JPS6256477A - 色原体キナゾリン化合物 - Google Patents

色原体キナゾリン化合物

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JPS6256477A
JPS6256477A JP61208877A JP20887786A JPS6256477A JP S6256477 A JPS6256477 A JP S6256477A JP 61208877 A JP61208877 A JP 61208877A JP 20887786 A JP20887786 A JP 20887786A JP S6256477 A JPS6256477 A JP S6256477A
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halogen
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lower alkyl
quinazoline compound
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JP61208877A
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ルドルフ ツインク
イアン ジヨン フレツチャー
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Ciba Geigy AG
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は色原体キナゾリン化合物、その製造方法ならび
に感圧または感熱記録材料の発色剤(Farbbild
ner)としてのその使用に関する。
本発明のキナゾリン化合物は下記一般式で示される。
(式中、 Rはアリール基または複素環式基、 Zl は酸素または硫黄、 Z、)は酸素、硫黄または−NR’、 哀 なおここでR゛は水素、未置換またはハロゲ゛/、ンア
ノまたは低級フルニ】キンによって置換きれた多くとも
12個のj父J、 I!;< (−を有するアルキル0
、Cs  C6−シクロアルキル、フェニル、ベンシル
、フェネチルまたは1 乃至12個の炭5に原f−をイ
1するアシルを意味するかあるいは−NRR’で5 t
lまたは6員の、tfましくは飽和の、複素環式)、(
を意りtする、Qはいま1つのの22によって中断され
ることのできる脂肪族基、 Yはカップリング可能な化合物の残基を意味し、そして 環Aは未置換あるいはハロゲン、シアン、ニトロ、低級
アルキル、低級アルコキシまたは低級アルコキシカルボ
ニルによって置換されることができる)。
本キナゾリン化合物の置換基の定義における低級アリキ
ルおよび低級アルコキシは一般に炭素数が1乃至5特に
l乃至3個のもの、たとえばメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、5ec−ブチル、t
ert−ブチルまたはアミルまたはイソアミルのごとき
アルキル基、あるいはメトキシ、エトキシ、インプロポ
キシ、tert−プトキまたはtert−アミルオキシ
のごときアルコキシ基を意味する。
′“アシルパは特にホルミル、低級アルキルカルボニル
、たとえば、アセチルまたはプロピオニル、あるいはベ
ンゾイルである。その他のアシル基はメチルスルホニル
またはエチルスルホニルのごとき低級アルキルスルホニ
ルならびにフェニルスルホニルである。
式(1)中ならびに以下の式中におけるハロゲンはフッ
素、臭素、好ましくは塩素を意味する。
Rは好ましくはアリール基である。
Hの意味するアリール基の例はフェニル、ビフェニルま
たはナフチルである。このアリール基はハロゲン、シア
ノ、ニトロ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アル
コキシカルボニルまたは低級アルキルカルボニルによっ
て置換されることができる。アリール基としてのRは好
ましくはフェニル、グロロフ工二ル、メトキシフェニル
、トリルまたはキシリルである。
複素環式基としてRが意味するものはまず第一に5負ま
たは6員の、好ましくは酸素、硫黄または窒素含有の芳
香族系の複素環式基である0例示すればチェニル、フリ
ル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリルまたは好まし
くはピリジルである。これらの複素環式基は置換されて
いてもおよび/または縮合ベンゼン環を有していてもよ
い1置換基の例は特にハロゲン、シアノ、低級アルキル
、低級アルコキシまたは低級アルコキシカルボニルであ
る。
複素環式基Rはさらに飽和されていてもよい、たとえば
ピペリジノ、ピロリジノ、ビペコリノ、モルホリノ、チ
オモルホリノ、ピペラジノ、N−メチルピペラジノがそ
の例である。Rが意味する好ましい飽和複素環式基はピ
ロリジノ、ピペリジノまたはモルホリノである。
Qは特に炭素数が2乃至8個の、直鎖状または分枝状の
フルキレン基を意味する。2乃至4個の炭素原子を有す
るアルキレン基が好ましい。たとえば、 −CH2−C
H2−CH2−。
−CIh−CH−1CH2−CH2−CHy−CHy−
、−CH−CH3C)I:1 または好ましくは−CH2−CH2−基である。
脂肪族炭化水素基は酸素原子、硫黄原fまたはイミノ基
−NR’−によって中断されていてもよい、この場合の
Qは好ましくは下記式の基を意味する。
−(CH2−CH20)I、l−CH2Cl、−またt
よ式中、mはl乃至4.とくに1または2であり、 S
 は1または2である。
Qは好ましくは−GH2−CH2−を意味する。
Z2が−NR’を意味しモしてRとR′が′窄素と ・
緒に51′1または6員の複素環を形成する場合は、そ
れは、例えば ピロリジノ、ピペリジノ、ピベコリノ、
ピペラジノまたは好ましくはモルホリノである。
Zl と22とはそれぞれ特に酸素を意味するのが好ま
しい。
Yが意味するカップリングロf能な化合物の基は、目的
にかなった芳香族アミンたとえばN−モノは換またはN
、N−ジ置換アニリンまたはナフチルアミン、芳香族環
式イミドたとえばN−未置換またはN−置換インドール
、カルバゾール、オキサジンまたはチアジンまたは多環
非芳香族複素環式化合物たとえばN−未置換またはN−
置換インドリン、テトラヒドロカルバゾル、ジヒドロ−
またはテトラヒドロキノリン、ジベンジルイミドまたは
ベゾモルホリンである。この場合、Yは上記複素環の縮
合ベンゼン環を介してキノリン部分と結合している。好
ましい非芳香族複素環式化合物はインドリン、テトラヒ
ドロキノリンおよびベンンモルホリンである。
Yを導入するためには特にN、N−ジ置換アニリンまた
はC−71換および/またはN−置換テトラヒドロキノ
リンが好ましい。
上記のごとき単環または多環式、炭素環式または複素環
式カップリング可能な化合物は環において単置換または
多置換されていてもよい、この場合のC−置換基の例と
してはつぎのものが考慮される。ハロゲン、ヒドロキシ
ル、シアノ、ニトロ、低級アルキル、低級アルコキシ、
低級アルコキシカルボニル、■乃至8個の炭素原子を有
するアシル、好ましくは低級アルキルカルボニル、C1
−C6−アルキレン、Cs−C6−シクロアルキル、ベ
ンジル、フェニルなど、他方、N−ff1換基としては
、たとえば、Cl−Cl2−アルキル、Ci’−CI2
−アルケニル、ベンジルまたはフェネチルが考慮され、
これらもまたそれぞれ、たとえば、シアノ、ハロゲン、
ニトロ、ヒドロキシル、低級アルキル、低級アルコキシ
または低級アルコキシカルボニルによって置換されるこ
とができる。
ここでいうアルキルノ、(およびアルケニル基は直鎖状
または分枝状でありうる0例示すればつぎのちのである
:メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、t−ブチル、5ec−ブチル、アミル、n−へ
午シル、2−エチル−ヘキシル、イソオクチル、n−オ
クチル、デンルまたはn−ドデシルならびにビニル、ア
リル、 2−メチルアリル、2−エチルアリル、2−ブ
テニルまたはオクテニル。
環Aはそれ以上置換されていないのが好ましい、置換さ
れている場合には、とくにハロゲン、シアン、低級アル
キルまたは低級アルコキシによって、たとえば、シアノ
、塩素、メチルまたはメトキシなどによってモノ置換ま
たはジ置換される。
本発明による好ましい色原体キナゾリン化合物はF記式
で表されるものである。
式中、A、ZB 、22 、Q、Rは上記の、を味を有
し、そして Ylは式 のアミノフェニル基または式 の水素化複素環式基を意味する、 なおここで、XI およびx2はτいに独立的に水素、
未置換またはハロゲン、ヒドロキシ、シア/または低級
アルコキシによって置換された多くとも12個の炭素原
子を有するアルキル、C60−C11〜シクロアルキル
、フェニル、ヘンシル、フェネチルまタハへ〇 、+y
ン、ニトロ、シアノまたは低級アルキル、低級アルコキ
シまたは低級アルコキシカルボニルによって置換された
フェニルまたはベンジルを意味するか、またはxlおよ
びXIはそれらが結合している窒素原子と一緒で5員ま
たは6員の、好ましくは飽和の、複素環式基を意味する
、 X3は水素、ハロゲン、二)Cff、低級アルキル、低
級アルコキシまたは低級アルコキシカルボニルを意味し
、そして Z′は水素または未置換またはハロゲン、シアノまたは
低級アルコキシによって置換された多くとも8個の炭素
原子を有するアルキル、as−C6−シクロアルキル、
ベンジルまたはフェネチルを意味し。
環Eは未置換またはハロゲン、シアンまたは低級アルキ
ル、たとえばメチルまたは低級アルコキシ、たとえばメ
トキシによって置換されており、環Gは水素化された5
員または6負の窒素複素環であり、これは環員としてさ
らにいま1つのへテロ原子たとえば酸素、硫黄または窒
素を有することができ、未ご換であるかまたはハロゲン
、シアノ、ヒドロキシル、低級アルキル、低級アルコキ
シ、C5−06−シクロアルキル2ベンジルまたはC3
−06−アルキレンによってモノ置換または多置換され
ている。
置換基x1 とXIがアルキル基を意味する場合は、そ
れは直鎖状または分枝状でありうる。たとえば、メチル
、エチル、n−プロピル、イソピロピル、n−ブチル、
5ec−ブチル、アミル、n−ヘキシル、2−エチル−
ヘキシル、n−オクチル、インオクチルまたはn−ドデ
シルのごときアルキル基である。
xl とx2が置換アルキル基である場合には、好まし
くは全部で2乃至4個の炭素原子を有するシアノアリキ
ル、ハロゲンアルキ+1/  )” V LM七、11
711.七+1. * + +斗フ+L m k S/
 フルキル、たとえばβ−ンアノエチル、β−クロロエ
チル、β−ヒドロキシエチル、β−メトキシエチルまた
はβ−エトキシエチルであるのが好ましい。
XI とXIが、a味するシクロアルキルの例はシクロ
ペンチルまたは好ましくはシクロヘキシルである。この
シクロアルキル基は1つまたはそれ以上のC+−C4−
アルキル基、好ましくはメチル基を含有しうる。これは
好ましくは全部で5乃至10個の炭素原子を有する。
xl とx2が意味するベンジル基およびフェニル基中
の置換基として好ましいものは、例えば、ハロゲン、シ
アン、メチル、メトキシまたはカルボメトキシである。
このような芳香詣肪族または芳香族基を例示すればメチ
ルベンジル、クロロベンジル、シアノフェニル、トリル
、キシリル、クロロフェニル、メトキシフェニルまたは
カルボメトキシフェニルである。
xl とX2がそれら共有の窒素と一緒で複素環式基を
形成する場合、形成される基の例としてはピロリジノ、
ピペリジノ、ピペコリン、モルホリノ、チオモルホリノ
、ピペラジノたとえばN−メチルピペラジノなどが考慮
される。さらに、−NX+X2が形成する好ましい複素
環はピロリジノ、ピペリジノまたはモルホリノである。
X! とX2は、互いに独立的に、好ましくは、低級ア
ルキル、ベンジル、フェニル、フェネチル、低級アルキ
ルフェニルまたは低級アルコキシフェニルを意味する。
X3は好ましくは水素、塩素、メチル、メトキシまたは
エトキシである。
環Eは未置換であるのが好ましい、ただし、置換基とし
てメチル基を有しているものも好ましい、環Gは6員環
であって、l、2または3個のメチル基でC−置換され
ているのが好ましい。
Z′は好ましくは低級アルキル、ベンジルまたはβ−ン
アノエチルである。
式(2)のキナゾリン化合物の中ではYlが式(2d)
の基を意味するものが好ましい。
実用h m要な色原体キナゾリン化合物は下記式で表さ
れるものである。
式中、 R,はハロゲン、メチルまたはメトキシによって置換さ
れたことのできるフェニルまたはナフチル基、 Z!は酸素または硫黄。
Z3は酸素、硫黄、−NH−または−HR”(ここでR
”は低級アルキルを意味するか、あるいは−NRIR″
でモルホリノを意味する)QlはC2−Ca−7)(t
キレンマタは−(CH2−CH70)国+  CH2C
H2−の基。
Y2は式 のアミ/フェニルノN、または式 の5−イントリニル基、または式 のテトラヒドロキノリニル基、または式のテトラヒドロ
キノリニル基、または式ベンゾモルホリノ基を意味する
なお、」−の各式において、 mlは1乃至3゜ x4およびX5は配いに独立的に低級アルキル、シアノ
低級アルキル、フェニル、ベンジル、フェネチル、低級
アルキルフェニル、または低級アルコキシフェニルを意
味するか、またはx4およびx5はそれらが結合してい
る窒素原子と一緒でピロリジノ、ピペリジノまたはモル
ホリノを意味し、 X6は水素、ハロゲン、低級アルキルまたは低級アルコ
キシを意味し、 Z”は水素、Cl−C8−アルキル、C2−C6−アル
コキシアル午ル、β−シアノエチル、ヘンシルまたはフ
ェネチル。
Tは水素、ハロゲン:低級アルキル、低級アルコキシ、
C,−C4−アシルアミノたとえばアセチルアミノまた
はプロピオニルアミノ、またはフェニル。
T1 とT2とはそれぞれ水素、ハロゲン、ヒドロキシ
、低級アルキルまたは低級アルコキシ、そして Vl 、 T2  、 Vl  、 Va t*ソレソ
FL水素、低級アルキル、C5−C6−シクロアルキル
またはベンジルを意味するか、あるいは、 (V+  とT2) のR者マタは(Vl とVa)の
両者が一緒でC4−cs−アルキレンを意味する、そし
て 環AI は未置換であるかまたはシアン、ハロゲン、低
級アルキル、フェニル、低級アルコキシからなる群から
選択された1または2の置換基で置換されていてもよい
式(3)の化合物の中ではT2が式(3a)のアミノフ
ェニル基を意味するものが好ましい・この場合、T4と
T5は好ましくは低級アルキルまたはベンジルを意味す
る。T6は好ましくは水素である。 R1は好ましくは
フェニルまたはクロロフェニルである。Q+ はエチレ
ンまたはプロピレンであるのが特に好ましい。
Qlはまた好ましくは−CH2CH2−0−Ckh C
H2−を意味する。Zl と23は好ましくは酸素であ
る。環A1は未置換であるのが好ましい。
T2が式(3b) 、  (3e)、(3d)または(
3e)の基を意味する式(3)のキナゾリン化合物にお
いてはN−置換基Z”は特にベンジル、β−シアノエチ
ルまたは1乃至5個の炭素原子を有するアルキル、たと
えばn−オクチル、n−ブチル、イソプロピルあるいは
とくにメチルまたはエチルである。そして、Ylはまず
第一に式(3d)のテトラヒドロキノリニル基。
Tは好ましくは水素またはメチル、 TI は好ましくは水素、メチル、ヒドロキシルまたは
塩素。
T2は好ましくは水素、メチルまたはエチルv1 とT
2は好ましくは水素またはメチル、T3とT4は好まし
くはそれぞれ低級アルキル、とくにメチルである。
(V+  とT7 ) または(V:l トVa )が
アルキレンを意味する場合は、好ましくは4または5個
の炭素原子を有しそしてそれが結合している炭素原子と
−Hでシクロペンタン環またはシクロヘキサン環を形成
する。
本発明のキナゾリン化合物の中で特に重要なキナゾリン
化合物は式、 または式 のキナゾリン化合物である。
l−9又井山 Q2は直鎖状または分枝状の2乃至4個の炭素原子を有
するアルキレン。
R2はフェニル、クロロフェニル、トリルまたはナフチ
ル、 Zlは硫黄または好ましくは酸素、 T7とT8は低級アルキルまたはベンジルを意味するか
、または−NX7X8でピペリジノを意味する、 Z″は1乃至8個の炭素原子を有するアルキル、β−シ
アンエチルまたはベンジル。
T3.T5.T6はそれぞれ低級アルキル、特にメチル
またはエチル、 T4は水素またはメチルそして Wはハロゲン、メチル、メトキシまたは特に水素を意味
する。
式(5)のキナゾリン化合物の中ではとりわけ、Q2が
プロピレンまたは特にエチレンを意味するかまた一CH
2(82−0−CIh−CH2−を意味するものが好ま
しい、 R2は好ましくはフェニルまたはクロロフェニ
ルを意味する。
X7とx8とは好ましくはベンジルまたは特に低級アル
キルを意味する。Wおよびx9は好ましくはそれぞれ水
素を意味する。
本発明による式(1)のキナゾリン化合物はつぎの方法
によって製造される。すなわち式 %式% (式中、R,Q、Z+およびZ2は上記の意味を有する
)のアルコールまたはチオアルコール化合物と式 (式中、AおよびYは上記した意味を有し、モしてHa
tはハロゲンたとえば臭素、フッ素または好ましくは塩
素を意味する)の4−ハロゲンキナゾリン化合物と反応
させるのである。
式(6)の化合物と式(7)の化合物との反応は酩結合
剤、たとえば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭
酸塩、第四級窒素m9(たとえばピリジンまたはトリア
ルキルアミンの存在でそしてまた好ましくは第四アンモ
ニウム塩たとえばテトラブチルアンモニウムブロマイド
の存在で、場合によっては有機溶剤または水性−有et
2相媒賀中で、60℃から還流温度までの範囲の温度に
おいて実施される。
溶剤としては、例えば、つぎのようなものが考慮される
。環式脂肪族または芳香族炭化水素たとえばシクロヘキ
サン、ベンゼン、トルエン、キシレン;塩素化炭化水素
たとえばクロロホルム、塩化エチレンまたはクロロベン
ゼンとくにジクロロベンゼン;エーテルたとえばジエチ
ルエーテルまたはグリコールジメチルエーテル:環式エ
ーテルたとえtiジオキサンまたはテトラヒドロンラン
;ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシドまたはアセトニトリル。
式(7)のキナゾリン化合物と反応させるための出発物
質として使用される式(6)のアルコール化合物は好ま
しくは下記式で示される。
(8)      HQ−Q’−OR。
(式中Q°は2乃至8個の炭素原子を有するアルキレン
を意味する)、または (9)      HO−4−CHz−CHz−O+−
R(式中、nは1乃至4、特に1または2である)。
式(6)の出発物質として使用されるアルコールの例を
下記に示す: フェノキシエタノール、 クロルフェノキシエタノール、 フェノキシピロパノール、 N−β−ヒドロキシエチル−N−二チルアニリ  ン 
フーノ本・ゝノ手千τ々ノー+l− ナフチルオキシエタノール、 フェノキシジグリコール、 フェノキシジチオグリコール、 チオエタノールアニリン、 N−(β−ヒドロキシエチル)−モルホリン式(7)の
出発物質はつぎにような方法で製造することができる0
式 の2−アミノ−安息酸アミドを式 (11)Y−CHO のアルデヒドと反応させて式 %式% ン(4)化合物を生成させ、これを式 の化合物に酸化し、ついでこのキナンジン系の複素環に
存在するヒドロキシ基を、たとえば、ジクロロベンゼン
中のオキシm化リンまたはラメトルホルムアミド中の塩
化チオニルを使用してハロゲン原子で置換して式(7)
の出発物質を生成させるのである。
得うれた4−ハロゲンキナゾリン化合物は屯敲すること
なくそのままさらに使用することができる。
式(12)の反応生成物の式(13)の4−キナゾロン
化合物への酸化は酸化剤を使用して実施される。適当な
酸化剤は5たとえば、クロム酸塩、重クロム酸塩、塩素
酸塩、亜塩素耐塩、過酸化物、たとえば過酸化水素、二
酸化マンガン、二酸化鉛、分子酸素、空気、過ホウ酸塩
、過マンガン酸塩、亜硝#塩、塩素、臭素、特に好まし
くはフロラニールまたはΦlll1硫酸1慎シなとであ
る。
酸化剤としてフロラニールを使用した場合には生成した
4−キナゾロン化合物の収jNおよび純1iの点で最良
の結果が得られる。
屯炬硫酸ナトリウムを使用して酸化すると生態学的利点
がある。たとえば、r合成(Synthesis)J 
1981.、(1)の35に記載されている方法と類似
な方法でこの酸化剤を使用して式(13)のキナゾリン
化合物が高純度かつ好収率で得られる。
式(7)の4−ハロゲンキナゾリン化合物と式(13)
のキナゾロン化合物ならびにこれらの製造方法は、たと
えば、欧州特許公報No、33716号に記載されてい
る。
式(1)ないしく5)のキナゾリンは通常無色であるか
せいぜいわずかに着色しているにすぎない、この昇華堅
牢な発色剤を好ましくは酸性の顕色剤、すなわち電子受
容体と接触すせると、濃い黄色またはオレンジ色に発色
し、その色はきわめて耐光堅牢である。したがって、本
ヤナンリン化合物は非常に価値ある発色剤であり、一種
またはそれ以りの他の公知発色剤と混合して、たとえば
、3.3−(ビス−アミノフェニル)−フタリド、3−
インドリル−3−アミノフェニル−アザフタリド、3.
3−(ビス−インドリル)−フタリド、3−アミノフル
オラン、2.6−ジアミツフルオラン、ロイコオーラミ
ン、スピロピラン、ジスピロピラン、フェノキサジン、
フェノチアジン、カルバゾリルメタン、その他のトリア
リールメタンロイコ染料と混合してブルー、マリンブル
ー、グレイまたはブッラクなどの色を発色させるために
使用することができる。
式(1)乃至(5)のキナゾリン化合物はフェノール系
基質上あるいはまた特に粘土およびご換サリチル酸亜鉛
の上において高い色濃度ならびに優れた耐光堅牢を示す
9本化合物は感熱または特に感圧記録材料(複写材料で
も書込み記録材料でもよい)のための即時発色性発色剤
として好適である。本化合物はカプセル油に非常に良く
溶けるという特徴ならびにいわゆるC−Bシート内で露
光されてもほとんど色濃度の低下(C−B不活性化)が
生じないという特徴を有する。類似の公知キナゾリン化
合物に比較して、本化合物は明らかに昇華堅牢性が優れ
ている。
感圧記録材料は、たとえば、少なくとIMIのシートよ
りなり、一方のシートが有機溶剤に溶解された少なくと
も1種の式(1)乃至(5)の発色剤を含有し、他方の
シートが顕色剤としての電子受容体を含有している構成
をとる。
顕色剤の代表例としては次のものが挙げられる。
活性粘土物質たとえばアタパルガス粘土、酸性粘土、ベ
ントナイト、モンモリロナイト、活性化粘土たとえば酸
活性化ベントナイトまたはモンモリロナイト、さらには
ゼオライト、ハロイサイト、二酸化ケイ素、I%P化ア
ルミニウト、15mアルミニウム、リン酸アルミニウム
、1′!化亜鉛、硝酸亜鉛、カオリンあるいはその他任
意の粘土または酸性有機化合物、たとえば、環置換され
ることのできるフェノール、サリチル酸またはサリチル
酸エステルおよびそれらの金属塩、さらには酸性重合体
たとえばフェノール系重合体、アルキルフェノールアセ
チレン樹脂、マレイン耐−コロホニウム樹脂、あるいは
部分的または完全に加水分解された、マレイン酸無水物
とスチレン、エチレンまたはビニルメチルエーテルとの
重合体、またはカルボキシポリメチレン、上記重合体化
合物の混合物も使用できる。好ましい顕色剤は酸活性化
ベントナイト、サリチル酸亜鉛、あるいはp−置換フェ
ノールとホルムアルデヒドとの縮合生成物である。これ
は亜鉛を含有していてもよい。
顕色剤は付加的にさらにそれ自体は反応性を有しないか
ほとんど反応しないピグメントあるいはその他助剤たと
えばシリカゲルあるいは紫外線吸収剤たとえば2−(2
−ヒドロキシフェニル)−ベンゾトリアツルを配合して
使用することもできる。かかるピグメントの例を示せば
2 タルク、二酸化チタン、酸化唾鉛、チョーク:粘土
たとえばカオリン、同様に有機ピグメントたとえば尿素
−ホルムアルデヒド縮合物(BET表面!!t2−75
m’/g)あるいはメラミン−ホルムアルデヒド縮合生
成物などである。
発色剤は電子受容体と接触した個所に着色マークを与え
る。感圧記録材料中の発色剤の早すぎる活性化を防止す
るために、通常は発色剤は電子受容体から隔離して配置
される。
これは発色剤を発泡構造体、スポンジ構造体またはハネ
−カム構造体の中に入れることによって都合よ〈実施で
きる。好ましいのは一般に圧によって破壊可能なマイク
ロカプセルの中に発色剤を封入しておくことである。
このカプセルに、たとえば、鉛筆で圧を加えるとカプセ
ルは破壊されて発色剤溶液は隣接する゛電子受容体を塗
布されたシートに転移し、そこに発色点が生じる。この
際に生じる色は電磁スペクトルの可視領域に吸収がおこ
るためである。
発色剤は有機溶剤に溶解した形態でカプセル封入するの
が好ましい、適当な溶剤は好ましくは非揮発性のもであ
り1例示すれば次のモノマする。ポリハロゲン化パラフ
ィンまたはジフェニール、たとえば、クロロパラフィン
、モノクロルジフェニールまたはトリクロールジフェニ
ール、さらにはトリクレジルホスフェート、ジ−n−ブ
チルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクロロベ
ンゼン、トリクロロエチレンホスフェート、 芳香族エ
ーテルたとえばベンジルフェニルエーテル、炭化水素油
たとえばパラフィンまたはケロシン、ジフェニール、ナ
フタレンまたはテルフェニルのインピロピル、イソブチ
ル、5ec−ブチルまたはtert−ブチルでアルキル
化された誘導体、ジベンジルトルエン、テルフェニル、
部分的水素化テルフェニル、モノー乃全テトラメチル化
ジフェニールアルカン、ベンジル化キンレン、あるいは
その他の塩素化または水素化された、縮合された芳香族
炭化水素。発色剤の最適溶解度を得るため、迅速かつ鮮
明な発色を得るため、かつまたマイクロカプセル化のた
めに好ましい粘度を得るため、しばしば、異種溶剤の混
合物、特に、ドデシルヘンゼン、パラフィン油またはケ
ロシンおよびジイソプロピルナフタレンまたは部分的水
素化テルフェニルからなる混合物が使用される。
カプセル壁は発色剤溶液の液滴のまわりにコアセルベー
ション力によって一様的に形成することができる。この
場合カプセル材料はゼラチンとアラビアゴムとからなる
ことができる。このようなカプセル材料は、たとえば、
米国特許2800457号明細書に記載されている。カ
プセルはまたアミノブラストまたは変性アミンブラスト
から重縮合によって形成することもできる。これについ
ては英国4.+j訂第989284.同115B 72
5、同1301052および1355124各号明細書
に記載かある。おなじく界面心合によって形成されたマ
イクロカプセルも適当である。たとえば、ポリエステル
、ポリカーボネート、ポリスルホンアミド、ポリスルホ
ナート、とくにポリアミドまたはポリウレタンからなる
マイクロカプセルである。
式(1)の発色剤を含有しているマイクロカプセルは各
種公知の感圧記録材料の製造のために使用することがで
きる。この場合各種記録系は主としてカプセル発色反応
体の構成、および支持体材料により互いに区別される。
好ましい構成の1つはカプセル化された発色剤が転写シ
ートの裏面に1つの層をなして存在しそして電子受容体
が被転写シートの表面に1つの層をなして存在する構成
である0、 いま1つの構成として、発色剤含有カプセルと顕色剤と
が同一シート内またばにに1つのまたは複数の個別層を
なして存在する構成、あるいは紙バルブ内に存在させた
構成がある。
カプセルは適当な結合剤を使用して支持体に接着固定す
るのが好ましい、この場合、紙が最も好ましい支持体で
あるから、結合剤は主として紙コーテイング剤であり、
たとえば、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ヒド
ロキシメチルセルロース、カゼイン、メチルセルロース
、デキストリン、デンプンまたはデンプン誘導体または
重合体ラッテクスである0重合体ラテックスは、たとえ
ば、場合によってはカルボキシル化されたブタジェン−
スチレン共重合体またはアクリルホモ重合体または共重
合体である。
紙としてはセルロース繊維からなる普通紙のみならず、
セルロース繊維が(部分的または完全に)合成繊維によ
って置換されているような紙も使用することができる。
式(1)乃至(5)の化合物はさらに熱反応性記録材料
の発色剤としても使用できる。
感熱記録材料は一般に少なくとも1種の層支持体、発色
剤、電子受容体および場合によってはさらに結合剤およ
び/またはワックスを含有する。
熱反応性記録系は、たとえば、感熱記録材料および複写
材料、感熱複写紙などを包含する。これらの系は、たと
えば、電子計′B機。
テレプリンタ−、テレタイプによる情報記録のため、あ
るいは記録装置や計側装とたとえば心電図装置における
情報の記録のために使用される。現像(マーキング)は
加熱ペンによる手書きで行なうこともできる。熱による
マーキングのいま1つの手段はレーザ光線の使用である
熱反応性記録材料はつぎのように構成することができる
。すなわち、結合剤中に発色剤を溶解または分散し、そ
して第2の層として顕色剤を結合剤に溶解または分散さ
せておくのである。いま1つの+ji能な構成として発
色剤ならびに顕色剤を同一の層に分散させることもでき
る。fJ%を加えるとその特定領域で結合剤が軟化して
発色剤と顕色剤が接触しそして即座に所望の色が発色す
る。
顕色剤としては感圧記録紙に使用されるものと同様な電
子受容体が適当である。適当な顕色剤の例は既に上記し
た鉱物粘土やフェノール樹脂あるいは、たとえば、西独
特許1251348号明細書に記載されているようなフ
ェノール系化合物が該当する。フェノール系化合物の例
としてはつぎのものが挙げられる: 4−tert−ブチルフェノール、4−フェニルフェノ
ール、メチレン−ビス(p−フェニルフェノール)4−
ヒドロキシジフェニルエーテル、 α−ナフトール、 β−ナフトール、 4−ヒドロキシ−ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ
−4′−メチル−ジフェニルスルホン。
4−ヒドロキシ安息香酸メチルエステルまたはベンジル
エステル。
4−ヒドロキシアセトフェノン、 2.2′−ジヒドロキシジフェニル、 4.4′−イソプロピリデンジフェノール・4.4°−
イソプロピリデン−ビス−(2−メチルフェノール)。
4.4゛ビス−(ヒドロキシフェニル)−吉草酸。
ハイドロキノン。
ピロガロール。
フロログルシン、 p−、m−、o−ヒドロキシ安息酸、 没食子酸、 1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸。
さらにホウ酸および好ましくは脂肪族の有機ジカルボン
酸、たとえば、酒石酸、シュウ酸、マレイン酸、クエン
酸、シトラコン酸、コハク酸などが考慮される。
感熱記録材料の製造のためには、好ましくは溶融【+(
能なフィルム形成結合剤が使用される。このような結合
剤は通常水溶性であり、他方1本キナプリン化合物およ
び顕色剤は水に難溶性または不溶性である。結合剤は室
温で発色剤および顕色剤がその中に分散および固着可能
なものでなければならない。
熱の作用によって結合剤は軟化または溶融し1発色剤と
顕色剤が接触して発色可能となる。水溶性または少なく
とも水に湿潤性の結合剤としてはつぎのちのが例示され
る。
親木性重合体たとえばポリビニルアルコニル、ポリアク
リル酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド
、ポリビニルピロリドン、ブタジェン−スチレン共重合
体、カルボキシル化ブタジェン−スチレン共重合体、ゼ
ラチン、デンプンまたはエーテル化コーンスターチ。
発色剤と顕色剤とが別個の2つの層に存在する場合は、
非水溶性の結合剤、すなわち、非極性または弱極性溶剤
に溶解可能な結合剤も使用できる。たとえば、天然ゴム
、合成ゴム、塩素化ゴム、アルキド樹脂、ポリスチレン
、スチレン/ブタジェン混合重合体、ポリアクリル酸メ
チル、エチルセルロース、ニトロセルロースたとえばポ
リビニルカル八ゾルなどが使用可能である。しかし、水
溶性結合剤の1つの層内に発色剤と顕色剤とが含有され
ている構成が好ましい。
熱反応性層内にはその地温加物を含有させることができ
る。たとえば、白色度向上のため、紙の印刷性向上のた
め、あるいはまた加熱ペンの粘着防止のために、タルク
、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化
アルミニウム、炭酸カルシウム、粘土、あるいはまた尿
素−ホルムアルデヒド重合生成物のごとき有機ピグメン
トを含有させることができる。限定された温度範囲内で
のみ発色が起こるようにするため、尿素、チオ尿素、ジ
フェニルチオ尿素、アセトアミド、アセトアニリド、ス
テアリン酸アミド、フタル酸無水物、金属ステアリン酸
塩たとえばステアリン酸亜鉛、フタル酸ニトリル、ジメ
チルテレフタレートあるいはその他適当な1発色剤と顕
色剤との同時溶融をもたらすような溶融性生成物を添加
することもでさる。好ましくは、感熱記録材料はワック
ス、たとえば、カルナバワックス、モンタナワックス、
パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、高級脂肪
酸アミドとホルムアルデヒドとの縮合物、高級脂肪酸と
エチレンジアミンとの縮合物などを添加することができ
る。
式(1)乃至(5)の化合物のその他の用途は、たとえ
ば、西独公開明細書3247488号に記載されている
ような光硬化性マイクロカプセルを用いた発色剤の製造
である。
以下本発明を実施例によって説明する。実施例中のパー
セントは特に別途記載のない限り屯Yパーセントである
実施例1 r記式のキナゾロン化合物29.3gをオキシ塩化リン
16gと85−90℃のトルエン70g中で反応させる
上記温度でこの反応混合物を1時間攪拌する。下記式の
4−クロル−2−(4°−ジエチルアミノフェニル)−
キナプリン化合物の暗赤色溶液が得られる。
?l この落蔽を、2−7エノキンエタ、−一ルの13.8g
、水酸化すトリウム溶液(50%)log、テトラブチ
ルアンモニウムプロマイ1”2gからなる懸濁物に滴下
する。このあとその懸濁物を100乃至108℃で1時
間半攪拌し、しかるのち水1ocalを90℃で添加す
る。トルエン相を分離しそして数回温水で洗う、トルエ
ンを蒸留除去し、残留物をメタノール320gに入れて
攪拌する。この際結晶沈殿が得られる。これを15乃至
20℃で鹸過分離し、メタノールと水とで洗浄しそして
乾燥する。しかして下記式のキナゾリン化合物24gを
得る。
融点は116−119℃。
この化合物は易解性、昇華堅牢性の発色剤であり、酸性
粘土上で鮮IIJ1な緑黄色に発色する。その色は耐光
堅牢である。
実施例1と同様にして、相応する出発物質を使用して次
の表に示す下記式のキナゾリン化合物が得られた。
実施例16 感圧 写紙の製造 部分的水素化テルフェニル80gとケロシン17gとの
混合物中に式(21)のキナゾリン化合物3gを溶解し
た溶液をそれ自体公知の方法でゼラチンとアラビアゴム
を使用して=7セルベーシヨンによってマイクロカプセ
ル化した。これにデンプン溶液を添加して1枚の紙シー
ト上に塗布した。第二の紙シート上の表側面に顕色剤と
しての酸活性化ベントナイトを塗布した。第一のシート
と顕色剤で塗布された紙を互いの塗布面が隣接するよう
にして重ね合わせた。これに手書きまたはタイプライタ
−で第一シート上に圧を印加し。
たところ、顕色剤の塗布されていた第二シート上に即座
に発色が起こり、鮮明な黄色複写が得られた。この複写
は耐光堅牢性が優れていた。
同様にして製造例2乃至15に記載した式(22)の発
色剤を使用した場合にも上記例   ゛の場合と同等な
鮮明かつ耐光堅牢な黄色複写が得られた。
実施例17 実施例16における式(21)のキナシリ化合物を下記
組成の混合物で代替し、その他は実施例16と同様に操
作を実施した。
3.3−ビス−(4”−ジメチルアミノフェニル)−6
−シメチルアミノフタリド 1.4g N−ブチルカルバゾル−3−イル−ビス−(4’−N−
メチル−N−フェニルアミノフェニル)−メタン   
  1.0g式(21)のキナゾリン化合物0.6g3
.3−ビス−(N−n−オクチル−2°−メチルインド
ール−3−イル)−フタリド0.5g これによって得られた感圧記録材料に手書きまたはタイ
プライタ−で圧を印加したところ鮮明かつ耐光堅牢な黒
色複写が得られた。
起流例18 式(21)のキナゾリン化合物1gを17gのトルエン
に溶解した。この溶液に撹拌ドボリ酢酸ビニル12 g
 、 炭酸カルシウム8gおよび二酸化チタン2gを添
加した。得られた懸濁物をI:1−ii比でトルエンで
稀釈し、そして10gmドクターブレードで1枚の紙シ
ートに塗布した。第二の紙シートにはその下側面に、ア
ミドワックス1部、ステアリンワックス1部、塩化唾鉛
1部よりなる混合物を3g/ばの塗布量で塗布した。こ
の第二シートを上にして上記第一シートに重ねた。この
上側の紙シートに対して手書きまたはタイプライタ−で
圧を印加したところ、発色剤の塗布されていたシート上
に即座に発色が起こり、鮮明かつ耐光堅牢な黄色複写が
得られた。
1ム亘ユニ  感熱記録材料の製 第−のボールミルに4,4′−イソプロピリデンジフェ
ノール(ビスフェノールA) 132g、エチレンジア
ミンのジステアリルアミド3.8g、カオリン39g、
88%まで加水分解されたポリビニルアルコール3gお
拳 よび氷500m1を装填し、これを粒子サイズが約5g
mになるまで摩砕した。
第二のボールミルには式(21)の化合物6g 、88
%まで加水分解されたポリビニルアルコール3gおよび
水601を装填し、これを粒子サイズが約3JLmにな
るまで摩砕した。
両方の分散物を一緒にし、そして1枚の紙シート上に5
.5g/m’の乾燥塗布量で塗布した。この紙に加熱ボ
ールペンを接触させたところ、鮮明な黄色が発色した。
この色はきわめて耐光堅牢であった。
製造例2乃至15に記載した式(22)の発色剤を使用
した場合にも、同じく鮮明かつ耐光堅牢な黄色マークが
得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 (1)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 Rはアリール基または複素環式基、 Z_1は酸素または硫黄、 Z_2は酸素、硫黄または−NR’、 なおここでR’は水素、未置換またはハロゲン、シアノ
    または低級アルコキシによって置換された多くとも12
    個の炭素原子を有するアルキル、C_5−C_6−シク
    ロアルキル、フェニル、ベンジル、フェネチルまたはl
    乃至12個の炭素原子を有するアシルを意味するかある
    いは−NRR’で5員または6員の複素環式基を意味す
    る、 Qはさらに別のZ_2によって中断されることのできる
    脂肪族基、 Yはカップリング可能な化合物の残基を意味し、そして 環Aは未置換あるいはハロゲン、シアノ、ニトロ、低級
    アルキル、低級アルコキシまたは低級アルコキシカルボ
    ニルによって置換されることができる)の色原体キナゾ
    リン化合 物。 2、式(1)中のRがフェニル、ビフェニリルまたはナ
    フチル(これらはそれぞれ未置換またはハロゲン、シア
    ノ、ニトロ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アル
    コキシカルボニルまたは低級アルキルカルボニルによっ
    て置換されていてもよい)を意味することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載のキナゾリン化合物。 3、式(1)中のRがフェニル、クロロフェニル、メト
    キシフェニル、トリルまたはキシリルを意味することを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載のキナゾリン化
    合物。 4、式(1)中のQが2乃至4個の炭素原子を有するア
    ルキレンを意味することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至3項のいずれかに記載のキナゾリン化合物。 5、式(1)中のZ_1とZ_2がそれぞれ酸素を意味
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至4項の
    いずれかに記載のキナゾリン化合物。 6、式(1)中のYがN−モノ置換またはN,N−ジ置
    換アニリンまたはナフチルアミン化合物を意味すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項乃至5項のいずれか
    に記載のキナゾリン化合物。 7、式(1)中のYがN,N−ジ置換アニリン化合物を
    意味することを特徴とする特許請求の範囲第6項に記載
    のキナゾリン化合物。 8、式(1)中のYが、それに縮合付加されたベンゼン
    環を介してキナゾリン構成部分と結合した多環非芳香族
    複素環式化合物の残基を意味することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項乃至5項のいずれかに記載のキナゾリ
    ン化合物。 9、式(1)中のYがインドリニル基、テトラヒドロキ
    ノリニル基またはベンゾモルホリノ基を意味することを
    特徴とする特許請求の範囲第8項に記載のキナゾリン化
    合物。 10、式 (2)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、A、Z_1、Z_2、Q、Rは特許請求の範囲
    第1項に記載した意味を有し、そして Y_1は式 (2a)▲数式、化学式、表等があります▼ のアミノフェニル基または式 (2b)▲数式、化学式、表等があります▼ の水素化複素環式基を意味する、 なおここで、X_1およびX_2は互いに独立的に水素
    、未置換またはハロゲン、ヒドロキシ、シアノまたは低
    級アルコキシによって置換された多くとも12個の炭素
    原子を有するアルキル、C_5−C_6−シクロアルキ
    ル、フェニル、ベンジル、フェネチルまたはハロゲン、
    ニトロ、シアノまたは低級アルキル、低級アルコキシま
    たは低級アルコキシカルボニルによって置換されたフェ
    ニルまたはベンジルを意味するか、またはX_1および
    X_2はそれらが結合している窒素原子と一緒で5員ま
    たは6員の複素環式基を意味する、 X_3は水素、ハロゲン、ニトロ、低級アルキル、低級
    アルコキシまたは低級アルコキシカルボニルを意味し、
    そして Z’は水素または未置換またはハロゲン、シアノまたは
    低級アルコキシによって置換さ れた多くとも8個の炭素原子を有するアルキル、C_5
    −C_6−シクロアルキル、ベンジルまたはフェネチル
    を意味し、 環Eは未置換またはハロゲン、シアノまたは低級アルキ
    ルまたは低級アルコキシによって置換されており、環G
    は水素化された5員または6員の窒素複素環であり、こ
    れは環員としてさらにいま1つのヘテロ原子を有するこ
    とができ、未置換であるかまたはハロゲン、シアノ、ヒ
    ドロキシル、低級アルキル、低級アルコキシ、C_5−
    C_6−シクロアルキル、ベンジルまたはC_3−C_
    6−アルキレンによってモノ置換または多置換されてい
    る)で表されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載のキナゾリン化合物。 11、式 (3)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 R_1はハロゲン、メチルまたはメトキシによって置換
    されることのできるフェニルまたはナフチル基、 Z_1は酸素または硫黄、 Z_3は酸素、硫黄、−NH−または−HR”ここでR
    ”は低級アルキルを意味するか、あるいは−NR_1R
    ”でモルホリノを意味する、Q_1はC_2−C_4−
    アルキレンまたは基−(CH_2−CH_2−O)m_
    1−CH_2CH_2−、Y_2は式 (3a)▲数式、化学式、表等があります▼ のアミノフェニル基、または式 (3b)▲数式、化学式、表等があります▼ の5−インドリニル基、または式 (3C)▲数式、化学式、表等があります▼ のテトラヒドロキノリニル基、または式 (3d)▲数式、化学式、表等があります▼ のテトラヒドロキノリニル基、または式 (3e)▲数式、化学式、表等があります▼ ベンゾモルホリノ基を意味する、 なお、上の各式において、 m_1は1乃至3、 X_4およびX_5は互いに独立的に低級アルキル、シ
    アノ低級アルキル、フェニル、ベンジル、フェネチル、
    低級アルキルフェニル、低級アルコキシフェニルを意味
    するか、またはX_4およびX_5はそれらが結合して
    いる窒素原子と一緒でピロリジノ、ピペリジノまたはモ
    ルホリノを意味し、 X_6は水素、ハロゲン、低級アルキルまたは低級アル
    コキシを意味し、 Z”は水素、C_1−C_8−アルキル、C_2−C_
    6−アルコキシアルキル、β−シアノエチル、ベンジル
    またはフェネチル、 Tは水素、ハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、
    C_1−C_4−アシルアミノまたはフェニル、 T_1とT_2とはそれぞれ水素、ハロゲン、ヒドロキ
    シ、低級アルキルまたは低級アルコキシ、 V_1、V_2、V_3、V_4はそれぞれ水素、低級
    アルキル、C_5−C_6−シクロアルキルまたはベン
    ジルを意味するかあるいはV_1とV_2の両者または
    V_3とV_4の両者が一緒でC_4−C_5−アルキ
    レンを意味する、そして 環A_1は未置換であるかまたはシアノ、ハロゲン、低
    級アルキル、フェニル、低級アルコキシからなる群から
    選択された1または2の置換基で置換されている)で表
    されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    キナゾリン化合物。 12、式(3)中のY_2が式(3a)のアミノフェニ
    ル基を意味することを特徴とする特許請求の範囲第11
    項に記載のキナゾリン化合物。 13、式(3)中のX_4とX_5とがそれぞれ低級ア
    ルキルまたはベンジル、X_6が水素、R_1がフェニ
    ルまたはクロロフェニル、Q_1がエチレンまたはプロ
    ピレン、Z_1とZ_2が酸素を意味し、そして環A_
    1が未置換であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    2項に記載のキナゾリン化合物。 14、式 (4)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 Q_2は直鎖状または分枝状の2乃至4個の炭素原子を
    有するアルキレン、 R_2はフェニル、クロロフェニル、トリルまたはナフ
    チル、 Z_1は硫黄または好ましくは酸素、 Z”は1乃至8個の炭素原子を有するアルキル、β−シ
    アノエチルまたはベンジル、 T_3、V_5、V_6はそれぞれ低級アルキル、特に
    メチルまたはエチル、 T_4は水素またはメチルそして Wはハロゲン、メチル、メトキシまたは特に水素を意味
    する)で表されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載のキナゾリン化合物。 15、式 (5)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 Q_2は直鎖状または分枝状の2乃至4個の炭素原子を
    有するアルキレン、 R_2はフェニル、クロロフェニル、トリルまたはナフ
    チル、 Z_1は硫黄または好ましくは酸素、 X_1とX_8はそれぞれ低級アルキルまたはベンジル
    を意味するか、あるいは−NX_7X_8でピペリジノ
    を意味する、 X_9は水素、メチル、メトキシまたはエトキシ、そし
    て Wはハロゲン、メチル、メトキシまたは特に水素を意味
    する)で表されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載のキナゾリン化合物。 16、式(5)中のQ_2がエチレンまたはプロピレン
    、R_2がフェニルまたはクロロフェニル、X_7とX
    _8とが低級アルキル、X_9およびWがそれぞれ水素
    を意味することを特徴とする特許請求の範囲第15項に
    記載のキナゾリン化合物。 17、特許請求の範囲第1項に記載した式(1)のキナ
    ゾリン化合物の製造方法において、式(6)HZ_1−
    Q−Z_2−R (式中、R、Q、Z_1およびZ_2は特許請求の範囲
    第1項に記載した意味を有する)のアルコールまたはチ
    オアルコール化合物を、 式(7)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中AおよびYは特許請求の範囲第1項に記載した意
    味を有する)の4−ハロゲンキナゾリン化合物と反応さ
    せることを特徴とする方法。 18、発色反応系中に発色剤として少なくとも1種の特
    許請求の範囲第1項乃至16項のいずれかに記載した式
    のキナゾリン化合物を含有していることを特徴とする感
    圧または感熱記録材料。 19、有機溶剤中に溶解したキナゾリン化合物ならびに
    少なくとも1種の固体電子受容体を含有していることを
    特徴とする特許請求の範囲第18項に記載の感圧記録材
    料。 20、キナゾリン化合物がマイクロカプセルに封入され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第18項および
    19項に記載の感圧記録材料。 21、マイクロカプセルに封入されたキナゾリン化合物
    が転写シートの裏面に1つの層をなして存在しており、
    そして電子受容体が被転写シートの表面に1つの層をな
    して存在していることを特徴とする特許請求の範囲第2
    0項に記載の感圧記録材料。 22、キナゾリン化合物が1種またはそれ以上の他の発
    色剤と一緒に含有されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第18項乃至21項のいずれかに記載の感圧記録
    材料。 23、少なくとも1つの層の中に少なくとも1種の特許
    請求の範囲第1項乃至16項のいずれかに記載した式の
    キナゾリン化合物と、電子受容体と、そして結合剤を含
    有することのできることを特徴とする特許請求の範囲第
    18項に記載の感熱記録材料。
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