JPS586196Y2 - 除湿機の箱体構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は除湿機の箱体構造に関するものである。

箱体上面を覆うカバーを有し、該カバーを除湿機運転中
は取外し、運転休止中は除湿機上面に着装して、塵埃等
の侵入を防止する方式の除湿機では、運転中、カバーを
取り外しておく為、カバーの処置に困ることとなる。

即ち、不用意に背面に引掛けたりすると吐出口を閉して
しまうことになり、除湿機として有効な働きをしなくな
る恐れがある。

また、箱体外部に引掛けるようにした場合、本体の外法
寸法を増大させることになる。

更にカバーを離れた場所に保管すると、紛失し易く、管
理しにくい等々の不都合、不便が発生することが考えら
れる。

これらのことから本考案は、本体背面に落ち込み部を設
け、該落ち込み部に空気吐出口を穿設し、該吐出口上部
にカバー引掛は部を形成したことにより運転に支障なく
、且つ合理的なカバー収納部を有する除湿機箱体構造を
提供しようとするものである。

本考案の詳細を図に示す一実施例によって説明すると、
１は除湿機本体、２は除湿機本体１背面に設けられた落
ち込み部である。

３は空気吐出口で、除湿機を運転した際送風機により凝
縮器、蒸発器を通過し、除湿された空気が吐出される吐
出口である。

４は落ち込み部に形成された引掛は部である。

５はカバーで、前記落ち込み部２内に収納され、カバー
取付部６を有し、この部分を除湿機本体１に形成された
引掛は部４に引掛は収納するものである。

７は通風口で、前記落ち込み部２に形成され、カバー５
にて開閉される。

以上説明したように、本考案は箱体上面を覆うカバーを
運転中は取り外し、運転休止中は箱体上面を覆うように
したカバー付除湿機において、箱体背面に落ち込み部を
設け、該落ち込み部に空気吐出口を穿設し、該吐出口上
部にカバー引掛は部を形成したことにより、前記落ち込
み部にカバーを収納したので、除湿機を運転しても室内
空気は前面より吸込まれ上面より吐出される。

また吐出口３をカバー５を取付けた状態で運転しても支
障はなく、除湿機としての機能が発揮できるものである
。

また、カバー収納部が落ち込みになっているので、収納
したカバーが箱体外面に突出しない為、奥行寸法が小さ
くてすみ、カバーを紛失することもなく便利でコンパク
トにまとまった除湿機を提供することができるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の除湿機箱体構造の部分断面図である。 １・・・・・・除湿機本体、２・・・・・・落ち込み部
、３・・・・・・吐出口、４・・・・・・引掛は部、５
・・・・・・カバー、６・・・・・・カバー取付部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 箱体上面を覆うカバーを運転中は取り外し、運転休止中
   は箱体上面を覆うようにしたカバー付除湿機において、
   箱体背面に落ち込み部を設け、該落ち込み部に空気吐出
   口を穿設し、該吐出口上部にカバー引掛は部を形成した
   ことを特徴とする除湿機の箱体構造。