JPS625385B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電話回線に接続される端末機から発
信する際に被呼者の電話番号を表示するための電
話番号表示装置に関する。

現在、電話回線を利用した多くのサービスが行
なわれており、これらの目的のために各種の端末
機が使用されている。これらの端末機において、
入力された相手側の電話番号を表示することは入
力ミスの発見、回線の輻輳等で不接となつた場合
の再接続時に端末機への入力状況を確認する上で
非常に有利となる。

一方、電話の全国番号は、市外識別番号
“０”、市外局番、市内局番及び加入者番号で構成
され、（市外識別番号）＋（９桁又は８桁）であ
る。これら市外識別番号以外の各桁をＡ〜Ｊのア
ルフアベツト（９桁の場合Ｉを、８桁の場合Ｅと
Ｉを除く。）で表わす。以下９桁の場合について
説明を行うが８桁の場合についても同様である。

市外地域に属する被呼者の番号を押しボタンス
イツチより入力し、それをそのまま表示すると第
１図１の形式で表示され、連続した10桁の数字と
なり、市外局番、市内局番の識別が不可能で大変
見づらい。また、これを市外局番、市内局番の桁
数に応じ、第１図２〜６の形式で表示を行おうと
すると、それぞれの区切りで、“−”等のデータ
を入力しなければならず押しボタンスイツチの操
作回数が増える欠点があつた。

本発明は、入力された相手側電話番号の市外局
番、市内局番、加入者番号の各部の間に数字以外
の適当な記号あるいはスペースを自動的に挿入す
ることで上記欠点を解決し、容易に市外局番、市
内局番、加入者番号の各部を識別することができ
るようにした電話番号表示装置を提供するもので
ある。

本発明の電話番号表示装置は、電話回線に接続
される端末機において、少なくとも市外局番を記
憶している固定記憶回路と、入力された電話番号
と該固定記憶回路の内容を比較する中央処理回路
と、電話番号を表示する表示回路を備え、入力さ
れた電話番号の最初の数字が０と識別されたと
き、第２番目〜第６番目に入力された数字と前記
固定記憶回路に記憶されている内容とを比較し、
一致したときは前記中央処理回路からの桁数情報
により入力された電話番号の市外局番、市内局番
および加入者番号それぞれの間に空白または数字
以外の記号を挿入して前記表示回路に表示するこ
とを特徴とする。

以下、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。

第２図は、本発明の一実施例として押しボタン
ダイヤル式電話器に適用した場合のブロツク図で
ある。押しボタン式電話器は着信を知らせるため
のベル回路２１、通話を行うための送受話器回路
２２、被呼者番号をダイヤルするための押しボタ
ンスイツチ２３、押ボタンスイツチからの制御に
よつて発振周波数が変化するところの発振回路２
４、発振回路へ一定方向の電流を供給するため全
波整流回路２５及び送受話器を取り上げた時全波
整流回路以下の回路を通話線に引き込むフツクス
イツチ２６から成つている。

押しボタンスイツチ２３の状態は、フツクスイ
チ２６動作後は常時電話番号表示装置２０によつ
て監視され、被呼者番号が入力されると１桁づつ
読み込まれる。電話番号表示装置２０では入力さ
れた被呼者番号を記憶し表示のための処理を開始
するとともに、被呼者番号を入力された順に１桁
づつ一定時間保持し発振回路２４へと出力する。
このような構成をとることによつて実際に送出す
る番号と、表示する番号との一致が保証される。

第３図は、本発明の電話番号表示装置の一構成
を示すブロツク図で図中１は、比較演算処理を行
う中央処理回路（CPU）、２はプログラム及びデ
ータを記憶しているところの固定記憶回路
（ROM）、３は、CPU１内のレジスタから送られ
たデータを表示するための保持回路（LATCH
０）、４は電話番号の表示回路（IND）、５は、発
振回路を制御するためCPU１内のレジスタから
送られたデータを一定時間保持するための保持回
路（LATCH１）、６は押しボタンスイツチから
のデータを入力するためのインターフエース回路
（INF）である。各回路は、番地を指定するため
のアドレス・バスとデータのやりとりを行う、デ
ータ・バスで接続される。これらはそれぞれ周知
のものである。

押しボタンスイツチ２３から被呼者番号が入力
されると、CPU１はINF６を通して自回路内のレ
ジスタに被呼者番号を入力する。CPU１ではま
ずレジスタ内のデータの最初の１桁が市外識別番
号の“０”がどうか調べる。０以外の数字の場合
は市外局番と判断し、最後に入力された数字から
３回前に入力された数字と４回前に入力された数
字との間に“−”を挿入したデータをLAT−
CHO３に送り、第１図７の様な形式の表示を行
う。

一方最初の数字が０と識別されると２番目〜６
番目に入力された数字と、ROMの内容との比較
を行う。ROMの内容は第４図に示すようにCPU
の動作を制御するためのプログラムを記憶してい
るエリヤＡ、全国の市外局番を桁数毎にエリヤを
わけて記憶しているエリヤＢ、それに市内局番の
構成が例外的な地域の市外局番、市内局番を記憶
しているエリヤＣから成つている。例外地域と
は、エリアＢで市外局番を桁数で区別した時、こ
の市外局番だけでは市外識別番号（一般的には
０）を除いた被呼者電話番号の全桁数が９桁構成
となつているか８桁構成となつているか区別でき
ない地域である。ROMエリヤＡの制御プログラ
ムに従つてまず２番目〜６番目に入力された５桁
の数字と、ROMエリヤＢの５桁の市外局番を、
記憶しているエリヤの内容が一致するか調べ一致
しなければ、２〜５番目に入力された４桁の数字
と４桁の市外局番を記憶しているエリヤの内容が
一致するか調べる。同様にして一致するまで３
桁、２桁、１桁の市外局番を記憶している各エリ
ヤの内容との一致を調べる。最後まで一致しない
場合は、該当市外局番が存在しないのでエラー表
示を行う。途中でROM２の内容と一致した場合
は何桁の市外局番地区と照合中かによつて入力さ
れた被呼者番号の市外局番桁数が判明するので入
力された被呼者番号の市外局番の次に“−”を挿
入する。次に被呼者番号の２番目〜６番目に入力
された５桁の数字と市外局番の桁数対応に設けら
れたROMエリヤＣの例外地区番号と一致するか
どうか調べる。エリヤＣの中に一致する番号がな
ければ市外局番の桁数毎にあらかじめ定められて
いる市内局番桁数をそのまま実際の市内局番桁数
と見なし、市内局番の後に“−”を挿入する。反
対にエリヤＣの内容と一致した場合はあらかじめ
定められている市内局番桁数を修正後、それを実
際の市内局番桁数と見なし市内局番の後に“−”
を挿入する。この場合の修正は全国番号が10桁の
地域でエリヤＣに記憶された地域のみが例外的に
９桁である場合−１、反対に全国番号が主に９桁
の地域でエリヤＣに記憶された地域のみが例外的
に10桁である場合＋１を行う。一搬にこの様な例
外地域は少なくROMエリヤＣは、ごく少容量で
充分である。

入力された被呼者番号の市外局番、市内局番、
加入者番号の各部の間に“−”を挿入後のデータ
はデータ・バスを介して、LATCH０ ３に送ら
れIND４にて表示される。この間に入力された被
呼者番号の各桁がLATCH１ ５で一定時間保持
され出力されていることは当然である。

本発明は、以上説明したように押しボタンスイ
ツチより入力された被呼者番号を、市外局番、市
内局番、加入者番号の各部に自動的に分離して表
示を行うことにより端末機の操作性を向上させる
効果がある。尚本発明は端末機における、国内番
号の表示についてのみ説明したが手動台及び国際
番号についても同様の原理が応用できる事は明白
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、被呼者番号を表示する場合の例を示
す図、第２図は押しボタンダイヤル式電話機に本
発明を適用した場合の一実施例を部分的に示した
ブロツク図、第３図は本発明の電話番号表示装置
の一例を示すブロツク図、第４図は第３図に示し
たROMの記憶内容を示す図である。 １……中央処理回路（CPU）、２……固定記憶
回路（ROM）、３，５……保持回路（LAT−CH
０，１）、４……表示回路（IND）、６……入力回
路とのインタフエース（INF）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 電話回線に接続される端末機において、少な
   くとも市外局番を記憶している固定記憶回路と、
   入力された電話番号と該固定記憶回路の内容を比
   較する中央処理回路と、電話番号を表示する表示
   回路を備え、入力された電話番号の最初の数字が
   ０と識別されたとき、第２番目〜第６番目に入力
   された数字と前記固定記憶回路に記憶されている
   内容とを比較し、一致したときは前記中央処理回
   路からの桁数情報により入力された電話番号の市
   外局番、市内局番および加入者番号それぞれの間
   に空白または数字以外の記号を挿入して前記表示
   回路に表示することを特徴とする電話番号表示装
   置。