JPS6259381A - 解凍室付冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高周波発生装置を用いた解凍室を備えた冷蔵庫
に関し、特に冷却器に付着した霜の除霜制御に係わる。

従来の技術 近年、食品市場には冷凍食品の進出が著しく、それに伴
い冷凍食品を調理する際の解凍方法として、食品の味を
損なうことなく速やかに解凍する事が要求されており、
その手段として高周波を用いた解凍がある。

一方、冷却器の除霜方法は解凍の有無にかかわらず、圧
縮機の運転時−をタイマーで積算し、積算時間が設定値
に達すると加熱ヒータに通電し、その熱により冷却器の
除霜を行っていた。また冷気は、冷却器からファンモー
タにより解凍室を通って再び冷却器に戻るという風路が
構成されていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、解凍時に発生する
水蒸気が冷却器に霜として付着し、解凍が頻繁に行なわ
れた場合、又は水分含有率の高い食品が解凍された時な
ど、冷却器に多量の霜が付着し、冷却能力不足となって
いるにもかかわらず圧縮機の積算時間はまだ所定の値に
達していないため除霜されず、冷蔵室、冷凍室の温度が
上昇したり、庫内異常着霜となり、ファンロック等が発
生するという問題点があった。

本発明は上記問題点に鑑み、解凍がいかなる条件で使用
されようとも、解凍による冷却器への異常着霜による冷
蔵庫の冷却能力不足を防止し、冷蔵庫を適温に冷やし、
また庫内異常着霜を防止することができる解凍室付冷蔵
庫を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の解凍室付冷蔵庫は
、圧縮機の作動時間および前記高周波発生装置の作動時
間を個々に積算するタイマー装置と、前記タイマー装置
からの出力信号により除霜制御を行う除霜制御装置とを
備えたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、圧縮機及び高周波発生
装置の作動を個々に積算し、前記積算値が設定値に達す
ると、除霜制御装置により冷却器を除霜するため、解凍
による冷却器への異常着霜を防止することができる。

したがって常に冷蔵庫を適温に保つと共に、庫内異常着
霜を防止することができる。

実施例 以下本発明の一実施例の解凍室付冷蔵庫について、図面
を参照しながら説明する。

１は冷蔵庫本体で、外箱２、内箱３及びこれら両箱間に
充填した発泡断熱材４で構成され、天板５ａ、底板６ｂ
及び断熱材６ｃで形成された区画壁６によシ上部に冷凍
室６、下部に冷蔵室７に区画形成されている。又、前記
冷凍室６の後方には冷凍サイクルの冷却器８及び強制通
風用の送風機９が設けられている。１０は冷蔵室７の大
部後方に備えた冷蔵室温度制御装置であり、１１は冷蔵
室７の大部に設けた解凍室で、前記区画壁６の底板６ｂ
を天板とし、底板１２、扉板１３によって略密閉状に区
画され、前記冷蔵室温度制御装置１０と相対して連通関
係にある。１４は冷蔵室７への冷気量を調節するダンパ
ーサ−モス゛タット、１６は前記解凍室１１への冷気量
を調節するダンパーサーモスタットであり、いづれも前
記冷蔵室温度制御装置１ｏ内に備えられている。又、１
６は冷蔵室７への冷気吐出通路、１７は冷気吐出口で、
１８は解凍室１１への冷気吐出通路、１９はその冷気吐
出口でありいづれも前記冷蔵室温度制御装置１０内に一
体に形成されている。

２ｏは通風ダクトで一端を前記強制通風用の送風機９の
吐出側に開口し、他端を分岐口２１により分岐して、一
方を前記冷蔵室用のダンパーサーモスタット１４に、も
う一方を前記解凍室用のダンパーサーモスタット１６に
相対して開口している。又、２２．２３．２４は夫々冷
凍室、冷蔵室。

解凍室の吸込通路で、夫々冷凍室吸込口２６．冷蔵室吸
込口２６．解凍室吸込口２７よシ前記冷却器８°の下端
部に相対して連通している。２８は前記解凍室１１の内
壁面を形成する金属等の高周波反射材により形成された
キャピテイで、その前面において電波を反射するドアパ
ンチング板２９が扉板１３と一体に取り付けられている
。３０は電波もれ防止のためのチョーク誘電体であり、
扉板１３の全周に設けられている。そしてキャピテイ２
８の後壁および天壁前面には冷気通風孔３１が設けられ
ている。この冷気通風孔３１は解凍に用いられる高周波
の波長λの％よりも十分に小さい径の穴である。従って
これらの穴はその周波数の電波に対して非常に大きいイ
ンピーダンスを示すので、冷気通風孔３１からの高周波
のもれは非常に少ない。３２は冷凍室６内に設けられた
サーモスタットであり、圧縮機３３およびファンモータ
９の運転を制御する。

前記圧縮機３３が載置されている機械室３４には、高周
波発生装置３６も載置されており、導波管３６によって
、前記解凍室１１に高周波電波が導かれる。

このような構成において、通常冷却時冷却器８で生じた
冷気は送風機９によって冷凍室ｅ内に供給されて、冷凍
室６を冷却し、冷凍室吸込口２６より回収され冷凍室吸
込通路２２を通じて冷却器８に戻される。又、これと同
時に通風ダクト２゜を通じて、一方ではダンパーサーモ
スタット１４を介して冷気吐出通路１ｅ、吐出口１７よ
り冷蔵室７へ適量に制御された後、冷蔵室吸込口２６よ
り回収され、冷蔵室吸込通路２３を通じて冷却器８に戻
され、又一方では通風ダクト２ｏ内に設けた分岐口２１
より分岐しダンパーサーモスタット１６を介して、冷気
吐出通路１８、冷気吐出口１９より適量に制御されて供
給された後、解凍室吸込口２７より回収された後、解凍
室吸込通路２４を通じて冷却器８に戻される。

しだがって解凍食品から発生する水蒸気もこの経路を通
って冷却器８に至り、ここに着霜し、冷却能力を低下さ
せていた。

次に電気回路について説明する。

３７は商用の交流電源である。３２はサーモスタットで
、庫内温度が所定温度以下になると開路する。３８は後
述する除霜制御装置３９からの信号で切りかわるリレー
であり常開接点３８ａには、冷却器８の除霜用ヒータ４
ｏと除霜終了検知を行うバイメタルサーモ４１が直列に
接続され、常閉接点ｓｓｂには圧縮機３３が直列に接続
され、さらに前記圧縮機３３と並列して庫内攪拌用ファ
ンモータ９が接続されている。４２は解凍スイッチであ
る。

次に除霜制御装置３９についてのべる。解凍スイ、チ４
２および接地抵抗４３の接続部がタイマー装置４４の入
力端子Ａに、圧縮機３３とファンモータ９の接続部が同
人力端子Ｂに、また前記バイメタルサーモ４１の接点開
放を検知する除霜終了検知回路４６の出力信号をＲ入力
とする入力端子Ｒとし、また同出力端子Ｃは抵抗４ｅを
介して高周波発生装置駆動用リレー４７のドライバー用
トランジスタ４８に接続されている。４９は前記タイマ
ー装置４４の他方の出力端子りである除霜開始信号をＳ
入力、前記除霜終了検知４６の出力信号をＲ入力として
状態変化する３１７９７１７７２１回路であり、３ｏは
前記ＳＲフリップフロ。

プ回路４９の出力４９ａにより前記リレー３８を５駆動
するトランジスタである。

以上のような構成においてその動作を説明する。

解凍スイッチ４２をおすとタイマー装置４４が作動し、
Ｃ出力端子は解凍時間中Ｈｉｇｈレベルとなり、トラン
ジスタ４８がＯＮＬ、高周波発生装置駆動用リレー４７
がＯＮして高周波発生装置３６が作動する。解凍スイッ
チ４２をおすことにより前記動作が繰り返され、前記タ
イマー装置４４には前記高周波発生装置３６の作動時間
が積算されていく。

他方、サーモスタット３２によって支配される圧縮機３
３の動作時間も入力端子Ｂよシ前記タイマー装置４４に
より前記高周波発生装置３６の作動時間とは独立して積
算されていく。

ここで解凍が頻繁に行われて圧縮機３３の作動積算時間
が所定の値に達するまでに、高周波発生装置３５の作動
積算時間が所定の値に達した場合、前記タイマー装置４
４より除霜開始信号がＳＲフリフプ７０フプ回路４９に
入力されてセット状態となり、トランジスタ６ｏはＯＮ
してリレ〜３８がＯＮする。すなわち常閉接点３８ｂが
開き、常開接点３８ａが閉じて支流電源３７から圧縮機
３３、ファンモータ９を切り離して冷却運転を停止し、
冷却器除霜用ヒータ４０を電源に接続する。そして冷却
器８の温度が上昇して、その温度がバイメタルサーモ４
１の設定値以上になるとバイメタルサーモ４１は開路し
て除霜は終了する。同時に前記バイメタルサーモ４１の
接点開成を検知する除霜終了検知回路４６から除霜終了
がＳＲフリップフロップ回路４９に入力され、リセット
状態となり、リレー３８は０ＦＦＩ、、その常開接点３
８ａが開放して常閉接点ａｓｂが閉成する。すなわち、
圧縮機３３、ファンモータ９が再び電源３７に接続され
冷却運転を開始する。また除霜終了検知回路４６からの
除霜終了信号がタイマー装置４４にも入力され、圧縮機
３３および高周波発生装置３６の作動計測時間もリセッ
トされ、再びゼロから積算することになる。

他方、高周波発生装置３５の作動時間が所定の値に達す
るまでに、圧縮機３３の作動積算時間が所定の値に達し
だ場合も、上記と同様の動作が行われる。

以上のように本実施例によればファンにより冷気を庫内
に強制循環させる冷蔵庫に、高周波発生装置を用いた解
凍室を設けたものにおいて、圧縮機の作動時間および高
周波発生装置の作動時間を個々に積算するタイマー装置
と、前記タイマー装置からの出力信号により除霜制御を
行う除霜制御装置を設けることにより、解凍がいかなる
条件で使用されようとも、解凍による冷却器への異常着
霜による冷蔵庫の冷却能力不足を防止し、冷蔵庫を適温
に冷やし、また庫内異常着霜を防止することができる。

発明の効果 以上のように本発明は冷蔵庫の庫外に設けられた高周波
発生装置と、前記冷蔵庫の庫内に設けられた解凍室と、
前記高周波発生装置より前記解凍室へ高周波電波を導く
導波管と、冷却器と、この冷却器による冷気を庫内に強
制循環するファンモータと、圧縮機の作動時間および前
記高周波発生装置の作動時間を個々に積算するタイマー
装置と、前記タイマー装置からの出力信号によシ除霜制
御を行う除霜制御装置を設けることにより、解凍がいか
なる条件で使用されようとも、解凍による冷却器への異
常着霜による冷蔵庫の冷却能力不足を防止し、冷蔵庫を
適温に冷やし、ファンロック等の庫内異常着霜を防止す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における解凍室付冷４図は第
１図の電気回路図である。 １・・・・・・冷蔵庫、８・・・・・・冷却器、９・・
・・・・ファンモータ、１１・・・・・・解凍室、３３
・・・・・・圧縮機、３５・・・・・・高周波発生装置
、３６・・・・・・導波管、３９・・・・・・除霜制御
装置、４４・・・・・・タイマー装置、４６・・・・・
・除霜終了検知回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）冷蔵庫の庫外に設けられた高周波発生装置と、前
   記冷蔵庫の庫内に設けられた解凍室と、前記高周波発生
   装置より前記解凍室へ高周波電波を導く導波管と、冷却
   器と、この冷却器による冷気を庫内に強制循環するファ
   ンモータと、圧縮機の作動時間および前記高周波発生装
   置の作動時間を個々に積算するタイマー装置と、前記タ
   イマー装置からの出力信号により除霜制御を行う除霜制
   御装置とを備えたことを特徴とする解凍室付冷蔵庫。
2. （２）除霜制御装置からの除霜終了信号がタイマー装置
   に入力されることにより、タイマー装置の圧縮機および
   高周波発生装置の作動計測時間がリセットされることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の解凍室付冷蔵庫
   。