JPS62570B2 - - Google Patents

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JPS62570B2
JPS62570B2 JP1819277A JP1819277A JPS62570B2 JP S62570 B2 JPS62570 B2 JP S62570B2 JP 1819277 A JP1819277 A JP 1819277A JP 1819277 A JP1819277 A JP 1819277A JP S62570 B2 JPS62570 B2 JP S62570B2
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Naoji Yoshihiro
Takashi Tokuyama
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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の利用分野 本発明は、シリコン基板表面上に沈積した非晶
質シリコンを単結晶化させ、極性、比抵抗等の電
気的性質が急岐に異る多層型シリコン層を作製す
る方法に関するものである。基板と電気的性質が
急岐に異る薄い層を基板内及び表面に形成する事
は半導体素子製作の根幹の問題であり、本発明は
全ての半導体素子製作に広範囲に利用できる。
(2) 従来技術 半導体基板と、電気的性質の異る薄層を基板内
に形成する場合は不純物拡散法及びイオン打込み
法が、基板表面上に形成する場合はCVD法(che
mical vapor deposition法)、真空蒸着法、イオ
ン・ブレーテイング法、スパツタリング法及びエ
ピタキシヤル成長法が用いられてきた。
不純物拡散法及びエピタキシヤル成長法等にお
いてはアニール温度が1000℃以上と高く、その
為、不純物の拡散が生じ急岐に不純物濃度の異る
薄層は形成し難い。イオン打込みにおいては900
℃以下のアニール温度の場合、不純物分布は平担
ではなくガウス分布をなしており、また900℃以
上のアニール温度の場合、不純物が拡散しその分
布は平担になるものの急岐ではなくなる。更に薄
層の厚さは打込みエネルギーに制限され任意には
選べない。
CVD法、真空蒸着法、スパツタリング法及び
イオン・ブレーテイング法においては急岐に電気
的性質が異り任意の厚さを有する薄層を形成する
事が可能であるが、アニール後にこれらの薄層が
単結晶とはならず多結晶化する事が最も大きな欠
点である。
(3) 発明の目的 本発明は、極性、比抵抗等の電気的性質が急岐
に異り任意の厚さを有する単結晶シリコン薄層が
深さ方向に多数個並んだ多層型シリコン層を形成
する事及びそれらの多層型シリコン層が多結晶シ
リコンに囲まれた構造を形成する事を目的として
いる。
(4) 発明の総括説明 我々はイオン打込み等の手段を用いてシリコン
基板内から表面までを非晶質化したシリコン基板
にCVD法、真空蒸着法等の手段を用いて非晶質
シリコンを沈積した試料を650℃以上の温度でア
ニールした所、非晶質シリコン層が単結晶化して
いる事をみい出した。
以上の事実に基づいた本発明の原理は第1図に
示す如く3つの工程により成立する。
(1) シリコン基板1内にイオン打込みあるいはイ
オン照射等を行い基板内から表面層までを非晶
質化して非晶質層2を形成する。イオン打込み
法を用いてSi基板を非晶質化する場合、Si、ネ
オン、アルゴン等の如き電気的に不活性なイオ
ンを打込んでも良くあるいは、りん(P)、ボ
ロン(B)、ひそ(As)等の如き電気的に活性な
イオンを打込んでも良い。
後者のイオンを用いた場合、打込み層はアニ
ール後には基板と極性あるいは比抵抗の異る層
として利用できる。
(2) Si基板表面上にCVD法、真空蒸着法、スパ
ツタリング法、イオン・ブレーテイング法等の
手段を用いて非晶質薄膜Si3を沈積する。この
場合、ドーピング種となる不純物を同時に沈積
させておく。
(3) 650℃以上の温度でアニールする。
以上の3工程を更に詳しく説明する。
工程(1)は単結晶の内部に単結晶層と非晶質層と
の界面を作り出す事を目的としている。この際、
非晶質層2が基板1内部から基板1表面にまで連
続的に達している事が必要である。工程(1)にイオ
ン打込み法を用いる場合、上記の条件を満足させ
るにはある条件が必要である。
すなわちSi基板に非晶質層を形成するに必要な
打込み量(臨界打込み量)は打込み不純物イオン
及び打込みエネルギーにより異るがその条件は電
子線回折、光反射法等を用いた実験及び計算より
求められ第2図及び第3図に示してある。第2図
は各種不純物イオンの質量数を横軸に取り、それ
らのイオンを50keVでSiに打込んだ時Si基板内に
非晶質層が形成されるに必要な臨界打込み量を縦
軸に示したものである。従つて工程(1)においては
第2図に示される実線より多い打込み量が必要で
ある。第3図は質量数が31のりんイオンを例にと
り非晶質層が基板表面にまで形成される臨界打込
み量の打込みエネルギー依存性を求めたものであ
り、工程(1)においてはこの臨界打込み量以上の打
込み量が必要とされる。
工程(2)は工程(1)が終了した基板表面上に各種の
手段を用いて不純物をドーピングしつつ非晶質薄
膜Si3を沈積する工程である。各種の手段とは
CVD法、真空蒸着法、スパツタリング法、イオ
ン・ブレーテイング法等でありこれらの手段を通
常の如く用いれば良く何ら制限すべき条件はな
い。
工程(2)は連続的に多数回行う事が可能であり、
各沈積ごとにドーピングする不純物種、不純物濃
度を変えておけば工程(3)のアニール終了後には極
性、比抵抗等性質の異る多層型Siが作製される。
工程(3)はアニールを行う事により工程(1)で基板
内に形成した非晶質層及び工程(2)で基板表面に形
成した非晶質薄膜Siをエピタキシヤル回復させ単
結晶化させ層2′,3′を形成する事が目的であ
る。
アニール温度はエピタキシヤル回復が生じる
650℃以上であれば特に制限はない。しかしアニ
ール温度が900℃を越えると不純物の拡散が生じ
不純物分布がぼやけ急岐に電気的性質の異る多層
型シリコン層は形成されない。
従つて不純物分布を急岐に保つ事が要求され
る。素子の製造においては、アニール温度を650
℃〜900℃の間に限定する事が必要である。
CVD法等の手段で形成した非晶質Siが、この
様な方法で単結晶化する事は以下の実施例におい
て示される通りであるが、この事は非晶質層の単
結晶化には単結晶層と非晶質層との界面の連続性
が重要な役割りを果す事を示すものである。すな
わち汚染等の全くない理想的な非晶質層と単結晶
層との界面を基板内に新しく作り出し、かつその
非晶質層が表面まで連続につながつている事が本
発明の要点である。
(5) 実施例 以下、本発明を実施例を参照して詳細に説明す
る。
実施例の工程図を第4図に示す。P型10Ω・cm
の(100)の面方位を用する2枚のシリコン基板
41に2000ÅのSiO2膜42を熱酸化法で形成し
た。SiO2膜にホトエツチ工程を用い約10μm×
10μmの穴をあけたのち、各々の基板に50keVで
加速したりんイオン(P+)あるいはシリコンイオ
ン(Si+)を3×1015cm-2打込んだ。
SiO2膜でおおわれていないSi基板の部分には、
P+打込みの場合、非晶質層43が、Si+打込みの
場合非晶質層43′が、基板41表面から600Åの
深さまで形成された。
基板上のSiO2膜を弗酸を用いて除去したのち
これらの基板にCVD法を用いて非晶質シシリコ
ンを沈積した。CVDは基板を430℃に保持しアル
ゴンで希釈した1%のSiH4を0.5/min、1%
のB2H6を0.5/minの速度で混合して流した。
またキヤリヤガスとしてはArを10/minで流し
反応時間は3分とした。上記のCVD法によりSi
基板上には600Åの非晶質シリコン44が形成さ
れた。
非晶質シリコン44が形成されたのちSiH4
ルゴンはそのままに保ちB2H6のガスを止め直に
PH3のガスに切り換えた。PH3は1%の濃度を0.5
/minの速度で流し反応時間は3分とした。上
記のCVDにより非晶質シリコン層45が300Å形
成された。
上記の試料を乾燥窒素中650℃で30分間アニー
ルして全工程を終了した。全工程終了後にははイ
オン打込みされた領域43あるいは43′上に沈
積していた非晶質シリコン44及び45は各々3
×1020cm-3の不純物濃度を有するp型単結晶47
及び2×1020cm-3の不純物濃度を有するn型単結
晶48に成長していた。一方、イオン打込みされ
なかつた領域上に沈積していた非晶質シリコンは
多結晶49に成長していた。
すなわち基板内部から表面までを非晶質化した
Si基板の領域上に沈積した非晶質シリコンのみが
単結晶化していた。
又、Si+打込みを行つた例では形成された非晶
質層43′はアニール後にはもとのp型単結晶に
もどり、P+打込みにより形成された非晶質層4
3は不純物濃度が5×1020cm-3を有するn型単結
晶になつていた。
第5図aに全工程が終了したのちの断面Aの、
第5図bに全工程が終了したのちの断面Bの不純
物濃度分布を示す。すなわち断面Aにおいては極
性、不純物濃度の異る単結晶層48,47,46
が、また断面Bにおいては単結晶層48,47が
形成された。
本発明は電気的性質の異る薄層は基板内部ある
いは素面に多層型に一度の熱処理において作り出
す事のできるものであり、更には実施例からも明
かな如く平面内に局在的に非晶質層を形成したの
ちに非晶質シリコン層を沈積しアニールする事に
より平面内に多結晶Siに囲まれた単結晶層の領域
を形成する事もできる。多結晶Siは単結晶Siに比
して抵抗値が極めて高く又、不純物の拡散、エツ
チング及び酸化の速度も速い等の性質を有してい
る。
従つて本発明及び多結晶Siの性質を有効に利用
する事により、多結晶Si、酸化膜あるいは空気で
素子間を分離する事更には多結晶Siあるいは酸化
膜で素子の表面及び測面を保護する事(ハツシベ
イシヨン)は容易であり、本発明の適用範囲を更
に広げる事が可能である。
次に、本発明及び多結晶層の抵抗値の高い事を
利用して素子間分離を行つた例を第6図及び第7
図に示す。ここでは例としてバイポーラ・トラン
ジスタを取り上げたが本方法がMOSトランジス
タにも適用できる事は自明である。
第6図A及び第7図Aは本発明を利用して一平
面内に作製した多結晶で囲まれた単結晶を示すも
のである。その作製法は第4図で説明した通りで
ある。
すなわち、ほう素をドープしたP型の比抵抗が
100Ω・cmを有する(100)面のSi基板61及び7
1上に酸化膜を形成しホトエツチング工程を用い
約10μm大きさの穴をあけたのちイオン打込み法
を用いてシリコン基板を選択的に非晶質化したの
ち酸化膜を除去し、CVD法を用いりん(P)を
ドープしつつ非晶質Siを沈積したのちアニールし
た工程までを示すものである。
CVD法による非晶質シリコン形成の際、添加
する、りんの濃度は2×1016cm-3とし非晶質シリ
コン層の厚さは2μmとした。650℃で30分間ア
ニールしたのちには非晶質シリコンは単結晶シリ
コン63あるいは73及び多結晶シリコン62あ
るいは72に成長していた。また、単結晶シリコ
ンの比抵抗は1Ω−cm、多結晶シリコンの比抵抗
は4000Ω・cmであつた。
CVD及びアニールに先立ちシリコン基板表面
を選択的に非晶質化する為のイオン打込みの工程
において第6図Aの場合にはSiイオンを第7図A
の場合にはPイオンを各々50keVで3×1015cm-2
打込んだ。アニール後にはSiイオン打込み層は基
板と同じ性質を有する単結晶層にもどるがPイオ
ン打込み層はn+層となる。実施例においてn+
710は活性化されたPを2×1020cm-3を含み層
抵抗は35Ω/oの値を示した。
ところで、この様なn+層はエミツタ・コレク
ター間の抵抗を減少させる為、必要なものであ
る。本発明においては新しい工程を付加する事な
くn+層が形成しうる事も1つの利点である。
以上の工程終了後には1Ω−cmの比抵抗を有す
るn型単結晶63,73及びn+層710は
各々、4000Ω・cmの抵抗を有する多結晶シリコン
62あるいは72に囲まれ他の領域とは電気的に
絶縁されている。第6図B及び第7図Bは63,
73上に通常のプロセスを用いてバイポーラ・ト
ランジスタを形成した完成図を示すものである。
65,75はp型のベース、66,76はn型の
エミツタ、64,74はn型のコレクタである。
又67,77はエミツタ・ベース・コレクタに選
択的に不純物をドープする為に用いた熱酸化膜、
68,78は電極である。尚、本実施例において
はCVD法による非晶質Si層を形成する際に同時
にりんを2×1016cm-3ドープしておいた為、62
及び72は不純物がドープされ比抵抗が4000Ω・
cmの値を示す多結晶シリコンとなつている。
62及び72を不純物がドープされていない多
結晶層とし電気的絶縁性を更に向上させる事も当
然可能である。この場合には、CVDの際に不純
物をドープせず非晶質Siを形成しておき、しかる
のち62,72の領域を酸化膜等のマスクを用い
て単結晶部63,73のみに選択的に不純物拡散
を行なえば良い。
また、多結晶Siの化学エツチ速度の早い事を利
用して単結晶層63,73を絶縁物分離する事も
可能である。この場合第6図Aあるいは第7図A
の工程終了後、多結晶Si62あるいは72のみを
選択的にエツチングする事が可能であり、単結晶
63,73は空気により他の素子とは分離される
事になる。
本発明及び多結晶Siの酸化速度が単結晶Siに比
して早い事を利用して選択酸化型の素子、すなわ
ちLOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)構造
の素子間分離を行つた例を第8図に示す。
第8図Aは本発明を利用してp型のシリコン基
板81上に選択的に単結晶Si83、多結晶82を
構成した所まであり、第6図Aと同じ工程であ
る。ここで83はn型1Ω−cmの比抵抗をもつ単
結晶であり、83及び82は4000Ω−cmの比抵抗
を有し厚さは1μmの多結晶シリコンである。
第8図Bは前記工程の終了した試料を酸化した
工程までである。この場合、多結晶Siと単結晶Si
の酸化速度が異り多結晶Siにおいて約1.4倍と早
い為、多結晶Si部が選択的に酸化される。今回の
実施例においては常圧水蒸気中で900℃、1750分
の酸化を行い1μの厚さを有する多結晶Si層82
の全てを酸化し2.5μmの酸化膜とした。この場
合、単結晶Si層83上には1.8μmの酸化膜が形
成されその下の領域には厚さが0.3μmの単結晶
Si層85が残つた。
第8図Cは前記工程の終了した試料の単結晶Si
85上の酸化膜を通常の方法で除去した工程まで
である。第8図Cまでの工程において、酸化膜8
6により他とは電気的に絶縁された単結晶Si層8
5が形成された。今回の実施例において、最大
2.2μmの厚さを有する酸化膜を除去する必要が
ありその除去は緩衝HFエツチ液;10c.c.HF(58
%)、100c.c.NH4F溶液(1ポンドNH4F/680c.c.
H2O)を用いて40分間エツチした。
第8図Dは酸化膜86により絶縁された単結晶
Si上にバイポーラ・トランジスタを通常のプロセ
スにより形成した工程までである。87,88,
89は各々、コレクタ、ベース、エミツタであり
810はそれらを形成する際に不純物を選択的に
拡散するに用いた酸化膜であり811は電極であ
る。
ところで本実施例では多結晶Siと単結晶Siの酸
化速度の違いを利用して素子間分離を行つた。一
般に単結晶Si及び多結晶Siではりん(P)濃度が
高くなると酸化速度が早くなる事及び多結晶Si中
のPの拡散係数は単結晶中のそれと比して約10倍
と大きい事は良く知られている。これらの事実を
本発明と組み合わせて素子間の分離をより効果な
らしめる事は可能である。
例えば第8図Aの工程終了後、単結晶Si83上
にSiO2あるいはSi3N4等を形成しそれをマスクと
して単結晶83とは異る極性をもつ不純物を拡散
する。例えば1100℃で120分間ほう素を熱拡散し
た場合、多結晶内には2μmのP+層が形成され
る。従つてn型単結晶層83とp型多結晶層82
とはPN接合を形成しその為n型単結晶層83は
他の素子と絶縁する事ができる。
また一方、第8図Aの工程終了後、単結晶Si8
3上にSiO2あるいはSi3N4等を形成しそれをマス
クとしてPを多結晶Si82のみに拡散したのち試
料を酸化しLOCOS構造を能率良く形成する方
法、あるいは第8図Aの工程終了後試料全面にP
を拡散したのち試料を酸化及びエツチングし
LOCOS構造を形成する方法等本発明を応用する
事により多くの素子分離の方法も可能である。
第6図および第7図においては多結晶Siの抵抗
値が高い事を利用して素子間分離を行い、また第
8図においては多結晶Siが単結晶Siに比して酸化
速度が早い事あるいは不純物の拡散係数が大きい
事を利用してLOCOS構造の素子間分離をしたの
ちバイポーラ・トランジスタあるいはMOSトラ
ンジスタを形成したが、これらの技術を応用し、
素子の周辺が多結晶Siあるいは酸化膜で保護され
た、いわゆるパツシベイテイツド・メサ型の素子
を形成する事は極めて容易である。
本発明を用いたパツシベイテイツド・メサ型素
子の製作をダイオードを例に用いて第9図に説明
する。
第9図Aは通常のフレーナ型のダイオードであ
り、p型10Ω・cmの比抵抗を有する単結晶Si91
内にボロンを熱拡散し深さ1μm、表面濃度1020
cm-3のn型層92を形成したものである。プレー
ナ型ダイオードの場合、耐圧はn型層92とp型
層91の形状で制限され50V程度と低く、また接
合側壁部に大きな容量をもつ事が欠点である。
第9図Bは第9図Aのダイオードをメサ型にエ
ツチし側面を酸化膜93で保護したものである。
この場合、耐圧はn型層92とp型層91の濃度
でのみ制限され、その値僧は300Vと改善されか
つ容量も減少する。しかしメサ型ダイオードの場
合はプレーナ構造に比してメサ・エツチ、酸化膜
形成、ホト・エツチと工程数の増す事が欠点であ
る。第9図Cは本発明を用いたパツシベイテイツ
ド・メサ構造のダイオードであり、工程は第8図
に示したンLOCOS構造と同じである。すなわち
p型10Ω・cmの比抵抗を有する単結晶Si91上に
本発明を用いりんを1020cm-3含む単結晶層と多結
晶層を1μmの厚さで形成した。そののち常圧水
蒸着気中900℃、1800分間の酸化を行い、多結晶
層の全て及び多結晶下の単結晶0.1μmを2.8μm
の酸化膜とし又多結晶と並列する1μm厚の単結
晶の0.75μmを2.0μmの酸化膜とした。そのの
ち2.0μmの酸化膜を除去して全工程を終了し
た。94は0.25μmのn型単結晶層又95は0.8
μmの酸化膜である。本実施例のダイオードは耐
圧300Vまた容量もメサ型ダイオードと同等であ
る事が確認された。
すなわち本発明を用いる事によりメサ型ダイオ
ードより工程数が少く同等の性能を有するダイオ
ードの製作が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理的手順を示す工程図、第
2図はシリコン基板を非晶質化するに必要な打込
み量と打込み種の質量数との関係を示す図、第3
図は質量数が16の場合にシリコン基板を非晶質化
するに必要な打込み量と打込みエネルギーの関係
を示す図、第4図は本発明を用いた実施例の手順
を示す工程図、第5図a,bは各々、第4図中の
断面A,Bにおける不純物分布を示す図、第6
図、第7図、第8図は本発明の実施例を示す図、
第9図は本発明の効果を説明するための図であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 半導体基板表面の所望部分にイオンを打込ん
    で上記所望部分を非晶質化する工程と、少なくと
    も上記所望部分上に非晶質半導体膜を形成する工
    程と、加熱して上記所望部分およびその上に形成
    された上記非晶質半導体膜を単結晶化する工程を
    含むことを特微とする半導体装置の製造方法。
JP1819277A 1977-02-23 1977-02-23 Manufacture for semiconductor device Granted JPS53104156A (en)

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