JP3378012B2 - 焼結品の製造方法 - Google Patents

焼結品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内燃機関における高負荷用バルブシートイ
ンサートなどの焼結品を製造する方法に関する。
ガソリンエンジン内で用いられるバルブシートインサ
ートを粉末や金法によって製造することは、よく知られ
ている。通常、プレアロイ化した鉄系粉体と各種添加物
からなる鉄系粉末混合物は、理論密度の約80%の密度が
得られるように一軸方向に加圧され、その圧粉体が焼結
され、多くの場合、得られた焼結品の残留空孔が銅の含
浸によって充填される。一般的に中合金鋼または高速度
鋼からなる原料粉は、圧縮性を高め、かつ、加圧工具に
付加される応力を減らすために、比較的高い比率の鉄粉
で希釈されることもある。このような希釈がなされる
と、理論密度の85%に達する焼結密度を得ることができ
る。こうして製造されたバルブシートインサートは、通
常、低負荷用ないし中負荷用として用いられる。
従来、トラック、船舶、工業設備、発電機などに用い
られる大型ディーゼルエンジン内の高負荷用のバルブシ
ートインサートは、例えば、鋳造で製造されていた。こ
の鋳造によるバルブシートインサート用の合金として
は、コバルト基、ニッケル基または鉄基の材料が挙げら
れる。また、極めて高負荷な用途には、ステライト(商
品名)のようなコバルトを多く含有する合金が好適な鋳
造材料として用いられていた。しかし、コバルトは高価
で、かつ、戦略資材でもあり、そのコストは最近になっ
て、バルブシートインサートの普及を妨げるような水準
にまで値上がりしている。
鋳造によるバルブシートインサートは、その耐磨耗性
を、凝固中に形成される硬質炭化物相に依存している。
しかし、このような硬質相は、鋳造法による場合、かな
り広範囲に、かつ、比較的不均一に分布している。これ
は、本質的に横断面積の少ない成分を構成するので、破
壊じん性の不足という欠点をもたらす。広範囲に分布し
た硬質炭化物を有するこのような材料の他の欠点は、機
械加工性に劣り、バルブ材料との融和性に劣る点にあ
る。
GB−A−2187757には、種々の用途の内でもバルブシ
ートに好適な鉄基焼結材料が記載されている。この材料
は、液相焼結を促進して焼結中にある程度の高密度化を
達成するために比較的高いボロン含有量を有している。
しかし、高密度化を得るための助剤としてのボロンの添
加は、焼結中の収縮と歪みの均一性の観点から焼結温度
を著しく制約する。また、このようなボロン含有材料に
関しては、適切な炉内での真空条件下でそれらの材料を
焼結するのが一般的であり、その結果、製造コストが高
くなる。さらに、この文献では、そのような材料がバル
ブシートとして用いられる場合が記憶されているが、こ
の文献の主眼点は、バルブシートインサートとその相手
バルブの場合におえるような衝撃を受けるような接触と
いうよりも、互いに滑り接触している部品の耐磨耗性に
置かれている。また、この文献には、その焼結合金が理
論密度の90%より大きい密度を有するのが好ましいと記
載されている。
また、リンも同様に液相焼結を促進するのに用いられ
ているが、この場合も、前記と同様の欠点を有する。
本発明の目的は、高負荷用に好適な高密度焼結バルブ
シートインサートおよびそのようなバルブシートインサ
ートを製造する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、従来の製造プラント設備で経済
的な前記バルブシートインサートを製造すること、およ
び従来の製造プラントで経済的に前記バルブシートイン
サートを製造する方法を提供することにある。このよう
なプラントとしては、従来の約770MPa未満の圧力で操作
される一軸成形プレスと成形工具、および従来のコンベ
アと、還元雰囲気または制御されたあるカーボンポテン
シャルを維持するための保護ガス雰囲気を有する従来の
移動ビーム炉またはバッチ炉を備えているとよい。
また、本発明の他の目的は、ステライト(商品名)の
ような公知の鋳造によるバルブシートインサートよりも
コバルト含有量が少なく、これまでは大量生産として利
用できなかった熱基材料を用いる極めて高負荷な用途に
用いられる焼結バルブシートインサートを提供すること
にある。
さらに、本発明の他の目的は、焼結助剤としてボロン
またはリンを用いずに上記の目的を達成することにあ
る。
本発明の第1の態様による焼結品を製造する方法は、
0.7〜2.7重量%の炭素と、3〜6重量%のクロムと、5
〜10重量%のコバルトと、0.5〜3重量%のバナジウム
と、6〜11重量%のモリブデンと、0.3〜2重量%のシ
リコンと、総含有量が最大2重量%のその他各成分と、
残部としての鉄と、さらに選択的に3重量%以下のタン
グステンとを含む組成を有するプレアロイ鉄系粉体を、
少なくとも0.1重量%の炭素粉と混合する段階と、前記
混合粉を一軸成形によって圧縮して圧粉体を形成する段
階と、前記圧粉体を、最終焼結密度が理論密度の95%よ
り大きくなるように、1130〜1250℃の範囲内の温度で、
実質的に大気圧下で4〜30vol%以下の水素および窒素
との混合ガスを含む連続ガス雰囲気下において、連続ガ
ス雰囲気焼結炉に運搬する段階とによって構成されるこ
とを特徴とする。
本発明は主としてバルブシートインサートの製造に関
するものであるが、その方法は、例えば、軸受シェル、
ローラ、タペットシム、ロッカーパッドなどの高密度、
高強度および耐磨耗性が必要な部品の製造にも適応可能
である。従って、バルブシートインサートに関するどの
ような事項も前記の他の該当部品に適用される。
前記プレアロイ鉄系粉体(以下プレアロイ粉体ともい
う)は、好ましくは、最低0.1重量%のタングステンを
含み、さらに好ましくは、最低1重量%のタングステン
を含むとよい。
前記プレアロイ粉体の組成は、0.7〜1.6重量%の炭素
と、3〜4.25重量%のクロムと、7.5〜8.5重量%とコバ
ルトと、1〜1.3重量%のバナジウムと、1〜2重量%
のタングステンと、9〜10重量%のモリブデンと、0.3
〜1.5重量%のシリコンと、総含有量が最大2重量%の
その他各成分と、残部の鉄とからなるのが好ましい 前記焼結合金の全炭素含有量は1〜2.0重量%の範囲
にあるのが好ましい。従って、焼結合金バルブシートの
炭素含有量がこの範囲内に入るように、例えば、グラフ
ァイトのような炭素粉を適当な量だけ添加するとよい。
前記混合粉は、0.3重量%以上の炭素粉添加物を含む
のが好ましい。この炭素含有量によって、所望の最少密
度を達成するための焼結温度を下げることが可能である
ことが、本発明者らによって見いだされている。
前記プレアロイ鉄系粉体に添加する炭素粉(以下、遊
離炭素ともいう)の有用な最大添加量は0.8重量%であ
る。この値以上の炭素が添加されると、微細組織内に連
続的な炭化物の網状組織が焼結中に形成されて、焼結品
の機械加工性が劣化する。
混合粉への遊離炭素の添加は、マトリクス内の炭化物
の比率を上昇させて耐磨耗性を改善させるという点にお
いて効果的である。
圧粉体は、最終的な焼結形状よりも大きくなるように
予備成形されるよい。
前記焼結温度は、1130〜1250℃の範囲内にあるのが好
ましい。
実際の焼結温度と焼結時間は、所望される実際の組成
や焼結密度に依存し、さらに詳細には、原料としての混
合粉に含まれる実際の遊離炭素量に依存する。例えば、
所望の焼結密度、プレアロイ粉体の組成、焼結時間およ
び初期の圧粉密度のような変数を含む所定の組み合わせ
パラメータに対して、最低焼結温度は混合粉に最初に添
加される遊離炭素量に反比例する。
成形用ワックスを除去したり、機械加工性を向上させ
る助剤として混合粉に添加される硫化マンガンが部分的
に加水分解されて生じる化合物を減少させるために、11
20℃未満の温度で行われる予備焼結段階をさらに選択的
に行ってもよい。
本発明の1つの利点は、混合粉に遊離炭素を添加する
ことによって炭素含有量を部分的に調整する点にある。
このような炭素の添加によって、必要とする焼結温度を
低下させ、また、十分な高密度化を効果的に達成する有
効焼結温度の範囲を拡張することができる。本発明の方
法によって、焼結中に所望の高密度化が得られる焼結温
度の範囲が約50℃に拡張されるので、焼結操業における
柔軟性をさらに向上させ、かつ、炉内の温度制御を極め
て容易に行うことができる。
前述のように、本発明の方法は、真空焼結のような高
価で緻密な技術や装置を必要としない従来の製造プラン
トで実施することができる。特に、本発明の方法は、水
素と窒素の混合気体のような安易に入手できる低コスト
の連続ガス雰囲気下で実施できる。窒素と5〜30vol%
水素からなるこのようなガス雰囲気は、必要とされる高
品質の焼結品の製造に非常に適しているし、また、ある
場合には、一般的に用いられているがいくらか高価な75
vol%水素を含む解離したアンモニアよりも優れた効果
を発揮することが見いだされている。特に、10vol%水
素しか含まない窒素からなるガス雰囲気が、解離したア
ンモニアと比較して、1130〜1220℃の温度範囲内での焼
結密度をより増すことができる。逆に、所定の密度を達
成するための焼結温度を低下させ、また、好ましい焼結
が達成される温度の範囲を拡張することに、この利点を
活用することもできる。
一軸方向の圧縮後の圧粉体の密度は、完全理論密度の
85%未満に制限されるとよい。これによって、一軸成形
に通常用いられる圧力と同等の圧力で、圧粉することが
可能になる。
最終的に得られる焼結バルブシートインサートの密度
は、完全理論密度の97%よりも大きくなるのが好まし
い。しかし、ここで注意すべきは、焼結工程中に成分間
で生じる反応による完全理論密度を正確に予測すること
は非常に困難であるという点である。例えば、グラファ
イト粉のような炭素の添加は、密度に対して、適当な数
学的計算によって予測されるような正確な影響を与える
ことがない。何故なら、実際の密度はその炭素と、混合
されるプレアロイ粉体の他の成分との合金化によって影
響されるからである。
本発明の他の利点は、理論密度の85%未満の圧粉密度
から完全理論密度の95%より大きい高密度化が生じる焼
結段階中において大きな圧縮が生じるが、このような収
縮は焼結体の全体にわたって実質的に均一であり、材料
中に例えばボロンまたはリンを含有することによって生
じる液相焼結機構で通常生じる歪みが実質的に生じない
点にある。
焼結バルブシートインサートは、遊離炭化物と粒界炭
化物が均一に分布する主としてパーライトからなる組織
を生じさせるために、焼結後に後処理されてもよい。こ
の熱処理は、主としてパーライトからなる微細組織を生
じる等温変態であるのが好ましい。このような組織は、
マルテンサイトの微細組織よりもさらに熱的に安定であ
り、約100℃の高温における微細組織の安定性を向上さ
せる。
また、本発明の方法は、機械加工性を改善して自己潤
滑特性を与えることも可能な成分を焼結材料中に形成す
る反応焼結助剤を混合粉に添加する段階を含むとよい。
本明細書に引例されている、本出願人による同時に係属
中の国際特許出願番号PCT/GB93/00380に記載のように、
このような添加物として、一種以上のアルカリ土類金属
炭化物と二硫化モリブデンのような硫化材料を用いると
よい。焼結中に、炭化物は二硫酸モリブデンと反応し
て、例えば、機械加工性を改善するマグネシウムおよび
/またはカルシウム硫化物粒子を形成し、過剰の二硫化
モリブデンは組織の全体にわたって分散する固体潤滑剤
として残留する。この二硫化物から解離されたモリブデ
ンは組織内に分散して特性を改善する。
あるいは、混合粉は、焼結材料の機械加工性を改善す
る化合物の添加剤を含んでもよい。このような添加物と
して、例えば、高純度硫化マンガンが挙げられる。
粉末や金法は、鋳造法と比較して、炭化物相の寸法と
分布を制御することによって、鋳造法によるバルブシー
トインサートに事実上生じる収縮孔がなく、かつ、より
均一で緻密な組織を有するバルブシートインサートを製
造することが可能である。さらに、低密度焼結部品に生
じる空孔をなくし、また、硬質な炭化物相の寸法と分布
を改善することによって、本発明によるバルブシートイ
ンサートの機械加工性が著しく改善される。また、機械
加工性は、前述のように、機械加工性を向上するように
特に意図して注意深く制御された炭化物相によってさら
に改善される。
本発明の第1態様による方法によって製造される本発
明の第2態様による鉄基合金焼結品は、0.8〜3重量%
の炭素と、3〜6重量%のクロムと、5〜10重量%のコ
バルトと、0.5〜3重量%のバナジウムと、6〜11重量
%のモリブデンと、0.3〜2重量%のシリコンと、総含
有量が最大2重量%のその他各成分と、残部としての鉄
とからなり、さらに選択的に3重量%以下のタングステ
ンを含む組成を有し、かつその組成を有する合金の完全
理論密度の95%より大きな密度を有することを特徴とす
る。
本発明の1実施例によれば、前記焼結品は、内燃機関
用のバルブシートインサートとして用いられる。
前記焼結品の組成は、最低0.1重量%のタングステン
を含むのが好ましい。
前記焼結品の組成は、0.8〜2重量%の炭素と、3〜
5重量%のクロムと、6〜9重量%のコバルトと、0.5
〜2.5重量%のバナジウムと、0.5〜2.5重量%のタング
ステンと、7〜10重量%のモリブデンと、0.3〜1.5重量
%のシリコンと、総含有量が最大2重量%のその他各成
分と、残部の鉄とからなるのが好ましい。
前記焼結品の組成は、1〜2.0重量%の炭素と、3〜
4.25重量%のクロムと、7.5〜8.5重量%のコバルトと、
1〜1.3重量%のバナジウムと、1〜2重量%のタング
ステンと、9〜10重量%のモリブデンと、0.3〜1.5重量
%のシリコンと、総含有量が最大2重量%のその他各成
分と、残部の鉄とからなるのがさらに好ましい。
前記焼結品の密度は、完全理論密度の97%より大きく
なるのが好ましい。
前記焼結品の微細組織は、ベイナイトまたはマルテン
サイトから構成されてもよいが、主としてパーライトか
らなるのが好ましい。
前記焼結品の最終硬度は微細組織に依存し、20〜70HR
Cの範囲にあるのがよい。さらに、バルブシートの硬度
は35〜45HRCの範囲内にあるのが好ましい。
本発明の焼結品は、鋳造によるバルブシートと比較し
て、遊離炭化物が比較的均一に分布している。また、遊
離炭化物は、鋳造によバルブシートと比較して、狭い寸
法分布を有している。代表的には、本発明による焼結バ
ルブシートの遊離炭化物は、1〜10μmの寸法範囲にあ
る。一方、鋳造によるバルブシートの遊離炭化物は、通
常、5〜40μmの寸法範囲にあり、かつ、かなり大きな
平均寸法を有している。
本発明がさらに詳細に理解されるために、添付の図面
のみを参照して実施例を説明する。
図1は、本発明の方法による組成物に関して、理論密
度の95%より大きくかつ安定した密度が得られるように
焼結するための最低焼結温度を示すグラフである。
図2は、本発明によるバルブシート組成物の焼結密度
と焼結温度の関係を示すグラフである。
図3は、本発明による焼結のままのバルブシートと焼
結後に熱処理されたバルブシートの室温硬度の柱状図で
ある。
図4は、本発明による焼結後に熱処理されたバルブシ
ートの硬度と測定温度の関係を示すグラフである。
図5は、焼結後に熱処理された材料の圧縮強度と測定
温度の関係を示すグラフである。
図6は、機械加工性に及ぼす遊離炭素の添加の影響を
示すグラフである。
図7は、焼結温度と密度に及ぼす焼結ガス雰囲気の影
響を示すグラフである。
最初に、1.1重量%の炭素と、3.9重量%とクロムと、
7.9重量%のコバルトと、1.2重量%のバナジウムと、1.
7重量%のタングステンと、9.4重量%のモリブデンと、
0.7重量%のシリコンと、残部の鉄とからなる組成を有
する鉄ベースのプレアロイ粉末を溶融噴霧法によって作
製し、その後、焼鈍することによって圧縮可能な粉体を
得た。
例1 上記の組成を有するプレアロイ粉末に0.5重量%の炭
素と0.5重量%の硫化マンガンを添加して、混合粉を得
た。
例2 上記の組成を有するプレアロイ粉末に0.5重量%の炭
素と1重量%の硫化マンガンを添加して、混合粉を得
た。
例3 例1における炭素粉末の添加効果を実証するために、
上記の組成を有するプレアロイ粉末に0.5重量%の硫化
マンガンを添加して、対照例となる混合粉を得た。
例4 例2における炭素粉末の添加効果を実証するために、
上記の組成を有するプレアロイ粉末に1重量%の硫化マ
ンガンを添加して、対照例となる混合粉を得た。
例5 上記の組成を有するプレアロイ粉末に0.25重量%の炭
素と0.5重量%の硫化マンガンを添加して、混合粉を得
た。
例6 上記の組成を有するプレアロイ粉末に0.75重量%の炭
素と0.5重量%の硫化マンガンを添加して、混合粉を得
た。
上記の各例における混合粉に、金型成形を円滑に行う
ための潤滑ワックスを1重量%混合した。次いで、混合
粉は、外径43mm、内径29mmの基準寸法を有するリング状
に種々の圧力で加圧され、得られた各サンプルは移動ビ
ーム炉内で窒素と水素の混合気体からなる雰囲気下にお
いて種々の温度で焼結された。このように焼結されたサ
ンプルのいくつかは、パーライトまたはパーライト/ベ
イナイト組織に変態される熱処理を施された。
焼結のままのサンプルと焼結後に熱処理されたサンプ
ルについて、種々の試験を行った。例えば、測定温度の
関数としての寸法制御と密度および圧縮強度、および室
温硬度と高温硬度を評価するための測定を行った。
種々の機械的および物理的性質の試験結果が添付図面
に示されている。
図1から、0.5重量%の炭素の添加が、必要とされる
焼結温度をより実際的な水準の約1175℃にまで、約75℃
下げることがわかる。グラファイト粉末として別途混合
粉に添加することによって炭素の必要量を部分的に調整
することによって、圧縮性を改善し、素地中の炭化物の
形成を容易にすることができる。
図2は、例1、3、5、および6の材料の高密度化を
詳細に示す曲線である。図2において理論密度の95%よ
り大きい密度を達成するための、焼結温度に及ぼす遊離
炭素の添加量を零から0.75重量%まで上昇させた場合の
影響が示されている。このグラフから、遊離炭素の含有
量を上昇させるにつれて低温の広い範囲の焼結温度で高
密度化が得られることがわかる。
図3は、例1、2、3、および4の混合粉を用いた焼
結のままのサンプルと焼結焼鈍されたサンプルの室温硬
度の柱状図である。図から、0.5重量%の炭素の添加に
よって、焼結後に熱処理された材料の室温硬度が、バル
ブシートインサートに好適な35〜45HRCの範囲内で、著
しく改良されることがわかる。
材料の硬度は熱処理によって低下するが、それは熱処
理によってパーライト組織が形成されるからである。
図4は、例1、3、5、および6の混合粉を用いた焼
結後熱処理されたサンプルの各温度における高温硬度を
示している。図から、炭素を含有する材料においては高
い硬度水準が高温でも保持されること、および、300〜5
00℃の範囲内で炭素の添加量が増すにつれて硬度が高い
水準で保持されることがわかる。
図5に、耐圧縮強度が示されている。添加炭素は、高
温で材料特性を改善する効果があることがわかる。
図6は、一定の添加量(0.5重量%)の硫化マンガン
を含む材料における機械加工性に及ぼす炭素添加の影響
を示している。
図7は、10vol%、75vol%の水素を含む2つの異なっ
た雰囲気下で例1の材料を焼結した場合の焼結中の高密
度化に及ぼす雰囲気の影響を示している。より急速な高
密度化が、解離したアンモニアの水素量よりも低い水素
量の雰囲気下において、より低い焼結温度で得られるこ
とがわかる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F01L 3/02 F01L 3/02 F (72)発明者 ファージング,レスリー・ジョン イギリス国、シーヴイ22 5ジェイダブ リュー ワーウィックシャー、ラグビ ー、モルヴァーン・アヴェニュー 32 (72)発明者 ホーム,デイヴィッド イギリス国、シーヴイ23 0ディーワイ ラグビー、ニュートン、メイン・スト リート 1 (56)参考文献 特開 平6−10103(JP,A) 特開 昭58−73750(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C22C 33/02 C22C 38/00 - 38/60 B22F 3/10,3/24

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】0.7〜2.7重量%の炭素と、3〜6重量%の
    クロムと、5〜10重量%のコバルトと、0.5〜3重量%
    のバナジウムと、6〜11重量%のモリブデンと、0.3〜
    2重量%のシリコンと、総含有量が最大2重量%その他
    各成分と、残部としての鉄とからなり、さらに選択的に
    3重量%以下のタングステンを含む組成を有するプレア
    ロイ鉄系粉体を、少なくとも0.1重量%の炭素粉と混合
    する段階と、前記混合粉を一軸成形によって圧縮して圧
    粉体を形成する段階と、前記圧粉体を、最終焼結密度が
    理論密度の95%より大きくなるように、1130〜1250℃の
    範囲内の温度で、実質的に大気圧下で、4〜30vol%の
    水素及び窒素との混合ガスを含む連続ガス雰囲気下にお
    いて、連続ガス雰囲気焼結炉に運搬する段階とによって
    構成されることを特徴とする焼結品の製造方法。
  2. 【請求項2】前記プレアロイ鉄系粉体が、最低0.1重量
    %のタングステンを含むことを特徴とする請求項1に記
    載の焼結品の製造方法。
  3. 【請求項3】前記プレアロイ鉄系粉体の前記組成が、0.
    7〜1.6重量%の炭素と、3〜4.25重量%のクロムと、7.
    5〜8.5重量%のコバルトと、1〜1.3重量%の、バナジ
    ウムと、1〜2重量%のタングステンと、9〜10重量%
    のモリブデンと、0.3〜1.5重量%のシリコンと、総含有
    量が最大2重量%のその他各成分と、残部である鉄とか
    らなることを特徴とする請求項1または2のいずれかに
    記載の焼結品の製造方法。
  4. 【請求項4】前記焼結品の全炭素含有量が1〜2.0重量
    %の範囲にあることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の焼結品の製造方法。
  5. 【請求項5】前記混合粉が、最低0.3重量%の炭素粉を
    含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の焼結品の製造方法。
  6. 【請求項6】前記プレアロイ鉄系粉体に添加する炭素粉
    の最大添加量が0.8重量%であることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の焼結品の製造方法。
  7. 【請求項7】1120℃以下の温度で行われる予備焼結段階
    をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れかに記載の焼結品の製造方法。
  8. 【請求項8】前記圧粉体の圧粉密度が理論密度の85%未
    満であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    に記載の焼結品の製造方法。
  9. 【請求項9】前記焼結品の最終密度が完全理論密度の97
    %よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし8のい
    ずれかに記載の焼結品の製造方法。
  10. 【請求項10】遊離炭化物が均一に分布されたパーライ
    トを主体とする組織を形成するように前記焼結品を焼結
    後に熱処理し、この熱処理が、等温変態が生じる熱処理
    であることを特徴とする請求項1ないし9に記載の焼結
    品の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項1ないし10のいずれかの方法によ
    って製造される内燃機関用バルブシートインサートにお
    いて、0.8〜3重量%の炭素と、3〜6重量%のクロム
    と、5〜10重量%のコバルトと、0.5〜3重量%のバナ
    ジウムと、6〜11重量%のモリブデンと、0.3〜2重量
    %のシリコンと、総含有量が最大2重量%のその他各成
    分と、残部としての鉄とからなる組成を有し、かつ前記
    組成の合金の完全理論密度の95%よりも大きい焼結密度
    を有することを特徴とする内燃機関用バルブシートイン
    サート。
  12. 【請求項12】さらに3重量%以下のタングステンを含
    むことを特徴とする請求項11に記載の内燃機関用バルブ
    シートインサート。
  13. 【請求項13】最低0.1重量%のタングステンをさらに
    含むことを特徴とする請求項11又は12に記載の内燃機関
    用バルブシートインサート。
  14. 【請求項14】微細組織が1〜10μmの範囲にある寸法
    の遊離炭化物を含有することを特徴とする請求項11ない
    し13のいずれかに記載の内燃機関用バルブシートインサ
    ート。
  15. 【請求項15】20〜70HRCの範囲にある硬度を有するこ
    とを特徴とする請求項11ないし14のいずれかに記載の内
    燃機関用バルブシートインサート。
  16. 【請求項16】35〜45HRCの範囲にある硬度を有するこ
    とを特徴とする請求項15に記載の内燃機関用バルブシー
    トインサート。
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