JPS6252775A - 光磁気デイスク用カ−トリツジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディスク状記録媒体（以後ディスクと称す）面
に光ビームを照射することによシ、非接触で情報を記録
・再生・消去することが可能である光磁気ディスクのカ
ートリッジに関する。

〔従来の技術〕

光学式情報記録装置の代表的なものとして、磁性膜を有
するディスク状の記録媒体を用いる光磁気ディスク装置
があげられる。

そして上述の光磁気ディスク装置における情報の記録は
、次のような過程で行われる。

あらかじめ記録媒体上の磁性膜は垂直方向に向きをそろ
えて磁化されている。レーデ−光源、及び結像レンズ等
から構成される記録部から、情報に応じて変調された光
ビームをこの磁性膜に照射する。光ビームが照射された
部分は、光エネルギーによシ昇温し、温度がキュリ一点
温度（約１６０℃）以上に達すると、その磁化方向が無
秩序となる。次に記録媒体の移動に伴い、光ビームの照
射位置が他の部分に移動すると温度が低下し、周囲の磁
束によって、またあるいはバイアス磁界を、周囲の磁束
と逆向きにかけることによって、磁化方向を周囲と逆に
して再び磁化される。こうして情報は磁性膜に磁化の反
転として記録され、信号列が形成される。

一方、読み取シの際には、偏光子で偏光された光ビーム
が、磁性膜に形成された信号列に照射され、磁気カー効
果によって照射部分の磁化方向に従って旋光された光と
して反射される。この反射光を再生部のビームスグリツ
タ−等で入射光と分別し、検光子を通して受光素子に導
き、偏光方向カラ磁化方向を検出することＫよって情報
を再生する。

記録ビットを消去する場合には、記録媒体を回転させ記
録ビット列上をトラッキングしながら光ビームを記録ビ
ット部分に照射し、この部分を一旦キエリ一点まで上げ
、記録媒体の記録ビット以外の部分の磁化方向と同方向
の直流バイアス磁界をかけながら冷却することによって
行い、再記録に備える。

以上の説明のように光磁気ディスク装置は、記録・再生
・消去が可能であるという特徴をもっておシ、書き換え
可能な高密度記録が可能である。

ところで上記の直流バイアス磁界は、当然の事ながら配
分時と消去時において磁化方向を切シ換える必要がある
。一般に直流バイアス磁界を発生させる方法としては永
久磁石を用いる方法と電磁石を用いる方法があるが、永
久磁石を用いる方法では、磁化を反転させる機構が必要
なことと磁化を反転させるのに時間がかかるという欠点
がある丸め、通常は電磁石を用いることが用い。

第３図は従来の光磁気ディスク用カートリッ・ゾに収納
されている光磁気ディスクの一部断面図である。

第３図において２はディスクであ）、４は垂直磁化膜で
例えばＧｄＴｂＦ・、　ＴｂＦ＠Ｃｏ等で構成される。

６は基板、８は裏打ち板で一ガラスプラスチック等から
なっている。１０は対物レンズでちゃ、図示していない
光学ヘッドとともにディスク半径方向に移動可能である
とともに、光学ヘッド内に設けられた対物レンズ駆動装
置によシ、光軸方向及びディスク半径方向に微小駆動さ
れてウォーカシング、トラッキングを行なっている。

１２はカートリッジ本体であシ、ディスク２にホコリや
指紋が付着するのを防いでいる。該本体１２にはビーム
照射位置に開口部が設けられておシ、この開口部からホ
コリ、ゴミ等を侵入させないために該開口部には光ビー
ムをディスクに照射する時のみに開く、不図示のシャッ
ターが設けられている。

１４はバイアス磁石であり％Ｅ型の磁性材料からなるヨ
ーク１６と、該ヨーク１６の中央突出部１８に巻かれた
コイル２０とによシ構成されている。

例えば垂直磁化膜４に上向き磁化のビットを形成する時
には、第３図に示したような磁力線が生じるようにコイ
ル２０に電流を流せばよい。

しかし以上説明した構成においては、ヨーク１Ｇの中央
突出部１８から出た磁力線は、空気中を通って両側突出
部２２及び２４に入るため、バイアス磁石によって生じ
る磁束のうちほんのわずかしか記録すべきビットには集
中しないので、必要な磁場の強さを得るためＫは大きな
電流を流しｆＦ、！５、コイルを数百ターンも巻く等の
必要があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら大きな電流を流すなめには、大型で高価な
電源が必要であシ、また温度上昇も無視できなくなる。

また巻き数を増す場合には、バイアス磁石の大型化は避
けられず、さらに巻き数に応じてコイルのりアクタンス
も増加し、そのために記録から消去又はその逆の切夛換
えのための時間が長くなる等の欠点があった。

さらに対物レンズは一般に電磁力によシ微小駆動されて
いるが、これへの悪影響をも無視することができない。

〔目的〕

本発明は上述の従来技術の問題点を除去すべくなされた
ものであり、その目的はバイアス磁石によ磁化じた磁束
を光ビーム照射位置に集中させると同時に、対物レンズ
駆動装置への影響を与えない光磁気ディスク用カートリ
ッジを提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成すべく、本発明は光磁気ディスク用カー
トリッジの光ビーム照射径路である本体の開口部の周囲
を磁性体で構成してなることを特徴とする。

〔実施例〕

以下本発明に係る実施例を図面に基づいて具体的かつ詳
細に説明する。

第１図は本発明に係る光磁気ディスク用カートリッジの
一実施例を示す斜視図であシ、第２図は本発明に係る光
磁気ディスク用カートリッジに収納されている光磁気デ
ィスクの一部断面図である。

第１図に示す様に１本発明に係る光磁気ディスク用カー
トリッジ３０は剛体で矩型の形状の本体３２を有する。

該本体３２内には円盤形状の光磁気ディスク２が収納さ
れている。本体３２及びディスク２には、ともに中心部
に円形の形状を有する開口部３４及び３６が設けられて
いる。又、ディスク２は本体３２内において、回転可能
に支持されている。

又、図示する様に本体３２の外周上の一部には、シャッ
ター３８が設けられている。該シャッター３８は矩凰の
形状を有する本体３２の一辺に設けられておシ、該−辺
に沿りて（即ち図示する矢印Ａ　−Ａ’方向Ｋ）移動可
能に設けられている。尚、第１図に示すシャッター３８
の位置は、光磁気ディスク２上に光ビームを照射すると
きの位置である。

また本発明に係る光磁気ディスク用カートリッジ３０は
、本体３２のシャッター３８が移動可能に設けられてい
る辺の一部に磁性体で構成される磁性板４０を有する。

該磁性板４０の中心部には、図示する様に長方形で対向
する短い方の辺が丸められた形状の開口部４２を有する
。該開口部４２の第１図における上方の位置の近傍には
、対物レンズ４４が図示しない支持手段によって開口部
４２の長さ方向に移動可能に支持されている。まな図示
はしないが、対物レンズ４４の上方には光ビームを発光
する光源が設けられている。そしてこの光源よシ発光さ
れた光ビームは、対物レンズ４４を通過して絞られ、開
口部４２を通過し、カートリッジ３０内に収納されてい
る光磁気ディスク２を照射する。

また図示する様に、本発明に係る実施例では、本体３２
の対物レンズ４４が設けられている側と逆の側（図にお
いて下側）にバイアス磁石１４が設けられている。該バ
イアス磁石１４はＥ型の形状を有する磁性体のヨーク２
０の中央突出部にコイルを巻いて構成されている。

以上が本発明に係る光磁気ディスク用カートリッジ及び
バイアス磁石の構成の説明である。

次に、上記構成を有するカートリッジの作用を第２図を
用いて説明する。尚、第２図は本体３２と磁性板４０以
外は第３図と同一である。

第２図に示す様に、本発明に係る光磁気ディスク用カー
トリッジは、バイアス磁石１４が設けられている側と逆
の本体３２部に磁性板４ｏが設けられている。その喪め
磁性板４０はバイアス磁石１４の対向磁極とな）、ヨー
ク１６の中央突出部１８から発生した磁束線のほとんど
は、この磁性板４０を通過して両側突出部２２及び２４
に入る。

そのため、記録すべき光ビームが照射されるピット上で
は、磁性板４０が設けられていない従来のカートリッジ
に比べて磁束が良く集中する。

このため同じだけの磁場の強さを得るのによシ小さな電
流を流せば済むので、電・源の小型化を図れたシ、コイ
ルの温度がおまル上昇しない等の長所が生じる。

また電流値を変えずにコイルの巻き数を減らせば、バイ
アス磁石を小型化できると同時に、記録・消去の切シ換
え時間を短縮することもできる。

さらにバイアス磁界がおよぼす対物レンズ壓動手段への
悪影響も減少させることができる。また対向磁極をカー
トリッジ本体に設けたことがら、該対向磁極をディスク
にできるだけ接近させることができ、バイアス磁石の磁
束集中効率をアップさせることができる〇 又）本実施例では片面配分用のディスクを使用すること
を前提とし九が、本発明はこれにとられれることはなく
、ディスク収納位置の両面側に磁性板を設けておき、且
つ磁性板をスライド機構等によ）移動可能としておくこ
とによって、両面用ディスクへの対応ももちろん可能で
ある。

〔発明の効果〕

以上詳細かつ具体的に説明した様に、本発明に係る光磁
気ディスク用カートリッジは、カートリッジ本体にバイ
アス磁石の対向磁極として磁性板が設けられているため
、バイアス磁石の光ビーム照射位置への磁束の集中効率
を向上させることができる。

その結果、バイアス磁石の小型化、磁化方向の切シ換え
時間の短縮、消費電力の低減、装置の昇温の防止等の効
果を有する光磁気ディスク用カートリッジを提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光磁気ディスク用カートリッジの
一実施例を示す斜視図、第２図は本発明に係る光磁気デ
ィスク用カートリッジの一部断面図、第３図は従来の光
磁気ディスク用カートリッジの一部断面図である。 ２・・・光磁気ディスク、３２・・・カートリッジ本体
、４０・・・磁性板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光磁気ディスクを収納しうるカートリッジにおい
   て；上述カートリッジの光ビーム照射径路である本体の
   開口部の周囲を磁性体で構成してなることを特徴とする
   、光磁気ディスク用カートリッジ。