JPS625421Y2 - - Google Patents

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JPS625421Y2
JPS625421Y2 JP1985165591U JP16559185U JPS625421Y2 JP S625421 Y2 JPS625421 Y2 JP S625421Y2 JP 1985165591 U JP1985165591 U JP 1985165591U JP 16559185 U JP16559185 U JP 16559185U JP S625421 Y2 JPS625421 Y2 JP S625421Y2
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ball joint
bearing
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JP1985165591U
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D3/00Steering gears
    • B62D3/02Steering gears mechanical
    • B62D3/12Steering gears mechanical of rack-and-pinion type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49636Process for making bearing or component thereof
    • Y10T29/49707Bearing surface treatment
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18568Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary
    • Y10T74/188Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including spur gear
    • Y10T74/18808Reciprocating or oscillating to or from alternating rotary including spur gear with rack
    • Y10T74/18816Curvilinear rack
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19642Directly cooperating gears
    • Y10T74/1967Rack and pinion

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は舵取装置に関する。
特に、本考案は、長手方向の軸を有し舵取入力
に呼応して舵取出力を生起すべくその軸方向に変
位自在であるとともにその軸のまわりで回転自在
な伝動部材を具備し、伝動部材はその少なくとも
一端部で自在継手を介して伝動部材に連結されて
いる出力部材を担持しており、そのため出力部材
は伝動部材と共に長手方向に変位可能であるとと
もに伝動部材に対して旋回可能であるように構成
して成る種類の舵取装置に関する。この舵取装置
は更に、伝動部材の軸方向の変位の際に、舵取入
力と舵取出力の変位比を変えるべく伝動部材の軸
のまわりの回転を制御するための制御手段を備え
ている。
このように特定された種類の舵取装置は、例え
ば英国特許第609356号および出願人の英国特許出
願第722/77号において公知のものであり、そこ
では伝動部材はラツクバー上のラツクにその歯を
係合しているピニオンの回転に呼応して長手方向
に変位可能なラツクバーまたは類似の部品形態を
有する。ラツクバーはその長手方向変位の際に、
例えば、ラツク上の長手方向に延びる非直線状溝
とギヤハウジング上のペグとの協働による制御さ
れた回転を受け、その回転の結果として舵取入力
と舵取出力の変位比が変化する。このような周知
の構造においては出力部材はタイロツドの形態を
有し、タイロツドはラツクバーとタイロツドの相
対回転を可能にする自在継手を介してラツクバー
に直結されているとともに、自動車の舵取可能な
車輪に舵取機構の一部として連結されている。こ
の構成によつてタイロツドは舵取装置にかかる衝
撃力を緩和すべく旋回運動が可能であるとともに
ラツクバーとともに変位して舵取操作を可能にす
る。しかしながら、この種の周知の構成において
前記変位比を変えるべく伝動部材がその長手方向
軸の周りを回転する際に、自在継手のところで生
起する出力部材と伝動部材との相対回転によつて
前記自在継手に摩耗がもたらされ、その使用寿命
が短くなるという欠点があつた。
本考案は上記諸点に鑑みなされたものであつ
て、伝動部材と出力部材との相対回転がなされて
も、両者に接続する継手の部位における摩耗が軽
減され、かつ、伝動部材がその一端側に変位した
時の伝動部材の軸の回りの回転に応じて生ずる第
1の軸受における第1のハウジングと伝動部材と
の摩擦力による伝動部材の一端側に生ずるねじれ
量と、伝動部材がその他端側に変位した時の伝動
部材の前記回転に応じて生ずる第2の軸受におけ
る第2のハウジングと伝動部材との摩擦力による
伝動部材の他端側に生ずるねじれ量が等しく、左
右の舵取操作感覚が相異しない舵取装置を提供す
ることを目的とする。
本考案によれば、前記目的は長手方向の軸を有
し、舵取入力に呼応して舵取出力を生起すべく前
記軸方向に変位自在であるとともに前記軸のまわ
りで回動自在な伝動部材と、この伝動部材が前記
軸のまわりで回動自在となるように前記伝動部材
を支持するとともに前記伝動部材のスラスト力を
受容する第1の軸受を介して、一端部が前記伝動
部材の一端部に連結された第1のハウジング部材
と、前記伝動部材が前記軸のまわりで回動自在と
なるように前記伝動部材を支持すると共に前記伝
動部材のスラスト力を受容する第2の軸受を介し
て、一端部が前記伝動部材の他端部に連結された
第2のハウジング部材と、第1のハウジング部材
の他端部において、第1の玉継手を介して第1の
ハウジング部材に旋回自在に連結された第1の出
力部材と、第2のハウジング部材の他端部におい
て第2の玉継手を介して第2のハウジング部材に
旋回自在に連結された第2の出力部材と、前記伝
動部材の軸方向の変位の際に、前記舵取入力と前
記舵取出力の変位比を変えるべく前記伝動部材の
前記軸のまわりの回転を制御するための制御手段
とからなる舵取装置によつて達成される。
本考案の好ましい具体例において、前記玉継手
は、ハウジング部材の内部において伝動部材の軸
方向に変位自在に配設されたプラグと、プラグに
嵌合すべく出力部材の端部に形成された玉端部と
から構成されている。
本考案の好ましい具体例において、伝動部材の
前記回転は、伝動部材が伝動部材の軸方向に変位
する際に、前記舵取入力と前記舵取出力の変位比
を変えるためになされる。また、ハウジング部材
が、玉継手を収納する前方凹部と、前方凹部から
後方に伸びる円筒状のスカート部とからなり伝動
部材の前記一端部を担持する第1の軸受としての
スラスト軸受がスカート部の内部に保持されてい
る。
本考案の好ましい具体例においては、更に、前
記スカート部を半径方向内側にスラスト軸受のま
わりに変形することによつてスラスト軸受がスカ
ート部の内部に保持されている。これによつて伝
動部材とハウジング部材との軸方向への相対変位
が抑制される。
更に、本考案の好ましい具体例において、スラ
スト軸受を保持するためのスカート部の前記変形
がプラグを前記前方凹部内で伝動部材の軸方向に
変位させて玉継手にプレロードを付与するように
構成されており、これにより出力部材とハウジン
グ部材の間の旋回運動が必要な程度のきつさにな
るように所定程度のプレロードがかけられる。即
ち、このような玉継手と前に述べたハウジング部
材とスラスト軸受を連結するためのハウジング部
材の変形技術を用いることによつて、装置の組立
てに際して玉継手は自動的に(しかも所定の程度
に)プレロードをかけられるという利点が得られ
る。このことを念頭において、玉継手を構成する
玉端部はハウジング部材に対して軸方向に変位可
能なプラグ内に着座されてよく、ハウジング部材
の前記変形はハウジング部材に対してプラグを変
位させ玉端部にプレロードをかけるように軸方向
のスラストを与える。好適には、プラグの変位は
プラグとハウジング部材の間に介装されるスラス
ト板を用いて行なわれ、ハウジング部材内にはス
ラスト板が当接する肩部が設けられ、そこに、
(ハウジング部材の変形の際)前記スラストを受
ける時にスラスト板が底付きし、それによつてプ
ラグにかかるスラストを抑制し玉継手のプレロー
ドを決定する。
単純な構造においては、スラスト軸受は互いに
係合する2個の平板状プラスチツク部材かあるい
は伝動部材の長手方向軸と同軸で伝動部材とハウ
ジング部材のいずれかに固定された平板状軸受ス
リーブであり、ハウジング部材または伝動部材が
軸受スリーブに対して回転可能となつている。し
かし、好適な構造においては、スラスト軸受は伝
動部材に担持される内側レースとハウジング部材
に担持される外側レースの間で回転する転動エレ
メントから成る。このような転動エレメントは、
例えば、玉、ローラ、または針でよい。後者は、
伝動部材とハウジング部材の間で長手方向の曲げ
を軽減することによつてスラスト軸受に安定性を
与える機能を有する。
通常、伝動部材はラツクバーまたはそれと類似
のラツク部材であり、出力部材はタイロツドであ
る。
次に本考案の舵取装置の好ましい具体例につい
て添附図面を参照しつつ以下に説明する。
第1図および第2図に示される例において舵取
装置の基本構造および作動は夫々同じであり、い
ずれの具体例における装置も長手方向の軸2を有
しギヤハウジング3内でその軸2に沿つて変位可
能な伝動部材としてのラツク部材即ちラツクバー
1を有するラツクアンドピニオン型式である。ギ
ヤハウジング3内にはピニオン4(第2図参照)
が回転可能に載置されており、その歯はラツクバ
ー1上のラツク歯5と係合しており、ピニオン4
の回転に際してラツクバー1がギヤハウジング3
内を長手方向に駆動される。ピニオン4は通常、
舵取入力に呼応して回転され、ラツクバー1の長
手方向変位は舵取出力を出力部材としてのタイロ
ツド6に与えるのに利用される。本具体例では、
舵取装置の舵取入力と舵取出力の変位比はギヤハ
ウジング3に対するラツクバー1の回転量と変位
に従つて変化できるようになつている。このこと
を念頭において、ラツク歯5はラツクバー1の周
面の全部または一部にわたつて延びてらせん形状
に形成されており、また、ラツクバー1の長手方
向変位の際にラツクバー1がギヤハウジング3に
対してその長手方向の軸2のまわりに所定の制御
された回転を行うように制御手段(図示しない)
が設けられている。このようなラツクバー1の制
御された回転によつて装置の前記変位比を必要に
応じて変化させ得る。この制御手段は通常、ラツ
クバーとギヤハウジングの間を連結するカム軌道
と追従体の形態をとり、前記変位比の変化を行い
得る舵取装置の例は英国特許第609356号および
我々の英国特許出願第722/77号に開示されてい
る。
ラツクバー1からの舵取出力を伝達するため、
伝動部材としてのラツクバー1の両端はギヤハウ
ジング3から突き出て、ハウジング部材8を介し
て出力部材としてのタイロツド6に連結されてお
り、タイロツド6は自動車の舵取可能な車輪へ舵
取機構の一部として連結されている。ラツクバー
1の両端に同じ構造があるにもかかわらず、便宜
上、第1図および第2図はラツクバー1の一端と
タイロツド6との連結を示しており、説明もこの
部分についてのみ行なう。
ラツクバー1はその一端部においてスラスト軸
受9を介してハウジング部材8のスカート部14
内に連結されており、このスラスト軸受9によつ
てハウジング部材8はラツクバー1と共にその軸
2方向に変位可能であると同時に、ラツクバー1
はハウジング部材8に対して、その内部を長手方
向軸2のまわりに回転できる。出力部材としての
タイロツド6の端部は、ハウジング部材8内で玉
継手を構成する玉端部7に形成されており、タイ
ロツド6が軸2のまわりに回転してハウジング部
材8に対して旋回自在に構成されており、これに
よりタイロツド6はハウジング部材8を介してラ
ツクバー1に対して軸2のまわりを旋回すること
ができる。特に、玉端部7は低摩擦軸受材料のリ
ング部材11に当接するようにハウジング部材8
の前方凹部内、即ち空隙10内に配置されてい
る。リング部材11は空隙10内の環状凹部内に
好便に保持されており、それが接する玉端部7の
表面にほぼ補完的な部分球面状軸受面を提供して
いる。玉端部7はプラグ12によつて軸受リング
11に対して空隙10内に保持されている。プラ
グ12は空隙10内で長手方向に変位可能であ
り、玉端部7に対してほぼ補完的な部分球面状凹
部13を有しており、凹部13内に玉端部7が着
座している。応力を受けていない状態では、プラ
グ12は軸2に沿つて空隙10内からハウジング
部材8の円筒状スカート部14によつて形成され
る囲いの中へ少し突出している。スラスト軸受9
はスカート部14の囲いの中に配置されている。
スラスト軸受9とプラグ12の間にはスラスト板
15が介装されており、スカート部14の囲いに
対して軸方向に滑りばめ(sliding fit)となつて
いる。ハウジング部材8は、スカート部14の縁
部14aを(軸2に対して)半径方向内側にスラ
スト軸受9のまわりに変形させることによつてス
ラスト軸受9に対して固定されている。このた
め、スラスト軸受9はスカート部14の半径方向
に変形された部分とスラスト板15との間に捕捉
され、ハウジング部材8に対する変位を抑制され
ている。第1図および第2図の具体例において
は、スラスト軸受9は内外レース内で回る玉16
を有する玉レースの形態をとつており、外側レー
スは外側レース部材17に担持され、部材17は
縁部14aの半径方向変形によつてハウジング部
材8のスカート部14内にしまりばめとなつて固
定されており、外側レース部材17とハウジング
部材8の間の相対軸回転が抑制されている。
スラスト軸受9をハウジング部材8内に保持す
るための縁部14aの半径方向内側への変形は、
ピーニングまたはローリング技術によつて行なわ
れる。上記の構造によつてもたらされる特に有利
な特徴は、スラスト軸受9がハウジング部材8の
スカート部14内に固定される際、玉端部7によ
つてハウジング部材8内に形成される玉継手が自
動的にプレロードをかけられるということであ
る。縁部14aを半径方向内側に外側レース部材
17のまわりに変形する際、部材17にスラスト
が加わつて部材17をスラスト板15の方へ軸方
向に変位させ、このスラストが板15を介して伝
わり、プラグ12に作用してプラグを軸方向に変
位(または圧縮)して空隙10内に押しやり、そ
れによつて玉継手にプレロードをかけることは明
らかである。望ましくは、プラグ12の特性およ
び寸法は、外側レース部材17がスカート部14
内に固定されるのに呼応してスラスト板15が肩
部18に当接する時に、必要なプレロードがプラ
グ12を介して玉継手に加わるように設定され
る。
第1図の具体例においては、スラスト軸受9の
内側レースはラツクバー1の端部に形成された軸
部20上に載置された環状の部材19に担持され
ている。内側レース部材19は軸部20上の軸回
転ができないように固定されているとともに軸部
20に対して軸方向に変位できないように固定さ
れている。これは、軸部20の端部において内側
レース部材19とフランジ22の間に軸方向に作
用すべく軸部20の切頭円錐形溝部(redate)上
にすえ込みされた切頭円錐形つば21によつて内
側レース部材19を軸部の肩部に対して保持する
ことによつて好便になされる。
第2図の具体例においては、スラスト軸受9の
内側レースはラツクバー1の端部に設けられた軸
部20に加工形成された環状溝23によつて構成
されている。スラスト軸受9の組立を容易にする
ため、外側レース部材17は符号24のところで
円周方向に2分され、このため部材17の2つの
部分はスラスト板15と半径方向内側に変形され
た縁部14aとの間で互いに固定される。外側レ
ース部材17の2つの部分の軸方向に対向する2
面間には、環状パツキン円板その他のスペース手
段24′を設けることができる。これは、縁部1
4aの変形の際に2つの部分が互いに固定される
時、2つの部分の間で玉16がきつくはさまれて
動けなくなるのを緩和するためである。
前記の具体例のいずれにおいても、タイロツド
6とラツクバー1を連結するための組立方法はほ
ぼ同じである。すなわち、まずスラスト軸受9を
ラツクバー1の端部に載置し、次いでハウジング
部材8(その中にリング11、玉端部7、プラグ
12、およびスラスト板15がすでに適当に配置
されている)をそのスカート部14がスラスト軸
受9を包囲するように載置し、次いで構造体を固
定し玉継手にプレロードをかけるべくスカート部
14の縁部14aを半径方向内側に変形する。こ
のような構造によれば、タイロツド6はハウジン
グ部材8に対して旋回又は回転し得るとともに通
常のとおりにハウジング部材8と共に長手方向に
変位し、それによつて自動車車輪からかかつてく
る衝撃荷重を緩和するとともに適当な舵取操作を
可能にすることは明らかである。一方、ラツクバ
ー1の回転(それは舵取装置の前記変位比を変え
る際に起こる)はスラスト軸受9により吸収され
るので、玉継手はラツクバー1の回転による摩耗
を受けないことも明らかである。
タイロツドを内蔵する通常のラツクアンドピニ
オン型舵取装置と同様に、管状ベロー25が設け
られ、ベロー25はその一端においてタイロツド
6に、他端においてギヤハウジング3に固定され
るので、ラツクバー、スラスト軸受、玉継手、お
よびタイロツドの一部はほぼ密封された囲いの中
に配置されることになる。
本考案の効果は次の通りである。
伝動部材がその軸方向に変位する際にその軸の
回りで回転しても、この伝動部材の出力部材に対
する相対回転は、スラスト軸受によつて受容され
るので、出力部材とハウジング部材の間に介在す
る玉継手は伝動部材の回転による摩耗を受けず、
しかも、スラスト軸受を介するハウジング部材と
伝動部材の連結によつて、出力部材が伝動部材と
共に長手方向に変位して舵取操作を行なうことが
確保されている。
また、伝動部材がその一端側に変位した時の伝
動部材の軸の回りの回転に応じて生ずる第1の軸
受における第1のハウジングと伝動部材との摩擦
力による伝動部材の一端側に生ずるねじれ量と、
伝動部材がその他端側に変位した時の伝動部材の
前記回転に応じて生ずる第2の軸受における第2
のハウジングと伝動部材との摩擦力による伝動部
材の他端側に生ずるねじれ量が等しく、左右の舵
取操作感覚が相異しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の具体例の一部断面説明図、第
2図は本考案のその他の具体例の第1図と同様の
説明図である。 1,5……ラツクバー、3……ギヤハウジン
グ、4……ピニオン、6……タイロツド、7……
玉端部、8……ハウジング部材、9……スラスト
軸受。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 長手方向の軸を有し、舵取入力に呼応して舵
    取出力を生起すべく前記軸方向に変位自在であ
    るとともに前記軸のまわりで回動自在な伝動部
    材と、この伝動部材が前記軸のまわりで回動自
    在となるように前記伝動部材を支持すると共に
    前記伝動部材のスラスト力を受容する第1の軸
    受を介して、一端部が前記伝動部材の一端部に
    連結された第1のハウジング部材と、前記伝動
    部材が前記軸のまわりで回動自在となるように
    前記伝動部材を支持すると共に前記伝動部材の
    スラスト力を受容する第2の軸受を介して、一
    端部が前記伝動部材の他端部に連結された第2
    のハウジング部材と、第1のハウジング部材の
    他端部において第1の玉継手を介して第1のハ
    ウジング部材に旋回自在に連結された第1の出
    力部材と、第2のハウジング部材の他端部にお
    いて第2の玉継手を介して第2のハウジング部
    材に旋回自在に連結された第2の出力部材と、
    前記伝動部材の軸方向の変位の際に、前記舵取
    入力と前記舵取出力の変位比を変えるべく前記
    伝動部材の前記軸のまわりの回転を制御するた
    めの制御手段とからなる舵取装置。 (2) 前記玉継手が、前記ハウジング部材の内部に
    おいて伝動部材の軸方向に変位自在に配設され
    たプラグと、プラグに嵌合すべく出力部材の端
    部に形成された玉端部とからなる実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の装置。 (3) 前記ハウジング部材が、前記玉継手を収納す
    る前方凹部と前方凹部から後方に伸びる円筒状
    のスカート部とからなり、伝動部材の前記一端
    部を担持する前記スラスト軸受がスカート部の
    内部に保持されている実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の装置。 (4) スカート部を半径方向内側に前記スラスト軸
    受のまわりに変形することによつて前記スラス
    ト軸受がスカート部の内部に保持されている実
    用新案登録請求の範囲第3項に記載の装置。 (5) 前記スラスト軸受を保持するためのスカート
    部の前記変形がプラグを前記前方凹部内で伝動
    部材の軸方向に変位させて前記玉継手にプレロ
    ードを付与するように構成されている実用新案
    登録請求の範囲第4項に記載の装置。 (6) 前記ハウジング部材のスカート部内には、前
    記スラスト軸受と玉継手のプラグとの間にスラ
    スト板が配設されていて、スカート部の前記変
    形の際に玉継手に前記軸方向のプレロードを付
    与すべくスラスト板を介してプラグに作用が及
    ぼされる実用新案登録請求の範囲第5項に記載
    の装置。 (7) 前記スラスト軸受は伝動部材に対して固定さ
    れている内側レースと軸受ハウジングに対して
    固定されている外側レースとの間で回転可能な
    伝動軸受エレメントを有することを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項から第6項まで
    のいずれかに記載の装置。 (8) 内側レースは伝動部材の前記端部上に形成さ
    れており、外側レースはスラスト軸受の前記端
    部への組込みを容易にすべく伝動部材の軸に対
    して円周方向に分割されている実用新案登録請
    求の範囲第7項に記載の装置。 (9) 内側レースは伝動部材の前記端部上に取り付
    けられかつ保持されている内側レース部材上に
    形成されている実用新案登録請求の範囲第7項
    に記載の装置。 (10) 伝動部材がラツク部材であり、このラツク部
    材はラツク部材上のラツクに係合しているピニ
    オンの回転に応えて長手方向に変位可能である
    実用新案登録請求の範囲第1項から第9項まで
    のいずれかに記載の装置。 (11) 出力部材がタイロツドである実用新案登録請
    求の範囲第10項に記載の装置。
JP1985165591U 1978-12-07 1985-10-28 Expired JPS625421Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB7847569 1978-12-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6180166U JPS6180166U (ja) 1986-05-28
JPS625421Y2 true JPS625421Y2 (ja) 1987-02-06

Family

ID=10501565

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
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EP0012506A1 (en) 1980-06-25

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