JPS6255868A - 電池 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上二皿里光… 本発明は電池、特に鉛蓄電池に関するものである。

′　の　′ｒとその。　占 従来の電池、特に鉛蓄電池においては、活物質保持体は
活物質の保持および、電気エネルギーの授受の媒体とし
ての役目を兼有しているが、その重量は全船材料の３０
〜５０％に相当する。

しかしながらこの部分は電池における電気エネルギーの
蓄積には同等関与しておらず、電池の重量効率を悪（す
る大きな原因となっている。

１皿坐旦迫 本発明は以上の点に鑑み、活物質保持体を軽量化するこ
とにより電池の重量効率を改善するとともに、該活物質
保持体として、例えば鉛合金などの金属材料を用いない
ことにより、省資源を果たすことを目的とするものであ
る。

又ユ至■戒 すなわち本発明は電池において、合成樹脂を射出成形あ
るいはプレス成形して得た活物質保持体基体を炭化処理
することにより電導性を持たせた活物質保持体を用いる
ことを特徴とするものである。

１施■ 以下、本発明を鉛蓄電池に適用したー実施例により説明
する。熱可塑性のポリアクリルニトリルを含有する樹脂
またはポリカーボネートで格子状の活物質保持体基体を
射出成形し、そののちこれを空気中で比較的低温で加熱
し耐炎化、不溶化処理を施す。しかるのちに不活性ガス
雰囲気中で炭化温度で熱処理を行う。これにより活物質
保持体基体より酸素や水素ガスなどが放出され、炭素の
みが残ることとなり、よってその表面部分より炭化層が
形成される。機械的強度を維持させるため、活物質保持
体基体の中心部に適当に樹脂部が残る程度に予め設定さ
れた時間処理を行うことにより、該活物質保持体基体は
機械的強度および電導性を兼備した活物質保持体となる
。この活物質保持体に従来の方法によって鉛粉を練った
活物質を充填することにより、鉛蓄電池の極板を得るこ
とができ、これを用いて従来と同様の方法にて鉛蓄電池
を組み立てることができる。

この活物質保持体の正面図を第１図に、第１図のＡ−Ａ
線拡大断面図を第２図に示す。図面においで１は活物質
保持体の樹脂部、２は炭化層である。

以上のごとくして得られた鉛蓄電池は、活物質保持体の
重量を従来のものの約１１５〜１／１０とすることがで
き、従来ではその重量の約１／３が活物質保持体で占め
られていたことから、従来の鉛蓄電池に比べてその重量
を７０〜８５％とすることができる。

以上、本発明の一実施例について詳細に説明したが、本
発明はこれに限定されることなく、その主旨を逸脱しな
い範囲で様々な実施態様が考えられる。

すなわち上記実施例では活物質保持体基体に熱可塑性樹
脂を用いたものを例示したが、このほか熱硬化性樹脂を
活用することも可能である。

また炭化処理だけではその電導性が不充分な場合には、
活物質保持体の表面に、例えば鍍金により金属層を設け
て、すなわち鉛蓄電池の活物質保持体であれば鉛鍍金を
施して、これを補うことができる。このとき鍍金技術に
より集電部に近い部分はど鍍金の厚さを厚くすることに
より、合理的な集電構造とすることも可能である。

発！■と匠泉 このように本発明によれば、活物質保持体を軽量化する
ことにより電池の重量効率を改善することができる。例
えば鉛蓄電池においては従来のものの重量に対して１５
〜３０％の軽量化を果たすことができる。さらに活物質
保持体として合成樹脂を用いて金属材料を用いないこと
により、省資源となる。

叙上、本発明はその工業的価値の極めて大きいものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を鉛蓄電池に適用したときの活物質保持
体の一実施例を示す正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線
拡大断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）合成樹脂を射出成形あるいはプレス成形して得た活
   物質保持体基体を炭化処理することにより電導性を持た
   せた活物質保持体を用いることを特徴とする電池。 ２）炭化処理された活物質保持体の表面に金属層を設け
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の電池
   。 ３）金属層が鍍金により設けられていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項に記載の電池。