JPS6254792A - コ−ルタ−ルの処理方法 - Google Patents
コ−ルタ−ルの処理方法Info
- Publication number
- JPS6254792A JPS6254792A JP19553785A JP19553785A JPS6254792A JP S6254792 A JPS6254792 A JP S6254792A JP 19553785 A JP19553785 A JP 19553785A JP 19553785 A JP19553785 A JP 19553785A JP S6254792 A JPS6254792 A JP S6254792A
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- JP
- Japan
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- coal tar
- catalyst
- oil
- hydrogenolysis
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- Prior art date
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- Pending
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、コークス炉から副生ずるコールタールの処理
方法に関する。
方法に関する。
コークス炉から副生ずるコールタールは、第1表に示す
沸点範囲および収率で蒸留分離さするO 第 1 表 第1表から明らかなようにコールタール中ピッチ分は5
5チを占めている。
沸点範囲および収率で蒸留分離さするO 第 1 表 第1表から明らかなようにコールタール中ピッチ分は5
5チを占めている。
ところが、゛化学原料として需要が多く、生産増が望ま
几ている留分は、沸点範囲がアントラセン油あるいは洗
浄油以下の中・軽質油留分である。たとえば、アントラ
セン油中に含まれているアントラセンは高級染料あるい
はパルプ用蒸解剤原料として注目さnており、洗浄油中
のジメチルナフタレン類はそのまま熱媒あるいは溶剤と
して使用さnているが、特に、2.6−シメチルナフタ
レンについては高級プラスチ。
几ている留分は、沸点範囲がアントラセン油あるいは洗
浄油以下の中・軽質油留分である。たとえば、アントラ
セン油中に含まれているアントラセンは高級染料あるい
はパルプ用蒸解剤原料として注目さnており、洗浄油中
のジメチルナフタレン類はそのまま熱媒あるいは溶剤と
して使用さnているが、特に、2.6−シメチルナフタ
レンについては高級プラスチ。
り原料として注目さnている0さらにナフタリン油中の
ナフタレンは有機化成品の基礎原料であり、その製品と
しては可塑剤、染料、防虫剤、界面活性剤等が挙げらn
1巾広い用途を有するとともにその使用量も多く、生産
量増加が期待さnている。
ナフタレンは有機化成品の基礎原料であり、その製品と
しては可塑剤、染料、防虫剤、界面活性剤等が挙げらn
1巾広い用途を有するとともにその使用量も多く、生産
量増加が期待さnている。
一方、アントラセン油までの留分除去後のピッチは、常
温では固体で、ハンドリングが困難なことなどから用途
が限ら几ており、生成量が多いことに反して使用量が限
らnておフ、ヒ。
温では固体で、ハンドリングが困難なことなどから用途
が限ら几ており、生成量が多いことに反して使用量が限
らnておフ、ヒ。
チの使用量がアントラセン油の生成量を決定している0
このためピッチの有効利用を図ることが望まnている。
このためピッチの有効利用を図ることが望まnている。
また、洗浄油までの留分を除去した残部のいわゆるロー
ドタールはコールタール中80係を占め粘結剤あるいは
燃料とじて利用さnているが、その使用量にも限度があ
シ、ロードタールの使用量が洗浄油以下の蒸留量を決定
している0以上のように、コールタールから中・軽質油
分の収率を増加させるためには、重質油分の有効利用が
必要不可欠である。
ドタールはコールタール中80係を占め粘結剤あるいは
燃料とじて利用さnているが、その使用量にも限度があ
シ、ロードタールの使用量が洗浄油以下の蒸留量を決定
している0以上のように、コールタールから中・軽質油
分の収率を増加させるためには、重質油分の有効利用が
必要不可欠である。
そこで、重質油留分を水素化分解して軽質油留分を増産
する方法が開発さnている。たとえば特開昭59−48
7088、同60−65091、同60−67591.
同60−71687号各公報に、また特願昭59−10
1318号に、沸点270℃以下の留分を除去したロ−
ドタールあるいは力、トタールを水素化分解して沸点2
70℃以下の留分を生成する方法が開示あるいは提案さ
nている0しかし、こ汎らの方法では、沸点270℃を
超える留分から沸点270℃以下の留分を生成する割合
は30チと少なく、残りの70%を占める留分の処理を
考慮する必要があった。
する方法が開発さnている。たとえば特開昭59−48
7088、同60−65091、同60−67591.
同60−71687号各公報に、また特願昭59−10
1318号に、沸点270℃以下の留分を除去したロ−
ドタールあるいは力、トタールを水素化分解して沸点2
70℃以下の留分を生成する方法が開示あるいは提案さ
nている0しかし、こ汎らの方法では、沸点270℃を
超える留分から沸点270℃以下の留分を生成する割合
は30チと少なく、残りの70%を占める留分の処理を
考慮する必要があった。
一方、重質油の水素化反応に使用さnる触媒としては、
■ 高活性で高価なCo−MoあるいはN i −M
。
。
等の触媒−
■ 低活性で廉価な鉄系の使い捨て触媒とがあり、■を
用いた場合には、軽質油収率は高く、製品性状も良好で
あるが、触媒表面への炭素質の析出等によシ触媒活性を
失い触媒寿命は極めて短いため、触媒再生工程が必要と
なる。しかし、その再生も充分でなく、高価な触媒の補
充を行なわなけnばならず軽質油のコストアップの原因
となる。また■を用いた場合、■と比べて軽質油収率は
低く、製品品質も若干劣るけnども触媒を使い捨てるこ
とができるので触媒再生施設は必要でない。しかし触媒
活性が低いため触媒使用量が多く、使用量が軽質油コス
トに影響するのはいうまでもない。
用いた場合には、軽質油収率は高く、製品性状も良好で
あるが、触媒表面への炭素質の析出等によシ触媒活性を
失い触媒寿命は極めて短いため、触媒再生工程が必要と
なる。しかし、その再生も充分でなく、高価な触媒の補
充を行なわなけnばならず軽質油のコストアップの原因
となる。また■を用いた場合、■と比べて軽質油収率は
低く、製品品質も若干劣るけnども触媒を使い捨てるこ
とができるので触媒再生施設は必要でない。しかし触媒
活性が低いため触媒使用量が多く、使用量が軽質油コス
トに影響するのはいうまでもない。
そこで、本発明寺号→は、沸点350℃以下の留分な除
去し友コールタールを安価な鉄系触媒を用いて第1水素
化分解し、さらに高価ではあるが高活性触媒を少量用い
て第2水素化分解することによって沸点350℃以下の
有用留分を低コストで収率よ〈得ることのできるコール
タールの処理方法の提供を目的としている〔問題点を解
決するための手段〕 前記問題点を解決するために本発明は、沸点350℃以
下の留出油分を除去したコールタールを鉄系触媒を用い
て第1水素化分解した後蒸留して留出油と残渣を分離し
、残渣除去後の沸点350℃を超える留出油分を高活性
触媒を用いて第2水素化分解を行い、得られる留出油分
の一部を前記第1水素化分解用の溶剤として循環使用す
る構成となっている。
去し友コールタールを安価な鉄系触媒を用いて第1水素
化分解し、さらに高価ではあるが高活性触媒を少量用い
て第2水素化分解することによって沸点350℃以下の
有用留分を低コストで収率よ〈得ることのできるコール
タールの処理方法の提供を目的としている〔問題点を解
決するための手段〕 前記問題点を解決するために本発明は、沸点350℃以
下の留出油分を除去したコールタールを鉄系触媒を用い
て第1水素化分解した後蒸留して留出油と残渣を分離し
、残渣除去後の沸点350℃を超える留出油分を高活性
触媒を用いて第2水素化分解を行い、得られる留出油分
の一部を前記第1水素化分解用の溶剤として循環使用す
る構成となっている。
本発明者らはコールタールの水素化分解について種々検
討の結果、wE1図および第2図に示すように予め沸点
350℃以下のいわゆるアントラセン油までの留分を除
去しておいた方が水素化分解効率および水素化分解後に
おける沸点350℃以下留分の収率が良いという知見に
基き本発明に至った。ところで、コールタールの主成分
である芳香族化合物の水素化反応では、芳香環環数の多
い化合物捏水素化さn易く、さらに水素化分解反応では
、反応温度が充分に高けnば水素化さn易い化合物程分
解し易く、また、分解は、みかけ上達次的に環数が減少
していく。したがりて、予め沸点350℃以下の留分を
除去することは、水素化および水素化分解さn易い化合
物が濃縮さn、触媒の有効使用と水素化分解反応の効率
化の点で意義がある。さらに、安価な鉄系触媒で第1水
素化分解後高活性触媒で第2水素化分解することにより
、触媒の有効使用と水素化分解反応を効率化できるので
触媒使用量による製品のコストへの影響の減少と沸点3
50℃以下留分の収率アップを図ることができる0また
、第1水素化分解後に、炭素質を析出しやすい蒸留残渣
が除去さnるので、高価で高活性触媒への炭素質析出等
による失活が起こ9にくくなり、この点でも製品のコス
トへの影響を減少させる。
討の結果、wE1図および第2図に示すように予め沸点
350℃以下のいわゆるアントラセン油までの留分を除
去しておいた方が水素化分解効率および水素化分解後に
おける沸点350℃以下留分の収率が良いという知見に
基き本発明に至った。ところで、コールタールの主成分
である芳香族化合物の水素化反応では、芳香環環数の多
い化合物捏水素化さn易く、さらに水素化分解反応では
、反応温度が充分に高けnば水素化さn易い化合物程分
解し易く、また、分解は、みかけ上達次的に環数が減少
していく。したがりて、予め沸点350℃以下の留分を
除去することは、水素化および水素化分解さn易い化合
物が濃縮さn、触媒の有効使用と水素化分解反応の効率
化の点で意義がある。さらに、安価な鉄系触媒で第1水
素化分解後高活性触媒で第2水素化分解することにより
、触媒の有効使用と水素化分解反応を効率化できるので
触媒使用量による製品のコストへの影響の減少と沸点3
50℃以下留分の収率アップを図ることができる0また
、第1水素化分解後に、炭素質を析出しやすい蒸留残渣
が除去さnるので、高価で高活性触媒への炭素質析出等
による失活が起こ9にくくなり、この点でも製品のコス
トへの影響を減少させる。
また、発明者等は、ピッチを水素化分解する際に水素供
与性溶剤が共存することによシ、操業が容易になるとと
もに、ピッチからの中・軽質油収率が向上することを見
出し友0こnは以下の理由によるものである。
与性溶剤が共存することによシ、操業が容易になるとと
もに、ピッチからの中・軽質油収率が向上することを見
出し友0こnは以下の理由によるものである。
■ ピッチは前述のように、常温では固体であり、ハン
ドリングが困難であったが、水素供与性溶剤に溶解する
ことになシ、ハンドリングが容易となる。
ドリングが困難であったが、水素供与性溶剤に溶解する
ことになシ、ハンドリングが容易となる。
■ 水素供与性溶剤が共存することにょシ、気相の水素
ばかりでなく水素供与性溶剤の水素もピッチの水素化に
有効であ夛、ピッチの水素化が促進さ几、水素化に引き
続く分解反応が起こフ易くなる。
ばかりでなく水素供与性溶剤の水素もピッチの水素化に
有効であ夛、ピッチの水素化が促進さ几、水素化に引き
続く分解反応が起こフ易くなる。
■ ピッチの熱分解で生成したラジカルに速やかに水素
を供与することが可能となり、ラジカルの安定化に有効
でちゃ、ラジカルの再結合による重合を抑制する〇 さらにまた、高活性水素化分解触媒を用いた水素化分解
生成物の分析を実施したところ、ガスクロマトグラフィ
ー、元素分析、H−NMR等の結果よシ、この水素化分
解生成物中には水素化芳香環を有する化合物の存在が確
認された〇水素化芳香環化合物はその炭素−水素結合の
結合解離エネルギーが小さいため、水素供与性があるこ
とが知らn、ている口したがって、この水素供与性を有
す生成物の一部を鉄系触媒を用いる第1水素化分解工程
用の溶剤として循環使用すると水素化分解に効果的であ
る。また、第2図に示すように沸点350℃を超える留
分な水素化分解の溶剤として循環使用することは用途の
少い沸点350℃を超える留分の激減にも役立つ。
を供与することが可能となり、ラジカルの安定化に有効
でちゃ、ラジカルの再結合による重合を抑制する〇 さらにまた、高活性水素化分解触媒を用いた水素化分解
生成物の分析を実施したところ、ガスクロマトグラフィ
ー、元素分析、H−NMR等の結果よシ、この水素化分
解生成物中には水素化芳香環を有する化合物の存在が確
認された〇水素化芳香環化合物はその炭素−水素結合の
結合解離エネルギーが小さいため、水素供与性があるこ
とが知らn、ている口したがって、この水素供与性を有
す生成物の一部を鉄系触媒を用いる第1水素化分解工程
用の溶剤として循環使用すると水素化分解に効果的であ
る。また、第2図に示すように沸点350℃を超える留
分な水素化分解の溶剤として循環使用することは用途の
少い沸点350℃を超える留分の激減にも役立つ。
次に本発明を第1図および第2図を参照にさらに詳説す
る。
る。
コークス炉から副生ずるコールタールを蒸留し、沸点3
50℃以下の留分を除去した沸点350℃を超える留分
、すなわちピッチを後述する第2水素化分解後に得ら几
る水素供与性溶剤の共存化、鉄系触媒の存在下で第1水
素化分解させる。反応温度としては450〜500℃、
水素圧は100〜200 kg / cnlあるいは七
n以上が望ましい。反応温度が450℃未満だと水素化
反応は進行するけnども水素化分解反応は進行せず中軽
質油の収率が下がるからであシ、500℃を超えるとガ
スの副生量が多くなり、コーキングトラブルを生じやす
くなるからである。また水素圧がl OOkg/cd未
満だと芳香環の水素化反応が進行しにくく、水素化反応
に引き続く分解反応も進行しにくい几めに、中・軽質油
への収率が低くなるためである。また、水素圧が200
に9/7を超えてあまり高くなると高価な水素の消費量
が増加するとともに耐圧設備に要するコストが割高とな
る〇 本発明では第1次水素化分解反応の触媒として、鉄系触
媒が用いらnる0ピツチの水素化分解反応に用いらnる
触媒は被毒さ几やすく、多量に必要とさnるので容易に
入手でき、かつ安価な鉄系触媒が望ましい。この鉄系触
媒としては、赤泥、鉄鉱石、製鉄所の廃棄物、石炭ガス
イル鉄系化合物なピッチに対して1〜10俤使用し、助
触媒として硫黄化合物を鉄系化合物と同様ピッチに対し
て1〜10%使用することが特に好ましい。
50℃以下の留分を除去した沸点350℃を超える留分
、すなわちピッチを後述する第2水素化分解後に得ら几
る水素供与性溶剤の共存化、鉄系触媒の存在下で第1水
素化分解させる。反応温度としては450〜500℃、
水素圧は100〜200 kg / cnlあるいは七
n以上が望ましい。反応温度が450℃未満だと水素化
反応は進行するけnども水素化分解反応は進行せず中軽
質油の収率が下がるからであシ、500℃を超えるとガ
スの副生量が多くなり、コーキングトラブルを生じやす
くなるからである。また水素圧がl OOkg/cd未
満だと芳香環の水素化反応が進行しにくく、水素化反応
に引き続く分解反応も進行しにくい几めに、中・軽質油
への収率が低くなるためである。また、水素圧が200
に9/7を超えてあまり高くなると高価な水素の消費量
が増加するとともに耐圧設備に要するコストが割高とな
る〇 本発明では第1次水素化分解反応の触媒として、鉄系触
媒が用いらnる0ピツチの水素化分解反応に用いらnる
触媒は被毒さ几やすく、多量に必要とさnるので容易に
入手でき、かつ安価な鉄系触媒が望ましい。この鉄系触
媒としては、赤泥、鉄鉱石、製鉄所の廃棄物、石炭ガス
イル鉄系化合物なピッチに対して1〜10俤使用し、助
触媒として硫黄化合物を鉄系化合物と同様ピッチに対し
て1〜10%使用することが特に好ましい。
また、水素供与性溶剤の使用量は原料のピッチに対して
等量以下が望ましい0水素供与性溶剤の使用量が増加す
ると反応設備の規模が犬となり、設備費コストが大とな
るとともに、水素供与性溶剤自体の分解も無視できなく
なるからである。
等量以下が望ましい0水素供与性溶剤の使用量が増加す
ると反応設備の規模が犬となり、設備費コストが大とな
るとともに、水素供与性溶剤自体の分解も無視できなく
なるからである。
以上のようにして得らルた水素化分解生成物を常圧蒸留
・減圧蒸留し、留出油と残渣に分離する。
・減圧蒸留し、留出油と残渣に分離する。
ついで、この常圧蒸留あるいは減圧蒸留して得ら1″し
た留出油に対して高活性触媒を用いて第2水素化分解を
行う。この第2水素化分解を行う留出油としては、沸点
350℃以下の留分な除去後の沸点350℃を超える留
分に対して行うのが効率的で好ましいが、特に留分の沸
点限定をするものではない。
た留出油に対して高活性触媒を用いて第2水素化分解を
行う。この第2水素化分解を行う留出油としては、沸点
350℃以下の留分な除去後の沸点350℃を超える留
分に対して行うのが効率的で好ましいが、特に留分の沸
点限定をするものではない。
高活性触媒としては、N1−Ha/Al2O5+C。
−Mo/A11z O3+ N i −W/A l!2
03等の触媒が挙げらnる。反応温度、水素圧は前述の
鉄系触媒を用いる第1水素化分解工程の条件と同様であ
るO さらに、第2水素化分解物を常圧または減圧蒸留して沸
点350℃以下の有用成分を得る。
03等の触媒が挙げらnる。反応温度、水素圧は前述の
鉄系触媒を用いる第1水素化分解工程の条件と同様であ
るO さらに、第2水素化分解物を常圧または減圧蒸留して沸
点350℃以下の有用成分を得る。
この時、第1図に示すように留出油分の一部、あるいは
第2図に示すように沸点350℃を超える留出油分を第
1水素化分解用の溶剤として循環使用する。
第2図に示すように沸点350℃を超える留出油分を第
1水素化分解用の溶剤として循環使用する。
さらに本発明を実施例にて説明する。沸点350℃以下
の留分を除去したコールタールすなわちピッチを原料と
した。その元素分析値を第2表に示す。
の留分を除去したコールタールすなわちピッチを原料と
した。その元素分析値を第2表に示す。
第 2 表
このピッチを第1図に示すフローで第1水素化分解した
。すなわち、このピッチと水素化アントラセン油を1:
0.5の割合で混合し、鉄系触媒と共に0.5kg/H
rの処理能力を有する水素化分解装置に送入した。水素
化分解装置の操業条件を第3表に示す。
。すなわち、このピッチと水素化アントラセン油を1:
0.5の割合で混合し、鉄系触媒と共に0.5kg/H
rの処理能力を有する水素化分解装置に送入した。水素
化分解装置の操業条件を第3表に示す。
第3表
水素化分解生成物は常圧蒸留、減圧蒸留により留出油と
残渣に分離した。
残渣に分離した。
留出油の沸点350℃を超える留分をさらに300 m
llの触媒層を有す固定床型水素化分解装置に送入した
。この水素化分解装置の操業条件を第4表に示す。
llの触媒層を有す固定床型水素化分解装置に送入した
。この水素化分解装置の操業条件を第4表に示す。
第4表
この水素化分解生成物の50係を鉄系触媒を用いる第1
水素化分解工程の溶剤として使用し、定常になるまでこ
nらの操業をくり返した。
水素化分解工程の溶剤として使用し、定常になるまでこ
nらの操業をくり返した。
その際の物質収支を第5表に示す。
第5表
また、第2図に示すフローに従がい、高価な水素化分解
触媒を使用する水素化分解工程後の生成物を常圧蒸留、
減圧蒸留し、留出した沸点350℃を超える留分を溶剤
として使用し、定常に達した時の物質収支を第6表に示
す。
触媒を使用する水素化分解工程後の生成物を常圧蒸留、
減圧蒸留し、留出した沸点350℃を超える留分を溶剤
として使用し、定常に達した時の物質収支を第6表に示
す。
第6表
ガス、水 12.3
物 タール軽油−ナフタリン油 10.5質 洗浄油
6.1 収 アントラセン油 36.0 支350−538℃ − 538℃1 第7表には、比較例として現状のコールタール蒸留製品
の収率な示し、第5表、第6表の結果を考慮したコール
タール製品収率をそnぞn実施例1、実施例2として示
した〇 第 7 表 第7表より、実施例1ではコールタール製品の軽質化に
有効°であり、実施例2では、特に沸点350℃を超え
る留出油の減少に有効であることが認めら詐る。
6.1 収 アントラセン油 36.0 支350−538℃ − 538℃1 第7表には、比較例として現状のコールタール蒸留製品
の収率な示し、第5表、第6表の結果を考慮したコール
タール製品収率をそnぞn実施例1、実施例2として示
した〇 第 7 表 第7表より、実施例1ではコールタール製品の軽質化に
有効°であり、実施例2では、特に沸点350℃を超え
る留出油の減少に有効であることが認めら詐る。
以上のように本発明によnば、コールタール゛ から沸
点350℃以下の有用成分を低コストで収率よく得るこ
とができ、用途の少い沸点350℃を超える留分を激減
することができる0
点350℃以下の有用成分を低コストで収率よく得るこ
とができ、用途の少い沸点350℃を超える留分を激減
することができる0
第1図および第2図は本発明に係るフロー図である。
Claims (1)
- (1)沸点350℃以下の留出油分を除去したコールタ
ールを鉄系触媒を用いて第1水素化分解した後蒸留して
留出油と残渣を分離し、残渣除去後の沸点350℃を超
える留出油分を高活性触媒を用いて第2水素化分解を行
ない、得られる留出油分の一部を前記第1水素化分解用
の溶剤として循環使用することを特徴とするコールター
ルの処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19553785A JPS6254792A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | コ−ルタ−ルの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19553785A JPS6254792A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | コ−ルタ−ルの処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6254792A true JPS6254792A (ja) | 1987-03-10 |
Family
ID=16342736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19553785A Pending JPS6254792A (ja) | 1985-09-04 | 1985-09-04 | コ−ルタ−ルの処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6254792A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101760237A (zh) * | 2008-10-17 | 2010-06-30 | 何巨堂 | 一种含重馏份煤焦油的加氢转化方法 |
CN103484159A (zh) * | 2013-09-25 | 2014-01-01 | 北京石油化工工程有限公司 | 一种煤焦油悬浮床加氢裂化装置优化进料的配套工艺方法 |
-
1985
- 1985-09-04 JP JP19553785A patent/JPS6254792A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101760237A (zh) * | 2008-10-17 | 2010-06-30 | 何巨堂 | 一种含重馏份煤焦油的加氢转化方法 |
CN103484159A (zh) * | 2013-09-25 | 2014-01-01 | 北京石油化工工程有限公司 | 一种煤焦油悬浮床加氢裂化装置优化进料的配套工艺方法 |
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