JPS625739B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS625739B2 JPS625739B2 JP58231122A JP23112283A JPS625739B2 JP S625739 B2 JPS625739 B2 JP S625739B2 JP 58231122 A JP58231122 A JP 58231122A JP 23112283 A JP23112283 A JP 23112283A JP S625739 B2 JPS625739 B2 JP S625739B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston rod
- clamp
- piston
- angle position
- guide groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/02—Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member
- F15B15/06—Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement
- F15B15/068—Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement the motor being of the helical type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Actuator (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は治具等に装着され、工作機等によつて
加工されるワーク(加工物)を治具等にクランプ
するためのクランプシリンダに関するもので、更
に詳しくは一動作でクランプアームの旋回とワー
クのクランプを行うようにしたものである。
加工されるワーク(加工物)を治具等にクランプ
するためのクランプシリンダに関するもので、更
に詳しくは一動作でクランプアームの旋回とワー
クのクランプを行うようにしたものである。
従来の技術
前記のようなクランプシリンダは、従来、例え
ば第1図a,bに示すようにシリンダ本体10
4にピストンロツド112と一体に成形されたピ
ストンロツド107が嵌装され、このピストンロ
ツド112には、その展開図を第1図bに示すよ
うなカム溝120が削設され、一方、ロツドカバ
ーには旋回ピン109が植設されてその先端が前
記カム溝120に嵌め込まれている。このクラン
プシリンダではピストン107が第1図aに示す
クランプ状態から圧力流体の圧力を受けてその後
退端から前進端に至る間に、旋回ピン109にピ
ストンロツド112のカム溝120が案内されて
ピストンロツド112が軸方向に移動すると共
に、クランプアーム113がワークと対峙してい
る時のピストンロツドの回動位置(ピストンロツ
ドのクランプ角度位置)と、この位置から90度回
転した時のピストンロツドの回動位置(ピストン
ロツドのアンクランプ角度位置)間において回転
し、従つてクランプアーム113は先ずワークW
と対峙する位置(クランプアームのクランプ角度
位置)においてワークWから離反し、次いで更に
ワークWから離反しつつワークWから退避した位
置(クランプアームのアンクランプ角度位置から
90゜旋回した位置)また旋回なるようになつてお
り、逆にピストン107がその前進端から後退端
に至る間にはクランプアーム113がアンクラン
プ角度位置からクランプ角度位置へ旋回しながら
ワークへ接近し、次いでクランプアーム角度位置
でワークをクランプするようにしたもの、実公
昭50−31585号に開示されているように、ピスト
ンをピストンロツドの下端のリード角の大きなね
じに螺合し、かつ、このピストンは固定ロツドに
よりシリンダ構成に対し相対回転を防止され、シ
リンダヘツドキヤツプとシリンダテールキヤツプ
間で移動できるようにすると共にピストンロツド
との螺合部分においてそのねじ溝に沿つて相対回
転を伴いながら移動できるようにし、かつ、ピス
トンロツドをばねで常にシリンダヘツドキヤツプ
側へ付勢し、このピストンロツドのねじ長さをピ
ストンの厚みより長くしたもの、などがある。
ば第1図a,bに示すようにシリンダ本体10
4にピストンロツド112と一体に成形されたピ
ストンロツド107が嵌装され、このピストンロ
ツド112には、その展開図を第1図bに示すよ
うなカム溝120が削設され、一方、ロツドカバ
ーには旋回ピン109が植設されてその先端が前
記カム溝120に嵌め込まれている。このクラン
プシリンダではピストン107が第1図aに示す
クランプ状態から圧力流体の圧力を受けてその後
退端から前進端に至る間に、旋回ピン109にピ
ストンロツド112のカム溝120が案内されて
ピストンロツド112が軸方向に移動すると共
に、クランプアーム113がワークと対峙してい
る時のピストンロツドの回動位置(ピストンロツ
ドのクランプ角度位置)と、この位置から90度回
転した時のピストンロツドの回動位置(ピストン
ロツドのアンクランプ角度位置)間において回転
し、従つてクランプアーム113は先ずワークW
と対峙する位置(クランプアームのクランプ角度
位置)においてワークWから離反し、次いで更に
ワークWから離反しつつワークWから退避した位
置(クランプアームのアンクランプ角度位置から
90゜旋回した位置)また旋回なるようになつてお
り、逆にピストン107がその前進端から後退端
に至る間にはクランプアーム113がアンクラン
プ角度位置からクランプ角度位置へ旋回しながら
ワークへ接近し、次いでクランプアーム角度位置
でワークをクランプするようにしたもの、実公
昭50−31585号に開示されているように、ピスト
ンをピストンロツドの下端のリード角の大きなね
じに螺合し、かつ、このピストンは固定ロツドに
よりシリンダ構成に対し相対回転を防止され、シ
リンダヘツドキヤツプとシリンダテールキヤツプ
間で移動できるようにすると共にピストンロツド
との螺合部分においてそのねじ溝に沿つて相対回
転を伴いながら移動できるようにし、かつ、ピス
トンロツドをばねで常にシリンダヘツドキヤツプ
側へ付勢し、このピストンロツドのねじ長さをピ
ストンの厚みより長くしたもの、などがある。
発明が解決しようとする問題点
前記によればクランプアーム113の旋回運
動が軸方向移動を伴つているので、ピストンロツ
ド112のストロークが長くなり、ピストンロツ
ド112の突出方向に充分な空間がないようなワ
ーク、あるいは治具であると使用ができないとい
う問題があつた。また、前記によれば、まずア
ンクランプ状態で締付金具が締付方向に移動する
ことなくピストンロツドが回動し、所定の位置ま
での回動後に締付方向へ移動させるようにして、
締付金具の旋回が軸方向移動を伴わないために締
付金具の軸方向移動量を小さくし得て前記の問
題点を解消しているが、その構造上、 (i) ばねが、ワークをクランプする時に圧縮され
て強い反力として作用するのでシリンダ推力に
よる一定のクランプ力が得られない。つまり、
クランプシリンダにおいて最も重要なクランプ
力が圧力油により生じるシリンダ推力からばね
力を減じたものとなる上にばねの圧縮量によつ
てクランプ力が変化し、一定のクランプ力が得
られない。
動が軸方向移動を伴つているので、ピストンロツ
ド112のストロークが長くなり、ピストンロツ
ド112の突出方向に充分な空間がないようなワ
ーク、あるいは治具であると使用ができないとい
う問題があつた。また、前記によれば、まずア
ンクランプ状態で締付金具が締付方向に移動する
ことなくピストンロツドが回動し、所定の位置ま
での回動後に締付方向へ移動させるようにして、
締付金具の旋回が軸方向移動を伴わないために締
付金具の軸方向移動量を小さくし得て前記の問
題点を解消しているが、その構造上、 (i) ばねが、ワークをクランプする時に圧縮され
て強い反力として作用するのでシリンダ推力に
よる一定のクランプ力が得られない。つまり、
クランプシリンダにおいて最も重要なクランプ
力が圧力油により生じるシリンダ推力からばね
力を減じたものとなる上にばねの圧縮量によつ
てクランプ力が変化し、一定のクランプ力が得
られない。
(ii) また、アンクランプ角度位置からクランプ角
度位置に締付金具が旋回する時、圧力油により
ピストンロツドに下向きにかかる力をばねで受
けているために、ばねのばね力を大きなものに
設定しないと、ピストンロツドが回転中に軸方
向に脈動して円滑に作動せず、逆に、大きなば
ね力とすると、ばねの圧縮力によつてピストン
ロツドのフランジをシリンダヘツドキヤツプに
圧着させた状態でピストンロツドをアンクラン
プ角度位置からクランプ角度位置まで回転させ
ているので、ばねの圧縮力によるフランジの摩
擦抵抗によつてピストンロツドが円滑に回動し
ないという問題があり、ばね力の設定が極めて
むずかしい。
度位置に締付金具が旋回する時、圧力油により
ピストンロツドに下向きにかかる力をばねで受
けているために、ばねのばね力を大きなものに
設定しないと、ピストンロツドが回転中に軸方
向に脈動して円滑に作動せず、逆に、大きなば
ね力とすると、ばねの圧縮力によつてピストン
ロツドのフランジをシリンダヘツドキヤツプに
圧着させた状態でピストンロツドをアンクラン
プ角度位置からクランプ角度位置まで回転させ
ているので、ばねの圧縮力によるフランジの摩
擦抵抗によつてピストンロツドが円滑に回動し
ないという問題があり、ばね力の設定が極めて
むずかしい。
(iii) ピストンロツドが没入するいわゆる下向きに
しかクランプができない。
しかクランプができない。
(iv) アンクランプ角度位置からクランプ角度位置
へ回転する途中でクランプアームが物体に当る
とその位置でピストンロツドが下降を始め、ま
た、クランプ角度位置で上昇する途中でピスト
ンロツドの上部が物体に当るとその位置でクラ
ンプアームがアンクランプ位置への回転を始め
ることになり、クランプアームの回転と昇降が
常に一定の軌跡で行なわれる保証がない。
へ回転する途中でクランプアームが物体に当る
とその位置でピストンロツドが下降を始め、ま
た、クランプ角度位置で上昇する途中でピスト
ンロツドの上部が物体に当るとその位置でクラ
ンプアームがアンクランプ位置への回転を始め
ることになり、クランプアームの回転と昇降が
常に一定の軌跡で行なわれる保証がない。
等の多くの問題があつた。
問題点を解決するための手段
本発明は、クランプアームを一体に備えたピス
トンロツドをアンクランプ角度位置からクランプ
角度位置へ回転させてから軸方向へ摺動させてワ
ークをクランプするクランプシリンダにおいて、
シリンダ本体とピストンロツドの間に中空ピスト
ンを摺動自在に嵌装し、ピストンロツドに刻設し
た案内溝に中空ピストンに植設したピンを係合
し、中空ピストンに刻設した案内溝にシリンダ本
体に植設したピンを係合し、ピストンロツドに回
転規制用の係止部を設け、その係止部に係合する
係合部をシリンダ本体に設け、アンクランプ角度
位置からクランプ角度位置へ回転させるときには
前記係止部と係合部の端面が当接してピストンロ
ツドの軸方向の移動を規制し、ピストンロツドが
クランプ角度位置にあるときにピストンロツドの
係止部とシリンダ本体の係合部が係合して軸方向
へ摺動するように形成してあることを特徴とす
る。
トンロツドをアンクランプ角度位置からクランプ
角度位置へ回転させてから軸方向へ摺動させてワ
ークをクランプするクランプシリンダにおいて、
シリンダ本体とピストンロツドの間に中空ピスト
ンを摺動自在に嵌装し、ピストンロツドに刻設し
た案内溝に中空ピストンに植設したピンを係合
し、中空ピストンに刻設した案内溝にシリンダ本
体に植設したピンを係合し、ピストンロツドに回
転規制用の係止部を設け、その係止部に係合する
係合部をシリンダ本体に設け、アンクランプ角度
位置からクランプ角度位置へ回転させるときには
前記係止部と係合部の端面が当接してピストンロ
ツドの軸方向の移動を規制し、ピストンロツドが
クランプ角度位置にあるときにピストンロツドの
係止部とシリンダ本体の係合部が係合して軸方向
へ摺動するように形成してあることを特徴とす
る。
作 用
前記構成によれば、二組のピンと案内溝の係
合、ピストンロツドとシリンダ本体の係止部及び
係合部の係合により、アンクランプ角度位置から
クランプ角度位置へ回転させる時には前記係止部
と係合部の端面が当接してピストンロツドの軸方
向の移動を規制し、ピストンロツドがクランプ角
度位置にあるときにピストンロツドの係止部とシ
リンダ本体の係合部が係合して軸方向へ摺動する
ようにし、ピストンロツドをアンクランプ角度位
置からクランプ角度位置へ回転させた後、ピスト
ンロツドをクランプ方向へ移動させる。
合、ピストンロツドとシリンダ本体の係止部及び
係合部の係合により、アンクランプ角度位置から
クランプ角度位置へ回転させる時には前記係止部
と係合部の端面が当接してピストンロツドの軸方
向の移動を規制し、ピストンロツドがクランプ角
度位置にあるときにピストンロツドの係止部とシ
リンダ本体の係合部が係合して軸方向へ摺動する
ようにし、ピストンロツドをアンクランプ角度位
置からクランプ角度位置へ回転させた後、ピスト
ンロツドをクランプ方向へ移動させる。
第1実施例
第2図から第11図において、1はシリンダチ
ユーブ、2はロツドカバー、3はヘツドカバー
で、夫々シリンダチユーブ1にボルトで締結され
シリンダ本体4が構成されている。シリンダチユ
ーブ1にはその内周面の略中央に直進案内用のピ
ン5が植設されている。また、ヘツドカバー3内
端部には第7図に示すように後述するピストンロ
ツド12がクランプ角度位置にある時、ピストン
ロツト12の後端の係止部材18に形成されてい
る係止部(二面幅部)19と係合する係合部6が
凹状に形成され、この係合部6の端面(ヘツドカ
バー3の内端面)3aは、ピストンロツド12が
アンクランプ角度位置からクランプ角度位置へ回
転する間、係止部材18の係止部端面(ヘツド側
端面)18aと当接するようにしてある。このシ
リンダ本体4内には中空ピストン7が軸方向に摺
動するように嵌装され、その外周面には中心軸線
Lと平行な案内溝8が削設され、第5図に示すよ
うに前記直進案内用のピン5の内端部分がこの案
内溝8に嵌め込まれ、中空ピストン7はシリンダ
チユーブ1に対して相対回動を規制されている。
更にこの中空ピストン7にはその後部に旋回案内
用のピン9が植設され、更に第6図に示すように
その頭部を押えるように合成樹脂製のウエアリン
グ10が装着され、セツトピン11によつてウエ
アリング10が中空ピストン7に固定されてい
る。この中空ピストン7にはシリンダ本体4に対
して軸方向自在で回動自在なピストンロツド12
がやはり軸方向に移動するように挿通され、その
先端部がロツドカバー2より外方へ突出してあ
り、この先端部にはクランプアーム13がキー1
4によつて固定してある。ピストンロツド12の
長手方向中央にはロツドカバー2の内端面2aと
当接し、ピストンロツド12の前進端(アンクラ
ンプ側移動端)の位置決めを行うフランジ15が
形成され、また、その後端部にはキー16及びス
ナツプリング17を介してピストンロツド12と
一体的に係止部材18が取付けられている。この
係止部材18外周には、その厚み方向全体に亘つ
て前記係合部6に嵌まり込み可能な回転規制用の
係止部(二面幅部)19が第7図のように形成さ
れると共にこの係止部材18の厚みは前記ピスト
ンロツド12のストロークl1と略同一に設定し
てあり、この係止部19の端面(係止部材18の
ヘツド側端面)18aは、アンクランプ側移動端
において、ピストンロツド12がそのアンクラン
プ角度位置とクランプ角度位置とで回動する時に
前記係合部6の端面3aと摺接するように形成さ
れている。従つて、ピストンロツド12がアンク
ランプ側移動端にある時には丁度係止部材18の
係止部19と、係合部6の係合が外されてピスト
ンロツド12はシリンダ本体4に対して相対回動
を許され、特にアンクランプ角度位置からクラン
プ角度位置へ回動をする場合は係止部材18の係
止部端面18aが係合部端面3aと当接し、軸方
向移動が阻止される。また、ピストンロツド12
は係止部材18の係止部19とヘツドカバー3の
係合部6の係合面が平行になつた状態(このと
き、クランプアーム13はワークと対峙したクラ
ンプ角度位置Aである。)において軸方向に所定
ストローク移動可能なるも、両者の係合状態では
ピストンロツド12の回動が阻止される。このピ
ストンロツドには第3図に示すようにその外周面
にリード状に旋回用の案内溝20が削設され、こ
の案内溝20に前記旋回案内用のピン9が嵌め込
まれている。この案内溝20はピストンロツド1
2の軸方向移動が規制された状態で、ピストンロ
ツド12に対する中空ピストン7の相対軸方向移
動(第2図に示すストロークl2)によつてクラ
ンプ角度位置とアンクランプ角度位置間で旋回さ
せ、クランプアーム13をクランプ角度位置Aと
それより90度旋回したアンクランプ角度位置B間
で旋回させるように形成されている。尚、21,
22はロツド側及びヘツド側シリンダ室23,2
4に連通した給排ポート、25はUパツキン、2
6はスクレーパである。
ユーブ、2はロツドカバー、3はヘツドカバー
で、夫々シリンダチユーブ1にボルトで締結され
シリンダ本体4が構成されている。シリンダチユ
ーブ1にはその内周面の略中央に直進案内用のピ
ン5が植設されている。また、ヘツドカバー3内
端部には第7図に示すように後述するピストンロ
ツド12がクランプ角度位置にある時、ピストン
ロツト12の後端の係止部材18に形成されてい
る係止部(二面幅部)19と係合する係合部6が
凹状に形成され、この係合部6の端面(ヘツドカ
バー3の内端面)3aは、ピストンロツド12が
アンクランプ角度位置からクランプ角度位置へ回
転する間、係止部材18の係止部端面(ヘツド側
端面)18aと当接するようにしてある。このシ
リンダ本体4内には中空ピストン7が軸方向に摺
動するように嵌装され、その外周面には中心軸線
Lと平行な案内溝8が削設され、第5図に示すよ
うに前記直進案内用のピン5の内端部分がこの案
内溝8に嵌め込まれ、中空ピストン7はシリンダ
チユーブ1に対して相対回動を規制されている。
更にこの中空ピストン7にはその後部に旋回案内
用のピン9が植設され、更に第6図に示すように
その頭部を押えるように合成樹脂製のウエアリン
グ10が装着され、セツトピン11によつてウエ
アリング10が中空ピストン7に固定されてい
る。この中空ピストン7にはシリンダ本体4に対
して軸方向自在で回動自在なピストンロツド12
がやはり軸方向に移動するように挿通され、その
先端部がロツドカバー2より外方へ突出してあ
り、この先端部にはクランプアーム13がキー1
4によつて固定してある。ピストンロツド12の
長手方向中央にはロツドカバー2の内端面2aと
当接し、ピストンロツド12の前進端(アンクラ
ンプ側移動端)の位置決めを行うフランジ15が
形成され、また、その後端部にはキー16及びス
ナツプリング17を介してピストンロツド12と
一体的に係止部材18が取付けられている。この
係止部材18外周には、その厚み方向全体に亘つ
て前記係合部6に嵌まり込み可能な回転規制用の
係止部(二面幅部)19が第7図のように形成さ
れると共にこの係止部材18の厚みは前記ピスト
ンロツド12のストロークl1と略同一に設定し
てあり、この係止部19の端面(係止部材18の
ヘツド側端面)18aは、アンクランプ側移動端
において、ピストンロツド12がそのアンクラン
プ角度位置とクランプ角度位置とで回動する時に
前記係合部6の端面3aと摺接するように形成さ
れている。従つて、ピストンロツド12がアンク
ランプ側移動端にある時には丁度係止部材18の
係止部19と、係合部6の係合が外されてピスト
ンロツド12はシリンダ本体4に対して相対回動
を許され、特にアンクランプ角度位置からクラン
プ角度位置へ回動をする場合は係止部材18の係
止部端面18aが係合部端面3aと当接し、軸方
向移動が阻止される。また、ピストンロツド12
は係止部材18の係止部19とヘツドカバー3の
係合部6の係合面が平行になつた状態(このと
き、クランプアーム13はワークと対峙したクラ
ンプ角度位置Aである。)において軸方向に所定
ストローク移動可能なるも、両者の係合状態では
ピストンロツド12の回動が阻止される。このピ
ストンロツドには第3図に示すようにその外周面
にリード状に旋回用の案内溝20が削設され、こ
の案内溝20に前記旋回案内用のピン9が嵌め込
まれている。この案内溝20はピストンロツド1
2の軸方向移動が規制された状態で、ピストンロ
ツド12に対する中空ピストン7の相対軸方向移
動(第2図に示すストロークl2)によつてクラ
ンプ角度位置とアンクランプ角度位置間で旋回さ
せ、クランプアーム13をクランプ角度位置Aと
それより90度旋回したアンクランプ角度位置B間
で旋回させるように形成されている。尚、21,
22はロツド側及びヘツド側シリンダ室23,2
4に連通した給排ポート、25はUパツキン、2
6はスクレーパである。
さて、アンクランプ状態を示す第9図において
ロツド側シリンダ室23へ圧力流体を供給する
と、第11図のようにピストンロツド12はその
後端部の係止部材18の係止部端面18aがヘツ
ドカバー3の係合部端面3aに当接しているため
後退しない。一方、中空ピストン7は係止部材1
8のロツド側端面18bに当接するまでピストン
ロツド12に対して所定ストロークl2だけ後退
し、その旋回案内用のピン9がピストンロツド1
2の案内溝20内を摺動してピストンロツド12
をアンクランプ角度位置からクランプ角度位置へ
回転させ、これによりクランプアーム13をアン
クランプ角度位置Bからクランプ角度位置Aまで
旋回させる(第4,8図)。ピストンロツド12
が回動されてクランプアーム13がクランプ角度
位置Aに至ると係止部材18の係止部19とヘツ
ドカバー3の係合部6の係合面とが平行になり、
ロツド側シリンダ室23に更に圧力流体を供給す
るとピストンロツド12は中空ピストン7と一体
的にその前進端から後退するが、クランプアーム
13は係止部19とヘツドカバー3の係合部6の
係合面との係合により旋回を阻止されてクランプ
角度位置Aを維持したまま直線的に後退してクラ
ンプアーム13はワークWをクランプする(第2
図)。このとき、シリンダ推力を減ずる力は作用
せず、シリンダ推力による一定のクランプ力が得
られる。また、ピストンロツド12がアンクラン
プ角度位置Bからクランプ角度位置Aへ至る途中
に物体に当つてクランプアーム13の旋回が途中
で阻止された場合(つまり旋回不良の場合)に
は、係止部材18の係止部端面18aが依然とし
てヘツドカバー3の係合部端面3aに当接してい
るために、クランプアーム13の旋回不良の状態
でワークをクランプするという誤動作がない。次
にアンクランプする場合は、第2図のクランプ状
態からヘツド側シリンダ室24へ圧力流体を供給
すると中空ピストン7はピストンロツド12を旋
回案内用のピン9と案内溝20の係合によつて旋
回させようとするが、ピストンロツド12は係止
部材18の係止部19とヘツドカバー3の係合部
6の係合面の係合でシリンダ本体4に対して旋回
できないので中空ピストン7はピストンロツド1
2と共に前進する(第8図)。ピストンロツド1
2のフランジ15がロツドカバー2に当接してピ
ストンロツド12がアンクランプ側移動端に至る
と同時に係止部材18の係止部19とヘツドカバ
ー3の係合部6の対向面の係合が外れ、ピストン
ロツド12がアンクランプ側移動端で中空ピスト
ン7がシリンダチユーブ1に対して相対回動せず
に前進し、旋回案内用のピン9が案内溝20内を
摺動してピストンロツド12を回動させ、クラン
プアーム13をクランプ角度位置Aからアンクラ
ンプ角度位置Bへ旋回させる。(第9図)。従つ
て、ピストンロツド12がその後退端からアンク
ランプ側移動端に至る途中にピストンロツド12
の先端に物体が当つた場合(つまり、前進不良)
にはクランプアーム13の旋回が行われず、やは
り誤作動がない。
ロツド側シリンダ室23へ圧力流体を供給する
と、第11図のようにピストンロツド12はその
後端部の係止部材18の係止部端面18aがヘツ
ドカバー3の係合部端面3aに当接しているため
後退しない。一方、中空ピストン7は係止部材1
8のロツド側端面18bに当接するまでピストン
ロツド12に対して所定ストロークl2だけ後退
し、その旋回案内用のピン9がピストンロツド1
2の案内溝20内を摺動してピストンロツド12
をアンクランプ角度位置からクランプ角度位置へ
回転させ、これによりクランプアーム13をアン
クランプ角度位置Bからクランプ角度位置Aまで
旋回させる(第4,8図)。ピストンロツド12
が回動されてクランプアーム13がクランプ角度
位置Aに至ると係止部材18の係止部19とヘツ
ドカバー3の係合部6の係合面とが平行になり、
ロツド側シリンダ室23に更に圧力流体を供給す
るとピストンロツド12は中空ピストン7と一体
的にその前進端から後退するが、クランプアーム
13は係止部19とヘツドカバー3の係合部6の
係合面との係合により旋回を阻止されてクランプ
角度位置Aを維持したまま直線的に後退してクラ
ンプアーム13はワークWをクランプする(第2
図)。このとき、シリンダ推力を減ずる力は作用
せず、シリンダ推力による一定のクランプ力が得
られる。また、ピストンロツド12がアンクラン
プ角度位置Bからクランプ角度位置Aへ至る途中
に物体に当つてクランプアーム13の旋回が途中
で阻止された場合(つまり旋回不良の場合)に
は、係止部材18の係止部端面18aが依然とし
てヘツドカバー3の係合部端面3aに当接してい
るために、クランプアーム13の旋回不良の状態
でワークをクランプするという誤動作がない。次
にアンクランプする場合は、第2図のクランプ状
態からヘツド側シリンダ室24へ圧力流体を供給
すると中空ピストン7はピストンロツド12を旋
回案内用のピン9と案内溝20の係合によつて旋
回させようとするが、ピストンロツド12は係止
部材18の係止部19とヘツドカバー3の係合部
6の係合面の係合でシリンダ本体4に対して旋回
できないので中空ピストン7はピストンロツド1
2と共に前進する(第8図)。ピストンロツド1
2のフランジ15がロツドカバー2に当接してピ
ストンロツド12がアンクランプ側移動端に至る
と同時に係止部材18の係止部19とヘツドカバ
ー3の係合部6の対向面の係合が外れ、ピストン
ロツド12がアンクランプ側移動端で中空ピスト
ン7がシリンダチユーブ1に対して相対回動せず
に前進し、旋回案内用のピン9が案内溝20内を
摺動してピストンロツド12を回動させ、クラン
プアーム13をクランプ角度位置Aからアンクラ
ンプ角度位置Bへ旋回させる。(第9図)。従つ
て、ピストンロツド12がその後退端からアンク
ランプ側移動端に至る途中にピストンロツド12
の先端に物体が当つた場合(つまり、前進不良)
にはクランプアーム13の旋回が行われず、やは
り誤作動がない。
第2実施例
第12図においてはシリンダチユーブ1に旋回
案内用のピン9が植設され、中空ピストン7に第
13図に示すように第1実施例同様のリード状の
案内溝20とこの案内溝20に連続する、中心軸
線と平行な直線案内溝20aが削設されている。
また、中空ピストン7に直進案内用のピン5が植
設され、ピストンロツド12には第1実施例同
様、中心軸線Lと平行な案内溝8が形成されてい
る。このような構成によれば、クランプ状態にお
いてヘツド側シリンダ室24へ圧力流体を供給す
ると、ピストンロツド12と中空ピストン7は推
力を受け、係止部19と係合部6の係合、及び旋
回案内用のピン9と直線案内溝20aによつてシ
リンダ本体4に対し回動を規制されて一体的に前
進し、ピストンロツド12がアンクランプ側移動
端に至ると第12図に示すごとく係止部19と係
合部6の係合面の係合が外れ、ピストンロツド1
2は中空ピストン7と共にシリンダ本体4に対し
て回動可能となると共に旋回案内用のピン9は案
内溝20の始点に至る。次いで中空ピストン7が
ピストンロツド12に対して前進すると、ピン9
と案内溝20の係合により中空ピストン7がピス
トンロツド12と共にシリンダチユーブ1に対し
て回動し、クランプアーム13がクランプ角度位
置Aからアンクランプ角度位置Bへ旋回する。逆
にアンクランプ角度位置Bからロツド側シリンダ
室23に圧力流体を流入すれば第1実施例同様に
クランプアーム13はクランプ角度位置Aまで旋
回した後、旋回を伴わず後退してワークWをクラ
ンプする。
案内用のピン9が植設され、中空ピストン7に第
13図に示すように第1実施例同様のリード状の
案内溝20とこの案内溝20に連続する、中心軸
線と平行な直線案内溝20aが削設されている。
また、中空ピストン7に直進案内用のピン5が植
設され、ピストンロツド12には第1実施例同
様、中心軸線Lと平行な案内溝8が形成されてい
る。このような構成によれば、クランプ状態にお
いてヘツド側シリンダ室24へ圧力流体を供給す
ると、ピストンロツド12と中空ピストン7は推
力を受け、係止部19と係合部6の係合、及び旋
回案内用のピン9と直線案内溝20aによつてシ
リンダ本体4に対し回動を規制されて一体的に前
進し、ピストンロツド12がアンクランプ側移動
端に至ると第12図に示すごとく係止部19と係
合部6の係合面の係合が外れ、ピストンロツド1
2は中空ピストン7と共にシリンダ本体4に対し
て回動可能となると共に旋回案内用のピン9は案
内溝20の始点に至る。次いで中空ピストン7が
ピストンロツド12に対して前進すると、ピン9
と案内溝20の係合により中空ピストン7がピス
トンロツド12と共にシリンダチユーブ1に対し
て回動し、クランプアーム13がクランプ角度位
置Aからアンクランプ角度位置Bへ旋回する。逆
にアンクランプ角度位置Bからロツド側シリンダ
室23に圧力流体を流入すれば第1実施例同様に
クランプアーム13はクランプ角度位置Aまで旋
回した後、旋回を伴わず後退してワークWをクラ
ンプする。
第3実施例
次にピストンロツド12がそのロツド側へ移動
した時(突出した時)にクランプするようにした
実施例について第14,15図を用いて説明す
る。尚、第1実施例と同一部分には同一番号を付
して説明を省略する。本実施例ではロツドカバー
2内端に係合部6が形成され、またピストンロツ
ド12の軸方向中央部分のフランジ15Aには、
クランプ角度位置Aにおいてのみ前記係合部6に
嵌まり込む係止部(二面幅部)19が形成されて
いる。これらの係止部19と係合部6はピストン
ロツド12が前進端から移動して後退端(アンク
ランプ側移動端)へ位置したときに丁度係止部1
9と係合部6の対向面との係合が外れ、ピストン
ロツド12はその後退端においてのみシリンダ本
体に対して相対回動を許され、かつ、アンクラン
プ角度位置からクランプ角度位置へ回動をする場
合には、フランジ15Aのロツド側面(係止部端
面)がロツドカバー2の内端面(係合部端面)と
当接するようになつている。このような構成によ
れば、クランプアーム13はクランプ角度位置A
において、ピストンロツド12が前進端から後退
端に移動する間(又はその逆)は旋回を伴わずワ
ークWから離れ(又はクランプし)、ピストンロ
ツド12の後退端においてのみクランプ角度位置
Aとアンクランプ角度位置B間を旋回する。
した時(突出した時)にクランプするようにした
実施例について第14,15図を用いて説明す
る。尚、第1実施例と同一部分には同一番号を付
して説明を省略する。本実施例ではロツドカバー
2内端に係合部6が形成され、またピストンロツ
ド12の軸方向中央部分のフランジ15Aには、
クランプ角度位置Aにおいてのみ前記係合部6に
嵌まり込む係止部(二面幅部)19が形成されて
いる。これらの係止部19と係合部6はピストン
ロツド12が前進端から移動して後退端(アンク
ランプ側移動端)へ位置したときに丁度係止部1
9と係合部6の対向面との係合が外れ、ピストン
ロツド12はその後退端においてのみシリンダ本
体に対して相対回動を許され、かつ、アンクラン
プ角度位置からクランプ角度位置へ回動をする場
合には、フランジ15Aのロツド側面(係止部端
面)がロツドカバー2の内端面(係合部端面)と
当接するようになつている。このような構成によ
れば、クランプアーム13はクランプ角度位置A
において、ピストンロツド12が前進端から後退
端に移動する間(又はその逆)は旋回を伴わずワ
ークWから離れ(又はクランプし)、ピストンロ
ツド12の後退端においてのみクランプ角度位置
Aとアンクランプ角度位置B間を旋回する。
尚、第16図に示すようにロツドカバー2のピ
ストンロツド挿通孔内面より係合部として示す案
内ピン6Aを内方へ向けて突設し、また、ピスト
ンロツド12にはこの案内ピン6Aと係合するL
状のガイド溝19Aを形成し、ガイド溝19Aの
軸方向に沿う対向溝面を回転規制用の係止部に、
また、ガイド溝19Aの円周方向に沿う対向溝面
のロツド側溝面(第16図右側溝面)を係止部端
面に設定し、この係止部端面と摺接する案内ピン
6Aの外周面を係合部端面に形成して、アンクラ
ンプ角度位置からクランプ角度位置へ回転させる
時には前記係止部と係合部の端面が当接してピス
トンロツドの軸方向の移動を規制し、ピストンロ
ツドがクランプ角度位置にあるときにピストンロ
ツドの係止部とシリンダ本体の係合部が係合して
軸方向へ摺動するように構成してあつてもよい。
ストンロツド挿通孔内面より係合部として示す案
内ピン6Aを内方へ向けて突設し、また、ピスト
ンロツド12にはこの案内ピン6Aと係合するL
状のガイド溝19Aを形成し、ガイド溝19Aの
軸方向に沿う対向溝面を回転規制用の係止部に、
また、ガイド溝19Aの円周方向に沿う対向溝面
のロツド側溝面(第16図右側溝面)を係止部端
面に設定し、この係止部端面と摺接する案内ピン
6Aの外周面を係合部端面に形成して、アンクラ
ンプ角度位置からクランプ角度位置へ回転させる
時には前記係止部と係合部の端面が当接してピス
トンロツドの軸方向の移動を規制し、ピストンロ
ツドがクランプ角度位置にあるときにピストンロ
ツドの係止部とシリンダ本体の係合部が係合して
軸方向へ摺動するように構成してあつてもよい。
発明の効果
以上のように、本発明ではクランプアームを一
体に備えたピストンロツドをアンクランプ角度位
置からクランプ角度位置へ回転させてから軸方向
へ摺動させてワークをクランプするクランプシリ
ンダにおいて、シリンダ本体とピストンロツドの
間に中空ピストンを摺動自在に嵌装し、ピストン
ロツドに刻設した案内溝に中空ピストンに植設し
たピンを係合し、中空ピストンに刻設した案内溝
にシリンダ本体に植設したピンを係合し、ピスト
ンロツドに回転規制用の係止部を設け、その係止
部に係合する係合部をシリンダ本体に設け、アン
クランプ角度位置からクランプ角度位置へ回転さ
せるときには前記係止部と係合部の端面が当接し
てピストンロツドの軸方向の移動を規制し、ピス
トンロツドがクランプ角度位置にあるときにピス
トンロツドの係止部とシリンダ本体の係合部が係
合して軸方向へ摺動するように構成したので、ク
ランプ時にクランプアームをアンクランプ角度位
置からクランプ角度位置へ軸方向移動を伴わずに
旋回させ、クランプ角度位置で軸方向に移動して
ワークをクランプし、アンクランプ時には先ずク
ランプ角度位置で旋回せずに軸方向へ移動してワ
ークから離れ、次いで軸方向移動を伴わずにクラ
ンプ角度位置からアンクランプ角度位置へ旋回さ
せることができ、従来のように軸方向移動をしな
がらクランプアームを旋回させる形式のものに比
べ、クランプアームの軸方向移動をワーククラン
プに必要な最小のストロークにすることができ、
ワークの形状により、あるいは治具形状が複雑と
なつてクランプアームの突出方向に充分な余裕空
間のない場合にも使用することができ、治具設計
が容易になるといつた利点がある。
体に備えたピストンロツドをアンクランプ角度位
置からクランプ角度位置へ回転させてから軸方向
へ摺動させてワークをクランプするクランプシリ
ンダにおいて、シリンダ本体とピストンロツドの
間に中空ピストンを摺動自在に嵌装し、ピストン
ロツドに刻設した案内溝に中空ピストンに植設し
たピンを係合し、中空ピストンに刻設した案内溝
にシリンダ本体に植設したピンを係合し、ピスト
ンロツドに回転規制用の係止部を設け、その係止
部に係合する係合部をシリンダ本体に設け、アン
クランプ角度位置からクランプ角度位置へ回転さ
せるときには前記係止部と係合部の端面が当接し
てピストンロツドの軸方向の移動を規制し、ピス
トンロツドがクランプ角度位置にあるときにピス
トンロツドの係止部とシリンダ本体の係合部が係
合して軸方向へ摺動するように構成したので、ク
ランプ時にクランプアームをアンクランプ角度位
置からクランプ角度位置へ軸方向移動を伴わずに
旋回させ、クランプ角度位置で軸方向に移動して
ワークをクランプし、アンクランプ時には先ずク
ランプ角度位置で旋回せずに軸方向へ移動してワ
ークから離れ、次いで軸方向移動を伴わずにクラ
ンプ角度位置からアンクランプ角度位置へ旋回さ
せることができ、従来のように軸方向移動をしな
がらクランプアームを旋回させる形式のものに比
べ、クランプアームの軸方向移動をワーククラン
プに必要な最小のストロークにすることができ、
ワークの形状により、あるいは治具形状が複雑と
なつてクランプアームの突出方向に充分な余裕空
間のない場合にも使用することができ、治具設計
が容易になるといつた利点がある。
そして本発明では上記効果に加えて、従来の技
術のように旋回、軸方向移動作用に関連する機構
内に、アンクランプ方向へピストンロツド等を付
勢するばねを用いていないため、クランプ時には
ピストンにかかる圧油によるシリンダ推力がその
ままクランプ力として利用でき、クランプ力に損
失がなく常に一定のクランプ力が得られ、確実な
クランプが可能である。しかも、ピストンロツド
がアンクランプ角度位置からクランプ角度位置ま
で回転する時には、係合部と係止部の端面が当接
しているので、この回転中にはピストンロツドが
軸方向に脈動せず円滑に回転し得る。しかも、ピ
ストンロツドとシリンダ本体に係止部と係合部を
設けたためにその設定箇所を適宜設定することで
ピストンロツドの突出方向にもクランプさせるこ
とができる。
術のように旋回、軸方向移動作用に関連する機構
内に、アンクランプ方向へピストンロツド等を付
勢するばねを用いていないため、クランプ時には
ピストンにかかる圧油によるシリンダ推力がその
ままクランプ力として利用でき、クランプ力に損
失がなく常に一定のクランプ力が得られ、確実な
クランプが可能である。しかも、ピストンロツド
がアンクランプ角度位置からクランプ角度位置ま
で回転する時には、係合部と係止部の端面が当接
しているので、この回転中にはピストンロツドが
軸方向に脈動せず円滑に回転し得る。しかも、ピ
ストンロツドとシリンダ本体に係止部と係合部を
設けたためにその設定箇所を適宜設定することで
ピストンロツドの突出方向にもクランプさせるこ
とができる。
更にこのような利点を備えているものであつて
も、クランプアームのアンクランプからクランプ
への旋回途中にクランプアームが物体に当つた旋
回不良の状態では、ピストンロツドはクランプ方
向に移動できずワークに対するクランプ不良を防
止でき、また、クランプからアンクランプへ向う
途中にピストンロツドの上部に物体が当つてもそ
の位置では回転せず誤作動を防止し得るという利
点がある等、多くの効果がある。
も、クランプアームのアンクランプからクランプ
への旋回途中にクランプアームが物体に当つた旋
回不良の状態では、ピストンロツドはクランプ方
向に移動できずワークに対するクランプ不良を防
止でき、また、クランプからアンクランプへ向う
途中にピストンロツドの上部に物体が当つてもそ
の位置では回転せず誤作動を防止し得るという利
点がある等、多くの効果がある。
第1図aは従来装置の断面図、第1図bは第1
図aのカム溝と旋回ピンの関係図、第2図は本発
明装置のクランプ状態を示す断面図、第3図は第
2図の場合の案内溝−ピン関係図、第4図は第2
図の正面図、第5図は第2図のX−X断面図、第
6図は第2図のY−Y断面図、第7図は第2図の
Z−Z断面図、第8図はピストンロツド前進端で
クランプ角度位置を示す断面図、第9図はピスト
ンロツドのアンクランプ角度位置を示す断面図、
第10図は第9図における案内溝−ピン関係図、
第11図は第9図のW−W断面図、第12図は第
2実施例の断面図、第13図は第12図の案内溝
−ピン関係図、第14図は第3実施例の断面図、
第15図は第14図における案内溝−ピン関係
図、第16図は更に他の実施例である。 4……シリンダ本体、5,9……ピン、6……
係合部、7……中空ピストン、8,20……案内
溝、12……ピストンロツド、13……クランプ
アーム、15……フランジ、18……係止部材、
19……係止部。
図aのカム溝と旋回ピンの関係図、第2図は本発
明装置のクランプ状態を示す断面図、第3図は第
2図の場合の案内溝−ピン関係図、第4図は第2
図の正面図、第5図は第2図のX−X断面図、第
6図は第2図のY−Y断面図、第7図は第2図の
Z−Z断面図、第8図はピストンロツド前進端で
クランプ角度位置を示す断面図、第9図はピスト
ンロツドのアンクランプ角度位置を示す断面図、
第10図は第9図における案内溝−ピン関係図、
第11図は第9図のW−W断面図、第12図は第
2実施例の断面図、第13図は第12図の案内溝
−ピン関係図、第14図は第3実施例の断面図、
第15図は第14図における案内溝−ピン関係
図、第16図は更に他の実施例である。 4……シリンダ本体、5,9……ピン、6……
係合部、7……中空ピストン、8,20……案内
溝、12……ピストンロツド、13……クランプ
アーム、15……フランジ、18……係止部材、
19……係止部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 クランプアームを一体に備えたピストンロツ
ドをアンクランプ角度位置からクランプ角度位置
へ回転させてから軸方向へ摺動させてワークをク
ランプをするクランプシリンダにおいて、シリン
ダ本体とピストンロツドの間に中空ピストンを摺
動自在に嵌装し、ピストンロツドに刻設した案内
溝に中空ピストンに植設したピンを係合し、中空
ピストンに刻設した案内溝にシリンダ本体に植設
したピンを係合し、ピストンロツドに回転規制用
の係止部を設け、その係止部に係合する係合部を
シリンダ本体に設け、アンクランプ角度位置から
クランプ角度位置へ回転させるときには前記係止
部と係合部の端面が当接してピストンロツドの軸
方向の移動を規制し、ピストンロツドがクランプ
角度位置にあるときにピストンロツドの係止部と
シリンダ本体の係合部が係合して軸方向へ摺動す
るように構成したことを特徴とするクランプシリ
ンダ。 2 ピストンロツドに、アンクランプ角度位置か
らクランプ角度位置に回転させる、軸線に対して
斜めの案内溝を刻設し、中空ピストンに中空ピス
トンの回転を阻止する軸方向の案内溝を刻設した
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のク
ランプシリンダ。 3 中空ピストンに、アンクランプ角度位置から
クランプ角度位置に回転させる、軸線に対して斜
めの案内溝を刻設し、ピストンロツドにピストン
ロツドの回転を阻止する軸方向の案内溝を刻設し
たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
クランプシリンダ。 4 ピストンロツドの下端に、係止部を設けた係
止部材を固着し、ヘツドカバーの内側端部に係合
部を形成したことを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載のクランプシリンダ。 5 ピストンロツドのフランジの外周を切り欠い
て係止部を形成し、ロツドカバーの内側端部に係
合部を形成したことを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のクランプシリンダ。 6 ピストンロツドに、係止部と係止部端面に対
応するL状のガイド溝を刻設し、ロツドカバーま
たはヘツドカバーに前記ガイド溝に係合する案内
ピンを突設して係合部としたことを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のクランプシリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23112283A JPS60123238A (ja) | 1983-12-07 | 1983-12-07 | クランプシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23112283A JPS60123238A (ja) | 1983-12-07 | 1983-12-07 | クランプシリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60123238A JPS60123238A (ja) | 1985-07-01 |
JPS625739B2 true JPS625739B2 (ja) | 1987-02-06 |
Family
ID=16918626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23112283A Granted JPS60123238A (ja) | 1983-12-07 | 1983-12-07 | クランプシリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60123238A (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2504549Y2 (ja) * | 1991-12-18 | 1996-07-10 | エスエムシー株式会社 | ロ―タリクランプシリンダ |
JP2541341Y2 (ja) * | 1991-12-18 | 1997-07-16 | エスエムシー株式会社 | ロータリクランプシリンダ |
JP3585656B2 (ja) * | 1996-07-19 | 2004-11-04 | 株式会社コスメック | 旋回式クランプ装置 |
US6427992B1 (en) | 1999-10-13 | 2002-08-06 | Howa Machinery, Ltd. | Clamping cylinder actuator |
JP2001150267A (ja) | 1999-11-26 | 2001-06-05 | Howa Mach Ltd | 旋回クランプシリンダ |
JP2001315036A (ja) * | 2000-05-02 | 2001-11-13 | Pascal Kk | ツイスト式クランプ |
JP4544731B2 (ja) * | 2000-12-18 | 2010-09-15 | パスカルエンジニアリング株式会社 | ツイスト式クランプ装置 |
JP4671032B2 (ja) * | 2005-09-28 | 2011-04-13 | 豊和工業株式会社 | 旋回式クランプシリンダ |
JPWO2010140554A1 (ja) * | 2009-06-02 | 2012-11-15 | 株式会社コスメック | クランプ装置 |
JP5750053B2 (ja) * | 2010-01-22 | 2015-07-15 | 株式会社コスメック | クランプ装置 |
JP4948619B2 (ja) * | 2010-04-08 | 2012-06-06 | パスカルエンジニアリング株式会社 | ツイスト式クランプ装置 |
US8459626B2 (en) | 2010-05-28 | 2013-06-11 | Btm Corporation | Pin clamp |
CN102294706A (zh) * | 2011-08-15 | 2011-12-28 | 吴江市海鑫机械有限公司 | 打孔夹具 |
JP6590217B2 (ja) * | 2016-06-20 | 2019-10-16 | Smc株式会社 | シリンダ装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5031585U (ja) * | 1973-07-16 | 1975-04-07 |
-
1983
- 1983-12-07 JP JP23112283A patent/JPS60123238A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5031585U (ja) * | 1973-07-16 | 1975-04-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60123238A (ja) | 1985-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS625739B2 (ja) | ||
US4546681A (en) | Multi-purpose steady rest | |
DE3784404T2 (de) | Durch Rotation angetriebene, linear betätigte Spannzwinge. | |
US6394710B1 (en) | Tool and method for processing perforations | |
JP6987043B2 (ja) | クーラント供給部を有する金属切削工具 | |
US5452631A (en) | Apparatus for holding a toolholder shank utilizing a rotatable cam to minimize kickback | |
US3902386A (en) | Arrangement for control of a boring tool and a machining tool in a direction distinct from the axial direction | |
US4063843A (en) | Adjustable boring bar | |
US4729699A (en) | Device for performing spot-facings, in particular at the non-accessible end of through-holes | |
US11383354B1 (en) | Vise | |
US20040239023A1 (en) | Powered clamp | |
US5181700A (en) | Clamping apparatus | |
GB2112678A (en) | A machine tool chuck | |
US5746420A (en) | Clamping device for securing a first component, such as a tool, to a second component | |
CN201493487U (zh) | 可传递扭矩伸缩式定位顶尖 | |
US5984290A (en) | Enclosed two station machining vise with removable and off-settable jaws | |
US4507031A (en) | Power chuck for turning machines | |
US6345937B1 (en) | Tool and method for the cutting machining of a workpiece | |
US20010011800A1 (en) | Chuck for machine tool | |
US5480164A (en) | Dead length collet chuck holder | |
US2734410A (en) | Gipperich | |
JP4094339B2 (ja) | 旋回式クランプ | |
US4381858A (en) | Fluid operated workholder | |
US4024778A (en) | Retractable tool holder | |
US4197040A (en) | Facing and boring head |