JPS625706Y2 - - Google Patents

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JPS625706Y2
JPS625706Y2 JP1980125743U JP12574380U JPS625706Y2 JP S625706 Y2 JPS625706 Y2 JP S625706Y2 JP 1980125743 U JP1980125743 U JP 1980125743U JP 12574380 U JP12574380 U JP 12574380U JP S625706 Y2 JPS625706 Y2 JP S625706Y2
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JP
Japan
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operating lever
pattern groove
shift pattern
switching
neutral position
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  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ウインチ装置等を有する特殊車にお
いて、2つの中立位置を有するものであつて、ミ
ツシヨン近傍に配設して動力の伝達と切換を確実
に行い得る切換装置に関する。
(従来の技術) 一般に、機関の動力を各種使用に対応するよう
にするため、ミツシヨン(変速機)を介して動力
の切換えが行われるが、このような切換えを行う
装置には動力の伝達を確実なものとしつつ、切換
えの操作性のよいことが要求される。
従来のこの種の切換装置としては、例えば実公
昭48−43323号公報に記載のものがある。このも
のは、タンクローリ車、ダンプカー等の特殊車に
おいてミツシヨン側部に付配して他の作動部門へ
の動力の切換えを行うもので、特に切換え後のレ
バーの抜け止め防止と確実な切換えという観点か
ら2つの中立位置を有するものである。2つの中
立位置を有する切換えのメカニズムについては本
考案の重要なポイントであるから、その詳細がよ
く理解されるように、従来技術においても上記公
報記載の図面をより一層具体的にアレンジして以
下の説明を進める。
第10〜14図は上述した従来装置を示す図で
ある。第10図は切換装置の操作レバー部分の斜
視図であり、この図において、1は位置決めプレ
ートであり、この位置決めプレート1にはシフト
パターン溝としての長孔2が形成されている。位
置決めプレート1には操作レバー3が軸4を介し
て回動自在に支持されており、操作レバー3の一
端は前記長孔2を貫通している。したがつて、操
作レバー3は長孔2に沿つて移動可能である。軸
4には操作レバー3に連動して移動する伝達機構
5の一端が連結されており、伝達機構5の他端は
第11図に示すように、レバー6の一端にブツシ
ユブルケーブル(図示せず)を介して連結されて
いる。引き続き第10図において、レバー6の他
端は軸7の一端に連結されており、軸7はミツシ
ヨンケース8に回動自在に支持されている。軸7
の他端はプレートロツク9に結合しており、プレ
ートロツク9は第13図a、第14図aに詳示す
るように略扇形に形成されている。
ここで、プレートロツク9に関連する機構につ
いて説明するため、第13図a、第14図aに移
る。なお、第13図aは第11図の−矢
視図、第14図aは第13図aの−矢視
断面図を表している。これらの図において、プレ
ートロツク9の両端部には押圧突起10,11が
設けられており、その中央部には断面略三角形の
抜け止め突起12が形成されている。プレートロ
ツク9はコントロールレバー13に対向してお
り、コントロールレバー13の両側端と押圧突起
10,11とは互いに2Sで表される所定間隔だ
け離隔している。但し、これは何れか一方のみ現
れ、図中では押圧突起10側に現れている。この
2Sなる距離は詳細を後述するが、本装置の作動
において2つの中立位置があることから、正転←→
逆転位置のロツク(抜け止め)と切換えを確実に
行うための所定のストロークのために必要として
いる。コントロールレバー13の一端部には円孔
14,15が形成されており、これらの円孔1
4,15はスリツト16により連通している。
再び第11図において、コントロールレバー1
3には円孔14,15に挿入可能なピン17が対
向しており、ピン17はミツシヨンケース8に形
成された穴18に摺動自在に収納されている。ピ
ン17と穴18との間にはスプリング19が縮設
されており、ピン17はスプリング19により常
時プレートロツク9に当接するよう付勢されてい
る。上記レバー6、軸7、プレートロツク9、コ
ントロールレバー13、ピン17およびスプリン
グ19は全体として歯車抜け止め機構20を構成
する。
コントロールレバー13の他端はパワーテイク
ドライブギヤ21に連結されており、パワーテイ
クドライブギヤ21は第12図に示すようにカウ
ンタシヤフト22に摺動自在に支持されている。
カウンタシヤフト22はミツシヨンケース8に回
動自在に支持されており、その一端は図示してい
ないウインチ等に連結されている。パワーテイク
ドライブギヤ21はアイドルギヤ23,24に噛
合可能であり、これらのアイドルギヤ23,24
はトランスミツシヨン内のギヤと噛合し回転す
る。なお、アイドルギヤ23は正転用、アイドル
ギヤ24は逆転用のギヤに相当する。上記パワー
テイクドライブギヤ21、カウンタシヤフト22
およびアイドルギヤ23,24は全体として動力
切換機構としてのパワーテイクオフ機構25を構
成する。
次に、このような切換装置によりウインチ等を
作動させる場合の各部の動きについて、場合分け
して述べる。
() 正転させるとき 正転させる前は、通常、操作レバー3が第1
中立位置Aにある。なお、この装置において中
立位置が2つあることは前述の通りであるが、
第13図では同図b,cがそれぞれ第1、第2
中立位置A,Bの状態に対応している。さて、
正転させる場合は、まず、第1中立位置Aにあ
る操作レバー3を長孔2に沿つて矢印イ方向
(第10図参照)に移動させ、プレートロツク
9を矢印イ′方向(第13図b参照)に移動さ
せる。このとき、プレートロツク9は移動前は
押圧突起11がコントロールレバー13に当接
している状態にあるから、操作レバー3の移動
操作と同時に直ちに矢印イ′方向への移動を開
始する。一方、ピン17は第1中立位置Aにあ
るとき、プレートロツク9の抜け止め突起12
に当接して穴18内に没入している。プレート
ロツク9が移動すると、コントロールレバー1
3が移動し、これに連結しているパワーテイク
ドライブギヤ21を正転側のアイドルギヤ23
に噛合させる。これにより、ミツシヨンにおい
て正転側の動力の伝達が行われ、図示していな
いウインチが正転する。この正転の状態ではプ
レートロツク9およびコントロールレバー13
は第11図aで示す位置に移動しており、この
ときピン17は同図で示すように円孔15に挿
入され、抜け止め突起12によつてロツクされ
た状態となつている(第12図a参照)。すな
わち、ピン17はスプリング19により押圧さ
れて円孔15に嵌合する。ピン17がこのよう
にロツクされることにより、いわゆるギヤの抜
け止めがなされて、パワーテイクドライブギヤ
21はアイドルギヤ23から抜け出ることがで
きなくなる。このようなロツクを行うのは正転
動力の伝達を確実に行わせるためであり、ギヤ
の噛合が噛合反力等により容易に解除されない
ようにするためである。これは、ウインチ等の
重機では動力の伝達は重量物の移動等により供
されるため、作業の安全上からも動力の伝達に
注意を要するからである。なお、このとき操作
レバー3は正転位置Bにある。
() 正転から停止させるとき 正転から停止させるにはパワーテイクドライ
ブギヤ21とアイドルギヤ23の噛合を解除す
ればよい。すなわち、正転しているウインチ等
を停止させるため、操作レバー3を矢印ロ方向
(第10図参照)に移動させると、まず、第1
3図aおよび第16図aに示すようにプレート
ロツク9がストローク2Sなる距離だけ移動し
てその押圧突起10がコントロールレバー13
に当接する。プレートロツク9がストローク2
Sを移動するとき、ピン17に着目すると、ピ
ン17はプレートロツク9の断面略三角形の抜
け止め突起12の先端面に沿つて後方(穴18
に没入する方向)に押し戻され抜け止め用のロ
ツクがはずれた状態となる。このように、操作
レバー3の操作に伴いまずピン17のロツク解
除が行われる。したがつて、上記ストローク2
Sを設けているのは、かかるピン17のロツク
解除を行い得るためである。ロツクの解除が行
われたときプレートロツク9はその押圧突起1
0がコントロールレバー13に当接した状態に
あり、この位置から操作レバー3の操作により
さらに第13図a中矢印ロ′方向にコントロー
ルレバー13を押圧しつつ移動する。これに伴
い、ピン17は第13図cに示すようにスリツ
ト16に対向する位置に戻り、またコントロー
ルレバー13は同図cに示すように第2中立位
置Cに移動する。このため、コントロールレバ
ー13の移動によりパワーテイクドライブギヤ
21と正転側のアイドルギヤ23との噛合が解
除されて、動力の伝達が停止されウインチ等が
停止する。なお、このとき操作レバー3は第2
中立位置Cにある。したがつて、第1中立位置
Aと第2中立位置Cとは操作レバー3のポジシ
ヨンが異なることになる。これは、動力の伝達
を行つているときはピン17によりそれをロツ
クしており、またそれを解除するときは所定の
解除ストローク2Sだけ操作レバー3を余分に
移動させる必要があるからである。すなわち、
中立位置からギヤを噛合させる場合は直ちにコ
ントロールレバー13が移動するのに対して、
動力伝達位置からギヤの噛合解除を行う場合は
最初にロツクをはずし、その後コントロールレ
バー13が移動するというプロセスを経るため
に必然的に2つの中立位置が存在するのであ
る。
() 逆転させるとき 逆転させる前は操作レバー3が上述のように
第2中立位置Cにあるのが通常である。この位
置から操作レバー3を矢印ロ方向に移動させる
と、正進の場合と同様のプロセスを経て逆転位
置Dに納まる。これにより、第13図dおよび
第14図dに示すようにプレートロツク9によ
りコントロールレバー13が押圧して移動し、
パワーテイクドライブギヤ21が逆転側のアイ
ドルギヤ24と噛合し逆転動力がウインチ等に
伝達される。また、このときピン17は円孔1
4に挿入されてギヤ噛合の抜け止め防止(ロツ
ク)が図られる。
() 逆転から停止させるとき このときは上記()の場合と同様の理論に
より操作レバー3をストローク2Sなる距離だ
け移動させてピン17のロツクを解除した後
に、再び第1中立位置Aに戻す。
以上のように、動力の伝達切換に際してギヤ
の抜け止め防止を考慮しているため、2つの中
立位置A、Cがあり、この点が本切換装置の特
長となつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の切換装置にあ
つては、動力の伝達切換に際して2つの中立位置
を有する構成となつていたため、長孔2に沿つて
操作レバー3を移動させる場合にその中立位置の
正確な把握が困難となることがあり、誤操作を起
こす恐れがあるという問題点があつた。
すなわち、操作者は位置決めプレート1に形成
された長孔2を目視して操作レバー3を操作する
のが普通であるとともに、操作レバー3の操作感
覚(例えば、ギヤの噛合解除手ごたえ等)から中
立位置を把握する。ところが、ブツシユブルケー
ブルのガタがあつたりした場合には、中立位置が
若干ずれたりする。また、中立位置の目視も長孔
2に沿つてなされるから、中立位置A,Cが一定
とならないことがある。すなわち、操作者の目視
位置と正規の中立位置とが上記ガタ等によりずれ
ることがある。このような場合、誤操作があると
安全上問題となる。
一方、このような不具合を解消するために、例
えば従来、乗用車で用いられているように操作レ
バー3にボタンを設けて、このボタンの操作によ
り中立位置決めを行うことも考えられるが、構造
が複雑になり高価となる欠点がある。
(考案の目的) そこで本考案は、位置決めプレートのシフトパ
ターン溝を操作レバーの切換方向に延在する長孔
と、切換位置、中立位置に対応し長孔の両端よび
中央でこれに略垂直な方向に延在する短孔とによ
り形成するとともに、操作レバーが貫通し一部が
前記シフトパターンのみの長孔および短孔とオー
バーラツプする所定の長孔と短孔からなるスリツ
トが形成され、かつ操作レバーに連動して移動す
るシフトプレートを位置決めプレートに摺動自在
に支持させ、操作レバーの次回の中立位置をシフ
トパターン溝とスリツトとにより決定することに
より、簡単な構造でかつ安価にシフトパターン溝
により操作レバーの中立位置を正確に目視可能と
しつつ一定のものとして、操作レバーの誤操作を
防止することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案による切換装置は上記目的構成のため、
2つの中立位置を含むシフトパターン溝の形成さ
れた位置決めプレートと、シフトパターン溝を貫
通して位置決めプレートに回動自在に支持され、
シフトパターン溝に沿つて移動する操作レバー
と、操作レバーに連結され、動力切換機構の複数
の動力伝達位置で歯車の噛合位置をそれぞれロツ
クし、これらの動力伝達位置から歯車の噛合を解
除するとき対応するそれぞれの中立位置に復帰す
る歯車抜け止め機構と、操作レバーの操作力を歯
車抜け止め機構を介して受け、所定の歯車により
動力の伝達、解除を行う前記動力切換機構と、を
備えた切換装置において、前記位置決めプレート
のシフトパターン溝を操作レバーの切換方向に延
在する長孔と、切換位置、中立位置に対応し長孔
の両端および中央でこれに略垂直な方向に延在す
る短孔とにより形成するとともに、操作レバーが
貫通し一部が前記シフトパターン溝の長孔及び短
孔とオーバーラツプする所定の長孔と短孔からな
るスリツトが形成され、かつ操作レバーに連動し
て移動するシフトプレートを位置決めプレートに
摺動自在に支持させ、操作レバーの次回の中立位
置をシフトパターン溝とスリツトとにより決定し
ている。
(作用) 本考案では、位置決めプレートのシフトパター
ン溝が操作レバーの切換方向に延在する長孔と、
切換位置、中立位置に対応し長孔の両端および中
央でこれに略垂直な方向に延在する短孔とより形
成される。また、位置決めプレートには、操作レ
バーが貫通し一部が前記シフトパターン溝の長孔
および短孔とオーバーラツプする所定の長孔と短
孔からなるスリツトが形成され、かつ操作レバー
に連動して移動するシフトプレートが摺動自在に
支持される。そして、操作レバーの次回の中立位
置がシフトパターン溝とスリツトとにより決定さ
れる。
この場合、シフトパターン溝はスリツトによつ
て次回の中立位置のみが明確に目視されるから、
操作レバーの中立位置が正確に把握され、その誤
操作が防止される。
(実施例) 以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1〜9図は本考案に係る切換装置の一実施例
を示す図であり、本実施例の説明にあたり従来と
同一構成部分には同一符号を付してその説明を省
略する。
まず、構成を説明する。第1図において、28
は位置決めプレートであり、この位置決めプレー
ト28の上面にはシフトパターン溝29が形成さ
れている。シフトパターン溝29は第2図にその
平面図を示すように長孔30と、長孔30の両端
および中央でこれに略垂直な方向に延在する短孔
31,32,33と、からなつており、長孔30
は操作レバー3の切換方向に延在している。ま
た、短孔32の幅は基本的にはプレートロツク9
とコントロールレバー13との間隙に操作レバー
3の直径を加えた距離に相当し、これは従来項で
説明したようにピン17が抜け止め突起12によ
るロツク状態を外れるだけのストロークを考慮し
たものである。位置決めプレート28には第3図
に示すようにローラ34が回転自在に支持されて
おり、これらのローラ34と位置決めプレート2
8との間にはシフトプレート35が長孔30の延
在方向に摺動自在に介在されている。シフトプレ
ート35には操作レバー3の貫通可能なスリツト
36が形成されており、このスリツト36は長孔
30と同一方向に所定距離延在する長孔37と、
長孔37の両端で短孔31,32,33と同一方
向に延在する短孔38,39と、からなつてい
る。長孔37の所定距離はパワーテイクオフ機構
25を中立位置から正転位置に切換えるのに必要
な操作レバー3の移動距離に前述したピン17が
抜け止め突起12によるロツク状態を外れるだけ
のストロークを加えた距離であるが、操作レバー
3におけるレバー比、すなわち切換えに際しての
操作レバー3の支点からの距離あるいはケーブル
のガタが適切に考慮される。
再び第1図において、位置決めプレート28に
は軸40が回動自在に支持されており、軸40に
はリング41がピン42により軸41の軸線方向
に回動可能に支持されている。43は軸40とリ
ング41との間に介在されたゴム環である。リン
グ41には操作レバー3が固定されており、操作
レバー3の一端部はシフトパターン溝29を貫通
している。操作レバー3と軸40とにはスプリン
グ44の両端が連結されており、操作レバー3は
軸40に接近するよう常時付勢されている。前述
のリング41にはスリツト45が形成されてお
り、このスリツト45を通り軸40には伝達機構
5が連結されている。伝達機構5は歯抜け止め機
構20を介して切換機構としてのパワーテキクオ
フ機構25に連結されている。
なお、パワーテイクオフ機構25の構造やプレ
ートロツク9、コントロールレバー13の機構は
従来と同様であり、第4,5,8,9図のように
示される。
次に、作用を説明する。
以下の作用ではプレートロツク9やコントロー
ルレバー13等の作動は従来と同様であるため詳
細を省略し、操作レバー3におけるシフトパター
ン溝29に沿つた動きが本考案のポイントとなる
ので、これを詳細に述べる。
() 正転させるとき 正転させる前は、通常、操作レバー38が第
1中立位置Eにある。なお、この場合、操作レ
バー38にはスプリング44の付勢力が作用し
て短孔35,36に挿入されている。操作レバ
ー3が第1中立位置Eにありウインチ等が停止
している状態からウインチ等を正転させるた
め、操作レバー3を短孔32,39から外した
後、長孔30,37に沿つて第1図中矢印ハ方
向に移動させると、操作レバー3は、まず長孔
37の一端に当接しシフトプレート35を第8
図中ハ′方向に移動させながら長孔30の一端
に達し、スプリング44の付勢力で自動的に短
孔31,38に挿入される。短孔31,38へ
の挿入は運転者の手動操作のみによつてもでき
るが、スプリング44の付勢力がこれに併用さ
れるから、確実に正転位置Fに投入されること
になる。このようなスプリング44のメリツト
は以下の各操作位置への切換に際しても同様に
発揮される。また、各位置から操作レバー38
が容易に外れない(例えば、ギヤの噛合反力等
の影響で外れない)という効果もある。このよ
うに、操作レバー3が正転位置Fに移動するに
ともないプレートロツク9も矢印ハ方向に移動
し、突起11がコントロールレバー13に当接
してこれを移動させる。その結果、パワーテイ
クドライブギヤ21はアイドルギヤ23に噛合
し、ウインチ等は正転する。また、このときピ
ン17は第8図a、第9図aに示すように円孔
15に挿入されるため、パワーテイクドライブ
ギヤ21がアイドルギヤ23から抜け出ること
はない。
() 正転から停止させるとき 正転しているウインチ等を停止させるには操
作レバー3を第1図中矢印ハと逆方向に長孔3
0,37に沿つて移動させ、操作レバー3が長
孔37の他端に当接したら操作レバー3は短孔
32,39に挿入される。このように、操作レ
バー3を第2中立位置Gに移動させると、ま
ず、プレートロツク9がストローク25なる距
離移動して突起10がコントロールレバー13
に当接しコントロールレバー13を移動させ
る。その結果、第8図c、第9図cに示すよう
にピン17が突起12にリスプリング19に対
抗して穴18内に押し込まれ、歯車抜け止め機
構20のロツクが外れるとともにパワーテイク
ドライブギヤ21とアイドルギヤ23との噛合
が解除される。
() 逆転させるとき ウインチ等を逆転させるには操作レバー3を
第2中立位置3から長孔30,37に沿つて矢
印ハと反対の方向に移動させる。操作レバー3
は、まず長孔37の他端に当接し、シフトプレ
ート35を矢印ハと反対の方向に移動させなが
ら長孔30の他端に達し第8,9図に示すよう
に短孔33,38に挿入される。このように操
作レバー3が逆転位置Hに移動するにともない
プレートロツク9は矢印ハ′と反対の方向に移
動し、第1中立位置Eからストローク25なる
距離だけ逆転位置H移動したとき突起10がコ
ントロールレバー13に当接する。その結果、
コントロールレバー13もプレートロツク9と
ともに移動し、パワーテイクドライブギヤ24
と噛合する。したがつて、ウインチ等は逆転す
る。
() 逆転から停止させるとき ウインチ等を停止させるには、操作レバー3
を長孔30,37に沿つて矢印ハ方向に移動さ
せる。操作レバー3が長孔37の一端に達した
ら、操作レバー3を短孔32,38に沿つて挿
入すると第1中立位置Eになる。その結果、正
転位置Fから第2中立位置Gまで操作レバー3
を移動させるときと同様パワーテイクドライブ
ギヤ21とアイドルギヤ24との噛合は解除さ
れるとともにパワーテイクオフ機構25は中立
位置になる。
このように、動力の伝達切換に際して2つの中
立位置があつても、前回の動力伝達位置と異なる
他の動力伝達位置に切換えるときは操作レバー3
の移動に従つてシフトプレート35が共に移動す
る。そして、動力の伝達を停止する復帰時には該
当する中立位置がシフトパターン溝29とシフト
プレート35のスリツト36のオーバーラツプ状
態として決定され、これは操作者により確実に目
視されるとともに、複数の中立位置は上記オーバ
ーラツプ状態の短孔として確実に規制され、一義
的なものとなる。したがつて、中立位置が一定な
ものとなつて、従来と異なり、中立位置の正確な
把握を行うことができ、操作レバー3の誤操作を
防止することができる。また、このような誤操作
の防止を極めて簡単な構造で行うことができ、安
価にその目的を達成することができる。
(効果) 本考案によれば、位置決めプレートのシフトパ
ターン溝を操作レバーの切換方向に延在する長孔
と、切換位置、中立位置に対応し長孔の両端およ
び中央でこれに略垂直な方向に延在する短孔とに
より形成するとともに、操作レバーが貫通し一部
が前記シフトパターン溝の長孔及び短孔とオーバ
ーラツプする所定の長孔と短孔からなるスリツト
が形成され、かつ操作レバーに連動して移動する
シフトプレートを位置決めプレートに摺動自在に
支持させ、操作レバーの次回の中立位置をシフト
パターン溝とスリツトとにより決定しているの
で、簡単な構造でかつ安価にシフトパターン溝に
より操作レバーの中立位置を正確に目視可能とし
つつ一定なものとすることができ、操作レバーの
誤操作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜9図は本考案に係る切換装置の一実施例
を示す図であり、第1図はその位置決めプレート
の斜視図、第2図はその位置決めプレートの平面
図、第3図は第2図の−矢視断面図、第4図
はその歯車抜け止め機構の断面図、第5図はその
切換機構の断面図、第6図はそのシフトプレート
の作動を説明するための平面図、第7図は第6図
の−矢視断面図、第8図a〜dは第4図の
−矢視図、第9図a〜dは第8図の−矢視
断面図、第10〜14図は従来の切換装置を示す
図であり、第10図はその位置決めプレートの斜
視図、第11図はその歯車抜け止め機構の断面
図、第12図はその切換機構の断面図、第13図
a〜dは第11図の−矢視図、第14図
a〜dは第13図の−矢視断面図であ
る。 3……操作レバー、20……歯車抜け止め機
構、25……パワーテイクオフ機構(動力切換機
構)、28……位置決めプレート、29……シフ
トパターン溝、30,37……長孔、31,3
2,33,38,39……短孔、35……シフト
プレート、36……スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つの中立位置を含むシフトパターン溝の形成
    された位置決めプレートと、シフトパターン溝を
    貫通して位置決めプレートに回動自在に支持さ
    れ、シフトパターン溝に沿つて移動する操作レバ
    ーと、操作レバーに連結され、動力切換機構の複
    数の動力伝達位置で歯車の噛合位置をそれぞれロ
    ツクし、これらの動力伝達位置から歯車の噛合を
    解除するとき対応するそれぞれの中立位置に復帰
    する歯車抜け止め機構と、操作レバーの操作力を
    歯車抜け止め機構を介して受け、所定の歯車によ
    り動力の伝達、解除を行う前記動力切換機構と、
    を備えた切換装置において、前記位置決めプレー
    トのシフトパターン溝を操作レバーの切換方向に
    延在する長孔と、切換位置、中立位置に対応し長
    孔の両端および中央でこれに略垂直な方向に延在
    する短孔とにより形成するとともに、操作レバー
    が貫通し一部が前記シフトパターン溝の長孔及び
    短孔とオーバーラツプする所定の長孔と短孔から
    なるスリツトが形成され、かつ操作レバーに連動
    して移動するシフトプレートを位置決めプレート
    に摺動自在に支持させ、操作レバーの次回の中立
    位置をシフトパターン溝とスリツトとにより決定
    するようにしたことを特徴とする切換装置。
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