JPS6258814A - ケ−ブル接続部の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野」 本発明はケーブル特に架橋ポリエチレン絶縁ビニルシー
スケーブル（以下ＣＶケーブルと呼ぶ）の接続部の製造
方法に関する。

し従来の技術］ 一般にＣＶケーブル用の接続部はポリエチレンのテープ
巻きまたは押出しにより導体の接続部上に絶縁体を成形
した後にそれを金型に組み込み、ガス圧力を加えて高温
高圧下でその架橋を生じさせて製造される。

し発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、この場合ケーブル導体の熱伝導により金
型の外側となるケーブルにも温度上昇が生じ、そのため
にケーブルに熱変形が生じることがある。このような変
形は絶縁性能を著しく低下させることがあるために、こ
れは防止しなければならない。

従来におけるこのケーブルの変形の防止は変形の生じう
るケーブル部分に押えテープ等を巻き付けることにより
行われている。しかしながらこの方法では金型内ケーブ
ル加圧力（主としてガス圧）と金型外のケーブル加圧力
（士として押えテープ）との間のバランスが充分とれな
いためにいずれかの部分の変形は不可避である。これを
解決するために実開昭５０−１２１２９２では架橋され
るべき絶縁体部分に対してゴムまたは弾性のある筒状の
プラスチックチューブを設け、その両端をケーブルの両
端上に固着して金型内に配置し、このチューブ内に圧力
を加えながら架橋を行う方法が提案されている。この方
法は、有効ではあるが加圧される部分が金型内にほぼ限
定されるために必ずしも従来の方法における欠点を完全
に解決するものではない。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の目的は、加圧される部分を金型外部にも拡張す
ることによりケーブル絶縁部の変形をほぼ完全に防止す
ることの出来る接続部の製造方法を提供することである
。

本発明においては、シリコン樹脂等の熱収縮チューブを
用い、その両端をその端部付近の部分が金型外部まで伸
びるようにして金型に固定し、金型内でチューブの外側
からガス加圧を行うことによりガス圧力がチューブの高
部付近の金型外部となる部分を介してケーブル両端部分
にも加わるようにする。

［作　　用〕　　　′ このようにすることによりチ：Ｌ−ブの端部付近の金型
外部となる部分が加圧されるケーブル絶縁体を押しつ（
プつつ収縮することになり、ケーブル本体と接続部での
圧力バランスが容易になる。

［実施例Ｊ 第１図は、本発明の一二実施例を示す断面概略図である
。

第１図において、テープ巻き等により形成される接続部
１に対し、シリコン樹脂等の熱収縮チューブ５を被覆し
、金型２の外側となるケーブル部の、金型の加熱時にお
いてケーブル４の変形の生じないような充分に温度の低
い部分で、このチューブ５を折返す。そしてデユープ５
の上にカフ−〇を取付け、再びチューブ５を折返し、金
型２と気密構造を形成させる。

金型２の外側に出るチューブ５の部分には押えテープ７
等を配置して加圧時の不要なチューブ変形を防止しても
よい。

このような状態において、金型２内にＮ２ガス３等を注
入し加圧することによりその圧力は金型内部のみならず
金型の外側となるチューブの折返し部分にも及び金型加
熱により高温度となる接続部と金型外部の温度上昇の低
いケーブル表面とが一様のガス圧で加圧されることにな
る。従って金型内外の加圧外によりケーブルの変形の発
生の可能性は最小限となる。

し発明の効果」 本発明の方法によれば、高温架橋時に接続部の高温領域
からケーブル本体部の低温領域まで一様のガス圧で加圧
が可能となり、ケーブルの表面に生じる変形はほぼ完全
に除去出来、従って、電極不整による絶縁性能の低下の
問題が解決される。

さらに、架橋作業時には当然ポリエチレンの融点以上の
高温となり、ケーブルの結晶部も溶融するが、上記のよ
うに圧力差が最少となるからポリエチレンに流れが生じ
ることはなく、従って溶融した結晶部の再結晶時の密度
の変化や微小ボイドの発生は生じず、絶縁性能の安定化
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明する概略図である。 １・・・接続部、　２・・・金　型、３・・・加圧ガス
。 ４・・・ケーブル、５・・・熱収縮チューブ。 ６・・・カラー、　７・・・押えテープ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）架橋ポリエチレン絶縁ビニルリシースケーブルの
   接続部をテープ巻きまたは押出しにより成形したのちに
   、シリコン樹脂等の熱収縮性チューブをその両端部が金
   型の外にはみ出すように接続部にセットし、この接続部
   を金型に配置した後にガス加圧を行い、接続部およびそ
   の両端部のケーブルの一部を同じ圧力状態で架橋させる
   ごとくしたケーブル接続部の製造方法。