JPS6254177B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6254177B2 JPS6254177B2 JP54154583A JP15458379A JPS6254177B2 JP S6254177 B2 JPS6254177 B2 JP S6254177B2 JP 54154583 A JP54154583 A JP 54154583A JP 15458379 A JP15458379 A JP 15458379A JP S6254177 B2 JPS6254177 B2 JP S6254177B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron
- chromium
- sintered
- heat resistance
- based sintered
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 70
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 35
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 18
- 239000011651 chromium Substances 0.000 claims description 12
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims description 9
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N Boron nitride Chemical compound N#B PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 6
- 239000010936 titanium Substances 0.000 claims description 6
- 229910052582 BN Inorganic materials 0.000 claims description 5
- SJKRCWUQJZIWQB-UHFFFAOYSA-N azane;chromium Chemical compound N.[Cr] SJKRCWUQJZIWQB-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 claims description 5
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N Fe2+ Chemical compound [Fe+2] CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 23
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 23
- 150000004767 nitrides Chemical class 0.000 description 13
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 9
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 6
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- CXOWYMLTGOFURZ-UHFFFAOYSA-N azanylidynechromium Chemical compound [Cr]#N CXOWYMLTGOFURZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- BIJOYKCOMBZXAE-UHFFFAOYSA-N chromium iron nickel Chemical compound [Cr].[Fe].[Ni] BIJOYKCOMBZXAE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- OQCGNBVUBHRTTH-UHFFFAOYSA-N [Ti].[Cr].[Ni].[Fe] Chemical compound [Ti].[Cr].[Ni].[Fe] OQCGNBVUBHRTTH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 239000003779 heat-resistant material Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 1
- 150000002505 iron Chemical class 0.000 description 1
- HGPXWXLYXNVULB-UHFFFAOYSA-M lithium stearate Chemical compound [Li+].CCCCCCCCCCCCCCCCCC([O-])=O HGPXWXLYXNVULB-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 1
- 238000004663 powder metallurgy Methods 0.000 description 1
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は耐熱性鉄系焼結部品に関する。
(従来技術)
高温となる条件下で使用される機械部品、例え
ば回転軸との摩擦熱で高温となるすべり軸受を粉
末治金で製造する場合には、その用途上耐熱性を
有する焼結金属で成形することが必要である。こ
のため、高温下で使用する焼結部品には、従来耐
熱材と云われる焼結ステンレス鋼、鉄(Fe)−ク
ロム(Cr)−ニツケル(Ni)−チタン(Ti)系合
金などの鉄系焼結合金が用いられている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの鉄系焼結合金において
も耐熱性はまだ十分ではなくその耐熱温度は最高
800℃であり、それ以上の高温条件下では機械的
強度が低下してしまい、例えばすべり軸受に用い
た場合には焼付けを生じて使用が困難となる。従
つて、さらに耐熱性を向上させた鉄系焼結合金の
開発が要望されている。 本発明者らはこの問題に対し種々研究を重ねて
きたが、窒化物の耐熱性に着目して窒化物を添加
することにより鉄系焼結合金の耐熱性を向上でき
ることを見出した。 本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、優
れた耐熱性を有する鉄系焼結部品を提供するもの
である。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段と作用) 本発明の耐熱性鉄系焼結部品は、重量比でクロ
ム12〜25%、ニツケル8〜25%、残部鉄からなる
焼結合金に、窒化クロム、窒化ほう素、CrMoN2
の1種または複数種を体積比で5〜40%添加して
なることを特徴とするものである。 また、本発明の耐熱性鉄系焼結部品は、重量比
でクロム12〜25%、ニツケル8〜25%、チタン1
〜5%、残部鉄からなる焼結合金に、窒化クロ
ム、窒化ほう素、CrMoN2の1種または複数種を
体積比で5〜40%添加してなることを特徴とする
ものである。 本発明の鉄系焼結部品の主体となる鉄系焼結合
金は、焼結ステンレス鋼すなわち、重量比でクロ
ム12〜25%、ニツケル8〜25%、残部鉄からなる
合金、クロム12〜25%、ニツケル8〜25%、チタ
ン1〜5%、残部鉄である合金である。 この鉄系焼結合金における各成分の添加割合は
次の理由によるものである。クロムは12%未満で
あると充分な耐熱性が得られず、25%を越えると
成形性に問題を生じ、所定の部品形状が得られな
い。ニツケル8%未満であると充分な耐熱性が得
られず、25%を越えて添加しても耐熱性向上の効
果が得られず不経済である。また、チタンは1%
未満であると充分な耐熱性が得られず、5%を越
えると耐熱性向上の効果が得られない。 鉄系焼結合金に添加する窒化物は、窒化クロム
(Cr2N)、窒化ほう素(BN)、CrMoN2である。す
なわち、高い耐熱性を有する窒化物を採用する。
この窒化物は1種のみを添加しても良く、あるい
は複数種組合せて添加しても良い。窒化物を添加
する割合は、鉄系焼結部品全体に対し体積比で5
〜40%である。これは5%未満では添加する効果
すなわち耐熱性の向上が得られず、40%を越える
と鉄系焼結合金の機械的特性を損なうためであ
る。好ましくは7〜25%である。 なお、その他に少量の炭化物などを1種または
複数種添加することも可能である。 本発明の耐熱性鉄系焼結部品を製造する場合に
は、鉄系焼結合金の粉末と窒化物粉末とを所定割
合で混合し、この粉末を加圧して所定形状の粉末
成形品を成形して、この粉末成形品を窒素ガス、
アルゴンガス、不活性ガスなどの非酸化雰囲気中
で焼結して焼結部品を得る。 しかして、本発明の耐熱性鉄系焼結部品は、耐
熱性を有する鉄系焼結合金に耐熱性に優れた窒化
物を添加したものであるから、従来の鉄系焼結合
金のみで成形された鉄系焼結部品に比して耐熱性
を大幅に向上でき優れた耐熱性をもたせることが
できる。具体的には機械的強度の低下をきたさず
充分使用できる温度は1200℃であり、従来の800
℃に比して大幅に高くなつている。このため、
1200℃の高温となる条件にて耐熱性を有する焼結
部品として充分使用できる。また、窒化物の添加
により窒化物が有している硬度、耐摩耗性などの
性質も高めることができる。 本発明の耐熱性鉄系焼結部品は高温となる条件
下で使用する機械部品に広く適用できる。例えば
すべり軸受として使用する場合、回転軸との摩擦
熱により高温となつても焼付けを生じず良好に使
用できる。 (実施例) 実施例 1 この実施例はすべり軸受に適用したものであ
る。焼結ステンレス鋼(SUS316)のクロム−ニ
ツケル−残部鉄からなる合金粉末を体積比80%、
窒化クロム(Cr2N)を体積比20%の割合で混合
し、この混合粉末にステアリン酸リチウム1%を
添加して成形圧2ton/cm2で外径12cm×内径7cm×
長さ35cmの円筒体をなす粉末成形品を加圧成形し
た。この粉末成形品を露点−50℃の窒素ガス中で
温度1200℃、時間40分で焼結して焼結軸受を得
た。そして、図面で示すように軸受1を軸受箱2
に取付け、直径7mmのステンレス鋼からなる回転
軸3を挿通して支承させ、回転軸3を回転数
40R.P.Mで600時間回転させた。この時の軸受1
における両端部A、Bと中央Cにおける摩擦熱に
よる上昇温度を測定したところ、A点900℃、B
点700℃、C点800℃であつた。しかしながら、こ
の様に温度が上昇しながら軸受1は焼付けを起さ
なかつた。これは軸受の焼結ステンレス鋼に添加
した窒化クロムが潤滑性を有しているものと思わ
れる。また、従来例として焼結ステンレス鋼のみ
で同一寸法形状で形成した軸受を使用し、同一条
件で回転軸を回転させた結果軸受は焼付けを生じ
軸受機能を維持することが困難となつた。 実施例 2 この実施例では成分が異なる3種類の鉄系合金
に窒化物を添加割合を異ならせて添加してなる粉
末を用いて焼結軸受を製作した。そして、これら
軸受で回転軸を支承し、回転軸を回転数40RPM
で600時間回転させて軸受の特性を調べた。この
結果を下記の第1表に示す。
ば回転軸との摩擦熱で高温となるすべり軸受を粉
末治金で製造する場合には、その用途上耐熱性を
有する焼結金属で成形することが必要である。こ
のため、高温下で使用する焼結部品には、従来耐
熱材と云われる焼結ステンレス鋼、鉄(Fe)−ク
ロム(Cr)−ニツケル(Ni)−チタン(Ti)系合
金などの鉄系焼結合金が用いられている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの鉄系焼結合金において
も耐熱性はまだ十分ではなくその耐熱温度は最高
800℃であり、それ以上の高温条件下では機械的
強度が低下してしまい、例えばすべり軸受に用い
た場合には焼付けを生じて使用が困難となる。従
つて、さらに耐熱性を向上させた鉄系焼結合金の
開発が要望されている。 本発明者らはこの問題に対し種々研究を重ねて
きたが、窒化物の耐熱性に着目して窒化物を添加
することにより鉄系焼結合金の耐熱性を向上でき
ることを見出した。 本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、優
れた耐熱性を有する鉄系焼結部品を提供するもの
である。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段と作用) 本発明の耐熱性鉄系焼結部品は、重量比でクロ
ム12〜25%、ニツケル8〜25%、残部鉄からなる
焼結合金に、窒化クロム、窒化ほう素、CrMoN2
の1種または複数種を体積比で5〜40%添加して
なることを特徴とするものである。 また、本発明の耐熱性鉄系焼結部品は、重量比
でクロム12〜25%、ニツケル8〜25%、チタン1
〜5%、残部鉄からなる焼結合金に、窒化クロ
ム、窒化ほう素、CrMoN2の1種または複数種を
体積比で5〜40%添加してなることを特徴とする
ものである。 本発明の鉄系焼結部品の主体となる鉄系焼結合
金は、焼結ステンレス鋼すなわち、重量比でクロ
ム12〜25%、ニツケル8〜25%、残部鉄からなる
合金、クロム12〜25%、ニツケル8〜25%、チタ
ン1〜5%、残部鉄である合金である。 この鉄系焼結合金における各成分の添加割合は
次の理由によるものである。クロムは12%未満で
あると充分な耐熱性が得られず、25%を越えると
成形性に問題を生じ、所定の部品形状が得られな
い。ニツケル8%未満であると充分な耐熱性が得
られず、25%を越えて添加しても耐熱性向上の効
果が得られず不経済である。また、チタンは1%
未満であると充分な耐熱性が得られず、5%を越
えると耐熱性向上の効果が得られない。 鉄系焼結合金に添加する窒化物は、窒化クロム
(Cr2N)、窒化ほう素(BN)、CrMoN2である。す
なわち、高い耐熱性を有する窒化物を採用する。
この窒化物は1種のみを添加しても良く、あるい
は複数種組合せて添加しても良い。窒化物を添加
する割合は、鉄系焼結部品全体に対し体積比で5
〜40%である。これは5%未満では添加する効果
すなわち耐熱性の向上が得られず、40%を越える
と鉄系焼結合金の機械的特性を損なうためであ
る。好ましくは7〜25%である。 なお、その他に少量の炭化物などを1種または
複数種添加することも可能である。 本発明の耐熱性鉄系焼結部品を製造する場合に
は、鉄系焼結合金の粉末と窒化物粉末とを所定割
合で混合し、この粉末を加圧して所定形状の粉末
成形品を成形して、この粉末成形品を窒素ガス、
アルゴンガス、不活性ガスなどの非酸化雰囲気中
で焼結して焼結部品を得る。 しかして、本発明の耐熱性鉄系焼結部品は、耐
熱性を有する鉄系焼結合金に耐熱性に優れた窒化
物を添加したものであるから、従来の鉄系焼結合
金のみで成形された鉄系焼結部品に比して耐熱性
を大幅に向上でき優れた耐熱性をもたせることが
できる。具体的には機械的強度の低下をきたさず
充分使用できる温度は1200℃であり、従来の800
℃に比して大幅に高くなつている。このため、
1200℃の高温となる条件にて耐熱性を有する焼結
部品として充分使用できる。また、窒化物の添加
により窒化物が有している硬度、耐摩耗性などの
性質も高めることができる。 本発明の耐熱性鉄系焼結部品は高温となる条件
下で使用する機械部品に広く適用できる。例えば
すべり軸受として使用する場合、回転軸との摩擦
熱により高温となつても焼付けを生じず良好に使
用できる。 (実施例) 実施例 1 この実施例はすべり軸受に適用したものであ
る。焼結ステンレス鋼(SUS316)のクロム−ニ
ツケル−残部鉄からなる合金粉末を体積比80%、
窒化クロム(Cr2N)を体積比20%の割合で混合
し、この混合粉末にステアリン酸リチウム1%を
添加して成形圧2ton/cm2で外径12cm×内径7cm×
長さ35cmの円筒体をなす粉末成形品を加圧成形し
た。この粉末成形品を露点−50℃の窒素ガス中で
温度1200℃、時間40分で焼結して焼結軸受を得
た。そして、図面で示すように軸受1を軸受箱2
に取付け、直径7mmのステンレス鋼からなる回転
軸3を挿通して支承させ、回転軸3を回転数
40R.P.Mで600時間回転させた。この時の軸受1
における両端部A、Bと中央Cにおける摩擦熱に
よる上昇温度を測定したところ、A点900℃、B
点700℃、C点800℃であつた。しかしながら、こ
の様に温度が上昇しながら軸受1は焼付けを起さ
なかつた。これは軸受の焼結ステンレス鋼に添加
した窒化クロムが潤滑性を有しているものと思わ
れる。また、従来例として焼結ステンレス鋼のみ
で同一寸法形状で形成した軸受を使用し、同一条
件で回転軸を回転させた結果軸受は焼付けを生じ
軸受機能を維持することが困難となつた。 実施例 2 この実施例では成分が異なる3種類の鉄系合金
に窒化物を添加割合を異ならせて添加してなる粉
末を用いて焼結軸受を製作した。そして、これら
軸受で回転軸を支承し、回転軸を回転数40RPM
で600時間回転させて軸受の特性を調べた。この
結果を下記の第1表に示す。
【表】
第1表によれば各成分の鉄系合金とも窒化物を
体積比で5〜40%の割合で添加することにより必
要な特性を得られることが判つた。また、窒化物
を5〜40%の割合で添加した場合における各鉄系
合金の耐熱性は、Fe−19Cr−10Ni合金が800〜
1000℃、Fe−17Cr−12Ni合金が900〜1000℃、
Fe−15Cr−20Ni−3Ti合金は950〜1200℃であつ
た。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、鉄−クロ
ム−ニツケル系焼結合金に、窒化クロム、窒化ほ
う素、CrMoN2の1種または複数種を添加したも
のからなり、また鉄−クロム−ニツケル−チタン
系焼結合金に添加成分を添加したものからなるこ
とにより、耐熱性に優れた鉄系焼結部品を得るこ
とができる。
体積比で5〜40%の割合で添加することにより必
要な特性を得られることが判つた。また、窒化物
を5〜40%の割合で添加した場合における各鉄系
合金の耐熱性は、Fe−19Cr−10Ni合金が800〜
1000℃、Fe−17Cr−12Ni合金が900〜1000℃、
Fe−15Cr−20Ni−3Ti合金は950〜1200℃であつ
た。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、鉄−クロ
ム−ニツケル系焼結合金に、窒化クロム、窒化ほ
う素、CrMoN2の1種または複数種を添加したも
のからなり、また鉄−クロム−ニツケル−チタン
系焼結合金に添加成分を添加したものからなるこ
とにより、耐熱性に優れた鉄系焼結部品を得るこ
とができる。
図面は本発明の耐熱性鉄系焼結部品の一実施例
である軸受を示す説明図である。 1……軸受、2……軸受箱、3……回転軸。
である軸受を示す説明図である。 1……軸受、2……軸受箱、3……回転軸。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量比でクロム12%〜25%、ニツケル8〜25
%、残部鉄からなる焼結合金に、窒化クロム、窒
化ほう素、CrMoN2の1種または複数種を体積比
で5〜40%添加してなることを特徴とする耐熱性
鉄系焼結部品。 2 重量比でクロム12〜25%、ニツケル8〜25
%、チタン1〜5%、残部鉄からなる焼結合金
に、窒化クロム、窒化ほう素、CrMoN2の1種ま
たは複数種を体積比で5〜40%添加してなること
を特徴とする耐熱性鉄系焼結部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15458379A JPS5677360A (en) | 1979-11-29 | 1979-11-29 | Iron-base sintered parts |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15458379A JPS5677360A (en) | 1979-11-29 | 1979-11-29 | Iron-base sintered parts |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5677360A JPS5677360A (en) | 1981-06-25 |
JPS6254177B2 true JPS6254177B2 (ja) | 1987-11-13 |
Family
ID=15587373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15458379A Granted JPS5677360A (en) | 1979-11-29 | 1979-11-29 | Iron-base sintered parts |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5677360A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58120760A (ja) * | 1982-01-14 | 1983-07-18 | Inoue Japax Res Inc | 不銹性耐摩耗金属の製造法 |
JPH07300656A (ja) * | 1994-04-30 | 1995-11-14 | Daido Metal Co Ltd | 高温用焼結軸受合金及びその製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50126013A (ja) * | 1974-03-25 | 1975-10-03 | ||
JPS5457411A (en) * | 1977-10-18 | 1979-05-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Wear-resisting sintered alloy |
JPS54149318A (en) * | 1978-05-16 | 1979-11-22 | Ngk Spark Plug Co | Thermet |
-
1979
- 1979-11-29 JP JP15458379A patent/JPS5677360A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50126013A (ja) * | 1974-03-25 | 1975-10-03 | ||
JPS5457411A (en) * | 1977-10-18 | 1979-05-09 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Wear-resisting sintered alloy |
JPS54149318A (en) * | 1978-05-16 | 1979-11-22 | Ngk Spark Plug Co | Thermet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5677360A (en) | 1981-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4891421B2 (ja) | 粉末冶金用混合物及びこれを用いた粉末冶金部品の製造方法 | |
US5462573A (en) | Valve seat inserts of sintered ferrous materials | |
JP3378012B2 (ja) | 焼結品の製造方法 | |
JPS5996250A (ja) | 耐摩耗性焼結合金の製造方法 | |
GB1305608A (ja) | ||
JP2002356704A (ja) | 耐摩耗性硬質相形成用合金粉末およびそれを用いた耐摩耗性焼結合金の製造方法 | |
US3183127A (en) | Heat treatable tool steel of high carbide content | |
US5545249A (en) | Sintered bearing alloy for high-temperature application and method of manufacturing an article of the alloy | |
KR100263283B1 (ko) | 크롬, 몰리브덴 및 망간을 함유한 철 기지 분말 | |
JPS6254177B2 (ja) | ||
JP2837798B2 (ja) | 耐食性、耐摩耗性及び高温強度にすぐれるコバルト基合金 | |
WO2018181015A1 (ja) | 耐酸化性、高温耐摩耗性、耐塩害性に優れる耐熱焼結材及びその製造方法 | |
JP3682556B2 (ja) | 耐熱・耐摩耗性焼結ステンレス鋼 | |
US3715792A (en) | Powder metallurgy sintered corrosion and wear resistant high chromium refractory carbide alloy | |
EP0250414B1 (en) | Method in producing a molding of an iron alloy | |
WO2004038054A1 (en) | A method of controlling the dimensional change when sintering an iron-based power mixture | |
JPH01212737A (ja) | 耐摩耗性鉄系焼結合金 | |
JPH0472004A (ja) | 多孔質金型の製造方法 | |
JP2600245B2 (ja) | ベーン材 | |
JPS63149350A (ja) | 耐摩耗性、快削性ステンレス鋼の製造法 | |
JP2661045B2 (ja) | 摺動特性のすぐれたFe基焼結合金 | |
JPS6347783B2 (ja) | ||
CN105734421A (zh) | 一种制动器用粉末冶金材料及其制备方法 | |
JPH0116294B2 (ja) | ||
SU449970A1 (ru) | Металлокерамический антифрикционный материал |