JPS6252213B2 - - Google Patents

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JPS6252213B2
JPS6252213B2 JP54110913A JP11091379A JPS6252213B2 JP S6252213 B2 JPS6252213 B2 JP S6252213B2 JP 54110913 A JP54110913 A JP 54110913A JP 11091379 A JP11091379 A JP 11091379A JP S6252213 B2 JPS6252213 B2 JP S6252213B2
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relay
circuit
output
ignition
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JP54110913A
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Isamu Okuda
Hiroshi Horii
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11091379A priority Critical patent/JPS5634020A/ja
Publication of JPS5634020A publication Critical patent/JPS5634020A/ja
Publication of JPS6252213B2 publication Critical patent/JPS6252213B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/20Systems for controlling combustion with a time programme acting through electrical means, e.g. using time-delay relays
    • F23N5/203Systems for controlling combustion with a time programme acting through electrical means, e.g. using time-delay relays using electronic means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガス燃焼機器(ガス調理機器、ガス湯
沸機、ガス給湯暖房機、高周波加熱とガス加熱の
両方が可能な調理機器)におけるガス燃焼安全装
置に関するものであり、 イ 運転スイツチ投入(ガスコツク開)後、自動
的に点火・着火検知・燃焼状態保持の動作を行
なうと共に、着火検知時間及び万一の種火失火
時の失火検知時間が短時間であり、 ロ 種火不着火時、一定時間後にその点火動作を
終了させてパイロツトバーナよりの生ガス放出
を防ぎ、 ハ 回路構成上、部品の故障に対して、運転開始
時安全側に動作が移行するフエールセーフ機能
を有するなど、従来のものに比して、操作性の
向上、安全性の向上を図つたガス燃焼安全装置
を実現せんとするものである。
従来のガス燃焼機器において、種火への点火動
作、着火検知、燃焼状態保持等の自動シーケンス
が可能なものにあつては、これらの種火の着火検
知、及び失火検知の方法として、熱電対の熱起電
力を利用した熱電対方式や、燃焼炎のイオン作用
を検知するフレームロツド方式があつた。
しかし、熱電対方式の場合、着火及び失火検知
時間が長く、使い勝手上及び安全性の面で難点が
あり、またフレームロツド方式は、短時間で着火
及び失火検知が可能であるが、検出時の電流が極
めて小さく、回路構成が高インピーダンスとな
り、このため湿度に対する安定性を欠くという難
点があつた。
また回路構成上使用される抵抗、半導体、リレ
ー等の部品の故障、特にリレーの接点溶着等に対
する機器のフエールセーフ性の達成度合に問題を
有していた。
そこで本発明は、上記の従来の欠点がなく、燃
焼の自動シーケンスが可能で、かつ着火・失火の
検知時間を短くして特性の安定化が図れ、また構
成部品の故障に対する危険を排除しうる回路上の
フエールセーフ性を一層向上した信頼性・安全性
の高いガス燃焼安全装置を提供せんとするもので
ある。
次に本発明に基づくガス燃焼制御装置を添付図
面により詳細に説明する。
まず第1図は一実施例を示す回路図であり、こ
の図は、特に本発明のガス燃焼制御装置をガスオ
ーブン調理のできるガス調理機(またはガス加熱
及び高周波加熱の両用可能な複合調理機)に用い
た場合を示している。
第1図aはガス調理機におけるガス回路を示し
ており、1は機器のガス閉止用のガスコツク、2
はパイロツト電磁弁、3はメイン電磁弁、4はメ
インバーナ、5はパイロツトバーナ、6はパイロ
ツトバーナ5に点火させるための放電電極、7は
パイロツトバーナ5における種火の燃焼を検知す
る熱電対(サーモカツプル)である。8はガスコ
ツク1に連動し、ガスコツク1が開のときオンと
なる運転スイツチであり、以下に説明する電気回
路に通電するものである。
第1図bはその電気回路を示しており、9は商
用電源、10はヒユーズ、11は点火器である。
点火器11はダイオード12、抵抗13、コンデ
ンサ14、2端子のスイツチング素子15、点火
トランス16より成る。この点火トランス16は
コンデンサ14の充電電圧がスイツチング素子1
5のブレークオーバー電圧に達成すると、瞬時ス
イツチング素子15が導通し、点火トランス16
の1次コイルにコンデンサ14の放電電流が流れ
て2次コイルに高電圧を発生し、放電電極6より
放電するもので、この動作を毎秒10回程度で連続
放電する。17は後述のリレー73の接点、18
は後述のリレー57の接点、19はパイロツト電
磁弁2に直流を給電するためのダイオードブリツ
ジ、20は調理時間を設定する電気式又は機械式
の調理タイマーの接点である。21は後述のリレ
ー88の接点である。22はメイン電磁弁3に直
流を給電するためのダイオードブリツジである。
23は直流電源回路であり、電源トランス24、
ダイオードブリツジ25、コンデンサ26,2
9、抵抗27、ゼナーダイオード28よりなり、
コンデンサ26の両端より、直流電圧VDCを、ゼ
ナーダイオード28の両端より安定した直流電圧
CCを出力する。30は炎検知回路であり熱電対
7の熱起電力より、パイロツトバーナ5における
種火の着火・失火の状態を検知する働きをなすも
ので、種火の着火時リレー57をオンさせる。リ
レー57は前述の接点18の他にもう一つの接点
58を有している。60は点火タイマー回路であ
り、リレー57の接点58の常閉接点を介して給
電され運転スイツチ8の投入後、パイロツトバー
ナ5に種火が着火した時及び所定時間(点火タイ
マー時間5内に種火が着火しないとき、リレー7
3をオンさせるものである。74は温度制御回路
であり、オーブン庫内の温度を所定の温度に制御
する働きをなすもので、リレー57の接点58の
常開接点を介してリレー88をオンオフさせて、
メイン電磁弁3を制御するものである。
以上電気回路の概略の構成を説明したが、炎検
知回路30、点火タイマー回路60及び温度制御
回路74の詳細な構成・動作を後に述べるとし
て、上述の構成における動作を説明する。
まずガス調理機を動作させるに当つて、ガスコ
ツク1を閉止の状態より開の状態にしてガス通路
を開くと、これに連動して運転スイツチ8がオン
となる。この時、接点17,18等は第2図aに
示す状態(即ちリレー57,73,88はすべて
オフ状態)であり、点火器11は接点17の常閉
接点を介して連続放電を開始すると共に、パイロ
ツト電磁弁2は、接点17及び18と共に常閉接
点を介して通電されてオン状態となり、パイロツ
トバーナ5よりパイロツトガスを放出する。従つ
てこの状態において、点火器11によりパイロツ
トガスに点火する動作が行なわれる。このとき、
調理タイマーの接点20のオン又はオフ状態にか
かわらず接点21がオフであるから、メイン電磁
弁3は閉止の状態であり、メインバーナ4よりメ
インガスが放出されることはない。
次に点火器11の連続放電により、パイロツト
バーナ5が着火すると、熱電対6が熱起電力を発
生し、炎検知回路30が短時間でその着火を検知
して、リレー57及びリレー73をオンさせる。
従つてリレー57及び73が同時にオンすると、
第2図bに示すようにそれらの接点18及び17
が同時に常閉接点より常開接点に切替る。この切
替動作は瞬時(5〜30msec程度)で行なわれる
ため、パイロツト電磁弁2は、ほとんどオフする
間もなく接点17及び18の常開接点を介して通
電される。従つてパイロツトバーナ5における種
火は着火後継続して燃焼しつづける。これに対し
て点火器11は接点17が切替つた時点で通電さ
れなくなり、連続放電動作を終了する。またこの
炎検知回路30の着火検知により、リレー57が
オンすると、その自己保持用の接点58が常開接
点に切替り、ダイオード59を介して自己保持す
ると共に、温度制御回路74のリレー88に給電
しうるようになる。通常運転開始時はオーブン庫
内の温度が設定温度より低い状態となつているた
め、リレー88はこの場合オンすることになる。
従つて、リレー88の接点21がオンであるか
ら、調理タイマーをセツトして調理を開始するた
めに接点20をオンすると、メイン電磁弁3は接
点17の常開接点、調理タイマーの接点20及び
リレー88の接点21を介して通電され、メイン
バーナ4よりメインガスが放出し、パイロツトバ
ーナ6における種火によつて着火し、メイン燃焼
が開始される。メイン燃焼が行なわれると、オー
ブン庫内の温度が上昇し、設定温度に達すると、
温度制御回路74のリレー88がオフとなり、接
点21がオフして、メイン電磁弁3が閉となつ
て、メイン燃焼が停止する。その後オーブン庫内
の温度が低下すると、再びリレー88がオンし
て、前述と同様にメイン燃焼が行なわれ、以後オ
ーブン庫内の温度が一定になるように温度制御回
路74が働き、リレー88の接点21がオンオフ
により、メイン電磁弁3を制御するものである。
このようなオーブン庫内の温度制御が行なわれ
セツトした調理タイマーの時間が通過すると、そ
の接点20がオフとなり、リレー88の接点21
の状態にかかわらずメイン電磁弁3が閉となつて
メイン燃焼は停止の状態となる。なおこの状態に
おいても、パイロツトバーナ5における種火は安
定して燃焼を継続しており、次回の調理動作にそ
なえている。
次に、上述のような調理動作中に、何らかの異
常(例えば供給ガスの短時間の供給停止など)に
よつて種火が消えた場合には、熱電対6の発生し
ていた熱起電力が低下するから、この熱起電力の
低下により炎検知回路30が急速にこの種火の失
火を検知して、リレー57をオフする。リレー5
7がオフするとその接点58が常閉接点に接し、
このため温度制御回路74のリレー88への給電
が停止され、リレー88は、オーブン庫内の温度
の状態にかかわらずオフとなる。しかしながら炎
検知回路30及び点火タイマー回路60に駆動さ
れるリレー73は、炎検知回路30が失火検知を
しても、一旦オンすれば、商用電源よりの給電を
停止するまでオン状態を保持するため、結局炎検
知回路30が種火の失火検知を行なつた後は、第
2図cのような状態となる。即ち、リレー73の
接点17は常開接点側、リレー57の接点18は
常閉接点側となり、かつリレー88の接点21が
オフとなる。従つて、点火器11、パイロツト電
磁弁2及びメイン電磁弁3のすべてが給電停止の
状態となり、連続放電点火動作がなく、またパイ
ロツトバーナ5、メインバーナ6が共に閉止の状
態となる。この状態は、例えば供給ガスが再び正
常に復帰しても、そのまま安定して保持され、異
常時に生ガスが放出されるという事態が発生する
ことはない。
この失火検知動作後、再び調理動作を行なうに
は、ガスコツク1を閉止して、一旦運転スイツチ
8をオフした後、再びガスコツク1を開とすれば
自動的に前述の点火動作より開始して、調理動作
が行なわれるようになる。
次に、第2図に示すパイロツトバーナ5への点
火動作にかかわらず着火が行なわれない時、これ
は例えばガス調理器へのガスの元栓が閉止された
状態や、点火器11が故障して放電出来ない時、
あるいはパイロツト電磁弁2等が故障でパイロツ
トバーナ5より生ガスが放出されない時などの場
合であるが、この場合には、運転スイツチ8をオ
ンした後、所定の時間(点火タイマー時間)内に
着火しなければ、点火タイマー回路60がリレー
73をオンさせる。炎検知回路30は着火検知を
していないから、リレー57がオフであり、この
ためリレー88もオフのままである。
従つて、この結果前述の失火検知時と同様の状
態となり、第2図cの状態で安定する。
パイロツトバーナ5への点火動作を再度行なう
には、やはりガスコツク1を一旦閉止した後、再
び開とすれば、再び点火動作より始める。
次に炎検知回路30等の構成、動作を説明す
る。まず炎検知回路30は、熱電対7、抵抗3
1,32,34,35,37、オペアンプ36、
コンデンサ33,38によつて熱電対7の熱起電
力を増幅する増幅回路を構成する。ここで抵抗3
5,37によりそのゲインが決まり、基準電圧
Viを基準として、増幅された出力電圧Voをオペ
アンプ36より出力する。コンデンサ33及び3
8は、点火器11によるノイズやその他の電気ノ
イズ、電波ノイズを吸収するためのものである。
抵抗39と比較的抵抗値の大きい抵抗40,4
2、比較的容量の大きいコンデンサ41、及びダ
イオード47,48はオペアンプ36の出力電圧
Voの変化度合を検知し、出力する比例微分回路
を構成しており、その出力電圧Vpにより、熱電
対7の熱起電力の上昇及び下降の勾配及び一定し
た熱起電力に対する出力状態が得られるものであ
る。
抵抗43,44,45,46,50、及びコン
パレータ49により電圧比較回路を構成し、出力
電圧Vpと抵抗44及び45の接続点における設
定電圧Vdとを比較し、その状態に応じて、ハイ
又はローレベルの出力電圧VBを発するものであ
る。
抵抗51,52,54、トランジスタ53、コ
ンデンサ55及びダイオード56はリレー57を
駆動する駆動回路を構成している。ダイオード5
6はリレー57のサージ電圧吸収用に用いられて
いる。
以上の構成において、時刻t0においてガスコツ
ク1を開として運転スイツチ8をオンすると、比
例微分回路の出力電圧Vpは、抵抗43,44,
45、ダイオード48、コンデンサ41、抵抗3
9、オペアンプ36の経過で比較的短時間にコン
デンサ41が充電されて第3図aに示すようにな
り、設定電圧Vdより△V1だけ低い電圧でほぼ一
定となる。即ちこの電圧は、抵抗45及びダイオ
ード48により与えられる。
またオペアンプ36の出力電圧Voは熱電対7
の熱起電力が零であるため、基準電圧Viに等し
い値となつている。そして時刻t1にパイロツトバ
ーナ5に着火すると、この時点より熱電対7が熱
起電力を発生し、オペアンプ36の出力電圧Vo
は図に示すように徐々に上昇する。この出力電圧
Voの上昇に対して、比例微分回路の出力電圧Vp
は、コンデンサ41に充電された電荷が抵抗40
より放電される時間が極めて長く(時定数は約40
秒程度)選定されているため、ほぼ出力電圧Vo
の上昇と同様に上昇し、時刻t2に設定電圧Vdよ
り高くなる。この時コンパレータ49の出力電圧
Bは第3図bのようにローレベルよりハイレベ
ルに反転し、着火検知信号を発する。コンパレー
タ49の出力電圧VBがローレベルよりハイレベ
ルに反転すると、抵抗50及び39の働きにより
出力電圧Vpに若干の正帰還電圧を与えること
で、コンパレータ49の反転動作の安定性が図ら
れている。
一方時刻t0において運転スイツチ8がオンされ
ると、直流電源回路23の出力する直流電圧VDC
は第3図cのように変化すると共に、コンデンサ
55は抵抗54を介して充電され、その電圧Vc
は図のように変化する。そして時刻t2にコンパレ
ータ49がハイレベルとなると、瞬時トランジス
タ53がオンとなる。トランジスタ53の導通に
より、リレー57は、第3図dのようにコンデン
サ55の放電電流により感動して、その接点58
が常開接点に切替るため、その後はその常開接点
を介じてリレー57に電流が流れて、オン状態が
保たれる。またリレー73もコンパレータ49の
出力電圧VBがハイレベルとなると図のようにオ
ン状態となり、着火検知動作が完了する。
そしてその後も熱電対7の熱電力が上昇するに
従い、オペアンプ36の出力電圧Voが第3図a
のように変化する。ところが比例微分回路の出力
電圧Vpは、設定電圧Vdより△V2だけ高くなる時
刻t3以降は、ほぼVd+△V2一定に保持される。
この△V2はダイオード47と抵抗44により与
えられている。
次に種火が安定して燃焼している状態から、何
らの異常により、時刻t4で失火すると、熱電対7
の熱起電力が低下し、出力電圧Voも低下する。
出力電圧Voが低下すると、出力電圧Vpは、コン
デンサ41の両端の電圧が急には変化しないため
ほぼ出力電圧Voと同じ割合で低下し、設定電圧
Vdより低くなつた時刻t5にコンパレータ49が
反転し、その出力電圧VBはハイレベルよりロー
レベルに変化する。この時の反転動作は抵抗50
の働きで、ハイレベルに反転する時と同様に正帰
還の信号を与えるため安定した動作となり、これ
によつて、トランジスタ53がオフとなる。トラ
ンジスタ53がオフすると、リレー57も給電さ
れなくなつてオフし、その接点58が常閉接点へ
切替り、失火検知動作が完了する。その後、比例
微分回路の出力電圧Vpはオペアンプの出力電圧
Voの低下にかかわらず、設定電圧Vdより時刻△
t2だけ低い電圧に保持される。
以上の説明のごとく炎検知回路30は種火の着
火・失火検知動作をなすもので、熱起電力の比較
的ゆるやかな応答速度(通常10〜15sec)にかか
わらず、わずかな電圧変化(△V1及び△V2)によ
つて検知しうるように構成して数秒程度の極めて
短時間に着火検知、失火検知を行なうものであ
る。
またこの炎検知回路30は、その構成部品が故
障して、運転スイツチ8の投入後すぐトランジス
タ53がオンする状態(またはトランジスタ53
のシヨート故障も同じであるが)においては、リ
レー57は運転スイツチ8投入後、抵抗54を介
して電流が流れるが、抵抗54は比較的大きな抵
抗値が選ばれているため、リレー57は感動する
ことが出来ず、リレー57の接点58,18が共
に、失火検知時と同様の常閉接点側に位置したま
まとなり、生ガス放出等の危険を防止している。
即ち、この炎検知回路30は、この回路のみでフ
エールセーフ性を有しており、後述する回路全体
の構成によるフエールセーフ化により一層確実性
を増している。
次に点火タイマー回路60を説明する。
点火タイマー回路60は、抵抗61,62,6
4,65,66,67、ユニジヤンクシヨントラ
ンジスタ(以下PUTと称す)63、及びコンデ
ンサ111によるタイマー回路と、サイリスタ6
8、コンデンサ69、ダイオード72より成るリ
レー73の駆動回路と、炎検知回路30よりの出
力でサイリスタ68をトリガするトリガ回路とよ
り成つている。
今運転スイツチ8をオンした後、リレー57の
接点58の常閉接点を介してタイマー回路が給電
され、コンデンサ111は徐々に充電される。そ
の充電電圧VAが、抵抗61及び62の接続点の
電圧Vgより若干(0.5V程度)高くなるとPUT6
3が瞬時オンしてコンデンサ111の放電により
サイリスタ68のゲートにトリガ電力を供給して
サイリスタ68をオンさせる。サイリスタ68が
オンするとリレー73がオンして、その接点17
が常閉接点より常開接点に切替るものである。こ
のコンデンサ111の充電電圧VAが電圧Vgより
も高くなるまでの時間即ち点火タイマー時間は30
〜60秒程度に選定されており、パイロツトバーナ
5がこの点火タイマー時間内に着火せず、炎検知
回路30が着火検知をしない時に上述の動作が行
なわれるもので、点火タイマー時間内に種火の着
火検知が行なわれて、コンパレータ49がハイレ
ベルに反転した場合には、抵抗70、コンデンサ
71によりサイリスタ68のゲートにトリガ電力
を与えてサイリスタ68をオンさせる。なおコン
デンサ69はノイズによるサイリスタ68の誤動
作防止用、ダイオード72はサージ吸収用に設け
ている。
次に温度制御回路74は、オーブン庫内の温度
を検知するサーミスタ75、抵抗76,77,7
8,79,80,84,85,86、オーブン温
度設定用の可変抵抗器81、コンパレータ82、
コンデンサ83、トランジスタ87、リレー8
8、ダイオード89より成り、サーミスタ75と
抵抗76の接続点より温度検出電圧を、可変抵抗
器81の摺動端子より温度設定電圧をそれぞれ出
力し、コンパレータ82がこれらの電圧を比較
し、その状態に応じて出力をハイレベル・ローレ
ベルに反転し、トランジスタ87によりリレー8
8を制御する。リレー88はメイン電磁弁3のオ
ン・オフ制御用であり、この動作により、オーブ
ン庫内の温度をほぼ一定に制御するものである。
なお可変抵抗器81は抵抗78に並列接続され
ているのは、可変抵抗器81の抵抗値のバラツキ
による設定温度のバラツキを極力軽減するためで
抵抗78は可変抵抗値およびそのバラツキの許容
値(通常±10〜20%)に対して、それぞれ十分小
さな値のものを選定し高精度、低コスト化を図つ
ている。なお抵抗84はリレー88をオン・オフ
するときの温度に差を設けて、所定のデイフアレ
ンシヤルが得られるように選定されている。
以上炎検知回路30、点火タイマー回路60、
温度制御回路74について構成・動作を述べた。
次にこの装置の回路構成において、部品の故障
が発生した場合の状態について説明する。ここで
は、主として危険側と考えられる故障モードにお
ける動作の説明を行なうものとする。
(A) 炎検知回路30の故障 炎検知回路30において、種火が不着火であ
つても、常にトランジスタ53がオンとなる故
障モード(トランジスタのシヨート故障を含
む)のとき、運転スイツチ8を投入後すぐ、リ
レー57は抵抗54を介して電源が流れるが、
抵抗54が比較的大きな値に選ばれているた
め、感動することができない。(正常時は、コ
ンデンサ55の放電電流により感動する。) 従つて、リレー57の接点18及び58は共
に常閉接点側で維持させる。ところで、この故
障モードは、通常コンパレータ49の出力電圧
Bが直流電圧VCCの上昇に応じて、やや遅い
速度でハイレベルとなる。このためコンデンサ
71の働きにより点火タイマー回路60のサイ
リスタ68をオンさせることが出来ないため、
結局運転スイツチ8投入後、点火動作を行なう
が、種火の着火・不着火にかかわらずリレー5
7がオンしないため第2図aの状態より点火タ
イマー時間経過後、種火に着火しない場合の状
態即ち、第2図cとなつて、ガス燃焼運転に移
行せず安全側となる。
なお運転スイツチ8をオフした後比較的早い
時刻(例えば2秒程度)に再びオンする場合に
は、サイリスタ68がオンすることがあるが、
この場合はリレー73の接点17がすぐ常開接
点に切替るため点火動作が行なわれないまま、
第2図cに移行してしまい、前述の場合と同様
安全が保たれる。
(B) 点火タイマー回路60の故障 点火タイマー回路60の故障モードは、(i)運
転スイツチと同時にリレー73をオンさせる場
合、(ii)炎検知回路30の出力で、リレー73を
オンさせることが出来ない場合、(iii)点火タイマ
ー時間が無限大となる場合があるが、(i)の場合
は、運転スイツチ8投入後すぐ第2図cの状態
となる。(ii)の場合は第2図aの状態から、第2
図dに示すように着火検知によりリレー57の
接点18が常開接点となるが、リレー73の接
点17が常閉接点のままであるため、点火器1
1は連続放電動作をしているが、パイロツト電
磁弁2がオフとなるため種火は失火してしま
い、再び第2図aの状態となる。このためパイ
ロツト電磁弁2がオンして、パイロツトバーナ
5よりガスが放出されて点火され種火に着火さ
れ、上記の動作をくり返すことになる。しかし
ながら点火タイマー時間を経過するとリレー7
3がオンして、接点17が常開接点に切替るた
め、ほとんどの場合、第2図cの状態となり安
全な状態で動作終了となる。
なおたまたま着火検知と点火タイマー終了が
一致すれば、第2図bとなり、正常な場合と同
様の安定な燃焼動作となるが、炎検知回路30
は万一の種火の失火に対して正常に動作する限
り、機器の安全性は全くそこなわれることはな
い。
(C) リレー73の接点17が常開接点を溶着した
故障 この場合は、運転スイツチ8投入後、第2図
cの状態となるため、点火動作は全く行なわれ
ず、また生ガス放出も発生しない。
(D) リレー57の接点18及び58が常開接点で
溶着した故障 この場合は、運転スイツチ8投入後、第2図
dの状態となり、種火に着火することはなく、
また点火タイマー回路60は抵抗67を介して
電力の供給を受けられないため、点火タイマー
時間は無限大となつて、結局、いつまでも点火
器11が働くだけであり、安全性が保たれる。
なおこの故障モードにおいては、リレー73の
接点17が常開接点に切替らないことにより安全
性を保つているが、万一サイリスタ68が誤動作
して、リレー73がオンすることを防ぐため、こ
のリレー57の接点18及び58の接点通電電流
の許容値が十分大きいものを用いて、前状のリレ
ー73の接点17の溶着の起る確率に対して、こ
の接点18,58の溶着の起る確率を極めて小さ
くすることにより、この故障モードの起ることを
防止することがより安全性が高いものとなる。
なおこの場合、リレー57の接点18及び58
の接点通電電流の許容値が極めて大きいものを用
いて、ここに述べた故障モードを事実上回避でき
る場合にあつては、点火タイマー回路60におい
て、接点58の常閉接点より抵抗67を介して直
流電圧VDCより電力の供給を受ける構成を変更
し、直流電圧VCCに抵抗61および66の一端を
接続して動作するように構成して、点火タイマー
時間の精度を向上させることが可能となる。
以上第1図a,bに示す構成における部品の故
障に対する安全性(フエールセーフ)について説
明したが、いづれの故障モードに対しても、常に
運転スイツチ8の投入時に、部品の故障をチエツ
クし、その時点で故障を検知して、機器が危険な
動作に陥いらないようになすもので、この方法は
いわゆる起動チエツク方式によるフエールセーフ
性を確保するもので運転開始時に部品に対する信
頼度を常に100%に回復させるすぐれた方法であ
る。
次に点火タイマー回路60の他の実施例を第4
図に示す。この実施例は、前述の故障モードの(D)
項で説明した点火タイマー回路60の電源として
直流電圧VCCを用いる場合である。図において、
91,92,94,96,99,101,10
3,104は抵抗、93,100,102はダイ
オード、95,97、はコンデンサ、98はコン
パレータ、105はトランジスタである。
この構成において、直流電圧VCCが発生した
後、コンデンサ95は抵抗94を介して充電さ
れ、その充電電圧が抵抗91,92の接続点で与
えられる電圧よりも高くなるとコンパレータ98
の出力がローレベルよりハイレベルとなつて、ト
ランジスタ105をオンさせて、リレー73をオ
ンさせる。この間の時間が点火タイマー時間とな
る。このときコンパレータ98の出力がハイレベ
ルとなると、抵抗99ダイオード100により十
分大きな正帰還信号を与えて、コンパレータ98
の状態は、出力がハイレベルで完全に安定する。
また上述の点火タイマー時間以前に炎検知回路
30が着火検知すると、コンパレータ49の出力
電圧VBがローレベルよりハイレベルとなるため
抵抗101、ダイオード102により、コンデン
サ95の充電電圧の値にかかわらずコンパレータ
98が反転し、トランジスタ105をオンさせ
る。これにより一旦コンパレータ98の出力がロ
ーレベルよりハイレベルとなると、前述と同様抵
抗99及びダイオード100の働きにより、種火
の失火によりコンパレータ49の出力電圧VB
ローレベルとなつてもコンパレータ98の出力は
ハイレベルのままであり、リレー73はオン状態
を経続し、第1図a,bの実施例と同様の動作と
なる。
なおダイオード93は、運転スイツチ8をオフ
した時、コンデンサ95を放電して、再び運転ス
イツチ8を投入した時、正確な点火タイマー時間
を得るようになすためのものである。またコンデ
ンサ97はノイズによるコンパレータ98の誤動
作防止用である。
次に温度制御回路74の他の実施例を第5図に
示す。図の実施例は、温度制御回路74を構成す
るコンパレータ82等の電源を、リレー57の接
点58の常閉接点を介して得るようになしたもの
であり、106は抵抗、107はゼナーダイオー
ドであり、ゼナダイオード107の両端に安定し
た直流電圧を発生し、コンパレータ82等に印加
するものである。なお抵抗108,109,11
0はそれぞれ抵抗であり、前述の第1図の実施例
における正帰還用の抵抗84の替りに、抵抗10
9,110を用いて、所定のデイフアレンシヤル
を得るようにしている。
この構成による動作は第1図の場合とほとんど
同一であり、直流電源回路23の電源容量を軽減
したい時など適宜選択して使用しうるものであ
る。
以上本発明のガス燃焼制御装置を添付図面に基
づいて説明したが、以下に述べる構成も可能であ
る。
(イ) 点火タイマー回路60において、点火タイマ
ー時間を与える回路の電源として、ダイオード
ブリツジ19と並列に電源トランスを接続し、
これを用いて直流電源を構成することにより、
リレー57の接点18及び58の溶着に対する
安全性をより一層向上させることが出来る。
(ロ) 調理タイマーの接点20を第1図のようにメ
イン電磁弁3と直列に接続する以外に、温度制
御回路74のリレー88と直列に接続し、調理
運転中以外はリレー88をオフさせて、直流電
源回路23の直流電圧VDCの供給電力を軽減し
て、電力節減、トランス24の温度上昇の軽減
などを図ることが出来る。
(ハ) 実施例では、点火器11等を動作させる交流
電源と、炎検知回路30等を動作させる直流電
源を用いているが、点火器11、パイロツト電
磁弁2、メイン電磁弁3等の入力電源が、低圧
の直流電源、例えば第1図の直流電圧VDCで動
作するものを用いることにより同種の構成で全
て低圧の直流電源で動作するようになすことが
可能である。この場合、リレー88を省略し直
接トランジスタ87で駆動することも可能であ
る。
以上のごとく本発明のガス燃焼安全装置によれ
ば、点火・着火検知等のシーケンスを自動的に行
なえ、しかもパイロツトバーナにおける種火の着
火・失火検知を短時間で行なえ、また回路構成部
品の故障チエツクとして起動チエツク方式を用い
る等極めて信頼性・安全性の高いフエールセーフ
機能を有し、操作性、汎用性の向上と合わせて極
めて優れた効果を発揮しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明によるガス燃焼制御装置の一
実施例を用いたガス回路図、第1図bは同燃焼制
御装置の電気回路図、第2図a〜d、第3図a〜
dは同燃焼制御装置の動作説明図、第4図、第5
図はそれぞれ本発明の他の実施例にかかるガス燃
焼制御装置の電気回路図である。 1……ガスコツク、2……パイロツト電磁弁、
3……メイン電磁弁、4……メインバーナ、5…
…パイロツトバーナ、6……放電電極、7……熱
電対、8……運転スイツチ、9……商用電源、1
1……点火器、17……リレー73の接点、18
……リレー57の第1の接点、20……調理タイ
マーの接点、21……リレー88の接点、23…
…直流電源回路、30……炎検知回路、57……
リレー(第1のリレー)、58……リレー57の
第2の接点、60……点火タイマー回路、73…
…リレー(第2のリレー)、74……温度制御回
路、75……サーミスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 燃焼運転の開始・停止を行なう運転スイツチ
    と、バーナの着火・失火を検知する炎検知回路
    と、前記バーナの不着火時、所定時間後に所定の
    出力を発する点火タイマー回路と、前記炎検知回
    路の出力により駆動される第1のリレーと、前記
    点火タイマー回路の出力により駆動されると共に
    前記炎検知の出力にても連動して駆動される第2
    のリレーと、前記第2のリレーの接点を介して動
    作する点火器と、前記第2のリレーの接点及び前
    記第1のリレーの第1の接点を介して動作するガ
    ス電磁弁より成り、前記炎検知回路は、前記運転
    スイツチ投入時に抵抗を介して充電されるコンデ
    ンサと、前記バーナへの着火検知時にオンして前
    記コンデンサよりの放電電流で前記第1のリレー
    を感動させるスイツチング素子と、前記抵抗と並
    列接続され、前記第1のリレーの動作を保持させ
    る前記第1のリレーの第2の接点を具備したこと
    を特徴とするガス燃焼安全装置。 2 炎検知回路は、バーナにおける燃焼炎により
    加熱される熱電対の熱起電力を増幅する増幅回路
    と、前記増幅回路の出力により駆動されて、前記
    熱起電力の上昇及び下降の勾配出力と飽和安定出
    力の相方の出力信号を発する比例微分回路と、前
    記比例微分回路の出力と所定の設定電圧とを比較
    し、その状態に応じて所定の出力を発する電圧比
    較回路とを具備し、前記電圧比較回路の出力によ
    り、第1、第2のリレーを駆動するように構成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のガス燃焼安全装置。 3 点火タイマー回路は、第1のリレーの第2の
    接点と直列に接続されて電力が供給されるように
    構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載のガス燃焼安全装置。
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JPS54110912A (en) * 1978-02-21 1979-08-30 Kobe Steel Ltd Treatment of refining additive

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