる。一方、上記物品11を販売する店の出入り口
(図示せず)には上記送信アンテナ13と受信アンテナ
23とが互いに所定の間隔をあけて立設される(図
3)。受信アンテナ23は制御部24の制御入力に接続
され、制御部24の制御出力に送信アンテナ13が接続
される。また制御部24の制御出力には警報を発するス
ピーカ26が接続される。
【0023】制御部24は共振回路部14で共振する周
波数の電波を送信アンテナ13から送信させるととも
に、受信アンテナ23からの受信信号の信号レベルを常
にチェックするように構成される。即ち、送信アンテナ
13から送信された電波を直接受信アンテナ23が受信
した場合の信号レベルを基準値とし、送信アンテナ13
から送信された電波がタグ12の共振回路部14で共振
して受信アンテナ23が受信すると、この信号レベルは
上記基準値より所定値だけ大きくなるが、このとき制御
部24はスピーカ26を鳴動させるように構成される。
【0024】このように構成された盗難防止用タグの動
作を説明する。タグ12が取付けられた物品11を店か
ら無断で持出そうとして送信アンテナ13及び受信アン
テナ23間を通過すると、送信アンテナ13から送信さ
れた電波をタグ12の共振回路部14が拾って共振を起
こす。このとき共振回路部14は電磁遮蔽層16により
上記物品11の鋼板製の容器11aから電磁遮蔽される
ため、共振回路部14の自己インダクタンスは殆ど変化
しない。この結果、コイル部18の自己インダクタンス
とコンデンサ19の静電容量により予め定められた周波
数の電波が共振回路部14から再放射される。この再放
射された電波を受信アンテナ23が受信すると、この受
信信号に基づいて制御部24は料金を支払っていない物
品11が無断で持出されることを検出するので、スピー
カ26を鳴動して警報を発する。一方、正規に料金を支
払った場合には、会計場所(図示せず)でタグ12に強
い電波を放射して共振回路部14のコンデンサ19を破
壊する。この結果、送信アンテナ13及び受信アンテナ
23間をその物品11が通過しても、共振回路部14共
振しないので、制御部24はスピーカ26を鳴動させな
い。
【0025】図5及び図6は本発明の第2の実施の形態
を示す。図5及び図6において図1及び図2と同一符号
は同一部品を示す。この実施の形態では、物品11への
取付面と電磁遮蔽層56との間に高導電率層55が介装
される。高導電率層55は図示しない接着剤層により物
品11への取付面と電磁遮蔽層56との間に貼付けられ
る。高導電率層55は電気抵抗率が10-2Ω・cm以下
(導電率が104S/m以上)であって、かつ非磁性材
料により板、箔又は膜状に形成され、具体的にはアルミ
板、銅板、アルミ箔、ITO膜又は銀厚膜等により形成
されることが好ましい。また高導電率層55の厚さはア
ルミ板又は銅板の場合には、0.1〜1.0mmの範囲
にあることが好ましく、アルミ箔又は銀厚膜の場合に
は、10〜100μmの範囲にあることが好ましく、I
TO膜の場合には、1〜10μmの範囲にあることが好
ましい。この明細書では、アルミ板及びアルミ箔はアル
ミニウムのみならず、アルミニウムを主成分とするAl
合金により形成された板及び箔を含み、銅板は銅のみな
らず、銅を主成分とする銅合金により形成された板を含
む。またITO膜は酸化インジウムスズ(Indium Tin O
xide)であり、In23に約8〜12モル%のSnO2
を添加した透明高導電性薄膜である。
【0026】電磁遮蔽層56はこの実施の形態では、フ
ェライト粉末又は粒径10μm以下の軟磁性粉末とプラ
スチック又はゴムとの複合材からなる第1層56aと、
プラスチック又はゴムからなる第2層56bとを積層す
ることにより形成される。なお、電磁遮蔽層をスチロー
ル板やアクリル板等の絶縁材料により形成するか、又は
フェライト粉末とプラスチック又はゴムとの複合材、若
しくは粒径10μm以下の軟磁性粉末とプラスチック又
はゴムとの複合材により形成してもよい。
【0027】上記第1層56aと第2層56bとを積層
して形成された電磁遮蔽層56では、高導電率層の存在
により第1の実施の形態の電磁遮蔽層より更に第1層5
6aの厚さを薄くすることができ、かつフェライト粉末
又は軟磁性粉末の使用量を少なくすることができる。電
磁遮蔽層56を第1層56a及び第2層56bを積層し
て形成した場合には、第1層56a及び第2層56bの
厚さはそれぞれ0.5〜3mm及び1〜3mmの範囲に
あることが好ましい。また複合材により電磁遮蔽層を形
成すれば電磁遮蔽層の厚さを薄くすることができる。電
磁遮蔽層を絶縁材料により形成した場合には、その厚さ
は5〜10mmの範囲にあることが好ましく、電磁遮蔽
層を複合材により形成した場合には、その厚さは1〜3
mmの範囲にあることが好ましい。
【0028】なお、上記第1層又は複合材中のフェライ
ト粉末又は軟磁性粉末の含有量は高導電率層の存在によ
り第1の実施の形態より少なくて済み、フェライト粉末
又は軟磁性粉末を80〜95重量部、プラスチック又は
ゴムを5〜20重量部の範囲で混合・固化して形成され
ることが好ましい。また共振回路部54のコンデンサは
59はコイル部58の内部に設けられ、第1及び第2電
極層59a,59bと、これらの電極層59a,59b
の間に介装された誘電体層59cとを有する。上記以外
は第1の実施の形態と同一に構成される。
【0029】このように構成された盗難防止用タグの動
作を図5〜図7に基づいて説明する。タグ52が取付け
られた物品11を店から無断で持出そうとして送信アン
テナ13及び受信アンテナ23間を通過すると、送信ア
ンテナ13から送信された電波をタグ12の共振回路部
54が拾って共振を起こす。このとき共振回路部14は
電磁遮蔽層56により上記物品11の鋼板製の容器11
aから電磁遮蔽され、かつ高導電率層55により共振回
路部54のQ値が高められるため、共振回路部14の自
己インダクタンスは殆ど変化せず、共振の幅が鋭くな
る。この結果、コイル部58の自己インダクタンスとコ
ンデンサ59の静電容量により予め定められた周波数の
電波が共振回路部54から再放射される。上記以外の動
作は第1の実施の形態と同様であるので、繰返しの説明
を省略する。
【0030】なお、上記第1及び第2の実施の形態で
は、物品として強磁性材料である鋼板製の容器に収納さ
れた飲料水や食用油やキャンディを挙げたが、導電性材
料であるアルミニウム製の容器に収納された飲料水等で
も、或いは絶縁性材料や非磁性材料やその他のどのよう
な材料により形成された物品でもよい。物品が本である
場合には、本発明のタグを売上げカードに接着剤により
取付けることができ、正規に購入された本は店の会計場
所で上記売上げカードが抜取られるので、送信アンテナ
及び受信アンテナ間を通過してもスピーカが警報を発す
ることはない。また、上記第1及び第2の実施の形態で
は、コイル部を略正方形の渦巻き状に形成したが、略円
形の渦巻き状又はその他の形の渦巻き状に形成してもよ
い。更に、上記第1及び第2の実施の形態では、電磁遮
蔽層を接着層を介して物品の表面に取付けたが、両面に
粘着剤が塗布された粘着テープを介して物品の表面に取
付けてもよい。
【0031】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく
説明する。 <実施例1>図4に示す共振回路部14を形成した。即
ち、たて5cm、よこ5cmの薄いポリエチレンからな
る絶縁性基材シート17の両面にアルミニウム箔を接着
剤で貼り合わせたものを用意した。このポリエチレンの
一方の面におけるアルミニウム箔に、第1電極部31a
及び第1端子部31bを内端及び外端に有するコイル部
31を耐エッチング塗料によりシルクスクリーン法によ
り印刷し、他方の面におけるアルミニウム箔に第1電極
部31a及び第1端子部31bに対向する第2電極部3
2a及び第2端子部32bを両端に有する端子部分32
を図の破線で示すようにシルクスクリーン法により印刷
した。その塗料の乾燥後エッチング処理を行った後、第
1端子部31bと第2端子部32bの間のポリエチレン
を圧縮して破壊することにより第1端子部31bと第2
端子部32bとを圧接させて第1電極部31bと第2電
極部32bによりコンデンサ19を形成して共振回路部
14を形成した。この共振回路部14にたて5cm、よ
こ5cm、厚さ1cmの絶縁材料であるスチロール板か
らなる電磁遮蔽層を貼付けてタグを得た。このタグを実
施例1とした。
【0032】<実施例2>図示しないが、Ni−Zn系
焼結フェライトを乳鉢ですりつぶし、ボールミル粉砕に
よる粉砕後粒径10μmのふるいを通した粉末を用意し
た。この粉末90重量部、エポキシ樹脂10重量部を少
量のアセトン中で十分に混合して型に入れ、たて5c
m、よこ5cm、厚さ5mmのフェライト粉末を分散し
たエポキシ樹脂板からなる電磁遮蔽層を得た。この電磁
遮蔽層を実施例1で得られた共振回路部に貼付けてタグ
を得た。このタグを実施例2とした。 <実施例3>図示しないが、平均粒径2μmの電磁軟鉄
粉末80重量部、エポキシ樹脂20重量部を少量のアセ
トン中で十分に混合して型に入れ、たて5cm、よこ5
cm、厚さ5mmの軟鉄粉末を分散したエポキシ樹脂板
からなる電磁遮蔽層を得た。この電磁遮蔽層を実施例1
で得られた共振回路部に貼付けてタグを得た。このタグ
を実施例3とした。 <実施例4>図示しないが、実施例2と同様の手順によ
りたて5cm、よこ5cm、厚さ3.5mmのフェライ
ト粉末を分散したエポキシ樹脂板を得た。この樹脂板に
たて5cm、よこ5cm、厚さ3mmのスチロール板を
貼付けて積層体からなる電磁遮蔽層を得た。この電磁遮
蔽層を実施例1で得られた共振回路部に貼付けてタグを
得た。このタグを実施例4とした。
【0033】<実施例5>共振回路部は実施例1と同一
形状に作製した。電磁遮蔽層は第1層は用いずに、第2
層としてたて5cm、よこ5cm、厚さ10mmの絶縁
材料であるアクリル板を用いた。この電磁遮蔽層を共振
回路部に貼付けた。また高導電率層はたて5cm、よこ
5cm、厚さ0.3mmのアルミ板を用いた。この高導
電率層を電磁遮蔽層の表面に貼付けてタグを得た。この
タグを実施例5とした。 <実施例6>共振回路部は実施例1と同一形状に作製し
た。電磁遮蔽層は第2層を用いずに、第1層としてNi
−Zn系フェライト複合材を用いた。この複合材は粒径
10μm以下に粉砕したNi−Zn系焼結フェライト粉
末80重量部と、エポキシ樹脂20重量部とを少量のア
セトン中で十分に混合して型に入れ、固化させることに
より作製した。この複合材の寸法はたて5cm、よこ5
cm、厚さ2mmであった。この電磁遮蔽層を共振回路
部に貼付けた。また高導電率層は実施例5の高導電率層
と同一材質で同一形状に作製した。この高導電率層を電
磁遮蔽層の表面に貼付けてタグを得た。このタグを実施
例6とした。
【0034】<実施例7>高導電率層がたて5cm、よ
こ5cm、厚さ0.3mmの銅板であることを除いて、
実施例6と同一にタグを作製した。このタグを実施例7
とした。 <実施例8>高導電率層がたて5cm、よこ5cm、厚
さ15μmのアルミ箔であることを除いて、実施例6と
同一にタグを作製した。このタグを実施例8とした。 <実施例9>高導電率層がたて5cm、よこ5cm、厚
さ10μmの銀厚膜であることを除いて、実施例6と同
一にタグを作製した。このタグを実施例9とした。 <実施例10>高導電率層がたて5cm、よこ5cm、
厚さ10μmのITO膜であることを除いて、実施例6
と同一にタグを得た。このタグを実施例10とした。
【0035】<実施例11>電磁遮蔽層の第1層として
電磁軟鉄複合材を用いたことを除いて実施例6と同様に
してタグを作製した。このタグを実施例11とした。な
お、上記電磁軟鉄複合材は粒径10μm以下に粉砕した
電磁軟鉄粉末80重量部と、エポキシ樹脂20重量部と
を少量のアセトン中で十分に混合して型に入れ、固化さ
せることにより作製した。この複合材の寸法はたて5c
m、よこ5cm、厚さ2mmであった。 <実施例12>電磁遮蔽層の第1層と高導電率層との間
に、電磁遮蔽層の第2層としてアクリル板を介装したこ
とを除いて、実施例6と同様にしてタグを作製した。こ
のタグを実施例12とした。なお、上記第2層の寸法は
たて5cm、よこ5cm、厚さ1mmであった。
【0036】<比較例1>図示しないが、上記実施例1
で得られた共振回路部のみで構成されたタグを比較例1
とした。 <比較例2>電磁遮蔽層の第2層を用いないことを除い
て、実施例5と同様にしてタグを作製した。このタグを
比較例2とした。 <比較例3>高導電率層を用いないことを除いて、実施
例6と同様にしてタグを作製した。このタグを比較例3
とした。但し、Ni−Zn系焼結フェライト粉末及びエ
ポキシ樹脂はそれぞれ60重量部及び40重量部であっ
た。 <比較例4>高導電率層を用いないことを除いて、実施
例11と同様にしてタグを作製した。このタグを比較例
4とした。但し、電磁軟鉄粉末及びエポキシ樹脂はそれ
ぞれ60重量部及び40重量部であった。 <比較例5>高導電率層を用いないことを除いて、実施
例12と同様にしてタグを作製した。このタグを比較例
5とした。但し、Ni−Zn系焼結フェライト粉末及び
エポキシ樹脂はそれぞれ60重量部及び40重量部であ
った。
【0037】<比較試験1及び評価>実施例1〜4及び
比較例1のタグをたて6cm、よこ6cm、厚さ0.3
mmのアルミ板に、実施例1〜4のタグにあっては共振
回路部をそれぞれ電磁遮蔽層を介して貼付け、比較例1
にあっては電磁遮蔽層を介すことなく直接貼付けた。こ
れらのタグを共振回路部が共振する電波を送信する送信
アンテナとこの送信アンテナと所定の間隔をあけて立設
された受信アンテナの間にそれぞれ通過させて、制御部
の制御出力に接続されたスピーカが警報を発するか否か
確認した。
【0038】その結果、比較例1では警報が発せられな
かったが、実施例1〜4のタグでは警報が発せられた。
これは、比較例1のタグではアルミ板に貼付けられたこ
とにより、自己インダクタンスが変化したのに対して、
実施例1〜4のタグでは共振回路部における自己インダ
クタンスが殆ど変わらなかったためと考えられる。な
お、実施例1〜4及び比較例1の電磁遮蔽層の種類及び
厚さを表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】上記表1において、「フェライト複合材」
は「Ni−Zn系フェライト複合材」を示す。
【0041】<比較試験2及び評価>実施例5〜12及
び比較例1〜5で作製した盗難防止用タグを1枚ずつ用
意し、これらのタグを盗難監視用の物品であるラミネー
ト箱(175mm×65mm×30mmのアルミニウム
を主成分とする箔が積層された箱)の一面のコーナ部に
それぞれ接着した。また送信アンテナ(幅300mm×
高さ1670mm)及び受信アンテナ(幅300mm×
高さ1670mm)を900mmの間隔をあけて配置
し、送信アンテナから所定の周波数の電波を発振した。
【0042】一方、両アンテナ間の空間を図7の二点鎖
線で示すように25個の小空間61に区分した。この状
態で各タグ付ラミネート箱11を上記各小空間61を通
るように両アンテナ13,23間を通過させた。このと
き1個の小空間61においてタグ52をX軸、Y軸及び
Z軸に対して直交する向きに変えて3回通過させた。即
ち、各タグ付ラミネート箱11を両アンテナ13,23
間の通過位置を変えかつタグ52の向きを変えて合計7
5回両アンテナ間を通過させた。そして上記通過時にタ
グを検出できたか否かを測定してタグの検出率(%)を
算出した。この結果を表1に示す。なお、送信アンテナ
から発振した電波の周波数は5MHz、8MHz及び1
0MHzと変化させた。また、表1には実施例5〜12
及び比較例1〜5のタグの電磁遮蔽層及び高導電率層の
種類及び厚さを示す。
【0043】表1から明らかなように、比較例2〜6の
タグは全く検出できなかったのに対し、実施例5〜12
のタグでは、33〜69%検出でき、タグの特性を大幅
に改善できた。なお、比較例3〜5のタグ検出率がいず
れもゼロであったのは、高導電率層が無いにも拘らず電
磁遮蔽層の厚さ(第1層のみの場合2mm、第1層及び
第2層の場合2mm+1mm)が薄すぎたため、或いは
フェライト粉末又は電磁軟鉄粉末の含有量(60重量
部)が少なすぎたため、その電磁遮蔽機能が低下したも
のと考えられる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、盗
難監視用の物品に取付けられた盗難防止用タグが送信ア
ンテナから送信された特定周波数の電波に共振する共振
回路部を有し、物品の取付面と共振回路部との間に絶縁
材料により、又は複合材により、若しくは複合材からな
る第1層とプラスチック等からなる第2層とを積層して
形成された電磁遮蔽層を介装したので、共振回路部は電
磁遮蔽層により電磁遮蔽層の厚さに相当する所定の間隔
をあけて電磁遮蔽されるため、共振回路部の自己インダ
クタンスは殆ど変わらない。即ち、上記物品に取付けた
共振回路部の共振周波数は、表面が絶縁性材料や非磁性
材料により形成された物品に取付けた場合と略同一にな
る。また、物品への取付面と電磁遮蔽層との間に高導電
率層を介装すれば、共振回路部が電磁遮蔽層により物品
から電磁遮蔽され、かつ高導電率層により共振回路部5
4のQ値が高められるので、共振回路部の自己インダク
タンスは殆ど変化せず、共振の幅が鋭くなる。また薄い
高導電率層を介装することにより、電磁遮蔽層の厚さを
大幅に薄くすることができるので、タグ全体の厚さを薄
くでき、しかも安価にタグを製造することができる。
【0045】特に、電磁遮蔽層が粒径10μm以下の軟
磁性粉末を含むように構成すれば、送信アンテナから送
信される電波の周波数が高くても、電磁遮蔽層における
渦電流の発生が抑えられるため、共振回路部の自己イン
ダクタンスを殆ど変えることなく、電磁遮蔽層の厚さを
薄くすることができる。また、第1層と第2層とを積層
して形成された電磁遮蔽層を介装すれば第1層(複合
材)の厚さを薄くしかつフェライト粉末又は軟磁性粉末
の使用量を少なくして安価なタグを提供することもでき
る。また、軟磁性粉末を使用する場合の軟磁性粉末がア
モルファス合金、パーマロイ、電磁軟鉄、ケイ素鋼板、
センダスト合金又はFe−Al合金のいずれかであれ
ば、これらを含む電磁遮蔽層は透磁率が大きく、保磁力
が小さく、かつヒステリシス損が小さいため、表面が導
電性材料や強磁性材料により形成された物品から共振回
路部を確実に電磁遮蔽できる。
【0046】また、高導電率層を使用する場合の高導電
率層を電気抵抗率10-2Ω・cm以下であって非磁性材
料により形成する、即ちアルミ板、銅板、アルミ箔、I
TO膜又は銀厚膜のいずれかにより形成すれば、この高
導電率層は導電率が高くかつ非磁性であるため、Q値を
高くすることができる。更に、高導電率層を有しないタ
グでは電磁遮蔽層の表面を物品への取付面として物品に
タグを取付け、高導電率層を有するタグでは高導電率層
の表面を物品への取付面として物品にタグを取付けれ
ば、盗難監視用の物品の影響を受けることなく正しくタ
グを物品に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の盗難防止用タグを示す図
2のA−A線断面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】そのタグが取付けられた物品を送信アンテナ及
び受信アンテナ間を通過させている状態を示す図。
【図4】実施例における共振回路部を示す平面図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す図6のC−C線断
面図。
【図6】図5のD−D線断面図。
【図7】そのタグが取付けられた物品を送信アンテナ及
び受信アンテナ間を通過させている状態を示す図3に対
応する図。
【符号の説明】
11 物品 12,52 タグ 13 送信アンテナ 14,54 共振回路部 16,56 電磁遮蔽層 55 高導電率層 56a 第1層 56b 第2層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中里 稔 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三 菱マテリアル株式会社 総合研究所内 (56)参考文献 実開 昭63−72688(JP,U) 特許3255221(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難監視用の物品(11)に取付けられ送信
    アンテナ(13)から送信された特定周波数の電波に共振す
    る共振回路部(14,54)を備えた盗難防止用タグ(12)にお
    いて、 前記物品(11)への取付面と前記共振回路部(14,54)との
    間に電磁遮蔽層(16,56)が介装され 電磁遮蔽層(16,56)が、絶縁材料、或いはフェライト粉
    末又は粒径10μm以下の軟磁性粉末とプラスチックと
    の複合材、或いフェライト粉末又は粒径10μm以下の
    軟磁性粉末とゴムとの複合材により形成された ことを特
    徴とする盗難防止用タグ。
  2. 【請求項2】 物品(11)への取付面と電磁遮蔽層(56)と
    の間に高導電率層(55)が介装された請求項1記載の盗難
    防止用タグ。
  3. 【請求項3】 電磁遮蔽層(16,56)がフェライト粉末又
    は粒径10μm以下の軟磁性粉末とプラスチックとの複
    合材、或いはフェライト粉末又は粒径10μm以下の軟
    磁性粉末とゴムとの複合材からなる第1層(56a)と、プ
    ラスチック又はゴムからなる第2層(56b)とを積層する
    ことにより形成された請求項1又は2記載の盗難防止用
    タグ。
  4. 【請求項4】 軟磁性粉末がアモルファス合金、パーマ
    ロイ、電磁軟鉄、ケイ素鋼板、センダスト合金又はFe
    −Al合金のいずれかにより形成された請求項1又は3
    記載の盗難防止用タグ。
  5. 【請求項5】 高導電率層(55)が電気抵抗率10-2Ω・
    cm以下であって非磁性材料により形成された請求項2
    記載の盗難防止用タグ。
  6. 【請求項6】 高導電率層(55)がアルミ板、銅板、アル
    ミ箔、ITO膜又は銀厚膜のいずれかにより形成された
    請求項記載の盗難防止用タグ。
  7. 【請求項7】 請求項1、3又は4いずれか記載の盗難
    防止用タグ(12)の電磁遮蔽層(16)の表面を物品(11)への
    取付面として前記物品に盗難防止用タグを取付ける方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項2、5又は6いずれか記載の盗難
    防止用タグ(52)の高導電率層(55)の表面を物品(11)への
    取付面として前記物品に盗難防止用タグを取付ける方
    法。
JP36318398A 1998-03-24 1998-12-21 盗難防止用タグ及びその取付方法 Expired - Fee Related JP3436300B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36318398A JP3436300B2 (ja) 1998-03-24 1998-12-21 盗難防止用タグ及びその取付方法
US09/424,588 US6285284B1 (en) 1998-03-24 1999-03-01 Theft preventive tag and method for attaching the same
EP99906541A EP0986037B1 (en) 1998-03-24 1999-03-01 Theft preventive tag and method for attaching the same
PCT/JP1999/000978 WO1999049437A1 (fr) 1998-03-24 1999-03-01 Etiquette antivol et son procede de fixation
KR1019997009811A KR100640699B1 (ko) 1998-03-24 1999-03-01 도난방지용 태그 및 부착방법
DE69938638T DE69938638D1 (de) 1998-03-24 1999-03-01 Diebstahlsicherungsetikett und verfahren zu seiner befestigung
TW088103782A TW556129B (en) 1998-03-24 1999-03-11 Burglarproof label and the mounting method

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-75217 1998-03-24
JP7521798 1998-03-24
JP36318398A JP3436300B2 (ja) 1998-03-24 1998-12-21 盗難防止用タグ及びその取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11339143A JPH11339143A (ja) 1999-12-10
JP3436300B2 true JP3436300B2 (ja) 2003-08-11

Family

ID=26416379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36318398A Expired - Fee Related JP3436300B2 (ja) 1998-03-24 1998-12-21 盗難防止用タグ及びその取付方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6285284B1 (ja)
EP (1) EP0986037B1 (ja)
JP (1) JP3436300B2 (ja)
KR (1) KR100640699B1 (ja)
DE (1) DE69938638D1 (ja)
TW (1) TW556129B (ja)
WO (1) WO1999049437A1 (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6595418B1 (en) * 1999-09-28 2003-07-22 Hitachi Kokusai Electric Inc. Enhanced article management system and method
KR100860281B1 (ko) * 2000-08-04 2008-09-25 미츠비시 마테리알 가부시키가이샤 안테나
US20020097189A1 (en) * 2001-01-22 2002-07-25 Scott Coloney Method and system for shielding the human head from electromagnetic radiation from handheld radio communications devices
US20030120197A1 (en) * 2001-05-28 2003-06-26 Takashi Kaneko Composite material for medical applications, tube for medical applications and medical instrument
JP2003059719A (ja) * 2001-08-16 2003-02-28 Denki Kagaku Kogyo Kk コイル回路付き金属ベース回路基板
JP3896965B2 (ja) * 2002-01-17 2007-03-22 三菱マテリアル株式会社 リーダ/ライタ用アンテナ及び該アンテナを備えたリーダ/ライタ
CH696893A5 (de) * 2003-05-28 2008-01-15 Ampass Explorer Corp Suchantennen-Polarisationsinstrument für eine Material-Detektoreinrichtung.
JP4440570B2 (ja) * 2003-08-29 2010-03-24 大日本印刷株式会社 非接触型データキャリア
DE202004016751U1 (de) * 2004-10-28 2005-01-27 Pro-Micron Gmbh & Co. Kg Modular Systems Transpondersystem
US7965180B2 (en) 2006-09-28 2011-06-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Wireless sensor device
JP2008134695A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Philtech Inc 基体データ管理システム
JP2008134694A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Philtech Inc Rfパウダーの付加方法およびrfパウダー付加基体シート
JP2008135446A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Philtech Inc Rfパウダーの製造方法
JP2008135951A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Philtech Inc Rfパウダー粒子、rfパウダー、およびrfパウダー含有基体
JP2008134816A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Philtech Inc Rfパウダー粒子、rfパウダー、およびrfパウダーの励起方法
JP2008134815A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Philtech Inc Rfパウダーの提供方法およびrfパウダー含有液
JP2008136019A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Philtech Inc 磁界結合装置および読取り装置
US8237622B2 (en) * 2006-12-28 2012-08-07 Philtech Inc. Base sheet
JP2008252462A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Mitsubishi Materials Corp キーレスエントリシステム
KR100915894B1 (ko) * 2007-07-03 2009-09-08 주식회사 영일전자 전파식별장치가 내장된 상품도난방지장치
TWM362470U (en) * 2007-07-20 2009-08-01 Wee Soon Leonard Huat Separated wireless identification device for handheld device
US7708912B2 (en) * 2008-06-16 2010-05-04 Polytronics Technology Corporation Variable impedance composition
CN101551873B (zh) * 2008-04-03 2013-07-10 北京顺特科技有限公司 摩擦式防复活射频防盗标签
KR200451176Y1 (ko) * 2008-05-19 2010-12-01 주식회사 하드테크 상품도난 방지태그
KR100903687B1 (ko) * 2008-12-30 2009-06-18 두성산업 주식회사 정보유출 방지 및 인식율 향상을 위한 전자여권 케이스
WO2012019199A1 (en) 2010-08-06 2012-02-09 Avery Dennison Corporation Privacy protection packet for holding security devices
JP2013210948A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Lintec Corp 金属体貼付用データキャリア、データキャリアの貼付方法および無線通信方法
KR102027246B1 (ko) 2013-03-14 2019-10-01 삼성전자주식회사 디지타이저 및 그 제조 방법
KR101516257B1 (ko) * 2013-06-12 2015-05-04 포항공과대학교 산학협력단 철강용 rfid 태그 장치
CN108793756B (zh) * 2018-06-22 2021-12-03 贵州佰博新材料科技有限公司 一种用于铁硅铝磁粉芯绝缘包覆的玻璃粉及其制备方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4745401A (en) * 1985-09-09 1988-05-17 Minnesota Mining And Manufacturing Company RF reactivatable marker for electronic article surveillance system
CA1294117C (en) * 1986-09-29 1992-01-14 S. Eugene Benge Method of making deactivatable tags
JPH0512866Y2 (ja) * 1986-10-30 1993-04-05
US4985288A (en) * 1988-04-30 1991-01-15 Tokai Metals Co., Ltd. Resonant frequency characteristic tag and method of manufacturing the same
US5012225A (en) * 1989-12-15 1991-04-30 Checkpoint Systems, Inc. System for deactivating a field-sensitive tag or label
US5059950A (en) * 1990-09-04 1991-10-22 Monarch Marking Systems, Inc. Deactivatable electronic article surveillance tags, tag webs and method of making tag webs
US5751256A (en) * 1994-03-04 1998-05-12 Flexcon Company Inc. Resonant tag labels and method of making same
JP3372117B2 (ja) * 1994-12-08 2003-01-27 ユニチカ株式会社 磁気マーカー及びその製造方法
US5477219A (en) * 1995-03-30 1995-12-19 Minnesota Mining And Manufacturing Company Composite electronic article surveillance, identification, and security marker assembly and system
US5777553A (en) * 1996-09-06 1998-07-07 Sensormatic Electronics Corporation Electronic article surveillance protection for printed circuit boards
TW350054B (en) * 1996-11-29 1999-01-11 Mitsubishi Materials Corp Burglarproof label
JP3255221B2 (ja) * 1996-11-29 2002-02-12 三菱マテリアル株式会社 盗難防止用タグ
JP3255223B2 (ja) * 1997-01-10 2002-02-12 三菱マテリアル株式会社 盗難防止用タグ
JP3255222B2 (ja) * 1996-11-29 2002-02-12 三菱マテリアル株式会社 盗難を防止するためのタグ
US6067016A (en) * 1997-06-02 2000-05-23 Avery Dennison Corporation EAS marker and method of manufacturing same
US6087940A (en) * 1998-07-28 2000-07-11 Novavision, Inc. Article surveillance device and method for forming

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11339143A (ja) 1999-12-10
EP0986037B1 (en) 2008-05-07
US6285284B1 (en) 2001-09-04
TW556129B (en) 2003-10-01
KR100640699B1 (ko) 2006-10-31
WO1999049437A1 (fr) 1999-09-30
DE69938638D1 (de) 2008-06-19
KR20010020223A (ko) 2001-03-15
EP0986037A1 (en) 2000-03-15
EP0986037A4 (en) 2004-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3436300B2 (ja) 盗難防止用タグ及びその取付方法
KR100327542B1 (ko) 도난방지용태그
JP3293554B2 (ja) 盗難防止用タグ
JP2758896B2 (ja) 再活性可能なマーカを用いる電子式物品監視装置
TW589765B (en) Antenna coil and RFID, transponder antenna using the same
JP4265114B2 (ja) タグ用アンテナコイル
JP4168597B2 (ja) トランスポンダ用アンテナ
EP1640893B1 (en) Antenna for RFID tag
WO2002055315A1 (fr) Dispositif de communication et sa structure d'installation, et procede de fabrication et de communication
JP3255221B2 (ja) 盗難防止用タグ
JP3491670B2 (ja) 盗難防止用タグ及びその製造方法
JP3399505B2 (ja) 金属ケース内の物品の識別装置
JP3255222B2 (ja) 盗難を防止するためのタグ
JP3264266B2 (ja) 盗難防止用タグ及びその使用方法
JP3255223B2 (ja) 盗難防止用タグ
KR100242265B1 (ko) 아릴알킬술포닐 구조를 갖는 신규한 트롬빈 억제제
JP2005176390A (ja) トランスポンダ用アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030507

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080606

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees