JPS6255329A - 擁壁の構築方法

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は擁壁の構築方法に関するものである。

〈従来の技術〉コンクリート板の背面に帯鋼などによる控を取り付け、
その控を埋設した盛土を転圧しつつコンクリート板を一
枚づつ組み上げてゆく工法が存在する。

これらの工法はいづれも正面から見て第十図に示すよう
な長方形のコンクリート板を積み上げてゆく方法である
。

〈従来の技術の問題点〉従来の方法には次のような欠点が存在する。

〈イ〉　長方形の薄いコンクリート板を積み上げてゆく
だけであるため相互にバラバラであって、コンクリート
板相互の一体性がない。

く口〉　コンクリート板の製造誤差があるため、間隔を
おいて積み上げたりすると、その間に後から設置するコ
ンクリート板の挿入が不可能となる場合が発生する。

そのため必ず一端から作業を開始しなければならず、多
人数で手分けして積み上げを行うといったことが出来な
いため作業効率が悪い。

く本発明の目的〉本発明は上記のような欠点を改善するためになされたも
ので、次のような擁壁の施工方法を提供することを目的
とする。

〈イ〉　コンクリート板が相互に連結性、一体性を有す
る擁壁の施工方法。

く口〉　どの位置からでも積み上げ作業を開始すること
ができ多人数の作業員が手分けして施工することができ
る擁壁の施工方法。

〈本発明の構成〉次に本発明の一実施例について説明する。

〈イ〉　全体の形状本発明の施工方法に使用するコンクリート板１は六角形
の形状を有する。

この六角形の相対向する辺は各々平行であるが１．必ず
しも正六角形である必要はない。

そして六角形のコンクリート板ｌの一面には連結具２を
突設する。

この連結具２を介してｐｃ鋼材、鉄筋、および型網など
の定着部材３を取り付ける。

〈口〉受講六角形のコンクリート板１の連続する三辺には断面Ｖ字
状の受溝４を凹設する。

この受溝４は連続する三辺に、連続した溝として凹設す
る。

〈ハ〉刃板一方受溝４に対向する、連続する三辺には断面が三角状
の刃板５を突設する。

この刃板５の寸法、形状は前記の受溝４の寸法、形状と
ほぼ同一に形成する。

次に本発明の施工方法について説明する。

拾コンクリートなどで水平面を形成した％ｍ６上に第１
段目のコンクリート板１をならべる。

この時１枚おきに前記したコンクリート板１を受溝４を
有する三辺だけを残して半分に切断した形状の板体を使
用する。

第２段目以上のコンクリート板１を積み上げる時には刃
板５が下段の受ａ４内にくい込んで保持される。

しかもコンクリート板１は六角形であるから、重力方向
に対して傾斜している辺の刃板５が下段の傾斜している
受溝４にすべり込み、隣接するコンクリート板１相互の
組合せが強固に行なわれる。

一段つみ上げるごとに、連結具２には帯鋼やワイヤー、
ロッドなどの定着部材３を取り付け、その定着部材３上
に盛り土をして転圧する。

〈本発明の効果〉本発明は上記したようになるから、次のような効果を期
待することができる。

〈イ〉　重力の方向に対して傾斜する下縁を刃状に形成
し、同様に重力の方向に対して傾斜する上縁を溝状に形
成しである。

従って受講の上に載置した上段のコンクリート板は時間
の経過や、振動などと共に徐々に下段の傾斜辺にくい込
むことになる。

そのため月日が経過するにつれて隣接ブロック間の結合
が強化され、擁壁全体としてもますます締った強固なｍ
織となる。

〈口〉　重力の方向に対して傾斜する方向の受溝と刃板
を有するから、多少の製造の寸法誤差、あるいは積み上
げのずれがあっても問題なく積み上げを継続してゆくこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図：本発明の構築方法に使用するコンクリート板の
一実施例の斜視図、第２，３図：構築状態の説明図、

【特許請求の範囲】重力の方向に対して傾斜する辺を刃状に突設して形成し
、刃状の辺に対応する辺を溝状に凹設して形成した六角形
のコンクリート板を使用し、下段のコンクリート板の溝辺に上段のコンクリート板の
刃辺を嵌合した後、コンクリート板背面にほぼ水平に延長した定着部材を、背面盛土と共に転圧して構築する、擁壁の構築方法