JPS6258222A - マトリクス型表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 挟権分」 本発明は、液晶の熱光学効果（ｔｈｅｒｍｏ−ｏｐｔｉ
ｃｅｆｆｅｃｔ）を利用したマトリクス型表示装置に関
する。

従】（ハ）引皮暫一 温度変化により光学時性質が変化する液晶を利用して画
像表示を行うことが知られている。

このような液晶としては、スメクティック液晶、コレス
テリック液晶などが知られており、前者は温度変化によ
り液晶分子の配列状態が変化して白濁状態と透明状態と
を有し、後者は主として色彩が変化する。

従来、このような液晶を用いた表示装置としては、透明
電極付きのガラス基板を対向して配設し、この間に液晶
を充填し、電極間に電流を流して液晶を発熱させるもの
が知られている。

しかしながら、ガラス基板を使用しているために、大型
化すると重量や破損の問題があった。

本発明者らは、この問題を解決するために基板をプラス
チックフィルム化することについて鋭意検討した。しか
し、プラスチックフィルム上に形成したＩＴＯ等の透明
電極は強度が弱く、微細配線が不可能で高密度化には限
界があった。

また、プラスチック上に抵抗の小さい透明電極を形成す
ることが困難であるため、大型化や書込み速度の点でも
問題があった。

見団勿且旌 本発明は、信頼性が高いプラスチックフィルム基板を用
いたマトリクス型表示装置を提供するものである。

１−明ｍ文 本発明のマトリクス型表示装置は、金属線電極を一部突
出するようにプラスチックフィルムに埋設した基板を、
該金属線電極がマトリクス状になるように対向配置し、
この基板間に熱により光学的性質が変化する液晶を充填
したことを特徴とする。

以下、添付図面に沿って本発明をさらに詳細に説明する
。

第１図は、本発明で用いられる基板の構成例を示す断面
図である。プラスチックフィルムからなる基板１１には
、金属線からなるＹ軸方向電極１３が、その一部を基板
１１から突出するようにして、基板ｌｌ中に埋設されて
いる。基板１１としては、ポリカニボネート、ポリエス
テル、ポリエーテルサルフォンなどの可撓性フィルムを
使用することができる。

電極としては、１０〜３００μｍ、好ましくは３０〜１
００μｍ程度の金属線が用いられる。電極とじて金属線
が用いられているので、この程度の細線、たとえば２０
μｍφでも十分な低抵抗を実現することができ、発熱に
必要な大電流を流すことができる。また、用途や要求さ
れる特性にもよるが、たとえば数本／ａｒｍ程度あれば
基板の透明性をほとんど損なうことがない。金属線とし
ては、ステンレス、アルミニウム、銅、あるいはこれら
の表面をニッケルメッキした金属線などが用いられる。

プラスチックフィルム上に、金属線を３〜５本／ｍ１１
のピッチで並べ、加熱圧入することにより、フィルム上
に一部凸出した配線電極を形成することができる。

第２図は本発明のマトリクス型表示装置の実施例を模式
的に示す断面図であり、ストライプ状にＹ軸方向電極２
１を形成した下基板２３と、ストライプ状にＸ軸方向電
極２５を形成した上基板２７とが対向して配設されてい
る。この基板２３゜２７間には液晶３１が充填されてい
る。３３は基板間隔を維持するためのギャップ材であり
、３５はシ−ル材である。ギャップ材は、たとえば、透
明接着剤をスクリーン印刷することにより形成できる。

液晶３１としては、マイクロカプセル化したコレステリ
ック液晶をバインダーと混合して液晶インキとし、これ
を印刷したものが用いられる。

マイクロカプセル化の壁物質としては、ゼラチン、アラ
ビアゴムなどが用いられる。また、液晶としては、スメ
クティック液晶やマイクロカプセル化しないコレステリ
ック液晶を用いることもできる。

この表示装置の駆動は、通常のマトリクス型と同様に行
うことができ、Ｘ軸方向電極、Ｙ軸方向電極に駆動信号
をスキャニングし、点灯したいクロス点においてＸ軸方
向電極−Ｙ軸方向電極間に電圧を印加し、この表示ドツ
ト部の液晶に電流を流して発熱せしめる。この発熱によ
り、コレステリック液晶のピッチが変化し、発色（色彩
変化）が起こる。また、液晶インキに金属粒子のような
導電性制御剤を混入して、その比抵抗を調整し、応答速
度を制御することもできる。基板がプラスチックフィル
ムであるため、ガラスと比較して熱拡散が少なく、効率
のよい駆動動作を行うことも可能である。

スメクティック液晶を用いた場合は、加熱により等方性
液体となり、冷却されたきとにフォーカル・コニック組
織となって配向変化し白濁状態となる。この白濁状態は
信号電圧印加後も保持されるのでメモリー機能を有する
。

見肌勿羞果 本発明によれば、金属線電極が透明電極と比較して強度
が大きいので信頼性が高く、また、高密度化も可能であ
る。さらに、電極の抵抗が小さいので、応答速度を改善
することができる。

よって、プラスチックフィルム基板を用いたマトリクス
状の大型表示装置が実現可能となり、軽量化、薄型化な
どを図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明で用いられるプラスチックフィルム基
板の構成例を示す断面図である。 第２図は、本発明のマトリクス型表示装置の実施例を示
す断面図である。 １１・・・基　　　　板　　１３・・・電　　　　極２
１・・・Ｙ軸方向電極　　２３・・・下　基　板２５・
・・Ｘ軸方向電極　　２７・・・上　基　板３１・・・
液　　　　晶

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、金属線電極を一部突出するようにプラスチックフィ
   ルムに埋設した基板を、該金属線電極がマトリクス状に
   なるように対向配置し、この基板間に熱により光学的性
   質が変化する液晶を充填したことを特徴とするマトリク
   ス型表示装置。