JPS6256379A - セラミツクス−金属接合部材 - Google Patents
セラミツクス−金属接合部材Info
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- JPS6256379A JPS6256379A JP19651285A JP19651285A JPS6256379A JP S6256379 A JPS6256379 A JP S6256379A JP 19651285 A JP19651285 A JP 19651285A JP 19651285 A JP19651285 A JP 19651285A JP S6256379 A JPS6256379 A JP S6256379A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、セラミックスと金属の接合部材に関する。
窒化ケイ素、炭化ケイ素、アルミナ等の各種セラミック
スは、夫々が備えた特異な性質を生かすことによシ構造
部材、各種機能部材として広く利用され始じめている。
スは、夫々が備えた特異な性質を生かすことによシ構造
部材、各種機能部材として広く利用され始じめている。
その多くの場合は、セラミックスそれ自体を単独で利用
するという態様である。こうしたセラミックスに金属を
接合できるとすれば、得られた部材は新たな機能を備え
た部材として一層広い分野での利用が可能になるものと
考えられる。
するという態様である。こうしたセラミックスに金属を
接合できるとすれば、得られた部材は新たな機能を備え
た部材として一層広い分野での利用が可能になるものと
考えられる。
上述したセラミックス−金属接合部材において、それが
構造部品である場合にはセラミックスと金属の接合強度
は充分に高いことが要求され、一方機能部材である場合
にはセラミックスと金属の接合界面では連続性を有する
ことが要求される。しかしながら、一般にセラミックス
と金属とは各々原子結合状態が相違する材料であシ、両
者の反応性などの化学的性質;熱膨張率:電気伝導度な
どの物質的性質が互に異なるため、両者の接合時におい
ては、接合界面での冶金的接合状態が形成され難い。
構造部品である場合にはセラミックスと金属の接合強度
は充分に高いことが要求され、一方機能部材である場合
にはセラミックスと金属の接合界面では連続性を有する
ことが要求される。しかしながら、一般にセラミックス
と金属とは各々原子結合状態が相違する材料であシ、両
者の反応性などの化学的性質;熱膨張率:電気伝導度な
どの物質的性質が互に異なるため、両者の接合時におい
ては、接合界面での冶金的接合状態が形成され難い。
ところで、従来よりセラミックスと金属とを冶金的に接
合する方法としては、以下に示す種々の方法が知られて
いる。
合する方法としては、以下に示す種々の方法が知られて
いる。
■ セラミックスの金属と接合すべき面にMo−TI−
Wf主成分とする粉末と有機バインダとの混分物を塗布
し、加湿した雰囲気中で1400〜1700℃に加熱し
て反応させ、メタライジングと呼ばれる層を形成1〜、
つづいてこのメタライジング層上にNlメッキを施し7
た後、該Ni メッキに金属(例えばC1!母材)をP
h −Sta系半田などにより接合する方法。
Wf主成分とする粉末と有機バインダとの混分物を塗布
し、加湿した雰囲気中で1400〜1700℃に加熱し
て反応させ、メタライジングと呼ばれる層を形成1〜、
つづいてこのメタライジング層上にNlメッキを施し7
た後、該Ni メッキに金属(例えばC1!母材)をP
h −Sta系半田などにより接合する方法。
■ セラミックスと金属とをAll 、 Ptのような
貴金属、つ!Iり酸素との親和かが小さい金属を主成分
とする合金金用いて接合する方法。
貴金属、つ!Iり酸素との親和かが小さい金属を主成分
とする合金金用いて接合する方法。
■ セラミックスと金属との接合部にTi、NbZrな
どの活性金属又は熱処理によって活性金属に転化する活
性金属水素化物を介在させた後、両者な高温、高圧下で
接合する方法。
どの活性金属又は熱処理によって活性金属に転化する活
性金属水素化物を介在させた後、両者な高温、高圧下で
接合する方法。
しかしながら、上記■の方法は必要とする工程数が多く
なシ、煩難であるという欠点を有する。上記■の方法は
、簡単な工程で接合できるものの、高価な資金I4ヲ使
用するため、経済的メリットは極めて少なく、しかもセ
ラミックスと金属とが十分に接触するように高い圧力を
必要とする。上記■の方法は、活性金属の作用てよシ強
固な接合が可能であふが、前記■の方法と同様に高い接
合圧力を必要とするため、変形を嫌うような部品等には
適用することが好ましくない。 − このような問題を解決するために、米国特許法第2,8
57,663号明細書には次のような接合方法が開示さ
れている。この方法は遷移金属とセラミックスの接合部
【活性金属を介在させ、紋接合部全遷移金属と活性金属
の合金の融点より高く、遷移金属の融点より低り温度に
加熱し、遷移金属と活性金属の原子を相互に拡散せしめ
て合金化し、この合金によって遷移金属とセラミックス
とを接合する方法である。
なシ、煩難であるという欠点を有する。上記■の方法は
、簡単な工程で接合できるものの、高価な資金I4ヲ使
用するため、経済的メリットは極めて少なく、しかもセ
ラミックスと金属とが十分に接触するように高い圧力を
必要とする。上記■の方法は、活性金属の作用てよシ強
固な接合が可能であふが、前記■の方法と同様に高い接
合圧力を必要とするため、変形を嫌うような部品等には
適用することが好ましくない。 − このような問題を解決するために、米国特許法第2,8
57,663号明細書には次のような接合方法が開示さ
れている。この方法は遷移金属とセラミックスの接合部
【活性金属を介在させ、紋接合部全遷移金属と活性金属
の合金の融点より高く、遷移金属の融点より低り温度に
加熱し、遷移金属と活性金属の原子を相互に拡散せしめ
て合金化し、この合金によって遷移金属とセラミックス
とを接合する方法である。
しかしながら、上記方法では得られたセラミックス−金
属接合部材を冷却する過程でセラミックスにクラックが
頻発するという問題がある。
属接合部材を冷却する過程でセラミックスにクラックが
頻発するという問題がある。
これは、セラミックスと金属との間に発生する熱応力に
基づく現象である。例えば、セラミックスがアルミナ、
窒化ケイ素の場合、夫々の線熱膨張係数はs、s X
1 o−6/℃、 2.5 X 1 o−6/℃であシ
、Cu 、 Ni 、 Feなどに比べてその値は約1
桁小さいもので、両者の接合部に発生する熱応力は大き
くなる。しかも、熱応力は接合時の温度と冷却時の温度
(室温)との差が大きければ大きいほど増大する。従っ
て、熱応力を減するためには接合時の温度を低めること
が求められ、そのことは接合時に低融点のろう材の使用
が要求されることKなる。
基づく現象である。例えば、セラミックスがアルミナ、
窒化ケイ素の場合、夫々の線熱膨張係数はs、s X
1 o−6/℃、 2.5 X 1 o−6/℃であシ
、Cu 、 Ni 、 Feなどに比べてその値は約1
桁小さいもので、両者の接合部に発生する熱応力は大き
くなる。しかも、熱応力は接合時の温度と冷却時の温度
(室温)との差が大きければ大きいほど増大する。従っ
て、熱応力を減するためには接合時の温度を低めること
が求められ、そのことは接合時に低融点のろう材の使用
が要求されることKなる。
上述した問題点に対して特開昭56−163093号の
接合方法の提案や活性金属金倉むろう材上セラミックス
と金属の両者に拡散せしめて構成した接合部材の開発が
なされている。しかしながら、これらの方法は複雑な工
程、長時間の熱処理が不可避であるため、生産性等の点
で問題があり、しかもセラミックスと金属間の熱応力の
緩和には必ずしも有効ではない・ 上記手法の適用時における応力緩和を果たすための方法
としては、セラミックスと金属の間に軟質金属層を介在
させ、その塑性変形及び弾性変形てよって熱応力を緩和
する方法(特開昭56−41879号)、セラミックス
と金属の間に線膨張率が両者の中間の値を有する材料の
層を介在させる方法(特開昭55−113678号)、
セラミックスから金属にかけて線膨張率が小から大へと
変化する複数の層を順次積層して介在させる方法(特開
昭55−7S44号)などが開示されている。
接合方法の提案や活性金属金倉むろう材上セラミックス
と金属の両者に拡散せしめて構成した接合部材の開発が
なされている。しかしながら、これらの方法は複雑な工
程、長時間の熱処理が不可避であるため、生産性等の点
で問題があり、しかもセラミックスと金属間の熱応力の
緩和には必ずしも有効ではない・ 上記手法の適用時における応力緩和を果たすための方法
としては、セラミックスと金属の間に軟質金属層を介在
させ、その塑性変形及び弾性変形てよって熱応力を緩和
する方法(特開昭56−41879号)、セラミックス
と金属の間に線膨張率が両者の中間の値を有する材料の
層を介在させる方法(特開昭55−113678号)、
セラミックスから金属にかけて線膨張率が小から大へと
変化する複数の層を順次積層して介在させる方法(特開
昭55−7S44号)などが開示されている。
しかしながら、活性金Wj4を含むろう材での上記接合
方法の場合、接合面にかかる圧力によって、しばしば溶
融ろう材が接合部からはみ出すことがある。このはみ出
した溶融ろう材の量が多くなると、凝固冷却する過程に
おいて、セラミックスとろう材の熱膨張係数の差に基づ
く熱応力によシセラミックスにクラックが生じることが
ある。この現象を防止するためには、はみ出しがなく、
かつ接合部全面をろう材がぬらすのに必要な最適なろう
材の量(厚さ)を決めればよいが、用いる接合材料、接
合圧力、接合温度、雰囲気等の条件により、ろう材の最
適量を決めるのは非常に困難である。また、はみ出しを
機械的に防止する方法、例えばろう材とのぬれ性の悪い
材料を用いて接合部外周全シールする方法が考えられる
が、この方法はぬれ性の悪い材料の選定が困難であるば
かりか、接合工程の煩雑化上柄くことになり、現実的な
方法とはい込難い。
方法の場合、接合面にかかる圧力によって、しばしば溶
融ろう材が接合部からはみ出すことがある。このはみ出
した溶融ろう材の量が多くなると、凝固冷却する過程に
おいて、セラミックスとろう材の熱膨張係数の差に基づ
く熱応力によシセラミックスにクラックが生じることが
ある。この現象を防止するためには、はみ出しがなく、
かつ接合部全面をろう材がぬらすのに必要な最適なろう
材の量(厚さ)を決めればよいが、用いる接合材料、接
合圧力、接合温度、雰囲気等の条件により、ろう材の最
適量を決めるのは非常に困難である。また、はみ出しを
機械的に防止する方法、例えばろう材とのぬれ性の悪い
材料を用いて接合部外周全シールする方法が考えられる
が、この方法はぬれ性の悪い材料の選定が困難であるば
かりか、接合工程の煩雑化上柄くことになり、現実的な
方法とはい込難い。
本発明は、高温での接合強度が高く、しかも熱影響によ
るセラミックスのクラック発生を防止したセラミックス
−金属接合部材を提供しようとするものである。
るセラミックスのクラック発生を防止したセラミックス
−金属接合部材を提供しようとするものである。
本発明者らは、セラミックスと金属との間に応力緩衝部
材を介在せしめて全体をろう材で接合した接合部材につ
いて鋭意研究を重ねた結果、応力緩衝部材として粒子分
散強化型複合層を用いることによって、記述の如く高温
での接合強度が高く、しかも熱影響によるセラミックス
のクラック発生を防止したセラミックス−金属接合部材
を見い出した。
材を介在せしめて全体をろう材で接合した接合部材につ
いて鋭意研究を重ねた結果、応力緩衝部材として粒子分
散強化型複合層を用いることによって、記述の如く高温
での接合強度が高く、しかも熱影響によるセラミックス
のクラック発生を防止したセラミックス−金属接合部材
を見い出した。
即ち、本発明はセラミックスと金属の接合面に粒子分散
強化型複合層を介在させて接合したことを特徴とするも
のである。
強化型複合層を介在させて接合したことを特徴とするも
のである。
上記セラミックスとしては、例えばAt20s 。
ZrO2などの酸化物系セラミックス、SiC、Tic
などの炭化物系セラミックス、Si3N4 、 ktN
などの窒化物系セラミックス等を挙げることができるり 上記金属としては、例えばFs 、Ni 、Co 、T
I。
などの炭化物系セラミックス、Si3N4 、 ktN
などの窒化物系セラミックス等を挙げることができるり 上記金属としては、例えばFs 、Ni 、Co 、T
I。
Me 、 W 、 Nb 、 Ta 、 Zr又はこれ
らの合金等を挙げることができる。
らの合金等を挙げることができる。
上記粒子分散強化型複合層は、粉末冶金法や内部酸化法
により得ることができる。かかる複合層のマ) IJフ
ックス属としては、例えばAt。
により得ることができる。かかる複合層のマ) IJフ
ックス属としては、例えばAt。
Cu 、 Ni 、 Fe 、 Co 、 Ti 、
Zrなどを挙げることができる。また、分散粒子として
は例えばZrO2゜CaO2、TlO2、8102、T
h02 、 At203などを挙げることができ、かつ
その粒経は10μm以下が好ましく、小さければ小さい
ほど効果的である。
Zrなどを挙げることができる。また、分散粒子として
は例えばZrO2゜CaO2、TlO2、8102、T
h02 、 At203などを挙げることができ、かつ
その粒経は10μm以下が好ましく、小さければ小さい
ほど効果的である。
この際、粒子間距離が小さくなると、耐力が上がり、特
に高温での機械的強度が向上する。
に高温での機械的強度が向上する。
上記粒子分散強化型複合層は、粒子分散率が2〜12体
積チで空孔率が1〜30体積チ、より好ましくは1〜1
0体積チで構成されるものを用いることが望ましい。こ
のよう疋粒子分散率を限定した理由は、その分散率全2
体積チ未溝にすると、高温でのせん断強度が低下する恐
れがあり、かといってその分散率が12体積チを越える
と、覆合層が硬くなり過ぎて、応力緩和作用が十分にな
されなくなる恐れがある。また、空孔宇金限定した理由
は、1体積チ未満にすると応力緩和作用を十分に発揮し
難くなり、かと論って30体積%を越えると、せん断強
度の低下を招く恐れがある。
積チで空孔率が1〜30体積チ、より好ましくは1〜1
0体積チで構成されるものを用いることが望ましい。こ
のよう疋粒子分散率を限定した理由は、その分散率全2
体積チ未溝にすると、高温でのせん断強度が低下する恐
れがあり、かといってその分散率が12体積チを越える
と、覆合層が硬くなり過ぎて、応力緩和作用が十分にな
されなくなる恐れがある。また、空孔宇金限定した理由
は、1体積チ未満にすると応力緩和作用を十分に発揮し
難くなり、かと論って30体積%を越えると、せん断強
度の低下を招く恐れがある。
上記粒子分散強化型複合層(空孔を有するものも含む)
の厚さは、0.3−以上にすることが望ましい。この理
由は、該複合層の厚さ全0.3■未満にすると、セラミ
ックスと金属との間に発生する熱応力を有効に吸収する
ことが難しくなシ、接合部の強度が著しく低下したり、
セラミックスにクラックが発生する恐れがある。
の厚さは、0.3−以上にすることが望ましい。この理
由は、該複合層の厚さ全0.3■未満にすると、セラミ
ックスと金属との間に発生する熱応力を有効に吸収する
ことが難しくなシ、接合部の強度が著しく低下したり、
セラミックスにクラックが発生する恐れがある。
このような粒子分散強化型複合層において、熱応力の吸
収に大きく寄与するのは、次のような作用によるもので
ある。
収に大きく寄与するのは、次のような作用によるもので
ある。
0) マ) IJフックス属の硬さがHマ80以上にな
る可能性のあるNi 、 Fe 、 Co又はこれらの
合金等で構成された粒子分散強化型複合層中に無数に分
散する微細空孔が熱応力を吸収する。つまシ、セラミッ
クスと金属との熱膨張差から生じる熱歪みを空孔部にて
吸収する。
る可能性のあるNi 、 Fe 、 Co又はこれらの
合金等で構成された粒子分散強化型複合層中に無数に分
散する微細空孔が熱応力を吸収する。つまシ、セラミッ
クスと金属との熱膨張差から生じる熱歪みを空孔部にて
吸収する。
(ロ)軟質のマトリックス金属、例えば硬さHv 80
以下のCu 、 At等又はこれらの合金の塑性変形又
は弾性変形により熱応力を吸収する。
以下のCu 、 At等又はこれらの合金の塑性変形又
は弾性変形により熱応力を吸収する。
上記(イ)の空孔率が大きい場合、粒子分散強化型複合
層の強度が低下するため、強度低下を防ぐ目的で粒子分
散量を増大させ、−力受孔率が小さい場合、粒子分散、
i’を減少させるなどを行なって最も熱応力を緩和し、
かつ強度が向上する空孔率と粒子分散量を選択する。
層の強度が低下するため、強度低下を防ぐ目的で粒子分
散量を増大させ、−力受孔率が小さい場合、粒子分散、
i’を減少させるなどを行なって最も熱応力を緩和し、
かつ強度が向上する空孔率と粒子分散量を選択する。
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1
まず、直径13冒、厚さ5mの窒化ケイ素円柱体、直径
13■、厚さ5■の構造用炭素鋼(JIS 、 S 4
50 ’)の円板を用意した。また、直径15■、厚さ
0.8 mのNi−3重量% At205の粒子分散強
化型複合板(密度92〜93%、kt2 o 5の粒径
o、osμm)を用意した。
13■、厚さ5■の構造用炭素鋼(JIS 、 S 4
50 ’)の円板を用意した。また、直径15■、厚さ
0.8 mのNi−3重量% At205の粒子分散強
化型複合板(密度92〜93%、kt2 o 5の粒径
o、osμm)を用意した。
次いで、前記窒化ケイ素円柱体と炭素鋼円板の間に前記
複合板を介在させ、該窒化ケイ素円柱体と複合板の間及
び複合板と炭素鋼円板の間に夫々厚さ3μmのTi箔と
Cu箔を挾んで重ね合せた後、10 kf/cm2の圧
力を加えなから5×1吋5Torr、 950℃×4分
間の条件で保持し、ひきつづきアルゴンガス中で冷却し
て窒化ケイ素−炭素鋼接合部材を得た。
複合板を介在させ、該窒化ケイ素円柱体と複合板の間及
び複合板と炭素鋼円板の間に夫々厚さ3μmのTi箔と
Cu箔を挾んで重ね合せた後、10 kf/cm2の圧
力を加えなから5×1吋5Torr、 950℃×4分
間の条件で保持し、ひきつづきアルゴンガス中で冷却し
て窒化ケイ素−炭素鋼接合部材を得た。
得られた接合部材について、接合面にせん断応力を加え
、室温から600℃までのせん断強さを測定した。また
、比較例1として粒子分散強化型複合板の代りに厚さ0
.8−の純Ni板を用りた以外、実施例1と同条件で接
合した窒化ケイ素−炭素鋼接合部材を造り、同様にせん
断強さを測定した。これらの結果を図に示した。なお、
図中のA、Bは本実施例1.比較例1の接合部材の特性
線を夫々示す。
、室温から600℃までのせん断強さを測定した。また
、比較例1として粒子分散強化型複合板の代りに厚さ0
.8−の純Ni板を用りた以外、実施例1と同条件で接
合した窒化ケイ素−炭素鋼接合部材を造り、同様にせん
断強さを測定した。これらの結果を図に示した。なお、
図中のA、Bは本実施例1.比較例1の接合部材の特性
線を夫々示す。
図から明らかなように、本実施例1における接合部材は
、せん断強さが室温から600℃においていずれも11
kp/w2以上であって、窒化ケイ素と炭素鋼の熱応
力を充分に緩和されていることが推定される。これに対
し、比較例1の場合は、室温から200℃において1〜
2kg/■2のせん断強さが認められたが、接合部材の
窒化ケイ素には既にクラックが生じておシ、純N1板で
は熱応力の緩和が充分になされていないことがわかる。
、せん断強さが室温から600℃においていずれも11
kp/w2以上であって、窒化ケイ素と炭素鋼の熱応
力を充分に緩和されていることが推定される。これに対
し、比較例1の場合は、室温から200℃において1〜
2kg/■2のせん断強さが認められたが、接合部材の
窒化ケイ素には既にクラックが生じておシ、純N1板で
は熱応力の緩和が充分になされていないことがわかる。
なお、300℃以上においては、測定そのものができな
かった。
かった。
実施例2
実施例1と同様な窒化ケイ素円柱体と炭素鋼円板の間に
下記第1表に示す厚さ、密度の異なる直径15wのCu
−3重量% A1.20Hの粒子分散強化型複合板(
ht2o5の粒径0.05μm)を夫々介在させ、該窒
化ケイ素円柱体と複合板の間及び複合板と炭素鋼円板の
間に厚さ10μmのA[箔、3μmのT1箔を挾んで重
ね合せた後、1ψiの圧力を加えながら5 X 10
’ Torr、 850℃×6分間の条件で保持し、ひ
きつづきアルゴンガス中で冷却して6種の窒化ケイ素−
炭素鋼接合部材を得た。
下記第1表に示す厚さ、密度の異なる直径15wのCu
−3重量% A1.20Hの粒子分散強化型複合板(
ht2o5の粒径0.05μm)を夫々介在させ、該窒
化ケイ素円柱体と複合板の間及び複合板と炭素鋼円板の
間に厚さ10μmのA[箔、3μmのT1箔を挾んで重
ね合せた後、1ψiの圧力を加えながら5 X 10
’ Torr、 850℃×6分間の条件で保持し、ひ
きつづきアルゴンガス中で冷却して6種の窒化ケイ素−
炭素鋼接合部材を得た。
しかして、本実施例2〜7の接合部材について、接合面
に600℃でせん断応力を加え、高温せん断強さを測定
した。その結果を同第1表に併記した。なお、第1表中
には粒子分散強化型複合板の代りに厚さの異なる無酸素
銅板を用いて実施例2と同様な方法によシ得た4種の窒
化ケイ素−炭素鋼接合部材の高温せん断強さを比較例2
〜5として併記した・ 第 1 表 上記第1表よシ明らかな如く、本実施例の接合部材のせ
ん断強さは粒子分散強化型複合板の厚さが0.1mでは
0.2 kp/m2と極めて低く、熱応力の緩和がほと
んどなされていない。同複合板の厚さが0.3■となる
と、熱応力の緩和が進み、約3.6 kg/vm2の強
さが得られる。更に厚さが増加し、0.8露になると、
せん断強さは約8、5 kl/wm2に達する。但し、
厚さ0.8■でも複合板の密度が低くなると(実施例7
;密度7813%)、せん断強さが低下する。しかし、
この値は約5.9 kg/vm2で、比較例に対し、高
い値になっている。比較例2〜5でのせん断強さは最大
で約3.7 kg/62であり、実施例の約44チしか
得られない。
に600℃でせん断応力を加え、高温せん断強さを測定
した。その結果を同第1表に併記した。なお、第1表中
には粒子分散強化型複合板の代りに厚さの異なる無酸素
銅板を用いて実施例2と同様な方法によシ得た4種の窒
化ケイ素−炭素鋼接合部材の高温せん断強さを比較例2
〜5として併記した・ 第 1 表 上記第1表よシ明らかな如く、本実施例の接合部材のせ
ん断強さは粒子分散強化型複合板の厚さが0.1mでは
0.2 kp/m2と極めて低く、熱応力の緩和がほと
んどなされていない。同複合板の厚さが0.3■となる
と、熱応力の緩和が進み、約3.6 kg/vm2の強
さが得られる。更に厚さが増加し、0.8露になると、
せん断強さは約8、5 kl/wm2に達する。但し、
厚さ0.8■でも複合板の密度が低くなると(実施例7
;密度7813%)、せん断強さが低下する。しかし、
この値は約5.9 kg/vm2で、比較例に対し、高
い値になっている。比較例2〜5でのせん断強さは最大
で約3.7 kg/62であり、実施例の約44チしか
得られない。
実施例8
まず、下記第2表に示す寸法の正方形で厚さ2鴫の窒化
ケイ素板、同第2表に示す寸法の正方形で厚さ10−の
構造用炭素鋼板を用意した。
ケイ素板、同第2表に示す寸法の正方形で厚さ10−の
構造用炭素鋼板を用意した。
各々窒化ケイ素板と同寸法で厚さ1.0露のNi−3重
量%Az2o3の粒子分散強化型複合板(密度92〜9
3%1.m2 o 5粒径0.05 μm) f用意し
た。
量%Az2o3の粒子分散強化型複合板(密度92〜9
3%1.m2 o 5粒径0.05 μm) f用意し
た。
次いで、前記各窒化ケイ素板と各炭素鋼板の間に前記複
合板を夫々の窒化ケイ素板の寸法に対応して介在させ、
これら窒化ケイ素板と複合板の間及び複合板と炭素鋼板
の間に厚さ3μmのTI箔とCu箔を挾んで重ね合せた
後、実施例1と同様な条件で処理して10種の窒化ケイ
素−炭素鋼接合部材を得た。
合板を夫々の窒化ケイ素板の寸法に対応して介在させ、
これら窒化ケイ素板と複合板の間及び複合板と炭素鋼板
の間に厚さ3μmのTI箔とCu箔を挾んで重ね合せた
後、実施例1と同様な条件で処理して10種の窒化ケイ
素−炭素鋼接合部材を得た。
得られた接合部材の外観(窒化ケイ素のクラック発生の
有無)1に観察した。その結果を、同第2表rC併記し
た。なお、第2表中には複合板の代υにそれら複合板と
同一寸法の純Ni板上用いた以外、実施例8と同様な方
法で得た窒化ケイ素−炭素鋼接合部材の外観観察結果を
比較例6として併記しな。
有無)1に観察した。その結果を、同第2表rC併記し
た。なお、第2表中には複合板の代υにそれら複合板と
同一寸法の純Ni板上用いた以外、実施例8と同様な方
法で得た窒化ケイ素−炭素鋼接合部材の外観観察結果を
比較例6として併記しな。
上記第2表よシ明らかな如く、本実施例8におりて窒化
ケイ素板の接合面が080■までクラックが生じず、粒
子分散強化型複合板による高い熱応力緩和効果が認めら
れる。これに対し、比較例6の場合、窒化ケイ素板の接
合面が010−のみでクラックが生じないが、それ以上
の大面積になるとクラックが発生し、純Ni板による熱
応力緩和効果が十分でないことがわかる。
ケイ素板の接合面が080■までクラックが生じず、粒
子分散強化型複合板による高い熱応力緩和効果が認めら
れる。これに対し、比較例6の場合、窒化ケイ素板の接
合面が010−のみでクラックが生じないが、それ以上
の大面積になるとクラックが発生し、純Ni板による熱
応力緩和効果が十分でないことがわかる。
実施例9
まず、下記第3表に示す寸法の正方形で厚さ2−の窒化
ケイ素板、同第3表に示す寸法の正方形で厚さ10mの
構造用炭素銅板を用意した。
ケイ素板、同第3表に示す寸法の正方形で厚さ10mの
構造用炭素銅板を用意した。
各々窒化ケイ素板と同寸法で厚さ1.0唾のCu−3重
量%ht2 o 3の粒子分散強化型複合板(密度99
、0 % 、 AL20s粒径0.05μm)を用意し
た。
量%ht2 o 3の粒子分散強化型複合板(密度99
、0 % 、 AL20s粒径0.05μm)を用意し
た。
次いで、前記各窒化ケイ素板と各炭素鋼板の間に前記複
合板を夫々の窒化ケイ素板の寸法に対応して介在させ、
これら窒化ケイ素板と複合板の間及び複合板と炭素鋼板
の間に厚さ10μmのAg箔と3μmのT1箔を挾んで
重ね合せた後、実施例2と同様な条件で処理して9種の
窒化ケイ素−炭素鋼接合部材を得た。
合板を夫々の窒化ケイ素板の寸法に対応して介在させ、
これら窒化ケイ素板と複合板の間及び複合板と炭素鋼板
の間に厚さ10μmのAg箔と3μmのT1箔を挾んで
重ね合せた後、実施例2と同様な条件で処理して9種の
窒化ケイ素−炭素鋼接合部材を得た。
得られた各接合部材の外観(窒化ケイ素板のクラック発
生の有無)を観察した。その結果を。
生の有無)を観察した。その結果を。
同第3表に併記した。なお、第3表中には複合板の代り
にそれら複合板と同一寸法のリン脱酸銅(JICC12
21P )板を用いた以外、実施例9と同法な方法で得
た窒化ケイ素−炭素鋼接合部材の外観観察結果を比較例
7として併記した。
にそれら複合板と同一寸法のリン脱酸銅(JICC12
21P )板を用いた以外、実施例9と同法な方法で得
た窒化ケイ素−炭素鋼接合部材の外観観察結果を比較例
7として併記した。
上記第3表より明らかな如く1本実施例9において窒化
ケイ素板の接合面が0130−と大面積になってもクラ
ック発生は起きず、粒子分散強化製複合板(Cu −3
:141 % At20s )による高い熱応力緩和効
果が認められる。これに対し、比較例7の場合、窒化ケ
イ素板の接合面が020ffillまでのみクラックが
生じないが、それ以上の大面積になるとクラックが発生
する。
ケイ素板の接合面が0130−と大面積になってもクラ
ック発生は起きず、粒子分散強化製複合板(Cu −3
:141 % At20s )による高い熱応力緩和効
果が認められる。これに対し、比較例7の場合、窒化ケ
イ素板の接合面が020ffillまでのみクラックが
生じないが、それ以上の大面積になるとクラックが発生
する。
〔発明の効果〕
以上詳述した如く、本発明によれば高温での接合強度が
高く、しかも熱影響によるセラミックスのクラック発生
(特に大面積の接合面でのクラック発生)を防止でき、
ひいては各種の構造部材、機能部材として有用な高信頼
性のセラミックス−金属接合部材を提供できる。
高く、しかも熱影響によるセラミックスのクラック発生
(特に大面積の接合面でのクラック発生)を防止でき、
ひいては各種の構造部材、機能部材として有用な高信頼
性のセラミックス−金属接合部材を提供できる。
図面は、本実施例1及び比較例1の窒化ケイ素−炭素鋼
接合部材の接合面に温度金加えてせん断強さを測定する
ことによう得た特性図である。 漸 きり 詠陳j誓& ’C
接合部材の接合面に温度金加えてせん断強さを測定する
ことによう得た特性図である。 漸 きり 詠陳j誓& ’C
Claims (2)
- (1)セラミックスと金属の接合面に粒子分散強化型複
合層を介在させて接合したことを特徴とするセラミック
ス−金属接合部材。 - (2)粒子分散強化型複合層が1〜30体積%の空孔率
及び2〜12体積%の粒子分散率を有することを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載のセラミックス−金属接
合部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60196512A JPH0723268B2 (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | セラミツクス−金属接合部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60196512A JPH0723268B2 (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | セラミツクス−金属接合部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6256379A true JPS6256379A (ja) | 1987-03-12 |
JPH0723268B2 JPH0723268B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=16358978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60196512A Expired - Lifetime JPH0723268B2 (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | セラミツクス−金属接合部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723268B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60246279A (ja) * | 1984-05-21 | 1985-12-05 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | セラミツク体と金属体との接合構造 |
-
1985
- 1985-09-05 JP JP60196512A patent/JPH0723268B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60246279A (ja) * | 1984-05-21 | 1985-12-05 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | セラミツク体と金属体との接合構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0723268B2 (ja) | 1995-03-15 |
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