JPS6256505B2 - - Google Patents

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JPS6256505B2
JPS6256505B2 JP54046207A JP4620779A JPS6256505B2 JP S6256505 B2 JPS6256505 B2 JP S6256505B2 JP 54046207 A JP54046207 A JP 54046207A JP 4620779 A JP4620779 A JP 4620779A JP S6256505 B2 JPS6256505 B2 JP S6256505B2
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toner
color
image
electrostatic image
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Takao Aoki
Hidejiro Kadowaki
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、カラー画像形成装置に係り、詳細に
は、静電像保持体上に所定色現像すべき潜像を形
成し、その潜像を所定の色現像剤で現像々を得る
工程を所定色数につき行なつて、画像鮮明度が良
好で、階調性の優れたカラー画像を得ることを可
能としたカラー画像形成装置に関するものであ
る。 従来のカラー画像形成装置に於いて、その形成
潜像を現像するに際してキヤリアとトナーによる
二成分系の現像方式が用いられていた。この現像
方式のなかで特に磁気ブラシ現像によれば、階調
性の良い画像が比較的容易に得られるが、一成分
系の現像器に較べ現像器の構成が複雑になつた。
しかもトナー不足を検出する手段トナーを補給す
る手段を要し、コスト的に、又画像の安定性維持
の面で問題があつた。これはカラー画像形成装置
が3台ないし4台の現像器を要すること及び画像
の安定性維持に高い水準が要求される為に白黒の
それに較べて極めて大きな問題であつた。 ところで、従来、一成分現像剤を用いカブリの
生じない現像方法としてジヤンピング現像方式と
称するものが知られていた。 ところが、従来のジヤンピング現像法において
は、静電像の電界によつてトナーが、トナー支持
体への拘束力に打ち勝つた時始めて飛行する。こ
のトナーをトナー支持体に拘束している力は、ト
ナーと、トナー支持体との間のフアンデル・ワー
ルス力、トナー同志の付着力、及びトナーが帯電
していることにもとずくトナー支持体との間の鏡
映力等の合力である。従つて、静電像の電位があ
る一定の値(以下、トナーの転移閾値と呼ぶ)以
上になり、それによる電界が、上記トナーの拘束
力以上になつた時始めて、トナー飛行がおこり、
静電像保持面へのトナー付着が生ずる。もつと
も、上記トナーの支持体への拘束力は、一定の処
方により製造・調合されたトナーであつても、
個々のトナーにより、或いはまたトナーの粒径等
によりその値は異なるから、ほぼ一定の値のまわ
りに狭く分布しているものと考えられ、それに対
応して上記トナーの飛行の生ずる静電像表面電位
の閾値もある一定の値のまわりに狭く分布してい
るものと思われる。このように支持体からのトナ
ーの飛行の際に、閾値が存在するためこの閾値を
越える表面電位を有する画像部には、トナー付着
が生ずるが、逆に閾値以下の表面電位を有す画像
部にはほとんどトナー付着が生じないと言う結果
になり、所謂γ(ガンマ=静電像電位に対する画
像濃度の特性曲線の勾配)の立つた階調性にとぼ
しい画像しか得られないという結果になる。 従つて、従来のジヤンピング現像方式は、階調
性再現を良好にしないと、良好なカラー再現が困
難であるカラー画像形成では、実用することが難
しかつた。 本発明は、上述の点に鑑み成されたもので、新
規で優れたカラー画像形成方法及び装置を提供す
るものである。 本発明に於ては、先に、本出願人が提案した特
願昭53−92105号等に記載した現像方式を基に従
来のカラー画像形成方式を改良してカラー画像の
鮮明度と階調性を良好となし、しかも実施方法装
置を簡易化することを可能としたものである。 本発明は、移動する静電像保持体と、この像保
持体の移動方向に沿つて並列され静電像保持体上
の潜像の電位に応じた現像像を形成するための、
第1トナーを含む現像剤を収容しこの静電像保持
体に対向する際非接触状態となる第1トナーを支
持する第1トナー支持体を具備する第1の現像器
と、第1トナーとは異なる色の第2トナーを含む
現像剤を収容しこの静電像保持体に対向する際非
接触状態となる第2トナーを支持する第2トナー
支持体を収容する第2の現像器と、上記トナー支
持体から上記静電像保持体へトナーを転移させる
電界成分と上記静電像保持体から上記トナー支持
体に逆転移させる電界成分とを交互に与える交互
電界を上記第1、2トナー支持体に印加する手段
と、上記第1、2トナー支持体に対して夫々印加
する交互電界を調整するカラーバランス調整手段
と、を有することを特徴とするカラー画像形成装
置である。 カラー画像形成方法及び装置での、複数のトナ
ー支持体は、例えば原稿の忠実な色再現を行なう
場合にはシアン・マゼンタ及びイエローの3色の
現像器であるが、これらの現像器に印加する交番
電圧の周波数及び電圧はおよそ次の通りである。 即ち、3色のカラー・バランス調整に用いられ
る周波数はそれぞれの現像器において10Hzから
1KHzの範囲の任意の周波数が選択される。 また電圧(交番電圧のPeak to Peak…以後
Vppで表わす)は通常静電像コントラスト電位差
に数100V加算した値を上限とする範囲で選択さ
れる。即ち、静電像の暗部が+500V、明部が−
100Vであればコントラスト電位差は600Vである
がこの時の印加電圧の上限値は800Vpp前後であ
る。 カラーバランス上ある色の現像器には交番電圧
をあえて印加しない場合もある。また、必要に応
じて現像濃度を調整する為に、公知の直流バイア
ス電圧を上記の交番電圧に重畳させても良い。 上記の交番電圧は公知の制御手段によつて通常
現像時のみトナー支持体に印加される。又各トナ
ー支持体に印加される交番電圧の周波数及び電圧
は個々に回転抵抗体等によつて調整される。 次にカラー複写装置の現像に関する他の問題、
即ち、R.G.Bの各色分解潜像に対するシアン・マ
ゼンタ及びイエローの各色の選択的現像について
述べる。 従来各色の選択的現像の方法として、一定の現
像位置に潜像に応じて現像器を移動させる方法、
あるいは複数の現像器を感光ドラム周辺に並べて
置き、潜像に応じて現像器と感光ドラムとの距離
を変える方法または潜像に応じて機械的に現像剤
をかき落として供給を停止させる方法等があつた
がいずれも機械的に複雑であり、コスト的にも問
題があつた。本発明においては単にトナー支持体
に静電像の電位より高い直流のバイアス電圧を色
分解潜像に応じて選択的に印加するのみで容易に
必要でない色の現像を停止させることができる。
勿論この時は同時にトナー支持体の回転は停止さ
せる方が良い。 従来の無差別接触現像と称し得る現像方式では
上記のような直流バイアス電圧を印加するのみで
は、本来他の色のトナーで現像されるべき画像に
混色を与えたり、画像ムラを生じさせたりするの
で、選択的現像は不可能である。 本発明における選択的現像に必要なトナー支持
体に印加する直流電圧は、静電像の画像部の電位
と同極性であつて、かつ数100V程度、高い電圧
とする。例えば画像部の電位が+500Vであれば
トナー支持体に+700Vを印加することにより現
像が停止する。なおこの場合前記の交番電圧は不
要な現像を防止する為に実質的に除くことが有効
である。 以下本発明の詳細を具体例により図面を参照し
て説明する。 先ず、本発明に用いる上記の新現像方式につい
て、第1図A,Bの説明図を用いて、顕画像の地
カブリ防止及び階調性向上について原理的説明を
行なう。 第1図Aは、横軸に静電像電位がとられ、縦軸
には現像剤担持体(以下トナー支持体とも言う)
から静電像保持面へのトナーの転移量(正方
向)、又は静電像保持面に付着したトナーがトナ
ー支持体へはぎとられるトナー逆転移度(負方
向、転移度については後述する)をとつて示した
グラフである。静電像電位としては、非画像部電
位VL(通常は画像の明部に対応する部位の表面
電位で、電位としては最小の値である。)と画像
部電位VD(通常は画像の暗部に対応する部位の
表面電位で、電位としては最大の値である。)を
両端の電位として表わしてある。尚、中間調を含
む画像の該中間調部位の表面電位は、その階調の
程度により、VDとVLの中間の電位をとる。 第1図Bには、トナー支持体に印加する電圧波
形が横軸に電位を、縦軸に時間をとつて描いてあ
る。矩形波が例示されているが、後述する通り、
この波形に限定されるものではない。例示された
矩形波は、時間間隔t1では上記静電像保持体の背
面電極を基準としたトナー支持体への印加電圧最
小値Vminのバイアス電圧が印加され、同t2では
同最大値Vmaxのバイアス電圧が印加される周期
的交番波形である。 画像部電位VDは用いる静電像形成プロセスに
よつて正電位を採る場合と、負電位を採る場合が
あり、非画像部電位VLについても然りである。
しかし、ここでは理解を易しくする観点から、先
ずVDが正電位の場合を、特に例にとり以下説明
していく。VD=0の場合、勿論非画像部電位VL
との関係はVD>VLとなる。さて、ここで、トナ
ー支持体に印加する上記最大電圧Vmax、最小電
圧VminとVLとの関係を、 Vmax>VL>Vmin ………(1) を満足するように設定すると、時間間隔t1では、
バイアス電圧Vminがトナー粒子をトナー支持体
から静電像保持体に向けて転移させるように作用
するから、この段階をトナー転移段階と呼ぶ。
又、時間間隔t2では、バイアス電圧Vmaxは、時
間間隔t1において静電像保持体へ転移したトナー
を逆に、トナー支持体へ戻す傾向に作用するの
で、この段階をトナー逆転移段階と呼ぶ。 第1図Aには、t1におけるトナー転移量と、t2
におけるトナー逆転移度が静電像電位に対し、モ
デル的にプロツトされている。ここにトナー逆転
移度なる用語が用いられているのは、t2におい
て、実際とは異なり、トナーが静電像保持体の画
像部と非画像部のいずれにも一様な層をして付着
している状態を仮想し、この状態からバイアス電
圧Vmaxが印加された場合にトナー支持体に向つ
て逆転移してくる量を示したもので、トナー逆転
移の確率を表わす趣旨から逆転移度なる用語にし
たわけである。 さて、トナー転移段階における、トナー支持体
から静電像保持体へのトナー転移量は、第1図A
に破線で示したカーブ1の如くになる。この曲線
の傾きは、バイアス交互電圧を印加しない場合の
曲線の傾きにほぼ等しいものである。この傾きは
大きく、しかもVLとVDとの中間の値で、トナー
転移量は飽和してしまう傾向にあり、従つて、中
間調画像の再現に劣り、階調性は悪い。第1図A
に示した第2の破線のカーブ2は、トナー逆転移
段階における、上述のトナー逆転移の確率を表わ
したものである。 本発明に係る現像方法においては、このような
トナー転移段階と、トナー逆転移段階とが、交互
に繰り返されることを特徴の1つとするが、更に
第2の特徴として、現像過程の後半にかけて、ト
ナー支持体と静電像保持体との間の間隙即ち現像
間隙に働く電界の強度を、以下に述べる方法によ
り特異な態様で変化させる。換言すると電界強度
の調節を行なわしめることにより、トナーの転移
を制御して、最終的には、静電像保持体の表面に
転移、付着して現像に寄与するトナーの転移量
を、静電像の電位に応じて収束せしめ、トナー転
移量を第1図Aにカーブ3として示した通り、傾
きの小さい、且つVLからVDにかけてほぼ一様な
トナー転移量変化を来たす現像を得ることができ
たものである。従つて、非画像部においては、最
終的にトナーの付着は実用上皆無に近く、他方中
間調画像部分へのトナーの付着は、その表面電位
に則した階調性の極めて高い優れた顕画像が得ら
れる。 現像間隙における斯かる電界強度の調節の方法
としては、印加交番電圧を次第に適当な直流一定
値に収束させていく第一の方法と、現像間隙その
ものを現像時間に応じて大きくしていく第二の方
法とが考えられる。トナー支持体に印加する交番
電圧の周波数は上限があり、通常1KHz以下の周
波数が用いられる。周波数を上げるとVS(静電
像の表面電位)−DP(画像濃度)特性の勾配は大
きくなり、階調性を良くする効果は薄れて行き、
1KHz以上になると効果が殆んどなくなる。 第2図に示すのが、本発明に基くプロセスを実
施するカラー複写機の具体例側面図である。 感光体ドラム1は、導電性層、光導電性層及び
絶縁性層を基本構成とする感光体を設けたもので
ある。 原稿台ガラス2上に複写すべき原稿を載置し、
照明ランプ3により照明する。原稿を走査する走
査ミラー4,5が、ドラム1の回転と同期して、
原稿の走査を成し4′,5′の位置迄移動する。こ
のとき照明ランプ3も共に移動して3′移置に移
動する。 走査された原稿の光像は、レンズ6、ミラー
7、色分解手段及びミラー9を介して更に、露
光同時除電器10を通して感光体面に露光され
る。色分解手段は、各分解色に応じて青8
緑8、赤8及びND8の各フイルターのい
ずれかを用いる様に切換可能に設けたものであ
る。 一方、感光体ドラム1表面は予めブレード・ク
リーナー11で清掃され、次いで前露光ランプ1
2及び前除電器13により前回の潜像の影響が除
去される。更に感光体ドラム1表面は一次帯電器
14により一様に帯電され、次に原稿の光像露光
と共に露光同時除電器10によつて除電される。 続いて、全面露光用光源15により、全面均一
露光が施されて、感光体表面に高コントラストの
静電潜像が形成される。 次いで、イエロー16、マゼンタ16、シ
アン16、及びブラツク16の各色現像剤を
供給する複数の現像ユニツトを有する現像器16
の所定ユニツトにより、現像が成される。 一方、現像々を転写する転写材17は、送り出
しローラー18によつて、転写ユニツト19へ送
られる。転写ユニツト19はグリツパー20を有
し、転写材17の先端を把持することにより転写
材を保持する。転写材17は転写ユニツト19
の転写コロナ放電器21により、背面からコロナ
放電を施され、感光体面上の現像々が転写され
る。転写材17は単色コピーの場合は直ちに分離
爪22の作動により転写ユニツトより分離され
る。一方、多色再現の場合、再現すべき2色乃至
3色の現像々の転写を終了する迄、転写ユニツト
19のグリツパー20は関放せず、又分離爪21
も作用せずに転写材を保持する。いずれの場合
も、分離後の転写材17は搬送ベルト23により
加熱定着ローラ24へ導かれ、転写された現像々
が加熱定着される。そして、定着終了後、転写材
は排紙トレー上に排紙される。一方、転写終了後
感光体ドラム1表面に残留したトナーはブレード
クリーナー11で清掃され、次の複写サイクルに
備えられる。 第3図は第2図示のイエロー現像器16の拡
大図でありこの図により現像の詳細な説明を行な
う。 図中1は感光ドラム1611がトナー粒子層で1
12のスリーブ(トナー支持体)上に保持され
る。スリーブ1612はトナー粒子を静電的に保持
する各方式が用いられる。またトナー中にトナー
の色調に大きな影響を及ぼさない量の磁性体ある
いは実質的に無色又は透明な磁性体を含むトナー
を用いる場合にはスリーブ1612にはトナー粒子
を磁気的に保持する各方式を用いても良い。 スリーブ1612は例えば金属ローラ、或は表面
に半導体層、絶縁体層を設けた金属ローラが用い
られるがその形状は特にローラに限るものではな
い。 スリーブ1612上のトナー層1611表面と感光
ドラム1表面は図示しない手段で一定間隔の非接
触状態に保たれる。この間隙を一定に保つ手段と
して例えばスリーブ1612と係合され、感光ドラ
ム1表面とつき当る様にし押圧バネで接触を保つ
様にしたコロが用いられる。 一方、このスリーブ表面にトナー層を均一な厚
さで供給する様に、ゴム・ブレードを用いた層厚
調整手段1613が設けられる。この層間調整手段
としては、剛体ブレード、剛体ローラ、ローレツ
トローラ等も適宜用い得るものである。そして、
又スリーブ1612上のトナーの不足を補充するた
めにスリーブ1612横にホツパー1614が設けら
れ補充トナー1615が収容される。更に前記層厚
調整手段に関し、具体例として、上記弾性ゴムブ
レードの場合につき更に詳述する。 所定のトナー層厚(例えば30μ〜100μ)を得
る為に硬度70度以下のゴムを使用して、そのトナ
ー支持体1612であるスリーブ表面の長手方向に
関し。1cm当り0.4〜40gの力で圧接すると、略
利用すべきトナー層厚を保つことができる。そし
て、ウレタン或はシリコン・ゴムを使用して8
g/cm程度の力で圧接して50μ内外の均一なトナ
ー層が形成できるのである。又単にトナー層厚規
制のみならず、同時にトナーに所定の電荷極性を
与え得る材料を選択することも極めて有効であ
る。例えば、材質によるが、ポリスチレン、着色
顔料等を主成分とするトナーを正(+)帯電させ
るために、エチレンプロピレンゴム、弗素ゴム、
天然ゴム、ポリクロロブタジエン、ポリイソプレ
ン、N.B.R.又負(−)に帯電させる為にシリコ
ンゴム、ポリウレタン、スチレンブタジエンゴム
等を選択すればトナーの摩擦帯電効果は向上す
る。 更に摩擦帯電列において適当に選択された導電
性ゴムを使用すると、トナーが過剰に摩擦帯電す
るのを防止できる。従つてトナーの静電的凝集或
は固化を防止し、又その凝集・固化したトナーを
ほぐす効果もある。 一方、スリーブ1612には交番電圧源28によ
り交番電圧が印加される。また直流電圧源31に
より選択的現像を行なう為の直流電圧も印加され
る。スリーブ1612に印加される交番及び直流電
圧の印加は制御回路26及びドライブ回路27に
よつて制御される。可変抵抗29及び30はそれ
ぞれ交番電圧の周波数及び電圧を最適値に設定す
る調整ボリウムである。 各スリーブに印加する電圧制御の一例を述べれ
ばそのスリーブで現像すべき潜像を担持した感光
ドラム面が通過した際に、上記交番電圧源より所
定周波数の交番電圧を印加しつつ、スリーブを回
転せしめ現像を成す。そして現像終了後は、その
電圧印加を停止して現像剤の転移を停止させる。
そして、感光ドラムの他の潜像担持面にスリーブ
表面の現像剤が転移しない様に転移阻止電界を形
成したり、感光ドラムに面するスリーブ表面から
現像剤を除く様にする。こうして、各色現像は鮮
明に階調性良く成される。 以下、本発明の理解を更に容易とする為に、実
施例を示す。 実施例 1 下記組成のカラートナーを調製した。 シアン・トナー ポリエステル樹脂 100部 フタロシアニンブルー 5部 荷電制御剤 1部 マゼンタ・トナー ポリエステル樹脂 100部 ローダミン系レーキ顔料 5部 荷電制御剤 1部 イエロー・トナー ポリエステル樹脂 100部 ハンザイエロー 5部 荷電制御剤 1部 上記の各トナーの平均粒径は8〜10μであつ
た。 第2図の16の現像器を用い上記のトナーを直
径40φのAlローラ上に前記ゴム・ブレードの規
制力を利用し、60μ厚で塗布した。トナーはその
静電荷(負極性)でローラ表面に支持された感光
ドラム表面に暗部表面電位400V及び明部表面電
位−60VのレツドR、グリーンG、ブルーBの色
分解静電像を形成した。 そして静電像を有する感光ドラム表面とAlロ
ーラ表面との間隙を200μとし、即ち非画像部と
Alローラ上のトナー層との間隙を略140μに保ち
イエロー及びマゼンタのスリーブは感光ドラム1
の回転と同方向に120mm/secの速度で又シアン及
びブラツクのスリーブは感光ドラム1の回転と逆
方向に200mm/secの速度で回転させて現像した。 複写画像は非画像部にカブリのないそしてボケ
のない画像再現が得られた。ところで、このとき
の複写画像のDO(原稿濃度)−DP(プリント濃
度)特性(濃度はR.G.Bのフイルター濃度)は第
4図に示す如くシアンCマゼンタM、イエローY
の3色共硬調で、かつ濃度のバランスが悪かつ
た。しかも中間調でマゼンタ色が強く、また暗部
でイエロー色が強く、カラーバランスも良くなか
つた。 次に現像器16のスリーブに交番電圧を印加し
て現像を行なつた。 印加電圧は、イエロー・スリーブ1611に周波
数50Hz、電圧1000VPP、マゼンタ・スリーブ16
21に200Hz、900VPP、シアン・スリーブ1631
8700Hz、800VPPであつた。 この時得られた現像画像のDO−DP特性を第5
図に示す。第4図と同様、縦軸がプリント濃度
(DP)、横軸が原稿濃度(DO)である。3色の特
性共軟調になり中間調の再現性が良くなつた。ま
た、シアン・マゼンタ・イエローの順にガンマが
小さくなり、かつ最大濃度が低くなつたのでトナ
ーの色の不正吸収分を補正して、明部から暗部に
至る迄カラーバランスの良い灰色再現が得られ、
画像全体の色調も豊かになつた。上記の様に各現
像器スリーブに印加する交番電圧の周波数及び電
圧は調整ボリウムにより簡単に調整でき、トナー
及び感光体の製造ロツト間のばらつきあるいは劣
化の場合の補償または好みの色を強調したい場合
等でカラーバランスあるいは画像濃度を調整する
ことが可能である。 なお、色分解潜像の選択現像のためにスリーブ
に印加する直流バイアス電圧を700Vとした。例
えば、青の色分解潜像をイエロー現像するときは
マゼンタ16、シアン16及びブラツク16
のスリーブに700Vの直流電圧を印加して混色
を防止した。 第6図は別の実施例装置を示すもので感光ドラ
ム1の下部周辺に配置したイエロー32、マゼン
タ33及びシアン34の各現像器ユニツトについ
てのみ示した説明図である。 32,33,34は導電性ゴムベルトよ
り成るトナー支持体であり、金属ローラ32
33,34及び32,33,34によ
り駆動される。32,33,34は容器3
,33,34に格納された実施例1に示
す絶縁性カラー・トナーである。カラー・トナー
は支持体32,33,34によつて搬送さ
れるが、ローラ32′,33′,34′に圧
接せる弾性部材32,33,34によつて
塗布厚が80μ前後に規制され、かつコロナ帯電器
32,33,34によつて現像前に負電荷
を付与される。トナー支持体32,33,3
表面は感光ドラム1表面との間隙が400μに
保たれ感光ドラム回転方向と同方向に150mm/sec
の速度で進行する。本装置においてはトナーの極
性及び電荷量はコロナ帯電器32,33,3
の放電極性及び放電流によつても制御可能で
ある。なお、金属ローラ32,33,34
には図示されない交番電圧源及び直流電圧源に接
続され、前記例と同様に周波数及び電圧の交番電
圧と直流電圧とが印加されカラーバランス調整及
び選択現像が可能とされる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは本発明に適用する現像方法の原
理を説明するグラフ並びに印加電圧波形の一例を
示す説明図。第2図は本発明に基くカラー画像形
成装置の具体例側面図。第3図は第2図示装置の
現像器の部分拡大図。第4図は従来法の場合のシ
アン・マゼンタ及びイエローの各複写画像のDO
(原稿濃度)−DP(プリント濃度)特性を示す
図。第5図は本発明に基づく階調制御法を適用し
た場合のシアン・マゼンタ及びイエローの各複写
画像のDO−DP特性を示す図。第6図は本発明に
基づく別の具体例装置の現像部側面図。 図中、1;感光体ドラム、2;原稿台ガラス、
3;照明ランプ、4,5;走査ミラー、16;現
像器、16,16,16,16;現像ユ
ニツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 移動する静電像保持体と、 この像保持体の移動方向に沿つて並列され静電
    像保持体上の潜像の電位に応じた現像像を形成す
    るための、第1トナーを含む現像剤を収容しこの
    静電像保持体に対向する際非接触状態となる第1
    トナーを支持する第1トナー支持体を具備する第
    1の現像器と、第1トナーとは異なる色の第2ト
    ナーを含む現像剤を収容しこの静電像保持体に対
    向する際非接触状態となる第2トナーを支持する
    第2トナー支持体を収容する第2の現像器と、 上記トナー支持体から上記静電像保持体へトナ
    ーを転移させる電界成分と上記静電像保持体から
    上記トナー支持体に逆転移させる電界成分とを交
    互に与える交互電界を上記第1、2トナー支持体
    に印加する手段と、 上記第1、2トナー支持体に対して夫々印加す
    る交互電界を調整するカラーバランス調整手段
    と、を有することを特徴とするカラー画像形成装
    置。 2 上記調整手段は、上記第1、2トナー支持体
    に対し異る周波数で異る電圧の印加交互電圧に調
    整する特許請求の範囲第1項に記載のカラー画像
    形成装置。 3 上記印加手段は、上記第1、第2トナー支持
    体のうち現像のために選択されたトナー支持体に
    上記調整された交互電界を印加し、他方のトナー
    支持体に上記調整された交互電界を停止して上記
    トナー転移阻止用の電圧を印加する特許請求の範
    囲第1項に記載にカラー画像形成装置。
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