JPS6255850B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家具内に除湿器が組込まれた除湿器組
込み家具に関するものである。

従来例の構成とその問題点 最近において、乾物類を湿気さすことなく保管
するものとして第３図に示すような除湿器１が商
品化されている。そしてその構成は除湿室２の湿
気を吸収する除湿剤３と、この除湿剤３を自動的
に乾燥させるヒータ４と、このヒータ４と排出口
５を開閉するダンパー６を制御する制御器７と、
除湿室２の開口８を開閉する扉９から構成したも
のである。ところが、前述従来における除湿器１
は調理台などの上部に載置構成するものであるの
で、たとえば隣設する流し台などの収納家具との
トータル化において、今一歩満足するものでなか
つた。

発明の目的 本発明は上記問題を解消するもので、除湿器を
家具内に組込んで隣設する収納家具とのトータル
化が可能な除湿器組込み家具を提供することを目
的としたものである。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明の除湿器組込
み家具は、家具本体と、この家具本体内に組込ま
れた除湿器と、この除湿器の排出口から家具本体
の前面に設けた排気口と連通形成した排気通路
と、この排気通路内に設けられ、前記排出口から
排出された湿気を前記排気口に強制排気するフア
ン装置と、前記除湿器の排出口を自動的に開閉す
るダンパーを備え、前記フアン装置は前記ダンパ
ーの開成時のみ駆動する構成であり、これより隣
設する収納家具とのトータル化がはかれるととも
に、家具内に湿気が溜ることなく確実に排出され
る等の効果を奏するものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を第１図および、第２
図に基づいて説明する。

図において、１０は家具本体で、上下に収容部
１１，１２を区画構成し、前面に収容部１１，１
２の前面開口１３，１４を開閉する一枚の扉１５
を設けている。前記上収納部１１には除湿器１６
が配設されており、この除湿器１６はその防湿室
１７の前面開口１７に開閉扉１９を設け、後部に
除湿装置２０を装備している。除湿装置２０は防
湿室１７内の湿気を吸収する除湿剤２１と、この
除湿剤２１を定期的に乾燥させるヒータ２２と、
このヒータ２２と排出口２３を開閉するダンパー
２４を制御する制御器２５とから構成している。
排出口２３と家具本体１０の前面排気口２７、お
よび家具本体１０の扉１５に設けた排気口２８と
は排気通路２６で連通されている。排気通路２６
内にはフアン装置２９が配設され、通電用スイツ
チ３０をダンパー２４と連動構成してダンパー２
４の開成時に通電用スイツチ３０をONにし、排
出口２３より排出された湿気を排気口２７に強制
排気するようになつている。

上記構成において、除湿器１６は家具本体１０
内に組込まれるので、隣接する収納家具とのトー
タル化がはかれる。また除湿器１６の排出孔２３
より排出される湿気はフアン装置２９の駆動によ
り家具本体１０外へ確実に排気されるので、家具
本体１０内に湿気が溜るような問題はなく、しか
もフアン装置２９の駆動は除湿器１０の排出口２
３から湿気が排出されるダンパー２４の開成時の
み駆動する構成としているので、常時フアン装置
２９を駆動する場合に比べ電気消費を少なくでき
る。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように本発明
によれば、除湿器は家具本体内に組込む構成とし
たので、隣接する他の収納家具とのトータル化が
はかれるとともに、除湿器から排出される湿気が
家具本体内に溜るようなことがなく、しかもフア
ン装置の駆動は除湿器の排出口から湿気が排出さ
れる時にのみ駆動するので、電気消費は少ない等
の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す外観斜視図、
第２図はその断面図、第３図は従来例を示す断面
図である。 １０……家具本体、１６……除湿器、２３……
排出口、２４……ダンパー、２６…排気通路、２
７，２８……排気口、２９……フアン装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 家具本体と、この家具本体内に組込まれた除
   湿器と、この除湿器の排出口から家具本体の前面
   に設けた排気口と連通形成した排気通路と、この
   排気通路内に設けられ前記排出口から排出された
   湿気を前記排気口に強制排気するフアン装置と、
   前記除湿器の排出口を自動的に開閉するダンパー
   を備え、前記フアン装置は前記ダンパーの開成時
   のみ駆動するように連動構成してなる除湿器組込
   み家具。